JP6527846B2 - エレベータシステム - Google Patents

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Description

本発明は、かごの絶対位置を算出する電子安全マイコンとかごの運転を制御するエレベータ制御マイコンを有するエレベータシステムに関する。
本技術分野の背景技術として、特開2001−316054号公報(特許文献1)がある。この公報には、制御装置は、エレベータに設置される安全装置を制御する安全マイコン(第1の演算部)と、エレベータの運転を制御するエレベータ制御マイコン(第2の演算部)とを有し、安全マイコンには、下部調速機プーリの回転軸に取付けられた調速機エンコーダからの調速機エンコーダ信号(第1の信号)が入力され、安全マイコンは、調速機エンコーダ信号を演算処理し、かごの速度や変位量、運転方向を監視し、一方、エレベータ制御マイコンには、巻上機の回転軸に取付けられたモータエンコーダからのモータエンコーダ信号(第2の信号)が入力されており、エレベータ制御マイコンは、モータエンコーダ信号を演算処理し、かごの位置及び速度を求め、巻上機を制御しているエレベータ装置が記載されている。
特開2001−316054号公報
しかしながら、特許文献1に記載されたエレベータ装置は、電子安全マイコンで算出したかご絶対位置を利用しようとすると、停電状態となったときブレーキ開放し、その後、復帰させた場合、実際のかご位置と、電子安全マイコンで算出するかご絶対位置とが不一致となってしまう。これを回避するためには、電源のOFF/ON毎にかごを端階まで運転した後、復帰するようにしなければならず、復帰までに要する時間が長くなり、エレベータのサービスが悪くなってしまう。
そこで、本発明は、電源の停電からの復旧時に、エレベータを再稼働するまでに要する時間を短縮することができるエレベータシステムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、エレベータの昇降路を昇降するかごの検出位置を示す位置検出信号と前記かごの走行速度及び走行位置を含むエンコーダ信号を基に前記かごの絶対位置を算出するかご位置算出装置と、前記エレベータの運転を制御するエレベータ運転制御装置と、前記かご位置算出装置に電力を供給する電源の停電を検出する停電検出装置と、手動ブレーキ開放動作の実施の有無を検出するブレーキ開放検出装置と、前記停電検出装置による停電検出時に、前記ブレーキ開放検出装置の検出結果を記憶する記憶装置と、を有し、前記エレベータ運転制御装置は、前記電源の復旧時に、前記記憶装置の記憶内容を参照し、前記手動ブレーキ開放動作の実施を示す情報が得られない場合、前記かご位置算出装置の算出による前記かごの絶対位置を基に前記かごの運転を制御することを特徴とする。
本発明によれば、電源の停電からの復旧時に、エレベータを再稼働するまでに要する時間を短縮することができる。なお、上述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施例を示すエレベータシステムにおける制御系の回路構成図である。 エレベータシステムにおける制御系とエレベータ制御マイコンの処理動作を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施例を示すエレベータシステムにおける制御系の回路構成図である。図1において、エレベータシステムにおける制御系の電源は、エレベータに設置される安全装置を制御する電子安全マイコン(図示せず)の電源となる電子安全電源+Voと、電子安全マイコンと情報の送受信を行って、エレベータ(図示せず)の運転を制御するエレベータ制御マイコン9の電源となる電源+Vと、バッテリおよび充電器などによって構成された停電時バックアップ電源1を備えている。
電子安全マイコンの電源となる電子安全電源+VoとGND(アース)との間には、電子安全電源+Voの停電を検出する停電検出装置2が配置されている。停電検出装置2は、リレーやコンダクタなどによって構成される。例えば、停電検出装置2は、電子安全電源+Voの停電時に消磁されるリレーコイル3、停電時バックアップ電源1とGND(アース)とを結ぶ給電回路中に挿入され、リレーコイル3が消磁されたときに給電回路を閉じるb接点(停電検出用接点)4から構成される。この際、停電検出装置2が、電子安全電源+Voの停電を検出すると、即ち、電子安全電源+Voが喪失されると、リレーコイル3は消磁され、b接点4は閉じられる。
ブレーキ開放検出装置5は、停電時バックアップ電源1とGND(アース)とを結ぶ給電回路中に挿入されたスイッチ8で構成される。このブレーキ開放検出装置5は、手動ブレーキ開放動作の実施の有無を検出する装置であって、例えば、ブレーキ開放動作の実施を検出した場合、即ち、救出運転時に、手動ブレーキ開放動作が実施されたときに、給電回路を閉じるスイッチ8で構成される。スイッチ8が閉じた場合、スイッチ8から手動ブレーキ開放信号が出力される。スイッチ8としては、救出運転ドアゾーンBZスイッチ、または手動ブレーキ開放装置取出スイッチ、あるいはブレーキに取り付けた手動開放検出スイッチなどを用いることができる。なお、救出運転時に、手動ブレーキ開放動作が実施されない場合、スイッチ8は、給電回路を開くことになる。ここでは、手動ブレーキ開放装置を保管場所から取り出したときに取り外しスイッチが閉じられるスイッチ8を例示している。
上述したブレーキ開放検出装置5であるスイッチ8は、手動ブレーキ開放装置を保管場所から取り出したときに取り外しスイッチが閉じられることになるスイッチ8として示したが、これに限らず、手動ブレーキ開放時ドアゾーンを表示する表示装置(ドアゾーンBZなど)の動作信号を手動ブレーキ開放信号として用いたり、ブレーキに実装するときに閉じられることになる手動開放検出スイッチの動作信号を手動ブレーキ開放信号として用いたりすることができる。
キープリレーなどによって構成された記憶装置6は、停電検出装置2による停電検出時に、ブレーキ開放検出装置5の検出結果を記憶する記憶部として構成される。この際、記憶装置6は、停電時バックアップ電源1とGND(アース)とを結ぶ給電回路中に、スイッチ8及びb接点(停電検出用接点)4と直列になって挿入され、スイッチ8及びb接点(停電検出用接点)4がそれぞれ給電回路を閉じたことを条件に、励磁されるセットコイル7と、エレベータ制御マイコン9の電源+Vとエレベータ制御マイコン9とを結ぶ電源回路中に挿入され、セットコイル7が励磁されたときに電源回路を閉じて、エレベータ制御マイコン9に動作信号を出力するa接点(セットコイル用接点)11と、エレベータ制御マイコン9の電源+Vに接続され、動作信号に応答してエレベータ制御マイコン9から出力されるリセット信号を受けて励磁され、電子安全マイコンに対して算出値のリセットを指令するリセットコイル10とから構成される。
エレベータ制御マイコン9は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、メモリ、入出力インタフェース等の情報処理資源を備えたコンピュータ装置であり、電子安全マイコン(図示せず)と情報の送受信を行ってエレベータの運転を制御するエレベータ運転制御装置として構成される。
電子安全マイコン(図示せず)は、例えば、CPU、メモリ、入出力インタフェース、各種センサ等の情報処理資源を備えたコンピュータ装置であり、エレベータの昇降路を昇降するかごの検出位置を示す位置検出信号とかごの走行速度及び走行位置を含むエンコーダ信号を基にかごの絶対位置を算出するかご位置算出装置として構成される。具体的には、電子安全マイコンは、二重化エンコーダ(かごの走行速度を計測するセンサであって、かごの走行速度及び走行位置を含むエンコーダ信号を出力する装置)のエンコーダ信号と、位置検出装置(昇降路側の各階床に対応して設置された遮蔽板と、かご側に取り付けられ、遮蔽板によって光路を遮断されることによってかごの位置を検出する光学式センサとの組み合わせによる装置)の位置検出信号(ポジ信号)を用いてかごの絶対位置を算出するかご位置算出装置として構成される。このため、電子安全電源+Voが正常な場合、電子安全マイコンでかごの絶対位置を算出することができるので、エレベータ制御マイコン9は、エレベータの復帰時に、電子安全マイコンが算出したかごの絶対位置を利用することが可能である。しかし、電子安全電源+Voが停電になると、電子安全マイコンは、二重化エンコーダのエンコーダ信号(出力信号)を検出することができない。この状態のまま救出運転を行うと、かご位置(かごの絶対位置)が分からなくなるため、一旦かごを端階まで移動させて、かご位置を確認した後、エレベータを再稼働する必要がある。
そこで、本実施例では、電子安全電源+Voの停電を検出する停電検出装置2と、救出運転を行ったことをブレーキの開放操作(動作)から検出するブレーキ開放検出装置5を設け、停電時に救出運転が行われたか、停電時に救出運転が行われていないかを区別するようにしている。
具体的には、停電時に、救出運転が行われた場合、リセットコイル10にリセット信号を与えて、電子安全マイコンで保持されたかご位置(かごの絶対位置)をリセットし、一旦、かごを端階まで移動させて、かご位置を確認した後、エレベータを再稼働する。
これに対して、停電時に、救出運転が行われていない場合、かご位置は、電子安全マイコンで保持されたものを使用できるので、電子安全マイコンに保持されたかご位置を利用して、最寄り階運転を行うことで、簡単にかご位置補正を行うことが可能となる。
この際、本実施例では、電子安全電源+Voの停電を検出する停電検出装置2と、手動ブレーキ開放動作の実施の有無を検出するブレーキ開放検出装置5と、停電検出装置2による停電検出時に、ブレーキ開放検出装置5の検出結果を記憶する記憶装置6を設け、記憶装置6に記憶された内容(状態)を示す信号をエレベータ制御マイコン9に取り込んで監視している。
電子安全電源+Voが正常な場合、停電検出装置2のリレーコイル3が励磁され、そのb接点4が開状態である。しかし、電子安全電源+Voが停電になると、停電検出装置2のリレーコイル3が消磁され、そのb接点4が閉じられる(閉状態である)。
この電源喪失時に、救出運転が行われると、停電時バックアップ電源1に接続されたブレーキ開放検出装置5のスイッチ8が閉じられ、手動ブレーキ開放信号によってセットコイル7が励磁される。またセットコイル7の励磁によってそのa接点11が閉じられ、a接点11の閉状態を示す動作信号がエレベータ制御マイコン9に取り込まれる。
一方、電子安全電源+Voが停電になっても救出運転が行われない場合は、ブレーキ開放検出装置5のスイッチ8が開状態のままであり、セットコイル7は励磁されない。このため、a接点11は開状態であり、a接点11の閉状態を示す動作信号はエレベータ制御マイコン9に取り込まれない。
上述したように、電子安全電源+Voの復帰後(正常状態に復帰後)、エレベータ制御マイコン9は、停電時に救出運転が行われた場合(a接点11の閉状態を示す動作信号が取り込まれた場合)と、停電時に救出運転が行われていない場合(a接点11の閉状態を示す動作信号が取り込まれない場合)とを区別して、エレベータの運転を制御することができる。即ち、エレベータ制御マイコン9は、電子安全電源+Voの復旧時に、記憶装置6の記憶内容を参照し、手動ブレーキ開放動作の実施の有無に応じてかごの運転を制御する。
具体的には、エレベータ制御マイコン9は、記憶装置6の記憶内容を参照し、手動ブレーキ開放動作の実施を示す情報が得られない場合、即ち、記憶装置6に対する参照結果として、ブレーキ開放検出装置5が手動ブレーキ開放動作の実施を検出していないことを示す情報を得たことを条件に、電子安全電源+Voの停電時に、救出運転が行われないと判定し、この判定結果から電子安全マイコン(かご位置算出装置)の算出によるかごの絶対位置を有効として、電子安全マイコンの算出によるかごの絶対位置を基にかごの運転を制御する。例えば、エレベータ制御マイコン9は、かごを最寄り階運転する。このため、電子安全電源+Voの停電からの復旧時に、エレベータを再稼働するまでに要する時間を短縮することができる。
一方、エレベータ制御マイコン9は、記憶装置6に対する参照結果として、ブレーキ開放検出装置が手動ブレーキ開放動作の実施を検出したことを条件に、電子安全電源+Voの停電時に、救出運転が行われたと判定し、電子安全マイコン(かご位置算出装置)の算出によるかごの絶対位置を無効として、少なくともかごを端階まで運転する制御を実行する。
図2は、エレベータシステムにおける制御系とエレベータ制御マイコンの処理動作を説明するためのフローチャートである。
まず、電源+Vの喪失でエレベータ停電が発生し(ステップS1)、手動ブレーキが開放された場合(ステップS2)、制御系で、ブレーキ開放検出装置5による手動ブレーキ開放が実施されたか否かが判定される(ステップS3)。ブレーキ開放検出装置5によりブレーキ開放が検出されず、ステップS3でNOの場合、ステップS8の処理に移行し、ステップS3でYESの場合、即ち、手動ブレーキ開放動作が実施された場合、制御系で、電子安全電源+Voが喪失されたか否かが判定される(ステップS4)。つまり、ブレーキ開放検出装置5のスイッチ8および停電検出装置2のリレーb接点4が閉じられて、記憶装置6におけるセットコイル7が停電時バックアップ電源1に接続されて励磁されたか否かが判定される。
その結果、ブレーキ開放検出装置5によりブレーキ開放動作の実施が検出されると共に、停電検出装置2により電子安全電源+Voが喪失されたことが検出された場合、即ち、ステップS4でYESの場合、手動ブレーキ開放信号が有効となり(ステップS5)、記憶装置6におけるセットコイル(キープリレーセットコイル)7が通電され、そのa接点11がON状態(閉状態)に保持される(ステップS6)。
一方、電子安全電源+Voが喪失されず、ステップS4でNOの場合、リレーコイル3が励磁され、そのb接点4が開状態にあるので、手動ブレーキ開放動作が実施されても(スイッチ8が閉じても)、手動ブレーキ開放信号が無効となる(ステップS7)。この場合、ステップS8が閉じていても、セットコイル7が通電されず、非通電状態にあるので、そのa接点11がOFF状態(開状態)に保持される(ステップS8)。
その後、電源+Vの復帰に伴って、エレベータ電源復旧になると(ステップS9)、エレベータ制御マイコン9は、記憶装置6におけるキープリレーのa接点11がON状態か否かを判定する(ステップS10)。ステップS10でYESの場合であって、a接点11のON状態が検出された場合、即ち、停電時に、救出運転が実施された場合、エレベータ制御マイコン9は、停電時に救出運転が行われたとして、電子安全マイコンがかご絶対位置(かごの絶対位置)を無視するように、リセットコイル10にリセット信号を与えると共に、リセット信号を電子安全マイコンに送信する。これにより、電子安全マイコンは、検出したかご絶対位置をリセットし、エレベータ制御マイコン9は、電子安全マイコンが検出したかご絶対位置を無視し、かごを端階まで運行する処理を行う(ステップS11)。その後、エレベータを復旧させる作業が実施され(ステップS14)、このルーチンでの処理を終了する。
一方、エレベータ制御マイコン9は、ステップS10でNOの場合であって、a接点11のOFF状態が検出された場合、即ち、停電時に救出運転が行われなかった場合、電子安全マイコンに記録するかごの位置(かごの絶対位置)を有効とし(ステップS12)、電子安全マイコンに記録するかご絶対位置(電子安全マイコンで検出されたかご絶対位置)を利用し、最寄り階運転を行うことで、かご位置補正を行う(ステップS13)。その後、エレベータを復旧させる作業が実施され(ステップS14)、このルーチンでの処理を終了する。
エレベータ制御マイコン9は、ステップS10では、セットコイル7の状態をチェックし、セットコイル7が励磁されていれば、ブレーキ開放検出装置5のスイッチ8が閉じられてブレーキ開放動作の実施による救出運転が行われたことを示すため、電子安全マイコンに記録したかご位置を無視し(かごの絶対位置をリセットし)、かごを端階まで運行し、かご位置を確認した後、エレベータを復帰させることができる。一方、セットコイル7が消磁されていれば、エレベータ制御マイコン9は、電子安全マイコンに記録したかご位置を利用して、かごを最寄り階運転してから、エレベータを復帰させることができる。
上述した実施例では、手動ブレーキ開放動作を検出するブレーキ開放検出装置5として手動ブレーキ開放動作を実施したときに閉じられるスイッチ8と、電子安全電源+Voの停電を検出する停電検出装置2としてリレーコイル3のb接点4と、これらと停電時バックアップ電源1間に直列に接続されて停電時に救出運転が行われたことを記憶するための記憶装置6のセットコイル7と、セットコイル7の励磁によってエレベータ制御マイコン9に動作信号を与えることになるa接点11とを用いている。
このため、マイコンソフトなどに依存することなく、信頼性の高いブレーキ開放を検出することができる。なお、本発明の実施の際しては、これらの構成に限定するものではなく、エレベータ制御マイコン9内に格納したプログラムによって停電時に救出運転が行われた場合と、停電時に救出運転が行われなかった場合とを区別し、それぞれ異なるかご位置情報を用いてかごの運行を行うようにしても良い。
本実施例によれば、電源の停電からの復旧時に、エレベータを再稼働するまでに要する時間を短縮することができる。即ち、停電時に救出運転が行われた場合と、停電時に救出運転が行われなかった場合とを区別し、停電時に救出運転が行われなかった場合には電子安全マイコンのかご絶対位置を利用するため、エレベータを再稼働するまでに要していた時間を全体としては短縮することができる。こうして、エレベータのサービスを一層向上することができる。
尚、本発明は、上述した実施例に限定するものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上述した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定するものではない。また実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能である。
1 停電時バックアップ電源、2 停電検出装置、3 リレーコイル、4 b接点、5 ブレーキ開放検出装置、6 記憶装置、7 セットコイル、8 スイッチ、9 エレベータ制御マイコン、10 リセットコイル、11 a接点

Claims (3)

  1. エレベータの昇降路を昇降するかごの検出位置を示す位置検出信号と前記かごの走行速度及び走行位置を含むエンコーダ信号を基に前記かごの絶対位置を算出するかご位置算出装置と、
    前記エレベータの運転を制御するエレベータ運転制御装置と、
    前記かご位置算出装置に電力を供給する電源の停電を検出する停電検出装置と、
    手動ブレーキ開放動作の実施の有無を検出するブレーキ開放検出装置と、
    前記停電検出装置による停電検出時に、前記ブレーキ開放検出装置の検出結果を記憶する記憶装置と、を有し、
    前記エレベータ運転制御装置は、
    前記電源の復旧時に、前記記憶装置の記憶内容を参照し、前記手動ブレーキ開放動作の実施を示す情報が得られない場合、前記かご位置算出装置の算出による前記かごの絶対位置を基に前記かごの運転を制御することを特徴とするエレベータシステム。
  2. 請求項1に記載のエレベータシステムであって、
    前記エレベータ運転制御装置は、
    前記記憶装置に対する参照結果として、前記ブレーキ開放検出装置が前記手動ブレーキ開放動作の実施を検出していないことを示す情報を得たことを条件に、前記電源の停電時に、救出運転が行われないと判定し、この判定結果から前記かご位置算出装置の算出による前記かごの絶対位置を有効として、前記かごを最寄階運転することを特徴とするエレベータシステム。
  3. 請求項1又は2に記載のエレベータシステムであって、
    前記ブレーキ開放検出装置は、
    停電時バックアップ電源とアースとを結ぶ給電回路中に挿入され、前記手動ブレーキ開放動作が実施されたときに前記給電回路を閉じるスイッチで構成され、
    前記停電検出装置は、
    前記電源の停電時に消磁されるコイルと、
    前記給電回路中に挿入され、前記コイルが消磁されたときに前記給電回路を閉じる停電検出用接点とから構成され、
    前記記憶装置は、
    前記給電回路中に、前記スイッチ及び前記停電検出用接点と直列になって挿入され、前記スイッチ及び前記停電検出用接点がそれぞれ前記給電回路を閉じたことを条件に、励磁されるセットコイルと、
    前記エレベータ運転制御装置の電源と前記エレベータ運転制御装置とを結ぶ電源回路中に挿入され、前記セットコイルが励磁されたときに前記電源回路を閉じて、前記エレベータ運転制御装置に動作信号を出力するセットコイル用接点と、
    前記エレベータ運転制御装置の電源に接続され、前記動作信号に応答して前記エレベータ運転制御装置から出力されるリセット信号を受けて励磁され、前記かご位置算出装置に対して算出値のリセットを指令するリセットコイルとから構成されることを特徴とするエレベータシステム。
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