JPH01150659A - ウエブ切断機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、請求項第１項の前文に対応する形式のロール
切断機に関する。

〔従来の技術〕

上記の公知のロール切断（スリッティング）機では、縦
方向切断により形成された複数のサブウェブについて個
々の巻取ステーションに、それぞれ、専用のマガジンが
併設されている。それらのマガジンには、サブウェブの
幅に対応する複数の巻取チューブ（巻取コア）が含まれ
ている。

〔発明が解決しようとする課題］ 上記従来のロール切断機において、切断プログラムの変
更にともなってサブウェブの幅を変更する場合、全ての
マガジンを空にして再装備を行う必要がある。

本発明は、上記請求項第１項前文に記載されたようなロ
ール切断機を改良し、切断プログラムの変更作業を簡単
迅速に行えるようにしようとするものである。

〔課題を解決するための手段、作用］ 上記目的を達成するために、本発明は請求項第１項に記
載されたように構成されている。

受取手段には組となった複数の巻取チューブが導入され
、それらは、元の幅の広いウェブを縦方向に分割して形
成した全てのサブウェブに使用される。受取手段には、
各作業において、１組の巻取チューブだけが含まれる。

次の巻取チューブの組は、サブウェブの所望の幅でロー
ル切断機の外側においてサブロールの巻取中に形成され
、それまでの紺の代わりに入れられる。従って、幾つか
の巻取チューブマガジンを空にする作業や該マガジンに
再充填する作業は不要である。

１組の巻取チューブだけを受取手段内へ長手方向に押し
込み、その後に個々の巻取チューブを軸の異なる種々の
巻取ユニットへ分配するので、この点においても充填作
業を簡単化できる。

受取手段においては、巻取チューブ（ロールリール）は
互いに前後の位置関係で同軸に配置されたままである。

本発明の一つの形態によると、ある軸についての巻取ユ
ニットのための巻取チューブを、別の軸についての巻取
チューブから分離する作業を開始するために、受取ユニ
ットに移送手段が併設されている。移送手段では、２個
の軸についての巻取ユニント用の巻取チューブが別々に
掴まれ、これにより分離が開始される。

分離作業を完了するために、請求項第３項によると、移
送手段には案内手段が併設されており、案内手段により
、分離したリールコアを２個の軸についての巻取ユニッ
トへ運ぶようになっている。

すなわち、案内手段は、直列同軸状態に配置されている
巻取チューブの実際の空間的分離を行う。

本発明の一形態によると、２個の平行な支持ローラーを
同し高さに配置した状態で有するダブルワイングー（複
式巻取機）が設けてあり、上記ローラー上おいて、２個
のグループで巻き取りが行われる。一方のグループの巻
取ユニットの複数の巻取軸は、概ね互いに整列した状態
で、一方の支持ローラーの上方に配置されており、同様
の構造が他方の支持ローラーの巻取ユニットにも採用さ
れている。

そのようなロール切断機では、請求項第４項の如く、受
取手段に関し、移送手段と案内手段を２個の支持ローラ
ーの上方中央に配置すると都合が良い。

この装置には数多くの構造的な利点があり、特に、重力
の作用により巻取チューブを２個の支持ローラー上へ運
ぶことができ、そのための特別な移動手段を必要としな
いという利点がある。

受取手段は、請求項第５項によると、管状マガジンを形
成しており、その内部へ巻取チューブをウェブの側部側
から長手方向に連続的に挿入でき本発明では、そのよう
な管状マガジンを請求項第６項に記載したように形成で
きる。

両シェルを互いに離れる方向に回転させると、巻取チュ
ーブ（コア）は落下し、分離作業を開始できるように適
当に構成されている移送手段により掴まれる。この管状
マガジンに代るものが、請求項の第７項に記載されてい
る。

そのような装置では、チューブをその縦方向軸を中心に
して回転するように取り付けるが、その方が、２個の長
いシェルを回転自在に取り付けるよりも簡単に実施でき
るので有利である。

移送手段は、請求項第８項に記載したように構成しても
よい。

移送手段は受取手段の下側で互いに異なる側から回転さ
せられ、落下してくる複数の巻取チューブ又はコアを受
は取るとともに、それらの軸と直角な方向において後方
へ回転してチューブを互いに分離し、これにより分離が
開始される。

案内手段は、移送要素から巻取チューブを受け取り、最
終的には、それらを２個の支持ローラーまで運ぶが、そ
のような案内手段は、請求項第１０項に記載したように
構成できる。屋根形案内要素は製造が容易であり、支持
ローラーの上方かつ移送要素の下方に静止状態で配置す
ればよいだけである。受取案内用途の「むね」は２個の
側部の頂点を形成しており、移送要素が、受取手段の下
側で回転することにより、２個の支持ローラー用の巻取
チューブを移送して上記側部に乗せる。これらチューブ
は、屋根形案内要素の２個の傾斜面上を下方へ転動し、
底部において、後退可能な回転式ストッパー要素により
保持され、支持ローラーへの移送開始時間が来るまでそ
の状態に保たれる。

ストッパー要素が互いに離れる方向に回転した時に巻取
チューブが支持ローラーから落下することを防止するた
めに、別のストッパーが設けてあり、咳ストッパーによ
り、巻取チューブを締め付け手段により掴める位置に保
持するようになっている。Ｌ記載め付け手段は、巻取チ
ューブの端部側からその内部に係合するようになってお
り、また、回転支持アームに取り付けである。このよう
にして、サブウェブから形成された幅の狭いロールが確
実に案内される。ロールの直径が増加するにつれて、締
め付け手段付の支持アームが回転して後退する。

〔実施例〕

次に本発明を図示の実施例に基づいて説明する。

第１図において、全体を符号１００で示すロール切断機
では、ロール１から幅の広い祇ウェブ１０を引き出し、
転向ローラー２．３と延展ローラー４．２個の転向ロー
ラー５．６、別の延展ローラー７を通過させ、符号２０
で全体を示す切断ステーションを下方から上方へ通過さ
せるようになっている。

切１ｔＪステーション２０には２個の案内ローラー８．
９が互いに上下の位置関係で配置してあり、両者の間に
、縦方向切断を行うための対をなす下部ブレード２１と
上部ブレード２２が配置しである。上部ブレード２２は
揺動自在に取り付けである。複数のサブウェブは、案内
ローラー１１と押圧ローラー１２の間を通過してローラ
ー１１．．１２の上方で分割され、幅の狭いウェブ（サ
ブウェブｌＯ′）は第１図で左側の支持ローラー１３へ
送られ、その次の幅の狭いサブウェブ１０＃（サブウェ
ブ１０′に対して第１図の紙面と直角な方向に隣接する
サブウェブ）は、第１図で右側に配置した支持ローラー
１４へ送られる。サブウェブ１０“に対して図の紙面と
直角な方向に隣接する次のサブウェブ１０′　は、左側
の支持ローラー１３へ送られ、更に次のサブウェブｌＯ
“は右側の支持ローラー１４へ送られ、全てのサブウェ
ブがこのようにして支持ローラーへ送られる。すなわち
、隣接するサブウェブ１０”　、１０”は、常に、異な
る支持ローラー１３、Ｉ４へ送られる。

サブウェブ１０’　、１０’は支持ローラー］３．１４
を部分的に囲んだ状態で通過して巻取チューブ１５に巻
き取られる。支持ローラー１３．１４は吸引ローラーで
構成されており、サブウェブ１０．１０“を強固に保持
できる。巻取チューブ１５は支持ローラー１３．１４の
頂部に乗っており、その長さがサブウェブ１０′、１０
″の幅に対応しているとともに、両端部が締め付け手段
（第１図には図示せず）により保持されている。締め付
け手段は支持アーム１６．１７に設けである。支持アー
ム１６．１７は支持ローラー１３．１４に外側から係合
するようになっており、対をなしてキャリッジＩ８．１
９に取り付けである。キャリッジ１８．１９はウェブの
横方向に移動可能である。支持アーム１６．１７は、支
持ローラー１３．１４の軸と平行な姿勢でキャリッジ１
８．１９に取り付けた軸２４．２５を中心にして回動自
在であり、その回動により、直径が大幅に異なる巻取済
みサブロール２６．２６′、２７．２７′を排出用テー
ブル２８．２９に乗せるようになっている。

サブウェブ１０’　、１０“が巻取チューブ１５に巻き
取られることにより、サブロールが支持ローラー１３．
１４Ｆで転動しながら形成されるが、その間、対をなす
押圧ローラー３２がサブロールにＥ方から係合すること
により、強固かつ均一なロールが確実に形成される。押
圧ローラー３２は、横方向軸３４を中心にして回転自在
のローラークランク３１に取り付けである。ローラーク
ランク３１（揺動アーム）は、例えば空気圧シリンダー
からなるリニアーアクチニエータ３３による駆動される
。リニアーアクチュエータ３３はローラークランク３１
を第１図で破線で示す非作動位置３１′まで回転させ、
また、巻取作業中に対をなす押圧ローラー３２を形成中
のロールに所定の力で押し付けることができる。支持ア
ーム１６．１７と同様に、ローラークランク３１もロー
ル直径の増加に対応して回転する。

切断ステーション２０が支持ローラー１３．１４の下側
に配置されており、また、素材ウェブ】０やサブウェブ
１０’　、１０’は下側から支持ローラー１３．１４へ
Ｅ向きに運ばれ、巻取チューブ１５（リールコア）は、
支持ローラー１３．１４の上側に配置した供給手段６０
により供給される。供給手段６０は、巻取チューブ用の
受取手段３０と移送手段４０と案内手段５０とを備えて
おり、それらについては第３図〜第１０図に関連して詳
細に後述する。供給手段６０は箱形ビーム（箱形けた）
８０の下側に配置しである。ビーム８０はウェブを横切
る形で支持ローラ１３．１４の上方中央を延びており、
案内レール８１．８２を備えている。レール８１．８２
はリニアーアクチュエータ３３に連結するローラークラ
ンク３１　（Ｊｉ動ファームを支持している。

第２図の側面図から明らかなように、各サブウェブ１０
’　、１０’にはそれ専用の巻取ユニットが併設されて
いる。巻取ユニットは、サブウェブ１０′、１０″の位
置に応じて横方向、すなわち箱形ビーム８０に沿う方向
に移動可能である。第２の左部に示すサブウェブ１０″
用の巻取ユニットにはローラークランク３１が設けであ
る。クランク３１は、リニアーアクチュエータ３３と同
様に、箱形ビーム８ｏの案内レール８１．８２に沿って
移動可能なキャリッジ３５に横軸を中心にして回転自在
に取り付けである。

ローラークランク３１の先端部には、対をなす押圧ロー
ラー３２がローラーロッカー３６に取り付けた状態で設
けである。ロンカー３６はローラークランク３１に対し
て横軸を中心にしてリニアーアクチュエータ３７により
回転させられる。

上述の構造には１対の支持アーム１７が併設されている
。支持アーム１７の先端には、締め付け手段３日が設け
である。締め付け手段３８は巻取チューブ１５の先端か
らその内部に係合する。サブウェブ１０′、１０”から
形成されたサブロール３９′、３９＃は、それぞれ、支
持ローラー１３．１４の表面上で転動し、その場合に同
ザブロールは締め付け手段３８により案内され、押圧ロ
ーラー３２がと方から係合する状態で押し当てられる。

サブロール３９′は支持ローラー】３ヒで回転し、サブ
ロール３９＃は支持ローラー１４Ｆで回転し、その場合
に軸Ａ、Ｂが瞬間的な巻取軸となる。隣接する複数のサ
ブロール３９′、３９＃の巻取軸ＡＳＢはそれぞれ異な
っているが、それらは軸方向に隣接している。分離点４
１は縦方向の切れ目又は特定の測定装置２１．２２の位
置に対応する。巻取１ＬＩＩＡ、Ｂを異なったものとす
る目的は第２図から明らかであり、サブロール３９’　
、３９’は端部において互いに隣接しているが、締め付
け手段３８．３８を備えた支持アーム１７．１７に、そ
の外側かつ両側から保合できるだけの余地を残しておく
ためである。

分離点４１の位置は、幅の広いウェブＩＯを分割したサ
ブウェブ１０’　、１０“の数や幅に応して変える。

サブウェブ１０’　、１０“の幅は必ずしも同じにする
必要はない。

分離点４１又はサブウェブ１０’　、１０“の位置に応
じて、個々のサブウェブ１０”　、１０’に対応する分
離点はウェブの横方向（箱形ビーム８０の長手方向）に
変更され、キャリフジ３５を対応する対をなす支持アー
ム１７．１７の間の中央に位置させる。

第３図の如く、受取手段３０には管状チューブ又はリー
ルコアマガジン４２が設けである。マガジン４２は２個
のシェル４３から構成されている。該シェル４３はウェ
ブと直角な縦方向平面において湾曲し、開口側において
互いに対向するとともに、それらの上縁が横方向軸４４
を中心にして回転自在に取り付けられ、リニアーアクチ
ュエータにより第３図に示す閉鎖位置から第５図に示す
開放位置へ回転させられる。

１１ＪＩの巻取チューブ１５は管状マガジン４２に側方
から、すなわち、支持ローラー１３、Ｉ４の軸と平行に
入れることができ、また、上記巻取チューブの長さは各
サブウェブＩｎ’　、１０”の幅に対応し、上記チュー
ブは前後の位置関係に配置されて挿入される。挿入状態
では、各２個の巻取チューブ１５の間の分離点がサブウ
ェブ１０’　、１０“の分離点旧（第２図）の高さに位
置するようになっている。

各巻取作業では、ただ１組の巻取チューブ１５が機械に
挿入される。切断プログラムを変更する場合、機械の外
側において適当に切断した巻取チューブ１５を準備し、
新たな組のチューブ１５を挿入するだけでよく、熱論そ
の場合には、キャリッジ３５及び対をなす支持アーム１
７．１７を移動させる。この構造では、１点に供給され
た巻取チューブ、すなわち、受取手段３０内において、
あたかも１個のチューブのように同軸直列状態にある巻
取チューブを、「チューブ」の横方向に間隔を隔てた第
９図の巻取軸Ａ、Ｂへ自動的に分配しなければならない
。その様な分配は移送手段４０及び案内手段５０により
行われる。

移送手段４０は受取手段３０の真下に配置してあり、シ
ェル形又はあぶみ形のＬ向きに開放した移送要素４６．
４７をサブウェブ１０’　、１０“にそれぞれ併設した
状態で備えている。移送要素４６は支持ローラー１４に
併設されており、第３図で左側の緑において、管状マガ
ジン４２の下側左部に配置した横方向軸４８を中心にし
て回転自在である。横方向軸４８から延びる移送要素は
管状マガジンの下側かつその中心から外れた位置に係合
する。同様に、移送要素４７は管状マガジン４２の下側
右部に配置した横方向軸４９を中心にして回転自在であ
り、そこから管状マガジン４２の下側まで延びている。

移送要素４６．４７の回転は、キャリッジ３５に取り付
けたリニアーナタチュエータ５１で制御される。リニア
ーアクチュエータ５１の対応する動作により、移送要素
４６．４７は第６図の位置から第７図の位置まで開放さ
せることができる。

移送手段４０の下側には案内手段５０が設けである。

移送手段５０は屋根形キャリアー５２を、支持ローラー
１３．１４の真−ヒを機械の全幅にわたって延びる状態
で備えている。屋根形キャリアー５２の断面は概ね直立
２等辺３角形であり、その「屋根」のむねを形成する頂
部５３は管状マガジン４２の下側中央に配置しである。

屋根の「ひさし」はアングル材状のストッパー５６で形
成されている。ストッパー５６は横方向軸５４を中心に
してリニアーアクチュエータ５５により回転させられ、
又、一方の脚部は屋根表面５７から下方へ連続し、他方
の脚部は屋根表面５７と直角かつと向きに突出している
。

第３図に示す作業状態は、それまでの巻取作業が完了し
た直後の状態である。巻き取られたサブロール３９′、
３つ＃は、第３図には示されていないテーブル２８．２
９（第１図）ヒに置かれている。ローラークランク３１
はＬ方へ回転しており、ローラーロッカー３６は押圧ロ
ーラー３２とともに図示の位置まで後退している。新た
な組の巻取チューブ１５が管状ニガジン４２内へ挿入さ
れる。第４図に示す作業状態では、サブロール３９’　
、３９“の取り出しが完了しており、支持アーム１６．
１７（中心線のみ図示）は支持ローラー１３、Ｉ４の近
傍まで回転させられて締め付けを行える状態にある。キ
ャリッジ３５は、ローラークランク３１及び押圧ローラ
ー３２とともに、各サブウェブ１０’　、１０”の中央
に位置している。ローラークランク３１は下方へ回転し
ており、押圧ローラー３２が支持ローラー１３．１４の
近傍に配置されている。ローラーロッカーは回転させら
れており、それにより、各押圧ローラー３２．３２の軸
で形成される平面がローラークランク３１の縦方向と概
ね平行に延びる状態となっている。

第５図に示す作業状態において、巻取チューブ１５の分
配が開始される。リニアーアクチュエータ４５を作動さ
せることにより、管状マガジン４２を形成するシェル４
３が横方向軸４４を中心にして回転して開き、巻取チュ
ーブ１５が落下する。移送要素４６．４７の先端部４６
”　、４７’は管状マガジン４２の中心から外れて係合
しているが、それらの端部４６’　、４７’が各巻取チ
ューブを掴み、その湾曲形状を利用して中心から外側へ
引き、このようにして巻取チューブ１５を２個の支持ロ
ーラ１３．１４用のグループへ分離する作業が開始され
る。支持ローラー１３のための巻取チューブ１５′　は
案内手段５０の頂部（むね５３）の第５図で左側へ移動
し、支持ローラー１４のための巻取チューブ１５＃は右
側へ移動する。巻取チューブは移送要素４６．４７の湾
曲部内で安定した平衡状態となる。

第６図に示す作業状Ｂにおいて、移送要素４６．４７は
その外向きの回転運動を開始しており、巻取チューブ１
５’　、１５”を保持して第６図に示す如く分離させる
。

第７図に示す作業状態において、移送要素４６．４７は
その回転運動を継続して端部位置まで外向きに移動し、
屋根形キャリア５２の「屋根表面」５７上へ巻取チュー
ブ＋５’　、１５’を乗せ、それらのチューブは破線で
示すように屋根表面５７トを転動して落下し、支持ロー
ラー１３．１４の頂部の真ヒのアングル材状ストッパー
５６で停止する。

第８図の作業状態では、アングル材状サポート５６がリ
ニアーアクチュエータ５５により外方へ回転させられて
おり、巻取チューブ＋５’　、１５“を支持ローラー１
３．１４上に乗せている。巻取チューブ１５′１５＃は
支持ローラー１３．１４の表面１〕を移動し、別のスト
ッパーと係合する位置に達する。Ｌ配別のストッパーは
ローラーロッカー３６の外側端部に配置されており、横
方向に延びる棒状部材により形成されているとともに、
押圧ローラー３２．３２の下側に配置しである。ローラ
ークランク３１は、第８図から明らかなように、第４図
の作業状態における位置をそのまま保持しているので、
アングル材状ストッパー５６を越えて支持ローラー１３
．１４．）、で巻取チューブ１５’　、＋５’が転動す
ることをローラークランク３１が邪魔することはなく、
巻取チューブ＋５’　、１５”は第８図の外側押圧ロー
ラー３２の下側の別のストッパー５日により保持される
ようになる。

第８図に示す限界端部位置では、支持アーム１７の端部
に配置した締め付け手段３８により巻取チューブ１５’
　、１５”が掴まれて締め付けられる（第２図）。

管状マガジン４２を形成するシェル４３は、再び、相対
的に回転するが、移送要素４６．４７は開放位置のまま
である。

第９図の作業状態では、巻取作業が開始される。

サブウェブ１０’　、１０”の端部は対応する巻取チュ
ーブ１５’　、＋５“に固定されている。ローラーロッ
カー３６はローラークランク３１に対して回転しており
、２個の押圧ローラー３２が各巻取チューブ１５′、１
５＃にヒ側から係合し、巻取チューブが支持ローラー１
３．１４との摩擦により確実に保持されているとともに
、締め付け手段３８．３８′の間でのウェブ張力による
たるみが防止された状態で支持されている。ローラーロ
ッカー３６．３６に対し、それを回転させるリニアーア
クチュエータからのトルク〃互いに異なる状態で作用す
るので、第１図で右側のりニア−アクチュエータ５９で
はピストン側５９′を、又左側のリニアーアクチュエー
タ５９ではピストンロンド側５９＃を作動させる必要が
ある。

支持ローラー１３．１４と、それにより駆動される巻取
チューブ１５’　、１５″及び押圧ローラー３２は、第
９図において矢印で示す回転方向での巻き取りが開始さ
れると、移動し始める。

第１０図の作業状態では、サブロール３９’　、３９“
は巻取チューブ１５’　、１５″上に既に部分的に形成
されている。サブロール３９’　、３９’の巻取直径が
増加するにつれて、支持アーム１７は一ヒ方へ移動し、
巻取チューブ１５’　、１５“と、それらの瞬間的な巻
取軸Ａ、Ｂは円弧６１に沿って移動する。ローラークラ
ンク３１も同様に上方へ回転する。ローラーロッカー３
６はその方向がローラークランク３１に対応し、両押圧
ローラ−３２は常にサブロール３９’　、３９“に係合
する。

巻取作業はサブロール３９’　、３９’が所望の直径に
達するまで継続される。その間、新たな組の巻取チュー
ブ】５が管状マガジン内へ挿入され、移送要素４６．４
７が回転して管状マガジン４２の下側の第３図に示す位
置まで戻る。

このようにして第３図に対応する開始状態となる。

第１１図及び第１２図に示す実施例では、２個の支持ロ
ーラー１３．１４の代りに、両者に対応させて大径化し
た単一の支持ローラー６３が設けてあり、そのトの２点
で巻き取りが行われるようになっているとともに、受取
手段３０が第３図〜第１０図の実施側止は異なった構造
となっている。この実施例では、案内手段５０は設けら
れていない。案内手段の機能は単一支持ローラー６３の
上側で行われる。

移送要素４６．４７と、ローラークランク３１及びそこ
に取り付けた部品、ならびに、キャリッジ３５と全体の
機能サイクルに関し、第１１図及び第１・２図の実施例
は前述の実施例と対応している。

受取手段３０′には下向きに開放した複数の支持リング
６５が設けである。リング６５は箱形ビーム８０の下側
の垂直サポート６４に取り付けである。複数の支持リン
グ６５に代えて、ウェブの軸方向に連続して延びるスロ
ット付き支持チューブを設けることもできる。支持リン
グ６５のスロットを挟む２個の平行壁部６６の間の距離
は、巻取チューブ１５の外径よりも僅かに大きい。複数
の上記支持リング６５はウェブの幅方向に分散状態で設
けである。支持リング６５内には、それに適合するマガ
ジンチューブ６７が回転自在に取り付けである。マガジ
ンチューブ６７はウェブの軸方向に連続的に延びており
、その−側部に縦方向に延びるスロットが設けてあり、
該スロット６９の平行な壁部６８は壁部６６の間隔に対
応する距離だけ間隔を隔てている。壁部６８はマガジン
チューブ６７の内周に対して接線方向に延びており、そ
の内径は巻取チューブ１５の外径に対応している。マガ
ジンチューブ６７は、その縦方向軸を中心にして、図示
されていない駆動機構により９０度だけ回転させられる
。ロール幅が大きい場合、マガジンチューブ６７もその
中心において分割し、その両側に回転駆動部を設けるこ
ともできる。

巻取チューブ１５は、ロール切断機の一方の側からマガ
ジンチューブ６７内へ縦方向に連続的に挿入さ、れて第
１１図に示す位置に達し、その位置において、壁部６８
で囲まれるスロット６９が右側に向いて支持手段（６５
）の内周に対向する。これにより、巻取チューブ】５は
、管状マガジンを形成する受取手段３０′から落下しな
いようになる。

第１１図の作業状態は、前記実施例の第４図の状態に対
応している。

第１２図において、その作業状態は第５図〜第７図の作
業状態に対応している。巻取チューブ１５を管状マガジ
ン４２′から排出する場合、マガジンチューブ６７を第
１１図の位置から時計方向に９０度だけ回転させてスロ
ット６つを下向きにし、スロットの壁部６７が支持リン
グ６５のスロットの壁部６６と並ぶようにする。これに
より、巻取チューブ１５はマガジンチューブ６７から受
取待機状態にある移送要素４６．４７内へ落下する。要
素４６．４７は管状マガジン４２′の下側で係合し、こ
の位置では、第１２図に実線で示す状態となる。この状
態は第５図に対応している。

次に移送要素４６．４７をリニアーアクチュエータ４５
、により、破線で示す中間位置を経て最終位置まで移動
させる。中間位置では、２個の巻取軸に対応する巻取チ
ューブ１５′、１５“の分離が完了しており、最終位置
では、巻取チューブ１５”　、＋５”が支持ローラー６
３の両側を下方へ転動し、ローラーロッカー３６の外側
の別のストッパー５８と係合スる。

この状態は第７図の状態に対応する。次に前述の実施例
で説明したように巻き取りが開始される。

次にマガジンチューブ６７は第１１図に示す位置まで回
され、その位置では壁部６８で形成されるスロット６９
が右側を向き、それにより、新たな組の巻き取りチュー
ブを挿入しても、チューブ１５がそのまま落下すること
がない状態となる。

第１１図及び第１２図の実施例では第３図〜第１０図の
実施例と比べて、ある程度構造が簡単で安定性があり、
具体的には、受取手段３０′が回転マガジンチューブ６
８だけを囲んでおり、又、移送手段５０は、単一の支持
ローラー６３のｈ側部分で置き換えられており、従って
必要ではないので、コンパクトである。但し、第１１図
及び第１２図の実施例を２個の支持ローラーを有する巻
取機に使用する場合、解放された巻取チューブが２個の
支持ローラーの間から落下することを防止するために、
案内手段５０が必要となる。

〔発明の効果〕

以ト詳細に説明したように、本発明は、同軸に直列状に
配置された複数の巻取チｊ、−プを、受取手段から２個
の巻取軸をもつ巻取ユニットに確実に分配し、各巻取チ
ューブトに幅が狭く切断されたサブウェブを巻取ること
ができる。

また、本発明では次の巻取チューブを受取装置のマガジ
ン内に容易に挿入することができ、また、切断プログラ
ムの変更作業を簡単迅速に行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るロール切断機の側面図
、第２図は第１図の■−■断面拡大部分図、第３図〜第
１０図は支持ローラーの上側に位置する第１図に示す各
部を巻取開始作業の種々の状態において示す説明図、第
１１図及び第１２図は別の実施例をそれぞれ異なる状態
において示す側面図である。 １−一ロール、　　　　　　１〇−素材ウェブ、１０’
　、１０’−サブウェブ、 １３．１４−　支持ローラー、　１５−巻取チューブ、
２〇−切断スチージョン、　３０．３０　’　−・受取
手段、４〇−移送手段、　　　　　４２−管状マガジン
、４６．４７−移送要素、　　　５〇−案内手段、５２
−案内要素、　　　　　６０−供給手段、６３−支持ロ
ーラー、　　　６５−　支持リング、６フーマガジンチ
ユーブ、　Ａ、Ｂ−巻取軸。 代理人　弁理士　　坂　間　　　暁 外３名 ＦＩＧ、３ ＦＩＧ、ｌ。 ＦＩＧ、５ ＦＩＧ、６ ＩＱ ＦＩＧ、７ ＦＩＧ、８ ＦＩＧ、９ ＦＩＧ、１０ ＦＩＧ、１１ ＦＩＧ、１２

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、紙等のウェブの幅の広いロールを複数の幅の狭いロ
   ールに分割するためのロール切断機であって、 幅の広いロールを解くための巻戻しステーションと、 幅の広いウェブを少なくとも１個の縦方向切断手段によ
   り複数のサブウェブに分割できる切断ステーションと、 サブウェブを幅の狭いロールに巻き取るための複数の巻
   取ユニットを備えた巻取ステーションとを設け、 互いに隣接する複数のサブウェブに併設される複数の巻
   取ユニットをそれぞれ別のグループの巻取ユニットとし
   、１個のグループの複数の巻取ユニットの複数の巻取軸
   を、概ね整列させるとともに、それらと平行な別のグル
   ープの概ね整列状態にある複数の巻取軸に対してある横
   方向距離だけ離し、それにより１個のグループの巻取ユ
   ニットに巻き取られるロールが重ならないようにし、か
   つ、幅の狭い各ロールの巻取チューブを巻取ユニットに
   供給する供給手段を設けたロール切断機において、 上記供給手段に、両巻取軸（Ａ、Ｂ）をもつ巻取ユニッ
   トの全ての巻取チューブ（１５）のための受取手段（３
   ０、３０′）を設け、上記巻取チューブ１５は同軸に直
   列状態で巻取軸（Ａ、Ｂ）と平行に配置されるとともに
   、素材ウェブ（１０）の一方の側から巻取軸（Ａ、Ｂ）
   と平行に挿入されるようになっており、上記受取手段か
   ら複数の巻取チューブ（１５）を２個の巻取軸（Ａ、Ｂ
   ）をもつ巻取ユニットへ分配できるようにしたことを特
   徴とするロール切断機。 ２、受取手段（３０、３０′）に同軸直列状態で配置し
   た複数の巻取チューブ（１５）を２個の巻取軸（Ａ、Ｂ
   ）をもつ巻取ユニットへ分離させる移送手段４０を上記
   受取手段（３０、３０′）に併設したことを特徴とする
   請求項１記載のロール切断機。 ３、上記移送手段（４０）に、分離させた巻取チューブ
   （１５′、１５″）を２個の巻取軸（Ａ、Ｂ）をもつ巻
   取ユニットへ運ぶ案内手段（５０）を併設したことを特
   徴とする請求項２に記載のロール切断機。 ４、２個の平行な支持ローラーを同一高さに配置し、各
   支持ローラー上において、グループをなす巻取ユニット
   をそれらの巻取軸が該グループ内で同軸関係になる状態
   で作用させ、受取手段（３０、３０′）と移送手段（４
   ０）と案内手段（５０）を２個の支持ローラー（１３、
   １４）の上方中央に配置したことを特徴とする請求項３
   に記載のロール切断機。 ５、受取手段（３０、３０′）が、水平かつ巻取軸（Ａ
   、Ｂ）と平行に配置された管状マガジン（４２、４２′
   ）であることを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記
   載のロール切断機。 ６、管状マガジン（４２）が、横方向平面において湾曲
   した２個の細長いシェル（４３）で構成され、上記両シ
   ェル（４３）が、その開口側部を互いに対向させて配置
   されるとともに、それらの縦方向に延びる上縁部を中心
   にして回転自在であり、両シェルを互いに離す方向に回
   転させることにより管状マガジン（４２）を開放できる
   ようにしたことを特徴とする請求項５に記載のロール切
   断機。 ７、上記管状マガジン（４２′）が、縦方向スロット（
   ６９）付きの少なくとも１個のチューブ（６７）を備え
   、上記スロット（６９）の幅が、巻取チューブ（１５）
   の直径以上であり、上記スロット付チューブ（６７）が
   、その縦方向軸を中心にして、縦方向スロット（６９）
   が側方を向く位置を外れるまで、又は縦方向スロット（
   ６９）が下向きとなる位置まで回転自在であることを特
   徴とする請求項５に記載のロール切断機。 ８、上記移送手段（４０）に、管状マガジン（４２、４
   ２′）から落下する巻取チューブ（１５）を捕獲するた
   めの移送要素（４６、４７）を管状マガジン（４２、４
   ２′）の下側に配置し、各移送要素を２個の軸（４８、
   ４９）の一方を中心にして回転自在に設け、上記両軸（
   ４８、４９）を、同一高さにおいて管状マガジン（４２
   、４２′）の両側に対称かつ互いに横方向に間隔を隔て
   て配置し、上記各軸（４８、４９）から上記移送要素を
   管状マガジン（４２、４２′）の下側で係合させたこと
   を特徴とする請求項２〜７のいずれかに記載のロール切
   断機。 ９、上記移送要素（４６、４７）をシェル形又はあぶみ
   形に形成して初期位置において上向きに開くようにし、
   それにより、該移送要素（４６、４７）において巻取チ
   ューブ（１５）が安定する平衡位置が存在するようにし
   たことを特徴とする請求項８に記載のロール切断機。 １０、案内手段（５０）が屋根形案内要素（５２）を移
   送要素（４６、４７）の下側に配置した状態で備え、該
   屋根形案内要素（５２）のむね部が管状マガジン（４２
   、４２′）の下側中央部に水平に配置してあり、上記屋
   根形案内要素（５２）のひさし部が、該要素上を転動し
   て落下する巻取チューブ（１５）のためのストッパー要
   素（５６）で形成されており、該ストッパー要素が、２
   個の巻取軸（Ａ、Ｂ）についての巻取ユニットに隣接し
   ているとともに、横方向軸を中心にして下方へ回転でき
   ることを特徴とする請求項３〜９のいずれかに記載のロ
   ール切断機。 １１、上記屋根形案内要素（５２）のストッパー要素（
   ５６）を支持ローラー（１３、１４；６３）の上側に配
   置し、かつ、屋根形案内要素（５２）のストッパー要素
   （５６）の回転により支持ローラー（１３、１４；６３
   ）の上側へ排出された巻取チューブ（１５）を、締め付
   け手段（３８、３８）により掴める位置に保持する別の
   ストッパー５８を設けたことを特徴とする請求項１０に
   記載のロール切断機。