JPH0115641B2 - - Google Patents

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JPH0115641B2
JPH0115641B2 JP14584483A JP14584483A JPH0115641B2 JP H0115641 B2 JPH0115641 B2 JP H0115641B2 JP 14584483 A JP14584483 A JP 14584483A JP 14584483 A JP14584483 A JP 14584483A JP H0115641 B2 JPH0115641 B2 JP H0115641B2
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JP
Japan
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crushed
cushion material
less
water
stone
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JP14584483A
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English (en)
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JPS6037302A (ja
Inventor
Kuniichi Soma
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuda Sekizai Kk
Original Assignee
Fukuda Sekizai Kk
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Publication date
Application filed by Fukuda Sekizai Kk filed Critical Fukuda Sekizai Kk
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Publication of JPH0115641B2 publication Critical patent/JPH0115641B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】
この発明は、テニスコート等の運動場及び歩
道、ジヨギング道等の道路の表面層と基層との間
に設けられる舗装体のクツシヨン材及びその製造
方法に関するものである。 屋外の運動場や道路は天候に左右されることも
あつて種々の表面層が採用されている。テニスコ
ートを例にすればクレーコート、アンツーカーコ
ート、アスフアルトコート、及びオールウエザー
コート等が挙げられる。この中で自然土を表面層
として用いているクレーコートやアンツーカーコ
ートは適度の弾力性があるが、雨が降ると軟弱と
なり使用できるまで時間を要し、逆に夏場晴天が
続くと自然土が非常に硬くなつて弾力性がなくな
る。又、天候にそれ程左右されないアスフアルト
コートやオールウエザーコートは表面層が硬くな
つている。このように表面層が硬く弾力性のない
コートで運動をすると足腰を傷め疲労しやすくな
る。これは、コート自体に弾力性がないためであ
り、長時間運動すると、足腰を傷め、転倒すれば
捻座或いは骨折等の危険が有り、存分にプレーを
行なうことができない。しかもコート自体に適当
な弾力性がなければ自動車や地殻の変動による揺
れ等に弱く耐久性に欠ける等の欠点を有してい
る。 このような欠点を除去するために表面層の下方
にクツシヨン層を設けることが必要であるが従来
技術として例えば特公昭52−6542号公報に開示さ
れているようにプラスチツク、ゴム等よりなる骨
材でクツシヨン層を設けたものがある。しかしな
がら、プラスチツクやゴムは弾力性はあるが、吸
水性がないため雨が降つた後、このクツシヨン層
上方の表面層に貯つた雨水がクツシヨン層を介し
て地中に侵透する効果が期待できないためコート
が使用できるまで、時間を要する。又、廃物のプ
ラスチツク、ゴム等を一定の粒度に砕かなければ
敷設が難かしく、一方、一定の粒度に砕くには廃
物を利用しているとはいつてもコストがかかり、
コート造成のコストアツプとなる。 この発明は上記欠点に基づいてなされたもので
あり、特許請求の範囲に記載した構成とすること
により、吸水性及び保水性を持たせ理想的な湿潤
性を維持させることによつて弾力性に富み、運動
して疲労しない舗装体のクツシヨン材及びその製
造方法を提供することを目的とする。 次に添付図面に基づいて本発明の構成を実施例
により説明する。 第一発明 籾殻に、0.1m/m以下の粒子に粉砕した石粉と
4m/m以下の粒子に粉砕した砕石を適当量の水
分とともに混合して固化させることを特徴とする
舗装体のクツシヨン材 第1図において、クツシヨン材1は籾殻2(現
物又はスライス状のもの)に、0.1m/m以下の粒
子に粉砕した石粉たる玄武岩3と4m/m以下の
粒子に粉砕した砕石たる安山岩4を適当量の水分
とともに混合して固化させたものである。前記玄
武岩3は籾殻2の表面に付着し、籾殻2に適度な
比重を与えるものであり、0.1m/m以下好ましく
は0.074m/m以下の石粉である。前記安山岩4は
このクツシヨン材1の適度の強度と重量を保つも
のであり、4m/m以下好ましくは2.5m/m以下
の砕石である。又、上記3種材料の混合比(容積
比)としては籾殻2に対して玄武岩3を前記籾殻
2と玄武岩3との総量の40%以下、好ましくは20
%混合し混合物となし、この混合物に対して安山
岩を前記混合物と安山岩との総量の90%以下、好
ましくは70%に混合しクツシヨン材1を形成す
る。尚、このクツシヨン材1の3種材料の接着性
を良くするため、マグネシアクリンカー等の接着
剤を添加しても良い。 第二発明 籾殻に、0.1m/m以下の粒子に粉砕した石粉を
容積比で前記籾殻と石粉との総量の40%以下配合
し、適当量の水分とともに混合することにより前
記籾殻の表面に前記石粉を付着させた混合物に、
さらに4m/m以下の粒子に粉砕した砕石を容積
比で前記混合物と前記砕石との総量の90%以下配
合し適当量の水分とともに混合して固化させるこ
とを特徴とする舗装体のクツシヨン材の製造方法 第1工程 籾殻2(現物又はスライス状のもの)に適度な
比重を与えるため、0.1m/m以下、好ましくは
0.074m/m以下の粒子に粉砕した石粉たる玄武岩
3を40%以下配合し、適当量の水分を含ませて、
乾いたらほぐすという作業を繰り返し混合させ、
籾殻2の表面に玄武岩3を付着させ混合物を得
る。尚、玄武岩3の籾殻2に対する混合比(容積
比)は40%以下であるが、好ましくは20%であ
る。又、前記適当量の水分とはコンクリートの水
分を測るスランプ試験としてスランプ=0以下が
望ましい。 第2工程 クツシヨン材1に適度な強度と重量を保たせる
ため、前記混合物に4m/m以下、好ましくは2.5
m/m以下の粒子に粉砕した砕石たる安山岩4を
容積比で90%以下配合し、適当な方法によつて混
合し固化させる。尚安山岩4の混合物に対する混
合比(容積比)は90%以下であるが、好ましくは
70%である。又、この際3種材料の接着性を良く
するため及び籾殻2と安山岩4の粒子間の隙間を
充填するため、セメント、石灰、接着剤としての
マグネシアクリンカーを混入した石粉たる玄武岩
も混合した方が望ましい。この接着剤の量は用途
により異なり、運動場の場合プロクターニードル
にて各強度を設定し、接着剤の量を決定し、歩道
やジヨギング道等の道路の場合一軸圧縮強度、平
板載荷CBR試験による各強度を設定し、接着剤
の量を決定する。 次に第一発明の舗装体のクツシヨン材の作用及
び効果を述べる。 運動場等の舗装体は例えば第2図に示すよう
に、粒調砕石等よりなる基層5上にクツシヨン材
1を敷設し、転圧を行なうことによつてクツシヨ
ン層6が形成され、このクツシヨン層6の上に仕
上げとして表面層7が形成される。この転圧によ
り、籾殻2、玄武岩3及び安山岩4の各粒子が密
となり互いに接着し合う。籾殻2は無機質であり
その性質上吸水性に富みかつ一旦吸水すると籾殻
2内に水分が保たれると言う保水性があり、又転
圧しても籾殻2内に多少空気が残つているため毛
細管現象による透水性にも富んでいる。このた
め、雨が降つても表面層7に貯まつた雨水が直ち
にクツシヨン層6に吸水及び透水されるので、表
面層7が速やかに乾いて待ち時間を短縮できる。
又、この吸水及び透水された雨水が籾殻2内に保
水され理想的な湿潤性が維持されるためクツシヨ
ン層6に弾力性が生じ、舗装体にも弾力性が生
じ、運動者に疲労を感じさせないばかりでなく、
ケガの防止もできる。さらに、表面層7が自然土
で形成されている場合、晴天の日が続くと表面層
7が乾燥して硬くなつたりヒビ割れたりするが、
クツシヨン層6内の籾殻2に保水されている水分
が上昇して表面層7に適当な水分を補給するた
め、上記欠点を防止できる。又、籾殻2は廃材で
あり、粉砕等の加工を必要とせず、そのまま使用
できるためコストが安くできる。 次に第二発明の舗装体のクツシヨン材の製造方
法の作用及び効果を述べる。 先ず、第1工程において籾殻2と石粉たる玄武
岩3を混合しているが、これは籾殻2の表面に玄
武岩3を付着させるためであり、このようにする
と、軽い籾殻2の比重が増し、屋外でのクツシヨ
ン材1の敷設の際風等で籾殻2が飛散することを
防止でき、かつ籾殻2同士の結合を防止しクツシ
ヨン材1内で均一に籾殻2を分散させることがで
きる。 次に第2工程において、籾殻2と玄武岩3との
混合物に砕石たる安山岩を混合しているが、これ
はクツシヨン材1に適度の強度と比重を保たせる
ためであり、これによつてクツシヨン材1を敷設
し、転圧しても籾殻2は完全に潰されることはな
く、籾殻は保水性を保つことができ、又クツシヨ
ン層の強度を増大することができる。さらに、セ
メント、石灰及び接着剤としてのマグネシアクリ
ンカーを混入した石粉たる玄武岩を同時に混合さ
せれば、籾殻2と安山岩4との隙間を充填される
と共に粒子間の接着性が良くなる。このように製
造されたクツシヨン材1を舗装体のクツシヨン層
6として使用するがこのクツシヨン材1自体の効
果は前記第一発明の効果と同じであるので省略す
る。 次に本発明のクツシヨン材の吸水、保水性試験
の実験データを表1に示す。表1はクツシヨン材
1を10m/m径A、20m/m径B、40m/m径Cに
した乾燥材を10分間水に侵した後それぞれの重量
を測定し乾燥重量と水浸重量を比較したものであ
る。
【表】 表1に示すように水浸後クツシヨン材の重量は
約25%前後増加している。これは、モルタル等の
場合は10%前後であることと比較すると本発明の
クツシヨン材が透水、保水効果共に大幅に透れて
いることを示し、そのため弾力性にも透れている
ことになる。又、この弾力性試験のため本発明の
クツシヨン材を敷設した部分と通常の路盤の上に
表面層として同一の平板ブロフを敷設し、30人に
歩行してもらい、弾力性を感じられるかの実験を
行なつた。この結果を表2に示す。
【表】 この結果、ただ歩行しただけで弾力性を感じる
人が23人(77%)おることから、この上で走つた
り運動すれば、ほぼ全員が弾力性を感じることが
推察でき、本発明のクツシヨン材が弾力性に優れ
ていることが証明される。 以上本発明の一実施例について詳述したが、前
記石粉及び砕石は玄武岩及び安山岩に限定される
ものではなく他の石等も使用できる。 このように本発明によれば、吸水性及び保水性
を持たせ理想的な湿潤性を維持させることによつ
て弾力性に富み、運動しても疲労しない舗装体の
クツシヨン材及びその製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のクツシヨン材の一実施例を示
す断面図、第2図は運動場の舗装体断面図であ
る。 1…クツシヨン材、2…籾殻、3…玄武岩、4
…安山岩、5…基層、6…クツシヨン層、7…表
面層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 砕石等の基層と透水性の表面層間に設ける舗
    装体のクツシヨン材において、籾殻に、0.1m/m
    以下の粒子に粉砕した石粉と4m/m以下の粒子
    に粉砕した砕石を適当量の水分とともに混合して
    固化させることを特徴とする舗装体のクツシヨン
    材。 2 前記石粉と砕石が玄武岩、安山岩からなるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の舗装
    体のクツシヨン材。 3 砕石等の基層と透水性の表面層間に設ける舗
    装体のクツシヨン材の製造方法において、籾殻
    に、0.1m/m以下の粒子に粉砕した石粉を容積比
    で前記籾殻と石粉との総量の40%以下配合し、適
    当量の水分とともに混合することにより前記籾殻
    の表面に前記石粉を付着させた混合物に、さらに
    4m/m以下の粒子に粉砕した砕石を容積比で前
    記混合物と前記砕石との総量の90%以下配合し適
    当量の水分とともに混合して固化させることを特
    徴とする舗装体のクツシヨン材の製造方法。
JP14584483A 1983-08-09 1983-08-09 舗装体のクツシヨン材及びその製造方法 Granted JPS6037302A (ja)

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JPH11235306A (ja) * 1998-02-23 1999-08-31 Asahi Optical Co Ltd 内視鏡の鉗子栓

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