JP6821086B2 - エレベーター制御装置およびエレベーター制御方法 - Google Patents

エレベーター制御装置およびエレベーター制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、消費電力の削減を図るエレベーター制御装置およびエレベーター制御方法に関する。
従来、エレベーターの運行状態が閑散状態である場合に、呼び登録機器以外への給電を遮断し、消費電力を抑制するエレベーター制御装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5158584号公報
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
エレベーター制御装置とは独立した安全制御装置を備えたエレベーターにおいて、このような消費電力を抑制する機能を適用する場合を考える。この場合、部分的な給電遮断が行われることとなる結果、例えば、安全リレーのB接点信号がOFFになり、リレーのON故障(主接点固着故障)を誤検出する等のケースが発生してしまうことが考えられる。
このようなケースを解決するためには、安全制御装置は、電源遮断情報に基づいて、一部の信号処理に関して無効化するマスク処理等を実施する必要がある。ここで、マスク処理実施中は、安全リレーの健全性を担保できないため、遮断性能を喪失するが、電源遮断により、安全性を維持できるものとする。
また、エレベーター制御装置側で電源を遮断する構成において、安全制御装置は、非安全系である制御装置側の情報に基づいてマスク処理を実施する。さらに、このような構成においては、代替機能である電源遮断も制御装置側に任せることとなる。従って、安全制御装置は、独立した安全装置として成立しない。
本発明は、前記のような課題を解決するためになされたものであり、安全制御装置による安全監視機能を維持しつつ、省エネ性能に優れたエレベーター制御装置およびエレベーター制御方法を得ることを目的とする。
本発明に係るエレベーター制御装置は、エレベーターシステムの安全監視制御を実行する第1制御器と、エレベーターのかごを運行制御する第2制御器と、常時給電される第1給電ラインと、第1制御器から出力される制御信号に基づいて給電状態、遮断状態のいずれか一方に切り換えられる第2給電ラインと、を備え、第2制御器は、かごの運行状態から、第2給電ラインを遮断状態にするか否かを判断し、遮断状態にすると判断した場合には、第1制御器に対して遮断要求指令を送信し、第1制御器は、第2制御器から遮断要求指令を受信した場合には、第2給電ラインを遮断状態にするように制御信号を出力するものである。
また、本発明に係るエレベーター制御方法は、エレベーターシステムの安全監視制御を実行する第1制御器と、エレベーターのかごを運行制御する第2制御器と、常時給電される第1給電ラインと、第1制御器から出力される制御信号に基づいて給電状態、遮断状態のいずれか一方に切り換えられる第2給電ラインと、を備えたエレベーター制御装置において、第1制御器および第2制御器により実行されるエレベーター制御方法であって、第2制御器において、かごの運行状態から、第2給電ラインを遮断状態にするか否かを判断し、遮断状態にすると判断した場合には、第1制御器に対して遮断要求指令を送信する指令送信ステップと、第1制御器において、第2制御器から遮断要求指令を受信した場合には、第2給電ラインを遮断状態にするように制御信号を出力する制御出力ステップと、第1制御器において、遮断要求指令に応じて、第2給電ラインを遮断状態にする制御信号を出力した場合には、第2制御器に対して、第2給電ラインが遮断状態であることを示す遮断回答を送信する回答送信ステップと、第2制御器において、一端が第2給電ラインに接続されている常閉接点信号を読み込むことでオン故障チェックを実行する際に、第1制御器から遮断回答を受信している場合には、オン故障チェックを無効化するマスク処理を実行するマスク処理ステップと、を有するものである。
本発明によれば、安全監視を行う制御ユニットから出力される制御信号に基づいて、省エネ給電ラインへの給電を遮断して省エネを実現するとともに、給電遮断制御を安全機能として実行することができる構成を備えている。この結果、安全制御装置による安全監視機能を維持しつつ、省エネ性能に優れたエレベーター制御装置およびエレベーター制御方法を得ることができる。
本発明の実施の形態1におけるエレベーター制御装置を含むエレベーターシステムの全体構成図である。 本発明の実施の形態1に係るエレベーター制御装置において、運行制御ユニットにより実行される一連動作を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係るエレベーター制御装置において、戸開走行保護ユニットにより実行される一連動作を示したフローチャートである。 本発明の実施の形態2におけるエレベーター制御装置を含むエレベーターシステムの全体構成図である。 本発明の実施の形態3におけるエレベーター制御装置を含むエレベーターシステムの全体構成図である。
以下、本発明のエレベーター制御装置およびエレベーター制御方法の好適な実施の形態につき、図面を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1におけるエレベーター制御装置を含むエレベーターシステムの全体構成図である。図1に示した本実施の形態1に係るエレベーター制御装置は、安全制御装置に相当する戸開走行保護ユニット(UCMP)10と、エレベーターの運行を制御する運行制御ユニット(CC)20の2つのコントローラを有して構成されている。
これら2つのコントローラ10、20により制御される、あるいは各コントローラ10、20に接点状態を知らせる、回路群は、省エネ電源回路31、安全リレー回路32、ドアスイッチ回路33、セーフティチェーン回路34、主回路・ブレーキ給電/遮断回路35、リレー・コンタクタ・ブレーキ接点回路36、および感知器類接点回路37を含んで構成されている。
そして、2つのコントローラ10、20、および回路群に対する給電ラインとしては、太い実線で示した常時給電ラインと、太い点線で示した省エネ給電ラインの2系統が設けられている。
また、図1の上段には、本実施の形態1に係るエレベーター制御装置により制御されるエレベーター装置が示されている。このエレベーター装置は、一般的な構成として、商用電源1、駆動装置2、電力変換装置3、エンコーダー4、かごに設置された秤装置5、および制動装置6を含んで構成されている。なお、このエレベーター装置の構成自体は、本発明の特徴ではないため、詳細な説明は省略する。
常時給電ラインは、電力変換装置3を介して商用電源1に接続されており、電力が常時供給されている。一方、省エネ給電ラインは、省エネ電源回路31を介して常時給電ラインに接続されており、省エネ電源回路31のオンオフ状態により給電、遮断が制御される。
常時給電ラインにより給電される機器としては、以下のものが挙げられる。
・戸開走行保護ユニット(UCMP)10
・運行制御ユニット(CC)20
・駆動装置2内のモーターに接続されたかご移動検出器(エンコーダー)4
・かごに設置された秤装置5
・ブレーキ開放状態を検知するB接点信号 BK1、BK2
・乗場かご呼び釦、かご内行き先階登録釦、かご内戸開釦
省エネ電源回路31は、省エネ電源ラインへの給電を遮断する省エネ電源リレーSVを備える。省エネ電源リレーSVのコイルは、常時給電ラインより給電され、戸開走行保護ユニット(UCMP)10により、駆動、遮断が制御される。
安全リレー回路32は、後述するセーフティチェーン回路34を遮断する安全リレーSFRを備える。安全リレーSFRのコイルは、省エネ給電ラインより給電され、戸開走行保護ユニット(UCMP)10により、駆動、遮断が制御される。また、省エネ給電ラインに接続された安全リレーSFRのB接点の状態は、戸開走行保護ユニット(UCMP)10に入力されている。
ドアスイッチ回路33は、かご戸スイッチと乗場戸スイッチとが、省エネ給電ラインより直列に接続されて構成されている。そして、ドアスイッチ回路33による戸開閉状態は、戸開走行保護ユニット(UCMP)10に入力されている。
セーフティチェーン回路34は、安全リレーSFRのA接点と、その他の安全スイッチのB接点とが、省エネ給電ラインより直列に接続されて構成されている。そして、後述する主回路・ブレーキ給電/遮断回路35の一次側電源は、セーフティチェーン回路34を介して、省エネ給電ラインからの給電、給電遮断が行われる構成となっている。
主回路・ブレーキ給電/遮断回路35は、主回路への給電、給電遮断を行う主回路コンタクタMCと、制動装置6のブレーキコイルへの給電、給電遮断を行う制動リレーBKとを備えて構成されている。
主回路コンタクタMCのコイルは、セーフティチェーン回路34の二次側より給電される。一方、制動リレーBKのコイルは、主回路コンタクタMCのA接点を介してセーフティチェーン回路34の二次側より給電される。そして、主回路コンタクタMCのコイルおよび制動リレーBKのコイルは、ともに、戸開走行保護ユニット(UCMP)10により駆動、遮断が制御される。
リレー・コンタクタ・ブレーキ接点回路36は、省エネ給電ラインに接続された主回路コンタクタMCおよび制動リレーBKのそれぞれのB接点を備えて構成されている。それぞれのB接点の状態は、戸開走行保護ユニット(UCMP)10に入力されている。また、リレー・コンタクタ・ブレーキ接点回路36は、常時給電ラインに接続された制動リレーBKのB接点であるBK1、BK2をさらに備えて構成されている。BK1、BK2の状態も、戸開走行保護ユニット(UCMP)10に入力されている。
感知器類接点回路37は、常時給電ラインに接続された火災報知器、地震感知器、冠水センサのそれぞれのB接点により構成されている。これらのB接点の状態は、運行制御ユニット(CC)20に入力されている。
運行制御ユニット(CC)20は、自身が統括管理しているエレベーター装置の運行制御状態から、エレベーターが休止可能な状態であるか否かを判断することで、省エネ電源を遮断できる状態であるか否かを判断する。そして、運行制御ユニット(CC)20は、エレベーターが休止可能な状態であり、省エネ電源を遮断できる状態であると判断した場合には、戸開走行保護ユニット(UCMP)10に対して「要求あり」の情報が設定された省エネ電源遮断要求を送信する。
一方、運行制御ユニット(CC)20は、省エネ電源を遮断できる状態でないと判断した場合には、戸開走行保護ユニット(UCMP)10に対して「要求なし」の情報が設定された省エネ電源遮断要求を送信する。
これに対して、省エネ電源遮断要求を受信した戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、運行制御ユニット(CC)20からの「要求あり」の指令に応じて、省エネ電源回路31内の省エネ電源リレーSVのコイルを遮断し、省エネ給電ラインへの電源供給を遮断する。
一方、省エネ電源遮断要求を受信した戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、運行制御ユニット(CC)20からの「要求なし」の指令に応じて、省エネ電源回路31内の省エネ電源リレーSVのコイルを遮断せずに励磁状態とし、省エネ給電ラインへの電源供給を維持する。
戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ電源遮断要求に対する回答として、運行制御ユニット(CC)20に対して省エネ電源遮断回答を返信する。具体的には、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ電源回路31内の省エネ電源リレーSVのコイルを遮断している場合には「遮断あり」の情報を設定し、遮断していない場合には「遮断なし」の情報を設定し、省エネ電源遮断回答を返信する。
次に、戸開走行保護ユニット(UCMP)10および運行制御ユニット(CC)20が互いに連動した一連動作について、具体的に説明する。
エレベーター起動時、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ電源リレーSVを駆動するとともに、省エネ電源遮断回答に「遮断なし」の情報を設定する。この結果、省エネ電源ラインにも電源が供給され、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、コンタクタ・リレーON故障検出を有効化する。
一方、エレベーター起動時、運行制御ユニット(CC)20は、省エネ電源遮断要求に「要求なし」の情報を設定し、コンタクタ・リレーON故障検出を有効化する。
運行制御ユニット(CC)20は、コンタクタ・リレーON故障がない場合には、エレベーターの稼働状況を監視して、エレベーターが休止可能な状態であるか否かを判断する。そして、運行制御ユニット(CC)20は、エレベーターが休止可能な状態であると判断すると、戸開走行保護ユニット(UCMP)10に対して、「要求あり」の情報を設定した省エネ電源遮断要求を出力する。
これに対して、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、運行制御ユニット(CC)20から「要求あり」の情報が設定された省エネ電源遮断要求を入力すると、省エネ電源リレーSVを遮断し、コンタクタ・リレーON故障検出を無効化する。併せて、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、運行制御ユニット(CC)20に対して、「遮断中」の情報を設定した省エネ電源遮断回答を出力する。
これに対して、運行制御ユニット(CC)20は、戸開走行保護ユニット(UCMP)10から「遮断中」の情報が設定された省エネ電源遮断回答を入力すると、コンタクタ・リレーON故障検出を無効化する。さらに、運行制御ユニット(CC)20は、常時給電ラインに接続された各種信号を監視する。具体的には、運行制御ユニット(CC)20は、以下の状態を監視する。
・BK1、BK2によるブレーキ強制開放状態(B接点信号)
・エンコーダー4によるブレーキ滑り状態
・秤装置5による乗客検知状態
・感知器類による災害発生状態(B接点信号)
さらに、運行制御ユニット(CC)20は、図1には示していないが、安全スイッチ操作の検知状態を監視することも可能である。
そして、運行制御ユニット(CC)20は、上記の状態監視の結果、少なくともいずれか1つ以上の事象による異常状態を検出した場合には、省エネ電源遮断要求に「要求なし」の情報を設定し、戸開走行保護ユニット(UCMP)10に対して出力する。
戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、「要求なし」の情報が設定された省エネ電源遮断要求を入力した場合には、省エネ電源リレーSVを駆動して、コンタクタ・リレーON故障検出を有効化する。また、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、戸開走行保護ユニット(UCMP)10自身の構成機器の異常を検出した場合にも、省エネ電源リレーSVを駆動して、コンタクタ・リレーON故障検出を有効化する。
さらに、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ電源リレーSVを駆動している状態においては、省エネ電源遮断回答に「遮断なし」の情報を設定し、運行制御ユニット(CC)20に対して出力する。
戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ電源リレーSVの遮断時において、安全リレーSFRのB接点を介した信号がOFF状態にならない場合には、省エネ電源回路31が正常に動作していない、すなわち故障した、と判断する。そして、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ電源回路31が故障したと判断した場合には、省エネ電源リレーSVを駆動し、省エネ給電ラインにも電源を供給し、省エネ機能を無効にする。
以上では、戸開走行保護ユニット(UCMP)10および運行制御ユニット(CC)20が互いに連動した一連動作について説明した。次に、この一連動作に関して、戸開走行保護ユニット(UCMP)10と運行制御ユニット(CC)20のそれぞれのユニットに分けて、各ユニット個別の一連動作に関して、フローチャートに基づいて説明する。
まず始めに、運行制御ユニット(CC)20の動作について説明する。図2は、本発明の実施の形態1に係るエレベーター制御装置において、運行制御ユニット(CC)20により実行される一連動作を示したフローチャートである。
ステップS201において、運行制御ユニット(CC)20は、初期設定中であるか否かを判断する。運行制御ユニット(CC)20は、初期設定中であると判断した場合には、ステップS202以降の処理を実行し、初期設定中でないと判断した場合には、ステップS204以降の処理を実行する。
ステップS202に進んだ場合には、運行制御ユニット(CC)20は、省エネ電源遮断要求に「要求なし」の情報を設定し、戸開走行保護ユニット(UCMP)10に対して省エネ電源遮断要求を出力する。
次に、ステップS203において、運行制御ユニット(CC)20は、省エネ給電ラインにも電源が供給されている状態であるため、リレー・コンタクタ・ブレーキ接点回路36からの接点情報に基づくコンタクタ・リレーON故障検出を有効化し、一連処理を終了する。
一方、ステップS201からステップS204に進んだ場合には、運行制御ユニット(CC)20は、省エネ電源遮断要求に「要求なし」の情報を設定中であるか否かを判断する。運行制御ユニット(CC)20は、「要求なし」の情報を設定中であると判断した場合には、ステップS205以降の処理を実行し、「要求なし」の情報を設定中でないと判断した場合には、ステップS208以降の処理を実行する。
ステップS205に進んだ場合には、運行制御ユニット(CC)20は、省エネ給電ラインにも電源が供給されている状態であるため、リレー・コンタクタ・ブレーキ接点回路36からの接点情報に基づいて、コンタクタ・リレーON故障状態でないか否かを判断する。運行制御ユニット(CC)20は、コンタクタ・リレーON故障状態でないと判断した場合には、ステップS206以降の処理を実行し、コンタクタ・リレーON故障状態であると判断した場合には、一連処理を終了する。
ステップS206に進んだ場合には、運行制御ユニット(CC)20は、自身が統括管理しているエレベーター装置の運行制御状態から、エレベーターが休止可能な状態であるか否かを判断する。運行制御ユニット(CC)20は、休止可能な状態であると判断した場合には、ステップS207以降の処理を実行し、休止可能な状態でないと判断した場合には、一連処理を終了する。
ステップS207に進んだ場合には、運行制御ユニット(CC)20は、省エネ給電ラインを遮断する条件が整ったと判断し、省エネ電源遮断要求に「要求あり」の情報を設定し、戸開走行保護ユニット(UCMP)10に対して省エネ電源遮断要求を出力し、一連処理を終了する。
一方、ステップS204からステップS208に進んだ場合には、運行制御ユニット(CC)20は、戸開走行保護ユニット(UCMP)10からの省エネ電源遮断回答として、「遮断なし」の情報が設定されているか否かを判断する。運行制御ユニット(CC)20は、「遮断なし」の情報が設定されていると判断した場合には、ステップS209以降の処理を実行し、「遮断なし」の情報が設定されていない、すなわち「遮断あり」の情報が設定されている、と判断した場合には、ステップS211以降の処理を実行する。
ステップS209に進んだ場合には、運行制御ユニット(CC)20は、省エネ給電ラインにも電源が供給されている状態であるため、リレー・コンタクタ・ブレーキ接点回路36からの接点情報に基づいて、コンタクタ・リレーON故障状態であるか否かを判断する。運行制御ユニット(CC)20は、コンタクタ・リレーON故障状態であると判断した場合には、ステップS210以降の処理を実行し、コンタクタ・リレーON故障状態でないと判断した場合には、一連処理を終了する。
ステップS210に進んだ場合には、運行制御ユニット(CC)20は、省エネ電源遮断要求に「要求なし」の情報を設定し、戸開走行保護ユニット(UCMP)10に対して省エネ電源遮断要求を出力し、一連処理を終了する。
一方、ステップS208からステップS211に進んだ場合には、運行制御ユニット(CC)20は、省エネ給電ラインに電源が供給されていない状態であるため、リレー・コンタクタ・ブレーキ接点回路36からの接点情報に基づくコンタクタ・リレーON故障検出を無効化する。
次に、ステップS212において、運行制御ユニット(CC)20は、以下の状態が検知されたか否かを判断する。
・秤装置5による検出結果の監視に基づいて、乗客が乗車している状態が検知されたか
・BK1、BK2の接点信号の監視に基づいて、ブレーキが強制開放された状態が検知されたか
・エンコーダー4による検出結果の監視に基づいて、ブレーキの滑り状態が検知されたか
・感知器類による検出結果の監視に基づいて、災害発生状態が検知されたか
・エレベーターが休止可能な状態でないか。
ここで、「エレベーターが休止可能な状態」とは、かご呼び、行き先階登録、かご内戸開釦入力、遠隔での起動要求等がないことに相当する。
運行制御ユニット(CC)20は、上述した状態監視の結果、少なくともいずれか1つ以上の状態が検出された場合には、ステップS213以降の処理を実行し、いずれの状態も検出されなかった場合には、一連処理を終了する。
ステップS213に進んだ場合には、運行制御ユニット(CC)20は、省エネ電源遮断要求に「要求なし」の情報を設定し、戸開走行保護ユニット(UCMP)10に対して省エネ電源遮断要求を出力する。
さらに、ステップS214において、運行制御ユニット(CC)20は、リレー・コンタクタ・ブレーキ接点回路36からの接点情報に基づくコンタクタ・リレーON故障検出を有効化し、一連処理を終了する。
次に、戸開走行保護ユニット(UCMP)10の動作について説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係るエレベーター制御装置において、戸開走行保護ユニット(UCMP)10により実行される一連動作を示したフローチャートである。
ステップS301において、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、初期設定中であるか否かを判断する。戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、初期設定中であると判断した場合には、ステップS302以降の処理を実行し、初期設定中でないと判断した場合には、ステップS305以降の処理を実行する。
ステップS302に進んだ場合には、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ電源リレーSVを駆動し、省エネ給電ラインにも電源を供給する。
次に、ステップS303において、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ電源遮断回答に「遮断なし」の情報を設定し、運行制御ユニット(CC)20に対して省エネ電源遮断回答を出力する。
次に、ステップS304において、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ給電ラインにも電源が供給されている状態であるため、リレー・コンタクタ・ブレーキ接点回路36からの接点情報に基づくコンタクタ・リレーON故障検出を有効化し、一連処理を終了する。
一方、ステップS301からステップS305に進んだ場合には、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ電源リレーSVを駆動中であるか否かを判断する。戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ電源リレーSVを駆動中であると判断した場合には、ステップS306以降の処理を実行し、省エネ電源リレーSVを駆動中でないと判断した場合には、ステップS310以降の処理を実行する。
ステップS306に進んだ場合には、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、リレー・コンタクタ・ブレーキ接点回路36からの接点情報に基づいて、コンタクタ・リレーON故障でなく、かつ、省エネ電源回路31も故障でない状態であるか否かを判断する。
戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、コンタクタ・リレーON故障でなく、かつ、省エネ電源回路31も故障でない状態であると判断した場合には、ステップS307以降の処理を実行し、少なくとも、コンタクタ・リレーがON故障である、あるいは省エネ電源回路31が故障である状態と判断した場合には、一連処理を終了する。
ステップS307に進んだ場合には、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、運行制御ユニット(CC)20から「要求あり」の情報が設定された省エネ電源遮断要求が出力されているか否かを判断する。
戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、運行制御ユニット(CC)20から「要求あり」の情報が設定された省エネ電源遮断要求が出力されていると判断した場合には、ステップS308以降の処理を実行し、運行制御ユニット(CC)20から「要求あり」の情報が設定された省エネ電源遮断要求が出力されていないと判断した場合には、一連処理を終了する。
ステップS308に進んだ場合には、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、リレー・コンタクタ・ブレーキ接点回路36からの接点情報に基づくコンタクタ・リレーON故障検出を無効化する。
さらに、ステップS309において、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ電源リレーSVを遮断し、省エネ給電ラインによる電源供給を遮断し、一連処理を終了する。
一方、ステップS305からステップS310に進んだ場合には、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、安全リレーSFRが駆動中であるか否かを判断する。具体的には、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、安全リレーSFRのB接点を介した信号がOFF状態となることで、SVリレーが遮断されたことを判断できる。
戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、安全リレーSFRが駆動中であると判断した場合には、ステップS311以降の処理を実行し、安全リレーSFRが駆動中でないと判断した場合には、ステップS315以降の処理を実行する。
ステップS311に進んだ場合には、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ電源リレーSVが駆動されていないにもかかわらず、安全リレーSFRが駆動中の状態があらかじめ設定した時間を経過し、タイムアウトに至ったか否かを判断する。
戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、タイムアウトに至ったと判断した場合には、ステップS312以降の処理を実行し、タイムアウトに至らなかったと判断した場合には、省エネ電源回路31の異常は検出されなかったと判断し、一連処理を終了する。
ステップS312に進んだ場合には、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ電源回路31の異常が検出されたと判断する。
そして、ステップS313において、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ電源リレーSVを駆動し、省エネ給電ラインにも電源を供給する。
さらに、ステップS314において、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ給電ラインにも電源が供給されている状態であるため、リレー・コンタクタ・ブレーキ接点回路36からの接点情報に基づくコンタクタ・リレーON故障検出を有効化し、一連処理を終了する。
一方、ステップS310からステップS315に進んだ場合には、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ電源遮断回答に「遮断あり」の情報を設定し、運行制御ユニット(CC)20に対して省エネ電源遮断回答を出力する。
次に、ステップS316において、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、運行制御ユニット(CC)20から「要求なし」の情報が設定された省エネ電源遮断要求が出力されているか否かを判断する。
戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、運行制御ユニット(CC)20から「要求なし」の情報が設定された省エネ電源遮断要求が出力されていると判断した場合には、ステップS317以降の処理を実行し、運行制御ユニット(CC)20から「要求なし」の情報が設定された省エネ電源遮断要求が出力されていないと判断した場合には、一連処理を終了する。
ステップS317に進んだ場合には、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ電源リレーSVを駆動し、省エネ給電ラインにも電源を供給する。
次に、ステップS318において、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ給電ラインにも電源が供給されている状態であるため、リレー・コンタクタ・ブレーキ接点回路36からの接点情報に基づくコンタクタ・リレーON故障検出を有効化する。
さらに、ステップS319において、戸開走行保護ユニット(UCMP)10は、省エネ電源遮断回答に「遮断なし」の情報を設定し、運行制御ユニット(CC)20に対して省エネ電源遮断回答を出力し、一連処理を終了する。
以上のように、実施の形態1に係るエレベーター制御装置によれば、以下のような構成、効果を備えている。
・安全制御装置に相当する第1制御器は、エレベーターの運行を制御する第2制御器から省エネ電源遮断要求指令を受信し、第2制御器に対して省エネ電源遮断回答を送信する。
・電源の供給ラインとして、常時給電ラインと、省エネ目的によりエレベーター休止時に遮断される省エネ給電ラインの2系統を備えている。
・エレベーターシステムの各構成機器は、常時給電ラインに接続されている第1機器群と、省エネ給電ラインに第2機器群に分けられている。
・安全制御装置に相当する第1制御器は、第2制御器から省エネ電源遮断要求指令を受信することで、自らの制御出力に基づいて、省エネ給電ラインへの給電を遮断し、第2機器群への給電を遮断することで、省エネを実現するとともに、給電遮断制御を安全機能として実行することができる。
・エレベーターの運行を制御する第2制御器は、安全制御装置に相当する第1制御器から省エネ電源遮断回答を受信することで、省エネ給電ラインが給電状態であるか、または給電遮断状態であるかを判断できる。そして、第2制御器は、この判断結果に基づいて、常閉接点による故障検出のマスク処理を容易に行うことができる。
・すなわち、安全制御装置に相当する第1制御器は、給電遮断を行うための自らの出力信号に基づいて、常閉接点による故障検出のマスク処理を行うことができ、安全監視性能を維持することができる。
実施の形態2.
先の実施の形態1では、安全制御装置に相当する第1制御器と、エレベーターの運行を制御する第2制御器とを、戸開走行保護ユニット(UCMP)10と運行制御ユニット(CC)20による個別の制御ユニットとして構成する場合について説明した。これに対して、本実施の形態2では、1つの制御ユニット内に2つの制御プログラムを持たせることで、先の実施の形態1に係るエレベーター制御装置と同様の機能を実現する場合について説明する。
図4は、本発明の実施の形態2におけるエレベーター制御装置を含むエレベーターシステムの全体構成図である。本実施の形態2では、1台の制御器として、統合制御CPU100が設けられている。そして、この統合制御CPU100内には、先の実施の形態1で説明した戸開走行保護ユニット(UCMP)10と同等の機能を実行する戸開走行保護プログラム110と、先の実施の形態1で説明した運行制御ユニット(CC)20と同等の機能を実行する運行制御プログラム120とが実装されている。
換言すると、本実施の形態2の構成は、統合制御CPU100が、安全制御装置に相当する第1制御器、およびエレベーターの運行を制御する第2制御器の両方の機能を実行する構成となっている。
安全制御装置の機能を実現する戸開走行保護プログラム110は、エレベーターの運行制御機能を実現する運行制御プログラム120から省エネ電源遮断要求を受信し、運行制御プログラム120に対して省エネ電源遮断回答を送信する。
なお、戸開走行保護プログラム110の機能は、先の実施の形態1における戸開走行保護ユニット(UCMP)10と同等であり、運行制御プログラム120の機能は、先の実施の形態1における運行制御ユニット(CC)20と同等であり、詳細な説明は省略する。
以上のように、実施の形態2によれば、1つの制御ユニット内に2つの制御プログラムを持たせることで、先の実施の形態1に係るエレベーター制御装置と同様の機能を実現できる。
実施の形態3.
先の実施の形態1では、安全制御装置に相当する第1制御器と、エレベーターの運行を制御する第2制御器とを、戸開走行保護ユニット(UCMP)10と運行制御ユニット(CC)20による個別の制御ユニットとして構成する場合について説明した。これに対して、本実施の形態3に係るエレベーター制御装置は、安全制御装置に相当する第1制御器と、エレベーターの運行を制御する第2制御器とによる個別の制御ユニットを用いる基本構成は同じであるが、それぞれの制御ユニットに接続される回路群が先の実施の形態1とは異なる場合について説明する。
図5は、本発明の実施の形態3におけるエレベーター制御装置を含むエレベーターシステムの全体構成図である。本実施の形態3において、安全制御装置に相当する第1制御器は、終端階過速監視ユニット(SETS)11で構成され、エレベーターの運行を制御する第2制御器は、運行制御ユニット(CC)21で構成されている。
図5と図1との比較から明らかなように、本実施の形態3と先の実施の形態1では、個別の制御ユニットに対する回路群の接続構成が異なっている。本実施の形態3における安全制御装置に相当する終端階過速監視ユニット(SETS)11は、省エネ電源回路31および安全リレー回路32が接続されている。
一方、本実施の形態3におけるエレベーターの運行を制御する運行制御ユニット(CC)21は、セーフティチェーン回路34、主回路・ブレーキ給電/遮断回路35、リレー・コンタクタ・ブレーキ接点回路36、および感知器類接点回路37が接続されている。
また、図5に示した本実施の形態3では、ドアスイッチ回路33が実装されない構成を例示している。
本実施の形態3に係るエレベーター制御装置は、回路群の構成および接続が、先の実施の形態1とは異なるものの、以下のような構成、効果を備える基本概念は、先の実施の形態1と同様である。
・安全制御装置に相当する第1制御器は、エレベーターの運行を制御する第2制御器から省エネ電源遮断要求指令を受信し、第2制御器に対して省エネ電源遮断回答を送信する。
・電源の供給ラインとして、常時給電ラインと、省エネ目的によりエレベーター休止時に遮断される省エネ給電ラインの2系統を備えている。
・エレベーターシステムの各構成機器は、常時給電ラインに接続されている第1機器群と、省エネ給電ラインに第2機器群に分けられている。
・安全制御装置に相当する第1制御器は、第2制御器から省エネ電源遮断要求指令を受信することで、自らの制御出力に基づいて、省エネ給電ラインへの給電を遮断し、第2機器群への給電を遮断することで、省エネを実現するとともに、給電遮断制御を安全機能として実行することができる。
エレベーターの運行を制御する第2制御器は、安全制御装置に相当する第1制御器から省エネ電源遮断回答を受信することで、省エネ給電ラインが給電状態であるか、または給電遮断状態であるかを判断できる。そして、第2制御器は、この判断結果に基づいて、常閉接点による故障検出のマスク処理を容易に行うことができる。
・すなわち、安全制御装置に相当する第1制御器は、給電遮断を行うための自らの出力信号に基づいて、常閉接点による故障検出のマスク処理を行うことができ、安全監視性能を維持することができる。
以上のように、本発明によれば、実施の形態1〜3のいずれの構成によっても、安全監視を行う制御ユニットから出力される制御信号に基づいて、省エネ給電ラインへの給電を遮断して省エネを実現するとともに、給電遮断制御を安全機能として実行することができる構成を実現できる。この結果、安全制御装置による安全監視機能を維持しつつ、省エネ性能に優れたエレベーター制御装置を得ることができる。
1 商用電源、2 駆動装置、3 電力変換装置、4 エンコーダー、5 秤装置、6 制動装置、10 戸開走行保護ユニット(第1制御器)、11 終端階過速監視ユニット(第1制御器)、20、21 運行制御ユニット(第2制御器)、31 省エネ電源回路、32 安全リレー回路、33 ドアスイッチ回路、34 セーフティチェーン回路、35 主回路・ブレーキ給電遮断回路、36 リレー・コンタクタ・ブレーキ接点回路、37 感知器類接点回路、100 統合制御CPU(第1制御器および第2制御器)、110 戸開走行保護プログラム、120 運行制御プログラム。

Claims (3)

  1. エレベーターシステムの安全監視制御を実行する第1制御器と、
    エレベーターのかごを運行制御する第2制御器と、
    常時給電される第1給電ラインと、
    前記第1制御器から出力される制御信号に基づいて給電状態、遮断状態のいずれか一方に切り換えられる第2給電ラインと、
    を備え、
    前記第2制御器は、前記かごの運行状態から、前記第2給電ラインを遮断状態にするか否かを判断し、前記遮断状態にすると判断した場合には、前記第1制御器に対して遮断要求指令を送信し、
    前記第1制御器は、前記第2制御器から前記遮断要求指令を受信した場合には、前記第2給電ラインを前記遮断状態にするように前記制御信号を出力する
    エレベーター制御装置。
  2. 前記第1制御器は、前記遮断要求指令に応じて、前記第2給電ラインを前記遮断状態にする前記制御信号を出力した場合には、前記第2制御器に対して、前記第2給電ラインが前記遮断状態であることを示す遮断回答を送信し、
    前記第2制御器は、一端が前記第2給電ラインに接続されている常閉接点信号を読み込むことでオン故障チェックを実行する際に、前記第1制御器から前記遮断回答を受信している場合には、前記オン故障チェックを無効化するマスク処理を実行する
    請求項1に記載のエレベーター制御装置。
  3. エレベーターシステムの安全監視制御を実行する第1制御器と、
    エレベーターのかごを運行制御する第2制御器と、
    常時給電される第1給電ラインと、
    前記第1制御器から出力される制御信号に基づいて給電状態、遮断状態のいずれか一方に切り換えられる第2給電ラインと、
    を備えたエレベーター制御装置において、前記第1制御器および前記第2制御器により実行されるエレベーター制御方法であって、
    前記第2制御器において、前記かごの運行状態から、前記第2給電ラインを遮断状態にするか否かを判断し、前記遮断状態にすると判断した場合には、前記第1制御器に対して遮断要求指令を送信する指令送信ステップと、
    前記第1制御器において、前記第2制御器から前記遮断要求指令を受信した場合には、前記第2給電ラインを前記遮断状態にするように前記制御信号を出力する制御出力ステップと、
    前記第1制御器において、前記遮断要求指令に応じて、前記第2給電ラインを前記遮断状態にする前記制御信号を出力した場合には、前記第2制御器に対して、前記第2給電ラインが前記遮断状態であることを示す遮断回答を送信する回答送信ステップと、
    前記第2制御器において、一端が前記第2給電ラインに接続されている常閉接点信号を読み込むことでオン故障チェックを実行する際に、前記第1制御器から前記遮断回答を受信している場合には、前記オン故障チェックを無効化するマスク処理を実行するマスク処理ステップと、
    を有するエレベーター制御方法。
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