JPH011115A - 磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野〕 本発明は例えばフロッピーディスクの記録再生に使用し
て好適な磁気ヘッドの製造方法に関する。

（発明のｍ要〕 本発明は例えはフロッピーディスクの記録再生に使用し
て好適な磁気ヘッドの製造方法であって、磁気ヘッドコ
アとスライダーとをガラス融着してなる磁気ヘッドの製
造方法において、磁気へラドコアとスライダーとをガラ
ス融着するに際し、ガラスに真空心を発生させながらガ
ラス融着を行うことにより、磁気へッドコア、カラス及
びスライダーの間の熱膨張係数の差に起因して生ずる磁
気ヘッドコア、ガラス及びスライダーの間の１セを真空
泡により吸収し、磁気ヘッドコアやガラスにひび割れが
生じない様にしたものである。

〔従来の技術〕

従来、フロッピーディスクの記録μｍ生に使用される磁
気ヘッドは磁性材、例えばフェライトからなる磁気へラ
ドコアを非磁性材、例えばチタン酸カルシウムからなる
スライダーで挟み、これら磁気へ７Ｆコアとスライダー
とをガラス融着することにより製造されていた。

〔発明か解決しようとする問題点ｊ しかしながら、斯る従来の磁気ヘットの製造方法におい
ては、磁気へラドコアとスライダーとをガラス融着する
場合に、磁気ヘッドコア、ガラス及びスライダーの間の
熱膨張係数の差に起因してこれら磁気ヘッドコア、ガラ
ス及びスライダーの間に歪が生じ、磁気へラドコアやガ
ラスにひびＮＪれが生じ易いという不都合があった。

本発明は斯る不都合を解消することを目的とする。

〔問題点を解決するためのに段〕

本発明に依る磁気ヘッドの製造方法は、例えば第１図〜
第３図にンｌ（す様に磁気へラドコア（１１とスライダ
ー＋２１　、１３）とをガラス融着するに際し、ガラス
（４）　、　（ｆｉｌに真空泡を発生させながらガラス
融着を行うものである。

〔作用〕

斯る本発明においては、磁気へラドコア（１１とスライ
ダー＋２１，１３１とをガラス融着するに際し、ガラス
（４１、（５）に真空泡を発生させる様にしているので
、磁気へラドコア（１）、ガラス＋４）　、　（５１及
びスライダー１２１、（３１の熱膨張係数の差に起因し
て生ずるこれら磁気へラドコア（ｌ）、ガラス＋ａ、ｃ
ｓ＋及びスライダー＋２）　、　（３１の間の歪をこの
真空泡で吸収することができる。

〔実施例〕

以下、第１図〜ｇＡ３図を参照して本発明磁気ヘッドの
製造方法の一実施例につき説明しよう。

本例はフロッピーディスク用の磁気へ・ノドを製造する
場合であって、本例においては、先ず第１図に示す様に
磁気ヘッドコア（１１と、スライダー（２）。

（３）とを用意する。この場合、磁気ヘットコア＋１１
はフェライトからなるセンターコア（６）の両１ｌｌ１
１に、巻き線溝＋７）、１Ｂ）を形成したフェライトか
らなるサイドコア（９１，（１０）を溶融温度を例えば
７００℃とする高融点ガラス（１１）　、　　（１２）
によって接合すると共にフロッピーディスク摺勅面側に
記録、再生用のギャップｇ１と消去用のギャップｇ２と
を形成したものを用意する。またスライダー＋２）、　
＋３１は、チタン酸カルシウムからなるブロックを用い
、１仇而形状をＭＬ字形に形成すると共に磁気ヘッドコ
ア（１１との接合面に切欠部（１３）　、　　（１４）
を形成し、この切欠部（１３）　、　　（１４）に溶融
温度を例えば５００℃とする低融点ガラス＋４１　、　
＋５１を被着したものを用意する。

次に第２図に示す様に磁気へラドコア＋１）をスライダ
ー＋２１，１３１で挟み、これを所定の治具（図示せず
）で保持してＮ２ガスが供給される炉内に配し、炉内の
温度を５００℃に上昇させると共に炉内のル。

力をＩ　Ｘ　１０−’　Ｔｏｒｒに減圧し、この状態を
数分〜数十分継続させる。このとき、溶融温度を５００
℃とする低融点ガラス（４１、（５１は溶融すると共に
、この熔融した低融点ガラス＋４）、＋５１中に気泡い
わゆる真空泡が発生するところとなる。

そこで本例においては、溶融した低融点ガラス１４１　
、　（５１中に斯る真空泡を発生させた後、炉内の温度
を室温に達するまで徐々に下降させる。この場合、磁気
へラドコア（１）、低融点ガラス（４１，（５１及びス
ライダー＋２＋、（３１の間の熱膨張係数の差に起因し
て磁気へラドコア（１）、低融点ガラス（４３，（５１
及びスライダー＋２）、＋３１の間に歪が生ずるが、本
例においては、（ｌζ融点ガラス（４１、（５１中に真
空泡を発生させているので、斯る歪はこの真空泡によっ
て吸収されるところとなる。従って、この工程で磁気へ
ラドコア（１１や低融点ガラス＋４１　、　（５）にひ
び割が生ずることが防止される。

次に第３図に示す様にサイドコア（９１及び（１０）に
夫々記録再生用コイル（１５）を巻回したボビン（１６
）及び消去用コイル（１７）を巻回したホビン（１８）
を装着すると共に記録再生用磁路及び消去用磁路を形成
するためのフェライト片（１９）を板バネ（２０）によ
って磁気ヘッドコア（１）に押圧して固定する。

この様にしてフロッピーディスク用の磁気ヘッドを製造
することができるが、本例においては、」−述した種に
磁気ヘッドコア（１１とスライダー（２）。

（３）とを低融点ガラス（４１、（５）によって融着す
るに際し、低融点ガラス（４１、（５１中に真空泡を発
生させているので、磁気ヘッドコア（１）、低融点ガラ
ス（４）。

（５）及びスライダー（２１、（３）の間の熱膨張係数
の差に起因して生ずるこれら磁気へラドコア（ｌ）、低
融点ガラス（４１、（５１及びスライダー（２＋　、　
（３１の間の走はこの真空泡により吸収され、斯る融着
工程で磁気へラドコア（１）や低融点ガラス（４１、（
＋ｌ）ｌにひび割れが生°」゛ることがない。

従って、本実施例に依れば、歩留りの向上を図ることが
できるという利益がある。

また上述実施例においては、本発明をフロッピーディス
ク用の磁気ヘッドを製造するに適用した場合につき述べ
たが、この代わりに、磁気ディスク用の磁気へ・ノドい
わゆる浮上型磁気ヘッドを製造する場合にも通用できる
。この場合には、例えば第４図に示す様にレール（２１
）　、　　（２２）を形成すると共に後部に磁気へラド
コア挿入溝（２３）を形成し、この磁気へットコア挿入
ｙＡ（２３）に低融点ガラス（２４）を被着したスライ
ダー（２５）と、磁気へラドコア（２６）とを用意し、
この磁気へラドコア（２６）をスライダー（２５）の磁
気へ７ドコア挿入溝（２３）に挿入・した後、これを減
圧下で加熱し、低融点ガラス（２４）中に真空泡を発生
させる様にして、磁気へラドコア（２６）とスライダー
（２５）とを低融点ガラス（２４）によって融着し、そ
の後、磁気へラドコア（２６）にコイル（２７）を金回
することによって浮上型磁気ヘッドを得る様にする。こ
の場合にも上述同様の作用効果を得ることができる。

また本発明は上述実施例に限らず、本発明の要旨を逸脱
することなく、その他、棟々の構成が取り得ることは勿
論である。

〔発明の効果Ｊ 本発明に依れば、磁気ヘッドｊアとスライダーとをガラ
ス融着するに際し、ガラスに真空泡を発生させる様にし
ていることより、磁気へラドコア。

ガラス及びスライダーの熱膨張係数の差に起因して生ず
るこれら磁気へッドコア、ガラス及びスライダーの間の
歪をこの真空泡で吸収することができるので、磁気へラ
ドコアやガラスのひひ割れを防ぐことができ、その分、
歩留りを向上させることができるという利益がある。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図及び第３図は夫々本発明磁気ヘッドの製
造方法の一実施例であるフロッピーディスク用の磁気ヘ
ッドの製造方法を示す工程図、第４図は本発明の他の実
施例の説明に供する線図である。 （１）及び（２６）は夫々磁気へラドコア、（２１、（
３１及び（２５）は夫々スライダー、（４１、（５１及
び（２４）は夫々低融点ガラスである。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気ヘッドコアとスライダーとをガラス融着するに際し
   、ガラスに真空泡を発生させながら前記ガラス融着を行
   う磁気ヘッドの製造方法。