JPH0114956Y2 - - Google Patents

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JPH0114956Y2
JPH0114956Y2 JP1988000621U JP62188U JPH0114956Y2 JP H0114956 Y2 JPH0114956 Y2 JP H0114956Y2 JP 1988000621 U JP1988000621 U JP 1988000621U JP 62188 U JP62188 U JP 62188U JP H0114956 Y2 JPH0114956 Y2 JP H0114956Y2
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dial
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] この考案は、時刻情報等を回転操作スイツチで
修正するようにした電子時計に関する。
[従来技術およびその問題点] 従来、デジタル表示式電子時計にあつては、外
部操作スイツチを押している間、例えば、2秒毎
に早送りして時刻情報等を修正するようにしたも
のがあるが、時桁、分桁のように大きい単位の時
刻修正には手間がかかり、面倒なものであつた。
そこで、特開昭53−139573号公報及び特開昭55
−103491号公報の如く、修正スイツチとして回転
操作スイツチを用い回転操作スイツチの回転量に
応じて修正を行なうことが考えられている。ま
た、この場合には、大きな量を短時間で修正でき
るように、回転操作スイツチの回転速度を検出
し、回転速度が早い場合には所定角度の回転で一
度に大きな量を修正することも考えられている。
しかしながら、上記回転操作スイツチの回転速
度により所定角度当たりの修正量を変えるもので
は、修正量が大きい場合、回転操作スイツチを連
続的に高速回転しなければならず操作性が極めて
悪い。
[考案の目的] この考案は、上述した事情を背景にしてなされ
たもので、その目的とするところは、回転操作ス
イツチを用いて修正する場合に、修正量が大きく
てもスイツチの操作性が良く、時刻情報、日付情
報等を効率よく修正可能な電子時計を提供するこ
とにある。
[考案の要点] この考案は上述した目的を達成するために、回
転操作スイツチが操作された際に回転速度を検出
し、この回転速度により回転操作スイツチの所定
回転角度当たりの修正値データを決定し、回転操
作スイツチの回転操作が継続されている間、所定
回転角度の修正値データを用いてスイツチの回転
量に対応する量を修正するようにしたものであ
る。
[第1実施例] 以下、この考案の第1実施例を第1図ないし第
4図を参照して具体的に説明する。第1図はこの
考案を適用した置時計の外観を示している。図中
1は、時計本体で、その一側部には時刻情報等を
修正するための回転操作スイツチ(以下、ダイヤ
ルと称呼する)2およびモード設定スイツチ3が
設けられている。ダイヤル2は正転(時計方向)
および逆転(反時計方向)可能に構成され、その
1回り8等分点の位置に対応して位置データ(修
正値データ)を出力する。また、モード設定スイ
ツチ3は、AL(アラーム)、TM(時刻)、DT(日
付)モードに切換えるもので、スライドスイツチ
によつて構成されている。一方、時計本体1の前
面部には、表示部4およびスライドスイツチ5が
設けられている。表示部4は、液晶表示装置で構
成され、現在の時刻情報(10時58分)、現在の日
付情報(15日)、アラーム時刻情報(午前6時30
分)をデジタル表示する各表示体4a〜4cを有
する他、表示部4の下側に印刷形成された7曜日
表示体6を指示する曜日表示体4dを有してい
る。スライドスイツチ5は2つの操作子5a,5
bを有するもので、これら各操作子5a,5bを
上記7曜日表示体6のうち所望の曜日位置に合せ
たとき、例えば、第1図に示す如く、日曜日
(SU)に操作子5a、土曜日(SA)は操作子5
bを合せたときには、アラーム時刻(午前6時30
分)になつても日曜日および土曜日にはアラーム
音を発生させないようにし、その他の曜日にはア
ラーム音を発生させるアラーム曜日選択スイツチ
である。また、時計本体1の上面部には、アラー
ム音を停止させたり、ランプ7を点灯させるため
のストツプ/ライトスイツチ8が設けられてい
る。
次に、上記置時計の回路構成を第2図を参照し
て説明する。ROM(リード・オンリ・メモリ)
11はこの置時計のすべての動作を制御するマイ
クロプログラムを記憶し、マイクロ命令AD,
OP,DA,NAを並列的に出力する。而して、マ
イクロ命令ADはRAM(ランダム・アクセス・メ
モリ)12にアドレスデータとして印加される。
またマイクロ命令OPはオペレーシヨンデコーダ
13に印加され、これに応じてオペレーシヨンデ
コーダ13は各種の制御信号、すなわちアラーム
一致信号AL、アラームOFF信号ALOFF、演算制
御信号AR、表示制御信号DS、入力制御信号
IN1,IN232Hzの信号等を出力する。マイクロ命
令DAはRAM12および演算部14に夫々デー
タとして印加される。更に、マイクロ命令NAは
アドレス部15にROM11の次アドレスとして
印加され、ROM11はアドレス部15からのア
ドレスデータにしたがつて次の処理に必要な各種
のマイクロ命令AD,OP,DA,NAを出力する。
RAM12は後述する各種のレジスタを有し、
オペレーシヨンデコーダ13から出力される制御
信号R/Wにしたがつてデータの書き込みおよび
読み出し動作を実行する。而して、RAM12に
は、入力部16からの入力データが演算部14を
介して入力されると共に、演算部14の計時処理
および時刻、日付等の修正処理等で得られた演算
結果データが入力される。
演算部14は演算制御信号ARにしたがつて上
述した各種の演算を実行し、この結果データは
RAM12の他、上記表示部4に与えられる。ま
たジヤツジ演算を実行した際には、その判断結果
データdおよびキヤリー信号cを夫々出力し、ア
ドレス部15に印加する。なお、表示部4は表示
制御信号DSにしたがつて演算部14からの出力
データを表示する。
入力部16は、第1図のダイヤル2、モード設
定スイツチ3、スライドスイツチ5、ストツプ/
ライトスイツチ8を備え、入力制御信号IN1
IN232Hzの信号にしたがつて所定の入力データを
出力し、演算部14に与える。また、ランプ7に
対してはランプ点灯信号を出力する。
SR型フリツプフロツプ17は、アラーム一致
信号ALがそのS入力端子に与えられることによ
つてセツトされ、またアラームOFF信号ALOFF
よびタイマ回路18から出力されるキヤリー信号
が夫々オアゲート19を介してそのR入力端子に
与えられることによつてリセツトされる。このセ
ツト出力Qによりブザー20が駆動され、アラー
ム音が発生されると共に、タイマ回路18の計時
動作が開始される。なお、タイマ回路18はアラ
ーム音の発生時間を計時するもので、オアゲート
19の出力でその内容がクリアされる。
発振回路21は、例えば32.768Hzの基準周波数
信号を常時発振し、分周回路22に与え、分周回
路22から32Hzの信号を出力させる。この32Hzの
信号は、アドレス部15に供給され、これに応じ
て1/32秒毎に1回ずつ計時処理を実行させる信号
である。
第3図は、RAM12の構成を示している。す
なわち、RAM12には、入出力用レジスタ、演
算用レジスタ等の他、エリアM1〜M19が設けら
れている。この場合、エリアM1は前回のダイヤ
ル2の位置データ、エリアM2は今回のダイヤル
2の位置データを記憶するもので、ダイヤル2の
位置は上記32Hzの信号にしたがつて1/32秒毎に1
回ずつ検出されたもので、前回のタイミングで検
出された位置が前回の位置データ、今回のタイミ
ングで検出された位置が今回の位置データとな
る。また、エリアM3はアラーム時刻、M4は現在
時刻、エリアM5は現在の日付、曜日データを記
憶する。また、エリアM6は各種のフラグデータ
FA,FT,FD,FLを記憶するもので、フラグデー
タFA,FT,FDはモード設定スイツチ3のALモー
ド、TMモード、DTモードに対応して“1”が
セツトされ、また、フラグデータFLはストツ
プ/ライトスイツチ8の操作でライトの点灯が指
定されたときに“1”がセツトされる。更に、エ
リアM7〜M13はスライドスイツチ5の各セツト
位置に対応して日曜日〜土曜日までの曜日アラー
ムフラグを記憶する。エリアM14は、エリアM1
M2の位置データに応じて算出されたダイヤル2
の回転量に対応する修正値データが記憶される
が、前回の修正値データはエリアM15に記憶され
る。そして、エリアM16には上記エリアM14およ
びエリアM15の内容を加算した2回分の修正値デ
ータが記憶される。また、エリアM17およびM18
はダイヤル2の回転方向に応じた加減算フラグを
記憶するもので、今回の加減算フラグはエリア
M17に記憶され、また前回の加減算フラグはエリ
アM18に記憶される。更に、エリアM19はダイヤ
ル2の回転速度に応じて選定された高速単位修正
値(最小1分単位〜最大30分単位)を記憶するも
のである。
次に、上記実施例の動作を第4図に示すフロー
チヤートを参照して説明する。第4図に示すフロ
ーは、分周回路22から32Hzの信号が出力される
毎に、すなわち1/32秒ごとに実行される。先ず、
ダイヤル2の今回の位置(ステツプS1)、モード
設定スイツチ3の設定位置(ステツプS2)、スラ
イドスイツチ5の設定位置(ステツプS3)を検出
する処理が実行され、RAM12内の対応するエ
リアに書き込まれる。次で、計時処理(ステツプ
S4が実行されたのち、ステツプS5に進行し、アラ
ーム時刻か否かをエリアM3,M4の内容が一致す
るか否かによつて判断し、アラーム時刻であれ
ば、更にステツプS6に進行し、今日の曜日がアラ
ーム曜日か否か、すなわち、スライドスイツチ5
の操作子5a,5bがセツトされている曜日以外
の曜日かをエリアM7〜M13の内容に応じて判断
される。この結果、アラーム曜日であれば、フリ
ツプフロツプ17をセツトし、アラーム音を発生
(ステツプS7)させる。これと同時に、タイマ回
路18の計時動作が開始されるので、アラーム音
は一定時間発音し続ける。この場合、アラーム
OFF、すなわち、スイツチ8が操作されると、
フラグFLが“1”となり、このことがステツプ
S8で検出される。この結果、ステツプS9に進行し
てアラーム音の発生を停止させるためにフリツプ
フロツプ17がリセツトされる。
このような処理が終了すると、ダイヤル2の回
転操作に伴う修正処理が実行される。先ず、ステ
ツプS10〜S18ではダイヤル2の回転量およびその
回転方向が検出される。この場合、ダイヤル2を
時計方向に回転させると、各等分点「0」,「1」、
「2」……「7」,「0」……を通過する方向に回
転され、また反時計方向に回転させると、「7」,
「6」,「5」……「0」,「7」……を通過する方
向に回転される。先ず、ステツプS10〜S18を概念
的に説明したのち、具体的に説明するものとす
る。ステツプS10ではエリアM1内の前回ダイヤル
位置とエリアM2内の今回ダイヤル位置を比較す
る処理が実行され、その結果に応じてステツプ
S11(あるいはS15)に進行し、回転量を算出する
処理が実行される。この結果、回転量が「3」よ
り大か否かがステツプS12(あるいはS16)で検出
され、YESであれば、回転量を補正する処理が
ステツプS13(あるいはS17)で実行されたのち、
次のステツプS14(あるいはS18)に進行し、回転
方向を決定する処理が実行される。すなわち、例
えば、ダイヤル2を時計方向に「4」→「6」、
「7」→「2」、「2」→「7」……のように回転
したものとする。先ず、「4」→「6」の場合に
は、エリアM2内の今回ダイヤル位置が大きいか
らステツプS15に進み、エリアM2の内容からエリ
アM1の内容を減算し、その結果データ「2」が
エリアM14に転送され、回転量が求められる。こ
の場合、回転量は「3」よりも小さいので、ステ
ツプS16でNOとなり、ステツプS14に進行する。
この結果、エリアM17にはダイヤルの回転方向に
応じて加算フラグ“1”がセツトされる。次に、
「7」→「2」の場合には、ステツプS11の実行に
より回転量は「5」となるので、ステツプS12
YESとなり、ステツプS13に進行する。ここでは、
「8」からエリアM14内の回転量「5」が減算さ
れ、その結果データ「3」がエリアM14に転送さ
れ、この値が実際の回転量となる。すなわち、ス
テツプS11で得られた回転量は「5」であるが、
この場合には等分点「0」を通過するので、実際
の回転量「3」とは異なる。このため、ステツプ
S13で回転量の補正が施されるのである。次で、
ステツプS14に進行し、加算フラグ“1”がセツ
トされる。次に、「2」→「7」の場合には、ス
テツプS15で回転量「5」が求められたのち、ス
テツプS16でYESとなり、ステツプS17を介してス
テツプS18に進行し、エリアM17に減算フラグ
“0”がセツトされる。このように、回転量が
「3」よりも大きくなると、エリアM17には逆方
向のフラグがセツトされる。これは後述する処理
(ステツプS22およびS23)で今回の修正処理を無
効とするために実行される。すなわち、本実施例
ではダイヤルを1/32秒間に4ステツプ以上、すな
わち半回転以上回転させたときには今回の修正処
理を無効としている。なお、ダイヤルを反時計方
向に回転させたときにおいても上述したように時
計方向に回転させた場合と同様の処理が実行され
る。
而して、ステツプS14(あるいはS18)の終了後、
ステツプS19に進行し、エリアM15の内容(前回
修正値)が“0”か否かが判断される。ここで、
修正値は1/32秒ごとに1回ずつ算出されるが、前
回修正値が“0”であるということはダイヤルの
回し始めである。而して、ステツプS19でNOで
あれば、ステツプS20に進行し、エリアM19の内
容(高速単位修正値)が“0”ではないか否かが
判断され、“0”であれば、ステツプS21に進行
し、エリアM14の内容(今回修正値)とエリア
M15の内容(前回修正値)とが加算され、その加
算結果データがエリアM16に転送される。
このようにして2回分の合計修正値が算出され
ると、この合計値の大きさを検出する処理(ステ
ツプS24〜S26)が実行されたのち、それに応じて
最大30分〜最小1分の高速単位修正値を決定する
処理(ステツプS31〜S38)が実行される。この場
合、上記合計修正値がステツプS24で「6」か
「6」未満であれば、ステツプS25で「4」以上
か、すなわち、「4」,「5」か、「4」未満であれ
ば、ステツプS26で「2」以上か、すなわち、
「2」,「3」かが判断される。この結果、ステツ
プS24,S25,S26でYESとなれば、対応するステ
ツプS27,S28,S29に進行し、エリアM17の内容
(今回加減算フラグ)が“1”、すなわち、加算フ
ラグが否かが判断される。なお、ステツプS26
NO、すなわち、上記合計修正値が「2」未満で
あるときにはステツプS30が進行し、上述と同様
のフラグ検出処理が実行される。而して、ステツ
プS27〜S30でYESであれば、対応するステツプ
S31、S33、S35、S37に進行し、エリアM19に高速
単位修正値として「30分」、「10分」、「5分」、「1
分」がセツトされ、また、ステツプS27〜S30
NOであれば、対応するステツプS32,S34,S36
S38に進行し、エリアM19に高速単位修正値とし
て「−30分」、「−10分」、「−5分」、「−1分」が
セツトされる。すなわち、例えばダイヤルを高速
回転させたときには、上記合計修正値は「6」と
なるので、ダイヤルの回転方向に応じて高速単位
修正値は「30分」あるいは「−30分」にセツトさ
れ、また、ダイヤルを低速回転させたときには上
記合計修正値は「2」未満となるので、ダイヤル
の回転方向に応じて高速単位修正値は「1分」あ
るいは「−1分」にセツトされる。このように、
ダイヤルの回転速度に応じて高速単位修正値が決
定されることになる。
このようにして高速単位修正値が設定される
と、ステツプS39に進行し、エリアM15の内容
(前回修正値)を−1する処理が実行されたのち、
ステツプS40,S43で設定モード判別処理が実行さ
れる。すなわち、ステツプS40ではフラグFA
“1”か、つまり、ALモードかが判断され、AL
モードでなければ、ステツプS43でフラグFT
“1”か、つまり、TMモードかが判断される。
この結果、ALモードであれば、桁数処理(ステ
ツプS41)、アラーム時刻修正処理(ステツプ
S42)、TMモードであれば、現在時刻修正処理
(ステツプS44)、DTモードであれば、日付曜日修
正処理(ステツプS45)が実行される。この場合
の修正処理は、エリアM3,M4,M5のアラーム
時刻、現在時刻、日付曜日にエリアM19の高速単
位修正値を加算することにより実行される。而し
て、このようにして修正された値は、次のステツ
プS46で表示される。そして、上述の修正処理を
前回の修正値に応じた回数分繰り返して実行させ
るために、次のステツプS47ではエリアM15の内
容が“0”か否かが判断され、“0”でなければ、
ステツプS39に戻つて同様の処理が繰り返される。
この結果、設定モードの内容がエリアM15×M19
の内容だけ修正されることになる。
而して、ステツプS47でYESとなると、ステツ
プS48〜S50が実行されたのち、HLT状態となり、
その他の処理に復帰する。なお、ステツプS48
S50は今回のデータを前回のデータとする処理で、
エリアM1,M14,M17の内容が対応するエリア
M2,M15,M18に転送される。
他方、ステツプS19でYESであれば、ステツプ
S51に移行し、エリアM19の内容をクリアしたの
ち、ステツプS48に進む。すなわち、前回の修正
値が“0”であれば、今回の修正処理は無効とな
る。また、ステツプS20でYESであれば、ステツ
プS22に進行し、エリアM17とエリアM18のフラグ
が等しいか、すなわち、ダイヤルを同一方向に回
転させたかが判断され、同一方向であれば、ステ
ツプS39に進行するが、NOであれば、ステツプ
S23でエリア14の内容をクリアしたのち、HLT状
態となる。したがつて、本実施例では、ダイヤル
を時計方向から反時計方向、あるいは反時計方向
から時計方向に回転させた場合には、修正処理は
無効となる。
[第2実施例] 次に、この考案の第2実施例を第5図を参照し
て説明する。なお、本実施例は上記実施例のよう
にROM−RAM方式のデータ処理システムを採
用しない場合である。図中31は、回転操作スイ
ツチ(ダイヤル)の電極パターンを示し、このダ
イヤルの回転操作に応じて出力される3ビツトの
ダイヤル位置検出信号は、入力制御回路32に入
力され、ダイヤルの回転位置に応じて「000」〜
「110」のデータに変換される。この入力制御回路
32は32Hzの信号にしたがつて動作し、1/32秒ご
とに3ビツトのパラレルデータを出力する。この
出力データはシフトレジスタ33に一旦読み込ま
れたのち、比較減算回路34に入力されると共
に、比較減算回路34に直接入力もされる。比較
減算回路34はシフトレジスタ33から入力され
る前回のダイヤル位置データと入力制御部32か
ら直接入力される今回のダイヤル位置データに応
じてダイヤルの回転量を求め、この回転量をシフ
トレジスタ35を介しておよび直接、速度検出回
路36に夫々供給する。速度検出回路36はシフ
トレジスタ35から入力される前回の回転量と比
較減算回路34から直接入力される今回の回転量
とを比較し、この結果データに応じて修正速度
(単位修正値)、すなわち、上記実施例の高速単位
修正値を決定する。而して、このようにして決定
された単位修正値は、修正値作成回路37に入力
され、そして、修正値作成回路37は該単位修正
値とシフトレジスタ35から入力される前回の回
転量とを乗算し、その結果データに応じた修正値
信号を作成出力し、修正制御回路38に与える。
また、速度検出回路36は、比較減算回路34か
ら次の回転量が送られてくると、その速度検出動
作を停止すると同時に修正値作成回路37はその
時点の単位修正値を以降記憶する。また、修正値
作成回路37は、比較減算回路34から送られて
くる回転方向データにしたがつて上記修正値信号
を正の値のあるいは負の値に変換するようになつ
ている。
修正制御回路38は、モード設定スイツチSW1
の切換操作で時刻モード、アラームモードの何れ
に設定されているかに応じて上記修正値信号を切
換出力する。而して、時刻モードであれば、発振
回路39、分周回路40、秒カウンタ41、分カ
ウンタ42、時カウンタ43が直列接続されて成
る時計回路のうち、上記修正値信号は秒カウンタ
41の内容をリセツトすると共に、分カウンタ4
2の内容を修正し、他方、アラームモードであれ
ば、アラーム分桁設定部44に上記修正値信号が
入力され、アラーム分桁設定部44の内容を修正
すると共に、アラーム分桁設定部44のキヤリー
信号でアラーム時桁設定部45の内容を修正す
る。
なお、秒カウンタ41、分カウンタ42、時カ
ウンタ43の出力情報およびアラーム分桁設定部
44、アラーム時桁設定部45の出力情報は、表
示制御回路46を介して表示部47に送られ、デ
ジタル表示され、これにより修正内容を視認でき
る。また、アラーム時刻になると、一致回路48
から一致信号が出力され、ブザー制御回路49を
介してブザー駆動回路50に送られ、ブザー51
からアラーム音を発生させる。この場合、ブザー
制御回路49は、アラーム確認スイツチSW2、ア
ラームストツプ/ランプ点灯スイツチSW3の出力
が入力されることにより、アラーム音の発生を制
御する。なお、ランプ52はスイツチSW3の出力
Aによつて点灯される。
このように構成された本実施例においても、上
記第1実施例と同様に動作し、ダイヤルの回転速
度に応じて単位修正値を選定し、この選定された
単位修正値で以降の修正を行うことができる。
なお、上記第1実施例においては、ダイヤルの
回転速度に応じて高速単位修正値を30分、10分、
5分、1分の中から選定するようにしたが、この
考案はその数および値は特に限定されない。ま
た、回転操作スイツチの構成は上記実施例に限ら
ず、例えば、スイツチの回転軸に複数個の突起を
形成し、スイツチの回転操作に伴つて回転軸の近
傍に設けたスイツチング端子に上記突起を接触さ
せるようにしてもよい。この場合、突起が端子に
接触する毎にパルス信号を発生させ、このパルス
信号を計数することによりスイツチの回転量を求
めるようにすればよい。また、上記実施例におい
ては、単位修正値を決定したのち、この修正値に
前回の回転量を乗算するようにしたが、この演算
を行なわず、スイツチの回転操作が終了するまで
上記単位修正値で修正するようにしてもよい。
[考案の効果] この考案は以上詳細に説明したように、回転操
作スイツチで時刻情報を修正する場合において、
回転操作スイツチが回転された際に回転操作スイ
ツチの回転速度を検出し、この回転速度に応じて
所定回転角度当たりの修正値を決定し、回転操作
スイツチの回転が継続されている間所定回転角度
当たりの修正値を用いてスイツチの回転量に対応
した値を修正するようにしたから、回転操作スイ
ツチを回転初期だけ速く回転させれば、その後は
ゆつくり回転しても所定回転角度当たりに大きな
値を修正でき操作性がよく、効率的に修正が行な
えるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図はこの考案の実施例を示した
もので、第1図はこの考案を適用した置時計の外
観図、第2図はそのシステム構成図、第3図は第
2図に示したRAMの構成図、第4図は動作を説
明するフローチヤート、第5図はこの考案の他の
実施例を示した回路構成図である。 2……回転操作スイツチ、11……ROM、1
2……RAM、14……演算部、16……入力
部、21……発振回路、34……比較減算回路、
36……速度検出回路、37……修正値作成回
路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 時刻関連情報を計数する計数手段と、時刻修正
    用の回転操作スイツチ手段と、所定周期のタイミ
    ング信号を出力するタイミング信号出力手段と、
    このタイミング信号出力手段から出力される前記
    タイミング信号の夫々の周期の間における前記回
    転操作スイツチ手段の回転量データを得る回転量
    データ検出手段と、前記回転操作スイツチ手段が
    回転操作された際に前記回転量データ検出手段に
    よつて得られた回転量データに基づいて前記回転
    操作スイツチ手段の所定回転角度当たりの時刻修
    正値データを得る時刻修正値データ設定手段と、
    この時刻修正値データ設定手段で得られた時刻修
    正値データを記憶する記憶手段と、前記回転操作
    スイツチ手段による回転操作が継続していること
    を検知する回転検知手段と、この回転検知手段に
    よる検知の間、前記計数手段の前記時刻関連情報
    を前記記憶手段に記憶されている所定回転角度当
    たりの時刻修正値データを用いて前記タイミング
    信号毎に前記回転量データ検出手段で得られる回
    転量データ分だけ修正する修正手段とを具備した
    ことを特徴とする電子時計。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53139573A (en) * 1977-05-11 1978-12-05 Seikosha Kk Signal generator
JPS55103491A (en) * 1979-02-02 1980-08-07 Seiko Epson Corp Time correction mechanism of electronic watch

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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