JPH0249095Y2 - - Google Patents

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JPH0249095Y2
JPH0249095Y2 JP8775084U JP8775084U JPH0249095Y2 JP H0249095 Y2 JPH0249095 Y2 JP H0249095Y2 JP 8775084 U JP8775084 U JP 8775084U JP 8775084 U JP8775084 U JP 8775084U JP H0249095 Y2 JPH0249095 Y2 JP H0249095Y2
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  • Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、たとえば自動車組立て工場において
車体を支持搬送するのに採用される自走車利用の
搬送設備に関するものである。
従来例 従来、ハンガ装置などの荷支持装置を介して被
搬送物を搬送するに、たとえば実公昭58−44044
号に見られるように、レールに案内されて一定経
路上を移動自在なトロリ装置に荷支持装置を設
け、そして別に配設した駆動チエンの移動力をト
ロリ装置に与える形式が提供されている。
考案が解決しようとする問題点 この従来形式によると、駆動チエンの移動速度
を、一定経路の適所に設けられる作業工程部の作
業に支障がないように低速にしなければならず、
したがつて、作業工程部を除く一定経路部におい
てもトロリ装置による搬送速度が低速となる。そ
の結果、全体としての搬送能率が低下し、また一
定経路のほぼ全長に多数のトロリ装置を位置させ
かつ同時に移動させなければならないことから設
備費や駆動能力などにおいて問題があつた。そこ
で最近では、荷支持装置を有する自走車を一定経
路上で走行自在とし、作業工程部では低速走行さ
せるとともに他部では高速走行させる形式が考え
られている。しかし、この新たな提案によると、
自走車の作業工程部での低速走行の制御がむずか
しくて正確に行えず、また制御のための装置、設
備費が高価となる。
本考案の目的とするところは、作業工程部外で
は高速搬送し得る自走車を使用した形式でありな
がら、作業工程部では簡単な制御でかつ安価な設
備費でもつて正確に低速走行し得る自走車利用の
搬送設備を提供する点にある。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために本考案における自走
車利用の搬送設備は、一定経路上を走行自在でか
つ荷支持装置を有する自走車に受動部を設け、前
記一定経路中の作業工程部に、一定経路に沿つて
回動体を配設するとともに、この回動体に前記受
動部に係合自在な伝動部を適当間隔置きに取付
け、前記作業工程部の上手に、検出した自走車の
走行駆動装置に停止信号を与える第1検出装置を
設け、前記作業工程部の下手に、検出した自走車
の走行駆動装置に始動信号を与える第2検出装置
を設けている。
作 用 かかる本考案の構成によると、一定経路上を高
速走行(高速搬送)してきた自走車は、作業工程
部の上手で第1検出装置により検出され走行駆動
装置が停止されることから、この作業工程部に到
達する前に減速され、そして作業工程部に入るこ
とになる。この作業工程部に入つた自走車は、そ
の受動部に伝動部が係合することから、回動体の
移動力を受けて作業工程部を低速で走行し、この
間に被搬送物に対する所期の作業が遂行される。
回転体により作業工程部から送出されるとともに
受動部が伝動部から外れた自走車は、この作業工
程部の下手で第2検出装置により検出された走行
駆動装置が始動されることから、一定経路上を再
び高速走行することになる。
実施例 以下に本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。1は主レールで、天井側枠体2にサポート
3を介して支持されている。4は自走車で、枠状
本体5と、この枠状本体5の上部に取付けた前後
一対の車輪6,7と、前車輪6に連動すべく枠状
本体5に取付けた走行駆動装置8と、枠状本体5
に取付けた制御盤9、ならびに操作盤10とから
なり、両車輪6,7を主レール1に対して上方か
ら載置することによつて、モノレール方式にて一
定経路11上を走行自在となる。前記自走車4は
下部にハンガ形式の荷支持部12を一体に有して
おり、この荷支持部12は、側面視C字形でかつ
左右一対のフレーム13と、これらフレーム13
に取付けた複数個の荷受け具14とからなり、荷
受け具14は被搬送物の一例である車体15を支
持する。前記フレーム13の上部両側にはガイド
ローラ16が取付けられ、また枠状本体5の前部
一側には受動部17が設けられる。前記一定経路
11の適所である作業工程部18には回動体19
が配設される。この回動体19は無端チエンから
なり、適当間隔置きに取付けたトロリ20のホイ
ール21が補助レール22に支持案内される。前
記回動体19は、1つの直線部が受動部17の上
方において一定経路11に沿うように平面視にお
いて無端状に且つ複数の輪体23を介して配設さ
れる。なお輪体23のうちの1つは駆動装置(図
示せず)に連動している。前記トロリ20の下端
には取付け部材24が取付けられ、この取付け部
材24は前記回動体19側に適当間隔置きに取付
けられることになる。前記取付け部材24の前部
下面には左右方向のピン25がブラケツト26を
介して取付けてあり、このピン25に、後方に延
びる前部係合体27を上下揺動自在に取付けてい
る。前部係合体27の前端には上方への被ストツ
パ部28が一体に形成され、この被ストツパ部2
8を受止めて前部係合体27の最下動位置を規制
する前部ストツパ29が前記ブラケツト26に設
けられる。前部係合体27の後端は垂直な後向き
係合面30に形成され、また後端上部からは載せ
片31が後方に穿設される。さらに前記係合体2
7の下面は後方ほど下位のカム面32に形成して
いる。前記取付け部材24の後部下面には左右方
向のピン33がブラケツト34を介して取付けて
あり、このピン33に下方に延びる後部係合体3
5を前後揺動自在に取付けている。この後部係合
体35は伝動部の一例であつて、その上端には上
方への被ストツパ部36が一体に形成され、この
被ストツパ部36を受止めて後部係合体35の後
方揺動を規制する後部ストツパ37が前記ブラケ
ツト34に設けられる。後部係合体35の前端は
垂直な前向き係合面38に形成され、また前端上
部からは前記載せ片31を下方から受け止める受
け片39が前方に突設される。したがつて両係合
体27,35が揺動規制位置にあるとき、相対向
する係合面30,38間に前記受動部17が係合
自在な係合空間45を形成する。前記回動体19
を支持する補助レール22は、第3図に示すよう
に主レール1に接近する内側よりも外側の方が高
位置にあり、内側においては作業工程部18の終
端近くから高位置へと順次レベルアツプ(理由は
後述する。)する。作業工程部18においては、
前記ガイドローラ16が下面から接当するガイド
レール40が配設され、このガイドレール40は
支持枠41を介して前記天井側枠体2に取付けら
れる。前部のピン25は外方に突出して被検出部
42となり、この被検出部42を検出して走行駆
動装置8に停止信号を与える第1検出装置43を
作業工程部18の上手に配設するとともに、走行
駆動装置8に始動信号を与える第2検出装置44
を下手に配設している。
次に上記実施例の作用を説明する。作業工程部
18を除く一定経路11において自走車4は、走
行駆動装置8の駆動によつて高速走行し、高速搬
送を行う。そして作業工程部18の入口近くに達
すると、被検出部42が第1検出装置43によつ
て検出され、その検出によつて走行駆動装置8に
停止信号を与えて自走車4を減速させる。自走車
4は、漸次減速されながら作業工程部18に入
り、そして第5図仮想線イで示すように受動部1
7が低速移動している後部係合体35に接近す
る。そして後部係合体35に受動部17が接当す
ると、仮想線ロで示すように後部係合体35が前
方かつ上方へ揺動するとともに、受け片39と載
せ片31とを介して前部係合体27も上方へ揺動
することになり、以つて受動部17は両係合体3
5,27の下方を通り抜けて仮想線ハへと移動す
る。通常、この通り抜けは1組の係合体35,2
7に対して行われるが、これは複数組でも同様に
通り抜けし得、また作業工程部18で作業を行わ
ないときには、ここを高速で通過させることもで
きる。前述したように受動部17が一組の係合体
35,27の下方を通り抜けると、これら係合体
35,27は自重によつて自動的に復元揺動する
ことになる。また通り抜けた受動部17は停止ま
たは低速駆動の回動体19よりもさらに低速にな
り、したがつて受動部17に対して両係合体2
7,35が接近することになる。すると先ず、受
動部17にカム面32が作用することから前部係
合体27のみ上方へ揺動し、これにより受動部1
7は後部係合体35の前向き係合面38に接当す
る。このとき後部係合体35は後部ストツパ37
により後方揺動が規制されているから、回動体1
9の移動力は後部係合体35や受動部17などを
介して自走車4に伝えられ、以つて自走車4は作
業工程部18において回動体19と一体的に低速
で走行される。また前述した前向き係合面38へ
の接当の直前に前部係合体27は下方揺動し、こ
れにより第5図実線に示すように受動部17は係
合空間45内に位置することから、自走車4の不
測な暴走は、前部係合体27の後向き係合面30
に対する受動部17の接当により阻止し得る。自
走車4が作業工程部18の終端近くに達すると、
前述したように補助レール22がレベルアツプさ
れていることから両係合体27,35は上方に移
動し、以つて非係合状態、すなわちフリーとな
る。このとき被検出部42を第2検出装置44が
検出し、その検出によつて走行駆動装置8に始動
信号を与えて自走車4を再び高速走行させる。
自走車4が作業工程部18で低速走行している
間に、車体15に対して各種の作業が遂行され
る。
なお上記実施例で示すように、受動部である後
部係合体27の近辺の構造を、回動体19に取付
け部材24を適当間隔置きに取付け、この取付け
部材24の前部に、後方に延びる前部係合体27
を上下揺動自在に取付けるとともに、最下動位置
を規制する前部ストツパ29を設け、前部係合体
27の下面を後方ほど下位のカム面32に形成
し、前記取付け部材24の後部に、下方に延びる
後部係合体35を前後揺動自在に取付けるととも
に、後方揺動を規制する後部ストツパ37を設
け、両係合体27,35が揺動規制位置にあると
き、これら係合体27,35の相対向面間に前記
受動部17が係合自在な係合空間45を形成し、
さらに後部係合体35から前方に受け片39を突
設するとともに、この受け片39に上方から載置
自在な載せ片31を前部係合体27から後方に突
設したことによつて、次のような利点を期待でき
る。すなわち、作業工程部18に入つた直後に前
方に位置する後部係合体35に自走車4の受動部
17が接当し、これにより後部係合体35が前方
かつ上方へ揺動するとともに、受け片39と載せ
片31とを介して前部係合体27が上方へ揺動す
ることになり、以つて受動部17を両係合体2
7,35の下方で通り抜けさせることができる。
この通り抜けは1組の係合体27,35または複
数組の係合体27,35に対して行われ、その後
に自走車4は停止または低速駆動の回動体19よ
りもさらに低速になるとともに、受動部17が通
り抜けた両係合体27,35は自動的に復元揺動
することから、受動部17に対して両係合体2
7,35を接近させることができる。すると先
ず、受動部17にカム面32が作用することから
前部係合体27のみ上方揺動させることができ、
これにより受動部17を後部係合体35の前向き
係合面38に接当させることができる。このとき
後部係合体35は後部ストツパ37により後方揺
動が規制されているから、回動体19の移動力は
後部係合体35を介して自走車4に伝えられ、以
つて作業工程部18において自走体4を回動体1
9と一体的に低速で走行させることができる。ま
た前述した前向き係合面38への接当の直前に前
部係合体27は下方揺動し、これにより受動部1
7は係合空間内に位置することから、自走車14
の暴走は前部係合体27の後向き係合面30に対
する受動部17の接当により阻止することができ
る。
考案の効果 上記構成の本考案における自走車利用の搬送設
備によると次のような効果を期待できる。すなわ
ち、作業工程部など適所以外において自走車は、
能率的な高速走行(高速搬送)を行うことができ
る。そして一定経路上を高速走行してきた自走車
は、作業工程部の上手で第1検出装置により検出
され走行駆動装置が停止されることから、この作
業工程部に到達する前に減速して作業工程部に入
れることができる。この作業工程部に入つた自走
車は、その受動部に伝動部が係合することから、
回動体の移動力を受けて作業工程部を低速で走行
させることができ、この間に被搬送物に対する所
期の作業を行うことができる。回転体により作業
工程部から送出されるとともに受動部が伝動部か
ら外れた自走車は、この作業工程部の下手で第2
検出装置により検出された走行駆動装置が始動さ
れることから、一定経路上を再び高速走行させる
ことができる。したがつて本考案によると、作業
工程部など適所経路以外においては高速搬送し得
る自走車を使用した形式でありながら、作業工程
部においては、自走車を減速、停止させるだけの
簡単な制御で、かつ構造簡単な伝動部を有する回
動体を配設するとともに自走車に受動部を設ける
だけの安価な設備費でもつて、この自走車を正確
に低速走行させることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は経路
を示す概略平面図、第2図は要部の側面図、第3
図は同正面図、第4図は同平面図、第5図は伝動
部の側面図、第6図は同正面図である。 1……主レール、4……自走車、6,7……車
輪、8……走行駆動装置、11……一定経路、1
2……荷支持部、14……荷受け具、15……車
体(被搬送物)、17……受動部、18……作業
工程部、19……回動体、24……取付け部材、
27……前部係合体、28……被ストツパ部、2
9……前部ストツパ、30……後向き係合面、3
1……載せ片、32……カム面、35……後部係
合体(伝動部)、36……被ストツパ部、37…
…後部ストツパ、38……前向き係合面、39…
…受け片、42……被検出部、43……第1検出
装置、44……第2検出装置、45……係合空
間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一定経路上を走行自在でかつ荷支持装置を有す
    る自走車に受動部を設け、前記一定経路中の作業
    工程部に、一定経路に沿つて回動体を配設すると
    ともに、この回動体に前記受動部に係合自在な伝
    動部を適当間隔置きに取付け、前記作業工程部の
    上手に、検出した自走車の走行駆動装置に停止信
    号を与える第1検出装置を設け、前記作業工程部
    の下手に、検出した自走車の走行駆動装置に始動
    信号を与える第2検出装置を設けたことを特徴と
    する自走車利用の搬送設備。
JP8775084U 1984-06-12 1984-06-12 自走車利用の搬送設備 Granted JPS613166U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8775084U JPS613166U (ja) 1984-06-12 1984-06-12 自走車利用の搬送設備

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JP8775084U JPS613166U (ja) 1984-06-12 1984-06-12 自走車利用の搬送設備

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Publication Number Publication Date
JPS613166U JPS613166U (ja) 1986-01-10
JPH0249095Y2 true JPH0249095Y2 (ja) 1990-12-25

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