JP4592464B2 - エレベーター用地震時管制運転システム - Google Patents

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本発明は、エレベーター用地震時管制運転システムに関するものである。
この種の従来技術としては、比較的小さい第1レベルを超える振動で動作する第1の自動復帰形地震感知器と、前記第1レベルより大きい第2レベルを超える振動で動作する第2の自動復帰形地震感知器とを備え、前記第1の自動復帰形地震感知器だけが動作したときは一旦乗りかごを最寄り階に停止させて一定時間の経過後に地震が治まっていた場合は前記第1の自動復帰形地震感知器の動作を自動復帰させてエレベーターの継続運転を再開し、また、前記第2の自動復帰形地震感知器が動作した時は最寄り階に停止させた後にエレベーターの運転を休止させるエレベーター用地震時管制運転システムが知られていた。
そして、上述のエレベーター用地震時管制運転システムにおいて、第2の自動復帰形地震感知器が動作した場合でも、一定時間経過後、寸動運動が可能かどうかを異常検出回路で判断して、異常なしと判断した場合に限って寸動運動指令回路で寸動運動を行わせ、さらに、その寸動運動により異常がなかった場合に第2の自動復帰形地震感知器の動作を自動復帰させると同時に、平常運転を継続して行うようにしたものが提案されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−171423号公報(段落番号0011〜段落番号0022、図1〜図3)
しかしながら、既設エレベーターにおけるエレベーター用地震時管制運転システムとしては、地震発生時により動作し、かつ、外部操作あるいは自動による動作解除機能を有する自動復帰形の特低地震感知器と、この自動復帰形の特低地震感知器が動作する地震よりも大きな地震により動作し、かつ、外部操作あるいは自動による動作解除機能を持たずに手元スイッチによって動作解除する手動復帰形の低地震感知器とを設けて、この手動復帰形の低地震感知器が動作したならば、乗りかごを地震時管制運転させた後、運転休止状態とするようにしたものがほとんど採用されている。
ところで、上述した既設エレベーターにおけるエレベーター用地震時管制運転システムを、上述した特開平11−171423号公報に記載のエレベーター用地震時管制運転システムのように改造しようとすると、手動復帰形の低地震感知器を高価な自動復帰形の特低地震感知器に交換したり、寸動運動が可能かどうかを判断するための各種センサーを含む異常検出回路を設置したりする必要があるため、改造時間及び改造費が大幅に増大してしまうという問題があった。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、改造時間及び改造費を大幅に増大させることなく既設エレベーターを改造して、地震発生時におけるエレベーターの利用客の不便さ及び専門技術者の負担の軽減化を図り得るエレベーター用地震時管制運転システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、エレベーター制御装置と、このエレベーター制御装置に接続されて地震により動作する自動復帰形の特低地震感知器と、エレベーター制御装置に接続されて前記特低地震感知器が動作する地震よりも大きな地震により動作する手動復帰形の低地震感知器と、前記エレベーター制御装置に電気通信回線を介して接続されたエレベーター管制センターとを、少なくとも具備するエレベーターの地震時管制運転システムにおいて、地震による前記特低地震感知器及び前記低地震感知器の両動作によってエレベーターの地震時管制運転を行わせると共に、前記特低地震感知器を自動復帰させ、その後、前記エレベーター管制センターからの指令でエレベーターの異常を確認するための動作確認運転を行わせてエレベーターに異常がなかった場合に、エレベーターの仮復旧平常運転を行わせた後、その仮復旧平常運転中に、再び地震が発生した場合にその地震で前記特低地震感知器が動作するとエレベーターの地震時管制運転を行わせるようにし、前記エレベーターの仮復旧平常運転が数日間経過すると、前記エレベーター管制センターからの仮復旧解除指令信号により前記仮復旧平常運転を解除し、前記エレベーターを運転休止状態のままとすることを特徴としている。
本発明によれば、手動復帰形の低地震感知器を自動復帰形の低地震感知器に交換せずに、自動復帰形の特低地震感知器と手動復帰形の低地震感知器の組み合わせ使用の場合であっても、復帰時間を短縮すると共に、復帰するまでの間も利用を可能となるため、改造時間及び改造費を大幅に増大させることなく、エレベーターの利用客の不便さ及び専門技術者の負担を軽減させることができるエレベーター用地震時管制運転システムが得られる。
以下、本発明の一実施形態に係わるエレベーター用地震時管制運転システムを、図1及び図2に、基づいて説明する。
図1に示すエレベーター1は、建物などに構築した昇降路内を昇降する乗りかご2と釣合いおもり3を主ロープ4により連結してその主ロープ4を釣瓶式に駆動綱車5及びそらせ車6に巻き掛けて駆動綱車5を回転させることにより、その駆動綱車5と主ロープ4との間の摩擦力を利用して主ロープ4を移動させることで、乗りかご2を昇降路内に設置したガイドレールに沿って上下方向に走行させるようにしてある。
図1に示すエレベーター1に採用されているエレベーター用地震時管制運転システムは、エレベーター制御装置7と、エレベーター制御装置7に接続された特低地震感知器8と、エレベーター制御装置7に接続された低地震感知器9と、エレベーター制御装置7にエレベーター用外部通信装置10及び電話回線などの電気通信回線11を介して接続されたエレベーター管制センター12とから少なくとも構成されている。エレベーター制御装置7は、エレベーター1の機械室若しくは昇降路に設置される。特低地震感知器8及び低地震感知器9は、エレベーター1の機械室若しくは昇降路に設置される。エレベーター管制センター12は、エレベーター1の設置現場から遠く離れた遠隔地に設置されている。
特低地震感知器8は、地震により動作し、かつ、外部操作あるいは自動による動作解除機能を有する自動復帰形地震感知器から構成されている。低地震感知器9は、特低地震感知器8が動作する地震よりも大きな地震により動作し、かつ、外部操作あるいは自動による動作解除機能を持たずに手元スイッチによって動作解除する手動復帰形地震感知器から構成されている。
エレベーター制御装置7は、図1に示すように、地震時管制運転判定回路13と、地震時管制運転仮復旧判定回路14と、運転制御指令回路15とを、少なくとも備えている。地震時管制運転判定回路13は、特低地震感知器8をリセットするためのリセットスイッチ16と、自動復帰形の特低地震感知器8をリセットするためのリセット指令をリセットスイッチ16に送信する特低地震感知器用リセット指令部17と、特低地震感知器8からの動作信号の有無を確認することでその特低地震感知器8の動作を判定する特低地震感知器用動作判定部18と、手動復帰形の低地震感知器9からの動作信号の有無を確認することでその低地震感知器9の動作を判定する低地震感知器用動作判定部19と、特低地震感知器用動作判定部18及び低地震感知器用動作判定部19からの動作判定信号並びに地震時管制運転仮復旧判定回路14からの判定信号に基づき地震時管制運転の指令若しくは仮復旧平常運転の指令信号を運転制御指令回路15に送信する地震時管制運転動作指令部20とから少なくとも構成されている。地震時管制運転動作指令部20は、特低地震感知器用リセット指令部17と運転制御指令回路15の地震時管制運転制御指令部15Aとに接続させている。なお、ここで、地震時管制運転とは、駆動綱車5の駆動源となる電動機を制御して、乗りかご2を最寄り階に停止させる運転をいう。
地震時管制運転仮復旧判定回路14は、図1に示すように、仮復旧条件フラグ21と、仮復旧動作スイッチ22と、仮復旧動作指令用のホールドフラグ23と、仮復旧解除スイッチ24と、仮復旧判定部25とから少なくとも構成されている。仮復旧判定部25は、地震時管制運転判定回路13の地震時管制運転動作指令部20に接続されている。仮復旧条件フラグ21と仮復旧動作スイッチ22と仮復旧動作指令用の仮復旧判定部25とは、直列に接続されている。仮復旧動作スイッチ22には、ホールドフラグ23と仮復旧解除スイッチ24の直列回路が並列に接続されている。
エレベーター管制センター12は、図1に示すように、仮復旧指令部26と、仮復旧解除指令部27と、動作信号受信部28と、低速運転点検指令部29とから少なくとも構成されている。エレベーター管制センター12の動作信号受信部28には、地震時管制運転判定回路13の低地震感知器用動作判定部19から電気通信回線11及びエレベーター用外部通信装置10を介して、低地震感知器9が動作したと低地震感知器用動作判定部19で判定された際に発生する動作判定信号が送信されるようにしてある。低速運転点検指令部29は、低地震感知器用動作判定部19からの動作判定信号が動作信号受信部28に入力されると、運転制御指令回路15の運転制御指令部15Aに低速点検指令信号が電気通信回線11及びエレベーター用外部通信装置10を介して送信されるようにしてある。運転制御指令回路15の運転制御指令部15Aに低速点検指令信号が送信されると、エレベーター1の動作確認運転が低速で行われて、エレベーター1の異常が発生していないか否かの確認が行われる。
さらに、エレベーター管制センター12は、エレベーター1の動作確認運転の結果、異常がないことが確認されると、エレベーター管制センター12の仮復旧指令部26から地震時管制運転仮復旧判定回路14の仮復旧動作スイッチ22に、仮復旧指令信号が電気通信回線11及びエレベーター用外部通信装置10を介して送信されるようにしてある。仮復旧動作スイッチ22に仮復旧指令信号が送信されると、その仮復旧動作スイッチ22がオン状態となって仮復旧条件フラグ21を満たしていれば、仮復旧判定部25をオン状態となることで、仮復旧判定部25から地震時管制運転動作指令部20に復旧許可の判定信号が送信される。仮復旧判定部25のオン状態は、仮復旧動作指令用のホールドフラグ23によって、自己保持される。そして、仮復旧判定部25からの復旧許可の判定信号が地震時管制運転動作指令部20に送信されると、その地震時管制運転動作指令部20から運転制御指令回路15の運転制御指令部15Aに仮復旧平常運転の指令信号が送信されて、エレベーター1の仮復旧平常運転が実行される。
さらに、エレベーター管制センター12は、仮復旧平常運転が数日間経過した場合に、仮復旧解除指令部27から地震時管制運転仮復旧判定回路14の仮復旧解除スイッチ24に、仮復旧指令解除信号が電気通信回線11及びエレベーター用外部通信装置10を介して送信されるようにしてある。仮復旧解除スイッチ24に仮復旧指令解除信号が送信されると、その仮復旧解除スイッチ24がオフ状態となり、仮復旧判定部25をオフ状態にする。仮復旧判定部25がオフ状態になると、地震時管制運転動作指令部20から運転制御指令回路15の運転制御指令部15Aに地震時管制運転の指令信号が送信されて、エレベーター1の地震時管制運転が実行されるようにしてある。
上記本実施形態のエレベーター用地震時管制運転システムの動作を、図2に基づいて、詳説する。
(1)まず、図2のステップS1において、エレベーター1の平常運転中に、地震が発生すると、図2のステップS2に進む。
(2)図2のステップS2では、特低地震感知器(自動復帰形地震感知器)8が動作した否かを判定して、特低地震感知器8が動作しないと地震時管制運転判定回路13で判定された場合には、図2のステップS13に進み、エレベーター1の平常運転をそのまま継続させる。他方、特低地震感知器8が動作したと地震時管制運転判定回路13で判断された場合には、図2のステップS3に進む。
(3)図2のステップS3では、低地震感知器(手動復帰形地震感知器)9が動作した否かを判定して、低地震感知器9が動作しないと判定された場合には、図2のステップS11に進み、エレベーター1を地震時管制運転させた後、特低地震感知器8を自動復帰させることで、図2のステップS13に進み、エレベーター1を平常運転させる。すなわち、具体的に説明すると、図2のステップS3では、低地震感知器9が動作しないので、低地震感知器用動作判定部19からの動作判定信号が地震時管制運転動作指令部20に入力されず、かつ、特低地震感知器8が動作することにより特低地震感知器用動作判定部18からの動作判定信号のみが地震時管制運転動作指令部20に入力されるため、その地震時管制運転動作指令部20から地震時管制運転の指令信号が運転制御指令回路15の地震時管制運転制御指令部15Aに送信されて、その地震時管制運転制御指令部15Aからの指令信号に基づきエレベーター1の地震時管制運転が実行されると共に、地震時管制運転動作指令部20が動作判定信号を受信してから一定時間(約1分間)経過すると、地震時管制運転動作指令部20から特低地震感知器用リセット指令部17に指令信号を送信してその特低地震感知器用リセット指令部17から特低地震感知器用リセットスッッチ16にリセット信号を送信させることで、特低地震感知器8が自動復帰して、エレベーター1は平常運転に自動復帰する。
(4)図2のステップS3において、低地震感知器9が動作したと地震時管制運転判定回路13で判断された場合には、その地震時管制運転判定回路13の低地震感知器用動作判定部19から動作判定信号がエレベーター管制センター12の動作信号受信部(低地震感知器入力信号判定部)28に送信されると共に、図2のステップS4に進む。
(5)図2のステップS4では、エレベーター1を地震時管制運転させた後、運転休止状態のままで、特低地震感知器8を自動復帰させる。すなわち、具体的に説明すると、図2のステップS4では、低地震感知器9が動作することにより、低地震感知器用動作判定部19からの動作判定信号が地震時管制運転動作指令部20に入力され、かつ、特低地震感知器8が動作することにより特低地震感知器用動作判定部18からの動作判定信号が地震時管制運転動作指令部20に入力されるため、その地震時管制運転動作指令部20から地震時管制運転の指令信号が運転制御指令回路15の地震時管制運転制御指令部15Aに送信されて、その地震時管制運転制御指令部15Aからの指令信号に基づきエレベーター1の地震時管制運転が実行されると共に、地震時管制運転動作指令部20が動作判定信号を受信してから一定時間(約1分間)経過すると、地震時管制運転動作指令部20から特低地震感知器用リセット指令部17に指令信号を送信してその特低地震感知器用リセット指令部17から特低地震感知器用リセットスイッチ16にリセット信号を送信させることで、特低地震感知器8のみが自動復帰されて、低地震感知器9が復帰されることがないので、地震時管制運転動作指令部20から運転制御指令回路15の地震時管制運転制御指令部15Aに地震時管制運転の指令信号が送信されることなく、エレベーター1が運転休止状態となる。
(6)次いで、低地震感知器用動作判定部19から動作判定信号が送信されたエレベーター管制センター12では、地震の規模などを勘案して低地震感知器9の仮復帰が可能と判断した場合に、エレベーター管制センター12の低速運転点検指令部29から低速点検指令信号が運転制御指令回路15の地震時管制運転制御指令部15Aに送信させることで、図2のステップS5に示すように、図2のステップS4で運転休止状態となったエレベーター1の動作確認運転が行われて、図2のステップS6に示すようなエレベーターの異常があるか否かの確認作業が行われる。
(7)図2のステップS6では、エレベーターの動作確認運転により異常が確認されたか否かをエレベーター管制センター12にて判定し、異常があった場合には、図2のステップS12に進み、エレベーター1を運転休止状態とする。すなわち、具体的に説明すると、図2のステップS6で、異常があった場合には、仮復旧動作スイッチ22及び仮復旧判定部25がオフ状態を維持したままであるため、低地震感知器用動作判定部19からの信号が有効であって、地震時管制運転動作指令部20から運転制御指令回路15の地震時管制運転制御指令部15Aに地震時管制運転の指令信号が送信されることなく、図2のステップS12に示すように、エレベーター1の運転休止状態が継続される。
(8)次いで、図2のステップS6で、異常がなかった場合には、図2のステップS7に進み、エレベーター管制センター12から仮復旧指令信号が地震時管制運転仮復旧判定回路14の仮復旧動作スイッチ22に送信されて、低地震感知器用動作判定部19からの信号が無効になり、図2のステップS8に進む。すなわち、具体的に説明すると、図2のステップS7では、仮復旧条件フラグ21を満たしていれば、エレベーター管制センター12の仮復旧指令部26から地震時管制運転仮復旧判定回路14の仮復旧動作スイッチ22に仮復旧指令信号を送信することで、その仮復旧動作スイッチ22及び仮復旧判定部25をオン状態となって仮復旧許可の判定信号が仮復旧判定部25から地震時管制運転動作指令部20に送信されて低地震感知器用動作判定部19からの信号を無効にすることにより、地震時管制運転動作指令部20から運転制御指令回路15の地震時管制運転制御指令部15Aに仮復旧平常運転信号が送信されて、図2のステップS8に進む。
(9)次いで、図2のステップS8おいては、地震時管制運転動作指令部20から運転制御指令回路15の地震時管制運転制御指令部15Aに仮復旧平常運転信号が送信されると、その地震時管制運転制御指令部15Aの指令信号に基づきエレベーター1が数日間のみ仮復旧して、エレベーター1が仮復旧平常運転をする。この仮復旧平常運転中に、図2のステップS9に示す地震が発生した場合には、図2のステップS10に進む。
(10)図2のステップS10では、特低地震感知器8が動作しないと判定された場合には、図2のステップS8に戻って仮復旧平常運転をそのまま継続させる。他方、特低地震感知器8が動作したと判断された場合には、図2のステップS4に戻って、その後、図2のステップS5〜図2のステップS10を繰り返し実行させることができる。
上記ステップS4において、図2のステップS5に進ませず、エレベーター1を運転休止状態のままとした場合には、エレベーター専門技術者(以下、専門技術者と称する)によりエレベーター1の点検作業を行い、図2のステップS14に示すように、低地震感知器9を手動復帰させて、エレベーター1を平常運転させるようにしてもよい。
さらに、上記ステップS6で異常が確認されて、図2のステップS12に示すようにエレベーター1を運転休止状態のままとした場合には、専門技術者によりエレベーター1の点検作業を行い、図2のステップS14に示すように、低地震感知器9を手動復帰させて、エレベーター1を平常運転させるようにしてもよい。
さらに、上記ステップS8において、エレベーター1の仮復旧の平常運転が数日間経過した場合には、エレベーター管制センター12の仮復旧解除指令部27から仮復旧解除指令信号を地震時管制運転仮復旧判定回路14の仮復旧解除スイッチ24に送信することで、仮復旧動作スイッチ22及び仮復旧判定部25をオフ状態とすることで、仮復旧平常運転を解除させ、かつ、低地震感知器用動作判定部19からの信号を有効とすることによって、地震時管制運転動作指令部20から運転制御指令回路15の地震時管制運転制御指令部15Aに地震時管制運転の指令信号が送信されることなく、図2のステップS12に示すように、エレベーター1を運転休止状態のままとし、その後、専門技術者によりエレベーター1の点検作業を行い、図2のステップS14に示すように、低地震感知器9を手動復帰させて、エレベーター1を平常運転させるようにしてもよい。また、上記ステップS8において、エレベーター1の仮復旧平常運転の期間中に、専門技術者によりエレベーター1の点検作業を行い、図2のステップS14に示すように、低地震感知器9を手動復帰させて、エレベーター1を平常運転させるようにしてもよい。
上記実施形態のエレベーター用地震時管制運転システムによれば、低地震感知器9が動作すると、エレベーター管制センター12の指令によって、エレベーター1の動作確認運転が行われて、エレベーター1に異常がない場合には、運転休止状態のエレベーター1を仮復旧平常運転させることにより、その運転休止状態のエレベーター1を円滑に利用することができるので、便利である。
さらに、上記実施形態のエレベーター用地震時管制運転システムによれば、仮復旧平常運転中に地震があっても、その地震を特低地震感知器8が感知すると、エレベーター1の地震時管制運転が行われるので、安全である。
さらに、上記実施形態のエレベーター用地震時管制運転システムによれば、広い地域に亘って大規模な地震が発生することで、数多くのエレベーターが運転休止状態になっても、エレベーター管制センター12の指令によって、異常が発生していないエレベーターの仮復旧平常運転を行わせることができるため、そのエレベーターを利用客が円滑に利用することができると共に、専門技術者によるエレベーター点検作業が軽減される。
本発明の一実施形態に係わるエレベーター用地震時管制運転システムの要部構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係わるエレベーター用地震時管制運転システムの動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 エレベーター
2 乗りかご
3 釣合いおもり
4 主ロープ
5 駆動綱車
6 そらせ車
7 エレベーター制御装置
8 特低地震感知器
9 低地震感知器
10 エレベーター用外部通信装置
11 電気通信回線
12 エレベーター管制センター
13 地震時管制運転判定回路
14 地震時管制運転仮復旧判定回路
15 運転制御指令回路
15A 地震時管制運転制御指令部
16 特低地震感知器用リセットスッッチ
17 特低地震感知器用リセット指令部
18 特低地震感知器用動作判定部
19 低地震感知器用動作判定部
20 地震時管制運転動作指令部
21 仮復旧条件フラグ
22 仮復旧動作スイッチ
23 仮復旧動作指令用のホールドフラグ
24 仮復旧解除スイッチ
25 仮復旧判定部
26 仮復旧指令部
27 仮復旧解除指令部
28 動作信号受信部
29 低速運転点検指令部

Claims (1)

  1. エレベーター制御装置と、このエレベーター制御装置に接続されて地震により動作する自動復帰形の特低地震感知器と、エレベーター制御装置に接続されて前記特低地震感知器が動作する地震よりも大きな地震により動作する手動復帰形の低地震感知器と、前記エレベーター制御装置に電気通信回線を介して接続されたエレベーター管制センターとを、少なくとも具備するエレベーターの地震時管制運転システムにおいて、
    地震による前記特低地震感知器及び前記低地震感知器の両動作によってエレベーターの地震時管制運転を行わせると共に、前記特低地震感知器を自動復帰させ、その後、前記エレベーター管制センターからの指令でエレベーターの異常を確認するための動作確認運転を行わせてエレベーターに異常がなかった場合に、エレベーターの仮復旧平常運転を行わせた後、その仮復旧平常運転中に、再び地震が発生した場合にその地震で前記特低地震感知器が動作するとエレベーターの地震時管制運転を行わせるようにし
    前記エレベーターの仮復旧平常運転が数日間経過すると、前記エレベーター管制センターからの仮復旧解除指令信号により前記仮復旧平常運転を解除し、前記エレベーターを運転休止状態のままとすることを特徴とするエレベーター用地震時管制運転システム。
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