JP3320632B2 - エレベータ制御装置 - Google Patents

エレベータ制御装置

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JP3320632B2
JP3320632B2 JP12572697A JP12572697A JP3320632B2 JP 3320632 B2 JP3320632 B2 JP 3320632B2 JP 12572697 A JP12572697 A JP 12572697A JP 12572697 A JP12572697 A JP 12572697A JP 3320632 B2 JP3320632 B2 JP 3320632B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ保守会
社に設けられた中央監視装置により、電話回線等の通信
回線を介して遠隔監視を行うことが可能なエレベータ制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】エレベータに故障が発生した場合、通常
は、エレベータ保守会社から派遣された保守作業員が該
当故障個所の修復を行うことになる。しかし、最近で
は、電話回線等の通信回線を利用してエレベータの遠隔
監視を行う技術が普及してきている。このような遠隔監
視技術が可能なエレベータ制御装置においては、軽度の
故障が発生した場合、エレベータ保守会社の中央監視装
置は、故障に係るエラー情報を制御盤内のメモリに記憶
させると共に、リセット指令を主制御装置に出力してエ
レベータを再起動させる構成を採用している。これによ
り、発生した故障が軽度の偶発的故障の場合には、保守
作業員をわざわざ現場に派遣することなく対処すること
が可能となる。
【0003】図8は、このような遠隔監視及び遠隔制御
を可能とする従来のエレベータ制御装置の構成を示すブ
ロック図である。この図において、主制御装置1は、エ
レベータに対して個別の運転制御を行うものであって、
エレベータが設置されたビル内に設けられたものであ
る。そして、主制御装置1は、入出力回路2、速度制御
回路3、運転制御回路4、かご位置検出回路5、及び他
回路6を有している。
【0004】主制御装置1の入出力回路2は、同じビル
内に設置されている遠隔制御装置7に接続されており、
この遠隔制御装置7は、電話回線11を介して、エレベ
ータ保守会社に設置された中央監視装置8に接続されて
いる。中央監視装置8はエレベータの一括管理・制御を
行うものであり、操作部9及びホストCPU10を有し
ている。遠隔制御装置7は、電話回線11を介して中央
監視装置8から送られてくる電話回線用の信号を、コン
ピュータにより形成される主制御装置1内の各回路のた
めの信号に変換する機能を有するものである。なお、主
制御装置1内の他回路6は、主制御装置1が乗り場やか
ごとの間で通信を行う場合に用いられる伝送制御回路
や、複数台のエレベータに対して群管理制御を行う場合
に用いられる群管理制御回路等が含まれる。
【0005】次に、以上のように構成される従来装置の
動作につき説明する。ビル内の或るエレベータに軽度の
故障が発生した場合、エレベータ保守会社に居る保守係
員は、中央監視装置8内の操作部9を操作して、故障に
係る主制御装置1に対してリセット指令を送るようにす
る。ホストCPU10は、このリセット指令信号を検出
してこれを電話回線用のリセット指令信号に変換し、遠
隔制御装置7に出力する。遠隔制御装置7は、電話回線
11を介して送られてきた電話回線用リセット指令信号
をもとのリセット指令信号に変換し、これを主制御装置
1内の入出力回路2に出力する。
【0006】ここで、主制御装置1の回路3〜6が形成
されているCPUの電源としてはDC5Vが用いられる
が、遠隔制御装置7の電源としては、主制御装置1まで
信号を確実にドライブするためにDC24Vが用いられ
る。入出力回路2は、遠隔制御装置7から送られてきた
このDC24V系の信号をDC5V系の信号に変換し、
これを回路3〜6に出力する。回路3〜6は、このよう
にして送られてきたリセット指令信号によりリセットさ
れ、エレベータの再起動が行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のリセッ
トは、エレベータの運転状態如何に拘わらず強制的に行
われるものである。そのため、保守係員が誤って、エレ
ベータ走行中にリセット操作を行ってしまった場合に
は、走行中のエレベータのかごが急停止して、かご内の
乗客に怪我を負わせる虞れがあった。
【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、軽度のエレベータ故障発生後に、遠隔操作のリセ
ットによりエレベータを再起動させる場合、誤ってエレ
ベータ走行中にリセットが行われることを防止し、乗客
に対する安全性を向上させるることが可能なエレベータ
制御装置を提供することを目的としている。
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、エレベータが設
置されたビル内の主制御装置とこのビル外の中央監視装
置とが通信回線により接続されており、軽度のエレベー
タ故障が発生した場合に、速度制御回路、運転制御回
路、かご位置検出回路、及び他の回路を有する前記主制
御装置に対して前記中央監視装置がリセット指令を出力
することによりエレベータの再起動を行うことが可能な
エレベータ制御装置において、前記主制御装置は、前記
速度制御回路がエレベータ速度の検出に基づきエレベー
タの停止を検出した場合に出力する入力許可信号に基づ
いて、前記中央監視装置からのリセット指令が主制御装
置内の各制御回路に入力されることを許可するリセット
指令入力許可部を備えた、ことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明は、エレベータが設置
されたビル内の主制御装置とこのビル外の中央監視装置
とが通信回線により接続されており、軽度のエレベータ
故障が発生した場合に、速度制御回路、運転制御回路、
かご位置検出回路、及び他の回路を有する前記主制御装
置に対して前記中央監視装置がリセット指令を出力する
ことによりエレベータの再起動を行うことが可能なエレ
ベータ制御装置において、前記主制御装置は、前記速度
制御回路及び前記運転制御回路の少なくとも一方がエレ
ベータの安全状態でないことを検出した場合に出力する
入力許可信号に基づいて、前記中央監視装置からのリセ
ット指令が主制御装置内の各制御回路に入力されること
を許可するリセット指令入力許可部を備えた、ことを特
徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、エレベータが設置
されたビル内の主制御装置とこのビル外の中央監視装置
とが通信回線により接続されており、軽度のエレベータ
故障が発生した場合に、速度制御回路、運転制御回路、
かご位置検出回路、及び他の回路を有する前記主制御装
置に対して前記中央監視装置がリセット指令を出力する
ことによりエレベータの再起動を行うことが可能なエレ
ベータ制御装置において、前記主制御装置は、前記速度
制御回路がエレベータかご内の荷重検出に基づきかご内
に乗客が存在しないと判別した場合に出力する入力許可
信号に基づいて、前記中央監視装置からのリセット指令
が主制御装置内の各制御回路に入力されることを許可す
るリセット指令入力許可部を備えた、ことを特徴とす
る。
【0013】請求項4記載の発明は、エレベータが設置
されたビル内の主制御装置とこのビル外の中央監視装置
とが通信回線により接続されており、軽度のエレベータ
故障が発生した場合に、速度制御回路、運転制御回路、
かご位置検出回路、及び他の回路を有する前記主制御装
置に対して前記中央監視装置がリセット指令を出力する
ことによりエレベータの再起動を行うことが可能なエレ
ベータ制御装置において、前記主制御装置は、前記速度
制御回路及び前記運転制御回路の少なくとも一方がエレ
ベータドアの開放状態を検出した場合に出力する入力許
可信号に基づいて、前記中央監視装置からのリセット指
令が主制御装置内の各制御回路に入力されることを許可
するリセット指令入力許可部を備えた、ことを特徴とす
る。
【0014】請求項5記載の発明は、エレベータが設置
されたビル内の主制御装置とこのビル外の中央監視装置
とが通信回線により接続されており、軽度のエレベータ
故障が発生した場合に、速度制御回路、運転制御回路、
かご位置検出回路、及び他の回路を有する前記主制御装
置に対して前記中央監視装置がリセット指令を出力する
ことによりエレベータの再起動を行うことが可能なエレ
ベータ制御装置において、前記主制御装置は、前記速度
制御回路及び前記運転制御回路の少なくとも一方がエレ
ベータブレーキの作動状態を検出した場合に出力する入
力許可信号に基づいて、前記中央監視装置からのリセッ
ト指令が主制御装置内の各制御回路に入力されることを
許可するリセット指令入力許可部を備えた、ことを特徴
とする。
【0015】請求項6記載の発明は、エレベータが設置
されたビル内の主制御装置とこのビル外の中央監視装置
とが通信回線により接続されており、軽度のエレベータ
故障が発生した場合に、速度制御回路、運転制御回路、
かご位置検出回路、及び他の回路を有する前記主制御装
置に対して前記中央監視装置がリセット指令を出力する
ことによりエレベータの再起動を行うことが可能なエレ
ベータ制御装置において、前記主制御装置は、前記速度
制御回路及び前記運転制御回路の少なくとも一方がエレ
ベータの故障状態を検出した場合に出力する入力許可信
号に基づいて、前記中央監視装置からのリセット指令が
主制御装置内の各制御回路に入力されることを許可する
リセット指令入力許可部を備えた、ことを特徴とする。
【0016】請求項7記載の発明は、エレベータが設置
されたビル内の主制御装置とこのビル外の中央監視装置
とが通信回線により接続されており、軽度のエレベータ
故障が発生した場合に、速度制御回路、運転制御回路、
かご位置検出回路、及び他の回路を有する前記主制御装
置に対して前記中央監視装置がリセット指令を出力する
ことによりエレベータの再起動を行うことが可能なエレ
ベータ制御装置において、前記主制御装置は、前記かご
位置検出回路がエレベータ位置の検出に基づきエレベー
タの停止を検出した場合に出力する入力許可信号に基づ
いて、前記中央監視装置からのリセット指令が主制御装
置内の各制御回路に入力されることを許可するリセット
指令入力許可部を備えた、ことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1乃
至図7に基づき説明する。但し、図8と同様の構成要素
には同一符号を付して、重複した説明を省略する。図1
は、本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック図で
ある。図1が図8と異なる点は、主制御装置1内にリセ
ット指令入力許可部12が設けられている点と、速度制
御回路3が駆動モータ13についての速度検出信号を入
力し、この速度検出信号に基づいてリセット指令入力許
可信号又はリセット指令入力禁止信号をリセット指令入
力許可部12に出力するようになっており、このリセッ
ト指令入力許可部12によって、入出力回路2から回路
3〜6に対するリセット指令信号の入力が許可され又は
禁止されるようになっている点である。
【0018】次に、上記のように構成される第1の実施
形態の動作につき説明する。ビル内の或るエレベータに
軽度の故障が発生した場合、エレベータ保守会社に居る
保守係員は、図8の場合と同様に、中央監視装置8内の
操作部9を操作して、故障に係る主制御装置1に対して
リセット指令を送るようにする。ホストCPU10は、
このリセット指令信号を検出してこれを電話回線用のリ
セット指令信号に変換し、遠隔制御装置7に出力する。
遠隔制御装置7は、電話回線11を介して送られてきた
電話回線用リセット指令信号をもとのリセット指令信号
に変換し、これを主制御装置1内の入出力回路2に出力
する。そして、入出力回路2は、リセット指令信号をリ
セット指令入力許可部12に出力する。
【0019】この時、速度制御回路3は、駆動モータ1
3からの速度検出信号を入力しており、エレベータ速度
がゼロの場合すなわちエレベータが走行停止中の場合は
リセット指令入力許可信号をリセット指令入力許可部1
2に出力し、また、エレベータ速度がゼロ以外の場合す
なわちエレベータが走行中の場合はリセット指令入力禁
止信号をリセット指令入力許可部12に出力する。
【0020】リセット指令入力許可部12は、速度制御
回路3からリセット指令入力許可信号を入力した場合、
入出力回路2からのリセット指令信号をそのまま回路3
〜6に出力する。これにより、回路3〜6はリセットさ
れ、エレベータの再起動が行われる。この場合、エレベ
ータは停止中であるため、かごに急激な衝撃が加わるこ
とはなく、かご内に居る乗客に怪我を負わせる虞れはな
い。
【0021】また、リセット指令入力許可部12は、速
度制御回路3からリセット指令入力禁止信号を入力した
場合、入出力回路2からのリセット指令信号が回路3〜
6に出力されることを拘束する。そして、その後に走行
中のエレベータが停止し、速度制御回路3からリセット
指令入力許可信号を入力した時点で、入出力回路2から
のリセット指令信号をそのまま回路3〜6に出力するこ
とになる。
【0022】上記の構成によれば、エレベータ保守会社
の保守係員が誤ってエレベータ走行中にリセット指令を
発したとしても、自動的にリセット指令入力許可部12
が回路3〜6にリセット指令が入力されるのを阻止し、
エレベータが停止した時点で回路3〜6にリセット指令
が入力されるようにしている。したがって、回路3〜6
のリセット動作によってエレベータが急停止して、かご
内の乗客に怪我を負わせる虞れをなくすことができ、エ
レベータの安全性を向上させることができる。
【0023】図2は、本発明の第2の実施形態の構成を
示すブロック図である。図2が図1と異なる点は、主制
御装置1内に入出力回路15が追加されている点と、こ
の入出力回路15が外部に設置されている安全回路リレ
ー14からエレベータの安全状態を示す信号を入力して
これをそれぞれ速度制御回路3及び運転制御回路4に出
力し、速度制御回路3及び運転制御回路4がそれぞれリ
セット指令入力許可信号又はリセット指令入力禁止信号
をリセット指令入力許可部12に出力するようになって
いる点である。
【0024】安全回路リレー14は、例えば、エレベー
タのかごが昇降路内の上限位置以上又は下限位置以下の
位置に位置していないかどうか、あるいは、かごの天井
部が開放されていないか、などエレベータの安全状態を
検出するためのリレーである。この安全回路リレー14
の電源はDC24Vであり、DC24V系の信号をDC
5V系の信号に変換するため、入出力回路15が主制御
装置1内に追加されている。
【0025】速度制御回路3及び運転制御回路4は、入
出力回路15からエレベータの安全状態を示す信号を入
力した場合は共にリセット指令入力禁止信号を出力し、
安全状態でないことを示す信号を入力した場合は共にリ
セット指令入力許可信号を出力するようになっている。
エレベータが安全状態になければ、エレベータは停止し
ているはずだからである。
【0026】ところで、速度制御回路3及び運転制御回
路4は、時として、故障によりそれぞれ異なる信号を出
力することもあり得る。この場合、リセット指令入力許
可部12は速度制御回路3及び運転制御回路4の双方か
らリセット指令入力禁止信号を入力したときのみ、入出
力回路2からのリセット指令信号が回路3〜6に出力さ
れるのを禁止することとし、いずれか一方からリセット
指令入力許可信号を入力していれば入出力回路2からの
リセット指令信号をそのまま回路3〜6に出力するよう
に構成されている。これは、速度制御回路3及び運転制
御回路4がそれぞれ異なる信号を出力したということ
は、いずれかの回路が故障しており、したがって、エレ
ベータは停止中であると考えられるからである。
【0027】図1の動作と図2の動作との相違点は、主
制御装置1内のリセット指令入力許可部12がどの回路
からリセット指令入力許可信号又はリセット指令入力禁
止信号を入力するかという点だけであり、その他は概ね
同様である。したがって、第2の実施形態である図2の
動作については、その説明を省略する(以降の第3乃至
第7の実施形態についても、同様であるため、それらの
動作の説明を省略する。)。
【0028】図3は、本発明の第3の実施形態の構成を
示すブロック図である。図3が図1と異なる点は、速度
制御回路3が荷重検出回路16から荷重検出信号を入力
し、この荷重検出信号に基づきリセット指令入力許可部
12に対して、リセット指令入力許可信号又はリセット
指令入力禁止信号を出力するようになっている点であ
る。
【0029】速度制御回路3は、荷重検出回路16から
の荷重検出信号に基づいて、ノーロード状態以外の状態
すなわちかご内に荷重が存在することを検出した場合に
は、かご内に乗客が存在している可能性が大きいためリ
セット指令入力禁止信号を出力し、一方、かご内に荷重
が存在しないことを検出した場合には、リセット指令入
力許可信号を出力する。
【0030】図4は、本発明の第4の実施形態の構成を
示すブロック図である。図4が図2と異なる点は、図2
の安全回路リレー14の代わりにドア制御回路17が用
いられている点である。速度制御回路3及び運転制御回
路4は、ドア制御回路17からの検出信号により戸開中
であることを検出した場合、エレベータは停止中である
と考えられるため共にリセット指令入力許可信号を出力
し、一方、戸閉中であることを検出した場合、エレベー
タは走行中であると考えられるため共にリセット指令入
力禁止信号を出力する。なお、リセット指令入力許可部
12は、いずれか一方からでもリセット指令入力許可信
号を入力した場合には、入出力回路2からのリセット指
令信号をそのまま回路3〜6に出力するようになってい
る点は、図2の場合と同様である。
【0031】図5は、本発明の第5の実施形態の構成を
示すブロック図である。図5が図2と異なる点は、図2
の安全回路リレー14の代わりにブレーキ回路リレー1
8が用いられている点である。速度制御回路3及び運転
制御回路4は、ブレーキ回路リレー18からの検出信号
によりブレーキ作動中であることを検出した場合、エレ
ベータは停止中であると考えられるため共にリセット指
令入力許可信号を出力し、一方、ブレーキ作動中でない
ことを検出した場合、エレベータは走行中であると考え
られるため共にリセット指令入力禁止信号を出力する。
なお、リセット指令入力許可部12は、いずれか一方か
らでもリセット指令入力許可信号を入力した場合には、
入出力回路2からのリセット指令信号をそのまま回路3
〜6に出力するようになっている点は、図2の場合と同
様である。
【0032】図6は、本発明の第6の実施形態の構成を
示すブロック図である。図6が図2と異なる点は、図2
の安全回路リレー14の代わりに故障検出回路19が用
いられている点である。速度制御回路3及び運転制御回
路4は、故障検出回路19からの検出信号によりエレベ
ータが故障中であることを検出した場合、エレベータは
停止中であると考えられるため共にリセット指令入力許
可信号を出力し、一方、故障中でないことを検出した場
合、エレベータは走行中であると考えられるため共にリ
セット指令入力禁止信号を出力する。なお、リセット指
令入力許可部12は、いずれか一方からでもリセット指
令入力許可信号を入力した場合には、入出力回路2から
のリセット指令信号をそのまま回路3〜6に出力するよ
うになっている点は、図2の場合と同様である。
【0033】図7は、本発明の第7の実施形態の構成を
示すブロック図である。図7が図1と異なる点は、リセ
ット指令入力許可部12がかご位置検出回路5からリセ
ット指令入力許可信号又はリセット指令入力禁止信号を
入力するようになっており、かご位置検出回路5はパル
スジェネレータ20からのパルス信号基づいて、これら
の信号をリセット指令入力許可部12に出力するように
なっている点である。
【0034】かご位置検出回路5は、パルスジェネレー
タ20から一定時間間隔でパルス信号を入力している場
合は、エレベータが走行中であると考えられるため、リ
セット指令入力禁止信号を出力し、一方、パルスジェネ
レータ20からパルス信号を入力しない場合は、エレベ
ータ停止中であると考えられるためリセット指令入力許
可信号を出力する。
【0035】以上説明した各実施形態によれば、エレベ
ータ保守会社の保守係員が誤操作に基づいてリセット指
令を発したとしても、エレベータが走行中であったり、
かご内に乗客が存在している場合には、自動的にリセッ
ト指令入力許可部12が主制御装置1内の各回路3〜6
にリセット指令が入力されるのを阻止し、エレベータが
停止状態となるか、あるいはかご内に乗客が居なくなっ
た状態になった時点で回路3〜6へのリセット指令の入
力を許可するようにしている。したがって、乗客の安全
を確保することが可能な構成となっている。なお、エレ
ベータの設置環境やその他の条件に応じて、上記した各
実施形態を種々に組み合わせることにより、安全性及び
サービス性をより向上させることも可能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
軽度のエレベータ故障発生後に、遠隔操作のリセットに
よりエレベータを再起動させる場合、誤ってエレベータ
走行中にリセットが行われることを防止し、乗客に対す
る安全性を向上させるることが可能なエレベータ制御装
置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図2】本発明の第2の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図3】本発明の第3の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図4】本発明の第4の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図5】本発明の第5の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図6】本発明の第6の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図7】本発明の第7の実施形態の構成を示すブロック
図。
【図8】従来装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 主制御装置 2 入出力回路 3 速度制御回路 4 運転制御回路 5 かご位置検出回路 6 他回路 7 遠隔制御装置 8 中央監視装置 9 操作部 10 ホストCPU 11 電話回線 12 リセット指令入力許可部 13 駆動モータ 14 安全回路リレー 15 入出力回路 16 荷重検出回路 17 ドア制御回路 18 ブレーキ回路リレー 19 故障検出回路 20 パルスジェネレータ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータが設置されたビル内の主制御装
    置とこのビル外の中央監視装置とが通信回線により接続
    されており、軽度のエレベータ故障が発生した場合に、
    速度制御回路、運転制御回路、かご位置検出回路、及び
    他の回路を有する前記主制御装置に対して前記中央監視
    装置がリセット指令を出力することによりエレベータの
    再起動を行うことが可能なエレベータ制御装置におい
    て、 前記主制御装置は、前記速度制御回路がエレベータ速度
    の検出に基づきエレベータの停止を検出した場合に出力
    する入力許可信号に基づいて、前記中央監視装置からの
    リセット指令が主制御装置内の各制御回路に入力される
    ことを許可するリセット指令入力許可部を備えた、 ことを特徴とするエレベータ制御装置。
  2. 【請求項2】エレベータが設置されたビル内の主制御装
    置とこのビル外の中央監視装置とが通信回線により接続
    されており、軽度のエレベータ故障が発生した場合に、
    速度制御回路、運転制御回路、かご位置検出回路、及び
    他の回路を有する前記主制御装置に対して前記中央監視
    装置がリセット指令を出力することによりエレベータの
    再起動を行うことが可能なエレベータ制御装置におい
    て、 前記主制御装置は、前記速度制御回路及び前記運転制御
    回路の少なくとも一方がエレベータの安全状態でないこ
    とを検出した場合に出力する入力許可信号に基づいて、
    前記中央監視装置からのリセット指令が主制御装置内の
    各制御回路に入力されることを許可するリセット指令入
    力許可部を備えた、 ことを特徴とするエレベータ制御装置。
  3. 【請求項3】エレベータが設置されたビル内の主制御装
    置とこのビル外の中央監視装置とが通信回線により接続
    されており、軽度のエレベータ故障が発生した場合に、
    速度制御回路、運転制御回路、かご位置検出回路、及び
    他の回路を有する前記主制御装置に対して前記中央監視
    装置がリセット指令を出力することによりエレベータの
    再起動を行うことが可能なエレベータ制御装置におい
    て、 前記主制御装置は、前記速度制御回路がエレベータかご
    内の荷重検出に基づきかご内に乗客が存在しないと判別
    した場合に出力する入力許可信号に基づいて、前記中央
    監視装置からのリセット指令が主制御装置内の各制御回
    路に入力されることを許可するリセット指令入力許可部
    を備えた、 ことを特徴とするエレベータ制御装置。
  4. 【請求項4】エレベータが設置されたビル内の主制御装
    置とこのビル外の中央監視装置とが通信回線により接続
    されており、軽度のエレベータ故障が発生した場合に、
    速度制御回路、運転制御回路、かご位置検出回路、及び
    他の回路を有する前記主制御装置に対して前記中央監視
    装置がリセット指令を出力することによりエレベータの
    再起動を行うことが可能なエレベータ制御装置におい
    て、 前記主制御装置は、前記速度制御回路及び前記運転制御
    回路の少なくとも一方がエレベータドアの開放状態を検
    出した場合に出力する入力許可信号に基づいて、前記中
    央監視装置からのリセット指令が主制御装置内の各制御
    回路に入力されることを許可するリセット指令入力許可
    部を備えた、 ことを特徴とするエレベータ制御装置。
  5. 【請求項5】エレベータが設置されたビル内の主制御装
    置とこのビル外の中央監視装置とが通信回線により接続
    されており、軽度のエレベータ故障が発生した場合に、
    速度制御回路、運転制御回路、かご位置検出回路、及び
    他の回路を有する前記主制御装置に対して前記中央監視
    装置がリセット指令を出力することによりエレベータの
    再起動を行うことが可能なエレベータ制御装置におい
    て、 前記主制御装置は、前記速度制御回路及び前記運転制御
    回路の少なくとも一方がエレベータブレーキの作動状態
    を検出した場合に出力する入力許可信号に基づいて、前
    記中央監視装置からのリセット指令が主制御装置内の各
    制御回路に入力されることを許可するリセット指令入力
    許可部を備えた、 ことを特徴とするエレベータ制御装置。
  6. 【請求項6】エレベータが設置されたビル内の主制御装
    置とこのビル外の中央監視装置とが通信回線により接続
    されており、軽度のエレベータ故障が発生した場合に、
    速度制御回路、運転制御回路、かご位置検出回路、及び
    他の回路を有する前記主制御装置に対して前記中央監視
    装置がリセット指令を出力することによりエレベータの
    再起動を行うことが可能なエレベータ制御装置におい
    て、 前記主制御装置は、前記速度制御回路及び前記運転制御
    回路の少なくとも一方がエレベータの故障状態を検出し
    た場合に出力する入力許可信号に基づいて、前記中央監
    視装置からのリセット指令が主制御装置内の各制御回路
    に入力されることを許可するリセット指令入力許可部を
    備えた、 ことを特徴とするエレベータ制御装置。
  7. 【請求項7】エレベータが設置されたビル内の主制御装
    置とこのビル外の中央監視装置とが通信回線により接続
    されており、軽度のエレベータ故障が発生した場合に、
    速度制御回路、運転制御回路、かご位置検出回路、及び
    他の回路を有する前記主制御装置に対して前記中央監視
    装置がリセット指令を出力することによりエレベータの
    再起動を行うことが可能なエレベータ制御装置におい
    て、 前記主制御装置は、前記かご位置検出回路がエレベータ
    位置の検出に基づきエレベータの停止を検出した場合に
    出力する入力許可信号に基づいて、前記中央監視装置か
    らのリセット指令が主制御装置内の各制御回路に入力さ
    れることを許可するリセット指令入力許可部を備えた、 ことを特徴とするエレベータ制御装置。
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