JP7841912B2 - エレベーターの免震構造 - Google Patents
エレベーターの免震構造Info
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Description
また、エレベーターシャフトの下部に設置した免震装置の上にエレベーター架構を構築するため、エレベーターシャフトとエレベーター架構との間に免震クリアランスが必要になる。このため、通常のエレベーターシャフト内に納まるエレベーターのかごの寸法よりも小さな寸法のエレベーターのかごしか設置できず、各階の出入り口でエレベーターのかごとエレベーターホール床との間にクリアランス対応(床エキスパンションジョイント等)が必要となり、非効率なシステムとなる。
また、震度6以上のような大地震の場合、エレベーター架構が曲げ変形して、エレベーターシャフトの壁(コンクリート壁)と衝突してしまいう懸念がある。エレベーター架構の上部が曲げ変形しやすいため、上層階での水平変位が増加し、エレベーターシャフトの壁と衝突するおそれが大きくなる。
すなわち、本発明に係るエレベーターの免震構造は、エレベーターピットと、前記エレベーターピット上に設けられた免震支承と、前記免震支承に支持された梁構造体と、前記梁構造体に固定して立設された上部フレームと、前記上部フレームに支持されたエレベーター本体と、を備える。
本発明の第一実施形態に係るエレベーターの免震構造について、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の第一実施形態に係るエレベーターの免震構造を示す模式的な図であり、図2のI-I線の立面図である。
図1に示すように、本実施形態に係るエレベーターの免震構造1は、エレベーターピット10と、エレベーター構造体2と、免震支承30と、を備えている。
基礎繋梁21は、張出し部12aの上方に配置されている。基礎繋梁21は、後述する免震支承30に支持されている。基礎繋梁21は、張出し部12aの延在方向に沿って配置されている。図2に示すように、平面視で、基礎繋梁21は、平面視ロの字状に形成されている。基礎繋梁21は、水平面に沿う第1方向(図2に矢印aで示す方向)に延びる一対の梁と、水平面に沿い第1方向に直交する第2方向(図2に矢印bで示す方向)に延びる一対の梁とが、端部で接合されて一体化され、全体として平面視ロの字状になるように構成されていてもよい。
図3に示すように、免震支承30は、上部案内部材33と、下部案内部材34と、摺動子35と、を有している。上部案内部材33は、基礎繋梁21の下部(図1参照)に固定されている。下部案内部材34は、エレベーターピット10の張出し部12aの上部(図1参照)に固定されている。摺動子35は、上部案内部材33と下部案内部材34との間に介装されている。摺動子35は、上部案内部材33に対して水平一方向(図3ではX-X方向として示す)にのみ摺動可能に保持されている。摺動子35は、下部案内部材34に対しては水平一方向と直交する水平他方向(図3ではY-Y方向として示す)にのみ摺動可能に保持されている。
上部案内部材33及び下部案内部材34は、いずれも断面矩形の横長のブロック状をなす同一形状及び同一寸法の部材である。上部案内部材33及び下部案内部材34は、長さ方向が互いに直交する向きとされている。上部案内部材33及び下部案内部材34は、上下方向に間隔をおいた状態で対向配置されている。図4(b),(c)に示すように、この状態で、上部案内部材33が基礎繋梁21に固定され、下部案内部材34がエレベーターピット10の張出し部12aに固定されている。
図5に示すように、免震支承30の支持する軸力(自重)をWとすると、傾斜による復元力(水平力)Fは、水平面に対する傾斜角をθとして、式(1)で表される。摺動子35の接触面は、上面全体である。なお、μは傾斜面の摩擦係数であり、μWは摩擦力を意味する。
地震時の免震層に生じる水平変位に対し、図6に示すように免震支承30は可動する。摺動子35の接触面は、上面の半分である。なお、実際の勾配は1/100~1/20だが、図を分かりやすくするために、傾斜角θを大きく図示している。
次に、本発明の第二実施形態に係るエレベーターの免震構造について、主に図7~図9を用いて説明する。なお、以下に示す実施形態では、上述の第一実施形態と同一又は同様な部材及び部分には同一の符号を用いて説明を省略し、実施形態と異なる構成について説明する。
図7に示すように、本実施形態に係るエレベーターの免震構造1Aは、エレベーターピット10と、エレベーター構造体2Aと、免震支承30と、を備えている。
2,2A エレベーター構造体
10 エレベーターピット
20,20A 梁構造体
21 基礎繋梁
30 免震支承
40 アウトリガー梁
50,50A 上部フレーム
60 下部フレーム
70,70A エレベーター本体
Claims (3)
- エレベーターピットと、
前記エレベーターピット上に設けられた免震支承と、
前記免震支承に支持された梁構造体と、
前記梁構造体に固定して立設された上部フレームと、
前記上部フレームに支持されたエレベーター本体と、を備え、
前記梁構造体は、
前記免震支承に支持され、平面視ロの字状に形成された基礎繋梁と、
前記基礎繋梁に支持され、平面視井桁状に形成されたアウトリガー梁と、を有し、
前記上部フレームは、前記アウトリガー梁に固定されており、
前記アウトリガー梁の下方に前記免震支承が配され、
前記免震支承同士の間隔は、前記上部フレームの柱同士の間隔より大きいエレベーターの免震構造。 - 前記エレベーターピット内に前記梁構造体から吊り下げられた下部フレームを備える請求項1に記載のエレベーターの免震構造。
- 前記免震支承は、滑り支承である請求項1または2に記載のエレベーターの免震構造。
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Patent Citations (4)
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