JPH07263236A - コイル - Google Patents

コイル

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Publication number
JPH07263236A
JPH07263236A JP4874594A JP4874594A JPH07263236A JP H07263236 A JPH07263236 A JP H07263236A JP 4874594 A JP4874594 A JP 4874594A JP 4874594 A JP4874594 A JP 4874594A JP H07263236 A JPH07263236 A JP H07263236A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
core piece
coil
contact surface
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4874594A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosuke Narita
幸輔 成田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP4874594A priority Critical patent/JPH07263236A/ja
Publication of JPH07263236A publication Critical patent/JPH07263236A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 コア片の寸法誤差や組立て誤差が発生して
も、コアの実効断面積のばらつきが少なく、インダクタ
ンス値のばらつきが小さいコイルを得る。 【構成】 コア7は断面E字形のコア片2と断面I字形
のコア片6からなり、コア片2,6の外周寸法は等しく
設計されている。コア片6の下面に接合しているコア片
2の脚部3,4,5の密着面3a,4a,5aは、その
面積が、それぞれ脚部3,4,5の根元側横断面の面積
より小さく設定されている。しかも、密着面3a〜5a
はコア片6の外周より内側においてコア片6に接合する
ように配設されている。従って、密着面3a〜5aは、
コア片6の外周との間に余裕ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイル、特にトランス
やフィルタ等として使用されるコイルに関する。
【0002】
【従来の技術と課題】複数のコア片を組み合わせてコア
を構成するコイルが知られている。このコア片の少なく
とも一つのコア片は、組み合わせの際に接合することに
なる密着面を有する脚部を備えている。一般に、コア片
を製造する際に発生する寸法誤差、あるいはコア片を組
み合わせてコアを構成する際に発生する組立て誤差等に
より、コア片の脚部の密着面は、接合すべきコア片の正
規の接合位置からずれ易い。ところが、各コア片の外周
寸法は全て等しく設計されているため、密着面が、接合
すべきコア片の正規の接合位置からずれると、密着面は
接合すべきコア片からはみ出ることがあった。従って、
コア片の接合部での実効断面積がばらつき、コイルのイ
ンダクタンス値がばらつくという問題があった。
【0003】そこで、本発明の課題は、コア片の寸法誤
差や組立て誤差が発生しても、コアの実効断面積のばら
つきが少なく、インダクタンス値のばらつきが小さいコ
イルを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段と作用】以上の課題を解決
するため、本発明に係るコイルは、複数のコア片の少な
くとも1つのコア片に組立ての際に接合することになる
密着面を有する脚部を設け、この脚部の密着面の面積を
この脚部の横断面の面積より小さくし、かつ、このコア
片が接合すべきコア片の外周より内側に前記密着面を配
設したことを特徴とする。
【0005】以上の構成により、コア片の脚部の密着面
は、接合すべきコア片の外周との間に余裕ができる。従
って、コア片の寸法誤差や組立て誤差が発生してコア片
の脚部の密着面が、接合すべきコア片の正規の接合位置
からずれても、接合すべきコア片からはみ出ることが少
なくなる。
【0006】
【実施例】以下、本発明に係るコイルの実施例について
添付図面を参照して説明する。 [第1実施例、図1及び図2]図1及び図2に示すよう
に、コイル1はコア7とコイル部8にて構成されてい
る。コア7は断面E字形のコア片2と断面I字形のコア
片6からなり、コア片2とコア片6の外周寸法は等しく
設計されている。コア片2,6の材料としては、例えば
フェライト等の磁性体材料が使用される。コア片2は両
端部にそれぞれ外脚部3,4を設け、中央部に中脚部5
を設けている。各脚部3,4,5の密着面3a,4a,
5aはそれぞれコア片6の下面に接合している。密着面
3a,4a,5aの面積はそれぞれ脚部3,4,5の根
元側横断面の面積より小さく設定されている。しかも、
密着面3a〜5aはコア片6の外周より内側においてコ
ア片6に接合するように配設されている。従って、密着
面3a〜5aは、コア片6の外周との間に余裕ができ
る。
【0007】コイル部8は、ドーナツ形状をしており、
ポリウレタン被覆銅線等を巻き回して形成したものであ
る。コイル部8はその中央部に形成された穴8aにコア
片2の中脚部5を挿通している。以上の構成からなるコ
イル1は、密着面3a〜5aとコア片6の外周との間に
余裕があるので、コア片2,6を製造する際に発生する
寸法誤差、あるいはコア片2,6を組み合わせてコア7
を構成する際に発生する組立て誤差等により、密着面3
a〜5aがコア片6の正規の接合位置からずれても、コ
ア片6からはみ出ることが少なくてすむ。この結果、コ
ア7の外形寸法を従来のコイルより大きくすることな
く、コア片2とコア片6の接合部での実効断面積のばら
つきが抑えられ、コイル1のインダクタンス値のばらつ
きを小さくすることができる。
【0008】[第2実施例、図3及び図4]図3及び図
4に示すように、コイル11はコア20とコイル部21
にて構成されている。コア20は断面E字形のコア片1
2,16からなり、コア片12とコア片16の外周寸法
は等しく設計されている。コア片12は両端部にそれぞ
れ外脚部13,14を設け、中央部に中脚部15を設け
ている。コア片16は両端部にそれぞれ外脚部17,1
8を設け、中央部に中脚部19を設けている。コア片1
2の各脚部13,14,15の密着面13a,14a,
15aは、それぞれコア片16の各脚部17,18,1
9の下面に接合している。密着面13a,14a,15
aの面積はそれぞれ脚部13,14,15の根元側横断
面の面積より小さく設定されている。しかも、密着面1
3a〜15aはコア片16の外周より内側、特に各脚部
17,18,19の下面外周より内側においてコア片1
6に接合するように配設されている。従って、密着面1
3a〜15aは、脚部17〜19の下面外周との間に余
裕ができる。ドーナツ形状のコイル部21はその中央部
に形成された穴21aにコア片12,16の中脚部1
5,19を挿通している。
【0009】以上の構成からなるコイル11は、密着面
13a〜15aと脚部17〜19の下面外周との間に余
裕があるので、コア片12,16の寸法誤差や組立て誤
差が発生して密着面13a〜15aがコア片16の正規
の接合位置からずれても、コア片16からはみ出ること
が少なくてすむ。この結果、コア20の外形寸法を従来
のコイルより大きくすることなく、コア片12とコア片
16の接合部での実効断面積のばらつきが抑えられ、イ
ンダクタンス値のばらつきが小さいコイル11が得られ
る。
【0010】[第3実施例、図5及び図6]図5及び図
6に示すように、コイル31はコア37とコイル部38
にて構成されている。コア37は断面E字形のコア片3
2と断面I字形のコア片36からなり、コア片32と3
6の外周寸法は等しく設計されている。コア片32は両
端部にそれぞれ外脚部33,34を設け、中央部に中脚
部35を設けている。各脚部33,34,35の上部は
先端に近づくにつれて徐々に細くテーパ上になってお
り、コア片36の下面に接合している密着面33a,3
4a,35aの面積はそれぞれ脚部33,34,35の
根元側横断面の面積より小さくなっている。従って、密
着面33a〜35aは、コア片36の外周との間に余裕
ができる。ドーナツ形状のコイル部38はその中央部に
形成された穴38aにコア片32の中脚部35を挿通し
ている。
【0011】以上の構成からなるコイル31は、第1実
施例のコイル1と同様の作用効果を奏する。
【0012】[他の実施例]本発明に係るコイルは前記
実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種
々に変形することができる。
【0013】コア片の組み合わせについては、前記実施
例の他にC字形コア片を組み合わせて構成するものであ
ってもよい。この場合、ドーナツ形状のコイル部は、そ
の中央部に設けられた穴にコア片の外脚部を挿通した状
態でコアに一体化されることになる。また、コイル部
は、コイル用導体を表面に設けた絶縁体シートを複数枚
積み重ね製作した積層型タイプのものであってもよい。
【0014】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、複数のコア片の少なくとも一つのコア片に設け
た脚部の密着面の面積をこの脚部の横断面の面積より小
さくし、かつ、このコア片が接合すべきコア片の外周よ
り内側に前記密着面を配設したので、脚部の密着面は接
合すべきコア片の外周との間に余裕ができる。従って、
コア片の寸法誤差や組立て誤差が発生し、密着面が接合
相手のコア片の正規の接合位置からずれても、この接合
相手のコア片からはみ出ることが少なくてすむ。この結
果、コアの外形寸法を従来のコイルより大きくすること
なく、コア片の接合部での実効断面積のばらつきが抑え
られ、インダクタンス値のばらつきが小さいコイルが得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコイルの第1実施例を示す一部断
面図。
【図2】図1に示したコイルの側面図。
【図3】本発明に係るコイルの第2実施例を示す一部断
面図。
【図4】図3に示したコイルの側面図。
【図5】本発明に係るコイルの第3実施例を示す一部断
面図。
【図6】図5に示したコイルの側面図。
【符号の説明】
1…コイル 2…E字形コア片 3,4,5…脚部 3a,4a,5a…密着面 6…I字形コア片 7…コア 8…コイル部 11…コイル 12…E字形コア片 13,14,15…脚部 13a,14a,15a…密着面 16…E字形コア片 20…コア 21…コイル部 31…コイル 32…E字形コア片 33,34,35…脚部 33a,34a,35a…密着面 36…I字形コア片 37…コア 38…コイル部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアを構成する複数のコア片と、前記コ
    アに一体的に取り付けられたコイル部とを備えたコイル
    において、 前記複数のコア片の少なくとも1つのコア片に組立ての
    際に接合することになる密着面を有する脚部を設け、こ
    の脚部の密着面の面積をこの脚部の横断面の面積より小
    さくし、かつ、このコア片が接合すべきコア片の外周よ
    り内側に前記密着面を配設したこと、 を特徴とするコイル。
JP4874594A 1994-03-18 1994-03-18 コイル Pending JPH07263236A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4874594A JPH07263236A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 コイル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4874594A JPH07263236A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 コイル

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Publication Number Publication Date
JPH07263236A true JPH07263236A (ja) 1995-10-13

Family

ID=12811827

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JP4874594A Pending JPH07263236A (ja) 1994-03-18 1994-03-18 コイル

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JP (1) JPH07263236A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018074044A (ja) * 2016-10-31 2018-05-10 パナソニックIpマネジメント株式会社 電流センサ、電流センサの製造方法、及び分電盤
WO2023007857A1 (ja) * 2021-07-30 2023-02-02 ミツミ電機株式会社 トランス

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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