JPH01162802A - 改良された留め具装置を有する使い捨ておむつ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は留め具装置を有する使い捨ておむつに関し、よ
り詳細には肌になじみ易く且つ使用時の剥離力及び剪断
応力に耐えることのできるその様な使い捨ておむつの機
械的留め具装置に関する。

発明の背景 使い捨ておむつは幼児及び失禁者により着用されている
よく知られた製品である。使い捨ておむつは下半身の周
りに着けられ、尿及び便を吸収及び封じ込め（ｃｏｎｔ
ａｉｎ）するようにされて、その様な体滲出液がおむつ
着用者に接触する製品（例、衣服、寝床など）を〆りし
、濡らし、或いはその他の７９染から防止するものであ
る。

−数的に、使い捨ておむつは液体透過性の使用者−接触
トップシート及び液体不透過性バックシートの間に包ま
れた吸収性芯よりなる同一の基本構造を有する。従来技
術は勿論基本的トップシート、バックシート及び吸収材
芯配列の各種変態及びそれに付加する要素を教えている
。例えば、使い捨ておむつの性能における改良が着用者
の太腿或いは腰に接触するおむつの部分に沿った弾性手
段を付加することによりおむつが着用された際に弾性化
された足（ｌｅｇ）或いは腰開口部を与えることにより
達成されている。

弾性化された足間口部を有する使い捨ておむつを用いる
場合には、おむつ使用者はおむつを着用者にぴったりさ
せ、且つそれを留め具装置により着用者の腰の周りに固
定させて横側を閉じる。着用者の周りにおむつをぴった
り取付けるためには通常おむつの前部及び後部の腰部分
が相互に重ね合わされることを必要とする。使い捨てお
むつは相互に係合して前部及び後部腰部分においてその
様な横側閉じを与える第一の部材及び第二の部材を有す
る留め具装置か備えられている。着用者の腰及び足の周
りに適度にぴったりと保持されることがおむつから分泌
物の洩れを最少にする最適の性能上重要であるので、留
め具装置は前部及び後部腰部分か重複配置において維持
されるａ効な横側閉じを与えることができなければなら
ない。この様に、第−及び第二の部材はそれらが使用時
に留め具装置にかかる剥離力及び剪断応力により分離し
ないように互いにしっかり係合するように設計されなけ
ればならない。

使い捨ておむつに留め具装置を与える際のもう一つの重
要な設計標準は留め具装置が着用者に快適であることで
ある。使用時に留め具装置は着用者の裸の肌と接触する
ことがある。例えば、留め具装置の部材の一方がおむつ
の外側に配置されているならば、それは使用時に着用者
に接触するように完全に被覆されていないことであり、
或いは腰部分は一般的に着用時に折たたまれ得る高度に
柔軟な領域であるので留め具装置の一部が着用者の皮膚
に曝露されることがあり得る。この様に、留め具装置が
［肌になじみ易い（ｓｋｉｎ　ｒｒｉｃｎｄｌｙ）Ｊ（
即ち、それが鋭い、粗い或いはギザギザした端、要素或
いはとげ（ｐｒｏｎｇ）を含まない）ものであるならば
、留め具装置は着用者の皮膚をすりむいたり或いは炎症
を起こさせたりしない。

使い捨ておむつを着用者の腰の周りに接着させて留める
ために数多くのアイディアか提案されている。例えば、
米国特許第３，８４８．５９４号明細書はＹ−接合と称
される改良された製造者の連結部を有する横側間じを行
うための接着テープ留め異系統を教示している。しかし
ながら、接着テープファスナーは多くの欠点を有し、そ
の一つはそれらが留めテープ上の接着剤と接触する油及
び粉末により容易に汚染されて接着剤が有効な横側間じ
を与える十分な強度を持っておむつに接着しないという
ものである。加えて、接着テープファスナーはおむつが
汚れているかどうかチエツクするため或いはそのぴった
りした具合を調整するためにそれを外す過程に際して引
裂いておむつのバックシートに穴を残し、ファスナーを
再び留めることができないようにして、おむつを使用不
可能にすることがある。この様に、浦及び粉末により容
易に汚染されず、より再び留めることが便利であり且つ
おむつ或いは留め具装置を外した後に使用不可能とさせ
ない留め具装置を提供することが有利である。

接着テープファスナーが再使用可能なおむつに使用する
のに実用的でないので、おむつの本体上に配置されたホ
ック及びループを有する機械的ファスナーを有する再使
用可能なおむつを提供するために数多くのアイディアが
提案されている。例えば米国特許第３，３５９，９８０
号、第４，４０２，６９０号、及び 第３，６１８，６０８号各明細書は全てホック及びルー
プ型のファスナーを有する再使用可能なおむつを教える
ものである。

ホック及びループ型のファスナーは一般的に油及び粉末
により容易に汚染されず、且っ接若留めテープよりも再
び留めるためにより便利である留め具装置を提供するが
、ホック及びループ型のファスナーは一般的に快適でな
く又肌になじまない。

「ホック」部材は着用者の肌を破裂、すりむき或いは炎
症を与え得る鋭い、ギザギザした端或いはギザギザした
部材を有する。これはホック要素が繊維ループを切断す
ることにより形成されたホック及びループ型のファスナ
ーについて真実である。

ホック及び切断操作時に形成された得られた非機能的な
とげ上の両者にギザギザした末端が形成される。この様
に、使用時に見られる剥離力及び剪断応力に耐えること
ができ、且つ着用者の不快さ及び皮膚炎症を最少にする
ように肌のなじみのよいために着用者に快適である機械
的ファスナーを提供することは有利である。

従って、本発明の目的は改良された留め具装置を有する
使い捨ておむつを提供することである。

更に、本発明の目的は、着用時におむつを腰及び弾性化
された足間口部においてぴったりと維持する留め具装置
をａする使い捨ておむつを提供することである。

更に、本発明の目的は浦及び粉末により容易に１９染さ
れず、再び留めることのできる留め具装置を有する使い
捨ておむつを提供することである。

本発明のもう一つの目的は着用者に快適さを与え、及び
使用者に取扱いの容易さを与える留め具装置を有する使
い捨ておむつを提供することである。

史に本発明の目的は肌になじみか良く、且つ使用時に見
られる剥離力及び剪断応力に耐えることのできる機械的
留め具装置を有する使い捨ておむつを提供することであ
る。

本発明のこれら及びその他の目的は以下の説明及び付属
図面を参照することにより更に明らかとなるであろう。

発明の概要 本発明に従えば、弾性化された足間口部を有する使い捨
ておむつが吸収材芯が液体透過性トップシート及び液体
不透過性バックシートの間に包まれるように製造される
。

弾性化された使い捨ておむつが着用者の腰の周りに置か
れた際におむつの腰部分は重ね合わされるようにされる
。本発明の使い捨ておむつは腰部分の重ね合わせ部分を
相互に固定し、それらを使用時に互いに接触状態に維持
する留め具装置が具備されている。この留め具装置はそ
の留め具装置がおむつが着用された際に見られる。ＡＩ
ｌ離力及び剪断応力に耐えることかできるので重ね合わ
せ腰部分の分離を防止する。

この留め具装置は多くの形態を取ってよいか、この留め
具装置は好ましくは複数の繊維要素よりなる第一の部材
及び第一の部材の繊維要素と係合可能な第二の部材より
なるのが好ましい。第一の部材はこの様に、他方の重ね
合わされた腰部と接触された際に、第二の部材と機械的
に絡み合わされる一方の腰部上の領域を提供する。第二
の部材は柔軟性のあるベース及びベースの第一表面から
延在する複数の係合要素よりなるのが好ましい。

これらの係合要素はベース上に配置され、使用時に見ら
れる剥離力及び剪断応力に対して必要な耐性を与えるよ
うに製造されるべきである。その様な力に対して耐性を
与え且つ着用者に対する快適さ及び肌のなじみの良さを
維持するためには係合要素の各々は柔軟性且つ弾力的で
あり、ベース上に一端において支持された脚（ｓｔｅｍ
）部及びベースの反対側の脚部の末端に位置した拡大さ
れた頭部よりなる。この頭部は第二の部材が肌になじみ
が良い様にギザギザした末端を与えない平滑な概して凸
状の頂部表面を有する。頭部の下部表面は第一部材の繊
維要素に係合し、且つ剥離力及び剪断応力に対して必要
な耐性を与えるように脚部から頂部表面の周辺まで半径
方向に外方に延在する。

剥離力に対して必要な耐性を与え且つ第一部材の繊維要
素の最大数に係合するために、留め具装置は少なくとも
約２＝１の繊維張り出し比及び少なくとも約５＝１の高
さ比を有する。

発明の詳細な説明 図面を参照すると、幼児に着用されるような使い捨てお
むつに使用されるような本発明の好ましい実施態様が示
されている。萩に使用されている「使い捨ておむつ」と
いう用語は両足の間に引上げられ、着用者の腰の周りに
留められ、更に一回使用された後に廃棄されるようにさ
れた（即ち、洗濯その他の回復或いは再使用を意図され
ていない）通常幼児或いは失楚者により着用される衣類
を指す。

第１図は、本発明の使い捨ておむつ１０のそれがおむつ
使用者によりおむつ着用者にたたまれて置かれる前の部
分的に切取られた斜視図である。

第１図に見られる如く、好ましいおむつ１０は液体透過
性トップシート１２、吸収材芯１４、液体不透過性バッ
クシート１６及び弾性部材１８よりなる。トップシート
１２、吸収材芯１４、バックシート１６及び弾性部材１
８は公知の各種の配置に組立てられてよいが、好ましい
使い捨ておむつの配置は一般的に米国特許第３，８６０
，００３号明細書に記載されており、この特許は本発明
において準用する。

第１図及び第２図はトップシート１２及びバックシート
１６が共に拡張性であり、吸収材芯１４よりも一般的に
大きい長さ及び幅寸法を有するおむつ１０の好ましい実
施態様を示している。トップシート１２はバックシート
１６上に重ね合わされておむつ１０の周辺２０を形成す
る。周辺２０は外部周辺即ちおむつ１０の外部限外を規
定する。

この周辺２０は第一末端２２、第二末端２４、第一縦側
２６、第二縦側２８を有する。

トップシート１２はおむつ製造技術において良く知られ
ている任意の適当な方法によりバックシート１６に固定
されてよい。好ましい実施態様においては、好ましくは
ホットメルト接着剤の複数の縦方向の接着剤バンド３０
がバックシート１６の縦方向の中心線にほぼ平行なバッ
クシート１６の全長に沿って適用されている。これらの
縦方向の接着剤バンド３０はこれら三つの成分が一緒に
なるような点においてトップシート１２をバックシート
１６に固定する役割を果す。トップシート１２、バック
シート１６及び縦方向接着剤バンド３０が一緒になる点
の程度及び位置は縦方向接着剤バンド３０の間の間隔及
びトップシート１２及びバックシート１６が吸収材芯１
４を越えて延びる距離に応じて異なる。縦方向接着剤バ
ンド３０の数及びその間の間隔は周辺２０及び吸収材手
段１４の間の領域においてトップシート１２をバックシ
ート１６にしっかり接合させるのに十分であるべきであ
る。

縦方向接着剤バンド３０として使用するのに適したホッ
トメルト接着剤はイーストマン・ケミカル−プロダクツ
・コンパニー（ＥａｓｔＩＴｌａｎ　Ｃｈｅｍｉｃａｌ
Ｐｒｏｒｌｕｃｔｓ　Ｃｏｍｐａｎｙ）　　（米国テネ
シー州、キンゲスポート）により製造されており、Ｅａ
ｓｔｏｂｏｎｄ　Ａ−３の商標名で市販されている。上
記方法によるトップシート１２をバックシート］６に固
定する方法はトップシート１２をバックシート１６に第
−及び第二の末端２２及び２４に沿って間歇的に固定す
る。吸収材芯１４はそれによりトップシート１２及びバ
ックシート１６の間に包まれる。勿論、トップシート１
２をバックシート１６を固定するために多くのその他の
方法が十分な結果をもって用いられる。例えば、トップ
シート１２は第１図に示されるように直接的でなく、間
接的にバックシート１６に固定されてよい。即ち、トッ
プシート１２をバックシート１６に固定するために中間
部＋４が使用されてよい。

おむつ１０はそれぞれおむつ周辺部２０の第一末端２２
及び第二末端２４からおむつ１０の横中心線３１の方向
におむつの約１１５〜１／３の長さの距離て延在する第
−及び第二の腹部分４２及び４４を有する。これらの腹
部分４２及び４４は着用された際に着用者の腰を取囲む
おむつ１０の部分を合する。股部分４６は第−及び第二
の腹部分４２及び４４の間のおむつ１０の部分てあり、
着用された際に着用者の両足の間に位置し、着用者の下
半身を覆うおむつ１０の部分を有する。

吸収材芯１４は着用者の肌に対して通常圧縮性、適合性
及び非−刺戟性であり且つ液体及びある種の体分泌物を
吸収及び保持することのできる任意の手段でよい。好ま
しい吸収材芯１４はそれぞれ第−及び第二の対向面３２
及び３４を有し、及び吸収材層３６及びそれぞれ第−及
び第二のティシュ−層３８及び４０を有する。これらの
第−及び第二のティシュ−層３８及び４０は吸収材層３
６の主たる表面に重層して吸収材芯１４の第−及び第二
の対向面３２及び３４を形成する。

吸収材層３６は液体を吸収及び封じ込めするようにされ
ており、広範囲の大きさ及び形状（例、直方体、翻刻形
など）により製造され、通常エアフェルトと称される細
断された木材パルプなどの普通に使い捨ておむつに用い
られている各種液体吸収材料から製造される。その他の
液体吸収材料も又約３０〜約５６ｇの重量で第１図及び
第２図に示された好ましい実施態様の製造において使用
され、−船釣に均一な厚さを有する。しかしながら、吸
収材層３６の大きさ、形状、配置及び全吸収能力は幼児
から大人の範囲の着用者に適合するように変えられてよ
い。従って、吸収材層３６の寸法、形状及び配置は変化
されてよい（例えば、吸収材層３６は変化する厚さ或い
は親水性勾配を有してよく、或いは吸収材ゲル化材料を
含有してよい）。

第−及び第二のティシュ−層３８及び４０は吸収材層１
４の引張り強度を改良し、及び吸収材層３６か湿った際
に分裂、塊状或いは球状固化する傾向を減少させること
を意図したものである。第−及び第二のティシュ−層３
８及び４０は又液体の横方向の流れを改良して吸収材層
３６内のより均一なぜｆｋ体分酊を与える。第−及び第
二のティシュ−層３８及び４０を製造するために数多く
の材料及び製造手段が用いられるが、平方メートル当り
約１６ｇ　（３０００平方フィート当り１０ポンド）の
坪量を在し、且つ１３市（０，５インチ）の水差圧にお
いて毎分平方メートル当り約３０立方メートル（毎分平
方フット当り１００立方フイート）の空気透過率を有す
るティシュ−ペーパーのシートを用いて満足できる結果
が得られた。第−及び第二のティシュ−層３８及び４０
は吸収材層３６と完全に重なり合うのが好ましいが、そ
れらは異なった寸法、異なった配置を有して良く、或い
はそれらは全く省略されてもよい。

吸収材層１４はバックシート１６上に重ねられ、おむつ
技術において周知の任意の手段によりそれに固定される
のが好ましい。例えば、吸収材芯１４は接着剤の均一な
連続層、接着剤のパターン化された層、或いは接着剤の
一連の線或いは点によりバックシート１６に固着するこ
とかできる。

第１図及び第２図に図示された好ましい実施態様におい
ては縦り向の接着剤ハンド３０を用いて吸収材芯］４を
バックシート１６に固定している。

バンクシート１６は液体不ｄ過性てあり、吸収材芯１４
により吸収及び封じ込められた液体が使い捨ておむつ１
０の着用者に接触する下着、衣類、寝床、その他の物体
を濡らすことを防止する。好ましくはバックシート１６
は約０．０００５〜約０．００２インチ（約０．０１２
〜約０．０５１ａｍ）厚さのポリエチレンフィルムであ
るが、その他の液体不透過性材料も又使用されてよい。

適当なポリエチレンフィルムをモンサント・ケミカル拳
カンパニー（Ｍｏｎｓａｎｔｏ　Ｃｈｅｍｉｃａｌ　Ｃ
ｏｍｐａｎｙ）により製造されており、フィルム番号８
０２５として市販されている。バックシート１６は好ま
しくはエンボス加工及び／又は艶消し仕上げされてより
布状外観を与える。更に、バックシート１６はなお液体
のバックシート１６中の通過を防止しながら上記の吸収
材芯１４から逃げ出させる通路を有してよい。

好ましい実施態様において、バックシート１６は全おむ
つ周辺２０の周りに少なくとも約０．　５インチ（約１
．３ｃｍ）の最少距離にて吸収材層３６を越えて延在す
る修正された翻刻形状を有する。、縁部分４８はおむつ
１０のおむつ周辺２０と吸収材層３６の末端の部分であ
り、それぞれ股部分４６における第−及び第二の縦方向
の側２６及び２８に隣接した縦方向の縁部分５０を有す
る。

トップシート１２は弾力性があり、柔らかい感触の着用
者の皮膚に非刺戟性であり、おむつ１０の着用者を吸収
材芯１４に接触することを防止する。更に、トップシー
ト１２は液体を容易にその厚さを通して浸透させる液体
透過性である。適当なトップシート１２は広範囲の材料
、例えば天然繊維（例、木材或いは綿繊維）、合成繊維
（例、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン）
或いはこれらの組合わせから製造される。或いは又、ト
ップシート１２は周知の網目状発泡体なとの発泡体或い
は同様に周知の任意の形状のフィルムであってよい。

トップシート１２の製造に用いられる数多くの製造技術
がある。例えば、トップシート〕０は織られた、不織の
、スパンボンデツド、カーデイングされたものなどであ
ってよい。好ましいトップシート１２はカーデイングさ
れたものであり、不織布技術において当業者に周知の手
段により熱的に結合されたものである。好ましくは、ト
ップシート１２は平方メートル当り約１８〜約２５ｇの
重量、機械方向にセンチメートル当り少なくとも約４０
０ｇの最小乾燥引張強度及び交差機械方向にセンチメー
トル当り少なくとも約５５ｇの湿潤引張強度を有する。

弾性部材１８はそれらがおむつ１０を着用者の脚部に対
して引張り且つ保持する傾向を示すように開破方向縁部
分５０に沿っておむつ１０に固定される。即ち着用時に
おむつ１０は弾性化された足間口部を有する。この結果
は、おむつ技術において周知の幾つかの手段の任意のも
のにより達成されるが、特に好ましい弾性を含むおむつ
構成は先に述べた米国特許第３，８６０，００３号明細
書に詳細に説明されている。加えて、弾性足バンドを有
する使い捨ておむつの製造に適した方法及び装置が米国
特許第４，０８１，３０１号明細書に記載されており、
この特許は本発明において苧用する。

米国特許第３，８６０，００３号明細書の教示を第１図
及び第２図に示した好ましい実施態様に関連させると、
弾性部材１８は通常不拘束の配置において弾性部材１８
が縦方向の縁部分５０を有効に収縮或はしわよせ（ｇａ
ｔｈｅｒ）するように弾性的に収縮可能な状態で股部分
４６において開破方向の縁部分５０と操作的に連合して
いることが見られる。

蔵に用いられている用語「操作的に連合している（ｏｐ
ｅｒａｔｉｖｅｌｙ　ａｓｓｏｃｉａｔｅｄ　ｗＨｈ）
Ｊとは一緒に作用する２個以上の構成部品を指す。第１
図及び第２図に示された好ましい実施態様において、弾
性部十、Ｉ’１８は股部分４６における両方向の縦方向
縁部分５０と操作的に連合している。この様に、弾性部
材１８は股部分４６における縦方向の縁部分５０を収縮
或はしわよせさせるように縦方向縁部分５０に固定され
ている。使い捨ておむつ中に弾性部材１８を導入するた
めの適当な方法は上記米国特許第４，０８１，３０１号
明細書に説明されている。

図示される好ましい実施態様において、弾性部材１８は
縦方向縁部分５０内のバックシート１６の一部に固定さ
れている。適当な接着剤は柔軟性があり且つ弾性部材１
８が延伸される際に弾性部材１８はバックシート１６に
保持するのに十分な接着性のものである。満足できる結
果をもって用いられた接着剤はフィントレー・アドヒー
シブズ・コーポレーション（Ｐｉｎｄｌｅｙ　Ａｄｈｅ
ｓｉｖｅｓ　Ｃｏｒｐｏ−ｒａｔｊｏｎ）　　（米国ウ
ィスコンシン州、エルムグローブ）により製造されてお
り、Ｆｉｎｄｌｅｙ　５８１−３３４−Ｏｆの商品名で
市販されているが、弾性部材１８は公知の任意の方法に
よりおむっ１０に固定されてよい。例えば、弾性部材１
８は各種結合パターンを用いておむつに超音波的に接合
或いは熱／圧カシールされてよく、或いは弾性部材１８
は単におむつ１０にのり付けされてよい。

弾性部材１８は少なくとも二つの方法で弾性的に収縮可
能な状態で縦方向の縁部分５０に操作的に連合すること
ができる。例えば、弾性部材１８は延伸され、延伸され
た状態で未収縮及び未延伸縦方向の縁部分５０に固定さ
れてよい。或いは又、縦方向縁部分５０を収縮させ（例
えばひだを付けることにより）、及び次いで未延伸弾性
部材１８を収縮された縦方向縁部分５０に固定してよい
。

適当な弾性部材１８は各種弾性材料例えば天然ゴム、或
いはＫｒａｔｏｌ、エチレンプロピレンージモノマー、
ポリウレタン、弾性発泡体、成形弾性スクリム或いは熱
収縮性材料などから製造される。

加えて、弾性部材１８は数多くの外形を取ってよい。例
えば、弾性部材１８の幅は約０．３８ｍｍ〜約２５ｍｍ
　（０，０１５インチ〜１．０インチ）或いはそれ以上
変化してよく、弾性部材１８は単一の紐の弾性材料或い
は数本の平行或いは非平行の紐の弾性材料よりなってよ
く、或いは弾性材料１８は直線状或いは曲線状であって
よい。

弾性部材１８として良く働くことが判明した一つの材料
は、約０．１８ｍ１の幅、約６，４１の長さ（０，００
フインチ幅及び０．２５インチ長さ）の断面を有し、天
然ゴムから製造された弾性テープである。その様な製品
はイーストハンプトン・ラバー〇スレッド・カンパニー
（ＥａｓｔｈａｍｐｔｏｎＩ？ｕｂｂｅｒ　Ｔｈｒｅａ
ｄ　Ｃｏｍｐａｎｙ）によりＬ−１９００ゴム化合物の
商品名で市販されている。好ましい弾性部材１８はその
緩和された状態から１００％伸長された際に約１００ｇ
の引張り力をもたらすものである。

おむつ１０には第−及び第二の腰部骨４２及び４４をお
むつ１０が着用された際に重ねられた配置で維持する留
め具装置５２が具備される。この様に、おむつ１０は管
用者に付けられ横側閉じが形成される。従って留め具装
置５２は剪断応力に耐えるのみならず、又使用時に腰に
作用する剥離力にも耐えなければならない。

留め具装置５２は多くの代替的外形をとってよいか、使
い捨ておむつ１０に使用するのに適した留め具装置５２
は使用時に剥離力及び剪断応力に耐えることができなけ
ればならない。在で用いられる「剪断応力」とはおむつ
１０の着用時に見られる留め具装置５２の第−及び第二
部材５３及び５４の接触表面に対して接線方向に働く分
布力を指す。この剪断応力は第−及び第二部材５３及び
５４を相互に移動させる。剪断応力は留め具装置５２の
第−及び第二部材５３及び５４を相互に分離及び脱係合
させるように作用する「剥離力」と区別されるべきであ
る。使い捨ておむつは少なくとも三つの方式で剥離力を
受ける。剥離力は着用者の動きによってそれらが第−及
び第二の部材を互いに引離すようにする傾向に従って発
生され、着用者により着用時の留め具装置を外す試みに
おいて（これは幼児は自らおむつを取外して除去するこ
とができないので幼児により着用されている使い捨てお
むつに対する特別の問題である）、及び使用者によりお
むつが１９れたかどうかチエツクするため或いはおむつ
を着用者から取外すことにより発生される。留め具装置
は使用者によってチエツクされ取外されることができな
ければならず、又使用者により発生された剥離力は最初
の二つの方法により発生される剥離力よりもはるかに高
いので留め具装置５２は動き及び着用者により発生され
た方法に関して剥離力に対する耐性（耐剥離性）を有す
るように設計される。従って、耐剥離性は最初の二つの
方法に際して留め具装置の故障を防止するのに十分大き
ければよい。

留め具装置５２は少なくとも約２００．、好ましくは少
なくとも約５００ｇの剥離力に耐えるように設計されな
ければならないことが判明した。

加えて、留め具装置５２は少なくとも約５００ｇより好
ましくは少なくとも約７５０ｇの剪断応力に耐えるよう
に設計されるべきであることも判明した。機械的留め具
装置は典型的には部材のからまり特性により使い捨てお
むつに使用されるそれよりもはるかに高い剪断応力に対
する耐性を有するので、使い捨ておむつ１０上に使用す
るための留め具装置５２に対する鍵強度設計標準は留め
具装置５２の耐剥離性である。留め具装置５２の耐剥離
性及び耐剪断応力性は以下に示す方法に従って容易に決
定される。

第３図に示される如く、留め具装置５２は裏材６６から
突出する複数の繊維要素６２、好ましくはループ６４よ
りなる第一の部材５３及び第一の部材５３の繊維要素６
２と係合可能な第二の部材５４よりなるのが好ましい。

示される如く、第二の部材５４は第一表面７０及び第二
表面７２を有するベース６８及びベース６８の第一表面
７２から延在する複数の係合要素７４よりなるのが好ま
しい。係合要素の各々は一端をベース６８上に支持され
た脚部７６及びベース６８の反対の脚部７６の末端に位
置した拡大頭部７８よりなるように示されている。頭部
７８は第一部材５３の繊維要素６２を偏向させ、及び着
用者の肌が第二部材５４に接触すると肌ざわりの良い表
面を与えるようにされた平滑な概して凸状の頂部表面８
０及び脚部７６から半径方向に外側に頂部表面８０の周
辺８４に延在する下部表面８２を有し、下部表面８２は
繊維要素６２により係合されるようにされている。

第一部材５３は係合要素７４の底部表面８２に係合する
複数の繊維要素６２を与え、第−及び第二腹部分４２及
び４４を重ね合わせた配置で維持する。第一部材５３は
広範囲の材料から製造され、所望の耐２１離性を与える
ように係合要素７４をしつかり係合することの繊維要素
６２、好ましくは第３図に示されるようなループを与え
る。その様な適当な材料としてはナイロン、ポリエステ
ル、ポリプロピレン、或いは任意のこれらの材料の組合
わせが挙げられる。適当な第一部材５３はミネソタ・マ
イニング・アンド・マニファクチュアリング◆カンパニ
ー　−（Ｍｊｎｎｅｓｏｔａ　Ｍｉｎｉｎｇ　ａｎｄ　
Ｍａｎｕ−ｆａｃｔｕｒｉｎｇ　Ｃｏｍｐａｎｙ）　（
米国ミネソタ州、セントポール）から市販されているｒ
　ＳｃｏｔｃｈｍａｔｅＪ商標ナイロン織物ループＮｏ
、５Ｊ３４０１と称される市販の材料などの織物裏地か
ら突出する数多くの繊維ループよりなる。好ましい第一
部材はギルフォード・ミルズ（Ｇｕｉｌｌ’ｏｒｄ　Ｍ
ｉｌｌｓ）　　（米国ノースカロライナ州、グリーンス
ポロ）から販売されているｒＧｕｉｌｆ’ｏｒｄ　Ｎｏ
、１６１１０　Ｊと称される市販材料などのナイロンの
裏地から突出する複数のナイロンフィラメントループを
有するトリコットニット織物よりなる。或いは又第一部
材５３は不織布或いはよく知られている任意のその他の
タイプの繊維材料或いはループ材料であってよい。

第一部材５３はそれが第−及び第二腹部分４２及び４４
を重ね合わせる位置に維持するように第二部材５４と係
合する限りおむつ１０の上の任意の場所に配置されてよ
い。例えば、第一部材５３は第二腹部分４４の外側表面
、第−腹部分４２の内側表面、留めテープの留め表面上
、或いは第二部材５４に係合するように配置されたおむ
つ１０の任意のその他の部分に配置されてよい。加えて
、第一部材５３はおむつ１０に固定された一体的な、個
々別々の要素であっても、或いはおむつ１０の要素例え
ばトップシート１２或いはバックシート１４と分割もさ
れず或いは不連続でもない統一的な単一材料片のいづれ
でもよい。第一部材５３は各種火きさ及び形状をとり得
るが、それは好ましくは着用者の腰に最大の適合調整を
可能にするように第二の腹部分４４の外部表面を横切っ
て配置される１個以上の一体化材料のパッチよりなるの
か好ましい。第２図に図示された使い捨ておむつ１０の
好ましい実施態様は第二腹部分４４の外部表面に固着さ
れた長尺の長方形の一体化第一部材５３を何する。

第二部材５４はおむつ１０の肌になじみのよい、しっか
りした横側閉じを与えるように第一部材５３の繊維要素
６２に係合することを目的とするものである。第３図及
び第４図は本発明の第二部材５４の好ましい実施態様を
示す。第二部材５４は第一表面７０及び第二表面７２及
びベース６８の第一表面から延在する複数の係合要素７
４を有する。係合要素７４の各々はベース６８の第一表
面７０から突出する脚部７６及びベース６８の反対側の
脚部７６の末端に位置した拡大頭部７８を有する。

ベース６８はその上に或いはその中に複数の係合要素７
４か包埋、結合、折込み或いは融着されている強い裏地
を提供することを目的とするものである。ベース６８は
裏地或いは機械的ファスナーに通常使用される各種材料
から製造されてよいが、ベース６８は好ましくは留め具
装置５２により高い剥離耐性を与えるように概して柔軟
性のある材料よりなる。ベース６８に適した裏地材料と
してはナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、或い
はげ意の等両材料或いはこれらの材料のブレンドが挙げ
られる。ベース６８は又良く知られた数多くの製造技術
を用いて製造されてもよい。例えばベース６８は編まれ
るか或いは射出或いは押出技術を用いて成形されてよい
。本発明の第二部材５４の好ましい実施態様は第二表面
７２が留めテープ５５の留め表面６０に接着剤などの任
意の適当な手段により同前されている織られたナイロン
ベース６８を有する。

第３図及び第６図に示される如く、複数の係合要素７４
がベース６８の第一表面７０から延在する。第一表面７
０上に配置された係合要素７４の密度が増大するにつれ
て留め具装置５２の剥離力に対する耐性も又増大するこ
とが判明した。より高い密度が一般的に好ましいが、し
かし係合要素７４は極めて近接して配置されているのて
繊維要素６２が頭部７８の頂部表面の周りを通過して下
部表面８２に至ることは困難である。好ましい第二部材
５４は平方インチ当り少なくとも約１００個の係合要素
、より好ましくは平方インチ当り少なくとも約１８０個
の係合要素の密度を有する。

第４図を参照すると、好ましい係合要素７４は脚部７６
及び頂部表面８０及び底部表面８２を有する拡大頭部７
８よりなるように示されている。

この係合要素７４はベースに対して好ましくは脚部７６
とベース６８の間に約３０°〜約９０’。

より好ましくは約４５°〜約７５°の角度ｒＡＪで配置
されている。係合要素７４がその様な角度で配置されて
いる場合に、留め具装置５２の剥離強度が増大すること
が見出された。その様な角度で配置された場合には、係
合要素７４はより多くの繊維要素６２が頂部表面８０の
周りを底部表面８２の方向に偏向され、及び底部表面８
２がより多くの繊維要素６２に隣接するように配向され
て係合される繊維要素６２の潜在的数を増大させるので
より大きい剥離耐性を与える傾向を示すものと思われる
。全ての係合要素７４は同一平面において一つの角度で
配置されてよいが、係合要素７４は繊維要素６２を全て
の方向により有効に係合させるように第３図及び第６図
に示されるようにランダムな面に配置するのが好ましい
。

第二部材５４の好ましい実施態様を第６図に示す。特に
、第６図は通常のホック型ファスナーと比べて特に肌の
なじみがよい様に示すものである。

第５図はよく知られている通常のホック型のファスナー
要素を示す。見られる如く、ホック部材はフィラメント
ループを２本の要素ホック部材及び非機能的とげに切断
することにより形成された。

この切断操作はホック部材並びにとげの両方の末端にギ
ザギザした末端を残す。これらが着用者に突き刺った。

ここで用いられる「概して凸状」という用語は表面の大
部分についてベース６８の第一表面７０から外方に突出
するアーチ型の表面を意味する。この様に、それらが小
さい表面変化、凹み、スロット或いは凹面を有するので
完全に凸面ではない頂部表面８０を有するヘッド７８（
例えば、スクリューの頭部の形状）は本発明の概して凸
状の頂部表面８０という用語の範囲内に含まれる。平滑
な概して凸状の頂部表面８０は繊維要素６２を頂部表面
８０の周辺８４の周りを廻って底部表面８２の方向によ
り容易に偏向することのできる表面を与える。本発明の
好ましい実施態様において、頂部表面８０は好ましくは
第３図、第４図及び第６図に示される如く半球型即ちき
のこ状表面である。

頭部７８の各々は又脚部７６の少なくとも２個の半径か
ら半径方向に外方に延在してその上に繊維要素６２が係
合されるような表面を与える底部表面８２も有する。こ
の様に、底部表面８２は第一部材５３の１以上の繊維要
素６２に係合し、使用者により第−及び第二部材５３及
び５４を分離するために十分な剥離力がかけられるまで
繊維要素６２を第二部材５４と係合して保持するように
されている。底部表面８２は脚部７６の二つの半径に沿
ってのみ設けられればよいが、底部表面８２は好ましく
は脚部７６の全周辺の周りに脚部７６の各半径から半径
方向に外方に延在し、繊維要素６２を全ての方向に係合
させるのに有効な係合要素７４を与えるのがよい。留め
具装置５２の耐剥離性は底部表面８２が全脚部７６の周
りに配置されると、より多くの繊維要素６２が各頭部７
８により係合されるので増大することが判明した。底部
表面８２は平面状或いは曲線状の表面などの任意の形状
を有してよい。最大数の繊維要素６２と係合するための
より大きな表面積を与えるためには、曲線状の凸状底部
表面８２が好ましい。

第４図に示される如く、頭部７８には底部表面８２が脚
部７６を越えて延在する半径方向の距離を規定する張出
し“Ｚ′も又設けられている。張出しの幅は所望の剥離
耐性を有する留め具装置５２を提供する際に特に重要で
あることが判明した。張出しの幅の増大と共に耐剥離性
も又増大することが判明した。繊維要素６２の直径に対
する張出しの幅がどの位多くの繊維要素６２或いはルー
プ６４が各頭部７８により係合されるかを決定するもの
と思われる。即ち、繊維要素６２の直径に対する張出し
の幅の比が留め具装置５２に十分な耐剥離性が存在する
かどうかを決定する際に特に重要である。繊維要素６２
の直径に対する張出しの幅の比、繊維張出し比は所望の
耐剥離性を有する留め具装置５２を与えるために好まし
くは少なくとも約２＝１、より好ましくは少なくとも約
３＝１である。本出願において説明される比は各部材か
らとられた代表的試料を用いて第−及び第二部材５３及
び５４の要素の寸法に対する平均値を用いて計算された
ものであることが了解されるべきである。

脚部７６の直径に対する張出しの幅も又剥離耐性の量を
決定する上における一つの考慮事項である。脚部７６の
直径に対する張出しの幅の比率、脚部張出し比は少なく
とも約０．１：１、より好ましくは約０．４：１である
べきである。

繊維要素６２の直径に対する係合要素７４の利用可能な
高さも又所望剥離耐性を有する留め具装置５２を与える
ための重要な標準である。第４図に示される如く、係合
要素７４の高さは頭部７８の底部表面８２の最下位部分
からベース６８までの垂直測定値、文字“Ｈ”で示され
る距離と規定される。繊維要素６２の直径に対して係合
要素７４の高さが増大するにつれて、留め具装置５２の
剥離耐性も又より多くの繊維要素６２がベース６８と底
部表面８２の間に移動して底部表面８２と係合するとい
う事実により増大するものと思われる。即ち、繊維要素
６２の直径に対する係合要素７４の高さの比、高さ比は
少なくとも約５：１、好ましくは約７：１であるべきこ
とが見出された。

係合要素７４は増大した剥離耐性及び増大した肌のなじ
みの良さを有する留め具装置５２を与えるためには柔軟
性及び弾性的であるのが好ましい。

適合な係合要素７４は広範囲の材料例えばナイロン、ポ
リプロピレン、ポリエステル或いは任意のそれらの組合
わせから製造される。特に好ましい係合要素７４はポリ
プロピレン製である。多くの製造技術を用いて保合要素
７４が製造される。例えば係合要素７４は成形即ち熱形
成されてよい。

好ましい係合要素７４は脚部７６の末端を熱源に曝露す
ることにより熱形成され、その際頭部７８は脚部７６が
溶融して半球状の頭部７８を形成して形成される。その
様な熱形成方法の一例は米国特許節３，１３８．８４１
号明細書に開示されている。

本発明の係合要素７４の一実施態様例は約０．４７ミリ
メードルの高さ及び０．２５ミリメートルの直径を有す
る脚部７６を有するきのこ状構造よりなる。各係合要素
７４の全高さは約０．６８ミリメートルであり、ベース
６８のより上の頭部７８の平均高さ“Ｈ”は約０．３７
ミリメードルである。頭部のベースにわたって測定され
た頭部７８の直径は頭部７８が各半径に沿って約０．０
７ミリメードルの張出し幅を有するように約０，３９ミ
リメートルである。従って、第一部材５３の好ましい繊
維要素６２は０．０２７ミリメードルの直径を有するの
で、この留め具装置５２は約２．６：１の繊維張出し比
、約１３．７：１の高さ比及び約０．２８：１の脚部張
出し比をＨする。

本発明の係合要素７４のもう一つの具体例は底部表面が
二つの半径から半径方向に外方に延在する構造よりなる
。脚部７６は約０．２５ｍｍの直径を有する。各係合要
素７４の全高さは約０．８４關であり及びベース６８よ
り上の頭部７８の平均高さ“Ｈ″は約０．５０＋ｎｍで
ある。頭部のベースにわたって測定された頭部７８の直
径は頭部が各半径に沿って約０．１９ｍｍの張出し幅を
有するように約０．６３ｍｍである。従って、第一部材
５３の好ましい繊維要素６２は０．０２７ミリメードル
の直径を有するので、この留め具装置５２は約７：１の
繊維張出し比、約１８＝１の高さ比及び約０．７３：１
の脚部張出し比を有する。

第二部材５４は使い捨ておむつ１０上に横側閉じを達成
するための任意の良く知られた例えば細片或いはバッチ
状材料であってよい。第１図及び第２図に示される如く
、第二部材５４は好ましくは留めテープ５５上に配置さ
れる。留めテープ５５は任意の良く知られた外形及び構
成のものが用いられてよい。好ましい留めテープ５５は
米国特許節３．８４８，５９４号明細書に詳細に説明さ
れたＹ−形状テープであり、この特許は本発明において
準用する。或いは又好ましい留めテープは同時係属中の
米国特許出願５ｅｒｉａｌ　Ｎｏ。

８２１．１００明細書及び米国特許出願５ｅｒｉａｌＮ
ｏ、８４２，３２６明細書に詳細に記載されており、こ
れらの出願は本発明において準用する。第１図に示され
る如く留めテープ５５はおむつ１０の第−及び第二の縦
方向側の両方２６及び２８にそれぞれ設けられている。

第２図に図示される好ましい留めテープ５５は製造者末
端５６及び留め表面６０を有する使用者末端５８を有す
る。製造者末端５６はおむつ１０の使用者がおむつｌＯ
に固定する留めテープ５５の末端であるのに対し、使用
者末端５８は使用者がおむつ１０を着用者に着ける際に
、第一部材５３に固定する留めテープ５５の末端である
。製造者末端５６は第一の腹部分４２に固定され、及び
おむつ１０を着用者の腰の周りに着けた後、使用者末端
５８の留め表面６０を好ましくは第二腰部分４４上に位
置した第一部材５３に固定しておむつ１０を着用者の腰
に巻付けて横側閉じを行う。

係合要素７４は使用者末端５８の留め表面６０から係合
要素７４が第一部材の繊維要素６２に接触するように延
在する。留め具装置５２と着用者の肌の間の如何なる可
能性のある接触を最小にする留めテープ５５の留め表面
６０の好ましい外形は上記米国特許出願５ｅｒｉａｌ　
Ｎｏ、８２１　、　１００明細書に記載されている。

使用時におむつ１０は着用者の背中の下に第−腹部分４
２を位置し、及び第二の腹部分４４が着用者の前を横切
って位置するようにおむつ１０の残りを着用者の足の間
にひくことにより着用者に付けられる。留めテープ５５
の使用者末端５８を次いで留めテープ５５の留め表面６
０上に配置されている第二部材５４が第一部材５３と係
合して横側閉じを形成するように第二腰部骨４４の外側
表面上の第一部材５３に固着する。

留め具装置５２の耐剪断応力性は剪断応力を誘発する力
に耐えて第一部材５３及び第二部材５４が使用時に外れ
ることを防止する留め具装置５２の能力の一つの目安で
ある。留め具装置５２の剪断耐性は第−及び第二部材５
３及び５４の間に１．７ｇ／ｃ−の接触圧力にて最初に
動きを開始するのに必要とされる力を測る任意の方法を
用いて決定される。適当な方法はより詳細に上記米国特
許出願８４２，３２６号明細書に記載されている。

留め具装置５２の耐剥離性は剥離力に耐えて第−及び第
二腹部分４２及び４４が離れること或いは第一部材５３
が第二部材とそれらが接触している時に分離させること
を防止する留め具装置５２の能力の一つの目安である。

留め具装置５２の剥離耐性は約４．５ポンドの接触圧力
にて第一部材から第二部材を剥離するのに必要とする力
を測定する任意の方法を用いて決定される。留め具装置
５２の耐剥離性を測定する下記の方法を用いて良好な結
果が得られた。第一の試料は第一部材５３から調製し、
及び第二の試料は第二部材５４から調製した。これらの
試料の各々は交差機械方向に１インチ及び必要な試験を
行うために機械方向に十分な長さであるべきである。

第一試料を繊維要素６２をパネルから離して向けて１３
５°の試験ジグに固定する。第二試料を前工程で調製し
た第一試料上に置く。第二試料を第二試料の長い寸法を
第一試料の長い寸法に平行にして第一試料の中心に置く
。おむつ１０が着けられる場合の条件にシミュレートす
るために４．５ボンドの機械的に操作されたローラーの
各方向に一回第二試料を直ちにその長さにわたってロー
ルがけする。次いで係合試料に１３５６の角度に沿って
剥離力をかけ、四つの最も高いピーク力値の平均を用い
て第一試料を第二試料から剥離するのに必要とする力、
留め具装置５２の耐剥離性を求める。剥離力は試験技術
において当業者に公知の技術或いは装置を用いてかけて
測定してよい。しかしながら、留め具装置５２の耐剥離
性はインストロン・コーポレーション（Ｉｎｓｔｒｏｎ
Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）　（米国マサチューセッツ州
、カントン）により１ｎｓｔｒｏｎ　１１０１−ＴＭ、
　　１１０２−ＴＭＳ、１１２２及び１１３０の商標名
で市販されているタイプの引張試験器を用いて容易に測
定されることが見出された。

本発明の特別の実施態様について説明を行ったが、本発
明の趣旨及び範囲から離れることなく、各種変更及び修
正がなされ得ることは当業者に明らかであろう。従って
、本発明の特許請求の範囲にはその様な全ての変更及び
修正が本発明の範囲内のものとして含まれる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の改良された留め具装置を含む弾力化使
い捨ておむつの部分的に切除された斜視図である。 第２図は着用著に置かれた際にそれがとる配置における
第１図の使い捨ておむつを示す部分的に切除された斜視
図である。 第３図は本発明の第−及び第二部材を示す拡大された部
分断面図である。 第４図は本発明の係合要素の拡大断面図である。 第５図は留め具装置として用いられた従来技術のホック
型ファスナー要素を含む繊維の形状の約３５倍の拡大斜
視図写真である。 第６図は本発明の第二部材を含む繊維の形状の約３５倍
の拡大斜視図写真である。 出願人代理人　　佐　　藤　　−雄 図面の浄書（内容に変更なし） Ｆ’ｉ４　Ｊ ）゛善６ 手続補正書（方式） ％式％ ２、発明の名称 改良された留め具装置を有する使い捨ておむつ３、補正
をする者 事件との関係　　特許出願人 ザ、ブロクター、エンド、ギャンブル、カンノくニー ４、代　理　人（郵便番号１００） 昭和６３年３月３１日 （発送臼　昭和６３年４月２６日） ６、補正の対象

Claims (20)

【特許請求の範囲】
1. １．　液体透過性トップシート、 該トップシートに固定された液体不透過性バックシート
   、 該トップシートと該バックシートの間に包まれた液体を
   吸収するための吸収材芯、 使い捨ておむつの各縦側に隣接した縦方向縁部分、 該縦方向縁部分の各々に操作的に連合した弾性部材、 使い捨ておむつの一方の末端における第一の腰部分、 使い捨ておむつの反対側末端における第二の腰部分、及
   び 該第一の腰部分及び該第二の腰部分を使用時に重複配置
   にて維持するための留め具装置であって、該留め具装置
   が、 複数の繊維要素よりなる第一の部材、及び 該第一の部材の該繊維要素と係合可能な第二の部材より
   なり、該第二の部材が、 ａ）　第一の表面及び第二の表面を有するベース、及び ｂ）　該ベースの該第一表面から延在する複数の係合要
   素よりなり、該係合要素の各々が、ｉ）　該ベース上に
   その末端において支持されている脚部、及び ｉｉ）　該ベースの反対側の該脚部の末端に位置した拡
   大頭部よりなり、該頭部は平滑な、概して凸状頂部表面
   及び該脚部から該脚部の少なくとも二つの半径に沿って
   該頂部表面の周辺に半径方向に外方に延在する底部表面
   を有し、該底部表面が該繊維要素の少なくとも一つによ
   り係合されるようにされており、 該留め具装置の繊維張出し比が少なくとも約２：１であ
   り、及び高さ比が少なくとも約５：１であることを特徴
   とする使い捨ておむつ。
2. ２．　該頭部の該底部表面が該脚部の各半径に沿って半
   径方向に外方に延在する特許請求の範囲第１項記載の使
   い捨ておむつ。
3. ３．　該底部表面が平面状である特許請求の範囲第２項
   記載の使い捨ておむつ。
4. ４．　該底部表面が曲線状である特許請求の範囲第２項
   記載の使い捨ておむつ。
5. ５．　該頭部の該頂部表面が半球状である特許請求の範
   囲第１項記載の使い捨ておむつ。
6. ６．　該係合要素がポリプロピレンよりなる特許請求の
   範囲第１項記載の使い捨ておむつ。
7. ７．　該留め具装置が約０．１：１の脚部張出し比を有
   する特許請求の範囲第１項記載の使い捨ておむつ。
8. ８．　該係合要素が該ベースに対して約３０°〜約９０
   °の角度で配置されている特許請求の範囲第１項記載の
   使い捨ておむつ。
9. ９．　該係合要素が該ベースに対して約４５°〜約７５
   °の角度で配置されている特許請求の範囲第８項記載の
   使い捨ておむつ。
10. １０．　該係合要素が平方インチ当り少なくとも約１０
    ０個の係合要素の密度で該ベース上に配置されている特
    許請求の範囲第１項記載の使い捨ておむつ。
11. １１．　該留め具装置が更に該第一の腰部上のおむつの
    各縦側上に固着された該留めテープの各々が製造者の末
    端及び使用者の末端を有し、及び該第二の部材が各該留
    めテープの該使用者の末端に位置している特許請求の範
    囲第１項記載の使い捨ておむつ。
12. １２．　該第一の部材が該第二の腰部の外側に固着され
    及び該第二の部材が該第一の腰部の各側の内部に固着さ
    れている特許請求の範囲第１項記載の使い捨ておむつ。
13. １３．　液体透過性トップシート、 該トップシートに固定された液体不透過性バックシート
    、 該トップシートと該バックシートの間に包まれた液体を
    吸収するための吸収材芯、 使い捨ておむつの各縦側に隣接した縦方向縁部分、 該縦方向縁部分の各々に操作的に連合した弾性部材、 使い捨ておむつの一方の末端における第一の腰部分、 使い捨ておむつの反対側末端における第二の腰部分、及
    び 該第一の腰部分及び該第二の腰部分を使用時に重複配置
    にて維持するための留め具装置であって、該留め具装置
    が、 該第二の腰部分の外側に位置した複数の繊維要素よりな
    る第一の部材、 製造者の末端及び使用者の末端を有し、該第一の腰部分
    の各縦方向の縁に固定された留めテープ、及び 該第一部材の該繊維要素と係合可能であり、該留めテー
    プの該使用者の末端上に位置した第二の部材よりなり、
    該第二の部材が ａ）　第一の表面及び第二の表面を有する柔軟性のある
    ベース、及び、 ｂ）　該ベースの該第一表面から約３０°〜約９０°の
    角度で延在している複数の係合要素よりなり、該係合要
    素の各々が、 ｉ）　該ベース上にその一端を支持されている脚部、及
    び ｉｉ）　該ベース層の反対側の該脚部の末端に位置した
    拡大頭部よりなり、該頭部が平滑な概して半球状の頂部
    表面、及び該脚部の各半径から半径方向に外方に該頂部
    表面の周辺まで延在する底部表面よりなり、該底部表面
    が該繊維要素の少なくとも一つにより係合されるように
    されており、該留め具装置の繊維張り出し比が少なくと
    も約２：１であり、及び高さ比が少なくとも約５：１で
    あることを特徴とする使い捨ておむつ。
14. １４．　該繊維張り出し比が少なくとも約３：１である
    特許請求の範囲第１３項記載の使い捨ておむつ。
15. １５．　該高さ比が少なくとも約７：１である特許請求
    の範囲第１４項記載の使い捨ておむつ。
16. １６．　該留め具装置が少なくとも約０．１：１の脚部
    張り出し比を有する特許請求の範囲第１５項記載の使い
    捨ておむつ。
17. １７．　該係合装置が該ベースに対して約 ４５°〜約７５°の角度で配置されている特許請求の範
    囲第１６項記載の使い捨ておむつ。
18. １８．　該係合装置がポリプロピレンである特許請求の
    範囲第１７項記載の使い捨ておむつ。
19. １９．　該留め具装置が少なくとも約２００ｇの剥離力
    に対して耐性を有する特許請求の範囲第１８項記載の使
    い捨ておむつ。
20. ２０．　該係合要素が該ベース上に平方インチ当り少な
    くとも約１００個の係合要素の密度で配置されている特
    許請求の範囲第１９項記載の使い捨ておむつ。