JP2001059358A - 医療用免震室 - Google Patents

医療用免震室

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JP2001059358A
JP2001059358A JP11234619A JP23461999A JP2001059358A JP 2001059358 A JP2001059358 A JP 2001059358A JP 11234619 A JP11234619 A JP 11234619A JP 23461999 A JP23461999 A JP 23461999A JP 2001059358 A JP2001059358 A JP 2001059358A
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久吉 杉山
Katsuhiro Goto
克弘 後藤
Kikuo Nakajima
菊生 中島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の床置き型の免震装置を利用し、手術室
や隔離室等を形成すると共に、その室内と室外とを遮断
できる構造のものを提供する。 【解決手段】 免震床の外周縁と非免震壁面との間に隙
間を形成すると共に、免震床の周縁に止水枠部が上方に
設けられ、それにより液体に対して免震床上の全体が枠
付き皿構造をなす。そして、その止水枠部と非免震壁面
との間を弾性シールで気密にシールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば病院の手術
室、無菌室、集中治療室などのように、高度の衛生環
境、安全環境を確保しつつ免震化した医療用免震室に関
し、病院の新規建設の場合や、既存の施設の免震化にも
対応できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】耐震技術は逐次発展しているものの、未
だ万全とはいい難い。またその耐震構造は建物の倒壊を
防止できるが、個々の室内に及ぶ地震の影響を効果的に
軽減するまでには至っていない。建屋全体を免震化する
方法に、建物の底部に積層ゴムを介在させる方法があ
る。しかし、既設の建屋を改造して、それを採用するの
は、仮に技術的に可能としても、コスト的に踏み切り難
い。また、室内の免震には、従来から床面の一部に免震
床を提供する床置き型の装置があった。それに二次元、
あるいは三次元の免震装置を採用すれば、免震床上に限
ってそれなりの免震効果を期待できる。例えば、室内の
固定床を切り欠いて免震床を設置し、周囲の間隙を渡り
床で塞ぎ、コンピュータなどの機器をその免震床に配置
して危機管理対策に活用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが従来、病院の
手術室や隔離室等のように、その室内と室外とを遮断し
て無菌状態を確保した免震技術は存在しなかった。仮に
従来の床置き型の免震装置を利用したとすると、その構
造上、汚染水や細菌等が免震床の縁から隙間を通って床
下に浸入し、免震装置等に付着することになる。すると
日常的に行なわれる室内の殺菌や除菌作業時に免震装置
そのものも、殺菌・除菌する作業が必要となり、現実的
ではない。そこで、本発明はこれらの課題を解決するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、非免震構造の建屋の壁面で囲まれた非免震空間内
で、非免震空間の基面上に、少なくとも水平方向二次元
の免震装置を介して、免震床が設置され、その免震床の
外周縁と前記壁面との間に、地震時に想定される許容振
幅相当以上の隙間が形成され、前記免震床の周縁に止水
枠部が上方に立ち上げられて、液体に対して免震床上の
全体が枠付き皿構造をなす医療用免震室である。
【0005】請求項2に記載の本発明は、請求項1にお
いて、出入口に隣接した前記止水枠部の上縁高さが、他
の部分のそれより低く形成されると共に、その出入口に
隣接した免震床の縁部に、集水用溝部が設けられ且つ、
その集水用溝部にドレン誘導用のドレン穴が開口された
医療用免震室である。請求項3に記載の本発明は、請求
項1または請求項2において、前記止水枠部と前記壁面
との間に弾性シールを介して気密構造が設けられた医療
用免震室である。請求項4に記載の本発明は、請求項3
において、前記止水枠部の上縁に対向するように前記壁
面に取合い枠を配置し、その止水枠部の上縁に弾性シー
ルを取り付けると共に、その弾性シールの縁が前記取合
い枠に常に接するように構成された医療用免震室であ
る。
【0006】請求項5に記載の本発明は、請求項1また
は請求項2において、前記止水枠部の上縁に対向するよ
うに前記壁面に取合い枠を配置し、その止水枠部の上縁
と前記取合い枠とが気密の伸縮膜で接続された医療用免
震室である。請求項6に記載の本発明は、請求項4にお
いて、前記取合い枠が、棚枠または棚支持面を構成する
医療用免震室である。請求項7に記載の本発明は、請求
項3または請求項4において、前記非免震構造の建屋の
壁面の出入口近傍で、前記取合い枠にスライド自在な可
動取合い枠が配置され、その可動取合い枠の先端が前記
出入口の枠縁に常に接するように構成された医療用免震
室である。請求項8に記載の本発明は、請求項7におい
て、前記可動取合い枠が前記出入口の枠縁に常に接する
ように、その可動取合い枠と前記取合い枠との間に付勢
手段が設けられた医療用免震室である。
【0007】請求項9に記載の本発明は、請求項1〜請
求項8の何れかにおいて、前記非免震構造の建屋の壁面
の出入口に蛇腹状接続体の一端開口が取り付けられ、そ
の他端開口が免震床の縁に取付られ且つ、その出入口と
免震床上との間に渡り床が、少なくともその一方側をス
ライド自在にして渡された医療用免震室である。請求項
10に記載の本発明は、請求項9において、渡り床の保
持端が免震床側に配置されたことを特徴とする医療用免
震室である。請求項11に記載の本発明は、請求項1に
おいて、前記止水枠部の上縁と、非免震構造の建屋の固
定天井とが気密の伸縮膜で接続された医療用免震室であ
る。請求項12に記載の本発明は、請求項1において、
前記免震床上に、前記止水枠部を延長した止水壁とその
止水壁上端を閉塞する免震天井とが、前記非免震空間の
内側に設けられて気密性を備えた隔離室を構成し、その
隔離室と非免震構造体との間に、地震時に想定許容振幅
以上の非免震空間が形成された医療用免震室である。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づいて本発明の各
実施の形態につき説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態を示す斜視説明図であり、図2はその免震床10
の斜視説明図、図3はその免震床10と取合い枠41と
の関係を示す説明図、図4はその斜視図及びシール部の
説明図である。また、図5はその要部拡大説明図であ
り、図6はその渡り床30の説明図、図7はその取合い
枠41の先端に設けた可動取合い枠7の斜視説明図、図
8はその平面図、図9はその分解斜視図である。さらに
図10は本発明の第2の実施の形態を示す全体的斜視説
明図、図11はその平面図である。この医療用免震室
は、非免震構造の建屋の壁で囲まれた非免震空間内に設
けられるものである。そしてその非免震空間の基面91
上に二次元または三次元構造の免震装置96が設けら
れ、その免震装置96上に免震床10が配置されてい
る。
【0009】この免震床10は図2に示す如く、その全
外周縁に止水枠部22が立ち上げられ、液体に対してそ
の床上の全体が枠付き皿構造をなす。そしてその床表面
には医療施設の仕様として、耐水性・疲労緩和を考慮し
た表面処理が施されている。一例として、エポキシ系塗
装その他公知の防水塗料が塗布される。さらに、免震床
10の四隅部には免震装置を点検するための点検口5が
設けられ、その開口が常時は開閉自在な蓋で液密に閉塞
されている。また、免震床10の少なくても一側には出
入口用の欠切部9cが設けられ、その上縁高さが免震床
10の上面に略一致され、その欠切部9cに隣接して免
震床10上には溝部3が形成されている。そしてその溝
部3にドレン穴3aが開口され、その下方にカートリッ
ジタンク3bが配置され、両者間が図示しない配管で接
続されている。これらは免震床10上に設置される機器
類の殺菌や除染作業の際に発生する汚染水を収集するも
のであり、その汚染水は最終的にカートリッジタンク3
bに収納される。
【0010】このような免震床10の止水枠部22は、
図3に示す如く、その外周と壁面2との間に隙間95が
形成されている。この隙間95は地震時に想定される許
容振幅相当以上ある。次に、止水枠部22の上縁には隙
間を空けて取合い枠41が対向配置され、その取合い枠
41が壁面2に固定されている。取合い枠41と止水枠
部22の上縁との隙間は、地震時に上下方向に想定され
る許容振幅相当以上である。そして図4に示す如く、そ
の止水枠部22の上縁と取合い枠41の内面との間に
は、伸縮自在な弾性シール6が配置され、その上端が常
に取合い枠41の内面に接触している。なお、取合い枠
41は断面がコ字状に形成され、その免震室側の立ち下
がり縁がより長く形成され、弾性シール6及び止水枠部
22の上端縁を保護している。なお、この取合い枠41
上には後述する医療器具収納棚が取付けられる。
【0011】次に、非免震構造の壁面2には出入口9が
開口されている。その出入口9の開口縁には一方の枠型
の前フランジ54が設けられると共に、止水枠部22の
欠切部9cの縁部には他方の枠型の後フランジ55が配
置されている。そして前後のフランジ54,55間を蛇
腹状接続体10bが接続する。この蛇腹状接続体10b
は地震時の三次元方向に伸縮自在なものであり、且つ防
水性を有する。また、この出入口9の下端縁には渡り床
30の一端が回動自在に支持されている。即ち、図6に
示す如く、出入口9の縁部にはチャンネル材30cが固
定され、チャンネル材30cの上面にその長手方向へ離
間して複数の孔が穿設されている。そして渡り床30の
下面に突設されたピン30aがその孔に遊挿されてい
る。渡り床30は免震床10側に僅かに先下がりに傾斜
し、その先端部の下面にはテフロン材等からなる滑板3
0bが貼着されている。そしてその滑板30bが免震床
10の上面に接触し、渡り床30に対して免震床10が
水平方向に円滑に摺接すると共に、免震床10の上下動
に追従して渡り床30が上下方向に回動する。
【0012】なお、図5の例の免震装置96は上下免震
装置96aと水平免震装置96bとからなる。そして、
それらが免震フレーム96cに取付られている。また、
免震フレーム96c上には免震床10が固定されてい
る。次に、蛇腹状接続体10bの免震床側の後フランジ
55に、図7に示す枠縁8が取付けられる。その枠縁8
の近傍において、取合い枠41の先端部には可動取合い
枠7がその長手方向に移動自在に取付けられ、両者間に
バネ7bが設けられる。それにより可動取合い枠7は枠
縁8方向に付勢され、可動取合い枠7の先端に設けられ
たクッション7aが枠縁8に当接される。
【0013】次に、図10及び図11は免震床10の表
面高さが免震室外の通路9aの高さよりも高くなる場合
の例である。この場合に通路9aからスロープ9bを設
け、その縁部に出入口9を開口する。そしてその出入口
9の下縁高さと免震床10の高さとを整合させるか、又
は免震床10の高さを僅かに出入口9の下縁高さよりも
低くする。なお、上記何れの実施例においても、蛇腹状
接続体10bが取付けられる免震床10側の後フランジ
55には内扉が設けられ、非免震側の前フランジ54に
は外扉が設けられる。それにより扉は二重構造となり、
地震時に外扉が破損しても室内と室外との気密性を保持
することができる。
【0014】
【作用】次に、上記実施の形態における医療用免震室の
作用につき述べる。先ず、免震床10の外周縁に止水枠
部22を立ち上げ形成し、液体に対して免震床上の全体
が枠付き皿構造をなすことにより、免震床に設置される
機械器具類の殺菌や除菌作業時に使用する水や除染液
が、下部に設置される免震装置側に流れ落ちることを防
止できる。そしてそれらの液は溝部3に集められ、そこ
に設けられたドレン穴3aからカートリッジタンク3b
に収納される。それにより、殺菌や除菌作業時に発生す
る水や除染液を拡散させることなく、効率良く回収する
ことができる。また、カートリッジタンク3bは免震床
10の隅部に設けられた点検口5を開放することにより
容易に取り外すことができる。さらにこの溝部3は、室
外と室内との間に取付けられる渡り床30の構造を段差
のないものとすることができる。即ち、免震床10の平
面と出入口9の下縁部とを略同一高さにしつつ、止水枠
部22に欠切部9cを設けても、溝部3の存在により汚
染水が蛇腹側に流れ落ちることを防止できる。
【0015】免震床10の表面にはエポキシ系の耐水性
塗料が塗布され、それによって防水効果を発揮すると共
に、免震床上部に長い間立ったままの姿勢で作業等を行
う場合の、作業者の疲労緩和に役立つ。また、断面コ字
状に形成された取合い枠41および止水枠部22の先端
に設けられた弾性シール6は、空気の流れを遮断して、
免震装置側への塵埃等の浸入を有効に防止する。なお、
断面コ字状に形成された取合い枠41の幅は、地震時に
免震装置が水平方向に移動する移動量よりも少し大きく
形成され、それより取合い枠41と止水枠部22とが地
震時に干渉することを防止できる。また、取合い枠41
上に医療器具収納用の棚を取付ける場合、免震室内のス
ペースをより広く活用できる。
【0016】次に、非免震構造の出入口9の縁に取付け
られる一方の枠型フランジ54と免震床10側に取付け
られる他方の枠型フランジ55との間は蛇腹状接続体1
0bで連結され、それにより通常時の出入を可能とする
と共に、地震時に免震装置の機能を妨げることがない。
また、渡り床30はその一端が上下動自在に支持され、
他端側が滑板30bを介して免震床10上に接触固定さ
れているから、免震床10が地震時に水平方向及び上下
方向に移動しても、渡り床30が免震床10上から外れ
ることがない。また、地震後もとに復帰させることがで
きる。次に、可動取合い枠7はそれが枠縁8側に押し付
けられ且つ、可動取合い枠7の先端にクッション7aが
設けられているから、地震時に免震床10が水平方向に
移動しても取合い枠41と干渉することを防止すると共
に、地震後にはバネ7bの作用によりもとの位置に復帰
することができる。さらには出入口の扉を二重にするこ
とで、地震時に室外の扉が破損しても室外との気密性を
保持することができる。
【0017】
【発明の他の実施の形態】次に、本発明のさらに他の実
施の形態につき説明する。図12は本発明の医療用免震
室の他の蛇腹状接続体及びその近傍を示す一部断面平面
図であり、図13はその要部側面図である。この例で
は、XZ平面内でX方向に伸縮する蛇腹機構と、YZ平
面内でY方向に伸縮する蛇腹機構と、が示されている。
これらによる蛇腹要素50は、X、Y方向に伸縮可能な
二次元の複合蛇腹となる。さらに、三次元の複合蛇腹
は、X、Y、Z方向に相対的な直線運動をすることがで
きるものであり、二次元の複合蛇腹にZ方向に相対運動
ができるスライド機構74を備えることによって構成さ
れる。実施例においては、環状に形成された環状蛇腹7
5の一端は、止水枠部または止水壁22aに固定され、
他端は、スライド機構74および蛇腹膜51の前フラン
ジ54を介して固定壁93に固定されている。いずれに
しても、環状蛇腹75が間隙95を渡る安全通路を形成
する。
【0018】その蛇腹要素50は、自身が平面を保ちな
がら直線的に伸縮するための支持、およびガイド機構を
備える。図13はその下端部のみを表している。即ち、
蛇腹要素50は、蛇腹膜51の伸縮方向の前後に、前フ
ランジ54と後フランジ55と、を備えると共に、前フ
ランジ54の端に図示しない上ガイドレールおよび下ガ
イドレール57が固定されている。これらの上ガイドレ
ールと下ガイドレール57とに図示しない上ガイドと下
ガイド59とが案内される。それにより蛇腹要素50
は、平行を保ちながら図において、左右方向(X方向)
に伸縮する。また、Y方向に伸縮する2つの蛇腹膜51
の支持、およびガイド機構も、前記の場合と基本的には
同様である。ただし、蛇腹膜51と環状蛇腹75との間
にスライド機構74が存在し、それによってZ方向にス
ライドできる。また、免震床10の上下動hによって、
X方向の上下のガイドレール57と、Y方向の上下のガ
イドレール57とが干渉しない距離2hを隔てて設置さ
れる。
【0019】次に、図14、図15に、蛇腹通路70を
有する渡り床30の他の構成を示す。この例では渡り床
30の一端が免震床10側に軸支されている。また免震
床10の床面高さは、固定床92の床面高さ以上にあ
る。また図16は本発明の医療用免震室内の取合い枠4
1上に棚97を配置した一例である。次に、図17は止
水枠部を延長した構造の止水壁22aを有し、その頂を
固定天井94に近接させ、その頂と固定天井94との間
に気密機構40を備えたものである。そしてその気密機
構40の一例を図18に示す。その気密機構40は、摺
接面を有するシール機構で、天井面に平坦なシール面4
3を備え、そこにスプリング46を介して摺動フランジ
44を押し当るように構成される。また、摺動フランジ
44と止水壁22aとの間に伸縮膜45が敷設される。
この場合、伸縮膜45には適宜フランジを挿入してリン
クで繋ぎ、伸縮量を均一にして内外の圧力差に対応させ
ることができる。
【0020】さらに第2の気密機構として、同図におい
て、摺動フランジ44と固定側との間に気密性を有する
剪断膜48が張設されている。この例では、摺動フラン
ジ44と固定側との間で、剪断膜48がX、Y方向の二
次元の変位に対応している。しかし、摺動フランジ44
によるシール機構を省略し、剪断膜48を止水壁22a
との間に張って、三次元の変位をするように構成するこ
ともできる。またこれらの構造は、図16の取合い枠4
1と止水壁22aとの間のシール構造としても使用でき
る。次に、図19は本発明の免震室の更に別例であっ
て、止水壁22aが気密性のある天井を備えた縦断面図
である。そして非免震室90の壁面を利用することな
く、独自の免震天井21を備えて、免震床10上に単独
に隔離室12が形成されたものである。その断面形状
は、蒲鉾兵舎状、或いはドーム状でもよく、軽量・薄肉
の構造とすることができる。
【0021】次に、図20は免震床10の周辺を図示し
た他の横断平面図である。免震床10の周縁と隣接する
固定壁93との間に、二つの出入口および渡り床30が
存在する。図21は本発明の医療用免震室の更に別の1
例であり、免震床上に多数の部屋が配置されたものであ
る。即ち、複数の出入口室14、及び緩衝室13を併せ
備えたものである。その緩衝室13は、隔離室12への
入室経路上で、隔離室12の直前に位置し、その緩衝室
13の前に出入口室14が設けられる。そして緩衝室1
3は、入室経路上の上流、下流に向けて夫々、少なくと
も1つの開閉可能な出入口扉を備える。これらを閉じれ
ば気密性を備え、かつ敷設の空調設備によって清浄な空
気と効率的に置換されるように構成される。また出入口
室14は、緩衝室13と同等の機能を備え、下流にドア
15を隔てて渡り床30を備える。その上流側は、緩衝
室13を経て隔離室12に至る。
【0022】
【他の実施の形態の作用】図19の如く、既設の非免震
室90の中に第2の隔離室12を独立して設けると、床
面積を初めとして部屋の規模は小形化することは避け難
い。また、その天井21は固定天井94より当然、低
く、床下に免震装置96を備えて、床レベルも高まりが
ちである。しかしながら、図19の気密の天井21を備
えた免震室は、図21の如く、内部を細分して夫々、気
密に保つことが容易となり、機能的に使用することがで
きる。その緩衝室13は専用の給・排気回路を備えるこ
とができ、隔離室12への入室経路の直前にあって、細
菌類の拡散と浸入を防ぐ機能を果たし、隔離室12の信
頼性を高めることができる。
【0023】同図において、緩衝室13の前に、出入口
室14が併設された例では、その出入口室14が装備す
る機能は緩衝室13のそれと全く同様である。そして2
重の独立した洗浄室による洗浄は、細菌等の拡散・浸入
の防止に関して著しく実効を高めることが期待できる。
なお、この図19に示す免震室は、限られた大きさの非
免震室90の中で免震室が揺動する場合、間隙95で発
生する圧力と気流の問題がある。そこで、圧縮された空
気が免震室の外周を効果的に回流するように配慮する必
要がある。
【0024】次に、図17、図18に示すシール構造に
よる気密機構40は、地震時にシール面43に対し、摺
動フランジ44以下はX、Y方向に移動可能であり、Z
方向には、止水壁22aの上下動につれて伸縮膜45と
スプリング46とが伸縮する。摺動フランジ44は常に
シール面43に押し当てられ、摺動してシール機能を発
揮する。同図示した剪断膜48による気密機構40は、
三次元の相対直線運動に対して気密機能を備える。すな
わち、図示のXZ平面に断面を有する剪断膜48に働く
応力は、相対変位がX、Z方向のとき曲げ応力、Y方向
のとき剪断応力を生ずる。剪断膜48はYZ平面にも断
面を有するから、相対変位がZ方向以外のときは、常に
剪断応力が働く。従って、溶接部ローズのような金属の
薄肉構造では実現できないが、伸縮性を備えた化繊織物
を基材とする気密膜によって実現できる。
【0025】次に、図12〜図13に示す蛇腹通路70
の動作を説明すると次の通りである。先ず、固定壁93
が相対的に静止状態にあり、免震床10がX方向に相対
移動したとする。このとき止水壁22aに固定された環
状蛇腹75の後フランジ55は、止水壁22aとともに
X方向に移動する。しかし、前フランジ54はY方向の
下ガイドレール57によって固定壁93上に拘束され、
また、前フランジ54と一体のX方向の下ガイドレール
57は、ローラ60を有する下ガイド59からX方向の
力を受けることはない。結果として、前フランジ54は
移動せず、環状蛇腹75がX方向に伸縮する。
【0026】次に免震床10がY方向に移動したとする
と、固定壁93に設置された2つの蛇腹膜51をY方向
に伸縮させる。更に免震床10がZ方向に移動したとす
ると、スライド機構74のために環状蛇腹75が上下に
移動する。かくして蛇腹通路70は、相対的な三次元の
直線運動をする2つの部屋を繋ぐ防護壁を構成し、転落
防止手段を形成できる。
【0027】次に、蛇腹通路70の気密性についてのべ
ると、図14において蛇腹要素50は単品として気密に
構成できる。その蛇腹通路70の平面蛇腹76側では、
蛇腹通路70と壁面との間に、また、スライド機構74
に、夫々、YZ平面内での相対運動があって、一般には
間隙95との気密は保たれない。この導通は、図18に
示した気密機構40によって塞ぐことはできるが、必ず
しも実用的とは云えない。
【0028】次に、図14、図15の例による蛇腹通路
70を有する渡り床30の作用を説明する。渡り床30
の保持端32と、蛇腹通路70の環状蛇腹75側とを、
免震床10と固定床92と、に夫々、分けて立設しよう
とすれば、蛇腹通路70の全体幅を2aだけ拡幅する必
要が生ずる。のみならず、渡り床30に新たな転落防止
柵を必要とする。いっぽう、免震床10は、振幅h、す
なわち可動範囲2hを以って上下に移動する。この移動
範囲の中で、渡り床30の自由端31が床面から跳ね上
がることは極めて危険である。これを避けるには、自由
端31の相対的な高さが、保持端より常に低いことを必
要とする。然るに免震床10は床下に免震装置を備える
から、固定床92より高くなりやすい。そこで、図15
のように、床面が高い免震床10側に保持端を設置すれ
ば、構造上、無理なく構成できる。
【0029】次に、機能上の得失を説明する。蛇腹通路
70の環状蛇腹75側では、2つの平面蛇腹76の長さ
分だけ間口が狭く、その接続は気密に構成できる。これ
らは新設の場合も、既設の、限られた床面積の非免震室
90に免震室を設ける場合にも共に好都合である。ま
た、渡り床30は、免震床10の二次元用、三次元用を
問わず、保持端32が間隙95と免震床面との境界に設
置され、支持された床面と一体をなす。いっぽう自由端
31は、渡り床30が室内に突き出すと共に、その端が
固定床面上で2a×2aの範囲を移動する。すなわち、
保持端32側の部屋では、上記の無効な床面積を生じな
い。また、免震床面と渡り床30とが、上下に重ならな
いから、境界部にドア15を設けることが可能となる。
すなわち、免震床10側に保持端32を置けば、免震床
10の周縁11にドア15による気密機能を備えること
ができる。免震床10の貴重な床面積を有効に活用でき
る。図14の構造は、構造上も機能上も、ともに合理的
に構成できる。
【0030】
【発明の効果】請求項1に記載の発明は、地震時に患者
と医師やスタッフの人命を守ることができると同時に、
地震後に予測される緊急医療活動に直に対応することが
できる。さらに、免震床の周縁に止水枠部が上方に立ち
上げられ、それにより液体に対して免震床上の全体が枠
付き皿構造をなすから、汚染水が免震床と非免震壁面の
隙間から下方に流出することを防止し、免震室及びそれ
に隣接する近傍空間を清潔に維持することができる。請
求項2に記載の本発明は、出入口に隣接した止水枠部の
上縁高さを低くして、人の出入を円滑に行うことができ
ると共に、そこに集水用溝部を設けて、汚染水等を確実
に捕捉することができる。請求項3に記載の本発明は、
止水枠部と壁面との間に弾性シールを介して気密構造を
構成したので、手術室の室内と室外とを完全に分離し、
無菌室又は隔離室を確保できる。
【0031】請求項4に記載の本発明は、止水枠部の上
縁に対向するように取合い枠を配置し、両者の間に弾性
シールを取り付けたものであるから、簡単な構造でより
確実に無菌室又は隔離室を確保し得る。請求項5に記載
の本発明は、止水枠部と取合い枠との間に気密の伸縮膜
を配置したので、簡単な構造で無菌室又は隔離室を提供
できる。請求項6に記載の本発明は、取合い枠が、棚枠
または棚支持面を構成するので、取合い枠を有効に利用
して、室内の収納スペースを確保できる。請求項7に記
載の本発明は、取合い枠にスライド自在な可動取合い枠
が設けられ、その可動取合い枠の先端が出入口の枠縁に
常に接するように構成されているから、出入口部におけ
る隙間を塞ぐと共に、地震時にその隙間が開放されるこ
とを防止できる。
【0032】請求項8に記載の本発明は、可動取合い枠
と取合い枠との間に付勢手段が設けられているから、簡
単な構成で可動取合い枠の先端を常に出入口の枠縁に接
触させることができる。請求項9に記載の本発明は、免
震床と非免震壁面との出入口に伸縮自在な蛇腹状接続体
が設けられたものであるから、その出入口の安全な確保
と室内外の遮断とを同時に行うことができる。請求項1
0に記載の本発明は、渡り床の保持端が免震床側に配置
されたものであり、より簡単な構造で安全な渡り床を確
保できる。請求項11に記載の本発明は、止水枠部の上
縁と、非免震構造の建屋の固定天井とが気密の伸縮膜で
接続されたものであるから、地震時の揺れに対応した無
菌室や隔離室を簡単な構造で提供できる。請求項12に
記載の本発明は、止水枠部を延長して止水壁とし、その
止水壁上端に免震天井等を形成したので、より完全な無
菌室・隔離室を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医療用免震室の第1の実施の形態を示
す斜視説明図。
【図2】同医療用免震室の免震床10の斜視説明図。
【図3】同医療用免震室の免震床10と取合い枠41と
の関係を示す説明図。
【図4】同医療用免震室の斜視図及びシール部の説明
図。
【図5】同医療用免震室の要部拡大説明図。
【図6】同医療用免震室の渡り床30の説明図。
【図7】本発明の取合い枠41の先端に設けた可動取合
い枠7の斜視説明図。
【図8】同可動取合い枠7の平面図。
【図9】同可動取合い枠7の分解斜視図。
【図10】本発明の医療用免震室の第2の実施の形態を
示す全体的斜視説明図。
【図11】同医療用免震室の平面図。
【図12】本発明の医療用免震室の他の蛇腹状接続体及
びその近傍を示す一部断面平面図。
【図13】同蛇腹状接続体及びその近傍を示す要部側面
図。
【図14】本発明の医療用免震室の他の渡り床と蛇腹通
路の平面図。
【図15】同側面図。
【図16】本発明の医療用免震室内の取り合い枠上に棚
を設けた横断面側面図。
【図17】本発明の医療用免震室の他の例であり、止水
枠部が延長されて震壁(止水壁22a)を形成し、その
頂を固定天井に近接させ、その頂と固定天井との間に気
密機構を備えた縦断面図。
【図18】同気密機構の詳細説明図。
【図19】本発明の医療用免震室の更に別の例であっ
て、止水壁が気密性のある免震天井を備えた免震室を示
す縦断面図。
【図20】本発明の医療用免震室の別の1例であって、
免震室10の周辺を図示した横断平面図。
【図21】本発明の医療用免震室の更に別の1例であ
り、免震床上に多数の部屋が配置されたものの平面図。
【符号の説明】
2 壁面 3 溝部 3a ドレン穴 3b カートリッジタンク 5 点検口 6 弾性シール 7 可動取合い枠 7a クッション 7b バネ 8 枠縁 9 出入口 9a 通路 9b スロープ 9c 欠切部 10 免震床 10b 蛇腹状接続体 11 周縁 12 隔離室 13 緩衝室 14 出入口室 15 ドア 21 免震天井 22 止水枠部 22a 止水壁 25 骨組構造 30 渡り床 30a ピン 30b 滑板 30c チャンネル材 31 自由端 32 保持端 40 気密機構 41 取合い枠 43 シール面 44 摺動フランジ 45 伸縮膜 46 スプリング 47 支持機構 48 剪断膜 50 蛇腹要素 51 蛇腹膜 52 前縁 53 後縁 54 前フランジ 55 後フランジ 57 下ガイドレール 59 下ガイド 60 ローラ 70 蛇腹通路 74 スライド機構 75 環状蛇腹 76 平面蛇腹 90 非免震室 91 基面 92 固定床 93 固定壁 94 固定天井 95 隙間 96 免震装置 96a 上下免震装置 96b 水平免震装置 96c 免震フレーム 97 棚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 克弘 東京都大田区蒲田五丁目37番1号 東芝プ ラント建設株式会社内 (72)発明者 中島 菊生 東京都大田区蒲田五丁目37番1号 東芝プ ラント建設株式会社内 (72)発明者 藤本 滋 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非免震構造の建屋の壁面で囲まれた非免
    震空間内で、 非免震空間の基面上に、少なくとも水平方向二次元の免
    震装置を介して、免震床が設置され、 その免震床の外周縁と前記壁面との間に、地震時に想定
    される許容振幅相当以上の隙間が形成され、 前記免震床の周縁に止水枠部が上方に立ち上げられて、
    液体に対して免震床上の全体が枠付き皿構造をなす医療
    用免震室。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 出入口に隣接した前記止水枠部の上縁高さが、他の部分
    のそれより低く形成されると共に、その出入口に隣接し
    た免震床の縁部に、集水用溝部が設けられ且つ、その集
    水用溝部にドレン誘導用のドレン穴が開口された医療用
    免震室。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記止水枠部と前記壁面との間に弾性シールを介して気
    密構造が設けられた医療用免震室。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記止水枠部の上縁に対向するように前記壁面に取合い
    枠を配置し、その止水枠部の上縁に弾性シールを取り付
    けると共に、その弾性シールの縁が前記取合い枠に常に
    接するように構成された医療用免震室。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2において、 前記止水枠部の上縁に対向するように前記壁面に取合い
    枠を配置し、その止水枠部の上縁と前記取合い枠とが気
    密の伸縮膜で接続された医療用免震室。
  6. 【請求項6】 請求項4において、 前記取合い枠が、棚枠または棚支持面を構成する医療用
    免震室。
  7. 【請求項7】 請求項3または請求項4において、 前記非免震構造の建屋の壁面の出入口近傍で、前記取合
    い枠にスライド自在な可動取合い枠が配置され、その可
    動取合い枠の先端が前記出入口の枠縁に常に接するよう
    に構成された医療用免震室。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記可動取合い枠が前記出入口の枠縁に常に接するよう
    に、その可動取合い枠と前記取合い枠との間に付勢手段
    が設けられた医療用免震室。
  9. 【請求項9】 請求項1〜請求項8の何れかにおいて、 前記非免震構造の建屋の壁面の出入口に蛇腹状接続体の
    一端開口が取り付けられ、その他端開口が免震床の縁に
    取付られ且つ、その出入口と免震床上との間に渡り床
    が、少なくともその一方側をスライド自在にして渡され
    た医療用免震室。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 渡り床の保持端が免震床側に配置されたことを特徴とす
    る医療用免震室。
  11. 【請求項11】 請求項1において、 前記止水枠部の上縁と、非免震構造の建屋の固定天井と
    が気密の伸縮膜で接続された医療用免震室。
  12. 【請求項12】 請求項1において、 前記免震床上に、前記止水枠部を延長した止水壁とその
    止水壁上端を閉塞する免震天井とが、前記非免震空間の
    内側に設けられて気密性を備えた隔離室を構成し、その
    隔離室と非免震構造体との間に、地震時に想定許容振幅
    以上の非免震空間が形成された医療用免震室。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003213621A (ja) * 2002-01-18 2003-07-30 Kajima Corp 橋梁における地震対策用床版構造
JP2006290597A (ja) * 2005-04-14 2006-10-26 Hitachi Ltd 免震建物用エレベータ

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