JP4700994B2 - 免震建物用エレベータ - Google Patents

免震建物用エレベータ Download PDF

Info

Publication number
JP4700994B2
JP4700994B2 JP2005116404A JP2005116404A JP4700994B2 JP 4700994 B2 JP4700994 B2 JP 4700994B2 JP 2005116404 A JP2005116404 A JP 2005116404A JP 2005116404 A JP2005116404 A JP 2005116404A JP 4700994 B2 JP4700994 B2 JP 4700994B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
base
shock absorber
elevator
building
isolated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005116404A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006290597A (ja
Inventor
元辰 中川
博 大川
秀男 西潟
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Mito Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Mito Engineering Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2005116404A priority Critical patent/JP4700994B2/ja
Publication of JP2006290597A publication Critical patent/JP2006290597A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4700994B2 publication Critical patent/JP4700994B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、免震建物用エレベータに関する。
従来、非免震基礎上に建てられる免震建物用エレベータのエレベータピットにおいては、免震側に乗かご用及び釣合い錘用ガイドレールが固定され、これら各ガイドレールから、緩衝器及び緩衝器台が吊り下げられている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−36031号公報
免震建物用エレベータのエレベータピット内における保守点検作業は、通常、非免震基礎側のピット床上で行う。このため、作業中に地震が発生すると、非免震側の床と免震側建物とが相対的に動くため、作業員が、ピット内の機器や免震側の壁に接触しないように、迅速に対処する必要がある。
本発明は、上記課題を考慮してなされたものであり、保守点検作業の安全性向上に好適なピット内構造を有する免震建物用エレベータを提供する。
本発明による免震建物用エレベータにおいては、非免震基礎上に設置される免震建物の昇降路内を乗りかごが昇降する免震建物用エレベータにおいて、前記免震建物内の昇降路壁に固定された前記乗りかごを案内するための乗りかご用ガイドレールに取り付けられる緩衝器台と、前記緩衝器台上に固定される乗りかご用の緩衝器とを有し、前記昇降路下部の前記非免震基礎のピット床上に、前記非免震基礎のピット床と前記緩衝器台との間に位置して前記非免震基礎に対する前記免震建物の動きに追従して動く床部材を備え、前記床部材は、前記緩衝器及び前記緩衝器台の下側とそれらの周囲に広がるように設けられている

本発明によれば、床部材が免震建物に追従して動くため、この床部材に乗って作業すれば、昇降路壁や昇降路内の機器と作業者との相対距離の変動が緩和される。従って、昇降路壁や昇降路内の機器と作業者との接触や衝突が防止され、保守点検作業の安全性が向上する。
図3は、本発明の一実施例である免震建物用エレベータの全体構成を示す。ただし、本図においては、エレベータピットの詳細構成は省略されている。非免震基礎100上に免震装置101を介して免震建物200が設置される。免震建物200内に設けられるエレベータ昇降路5内において、乗りかご2と釣合い錘3が、エレベータロープ12によってつるべ状に吊り下げられる。エレベータロープ12は駆動装置のシーブ1に巻きかけられ、シーブ1が回転してエレベータロープ12が駆動されると、乗りかご2及び釣合い錘3がエレベータ昇降路5内を昇降する。エレベータピット内おいて、非免震側のピット床
11上には、乗りかご2及び釣合いおもり3の直下にそれぞれ緩衝器4が設置される。
図1は、図3に示した本発明の一実施例である免震建物用エレベータにおけるエレベータピット内の詳細な構成を示す。免震建物200内の昇降路壁51の内側には、レールブラケット7が固定され、このレールブラケット7に乗りかごを案内するための乗りかご用ガイドレール6が固定される。乗りかご用ガイドレール6の下端すなわちピット床11側の端部には、緩衝器台8が吊り下げられるように取り付けられる。そして、緩衝器台8上には、乗りかご用の緩衝器4が固定される。なお、本図では、釣合いおもり用のガイドレール,緩衝器並びに緩衝器台は記載が省略されているが、乗りかご用と同様の構成を有している。さらに、乗りかご用ガイドレール6の下端よりも上側にはブラケット9が固定され、このブラケット9に作業用の床10が吊り下げられるように取り付けられる。作業用の床部材10は、非免震側の床11と緩衝器台8との間に位置している。作業員は、作業用の床部材10に乗って、緩衝器4などのピット内設置機器の保守点検作業を行う。なお、作業用の床部材10は、非免震側の床11と摺動可能に接触していてもよいし、あるいは非接触でもよい。
図2は、図1に示したエレベータピット内を昇降路上方から見た平面構成を示す。図1及び図3と同一物には同じ符号を記す。本図に示すように、作業用の床部材10の面積は、緩衝器台8よりも広い。すなわち、作業用の床部材10は、保守点検作業の作業性を確保するのに十分な広さで、緩衝器4及び緩衝器台8の下側とそれらの周囲に広がるように設けられる。
上述の構成により、作業用の床部材10は、レールブラケット7及び乗りかご用ガイドレール6を介して免震建物200に固定される。このため、地震発生時に非免震側の床
11が動いても、免震建物200に対して、作業用の床部材10はほとんど動かない。さらに、緩衝器4も、緩衝器台8,乗りかご用ガイドレール6及びレールブラケット7を介して、免震建物200に固定されているので、緩衝器4も免震建物200に対してほとんど移動しない。従って、作業用の床部材10に乗って作業すれば、地震発生時でも、作業員と緩衝器4の相対距離はほとんど変化しないので、地震によって作業員と緩衝器4とが接触あるいは衝突することが防止される。なお、緩衝器4に限らず、図示を省略した釣合い錘用の緩衝器や昇降路壁に固定されるエレベータ制御装置など、免震建物200に固定されるエレベータ用機器の保守点検作業においても、同様に安全性が向上する。
図4は、本発明の他の実施例である免震建物用エレベータにおけるエレベータピットの詳細な構成を示す。図1〜図3と同一物には同じ符号を記す。なお、全体構成は、図3と同様である。本実施例においては、作業用の床部材10を免震建物200に固定する代わりに、免震装置102を介して非免震基礎100側のピット床11上に作業用の床部材
10が設けられる。このため、地震発生時において、建物と作業用の床部材とが共に免震される。従って、図1の実施例と同様に、地震によって作業員と緩衝器4などとが接触あるいは衝突することが防止される。
なお、上記実施例に限らず、本発明の技術的思想の範囲内において、種々の変形例が可能である。例えば、昇降路壁51の内側に固定されたブラケットに、作業用の床部材10を固定しても良い。また、作業用の床を複数分割して設けても良い。
本発明の一実施例である免震建物用エレベータにおけるエレベータピットの詳細な構成を示す。 図1に示したエレベータピット内を昇降路上方から見た平面構成を示す。 本発明の一実施例である免震建物用エレベータの全体構成を示す。 本発明の他の実施例である免震建物用エレベータにおけるエレベータピットの詳細な構成を示す。
符号の説明
1…シーブ、2…乗りかご、3…釣合い錘、4…緩衝器、5…昇降路、6…乗りかご用ガイドレール、7…レールブラケット、8…緩衝器台、9…ブラケット、10…作業用の床部材、11…ピット床、12…エレベータロープ、51…昇降路壁、100…非免震基礎、101,102…免震装置、200…免震建物。

Claims (4)

  1. 非免震基礎上に設置される免震建物の昇降路内を乗りかごが昇降する免震建物用エレベータにおいて、
    前記免震建物内の昇降路壁に固定された前記乗りかごを案内するための乗りかご用ガイドレールに取り付けられる緩衝器台と、前記緩衝器台上に固定される乗りかご用の緩衝器とを有し、
    前記昇降路下部の前記非免震基礎のピット床上に、前記非免震基礎のピット床と前記緩衝器台との間に位置して前記非免震基礎に対する前記免震建物の動きに追従して動く床部材を備え
    前記床部材は、前記緩衝器及び前記緩衝器台の下側とそれらの周囲に広がるように設けられていることを特徴とする免震建物用エレベータ。
  2. 請求項1において、前記床部材は、前記免震建物に固定されることを特徴とする免震建物用エレベータ。
  3. 請求項1または2において、前記床部材は、前記昇降路に固定されるガイドレールに吊り下げられるように固定されることを特徴とする免震建物用エレベータ。
  4. 請求項1において、前記床部材は、免震装置を介して前記ピット床上に設けられることを特徴とする免震建物用エレベータ。
JP2005116404A 2005-04-14 2005-04-14 免震建物用エレベータ Expired - Fee Related JP4700994B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005116404A JP4700994B2 (ja) 2005-04-14 2005-04-14 免震建物用エレベータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005116404A JP4700994B2 (ja) 2005-04-14 2005-04-14 免震建物用エレベータ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006290597A JP2006290597A (ja) 2006-10-26
JP4700994B2 true JP4700994B2 (ja) 2011-06-15

Family

ID=37411589

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005116404A Expired - Fee Related JP4700994B2 (ja) 2005-04-14 2005-04-14 免震建物用エレベータ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4700994B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5035773B2 (ja) * 2007-07-04 2012-09-26 東芝エレベータ株式会社 エレベータの制御装置
KR101651804B1 (ko) * 2016-03-09 2016-08-26 김옥수 덤웨이터 구조물
JP6641318B2 (ja) * 2017-03-27 2020-02-05 株式会社日立ビルシステム 点検装置及びエレベーター

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62249880A (ja) * 1986-04-22 1987-10-30 鹿島建設株式会社 免震建物のエレベ−タピツト構造
JPH07315710A (ja) * 1994-05-26 1995-12-05 Toshiba Corp エレベーター
JPH1036031A (ja) * 1996-07-24 1998-02-10 Otis Elevator Co エレベーターの昇降路
JP2001059358A (ja) * 1999-08-20 2001-03-06 Toshiba Plant Kensetsu Co Ltd 医療用免震室
JP2001247274A (ja) * 2000-03-06 2001-09-11 Hitachi Ltd エレベータ装置
JP2002046951A (ja) * 2000-08-01 2002-02-12 Mitsubishi Electric Corp エレベーターの保守用足場装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62249880A (ja) * 1986-04-22 1987-10-30 鹿島建設株式会社 免震建物のエレベ−タピツト構造
JPH07315710A (ja) * 1994-05-26 1995-12-05 Toshiba Corp エレベーター
JPH1036031A (ja) * 1996-07-24 1998-02-10 Otis Elevator Co エレベーターの昇降路
JP2001059358A (ja) * 1999-08-20 2001-03-06 Toshiba Plant Kensetsu Co Ltd 医療用免震室
JP2001247274A (ja) * 2000-03-06 2001-09-11 Hitachi Ltd エレベータ装置
JP2002046951A (ja) * 2000-08-01 2002-02-12 Mitsubishi Electric Corp エレベーターの保守用足場装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006290597A (ja) 2006-10-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2013102751A (ru) Подъемная установка
JP4700994B2 (ja) 免震建物用エレベータ
JP4887026B2 (ja) エレベーター装置及びその安全装置
US20110101198A1 (en) "l" shaped support device for a hoisting machine in a machine roomless elevator
JP5877909B2 (ja) 上方空間を維持するためのかご止めを含むエレベータシステム
JP2005112487A (ja) 機械室レスエレベータ装置
JP6452861B2 (ja) エレベータ及びその落下防止スクリーン装置
JP2009509893A (ja) 昇降路内に複数のかごを有するエレベータシステム用の破断可能な緩衝器
RU2481262C2 (ru) Лифтовая система и противовес для использования в лифтовой системе
JP6222864B1 (ja) エレベータのバッファ装置
CA2685093C (en) "l" shaped support device for a hoisting machine in a machine roomless elevator
JP5387004B2 (ja) エレベータの長尺物引っ掛かり防止装置
JP2009062177A (ja) エレベータ
JP4351110B2 (ja) 免震建物用エレベータの可動乗場装置
KR100455502B1 (ko) 엘리베이터 권상기의 설치 구조
JP6095026B2 (ja) エレベータ装置
JP6936642B2 (ja) 制振システム
JP2013067492A (ja) エレベータの巻上機固定装置
JP4606933B2 (ja) 免震建物用エレベータの乗場装置
JP5450521B2 (ja) 免震エレベータ
JP2006240786A (ja) 免震建物用エレベータの乗場装置
RU49866U1 (ru) Шахта панорамного гидравлического лифта
JP4342252B2 (ja) エレベータ
JP3178109U (ja) エレベータシステム
CN107848758B (zh) 电梯井道上部的机房中的控制盘的安装固定结构及安装固定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101228

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110307

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees