JPS6372696A - 1,5−アンヒドロ−d−フルクト−ス及びその水和物の製造法 - Google Patents

1,5−アンヒドロ−d−フルクト−ス及びその水和物の製造法

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JPS6372696A
JPS6372696A JP21373386A JP21373386A JPS6372696A JP S6372696 A JPS6372696 A JP S6372696A JP 21373386 A JP21373386 A JP 21373386A JP 21373386 A JP21373386 A JP 21373386A JP S6372696 A JPS6372696 A JP S6372696A
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JP
Japan
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anhydro
fructose
formula
acid
alkylidene
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JP21373386A
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English (en)
Inventor
Tsunero Nakamura
中村 恒郎
Akira Takahashi
昭 高橋
Kunimoto Kato
加藤 国基
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Nippon Kayaku Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kayaku Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、糖尿病態との関連において近年関心ヲ集めて
いる1、5−アンヒドロ−D−グルシトールの、Pse
udomonas属細菌由来膜酵素による変換体である
1、5−アンヒドロ−D−フルクトース及びその水和物
の製造法に関する。
〔従来の技術〕
ジャーナルオプバイオケミストリー(J、Bio−ch
em−)、Vol−99,p 607には、1,5−了
ンヒドローD−フルクトースカ、1I5−アンヒドロ−
D−グルシトールのPseudomonas属細菌由米
膜酵素による変換体として得られることが開示されてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、辱素による方法は、酵素の分離や変換体の単離
、精製が困難などの問題点を有し、合成法の開発が望1
れていた。
〔問題点を填決するための手段〕
本発明者らは、種々の研究の結果、下記一般式CI+ シリル基を示す。 ) で゛表ワサれる1、°5−アンヒドロー3−0−アルキ
ルシリル−4,6−0−アルキリデン−D−フルクトー
スを酸加水分解することにより、容易にしかも高収率で
式0 で表わされる1、5−アンヒドロ−D−フルクトースl
水和物が得られ、また、得られた水和物を脱水すること
により式(I[I) で表わされる1、5−アンヒドロ−D−フルクトースが
得られることを見出し、本発明を完成した。
一般式+11においてAのアルキリデンとして、例えば
、エチリデン、インプロピリデン、シクロヘキシリデン
などのC2〜C?のアルキリデンがあげられる。Rのア
ルキルシリル基としては、トリメチルシリル基、t−ブ
チルジメチルシリル基、(シリル基)、トリイソプロピ
ルシリル基などがあげられる。
一般式+11の化合物としては、例えば、1.5−アン
ヒドロ−3−0−1−ブチルジメチル7リルー4.6−
0−インプロピリデン−D−フルクトースなどがあげら
れる。
酸加水分解は水溶媒中、酸の存在下に、20〜100℃
、好ましくは25〜60で1〜5時間時間桁えばよい。
酸としては、例えば、塩酸、硫酸などの鉱酸、ギ酸、酢
酸、トリフルオロ酢酸、プロピオン酸などの(C,〜C
5の低級)脂肪酸などがあげられる。
酸の添腑量は特に制限はないが、鉱酸を使用する場合は
、反応液中の酸濃度がO,O]N−5N、好ましくは0
.1−2 N程度になるように、又、脂肪酸を使用する
場合は反応液中の濃度が50%以上、好ましくは60〜
80%程度になるように添加すればよい。
単離、精製は、例えばシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーなどの通常の方法が用いられる。
1.5−アンヒドロ−D−フルクトースは上記の方法で
得られた式lの1水和物を脱水することにより得られる
脱水は、減圧下、80〜110℃好ましくは90〜10
0℃程度で1時間以上行えばよい。
この脱水の際P2O5などの脱水剤を併用すると反応は
容易に進行する。
mらhた1、5−アンヒドロ−D−フルクトースは、水
存在下、容易に水和し、1.5−アンヒドロ−D−フル
クトースl水和物を生成する。
本発明方法における出発原料である式(Ilの化合物は
、例えば、次の方法で得られる。
まf、1.5−アンヒドロ−D−グルシトールに、極性
溶媒中、酸;独媒の存在下、低級脂肪族ケトン又はその
ケタールもしくは低級脂肪族アルデヒド又はそのアセタ
ールを反応すせ1,5−アンヒドロ−4,6−0−アル
キリデン−D−グルシトールを生成させる。
極性溶媒としては、ジメチルホルムアミド1、アセトン
、ジメチルスルホキシドなどがあげられる。
低級脂肪族ケトン又はそのケタールとしては倒えば、ア
セトン、などのC3〜C7のケトン及びそのケタールな
どがあげられる。
低級脂肪族アルデヒド(又はそのアセタール)としては
、アセトアルデヒド、ブチルアルデヒド、アセトアルデ
ヒドジメチルアセタールなどのC2〜C5のアルデヒド
及びそのアセタールなどがあげられる。
酸触媒としては、p−1−ルエンスルホン酸などの芳香
族スルホン酸、硫酸、塩酸などの鉱酸があげられる。
反応温度は25〜100℃、好ましくは60〜80℃程
度である。また、反応時間はIFrf間以上、好ましく
は2〜12時間程度である。
生成物の単離、・精製は、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーなどの常法により行われる。
次いで、得られたl、5−アンヒドロ−4,6−〇−ア
ルキリデンーD−グルシトールに、溶媒サセ、1.5−
アンヒドロ−3−〇−アルキルシリルー4.6−0−ア
ルキリデン−D−グルシトールを得る。
77t、キルシリル化剤としては、トリメチルシリルク
ロリド、t−ブチルジメチルシリルクロリド、トリイソ
プロピルシリルクロリドなどのC3〜C9のアルキルシ
リルハロゲン化物があげられるが、t−ブチルジメチル
シリルクロリドが好ましい。
溶媒としてはジメチルホルムアミド、テトラヒドロフラ
ン、アセトニトリルなどがあげられる。
塩基としては、イミダゾール、ジメチルアミノピリジン
、トリエチルアミンなどがあげられる。
反応温度は20〜60℃、好ましくは25〜30であり
。反応時間は1〜12時間、好ましくは2〜5時間であ
る。
生成物の単離は、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
などの常法で行う。
その後、得られた1、5−アンヒドロ−3−〇−アルキ
ルシリルー4.6−0−アルキリデン−D−グルシトー
ルを(溶媒中、保護基に何ら影響の及ぼさない酸化剤で
)酸化することにより一般式(Ilの化合物が得られる
溶媒としては、ジクロロメタン、ジメチルホルムアミド
、四塩化炭素などがあげられる。
また、酸化剤としては、例えば、ピリジニウムジクロメ
ート、ピリジニウムクロロクロメートなどの酸化クロム
(IV)−ピリジン錯体や四酸化テニウムなどがあげら
れる。
この反応は通常O〜25℃で、10〜24時間行われろ
〔効 果〕
本発明方法によれば、酵素を用いる従来の方法ニくうべ
、l、5−アンヒドロ−D−フルクトース及びその水和
物を容易に、しかも高収率で大量に得ることができる。
〔実施例〕  ゛ 1.5−アンヒドロ−3−0−1−ブチルジメチルシリ
ル−4,6−0−インプロピリデン−D−フルクトース
6001!Ig (1,9mmo+)を70%酢酸15
m1に溶解し、60℃で3時間攪拌した復水10m1を
加えエーテル30m1で洗浄する。水層な凍結乾燥して
得られる生成物をCMbヨパール、セファデックスG−
10,シリカゲルの各種クロマトグラフィーに付し精製
後、エタノール−エーテルにより結晶化して無色の粉末
の式■の化合物を264.7rr!g(収率77.5%
)得た。ついで化合物式lの化合物10[11gを五酸
化リンの存在下、減圧しながら100℃で2時間加熱す
ることにより無色のアメ状物質の式(ト)の化合物を8
.0 mg (収*89.0%)得た。
・化合物+11 、  cm−’ IR,し      3400.   +740.  
1460゜u3o1 +380゜ ・化合物(2) m、p、:  6:3〜74℃(dec:165)FA
B−MS : 255.325.347質量数255に
(M+G+H−H2O) 325に(21’VI+H2
H20)  347に(M+ 20+HH2O)  が
要測されることにより分子量は180と結論されろ。
cm−1 1R,ν   3400,2950,2875゜Br +090,1040.840゜ 13CNMR:δD2093.45[sl、 81.4
7(dl。
99m 77.75(dl、 72.56(tl、 69.85
(dl、 62.03(tl’H−NMR:δ   3
.89 (I H,dd)、 3.75pm (IH,a)、  3.s7’(’iH,aa)、3.
56(1)La)、3.45(IH,a)、3.44(
tH,t )。
3.40 (]H,□ m) 〔参考例〕 1.5−アンヒドロ−D−グルシトール11.0g (
67,0mmol )をジメチルホルムアミド15m1
に溶製し、アセトンジメチルケタール24.7ml (
200,7mmol )及びp−)ルエンスルホン酸I
gを加え、80℃で6時間攪拌した後、水20’ Om
lを加え400 mlの酢酸エチルで抽出した。抽出し
た酢酸エチル層を水および飽和食塩水で洗浄後、硫酸マ
グネシウムで乾燥し、ついで減圧濃縮して得られる生成
物をクロロホルム−メタノール混合溶媒によるシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーに付して無色アメ状物質の
(3)をt2.6g(収率92.0%)得た。
−グルシトール(4)の合成 化合物(3114,8g (72,2mmol )をジ
メチルホルムアミド100m1に溶解し、t−ブチルジ
メチルクロロシラン13.1 g (86,6mmol
)及びイミダゾール11.8 g (] 73.3 m
mol)を加え室温で2.5時間攪拌した後、水300
m1を加え、酢酸エチル400m1で抽出する。抽出し
た酢酸エチル層を水及び飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、ついで減圧濃縮して得られる生成物
をトルエン−酢酸エチル混合溶媒によるシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付して、無色針状晶の(4)を
10.1 g (収率43.1%)得た。
化合物(41862,OQ (2,7mmol )をジ
クロルメタン20 mlに溶解し、4A−モレキュラー
シーブス3.Og及びピリジニウムジクロメート2.0
g (5,4mmol)を加え、室温で188時間攪拌
た後、沈殿物をP去し、P液の溶媒を留去する。
ついで残漬をトルエン−酢酸エチル混合溶媒によるシリ
カゲルカラムクロマトグラフィーに付して無色アメ状物
質の(5)を740.0■(86,4%)得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aは¥アルキリデン基¥、Rは¥アルキルシリ
    ル基¥を示す。) で表わされる1,5−アンヒドロ−3−O−アルキルシ
    リル−4,6−O−アルキリデン−D−フルクトースを
    酸加水分解することを特徴とする式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる1,5−アンヒドロ−D−フルクトース1
    水和物の製造法 2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Aはアルキリデン基、Rはアルキ ルシリル基を示す。) で表わされる1,5−アンヒドロ−3−O−¥アルキル
    シリル¥−4,6−O−アルキリデン−D−フルクトー
    スを酸加水分解して1,5−アンヒドロ−D−フルクト
    ース1水和物を生成させ、次いでこれを脱水することを
    特徴とする式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる1,5−アンヒドロ−D−フルクトースの
    製造法。
JP21373386A 1986-09-12 1986-09-12 1,5−アンヒドロ−d−フルクト−ス及びその水和物の製造法 Pending JPS6372696A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002058477A (ja) * 2000-08-21 2002-02-26 進 ▲桧▼作 1,5−d−アンヒドロフルクトースまたはそれを構成糖として含有する糖鎖で修飾されたリゾチームおよび抗菌剤
JP2008054531A (ja) * 2006-08-29 2008-03-13 Nihon Starch Co Ltd 1,5−d−アンヒドログルシトールの製造法

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