JPH0113025Y2 - - Google Patents

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JPH0113025Y2
JPH0113025Y2 JP1983198070U JP19807083U JPH0113025Y2 JP H0113025 Y2 JPH0113025 Y2 JP H0113025Y2 JP 1983198070 U JP1983198070 U JP 1983198070U JP 19807083 U JP19807083 U JP 19807083U JP H0113025 Y2 JPH0113025 Y2 JP H0113025Y2
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hanger
traveling
conveying device
rod
assembly
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車などの組立対象物における同期
作業装置に関し、特に自動車のボデーをハンガー
で吊り下げ保持しながら一定の組立ラインを搬送
する搬送装置と、自動車のボデーの下方において
該自動車のボデーの搬送経過に沿つて走行する走
行台車とから成る自動車などの組立対象物におけ
る同期作業装置に関する。
従来、この種の同期作業装置に一例として、実
願昭57−56041号の考案が提案されている。
すなわち、該考案は搬送装置により搬送される
被作業物の搬送経路に沿つて延在し上下方向に傾
動可能な案内レールと、該案内レールの傾動によ
り自重によつて案内レールに沿つて自走する作業
ヘツドと、該作業ヘツドと前記被作業物との相対
位置を検出する相対位置検出手段と、該相対位置
検出手段に基いて相対位置を不変に保つように前
記案内レールを傾動させる傾動駆動手段とから構
成されている。
しかしながら、前記構成にあつては次に列挙す
るような欠点があつた。
搬送装置と被作業物(自動車)との相対位置
を検出するために数多くの装置あるいは部品を
使用するので、同期作業装置の構成が複雑とな
り、したがつて、コスト高となる。
被作業物を搬送する搬送装置が床面を走行す
るベルトコンベヤー部材なので、走行台車を用
い所望する組立ライン上で部品の自動組付を図
ることができない。
自動車などの搬送装置は、自動車のボデーを
懸吊保持するハンガーと、該ハンガーの係止片
と係合しハンガーを搬送するオーバーヘツドコ
ンベヤーとから成り、一般的に自動車組立工場
におてい実施化されている。しかるに、このよ
うな同期作業装置を採用するならば既設車両搬
送設備等を著しく改造しなければならない。
本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、走行
台車と搬送装置とを簡単な構造で同期的に走行さ
せることができると共に、所望する組立ライン上
で走行台車上に載置されている部品組付自動機に
より部品の自動組付ができ、また既設車両搬送設
備を少しでも改造しないでそのまま実施化するこ
とができ、加えて、部品の自動組付等の作業中に
搬送装置のハンガーの振れを防止して、組立対象
物と走行台車上の部品組付自動機との位置関係と
を正確に維持し、よつて、組立作業能率の向上を
図ることができるなどの自動車の組立対象物にお
ける同期作業装置を得るにある。
以下、図面に示す実施例により本考案を詳細に
説明する。
第1図乃至第4図の実施例において、1は自動
車などの組立対象物2を搬送する搬送装置で、こ
の搬送装置1は床面F上に一定の所要空間を設け
て平行に配設され図示しない駆動装置により一方
向に移動するオーバーヘツドコンベヤー3と、こ
のオーバーヘツドコンベヤー3と係合する複数の
係止片4,4aを上方に有し前記組立対象物、本
実施例では自動車2のボデーを保持することがで
きるハンガー5とから主に構成され、前記ハンガ
ー5は第2図および第3図で示すように係合片
4,4が取付けられた複数の上方平行杆5a,5
aと、これらの上方平行杆からそれぞれ組立対象
物2を取り囲むように垂下する複数の縦杆5b,
5bと、これらの縦杆5b,5bとそれぞれ連結
する左右の横杆5c,5cと、縦杆と横杆との連
結部において組立対象物2の下面を保持できるよ
うに突出した複数のアーム杆5d,5d…とから
成つている。6は前記組立対象物2の搬送経過に
沿つて走行する走行台車で、この走行台車6はオ
ーバーヘツドコンベヤー3に対して平行に床面に
敷設された左右1対の側面にラツク7を有するレ
ール8,8a上を前後に自走行できる。9は走行
台車6を組立対象物の組立ラインの所望区間にお
いて往復動させることができる走行台車上の前方
部に固設された速度調節駆動部で、この速度調節
駆動部9は駆動モーター9aを有し、走行台車8
外に設けられた制御装置10により制御用および
動力ケーブル11を介して走行台車6が後述する
係合片により搬送装置のハンガー5から負荷を受
けると、組立対象物2と走行台車6とを相対的位
置関係に常時保つように制御される。12は搬送
装置からの負荷を受ける係合片である。この係合
片12はハンガー5の1個のアーム杆5dと後壁
と当接する押圧部12aを一角に有するブーメラ
ン状の形態で、その中央部は走行台車6の一側
壁、本実施例では第3図で示すように右側の側壁
から突出して立設された支持杆13の上端部に設
けられた横軸に枢支され、押圧部12aと反対側
の他方の角部には回動装置14としての前記支持
杆13の内側壁に取付けられたシリンダーの作動
杆14aに枢支されている。15は走行台車に設
けらたれ前記支持杆13の外側壁側にシリンダー
15aが取付けられた搬送装置1のハンガー5の
振れを防止する保持装置で、この保持装置15は
前記シリンダー15aと、このシリンダー15a
の作動杆15bと、この作動杆15bの先端部に
固設され前述したハンガー5の横杆5cの前方部
寄りの部位と係合する端面凹型保持部15cとか
ら構成されている。16は走行台車上に載置され
た組立対象物2の部品、たとえばラジユエータ、
排気系の各部品などの自動組付、具体的にはボル
トの締付、部品の接着、液の供給などの作業を自
動的に行なうことができる部品組付自動機であ
る。17はオーバーヘツドコンベヤー3の下方に
設けられた支持部材18の適所に設けられたハン
ガー5の移動位置を検知するセンサーである。
上記構成にあつては第4図で示すように搬送装
置1のハンガー5と走行台車6とが同期的に走行
して部品組付自動機16により組立対象物2への
部品の自動組付が行なわれる。すなわち、組立対
象物2が搬送装置1のハンガー5に保持されて矢
印A方向に移動してきたときにおいて、ハンガー
5の前方部の縦杆5bの位置をセンサー17で検
知する。そうすると、制御装置10より走行台車
6の速度調節駆動部9に起動の指令が発せられ、
走行台車6は先に通過したハンガー5に追いつこ
うとしてハンガー5の速度より早い速度でレール
8上を走行し始める。と同時に回動装置14にも
制御装置10より作動の指令が発せられ、シリン
ダーの作動杆14aが矢印の方向へ没入し、係合
片12が実線の位置から矢印の仮想線の位置へと
回動し始める。このようにして走行台車6もハン
ガー5と同様に矢印B方向へ前進して仮想線で示
す位置に達すると、係合片12の押圧部12aが
第3図で示すようにハンガーのアーム杆5dの後
壁と衝打し、走行台車6は搬送装置1の全体的な
負荷を受ける。そこで、係合片12を介して走行
台車の速度調節駆動部9に負荷が生ずると駆動モ
ーター9aの定トルク制御が作動し、駆動モータ
ー9aは一定の出力で運転する。具体的には走行
台車6の速度は制御装置10によりコントロール
されるのであるが、このコントロールは、たとえ
ば走行台車6の走行速度がハンガー5よりも早い
ときには駆動モーター9aを回転する電流値がさ
がり、一方走行台車6の走行速度がハンガー5よ
りも遅いときには駆動モーター9aを回転する電
流値が上がるといつた具合になされる。したがつ
て、ハンガー5に衝打後の走行台車6と、ハンガ
ー5の速度とはそれぞれ比例関係にあり、常時走
行台車6上の部品組付自動機16とハンガー5に
保持された組立対象物2とは正確な部品組付け作
業ができるように相対的位置関係に保たれる。一
方、係合片12がハンガー5に衝打あるいは接触
すると、それが制御装置10により検知され保持
装置15が作動し始め、保持装置の作動杆15b
が上昇し、その保持部15cがハンガー5の横杆
5cを支持する。このように保持部15cでハン
ガーの横揺れを防止すると同時に係合片12等を
介して走行台車6をハンガー5と同期的走行させ
ながら、部品組付自動機16により組立対象物2
に対する部品の締付、接着などの各種の作業が自
動的に行なわれる。部品の組付作業が終了すると
制御装置10より指令を受け、各装置15,14
および速度調節駆動部9は逆作動をし、走行台車
6は元の位置、すなわち、矢印B方向とは反対方
向へと後退して戻る。
次に第5図に示す本考案の異なる実施例につき
説明する。なお、この実施例の説明に当つて、前
記実施例と同一部分には同一符号を付して重複す
る説明を省略する。
第5図の実施例において、前記実施例と主に異
なる点は保持装置15Aである。
すなわち、該保持装置15Aは走行台車6Aの
側縁部上面に立設されかつハンガー5の横杆5a
の略真下に位置する支持杆13Aと、この支持杆
13Aの内側壁側に取付けられた第1保持機構2
0と、支持杆13Aの外側壁側に取付けられた第
2保持機構21とから構成されている。そして、
前記第1保持機構20は縦方向のシリンダー20
aと、このシリンダー20aの作動杆に固設され
かつ上方に移動した際に先端先細り部がハンガー
の横杆5aの内側壁に摺接する係合ロツド20b
と、この係合ロツドに一端が枢支された複数の鋏
揺動可能な案内杆20cとから成り、また前記第
2保持機構21は支持板21aを介して縦方向に
設けられたシリンダー21bの作動杆の先端部に
固設した枢支片21cに頂部が枢支されかつ他角
部が支持杆13Aの上端外側壁に固設された取付
板に枢支された山形状の係合部材21dとから成
り、前記係合部材21dはシリンダー21dの作
動杆の上昇にともない矢印方向に回動し、その結
果、前記係合ロツド20dと相俟つてハンガーの
横杆5aを挾持することができる。このように保
持機構を構成することによりハンガーの横杆5a
を確実に保持することができる。なお、この実施
例では係合片12の回動装置14としてのシリン
ダーは、走行台車6A上面に設けられた支持台2
2に立設されている。
以上の説明から明らかなように本考案にあつて
は、次に列挙するような実用上優れた効果を得る
ことができる。
(1) 走行台車に搬送装置からの負荷を受ける係合
片と、この係合片を介して走行台車を搬送装置
のハンガーと同期的に走行させる速度調節駆動
部とを設けたので、同期作業装置が全体的に簡
単な構成となり、したがつて、同期作業装置を
安価に得ることができる。
(2) 同期作業装置に部品組付自動機を搭載あるい
は載置して自走行する走行台車を備えたので、
組立ライン上での部品の自動組付が可能とな
り、したがつて、組立作業能率の向上を図るこ
とができる。
(3) 搬送装置が組立対象物を保持するハンガーを
有するオーバーヘツドコンベヤーであつて、こ
れに走行台車を同期させたので、既設車両搬送
設備等を著しく改造することなく本考案を実施
化できる。
(4) 組立ラインが直線型またはループ型のいずれ
の場合においても本考案を実施化することがで
き、その場合組立ライン上に所望する数の走行
台車を設置することができる。
(5) ハンガーの振れを防止する保持装置が走行台
車に設けられた実施例の場合は、走行台車に載
置された部品組付自動機の位置決めを高精度に
取り出すことができる。
(6) 走行台車を床面のレール上を走らせる実施例
の場合は、走行台車が進行方向に対して直交方
向の変位がほとんどなくなる。したがつて、レ
ールを基準に走行台車あるいはハンガーの変位
量を出力し、走行台車上の部品組付自動機に制
御装置からその信号を出し、直接部品組付作業
の情報として使用することもできる。
(7) 走行台車は搬送装置のハンガーを押しながら
走行するので、オーバーヘツドコンベヤーある
いは搬送チエーンとハンガーおよびブラケツト
のクリアランスがなくなり、その結果、走行台
車が一定速度で走行することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す説明図、第2
図は搬送装置のハンガーの縦杆を横断して、本考
案を平面から見た状態の説明図、第3図は本考案
を第1図の矢印方向から見た場合においてハン
ガーの横杆などを一部縦断した概略説明図、第4
図は本考案の作動状態を示す説明図、第5図は本
考案の保持装置の異なる実施例を示す概略説明図
である。 1……搬送装置、2……組立対象物、5……ハ
ンガー、5b……縦杆、5c……横杆、5d……
アーム杆、6,6A……走行台車、8,8A……
レール、9……速度調節駆動部、10……制御装
置、12……係合片、12a……押圧部、13,
13A……支持杆、14……回動装置、15,1
5A……保持装置、15c……保持部、16……
部品組付自動機、17……センサー、20……第
1保持機構、21……第2保持機構、20b……
係合ロツド、21d……係合部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 自動車などの組立対象物を搬送する搬送装置
    と、前記組立対象物の搬送経過に沿つて走行する
    走行台車とから成る自動車などの組立対象物にお
    ける同期作業装置において、前記走行台車には搬
    送装置のハンガーを押しながら搬送装置からの負
    荷を受ける係合片と、この係合片を介して走行台
    車を搬送装置と同期的に走行させる速度調節駆動
    部と、前記搬送装置のハンガーを保持しかつハン
    ガーの振れを防止する保持装置とが設けられてい
    ることを特徴とする自動車などの組立対象物にお
    ける同期作業装置。
JP19807083U 1983-12-23 1983-12-23 自動車などの組立対象物における同期作業装置 Granted JPS60105285U (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016007679A (ja) * 2014-06-25 2016-01-18 マツダ株式会社 部品組付け装置

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JPS60105285U (ja) 1985-07-18

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