JPH01143873A - プテリジン誘導体 - Google Patents

プテリジン誘導体

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JPH01143873A
JPH01143873A JP29998087A JP29998087A JPH01143873A JP H01143873 A JPH01143873 A JP H01143873A JP 29998087 A JP29998087 A JP 29998087A JP 29998087 A JP29998087 A JP 29998087A JP H01143873 A JPH01143873 A JP H01143873A
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pteridine
hydrogen
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は新規なプテリジン誘導体に係る。
本発明による化合物は、芳香族アミノ酸水酸化酵蕪の補
酵素であり且つ医薬としても有用な5.6,7.8−テ
トラヒドロ−し−エリスロービオプテリン(以下、rB
H4Jと略記する)やその関連物質を合成するための中
間体として用いることができる。
(従来の技術) BH,は芳香族アミノ酸水酸化酵素の補酵素であり、従
ってドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリン、メ
ラトニンの生合成に必須の化合物であり、式 にて示される構造を有している。
このBH4が欠乏すると、悪性高フェニルアラニン血症
、パーキンソン病等の重篤な神経症が発症することが判
明しており、最近に至りこれら疾患による症状がBH4
の投与により著しく改善されることが判明している。更
に、BH4は小児自閉症や欝病の治療にも有効であると
されている。
このように、有用な薬理学的性質を有しているために、
BH4の合成に関しては従来から種々の研究がなされて
きた0例えばE、 L、 Patterson等“J、
 Am、 Cbsm、 Soc、”第78巻、第586
8頁(1956年)、H,Re腸bold等“Cbsm
、 Ber、”第96巻、第1395頁(1963年)
、E、 c、 Tay10r等“J、 Am、 Che
w、 Soc、”第98巻、第2301頁(1976年
)、M、 Viscontini等“He1v、 Ch
in。
Acta”第52巻、第1225頁(1969年)、同
55巻、第574頁(1972年)、同60巻、第21
1頁(1977年)、同62巻、第2577頁(197
9年)、K、 J、 M、 Andrews等“J、 
Chew。
Soe、 ” (c)第928頁(1969年)、S、
 Matsuura @″Ba11. Chew、 S
oc、Jpn、”第48巻、第3767頁(1975年
)、同52巻、第181頁(1979年)、”Chew
、 Lett、”第735頁(1984年)、特開昭5
9−21685、同59−82091、同60−204
786等。
(発明が解決しようとする問題点) 従来提案されてきたBH4合成法は、側鎖の不斉源とし
て、何れも高価な糖を出発原料としている点に先ず問題
があり、更に合成に多段階を要し、不安定な中間体を経
由し、又反応処理が煩雑であるために、収率や純度の低
下を招き、然かも精製が面倒であり、従って工業的製造
に適用し難いのが実情であった。
(問題点を解決するための手段及び作用)本発明者等は
、BH4の実用的な合成法を開発するために、出発原料
が廉価なこと、合成工程数が少ないこと、収率が良好な
こと、出来得ればBH4のみならず関連物質、即ち■4
類縁体の合成にも適用可能なこと等を考慮して研究を重
ねた結果、−最大 (式中R1は水素、アルキル、アラルキル又はアリール
を意味し、R2はアルキル、ヒドロキシアルキル又はポ
リヒドロキシアルキルを意味し、1jto及びR11は
同一又は異なり、水素又はアシルを意味し、nは5又は
それ以下の整数を意味し、HXは酸を意味する)にて示
されるプテリジン誘導体がit 114及びその類縁体
合成用の中間体として好適であることを見出し、本発明
を完成するに至った。
本発明によるプテリジン誘導体の合成工程並びに該誘導
体からBI3及びその類縁体の合成工程を示せば、下記
の通りである。尚、この工程図において、本発明による
プテリジン誘導体(V)に関して、R10及びR11が
共に水素を意味するものを(Vo)とした。
(VTll)(TX) (丁) (式中R,,R2、n及びHxは前記の意味を有し、R
,、R4及びR9同一又は異なり、アルキル、アラルキ
ル又はアリールを意味し、R5、R6、R)及びR8は
同一又は異なり、水素又はアシルを意味する) テトラヒドロフラニルピリミジン体(1)は、エポキシ
−テトラヒドロフラン体(IX)におけるエポキサイド
を2.4.5−)−リアミノピリミジン体(Vlll)
により開裂させることにより製造することができる。
このテトラヒドロフラニルピリミジン体(I)は、アセ
タール部分を酸により加水分解させ且つアミノ基部分に
おいて閉環させることによって、ジヒドロプテリジン体
(III’)又はテトラヒドロプテリジン体(rv’)
に変することができる。ジヒドロプテリジン体(III
’)は、プテリジン環を酸fヒすることによって本発明
によるプテリジン体(Vo)に導くことができ、又アシ
ル化によりアシル−ジヒドロプテリジン体(III”)
に導くことができる。このアシル−ジヒドロプテリジン
体(III“)は、これにアルコール類を作用させれば
容易にアシル−テトラヒドロプテリジン体(IV”)と
なり、このアシル−テトラヒドロプテリジン体(IV”
)は、これを酸処理することによって再びジヒドロプテ
リジン体(III’)に変することができる。一方、テ
トラヒドロプテリジン体(IV’)は酸処理によりジヒ
ドロプテリジン体(III’)に変することができ、又
アシル化によりアシル−テトラヒドロプテリジン体(I
V″)に変することもできる。
本発明によるプテリジン体(Vo)は、その側鎖におけ
るカルボニルを還元することによりビオプテリン体(V
l)に変することができ、この場合の還元はS、 Ka
toh等″Biochem、 Biophys、 Re
s。
Commun、”第118巻、第859頁(1984年
)が行っているようにセピアプテリンリダクターゼを用
いることにより、或は他の通常の還元試薬を用いること
により実施することができる。尚、ビオプテリン体(V
l)からテトラヒドロビオプテリン体(VII)への変
換は、S、 Matsuura等“Chew、 Let
t、”第735頁(1984年)、特開昭59−216
85、同59−82091及び同60−204786等
において既に報告されている。
上記の合成工程において、置換基R1が水素を意味し且
つR3がメチルの場合には最終生成物としてBH,が生
成し、R1が水素を意味し且つR2がヒドロキシメチル
の場合にはネオプテリンが生成する。従って本発明によ
るプテリジン誘導体(V)を用いることにより、旧■4
のみならず、種々の類縁体を廉価に且つ容易に合成する
ことが可能となる。
(実施例等) 次に、実施例及び参考例により本発明を更に具体的に且
つ詳細に説明する。
2−メチルフラン123g (1,50mol)、炭酸
ナトリウム3111g (3,00mol)及びメタノ
ール2180+*lの混合物を攪拌下に、ドライアイス
−アセトン浴により一75℃に冷却させた。臭素240
g (1,50mol)を溶解かせたジクロルメタン8
7.9mlを、上記の冷混合物に緩徐に4時間をかけて
滴下した。
滴下完了後に反応溶液を室温に戻し、析出した臭化ナト
リウムを濾去し、濾液に飽和食塩水を添加し、次いでジ
クロルメタンで3回抽出した。
ジクロルメタン層を飽和食塩水で2回洗浄し、無水硫酸
ナトリウムで乾燥させた。その後、エバポレータにより
浴温50℃以下で濃縮させ、減圧蒸留に供して表題化合
物を171g得た(収率79.1%)。
沸点:54℃(bpt4) ’H−NMRスペクトル(CDCI、 、δppm) 
:1.51.1.57 (311,s x 2.−C8
4)3.12.3.20 (3H,s x 2.−0C
H3)3.43.3.50 (311,s x 2.−
0CIh)5.4g、 5.76 (Ill、 5位の
プロトン)5.96    (211,m、オレフィン
プロトン)シリカゲルTLC: Rf・0.53.0.59 (ヘキサン:酢酸エチル=
 5 : 1) 2.5−ジヒドロ−2,5−ジメトキシ−2−メチルフ
ラン21.6g (150+u+ol)、ベンゾニトリ
ル17.0g(165mmol)及びメタノール401
の混合物を60℃に加熱し、この混合物を水酸化ナトリ
ウムによ’) pHtr 7.50−8.00 ニ維持
しながら、31%過酸化水素水11.0g (100m
mol)を緩徐に、2.5時間かけて滴下させた0次い
で、この反応溶液を60℃に且つpHを7.50−8.
00に維持しながら更に17.5時間反応させた。
沃素滴定により過酸化物がすべて消費されたことを確認
した後に、反応混合物を室温まで冷却させ、水60m1
を添加し、クロロホルムにより 3回抽出した。クロロ
ホルム層を水により 3回洗浄した後にペンタンを添加
し、析出したベンズアミドを濾去する。濾液を濃縮させ
て粗生成物30.7gを得た。この粗生成物をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(溶出溶媒、ヘキサン:酢酸エチ
ル・6:l)に供して表題化合物を2.21g得た(収
率 :9.2%)。
’H−NMRスペクトル(CDCI、、δppm) :
1.51  (3H,s、 −C84)3j3  (3
H,s、 −0CRs)3.47  (IH,d、 J
 = 2.7)1z、 3位のプロトン) 3.52  (3H,s、 −0CH3)3.67  
(IH,br、d、 J = 2.7Hz、 4位のプ
ロトン) 5.10  (11,br、s、 5位のプロトン)シ
リカゲルTLC: Rf = 0.47 (ヘキサン:酢酸エチル= 2 
: 1) 2.4.5−)リアミノ−6−ヒドロキシピリミジン硫
酸塩8.66g (36,2+*mol)をエタノール
18m1に懸濁させ、これに蒸留水72.5mlに溶解
させた炭酸ナトリウム7.69g (72,5+amo
l)を添加した。この溶液において、炭酸ガスによる発
泡が終了した後に、エタノール183mlに溶解させた
3、4−エポキシ−2,5−ジメトキシ−2−メチルテ
トラヒドロフラン2.90g (18,1m+++ol
)を添加し、窒素ガス雰囲気下に100℃に加熱して6
9時間にわたり反応させた。
反応混合物を室温まで冷却させた後に、メタノール50
1を添加し、析出した固体を濾去し、濾液を濃縮させ、
メタノール501を添加し、不溶物を濾去した。得られ
た濾液を濃縮させ、粗生成物を得た。この粗生成物を、
イヤトロビーズを用いたカラムクロマトグラフィー(溶
出溶媒:メタノール)に供して表題化合物を2.94g
得た(収率 : 53.9%)。
IH−NMRスペクトル(ピリジン−D5+δppm)
 :1.74  (3H,s、 −C84)3.44 
 (3H,s、 −0CRs)3.49  (3H,s
、  −0CH3)3.81  (IH,l、 4’位
のプロトン)4.71  (11,br、d、 J :
6Hz、 3゛位のプロトン) 54g  (IH,br、d、 J :5Hz、 5゛
位のプロトン) I!IC−NMRスペクトル(DMSO−D、、δpp
m):19.4.4g、1.55.2.70.1.7?
、2.9g、1゜107.0.108.0.152.2
.160.9.161.4IRスペクトル(KBr錠剤
、 cm−’) :3328、 1588 MSスペクトル(El) : 301  (M十)、  2邑9 シリカゲルTLC: Rf = 0.27 (クロロホルム:メタノール=5
:l) 参考例1に記載の方法により得た2、4−ジアミノ−6
−ヒドロキシ−5−]4°−(3°−ヒドロキシ−2°
、5°−ジメトキシ−2°−メチルテトラヒドロフラニ
ル)lピリミジン10mg (0,033+u+ol)
に6N−塩酸100μmを添加し、室温で10分間攪拌
した後に、直ちに真空ポンプを用いて濃縮させることに
より表題化合物(粗製物)を9mg得た。
この物質は、塩酸中では次式に示される平衡状態を呈す
る。
’H−NMRスヘクト/しく20% DCI、δppm
) 二2.51.2.54  (3H,s x 2.−
C84)4.1?、 4j7  (IH,br、d、 
br、s、 J−711z。
6位のプロトン) 4.88     (br、d、 J ニアHz、 1
’位のプロトン) 5.65.5.74  (11,br、s x 2.7
位のプロトン) IRスペクトル(KBr錠剤、 cm−’) :326
0.16.50 M5スペクトル(FAB、ポジティブ):23g [(
M + H)+]、 165参考例1に記載の方法によ
り得た2、4−ジアミノ−6−ヒドロキシ−5−[4°
−(3′−ヒドロキシ−2゛、5−ジメトキシ−2′−
メチルテトラヒドロフラニル)lピリミジン70mg 
(0,232mmol)に酢酸3.01を添加し、50
℃で20分間攪拌した0次いで、室温まで冷却させた後
に、真空ポンプを用いて減圧乾燥させることにより粗生
成物を得た。この粗生成物をシリカゲル薄層クロマトグ
ラフィー(H開溶媒、クロロホルム:メタノール= 5
 : 1)に供して表題化合物を17.6+ag得た(
収率:28 、2X)。
’トNMRスペクトル(DMSO−06,δppm) 
:2.22  (3H,s、  −C10)3.03 
 (IH,+a、 6位のプロトン)3.49  (3
B、  s、  −0CHs)4.13  (IL b
r、t、 1’位のプロトン)4.88  (1B、 
d、 J =6Hz、 7位のプロトン)5.69  
(l)l、 br、d、 J :6Hz、 1’位の水
酸基のプロトン) 13C−NMRスペクトル゛(DMSO−06,δpp
+a) :26.6.55.6.55.7.74.4.
96.9.98.5゜155.9.157.7.158
.1.210.4MSスペクトル(El) : 269 (M+)、 196 シリカゲルTLC: Rf = 0.48 (クロロホルム:メタノール・5
:1) 髪JJLL 参考例3に記載の方法により得た2−アミノ−4−ヒド
ロキシ−7−メドキシー6−(1’−ヒドロキシ−2°
−オキソプロピル)−5,6,7,8−テトラヒドロプ
テリジン30tag (0,1Bmmol)に6N−塩
酸600μIを添加し、室温下に1θ分間攪拌した後に
、真空ポンプを用いて濃縮させることにより表題化合物
(粗製物)を23mg得な。
この化合物の物性データは参考例2に記載の値と合致し
た。
参考例1に記載の方法により得た2、4−ジアミノ−6
−ヒドロキシ−5−[4’−(3’−ヒドロキシ−2°
、5°−ジメトキシ−2′−メチルテトラヒドロフラニ
ル)1ピリミジン200mg (0,664mmol)
に6N−塩酸2.0(lslを添加し、室温で10分間
反応させた。
反応溶液の一部を採取し、真空ポンプを用いて濃縮乾燥
させた後に、III−NMRスペクトルを測定した処、
2−アミノ−4−ヒドロキシ−6−(1’−ヒドロキシ
−2゛−オキソプロピル)−5,6−シヒドロプテリジ
ン(この化合物の物性値については参考例2を参照)の
生成が認められた。
残余の反応溶液を、沃素60hg (2j6mmol)
のメタノール2.0hl懸濁液に添加し、更にメタノー
ル1.00m1を添加した。
室温下に10分間反応させた後に、蒸留水5.00m1
を添加し、次いで炭酸ナトリウム764+*g(7,2
1a++aol)を添加して中和させ、反応混合物に蒸
留水10m1を添加し、析出している黒褐色固体を濾取
した。この黒褐色固体を水洗し、メタノールで洗浄し、
真空ポンプを用いて乾燥させることによって表題化合物
を淡黄色固体として99.2+ag得たく収率: 63
.5%)。
’)l−NMRスペクトル(DMSO−1t、、、δp
pm) :2、18 011. ’ s、 −C113
)5.24  (IH,d、 J :6117.、1’
位のプロトン)6.33  (IH,d、 J =61
1z、 1’位の水酸基のプロトン) 6.96  (2H,br、s、 2位ノアミノ基ノフ
ロトン) 171  (IH,s、 7位ノフロトン)IRスペク
トル(KBr錠剤、 c+s−’) :3248.16
52 ミリMSスペクトル、 C,H8N、O,。
235 (M”)、 219.192.177、163
.136.122参考例1に記載の方法により得た2、
4−ジアミノ−6−ヒドロキシ−5−[4’−(3°−
ヒドロキシ−2°、5°−ジメトキシ−2′−メチルテ
トラヒドロフラニル)lピリミジン220mg (0,
730mn+ol)に6N−塩酸2.20m1を添加し
、室温下に10分間反応させた後に、真空ポンプを用い
て濃縮させた。この濃縮溶液を水冷した後に、無水酢酸
3.50m1及びピリジン3.50 mlを添加し、室
温下に1時間攪拌して反応させた。不溶物を濾去した後
に、濾液をエーテル601中に投入し、析出する半固体
状物質をデカンテーションにより採取し、更にエーテル
で3回洗浄し、真空ポンプを用いて乾燥させることによ
り表題化合物(粗製物)を400−g得た。
’H−NMRスペクトル(ピリジン−”5+δppm)
 :2.15.244.2.54  (38x 3. 
s x 3゜CH3COx 2.−CII3) 5.62     (IH,d、 J = 81(z、
 1’位のプロトン) 5.96        (IH,br、s、 7位の
プロトン) 6.24         (IH,br、d、 J 
=MHz。
6位のプロトン) MSスペクトル(FAI、ポジティブ):322 [(
M + H)町 費」コLj− 参考例1に記載の方法により得た2、4−ジアミノ−6
−ヒドロキシ−5−[4’−(3°−ヒドロキシ−2′
、5−ジメトキシ−2°−メチルテトラヒドロフラニル
)]ピピリジ22220mg(0,730鳳mol)に
6N−塩酸2.20m1を添加し、室温下に10分間攪
拌した後に、真空ポンプを用いて濃縮させた。この濃縮
溶液を氷冷した後に、無水酢酸3.50m1及びピリジ
ン3.50 mlを添加し、室温下に1時間攪拌して反
応させた。不溶物を濾去した後に、濾液をエーテル60
1中に投入し、析出する半固体状物質をデカンテーショ
ンにより採取し、更にエーテルで3回洗浄し、真空ポン
プを用いて乾燥させた0次に、これにメタノール71を
添加し、室温下に30分間攪拌して反応させた。この反
応混合物をシリカゲル薄層クロマトグラフィー(展開溶
媒、クロロホルム:メタノール= 5 : 1)に供し
て表題化合物を73.9mg得た(収率:28.8%)
’トNMRスペクトル(DMSO−D、、δpp鳳):
1.96.1.99.2.14  (3)1 x 3.
 s x 3゜CH3COx 2.−C10) 3.19        (3H,s、 −0CHs)
4.58        (11,br、d、 J =
4.5Hz。
7位のプロトン) 4.116        (IH,d、 J = 7
.3Hz。
1゛位のプロトン) 5.22        (lll、 br、d、 J
 = ?jHz。
6位のプロトン) 7.91        (IH,br、d、 J =
4.5Hz。
8位のプロトン) ”C−NMRスペクトル(DMSO−06,δppm)
:20.2.21.7.26.5.47.5.53.5
.74.7゜$1.9.92.2.153.9.153
.3.157.4.169.5゜171.0.204.
1 1Rスペクトル(KBr錠剤、 cm−’) :334
4.1710.1616 シリカゲルTLC: Rf = 0.27 (クロロホルム:メタノール=5
:1) 参考例1に記載の方法により得た2、4−ジアミノ−6
−ヒドロキシ−5−(4°−(3゛−ヒドロキシ−2°
、5°−ジメトキシ−2゛−メチルテトラヒドロフラニ
ル)lピリミジン150+ag (0,498+++m
ol)に酢酸1.51を添加し、50℃で20分間攪拌
した0反応混合物を室温まで冷却させた後に、真空ポン
プを用いて減圧乾燥させた。このサンプルの一部を採取
して11−NMRスペクトルを測定した処、2−アミノ
−4−ヒドロキシ−7−メドキシー6〜(1’−ヒドロ
キシ−2°−オキソプロピル)−5,6,7,8−テト
ラヒドロプテリジン(この化合物の物性データについて
は参考例3を参照)の生成が認められた。
残余のサンプルを水冷した後に、無水酢酸2.51及び
ピリジン2.51を添加し、室温下に1時間攪拌し、次
いで反応系にエーテル501を添加した。析出した固体
状物質を濾取し、エーテルで洗浄した後に乾燥させて粗
生成物を94.1B得た。この粗生成物をシリカゲル薄
層クロマトグラフィー(展開溶媒、クロロホルム:メタ
ノール・5:l)に供して表題化合物を20.0mg得
た(収率 : 11.4%)。
’)I−NMRスペクトル(DMSO−06,δppm
) :2.01.2.10.2.17  (31x 3
. s x 3゜CH3COx 2.−CR2) 3.42        (3B、 s、 −0CRs
)3.83        (11,ta、 6位の1
0トン) 4.86        (IH,br、d、 J =
6.8Hz。
5位のプロトン) 5.18        (18,d、 J = 2.
0Hz。
7位のプロトン) 5.28        (Hl、 d、 J =3.
4Hz。
1′位のプロトン) 13C−NMRスペクトル(DMSO−Da、δppm
) :20.3,24.1.27.0.52.4,55
.3.7?、7゜96.6,103.6,148j、1
52.4,155.0.16B、9゜169.6,20
3.9 MSスペクトル(EI) : 353 (M″′) シリカゲルTLC: Rf = 0.45 (クロロホルム:メタノール= 
5 : 1) 参考例6に記載の方法により得た2−アセタミド−5−
アセチル−4−ヒドロキシ−7−メドキシー6−(1’
−ヒドロキシ−2′−オキソプロピル)−5,6,7,
8−テトラヒドロプテリジン10a+g (0,028
+amol)に6N−塩酸300μmを添加し、室温下
に6時間攪拌して反応さ亡な後に、真空ポンプを用いて
濃縮させることにより表題化合物(粗製物)を6.5m
g得た。
この化合物の物性データは参考例2に記載の値と合致し
た。
(発明の効果) 本発明による化合物を用いれば、医薬品として有用なり
H4、即ち5,6,7.8−テトラヒドロ−し−エリス
ロービオプテリンやその類縁体を簡便に且つ効率良く合
成することが可能となり、製造コストを低置ならしめる
ことができる。

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(V) (式中R_1は水素、アルキル、アラルキル又はアリー
    ルを意味し、R_2はアルキル、ヒドロキシアルキル又
    はポリヒドロキシアルキルを意味し、R_1_0及びR
    _1_1は同一又は異なり、水素又はアシルを意味し、
    nは5又はそれ 以下の整数を意味し、HXは酸を意味する)にて示され
    るプテリジン誘導体。
  2. (2)R_1が水素を意味していることを特徴とする、
    特許請求の範囲第1項に記載のプテリジン誘導体。
  3. (3)R_1がアルキルを意味していることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項に記載のプテリジン誘導体。
  4. (4)R_1がメチル、エチル、プロピル、ブチル、ペ
    ンチル、ヘキシル又はこれらの異性体を意味しているこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第3項に記載のプテリ
    ジン誘導体。
  5. (5)R_1がアラルキルを意味していることを特徴と
    する、特許請求の範囲第1項に記載のプテリジン誘導体
  6. (6)R_1がベンジル、キシリル又はフェネチルを意
    味していることを特徴とする、特許請求の範囲第5項に
    記載のプテリジン誘導体。
  7. (7)R_1がアリールを意味していることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項に記載のプテリジン誘導体。
  8. (8)R_1がフェニル、トリル、アニシル又はナフチ
    ルを意味していることを特徴とする、特許請求の範囲第
    7項に記載のプテリジン誘導体。
  9. (9)R_2がアルキルを意味していることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第1項に記載のプテリジン誘導体。
  10. (10)R_2がメチル、エチル、プロピル、ブチル、
    ペンチル、ヘキシル又はこれらの異性体を意味している
    ことを特徴とする、特許請求の範囲第9項に記載のプテ
    リジン誘導体。
  11. (11)R_2がヒドロキシアルキルを意味しているこ
    とを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載のプテリ
    ジン誘導体。
  12. (12)R_2がヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル
    又はヒドロキシプロピルを意味していることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第11項に記載のプテリジン誘導体
  13. (13)R_2がポリヒドロキシアルキルを意味してい
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載のプ
    テリジン誘導体。
  14. (14)R_2が1,2−ジヒドロキシエチル、1,2
    −ジヒドロキシプロピル、2,3−ジヒドロキシプロピ
    ル又は1,2,3−トリヒドロキシプロピルを意味して
    いることを特徴とする、特許請求の範囲第13項に記載
    のプテリジン誘導体。
  15. (15)R_1_0及びR_1_1が共にアシルを意味
    していることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記
    載のプテリジン誘導体。
  16. (16)R_1_0及びR_1_1が同一又は異なるア
    シルを意味し、そのアシルがアセチル、プロピオニル及
    びベンゾイルから選択されたものであることを特徴とす
    る、特許請求の範囲第15項に記載のプテリジン誘導体
  17. (17)R_1_0及びR_1_1の一方が水素を意味
    し、他方がアシルを意味していることを特徴とする、特
    許請求の範囲第1項に記載のプテリジン誘導体。
  18. (18)アシルがアセチル、プロピオニル及びベンゾイ
    ルから選択されたものであることを特徴とする、特許請
    求の範囲第17項に記載のプテリジン誘導体。
  19. (19)R_1_0及びR_1_1が共に水素を意味し
    ていることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載
    のプテリジン誘導体。
  20. (20)R_1が水素を意味し、R_2がメチルを意味
    していることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記
    載のプテリジン誘導体。
  21. (21)R_1が水素を意味し、R_2がヒドロキシメ
    チル意味していることを特徴とする、特許請求の範囲第
    1項に記載のプテリジン誘導体。
  22. (22)R_1がブチルを意味し、R_2がメチルを意
    味していることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に
    記載のプテリジン誘導体。
  23. (23)R_1がブチルを意味し、R_2がヒドロキシ
    メチルを意味していることを特徴とする、特許請求の範
    囲第1項に記載のプテリジン誘導体。
  24. (24)R_1がベンジルを意味し、R_2がメチルを
    意味していることを特徴とする、特許請求の範囲第1項
    に記載のプテリジン誘導体。
  25. (25)R_1がベンジルを意味し、R_2がヒドロキ
    シメチルを意味していることを特徴とする、特許請求の
    範囲第1項に記載のプテリジン誘導体。
  26. (26)R_1が水素を意味し、R_2がメチルを意味
    し、R_1_0及びR_1_1が共に水素を意味してい
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載のプ
    テリジン誘導体。
  27. (27)R_1が水素を意味し、R_2がヒドロキシメ
    チルを意味し、R_1_0及びR_1_1が共に水素を
    意味していることを特徴とする、特許請求の範囲第1項
    に記載のプテリジン誘導体。
  28. (28)R_1がブチルを意味し、R_2がメチルを意
    味し、R_1_0及びR_1_1が共に水素を意味して
    いることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載の
    プテリジン誘導体。
  29. (29)R_1がブチルを意味し、R_2がヒドロキシ
    メチルを意味し、R_1_0及びR_1_1が共に水素
    を意味していることを特徴とする、特許請求の範囲第1
    項に記載のプテリジン誘導体。
  30. (30)R_1がベンジルを意味し、R_2がメチルを
    意味し、R_1_0及びR_1_1が共に水素を意味し
    ていることを特徴とする、特許請求の範囲第1項に記載
    のプテリジン誘導体。
  31. (31)R_1がベンジルを意味し、R_2がヒドロキ
    シメチルを意味し、R_1_0及びR_1_1が共に水
    素を意味していることを特徴とする、特許請求の範囲第
    1項に記載のプテリジン誘導体。
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