JPH0110490Y2 - - Google Patents

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JPH0110490Y2
JPH0110490Y2 JP1984053986U JP5398684U JPH0110490Y2 JP H0110490 Y2 JPH0110490 Y2 JP H0110490Y2 JP 1984053986 U JP1984053986 U JP 1984053986U JP 5398684 U JP5398684 U JP 5398684U JP H0110490 Y2 JPH0110490 Y2 JP H0110490Y2
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JP
Japan
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square pipes
square
fitting
edges
side surfaces
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JP1984053986U
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JPS60167221U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は接続金具に係り、さらに詳しくは角パ
イプを用いた構造物の角パイプ同志の接続部に用
いられる接続金具に関するものである。
〔従来技術〕
角パイプを用いた構造物の一例を第1図に示し
たので、以下これについて説明する。
第1図に示す例はトレーニング器具であつて、
このトレーニング器具1は多数本の角パイプの端
部を直角方向から突き合せ、そのつき合せ部を溶
接し、しかる後メツキを施して接合して成る直方
体状のフレーム2を有する。
このフレーム2の上端部にはビーム3が横架さ
れており、このビーム3の先端部と途中にはプー
リ4,5が取り付けられており、フレーム2の下
部には中継プーリ6が設けられている。
これらプーリ4,5,6のそれぞれにワイヤ7
が巻き掛けられている。ワイヤ7の一端はハンド
ル8に連結されており、他端はウエイト9を支持
する枠体10に連結されている。ウエイト9はフ
レーム2の上下に連続した状態で設けられている
ガイドロツド11,11に沿つて昇降自在に取り
付けられている。なお、符号12で示すものは座
席、13で示すものはひざ当てである。
以上のような構造を有するトレーニング器具に
おいては利用者は座席12に腰を降ろし、ひざ当
て13の下側に両ひざを当てて身体を安定させ
て、両腕でハンドル8を握りワイヤ7を介してウ
エイト9を引き上げる動作を繰り返し上半身の筋
力および腕力を鍜える。
ところで、このような構造を有するトレーニン
グ器具などにおいては多数の角パイプの端部を直
角方向からつき合せ、そのつき合せ部を溶接し、
しかる後メツキを施して成るフレーム2が基本的
な構造物であり、構造的に安定している必要があ
るとともに外観を優美に仕上げなければならな
い。
角パイプから成るフレーム2はストレートな状
態のままあるいは折り曲げて枠体状にして用いら
れるが、角パイプ同志は溶接によつて接続され、
機械的強度を大きく保つている。
一方、外観優美に仕上げるため角パイプ同志を
接続した後フレーム2全体をメツキ槽の中に浸漬
させて各種のメツキを行なつている。ところが溶
接部分のメツキは仕上がりが悪くフレーム2全体
の美観を損ねる結果となる。また、フレーム2全
体を浸漬させるメツキ槽は極めて大型のものが必
要で、設備コストが高くなる。
そこで、フレーム2を構成する角パイプを接合
する前にメツキし、メツキしたものを相互に溶接
する方法も考えられる。しかしこのような方法を
採用すると、溶接部分は溶接時の高熱によつて変
色してしまい外観をさらに損ねる結果となる。
また、角パイプ同志の接続には一方の角パイプ
の側面に他方の角パイプの端縁を接触させた状態
で接続させる場合と端縁同志を付き合わせた状態
で接続させる場合とがある。
角パイプの端縁同志を接続させる場合には溶接
以外に一回り大きい角パイプを接続金具として使
用し、この接続用の角パイプ中に2本の角パイプ
の端縁を総合させ、ねじ等によつて固定する場合
が多い。
このような場合には接続すべき角パイプと接続
用の角パイプとには予めねじが挿入できる小孔を
形成しておかなければならない。
従つて、ねじによつて接続する際には小孔の位
置合わせが必要となる。
しかし、接続用の角パイプは他の角パイプを覆
つた状態となつているため、小孔同志の位置合わ
せは面倒であり、しかも1つの小孔にのみねじを
挿入し、ねじ止めを行なうと角パイプがねじれて
しまい、他の小孔同志が位置ずれしてしまうこと
になり、ねじによる接続が更に面倒となる。
以上のような事情から結局のところ、フレーム
2全体を溶接した後、メツキ槽に入れてメツキし
ているが上述のように設備コストが高くなり、ト
レーニング器具の全体のコストに占めるメツキに
要するコストが数10パーセントとなり、無視でき
ない問題となつている。
このようなことから、適宜の継手金具等を用い
て角パイプを連結すれば、上記の問題はなくなる
が、従来の継手金具は、強度的に十分でなく、か
つまた外形的にも継手金具の角部が角パイプより
出張つて身体や衣服を傷つけるおそれがあり、さ
らに外観的にも見苦しくなつてスマートさに欠
け、トレーニング器具全体の商品価値を低下せし
めていた。
〔考案の目的〕
本考案は以上のような従来の欠点を除去するた
めに成されたもので、角パイプの端縁同志を確実
に容易に接続することができるように構成した接
続金具を提供することを目的としている。
〔考案の概要〕
本考案においては上記の目的を達成するために
一対の角パイプの端縁を対向して連結するための
接続金具であつて、前記角パイプの直交する二側
面に当接可能な凹部をそれぞれ備えた二側面を直
交して一体に形成するとともに、該二側面にはそ
の直交部に所定の角度で交差する直線と平行な斜
辺をそれぞれ幅方向の側縁に形成し、かつ、該直
線上に位置して前記二側面の端部にはそれぞれ透
孔を穿設してなる接続金具を構成した。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例に基づいて本考案の詳
細を説明する。
第2図以下は本考案の一実施例を示すものであ
る。
即ち、第2図に展開図として示すように本考案
に成る接続金具14は金属板から打ち抜かれ、回
転対称の形状をしている。
更に詳細に述べれば、中心線lを中心として上
下に分かれており、中心点Oを通り、直線lとθ
の角度をもつて交差する直線m上の対称な位置に
透孔15,16が形成されている。これら透孔1
5,16を含み、かつ直線lと平行な状態で凹部
17,18が補強のために形成されている。角度
θは30度前後が選ばれる。
そして、接続金具14の幅方向の側辺はそのほ
とんどの部分が斜辺19,20となつている。こ
のような形状で打ち抜かれた後、中心線lから直
角に折り曲げられる。
上記折り曲げた状態を第3図に示す。そして、
この接続金具14を用いた角パイプの接続は次の
ようにして行なわれる。即ち、第3図に示すよう
に2本の角パイプ21,22の端縁同志を付き合
わせた状態で角パイプの角部を選び、接続金具1
4を当てる。すると、透孔15,16が形成され
ている部分が接続すべき角パイプ21,22の隣
接する側面に接する状態となる。
ところで、接続すべき角パイプの端部近傍には
透孔15,16に合わせて第4図に示すように透
孔23が形成されており、この透孔23中にはイ
ンサートナツト24が予め嵌合固定されている。
従つて、接続金具14を用いた接続時には、透孔
15,16をこれらインサートナツト24と位置
合わせし、透孔15,16側からねじ25をねじ
込み、固定すればよい。
この固定時において、透孔15,16のいずれ
か一方にのみ、ねじ25をねじ込んだ場合、その
締め付け力により他方の透孔側がねじれて位置ず
れが生じたとしても、角パイプのように閉じた空
間を形成する構造とはなつていない。このため、
接続金具の位置ずれが生じた側の端部に力を加え
れば、位置ずれを修正でき、簡単にねじ止めを行
なえる。
ところで、第3図に示した状態では2本の角パ
イプ21,22の端部側面にのみ90゜折曲つた状
態で接続金具14が固定されただけであるため強
度は弱い。そこで、対角線方向の遠部にもう1つ
の接続金具14を固定し、少なくとも2個の接続
金具を用いてパイプ同志の接続を行なうようにす
ればよい。また、第5図に示すように4つの角部
にそれぞれ1個ずつの接続金具14を用い合計4
個の接続金具により、角パイプの接続を行なつて
もよい。
このように4個の接続金具を用いることができ
るように接続金具14は回転対称な形状を採用し
ているわけである。4個の金具を用いれば、接続
強度は更に増大する。
〔効果〕
以上の説明から明らかなように本考案によれ
ば、一対の角パイプの端縁を対向して連結するた
めの接続金具であつて、前記角パイプの直交する
二側面に当接可能な凹部をそれぞれ備えた二側面
を直交して一体に形成するとともに、該二側面に
はその直交部に所定の角度で交差する直線と平行
な斜辺をそれぞれ幅方向の側縁に形成し、かつ、
該直線上に位置して前記二側面の端部にはそれぞ
れ透孔を穿設してなる接続金具を構成したので、
一対の角パイプの端縁を、異なる二側面でねじ
を介して連結でき、しかも、凹部を備えた二側面
がパイプの二側面に当接できるので、角パイプも
しくは接続金具の直交部の曲げ角度に誤差があつ
てもそれを吸収し、強固な連結が可能となる。
この接続金具の四個を、回転対称的に配置し各斜
辺を相互に密接して連接すると、かくパイプ状と
なり、その四個で角パイプを連結すれば、極めて
強固な連結ができる。二側面が角パイプの異な
る二側面に当接して配置できるので、角パイプ同
士の端部同士が初めからずれていても、角パイプ
に対し、外側から押し付けるだけでそのずれを調
整しながら連結できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すもので、第1図は
パイプ構造物の斜視図、第2図は接続金具の展開
図、第3図は接続方法を説明する斜視図、第4図
は接続状態の断面図、第5図は他の接続状態を説
明する斜視図である。 14……接続金具、15,16……透孔、1
7,18……凹部、19,20……斜辺、21,
22……角パイプ、23……透孔、24……イン
サートナツト、25……ねじ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対の角パイプの端縁を対向して連結するため
    の接続金具であつて、前記角パイプの直交する二
    側面に当接可能な凹部をそれぞれ備えた二側面を
    直交して一体に形成するとともに、該二側面には
    その直交部に所定の角度で交差する直線と平行な
    斜辺をそれぞれ幅方向の側縁に形成し、かつ、該
    直線上に位置して前記二側面の端部にはそれぞれ
    透孔を穿設してなることを特徴とする接続金具。
JP5398684U 1984-04-12 1984-04-12 接続金具 Granted JPS60167221U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5398684U JPS60167221U (ja) 1984-04-12 1984-04-12 接続金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5398684U JPS60167221U (ja) 1984-04-12 1984-04-12 接続金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60167221U JPS60167221U (ja) 1985-11-06
JPH0110490Y2 true JPH0110490Y2 (ja) 1989-03-27

Family

ID=30575344

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5398684U Granted JPS60167221U (ja) 1984-04-12 1984-04-12 接続金具

Country Status (1)

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JP (1) JPS60167221U (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517514U (ja) * 1974-07-05 1976-01-20
JPS5653121U (ja) * 1979-10-01 1981-05-11

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS517514U (ja) * 1974-07-05 1976-01-20
JPS5653121U (ja) * 1979-10-01 1981-05-11

Also Published As

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JPS60167221U (ja) 1985-11-06

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