JPH0113399Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0113399Y2 JPH0113399Y2 JP16570383U JP16570383U JPH0113399Y2 JP H0113399 Y2 JPH0113399 Y2 JP H0113399Y2 JP 16570383 U JP16570383 U JP 16570383U JP 16570383 U JP16570383 U JP 16570383U JP H0113399 Y2 JPH0113399 Y2 JP H0113399Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laminated core
- type laminated
- core body
- welded
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000003475 lamination Methods 0.000 claims description 9
- 239000011162 core material Substances 0.000 description 57
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 14
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 9
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 6
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical compound [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000005304 joining Methods 0.000 description 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 1
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案は放電灯安定器などのトランス鉄心構体
に係り、鉄心構体を形成する鉄心体の接合構造に
関する。
に係り、鉄心構体を形成する鉄心体の接合構造に
関する。
従来のこの種トランス鉄心構体はＥ形積層鉄心
体とＩ形積層鉄心体とにて構成され、この両鉄心
体を接合して積層方向の接合部を熔接する構造が
採られているが、この構造ではＥ形積層鉄心体の
中央脚部とＩ形積層鉄心体との接合部は単に機械
的に接合されているのみで、内部は熔接されてお
らず鉄心の変形或はＥ形積層鉄心体とＩ形積層鉄
心体との鉄心片の積層枚数が異なる場合鉄心が浮
いた状態となり、唸音の発生原因となつていた。
体とＩ形積層鉄心体とにて構成され、この両鉄心
体を接合して積層方向の接合部を熔接する構造が
採られているが、この構造ではＥ形積層鉄心体の
中央脚部とＩ形積層鉄心体との接合部は単に機械
的に接合されているのみで、内部は熔接されてお
らず鉄心の変形或はＥ形積層鉄心体とＩ形積層鉄
心体との鉄心片の積層枚数が異なる場合鉄心が浮
いた状態となり、唸音の発生原因となつていた。
このため第１図に示すように鉄心１とこの鉄心
１に嵌合したコイル２との間にスペーサ３を挿入
する構造が採られているが、この構造ではＥ形積
層鉄心体の中央脚部は単なる機械的固定のため、
スペーサの経年変化による収縮などでスペーサが
脱落し易く、その材質、形状など設計的に困難で
あり、充分な信頼性が期待できず、また部品点数
或は組立工数上からも高価となる欠点を有してい
る。
１に嵌合したコイル２との間にスペーサ３を挿入
する構造が採られているが、この構造ではＥ形積
層鉄心体の中央脚部は単なる機械的固定のため、
スペーサの経年変化による収縮などでスペーサが
脱落し易く、その材質、形状など設計的に困難で
あり、充分な信頼性が期待できず、また部品点数
或は組立工数上からも高価となる欠点を有してい
る。
また第２図に示すようにＥ形積層鉄心体４の中
央脚部５のＩ形積層鉄心体６との接合面７をコイ
ル嵌合前に積層方向にて熔接してブロツク化した
後にＩ形積層鉄心体６を接合する構造が採られて
いる。この構造では唸音の発生に対する信頼性が
向上されるが、熔接した個所が両鉄心体４，６の
接合部となるため、熔接だれなどで接合面に凹凸
が形成されていると接合不良により、電気的特性
が変化するため、両鉄心体４，６の熔接接合後に
積層方向の熔接個所の面を平面状に修正する必要
があり、また鉄心構体の組立時にＥ形積層鉄心体
４の熔接および両鉄心体４，６の接合熔接との２
工程のため、ライン構成が長くなるなどの場所的
にも多くを要する欠点があつた。さらに鉄心材の
ロツトの変りにより材質が変化したときに鉄心積
厚の調整によつて所定の電気特性を得られるよう
にすることはＥ形積層鉄心体が熔接によつて一体
化されていると簡単にできない欠点を有してい
た。
央脚部５のＩ形積層鉄心体６との接合面７をコイ
ル嵌合前に積層方向にて熔接してブロツク化した
後にＩ形積層鉄心体６を接合する構造が採られて
いる。この構造では唸音の発生に対する信頼性が
向上されるが、熔接した個所が両鉄心体４，６の
接合部となるため、熔接だれなどで接合面に凹凸
が形成されていると接合不良により、電気的特性
が変化するため、両鉄心体４，６の熔接接合後に
積層方向の熔接個所の面を平面状に修正する必要
があり、また鉄心構体の組立時にＥ形積層鉄心体
４の熔接および両鉄心体４，６の接合熔接との２
工程のため、ライン構成が長くなるなどの場所的
にも多くを要する欠点があつた。さらに鉄心材の
ロツトの変りにより材質が変化したときに鉄心積
厚の調整によつて所定の電気特性を得られるよう
にすることはＥ形積層鉄心体が熔接によつて一体
化されていると簡単にできない欠点を有してい
た。
本考案は上記欠点に鑑みなされたもので、唸音
の発生を防止でき、電気的特性の調整が簡単で、
製造ライン構成スペースも大きくならず、安価で
信頼性のあるトランス鉄心構体を提供するもので
ある。
の発生を防止でき、電気的特性の調整が簡単で、
製造ライン構成スペースも大きくならず、安価で
信頼性のあるトランス鉄心構体を提供するもので
ある。
本考案はＥ形積層鉄心体と、このＥ形積層鉄心
体に接合されるＩ形積層鉄心体とからなり、この
Ｅ形積層鉄心体の少くとも中央脚部をＩ形積層鉄
心体にこの両積層鉄心体の積層方向と異なる面の
表面部にて平面的に熔接して一体的に結合してな
るものである。
体に接合されるＩ形積層鉄心体とからなり、この
Ｅ形積層鉄心体の少くとも中央脚部をＩ形積層鉄
心体にこの両積層鉄心体の積層方向と異なる面の
表面部にて平面的に熔接して一体的に結合してな
るものである。
次に本考案の一実施例の構成を図面第３図につ
いて説明する。
いて説明する。
１０はＥ形積層鉄心体で、この鉄心体１０の接
合面と反対側面に積層方向の熔接部１１を形成し
て一体化させる。
合面と反対側面に積層方向の熔接部１１を形成し
て一体化させる。
また１２はＩ形積層鉄心体で、接合面と反対側
面に熔接部１３を有し前記Ｅ形積層鉄心体１０の
中央脚部１４と側脚部１５，１５との先端にＥ形
積層鉄心体１０にコイル（図示せず）を嵌合した
のちに接合される。
面に熔接部１３を有し前記Ｅ形積層鉄心体１０の
中央脚部１４と側脚部１５，１５との先端にＥ形
積層鉄心体１０にコイル（図示せず）を嵌合した
のちに接合される。
そしてＥ形積層鉄心体１０の中央脚部１４およ
び側脚部１５，１５の先端とＩ形積層鉄心体１２
との接合部を鉄心体１０，１２の積層方向と異な
る表面部を平面的に熔接するとともに積厚方向の
接合部も熔接部１９，２０を形成する。この表面
部の熔接部１６，１７，１８は電気棒熔接または
アルゴンアーク熔接などにより点熔接的に行な
う。そしてこの熔接部１６，１７，１８の深さは
積層鉄心体１０，１２の鉄心片の表面側１枚分で
充分であるが表面側の２乃至３枚とすれば唸音の
防止の信頼性は向上される。
び側脚部１５，１５の先端とＩ形積層鉄心体１２
との接合部を鉄心体１０，１２の積層方向と異な
る表面部を平面的に熔接するとともに積厚方向の
接合部も熔接部１９，２０を形成する。この表面
部の熔接部１６，１７，１８は電気棒熔接または
アルゴンアーク熔接などにより点熔接的に行な
う。そしてこの熔接部１６，１７，１８の深さは
積層鉄心体１０，１２の鉄心片の表面側１枚分で
充分であるが表面側の２乃至３枚とすれば唸音の
防止の信頼性は向上される。
また前記Ｅ形積層鉄心体１０とＩ形積層鉄心体
１２との積層方向の熔接部１９，２０と、両鉄心
体１０，１２の接合部の熔接部１６，１７，１８
は組立後同時工程で熔接して組立工程ラインを長
くする必要はない。
１２との積層方向の熔接部１９，２０と、両鉄心
体１０，１２の接合部の熔接部１６，１７，１８
は組立後同時工程で熔接して組立工程ラインを長
くする必要はない。
次に他の実施例を第４図について説明する。
Ｅ形積層鉄心体１０の中央脚部１４を側脚部１
５，１５より長くし、この中央脚部１４が接合さ
れるＩ形積層鉄心体１２の中央部に嵌合凹部２１
を形成する。この構造ではＥ形積層鉄心体１０の
中央脚部１４をＩ形積層鉄心体１２の嵌合凹部２
１に嵌合して熔接することにより熔接部１６はＥ
形積層鉄心体１０のコイル嵌合部２２より離反さ
れ、熔接時にコイルが邪魔になることがなく、熔
接作業性がよく、またコイルを熔接熱で焦すこと
がなく、熔接装置の簡略化をはかることができ、
コイルの損傷を防止できる。
５，１５より長くし、この中央脚部１４が接合さ
れるＩ形積層鉄心体１２の中央部に嵌合凹部２１
を形成する。この構造ではＥ形積層鉄心体１０の
中央脚部１４をＩ形積層鉄心体１２の嵌合凹部２
１に嵌合して熔接することにより熔接部１６はＥ
形積層鉄心体１０のコイル嵌合部２２より離反さ
れ、熔接時にコイルが邪魔になることがなく、熔
接作業性がよく、またコイルを熔接熱で焦すこと
がなく、熔接装置の簡略化をはかることができ、
コイルの損傷を防止できる。
また第５図に示すようにＩ形積層鉄心体１２に
Ｅ形積層鉄心体１０の中央脚部１４と側脚部１
５，１５との間のコイル嵌合部２２に嵌合される
突出部２３，２３を形成し、Ｅ形積層鉄心体１０
の中央脚部１４と側脚部１５，１５の表面部の熔
接部１６，１７，１８をコイルから離反させるこ
ともできる。
Ｅ形積層鉄心体１０の中央脚部１４と側脚部１
５，１５との間のコイル嵌合部２２に嵌合される
突出部２３，２３を形成し、Ｅ形積層鉄心体１０
の中央脚部１４と側脚部１５，１５の表面部の熔
接部１６，１７，１８をコイルから離反させるこ
ともできる。
本考案によれば、Ｅ形積層鉄心体の少くとも中
央脚部の積層方向と異なる表面部をＩ形積層鉄心
体に接合したので、両鉄心体は一体的に熔接さ
れ、特にＥ形積層鉄心体の中央脚部が固定され唸
りの発生が防止され、コイル、スペーサに唸り発
生の対策を施す必要がなく、スペーサにはスペー
サとして機能をもたせればよく、さらに鉄心の積
厚調整による電気特性の保持も熔接工程ででき、
安価で信頼性の高いトランスが得られる。
央脚部の積層方向と異なる表面部をＩ形積層鉄心
体に接合したので、両鉄心体は一体的に熔接さ
れ、特にＥ形積層鉄心体の中央脚部が固定され唸
りの発生が防止され、コイル、スペーサに唸り発
生の対策を施す必要がなく、スペーサにはスペー
サとして機能をもたせればよく、さらに鉄心の積
厚調整による電気特性の保持も熔接工程ででき、
安価で信頼性の高いトランスが得られる。
第１図は従来のトランスの正面図、第２図は従
来の他のトランス鉄心構体の分解斜視図、第３図
は本考案の一実施例を示すトランス鉄心構体の斜
視図、第４図、第５図はそれぞれ異なる実施例を
示すトランス鉄心構体の正面図である。 １０……Ｅ形積層鉄心体、１２……Ｉ形積層鉄
心体、１４……中央脚部、１５……側脚部、２１
……嵌合凹部、２２……コイル嵌合部、２３……
突出部。
来の他のトランス鉄心構体の分解斜視図、第３図
は本考案の一実施例を示すトランス鉄心構体の斜
視図、第４図、第５図はそれぞれ異なる実施例を
示すトランス鉄心構体の正面図である。 １０……Ｅ形積層鉄心体、１２……Ｉ形積層鉄
心体、１４……中央脚部、１５……側脚部、２１
……嵌合凹部、２２……コイル嵌合部、２３……
突出部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) Ｅ形積層鉄心体と、このＥ形積層鉄心体に接
合されるＩ形積層鉄心体とからなり、前記Ｅ形
積層鉄心体の少くとも中央脚部の積層方向と異
なる表面部をＩ形積層鉄心体に平面的に熔接し
て一体的に結合したことを特徴とするトランス
鉄心構体。 (2) Ｅ形積層鉄心体の中央脚部を側脚部より長く
し、この中央脚部をＩ形積層鉄心体の嵌合凹部
に嵌合して熔接したことを特徴とする実用新案
登録請求の範囲第１項記載のトランス鉄心構
体。 (3) Ｅ形積層鉄心体の中央脚部と側脚部との間に
嵌合される突出部をＩ形積層鉄心体に形成し、
Ｅ形積層鉄心体の中央脚部の先端をＩ形積層鉄
心体に熔接したことを特徴とする実用新案登録
請求の範囲第１項記載のトランス鉄心構体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16570383U JPS6073212U (ja) | 1983-10-26 | 1983-10-26 | トランス鉄心構体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16570383U JPS6073212U (ja) | 1983-10-26 | 1983-10-26 | トランス鉄心構体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6073212U JPS6073212U (ja) | 1985-05-23 |
| JPH0113399Y2 true JPH0113399Y2 (ja) | 1989-04-19 |
Family
ID=30362959
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16570383U Granted JPS6073212U (ja) | 1983-10-26 | 1983-10-26 | トランス鉄心構体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6073212U (ja) |
-
1983
- 1983-10-26 JP JP16570383U patent/JPS6073212U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6073212U (ja) | 1985-05-23 |
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