JP5035773B2 - エレベータの制御装置 - Google Patents

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本発明は、免震構造を有するエレベータの制御装置に関する。
通常、エレベータは建屋の中に直接設置されている。このため、地震が発生すると、建屋と一緒に大きく揺れてしまい、例えば乗りかごやカウンタウェイトがガイドレールに衝突したり、ロープやケーブルが絡まるなどの事故が発生する。
このような問題に対し、近年、免震構造を有するエレベータが開発されている(例えば特許文献1参照)。この種のエレベータでは、地震が発生しても、エレベータ自体は大きく揺れないため、上述したような事故は発生しづらく、機器への影響も少ない。
特開2006−290597号公報
ここで、地震が発生した場合、エレベータの乗りかごを最寄階で一旦停止させた後、点検運転により安全を確認した上で、自動復旧するオペレーションが一般的である。しかしながら、従来、免震構造の有無に関係なく、同じ自動復旧オペレーションが適用されている。このため、免震構造を有し、揺れによる事故の少ないエレベータであっても、1階床毎にゆっくりと点検運転する動作が必要となり、復旧するまでに時間を要するといった問題があった。
本発明は上記のような点に鑑みなされたもので、エレベータの免震構造を考慮した自動復旧のオペレーションにより復旧までの時間を短縮化することのできるエレベータの制御装置を提供することを目的とする。
本発明のエレベータの制御装置は、地震を検知する地震検知手段と、この地震検知手段によって地震が検知された場合に、当該エレベータの免震構造の有無を判断する免震判断手段と、この免震判断手段によって免震構造ありと判断された場合と免震構造なしと判断された場合とで自動復旧のオペレーションを切り替える制御手段とを具備したことを特徴とする。
本発明によれば、地震が発生したときに、エレベータが免震構造を有する場合には、その免震構造を考慮した自動復旧のオペレーションが実行される。これにより、復旧までの時間を短縮化して運転サービスを早期に再開することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る免震構造を有するエレベータの構成を示す図である。図1では、建屋11とは独立した自立鉄塔12にエレベータ13が設置された例が示されている。
エレベータ13は、制御盤14、巻上機15、ロープ16、乗りかご17、カウンタウェイト18などを備える。制御盤14は、汎用のコンピュータからなり、所定のプログラムに従ってエレベータ13を運転制御する制御装置として用いられる。この制御盤14は、巻上機15と共に自立鉄塔12の上部に設置されている。
巻上機15には、ロープ16を介して乗りかご17とカウンタウェイト18が吊り下げられている。乗りかご17とカウンタウェイト18は自立鉄塔12内に立設された一対のガイドレール19a,19bに支持されており、巻上機15の回転駆動に伴い、ロープ16を介してつるべ式に昇降動作する。
自立鉄塔12の最下部と建屋11との間には、例えばゴムあるいはばねなどで構成された免震装置20a,20bが設置されている。この免震装置20a,20bによって地震の揺れを吸収し、自立鉄塔12に設置されたエレベータ13の揺れを防止している。
また、建屋11の所定の箇所には、地震の初期微動(P波)と本震(S波)を検知するための地震感知器21が設置されている。この地震感知器21は、制御盤14に接続されており、地震発生時に初期微動(P波)と本震(S波)の検知信号を制御盤14に出力する。
さらに、制御盤14には、回転センサ22と張力センサ23が接続されている。回転センサ22は、乗りかご17の動作状態(正常に動いているか否か)をガイドレール19aに押し付けたローラの回転で検出する。張力センサ23は、ロープ16の張力を検出するためのセンサである。制御盤14に設けられた故障診断部14aは、これらのセンサ22,23から出力される信号に基づいて、例えばロープ16が乗りかご17やカウンタウェイト18が絡んで乗りかご17が動けない状態や、乗りかご17やカウンタウェイト18がガイドレール19a,19bから外れて運転できない状態などを判断する。
また、制御盤14は、エレベータ13の仕様情報が記憶された記憶部14bを有する。上記仕様情報には、エレベータ13の各機器の仕様に関する情報の他に、ここでは免震構造の有無を示す情報が含まれる。
次に、同実施形態の動作を説明する。
図2は同実施形態における地震発生時の処理動作を示すフローチャートである。なお、このフローチャートで示される処理は、コンピュータである制御盤14が図示せぬメモリに記録されたプログラムを読み込むことにより実行される。
平常時では、通常のエレベータと変わらず、乗りかご17がホール呼びやかご呼びに応答して各階床を定格速度で移動している(ステップS10)。
ここで、地震が発生すると、まず、初期微動であるP波が地震感知器21によって検知され、その検知信号が制御盤14に出力される。制御盤14は、P波検知信号を入力すると、上記記憶部14bに記憶された仕様情報に基づいてエレベータ13の免震構造の有無を判断する(ステップS12)。その結果、エレベータ13が免震構造を有していなければ(ステップS12のNo)、制御盤14は、一般的に知られている通常の自動復旧オペレーションを実行する(ステップS13)。
なお、通常の自動復旧オペレーションとしては、地震によって一時停止状態にある乗りかご17を低速で1階床毎にゆっくりと1往復させ、安全が確認された場合に通常運転に復帰するといったものが一般的である。
本実施形態では、図1に示したようにエレベータ13が免震構造を有するため(ステップS12のYes)、以下のような処理が実行されることになる。
すなわち、エレベータ13が免震構造を有する場合において、制御盤14は、移動中の乗りかご17を最寄階で直ちに停止させて、そこで戸開して乗客を降車させた後、運行を停止する(ステップS14〜S16)。そして、制御盤14内の図示せぬ第1のタイマを用いて一定時間が経過するのを待ち、その間に本震であるS波が地震感知器21にて検知されなければ(ステップS17のYes)、通常運転に戻る。
一方、S波が地震感知器21にて検知されると(ステップS18のYes)、制御盤14内の図示せぬ第2のタイマを用いて一定時間が経過するのを待って、地震発生時の自動復旧運転を行う(ステップS19)。この場合、エレベータ13が免震構造を有することから、所定レベル以内の地震であれば、揺れによる故障がないことを前提として自動復旧運転を行うことができる。
すなわち、通常の自動復旧運転のように乗りかご17を1階床毎にゆっくりと1往復させる必要はなく、乗りかご17を低速で1往復させるだけの簡易的な自動復旧運転で対応することができる(ステップS20)。なお、ここで言う「低速」とは、定格速度以下の速度のことであるが、通常速度でも安全であることを確認するために、定格速度で1往復させることでも良い。これに対し、免震構造なしの場合には、揺れによる影響が大きく、ロープ16が絡まるなどしている可能性が高いため、定格速度で点検運転することは危険であり、できるだけ低速で運転する必要がある。
制御盤14に設けられた故障診断部14aは、この間に回転センサ22を用いて乗りかご17の状態を監視すると共に、張力センサ23を用いてロープ16の状態を監視する。そして、例えば乗りかご17が所定の速度で動いていない場合や、ロープ16が弛んでいることなど、何らかの異常が検出された場合には、エレベータ13が地震によって故障したものと判定し(ステップS21のYes)、その時点で運転を完全停止する(ステップS22)。その際、図示せぬ監視センタに対して異常が発生した旨が発報され、保守員が現場に派遣されることになる。
一方、異常がなく、安全が確認された場合には(ステップS21のNo)、保守員を待たずに、通常運転に切り替えられる。
このように、エレベータ13が免震構造を有する場合には、乗りかご17を低速で1往復させるだけで復旧させることができる。従って、地震が発生した場合に、免震構造に関係なく同じ自動復旧運転を行う方式に比べて、復旧までの時間を大幅に短縮することができ、少しでも早く運転サービスを再開することができる。
(他の実施形態)
なお、上記実施形態では、1台のエレベータ13を例にして説明したが、図3に示すように、複数台のエレベータ13a〜13dが並設されたエレベータシステムにも適用可能である。この場合、エレベータ13a〜13d毎に免震構造の有無に応じて自動復旧のオペレーションが切り替えられる。
すなわち、今、制御盤14がエレベータ13a〜13dの群管理機能を備えると共に、記憶部14bに図4に示すような管理テーブル24が設けられているものとする。この管理テーブル24には、エレベータ13a〜13dの免震構造の有無を示す情報が登録されている。
ここで、エレベータ13a,13bが免震構造あり、エレベータ13c,13dが免震構造なしとすると、地震が発生した際に、制御盤14は管理テーブル24を参照して、エレベータ13a,13bに対しては、図2に示した簡易自動復旧オペレーションを適用し、エレベータ13c,13dに対しては通常の自動復旧オペレーションを適用する。これにより、特に異常が検出されなければ、免震構造を有するエレベータ13a,13bが先に通常運転に復帰することになる。
このように、地震が発生した場合に、免震構造を有するエレベータ13a,13bだけでも早く運転可能な状態にすることで、各階にいる乗客を安全に運搬することが可能となる。
なお、図3の例では、4台のうちの2台のエレベータが免震構造を有するものとしたが、少なくとも1台のエレベータが免震構造を有していれば、地震発生時にそのエレベータを早期に自動復旧させて運転サービスを再開することが可能である。
また、本発明は、免震構造について特に限定されるものではなく、どのような免震構造を用いても良い。
要するに、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の形態を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を省略してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
図1は本発明の一実施形態に係る免震構造を有するエレベータの構成を示す図である。 図2は同実施形態における地震発生時の処理動作を示すフローチャートである。 図3は本発明の他の実施形態として複数台のエレベータが並設されたエレベータシステムの構成を示す図である。 図4は上記複数台のエレベータを管理するための管理テーブルの一例を示す図である。
符号の説明
11…建屋、12…自立鉄塔、13…エレベータ、14…制御盤、15…巻上機、16…ロープ、17…乗りかご、18…カウンタウェイト、19a,19b…ガイドレール、20a,20b…免震装置、21…地震感知器、22…回転センサ、23…張力センサ、24…管理テーブル。

Claims (3)

  1. 地震を検知する地震検知手段と、
    この地震検知手段によって地震が検知された場合に、当該エレベータの免震構造の有無を判断する免震判断手段と、
    この免震判断手段によって免震構造ありと判断された場合と免震構造なしと判断された場合とで自動復旧のオペレーションを切り替える制御手段と
    を具備したことを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 上記制御手段は、上記免震判断手段によって免震構造ありと判断された場合に、地震によって一時停止状態にある乗りかごを所定の速度で往復させて通常運転に復帰させる簡易的な自動復旧オペレーションを実行することを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
  3. 複数台のエレベータ毎に免震構造の有無を示す情報を記憶した記憶手段を備え、
    上記免震判断手段は、上記記憶手段を参照して上記各エレベータ毎に免震構造の有無を判断し、その判断結果に応じて自動復旧のオペレーションを切り替えることを特徴とする請求項1記載のエレベータの制御装置。
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