JPH027447Y2 - - Google Patents

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JPH027447Y2
JPH027447Y2 JP2697184U JP2697184U JPH027447Y2 JP H027447 Y2 JPH027447 Y2 JP H027447Y2 JP 2697184 U JP2697184 U JP 2697184U JP 2697184 U JP2697184 U JP 2697184U JP H027447 Y2 JPH027447 Y2 JP H027447Y2
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laminated
mounting plate
iron core
welding
core body
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JP2697184U
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JPS60141116U (ja
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の技術分野] 本考案は電磁機器に係り、例えばトランスなど
の機器本体をシヤーシに固定するための取付板を
積層鉄心体の一面に溶接結合する構造に関する。
[考案の技術的背景とその問題点] 従来、このような電磁機器は第1図に示すよう
に、E型積層鉄心1とI型積層鉄心2との積層体
から成る積層鉄心体3に複数のコイル4とパスコ
ア5などを嵌装し、この積層鉄心体3の一面に取
付板6を溶接結合している。この取付板6の結合
は積層鉄心体3の積層外側に臨む取付板6の両端
縁の個所と、積層鉄心体3のE型積層鉄心1とI
型積層鉄心2との接合部に臨む取付板6の位置に
開口させた長孔7の個所とを積層鉄心体3の積層
方向に沿つて直線状に溶接し結合していた。しか
しながら、取付板6の溶接は積層鉄心体3の積層
厚の幅全体に渡つて行なうため、例えば積層厚が
約60mmであつた場合には溶接に約15秒程度かか
り、取付板6の溶接工程に時間がかかつていた。
また、溶接工程の時間短縮を図るため取付板6の
長孔7の溶接方向の側部には溶接棒などを通過さ
せる凹溝の逃げ部8を形成することが必要とな
り、また、種々形状の取付板6に対して溶接工程
の時間短縮を図りつつ確実な取付板6の固定を得
ることが困難なものであつた。
[考案の目的] 本考案は上述のような問題点に鑑みなされたも
ので、積層鉄心体に取付板を結合する溶接工程の
時間を短縮し、取付板の形状や取付板と積層鉄心
体との大きさの違いに対して許容に溶接結合する
ことのできる電磁機器を提供することを目的とす
るものである。
[考案の概要] 本考案の電磁機器は、鉄心板を積層して積層鉄
心体を形成し、この積層鉄心体にコイルを嵌装し
て閉磁路を構成し、前記積層鉄心体の積層面に溶
接により固定される取付板を設けたものにおい
て、前記積層面の四隅に対応して溶接されるよう
に少なくとも4個の接合孔を形成した取付板を設
け、前記接合孔を積層鉄心体の積層方向の外側縁
にかつ積層鉄心体の積層方向に対して直角方向の
外側縁から内側に外れた位置に配設し、この接合
孔を介して積層面に溶接し取付板を固定したこと
を特徴とし、取付板の接合孔の個所を溶接して取
付板を積層鉄心体に溶接結合するものである。
[考案の実施例] 次に本考案の一実施例の構成を第2図および第
3図を参照して説明する。
11は電磁機器本体で、この機器本体11は積
層鉄心体12と、一次コイル13および二次コイ
ル14と、パスコア15とから構成されている。
この積層鉄心体12はE型積層鉄心16とI型積
層鉄心17との積層体によつて構成され、このE
型積層鉄心16はE型鉄心板が重積されて中央脚
16aの先端部とこの先端部の反対側の外側面と
を積層方向に沿つて溶接され結合されている。こ
のE型積層鉄心16には二次コイル14と、パス
コア15と、一次コイル13とを嵌装した後、重
積したI型積層鉄心17を接合し、このI型積層
鉄心17とE型積層鉄心16との接合部の両外側
を積層方向に沿つて溶接し結合する。
このように形成された積層鉄心体12の両積層
鉄心16,17の接合縁を含む一端面には機器本
体11を固定するための取付板20が取付けられ
る。この取付板20は積層鉄心体12の幅l1と同
一で積層方向には突出して接合され、この取付板
20の表面には積層鉄心体12の積層方向(第3
図矢印Y)の両外側縁の位置で、なおかつ積層鉄
心体12の積層方向に対して直角方向(第3図矢
印X)の両外側縁から内側に外れた位置に丸形状
の接合孔21がそれぞれ積層面の四隅に対応する
ように4個が配設され開口形成されている。また
取付板20の四隅には取付孔22がそれぞれ開口
形成されている。そうして、上記接合孔21の四
個所を同時にスポツト溶接することによつて短時
間(約3秒間)で取付板20は積層鉄心体12に
溶接結合される。
なお、取付板20は積層鉄心体12を外側面で
積層面の四隅部から第3図矢印X方向の内方にづ
らした位置に接合孔21が配設され、この接合孔
21を介して積層面に溶接固定されているため、
例えば積層面の四隅部に丸形の接合孔を形成した
場合に比し、溶接部分の面積を大きくとれ取付板
20の溶接強度を大きくすることができる。
また、接合孔21の形成によつて取付板20の
機械的強度を弱めることなく確実な取付板20の
固定が得られる。
また、機器本体11の作動によつて比較的に積
層鉄心体12の外側に位置した鉄心片が振動し易
いが取付板20の固定と同時にできるだけ少い個
所の溶接で振動レベルを低く抑えることができ
る。
また、上記実施例では取付板20の接合孔21
を円形状に形成していたが、第4図に示すよう
に、積層鉄心体12の積層方向(矢印Y)に延び
る長い小判孔状に形成してもよく、この小判孔状
の接合孔21に臨む積層鉄心体21の積層方向の
両外側縁部をスポツト溶接して取付板20を積層
鉄心体12に溶接結合する。
[考案の効果] 本考案によれば、積層鉄心体の積層面に溶接に
より固定される取付板に上記積層面の四隅に対応
して溶接されるように少なくとも4個の接合孔を
形成し、この接合孔を積層鉄心体の積層方向の外
側縁にかつ積層鉄心体の積層方向に対して直角方
向の外側縁から内側に外れた位置に配設し、この
接合孔を介して積層面に溶接し取付板を固定する
ので、取付板を積層鉄心体に溶接する時間を短縮
することができ、取付板の両側縁と積層鉄心体の
両側縁が寸法的にかならずしも合致しなくとも溶
接は可能であり、取付板は接合孔の一部分をスポ
ツト溶接するので任意の形状の取付板を積層鉄心
体に確実に溶接結合することができる。
また、取付板の接合孔を積層鉄心体の積層方向
に延びる長い小判孔状に形成したので、積層鉄心
体の積層厚の変化に対して許容になり、積層鉄心
体の外側縁の個所を確実に溶接することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電磁機器を示す斜視図、第2図
は本考案による電磁機器の一実施例を示す正面
図、第3図は同上斜視図、第4図は本考案の他の
実施例を示す電磁機器の平面図である。 12……積層鉄心体、13,14……コイルと
しての一次コイルおよび二次コイル、20……取
付板、21……接合孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 鉄心板を積層して積層鉄心体を形成し、この
    積層鉄心体にコイルを嵌装して閉磁路を構成
    し、 前記積層鉄心体の積層面に溶接により固定さ
    れる取付板を設けたものにおいて、 前記積層面の四隅に対応して溶接されるよう
    に少なくとも4個の接合孔を形成した取付板を
    設け、前記接合孔を積層鉄心体の積層方向の外
    側縁にかつ積層鉄心体の積層方向に対して直角
    方向の外側縁から内側に外れた位置に配設し、
    この接合孔を介して積層面に溶接し取付板を固
    定したことを特徴とする電磁機器。 (2) 取付板に形成した接合孔は、積層鉄心体の積
    層方向に延びる小判孔に形成したことを特徴と
    する実用新案登録請求の範囲第1項記載の電磁
    機器。
JP2697184U 1984-02-27 1984-02-27 電磁機器 Granted JPS60141116U (ja)

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JP2697184U JPS60141116U (ja) 1984-02-27 1984-02-27 電磁機器

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JP2697184U JPS60141116U (ja) 1984-02-27 1984-02-27 電磁機器

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JPS60141116U JPS60141116U (ja) 1985-09-18
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DK2854143T3 (en) * 2012-05-21 2017-04-24 Mitsubishi Electric Corp ELECTROMAGNETIC DEVICE AND SWITCHING DEVICE USING THE ELECTROMAGNETIC DEVICE

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JPS60141116U (ja) 1985-09-18

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