JP7828992B2 - 切断装置および製品の製造方法 - Google Patents

切断装置および製品の製造方法

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Description

本開示は、切断装置および製品の製造方法に関する。
たとえば特許文献1には、切断装置が切断対象物を切断して得られた複数の切断品に対して洗浄装置が洗浄水を噴霧して洗浄し、その後、洗浄装置がエアを複数の切断品に噴射して乾燥することによって、切断屑などの汚れが除去された複数の製品を製造する装置が開示されている。
特開2020-68294号公報
特許文献1に記載の装置においても複数の切断品の両面の洗浄および乾燥を十分に行うことができるため、汚れが除去された複数の製品を製造することが可能である。しかしながら、近年、複数の切断品の両面の洗浄に使用される洗浄流体の量および乾燥に使用されるエアの量を低減しながら、汚れが除去された複数の製品を製造することが求められているようになってきた。
ここで開示された実施形態によれば、切断対象物を設置可能な加工テーブルと、加工テーブルに設置された切断対象物を複数の切断品に切断可能な切断機構と、複数の切断品の第1面を吸着保持可能かつ回転可能な第1スピナーテーブルを備え、複数の切断品の第1面と反対側の第2面を洗浄可能かつ乾燥可能である、第1洗浄乾燥機構と、複数の切断品の第2面を吸着保持可能かつ回転可能な第2スピナーテーブルを備え、複数の切断品の第1面を洗浄可能かつ乾燥可能である、第2洗浄乾燥機構と、加工テーブルから複数の切断品を受け取り可能かつ第1スピナーテーブルに複数の切断品を受け渡し可能な第1搬送機構と、第1スピナーテーブルから複数の切断品を受け取り可能な第2搬送機構と、第2搬送機構から複数の切断品を受け取り可能かつ第2スピナーテーブルに複数の切断品を受け渡し可能な第3搬送機構とを備える切断装置を提供することができる。
ここで開示された実施形態によれば、加工テーブル上に切断対象物を設置する工程と、加工テーブル上で切断対象物を切断することにより複数の切断品を作製する工程と、第1搬送機構が加工テーブルから複数の切断品を受け取り、第1スピナーテーブルに受け渡す工程と、第1スピナーテーブルが複数の切断品の第1面を吸着保持した状態で回転する工程と、第1スピナーテーブルが回転する工程中に複数の切断品の第1面と反対側の第2面を洗浄した後に乾燥する工程と、複数の切断品の第2面を乾燥した後に第2搬送機構が第1スピナーテーブルから複数の切断品を受け取る工程と、第2搬送機構が複数の切断品の第2面を保持した状態で反転する工程と、反転する工程の後に第3搬送機構が第2搬送機構から複数の切断品を受け取り、第2スピナーテーブルに受け渡す工程と、第2スピナーテーブルが複数の切断品の第2面を吸着保持した状態で回転する工程と、第2スピナーテーブルが回転する工程中に複数の切断品の第1面を洗浄した後に乾燥することによって複数の製品を得る工程とを含む製品の製造方法を提供することができる。
ここで開示された実施形態によれば、複数の切断品の両面の洗浄に使用される洗浄流体の量および乾燥に使用されるエアの量を低減しながら、汚れが除去された複数の製品を製造可能な切断装置および製品の製造方法を提供することができる。
実施形態の切断装置の一例の模式的な構成を示す図である。 図1に示す第1洗浄乾燥機構の一例または第2洗浄乾燥機構の一例の模式的な斜視図である。 図2に示す第1,第2スピナーテーブルの一例の模式的な断面図である。 図3に示す第1,第2スピナーテーブルの第1,第2吸着保持部材の一例の模式的な部分平面図である。 実施形態の製品の製造方法の一例の工程の一部を図解する模式的な断面図である。 実施形態の製品の製造方法の一例の工程の一部を図解する模式的な部分断面図である。 実施形態の製品の製造方法の一例の工程の一部を図解する模式的な部分断面図である。 実施形態の製品の製造方法の一例の工程の一部を図解する模式的な断面図である。 実施形態の製品の製造方法の一例の工程の一部を図解する模式的な断面図である。 実施形態の製品の製造方法の一例の工程の一部を図解する模式的な断面図である。 実施形態の製品の製造方法の一例の工程の一部を図解する模式的な断面図である。 実施形態の製品の製造方法の一例の工程の一部を図解する模式的な断面図である。 実施形態の製品の製造方法の一例の工程の一部を図解する模式的な断面図である。 実施形態の製品の製造方法の一例の工程の一部を図解する模式的な断面図である。
以下、実施形態について説明する。なお、実施形態の説明に用いられる図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表わすものとする。
<切断装置>
図1に、実施形態の切断装置の一例の模式的な構成を示す。図1に示される実施形態の切断装置100は、マガジンモジュールAと、カットエンジンモジュールBと、洗浄乾燥モジュールCと、オフロードモジュールDとを備えている。実施形態の切断装置100においては、マガジンモジュールAとカットエンジンモジュールBとが隣り合っており、カットエンジンモジュールBと洗浄乾燥モジュールCとが隣り合っており、洗浄乾燥モジュールCとオフロードモジュールDとが隣り合っている。
<マガジンモジュールA>
マガジンモジュールAは、たとえば切断対象物(図示せず)を複数、縦方向に収容可能なマガジン101と、マガジン101から切断対象物をカットエンジンモジュールBのストリップレール102に押出可能なプッシャー(図示せず)とを備えている。切断対象物としては、たとえば、支持部材と支持部材の少なくとも一部を封止する封止樹脂とを備えるパッケージ基板等を用いることができる。支持部材は、たとえば、半導体チップまたは薄膜などを支持する部材であって、リードフレーム、サブストレート、インターポーザ、半導体製基板(Siウェハ等)、金属製基板、ガラス製基板、セラミック製基板、樹脂製基板、または回路基板を含み、配線が施されていてもよく、配線が施されていなくてもよい。封止樹脂は、支持部材に支持された半導体チップまたは薄膜などの少なくとも一面を封止する樹脂である。なお、本実施形態においては切断対象物として半導体パッケージ基板を用いる場合について説明するが、切断対象物は半導体パッケージ基板に限定されない。
<カットエンジンモジュールB>
カットエンジンモジュールBは、マガジンモジュールAから切断対象物を受け取り可能なストリップレール102と、ストリップレール102上の切断対象物を加工テーブル105に搬送可能なストリップローダ等の搬送機構103と、切断対象物を載置可能な加工テーブル105と、加工テーブル105に固定された切断対象物を複数の切断品(図示せず)に切断可能な切断機構109とを備える。本実施形態では、切断装置100が加工テーブル105および切断機構109をそれぞれ2つずつ備える構成について説明するが、切断装置100は、加工テーブル105と切断機構109とをそれぞれ1つずつ備えてもよく、3つずつ以上備えていてもよい。さらに、カットエンジンモジュールBは、切断機構109による切断後の複数の切断品の上面を洗浄流体の噴射により洗浄可能な洗浄流体噴射ノズル108と、洗浄後の複数の切断品の上面をエアの噴射により乾燥可能なエア噴射ノズル104と、加工テーブル105から乾燥後の複数の切断品を受け取り可能かつ第1スピナーテーブル111に複数の切断品を受け渡し可能なパッケージアンローダ等の第1搬送機構106とを備えている。搬送機構103はX軸に沿って移動軸129上をストリップレール102と加工テーブル105との間で往復移動可能である。加工テーブル105はY軸に沿って移動軸130上を往復移動可能である。切断機構109はX軸に沿って移動軸131上を往復移動可能である。第1搬送機構106はX軸に沿って移動軸132上を加工テーブル105と第1スピナーテーブル111との間で往復移動可能である。なお、後述のように、洗浄乾燥モジュールCにおいて、複数の切断品の上面は第1洗浄乾燥機構110によって洗浄乾燥されるため、洗浄流体噴射ノズル108およびエア噴射ノズル104は備えられてなくても構わない。
<洗浄乾燥モジュールC>
洗浄乾燥モジュールCは、第1スピナーテーブル111を備える第1洗浄乾燥機構110と、第2スピナーテーブル114を備える第2洗浄乾燥機構133と、第1スピナーテーブル111から複数の切断品を受け取り可能な第2搬送機構112と、第2搬送機構112から複数の切断品を受け取り第2スピナーテーブル114へ受け渡し可能な第3搬送機構115と、第2洗浄乾燥機構133による複数の切断品の洗浄および乾燥により得られた複数の製品の下面を下方から検査可能な第1検査機構117と、複数の製品の上面を上方から検査可能な第2検査機構120と、第1検査機構117に複数の製品を搬送可能な第4搬送機構118と、第2検査機構120に複数の製品を搬送可能な第5搬送機構121と、第2洗浄乾燥機構133が複数の切断品を洗浄および乾燥することにより得られた複数の製品の下面にエアを噴射して乾燥可能なエア噴射ノズル116とを備えている。なお、本明細書において、「切断品」は、加工テーブル105に固定された切断対象物を切断機構109が切断した後、第2洗浄乾燥機構133が洗浄および乾燥するまでの半製品を意味する。また、「製品」は、第2洗浄乾燥機構133が切断品を洗浄および乾燥することにより得られた最終製品を意味する。
第1スピナーテーブル111は、複数の切断品の下面を吸着保持可能かつ回転可能である。第1洗浄乾燥機構110は、複数の切断品の上面を洗浄可能および乾燥可能である。第2スピナーテーブル114は、複数の切断品の下面を吸着保持可能かつ回転可能である。第2洗浄乾燥機構133は、複数の切断品の上面を洗浄可能かつ乾燥可能である。第2搬送機構112は、反転機構113を備え、複数の切断品の上面と下面とが入れ替わるように、反転可能である。
第2搬送機構112はY軸に沿って移動軸134上を、第1スピナーテーブル111と第2スピナーテーブル114との間で往復移動可能である。さらに、第2搬送機構112は、上下に延びるZ軸に沿った図示しない移動軸上を往復移動可能、すなわち、上下移動可能である。第3搬送機構115は、上下に延びるZ軸に沿った図示しない移動軸上を往復移動可能、すなわち、上下移動可能である。第4搬送機構118はX軸に沿って移動軸135上を第2スピナーテーブル114と第1エリア119との間で往復移動可能である。さらに、第4搬送機構118は、上下に延びるZ軸に沿った図示しない移動軸上を往復移動可能、すなわち、上下移動可能である。第5搬送機構121はY軸に沿って移動軸136上を第1エリア119と第2エリア122との間で往復移動可能である。第4搬送機構118の移動軸135上に第1検査機構117が位置している。第1検査機構117は、Y軸方向に移動可能である。第5搬送機構121の移動軸136上に第2検査機構120が位置している。第2検査機構120は、X軸方向に移動可能である。第4搬送機構118は、第2スピナーテーブル114の上方において第3搬送機構115から複数の製品を受け取り可能かつ第1エリア119において第5搬送機構121に複数の製品を受け渡し可能である。第5搬送機構121は、第1エリア119において第4搬送機構118から複数の製品を受け取り可能かつ第2エリア122において第6搬送機構138に複数の製品を受け渡し可能である。
実施形態の切断装置100において、第1搬送機構106の移動軸132は、第2搬送機構112の移動軸134と直交している。第2搬送機構112の移動軸134は、第3搬送機構115のZ軸方向に延びる移動軸とは直交しており、第4搬送機構118の移動軸135と直交している。第4搬送機構118の移動軸135は、第3搬送機構115のZ軸方向に延びる移動軸と直交しており、第5搬送機構121の移動軸136とは直交している。第5搬送機構121の移動軸136は、第6搬送機構138の移動軸137と直交している。また、第1搬送機構106の移動軸132と第4搬送機構118の移動軸135と第6搬送機構138の移動軸137とは平行である。第2搬送機構112の移動軸134と第5搬送機構121の移動軸136とは平行である。そのため、実施形態の切断装置100の洗浄乾燥モジュールCにおいては、第1洗浄乾燥機構110、第2洗浄乾燥機構133、第1検査機構117、第1エリア119、第2検査機構120および第2エリア122は、「コ」の字状に配置されているが、この構成には限定されない。たとえば、第1洗浄乾燥機構110、第2洗浄乾燥機構133、第1検査機構117、第1エリア119、第2検査機構120および第2エリア122が直線状(すなわち、第1搬送機構106の移動軸132、第2搬送機構112の移動軸134、第4搬送機構118の移動軸135および第5搬送機構121の移動軸136が互いに平行)に配置されてもよい。実施形態の切断装置100のように、1洗浄乾燥機構110、第2洗浄乾燥機構133、第1検査機構117、第1エリア119、第2検査機構120および第2エリア122が、「コ」の字状に配置されている場合、切断装置100の全体の長さを短くすることができる。
<オフロードモジュールD>
オフロードモジュールDは、第2エリア122において第5搬送機構121から複数の製品を受け取り可能かつインデックステーブル123に複数の製品を受け渡し可能なローダ等の第6搬送機構138と、第6搬送機構138から複数の製品を受け取り可能なインデックステーブル123と、インデックステーブル123から複数の製品の一部を受け取り可能なピックアンドプレイス装置等の搬送機構124と、搬送機構124から複数の製品を受け取り可能な良品トレイ等の第1トレイ125、不良品トレイ等の第2トレイ126、および第1トレイ125または第2トレイ126に供給される空トレイ等の第3トレイ128とを備えている。
<第1洗浄乾燥機構および第2洗浄乾燥機構の構成>
図2に、図1に示す第1,第2洗浄乾燥機構110,133の一例の模式的な斜視図を示す。図2に示すように、第1,第2洗浄乾燥機構110,133は、第1,第2スピナーテーブル111,114の周縁を取り囲む洗浄流体飛散防止用カバー203と、第1,第2スピナーテーブル111,114上の複数の切断品の上面に洗浄流体を噴射可能な洗浄流体噴射ノズル202と、第1,第2スピナーテーブル111,114上の複数の切断品の上面にエアを噴射可能なエア噴射ノズル201とを備えている。
<第1スピナーテーブルおよび第2スピナーテーブルの構成>
図3に、図2に示す第1,第2スピナーテーブル111,114の一例の模式的な断面図を示す。図3に示すように、第1,第2スピナーテーブル111,114は、複数の切断品の下面を吸着して保持可能な第1,第2吸着保持部材303,403と、第1,第2吸着保持部材303,403を支持可能な第1,第2支持部材309,409とを備えている。第1,第2吸着保持部材303,403には、複数の切断品を吸引するための第1,第2貫通孔307,407が設けられている。なお、第1吸着保持部材303と第2吸着保持部材403とは、後述するように、複数の切断品の逆の面を吸着保持する点で相違している。
第1,第2吸着保持部材303,403は、たとえばラバーから構成することができる。第1,第2吸着保持部材303,403がラバーから構成されていることによって第1,第2スピナーテーブル111,114による複数の切断品の吸着力を向上することができる。
図4に、図3に示す第1,第2スピナーテーブル111,114の第1,第2吸着保持部材303,403の一例の模式的な部分平面図を示す。図4に示すように、第1,第2吸着保持部材303,403は、平面形状が円形状あるいは矩形状の第1,第2貫通孔307,407と、第1,第2貫通孔307,407の周縁を取り囲む平面形状が矩形状の第1,第2枠状部305,405との組合せを複数備えている。第1,第2貫通孔307,407と第1,第2枠状部305,405との組合せが縦横(X軸方向およびY軸方向)に1つずつ並べられて第1,第2吸着保持部材303,403が構成されている。複数の切断品のそれぞれに対応して1つの第1,第2貫通孔307,407が形成されるように構成されている。このような構成とすることにより、第1,第2スピナーテーブル111,114は、後述するように、複数の切断品のそれぞれの下面の周縁領域よりも内側の領域に接することなく複数の切断品のそれぞれの下面の周縁領域に接するように複数の切断品の下面を吸着保持することができる。さらに、第1,第2貫通孔307,407は、下方の小径と上方の大径とで構成されている。本実施形態(図4)では、第1,第2貫通孔307,407と第1,第2枠状部305,405との組合せは、上方は矩形状で、下方は円形状である。このような構成とすることにより、複数の切断品のそれぞれをより大きな吸引力で第1,第2スピナーテーブル111,114に保持することができる。
図3に示すように、第1,第2支持部材309,409の上面に、第1,第2貫通孔307,407が連通する凹部310,410が形成されており、凹部310,410は、第1,第2支持部材309,409の下面中央に形成された貫通孔320,420に接続している。貫通孔320,420は、吸引経路を通じて不図示の真空ポンプに接続している。
なお、本実施形態の切断装置100において、その他の、複数の切断品を吸着保持する機構である、加工テーブル105、搬送機構103、第1搬送機構106、第2搬送機構112、第3搬送機構115、第4搬送機構118、第5搬送機構121および第6搬送機構138の吸着保持する部分は、第1,第2スピナーテーブル111,114とほぼ同様の構成を備えている。
<製品の製造方法>
以下、図1に示す実施形態の切断装置100を用いて、実施形態の製品を製造する方法の一例を説明する。まず、図1に示すマガジンモジュールAのマガジン101に載置された切断対象物をプッシャー(図示せず)がカットエンジンモジュールBのストリップレール102に押し出す。次に、搬送機構103が、ストリップレール102から切断対象物を受け取り、加工テーブル105まで切断対象物を搬送し、切断対象物を加工テーブル105に受け渡す。その後、加工テーブル105は、切断対象物を吸着保持する。
図5に、加工テーブル105が切断対象物700の下面701を吸着保持した状態の一例を示す模式的な断面図を示す。図5に示すように、加工テーブル105は、切断対象物700の下面701を貫通孔707を通して吸引することにより吸着保持可能な加工テーブル吸着保持部材703と、加工テーブル吸着保持部材703を支持可能な加工テーブル支持部材709とを備えている。本実施形態では、切断対象物700は、端子311を上方に向けて加工テーブル105に保持されている。なお、端子311は説明を容易にするために記載しており、切断対象物700に必ずしも備えられていなくてもよい。
次に、切断対象物700を吸着保持した加工テーブル105は、図1に示す移動軸130上をY軸に沿って切断機構109に隣接する位置まで移動する。次に、切断機構109が移動軸131上をX軸に沿って加工テーブル105上の切断対象物700の上方に移動する。次に、切断機構109が加工テーブル105に吸着保持された切断対象物700を切断することにより複数の切断品を作製する。
次に、複数の切断品を吸着保持した加工テーブル105は、図1に示す移動軸130上をY軸に沿って移動し、図6の模式的部分断面図に示すように、洗浄流体噴射ノズル108の下方に移動する。次に、洗浄流体噴射ノズル108が複数の切断品300の上面(図6において端子311を備える第2面302)に対して洗浄流体を噴射することによって、複数の切断品300の上面を洗浄する。その後、洗浄流体噴射ノズル108は洗浄流体の噴射を停止する。次に、図7の模式的部分断面図に示すエア噴射ノズル104が、複数の切断品300の上面(図7において第2面302)に対してエアを噴射することによって、洗浄後の複数の切断品300の上面を乾燥する。その後、エア噴射ノズル104はエアの噴射を停止する。次に、複数の切断品300を吸着保持した加工テーブル105は、図1に示す移動軸130上をY軸に沿って元の位置(図1に示す第1搬送機構106の移動軸132上の位置)まで移動する。
次に、第1搬送機構106が図1に示す移動軸132上をX軸に沿って移動し、加工テーブル105に吸着保持された複数の切断品300の上方まで移動する。次に、図8の模式的断面図に示すように、第1搬送機構106が下方に移動し、加工テーブル105から複数の切断品300を一括して受け取る。このとき、加工テーブル105は、複数の切断品300の第1搬送機構106への受け渡しのために、吸引経路の大気開放または吸着破壊を行うことによって、加工テーブル105による複数の切断品300の吸着解除を促進する。一方、第1搬送機構106は、加工テーブル105からの複数の切断品300の受け取りのために、吸引経路を通じて吸引することによって、複数の切断品300の上面(図8において第2面302)を吸着保持する。次に、第1搬送機構106が複数の切断品300の上面を吸着保持した状態で上方に移動する。なお、後述の複数の切断品300および製品3000(図11~図14参照)の受け渡しおよび受け取りに関する説明は、上記と同様であるため、以降省略する。
次に、第1搬送機構106は、複数の切断品300の上面を吸着保持した状態で、図1に示す移動軸132上をX軸に沿って、第1スピナーテーブル111に向かって移動する。
次に、第1スピナーテーブル111の上方まで移動した第1搬送機構106は、第1スピナーテーブル111に複数の切断品300を一括して受け渡す。図9に、第1スピナーテーブル111上に複数の切断品300が載置された状態の一例の模式的な断面図を示す。このとき、第1スピナーテーブル111は、第1吸着保持部材303に複数の切断品300の下面(図9において第1面301)を吸着保持する。
このとき、第1スピナーテーブル111の第1吸着保持部材303が、複数の切断品300の吸着される側の面(図9において第1面301)の内側領域301aに接することなく複数の切断品300の第1面301の周縁領域301bに接するように、複数の切断品300の第1面301を吸着保持することが好ましい。この場合には、後述する製品3000の内側領域3001a,3002a(図11~図14参照)に汚れが付着するのをより抑制することができる。なお、本明細書において、「周縁領域」は複数の切断品または複数の製品のそれぞれの吸着される側の面の周縁の領域であり、「内側領域」は複数の切断品または複数の製品のそれぞれの「周縁領域」よりも内側の領域を意味する。第1搬送機構106は、第1スピナーテーブル111に複数の切断品300を一括して受け渡した後に図1に示す移動軸132上をX軸に沿って元の位置(図1に示す搬送機構106の移動軸132上の加工テーブル105の上方の位置)まで移動する。
次に、第1洗浄乾燥機構110が、複数の切断品300の上面(図9において第2面302)を洗浄した後に乾燥する。第1洗浄乾燥機構110による複数の切断品300の上面の洗浄および乾燥は、たとえば以下のようにして行うことができる。
まず、図2に示す第1スピナーテーブル111上に複数の切断品300が載置される。次に、洗浄流体飛散防止用カバー203の上端が複数の切断品300の上面よりも上方に位置するように洗浄流体飛散防止用カバー203が図2の矢印204の方向に上昇する。これにより、第1洗浄乾燥機構110による複数の切断品300の上面の洗浄中および乾燥中における洗浄流体の第1洗浄乾燥機構110の外側への飛散を抑制することができる。
次に、洗浄流体噴射ノズル202が、複数の切断品300の上面の上方に位置するように矢印205の方向に洗浄流体飛散防止用カバー203の内側に旋回するとともに、第1スピナーテーブル111が回転を開始する。このとき、第1スピナーテーブル111に吸着保持された複数の切断品300に加えられる遠心力よりも、第1スピナーテーブル111の第1吸着保持部材301が複数の切断品300の下面を吸着保持する力を大きくする回転数が望ましい。
次に、第1スピナーテーブル111の回転中に、洗浄流体噴射ノズル202から洗浄流体が噴射されて、複数の切断品300の上面が洗浄される。このとき、洗浄流体噴射ノズル202は、矢印205の方向に適宜揺動しながら洗浄流体を噴射することができる。これにより、複数の切断品300の上面の洗浄力を向上することができる。また、洗浄流体噴射ノズル202としては、2流体ノズルを用いることができる。この場合にも、複数の切断品300の上面の洗浄力を向上することができる。その後、洗浄流体噴射ノズル202からの洗浄流体の噴射が停止される。その後、洗浄流体噴射ノズル202は、図2の矢印205に沿って、複数の切断品300の上面の上方から退避する。
次に、第1スピナーテーブル111を引き続き回転させながらエア噴射ノズル201が複数の切断品300の上面の上方に位置するように矢印206の方向に洗浄流体飛散防止用カバー203の内側に旋回し、エア噴射ノズル201からエアが噴射されて、複数の切断品300の上面が乾燥される。このとき、エア噴射ノズル201は、矢印206の方向に適宜揺動しながらエアを噴射することができる。これにより、複数の切断品300の上面の乾燥を促進することができる。エア噴射ノズル201から噴射されるエアの温度は、複数の切断品300の加熱による品質劣化を抑制するとともに複数の切断品300の上面の乾燥を促進する温度であることが好ましい。その後、エア噴射ノズル201からのエアの噴射が停止される。次に、第1スピナーテーブル111の回転が停止する。エア噴射ノズル201がエアの噴射を停止した後にも、第1スピナーテーブル111を回転させることによって複数の切断品300の上面の乾燥を促進することができる。その後、エア噴射ノズル201は、図2の矢印206に沿って、複数の切断品300の上面の上方から退避する。
次に、洗浄流体飛散防止用カバー203の上端が複数の切断品300の上面よりも下方に位置するように矢印204の下方向に洗浄流体飛散防止用カバー203が下降する。これにより、後述する第2搬送機構112が第1スピナーテーブル111から複数の切断品300を受け取りやすくなる。
洗浄流体噴射ノズル202およびエア噴射ノズル201は、上述のように昇降可能な洗浄流体飛散防止用カバー203に取り付けられて昇降可能とされてもよく、洗浄流体飛散防止用カバー203に取り付けられることなく、洗浄流体飛散防止用カバー203とは独立して昇降可能に構成されてもよい。
次に、図8の模式的断面図に示すように、第2搬送機構112が、第1スピナーテーブル111の上方まで移動した後に下方に移動し、第1スピナーテーブル111から複数の切断品300を一括して受け取る。このとき、第1スピナーテーブル111は吸引を停止し、一方、第2搬送機構112は、第1スピナーテーブル111から複数の切断品300の受け取りのために、吸引経路を通じて吸引することによって複数の切断品300の上面(図8において第2面302)を吸着保持する。なお、特記しない場合は、複数の切断品300または複数の製品3000を一括して受渡しする際は、受け渡す側の搬送機構の吸引の停止と受け取る側の吸引の開始により行われる。
次に、複数の切断品300の第2面302を吸着保持した第2搬送機構112は、図1に示す移動軸134上をY軸に沿って第2スピナーテーブル114に向かって移動する。この第2搬送機構112による複数の切断品300の搬送の途中で、図1に示す反転機構113により、図10の模式的断面図に示すように、第2搬送機構112が、複数の切断品300を吸着保持した状態で、複数の切断品300の上面と下面とを入れ替えるように反転する。これにより、複数の切断品300の第1面301が上面となり、複数の切断品300の第2面302が下面となる。その後、第2搬送機構112は、複数の切断品300の下面(図10において第2面302)を吸着保持した状態で、図1に示す移動軸134上をY軸に沿って第2スピナーテーブル114の上方まで移動する。
次に、図11の模式的断面図に示すように、第2スピナーテーブル114のさらに上方に位置していた第3搬送機構115が、第2搬送機構112に向かって下方に移動する。次に、図12の模式的断面図に示すように、第3搬送機構115が、第2搬送機構112から複数の切断品300を一括して受け取る。このとき、第3搬送機構115は、複数の切断品300の上面(図12において第1面301)を吸着保持する。第2搬送機構112は、第3搬送機構115に複数の切断品300を受け渡した後に図1に示す移動軸134上をY軸に沿って元の位置(図1に示す第1スピナーテーブル111と第2スピナーテーブル114との間の位置)まで移動し、反転機構113により反転し、次の複数の切断品300の受渡しまで待機する。
次に、第2スピナーテーブル114の上方に位置する第3搬送機構115は、第2スピナーテーブル114に複数の切断品300を一括して受け渡す。図10に、第2スピナーテーブル114上に複数の切断品300が載置された状態の一例の模式的な断面図を示す。第2スピナーテーブル114は、複数の切断品300の吸着される側の面(図10において第2面302)を吸着保持する。このとき、第2スピナーテーブル114は、第2スピナーテーブル114の第2吸着保持部材403が、複数の切断品300の第2面302の内側領域302aに接することなく複数の切断品300の第2面302の周縁領域302bに接するように、複数の切断品300の第2面302を吸着保持することが好ましい。第3搬送機構115は、第2スピナーテーブル114に複数の切断品300を受け渡した後に移動軸上をZ軸に沿って元の位置(第2スピナーテーブル114の上方の位置)まで移動する。
次に、第2洗浄乾燥機構133が、複数の切断品300の上面(図10において第1面301)を洗浄した後に乾燥することによって複数の製品3000が得られる。第2洗浄乾燥機構133による複数の切断品300の上面の洗浄および乾燥は、第1洗浄乾燥機構110と同様に行うことができる。
<その後の工程>
第2洗浄乾燥機構133による複数の切断品300の上面の洗浄および乾燥が終了した後には、以下の工程が行われる。まず、第4搬送機構118が、図1に示す移動軸135上をX軸に沿って、第2スピナーテーブル114の上方まで移動する。次に、第4搬送機構118は、図12の模式的断面図に示すように、第2スピナーテーブル114から複数の製品3000を一括して受け取る。このとき、第4搬送機構118は、複数の製品3000の上面(図12において第1面3001)を吸着保持する。
次に、第4搬送機構118は、複数の製品3000の上面を吸着保持した状態で、図1に示す移動軸135上をX軸に沿って、第1エリア119に向かって移動する。このとき、第4搬送機構118がエア噴射ノズル116の上方を通過する際に、エア噴射ノズル116は、複数の製品3000の下面(図12において第2面3002)に対してエアを噴射する。これにより、複数の製品3000の第2面3002に、残留している洗浄流体があればそれを完全に除去することができ、その後の工程に洗浄流体を持ち込ませないようにすることができる。
次に、図13の模式的部分断面図に示すように、第4搬送機構118は、複数の製品3000の上面(図13において第1面3001)を吸着保持した状態で、第1検査機構117の上方に配置される。ここで、第1検査機構117は、第4搬送機構118に吸着保持された複数の製品3000の下面(図13において第2面3002)を下方から検査する。
第1検査機構117による検査が終了した後、複数の製品3000は第4搬送機構118によって第1エリア119まで搬送され、第1エリア119において、図11の模式的断面図に示すように、第4搬送機構118は、第5搬送機構121に複数の製品3000を一括して受け渡す。このとき、第5搬送機構121は、複数の製品3000の下面(図11において第2面3002)を吸着保持する。
次に、第5搬送機構121は、図1に示す移動軸136上をY軸に沿って、第2エリア122に向かって移動する。このとき、第5搬送機構121は、図14の模式的部分断面図に示すように、第2検査機構120の下方に配置される。ここで、第2検査機構120は、第5搬送機構121に吸着保持された複数の製品3000の上面(図14において第1面3001)を上方から検査する。
第2検査機構120による検査が終了した後、複数の製品3000は第5搬送機構121によって第2エリア122まで搬送され、第2エリア122において、図12の模式的断面図に示すように、第5搬送機構121は、第6搬送機構138に複数の製品3000を一括して受け渡す。このとき、第6搬送機構138は、複数の製品3000の上面(図12において第1面3001)を吸着保持する。
その後、第6搬送機構138は、図1に示す移動軸137上をX軸に沿って、図1に示すオフロードモジュールDのインデックステーブル123に複数の製品3000を一括して受け渡す。インデックステーブル123に一括して受け渡された複数の製品3000は、その一部が搬送機構124によってピックアップされる。搬送機構124によってピックアップされた複数の製品3000は、良品トレイ等の第1トレイ125、不良品トレイ等の第2トレイ126に受け渡されて収容される。この搬送機構124によるピックアップからいずれかのトレイ125,126への収容は、インデックステーブル123に受け渡された複数の製品3000がなくなるまで繰り返し行われる。
<作用効果>
本実施形態の切断装置100においては、第1洗浄乾燥機構110の第1スピナーテーブル111が複数の切断品300の下面(図9において第1面301)を吸着保持した状態で回転しながら複数の切断品300の上面(図9において第2面302)を洗浄および乾燥した後に、第2洗浄乾燥機構133の第2スピナーテーブル114が複数の切断品300の下面(図10において第2面302)を吸着保持した状態で回転しながら複数の切断品300の上面(図10において第1面301)を洗浄した後に乾燥することによって複数の製品3000を製造することができる。これにより、複数の切断品300の洗浄時に使用される洗浄流体の量および乾燥時に使用されるエアの量を低減しながら複数の切断品300の両面を洗浄することができる。実験では、本実施形態の切断装置100においては、従来の切断装置における洗浄乾燥(本実施形態の切断装置100のエア噴射ノズル104と洗浄流体噴射ノズル108を、複数の切断品の両面の洗浄・乾燥に備えた切断装置で、洗浄・乾燥時に複数の切断品を固定したテーブルを回転させていない切断装置)と比較して、必要な洗浄流体の量および乾燥時に使用されるエアの量は約1/3に低減することが確認できた。これは、本実施形態の切断装置100の遠心力を用いた洗浄乾燥のためと考えられる。
また、複数の切断品300のそれぞれの第1,第2面301,302の内側領域301a,302aが、加工テーブル105、第1,第2スピナーテーブル111,114および第1~第3搬送機構106,112,115等の部材に接触することなく洗浄および乾燥して得られた複数の製品3000については、複数の製品3000のそれぞれの内側領域3001a,3002aに汚れが付着することをさらに抑制することができる。また、この場合には、加工テーブル105、第1,第2スピナーテーブル111,114および第1~第3搬送機構106,112,115等からの複数の切断品300への汚れの再付着も抑制することができる。さらに、本実施形態においては、ブラシを使用せず製造することができるため、ブラシに付いた汚れが複数の製品3000に再付着するのを抑制することができる。
<付記>
(開示態様1)
開示態様1は、切断対象物を設置可能な加工テーブルと、前記加工テーブルに設置された切断対象物を複数の切断品に切断可能な切断機構と、前記複数の切断品の第1面を吸着保持可能かつ回転可能な第1スピナーテーブルを備え、前記複数の切断品の前記第1面と反対側の第2面を洗浄可能かつ乾燥可能である、第1洗浄乾燥機構と、前記複数の切断品の前記第2面を吸着保持可能かつ回転可能な第2スピナーテーブルを備え、前記複数の切断品の前記第1面を洗浄可能かつ乾燥可能である、第2洗浄乾燥機構と、前記加工テーブルから前記複数の切断品を受け取り可能かつ前記第1スピナーテーブルに前記複数の切断品を受け渡し可能な第1搬送機構と、前記第1スピナーテーブルから前記複数の切断品を受け取り可能な第2搬送機構と、前記第2搬送機構から前記複数の切断品を受け取り可能かつ前記第2スピナーテーブルに前記複数の切断品を受け渡し可能な第3搬送機構と、を備える、切断装置である。開示態様1によれば、複数の切断品の両面の洗浄に使用される洗浄流体の量および乾燥に使用されるエアの量を低減しながら、汚れが除去された複数の製品を製造可能にすることができる。
(開示態様2)
開示態様2は、前記第1スピナーテーブルまたは前記第2スピナーテーブルは、前記複数の切断品を吸着保持する時に、前記複数の切断品のそれぞれの吸着される側の面の周縁領域よりも内側の領域に接することなく前記複数の切断品のそれぞれの吸着される側の前記面の前記周縁領域に接するように構成されている、開示態様1に記載の切断装置である。開示態様2によれば、複数の切断品の一方の面または両方の面に凹凸がある場合においても、複数の切断品を適切に第1スピナーテーブルまたは第2スピナーテーブルに保持することができる。
(開示態様3)
開示態様3は、前記第2搬送機構は、反転可能である、開示態様1または開示態様2に記載の切断装置である。開示態様3によれば、複数の切断品の両面の洗浄および乾燥を容易に実施することが可能となる。
(開示態様4)
開示態様4は、前記第2搬送機構の移動軸と前記第3搬送機構の移動軸とは直交する、開示態様1から開示態様3のいずれか1つに記載の切断装置である。開示態様4によれば、切断装置全体の長さを短くすることができる。
(開示態様5)
開示態様5は、前記第1搬送機構の移動軸と前記第2搬送機構の移動軸とは直交する、開示態様1から開示態様4のいずれか1つに記載の切断装置である。開示態様4によれば、切断装置全体の長さを短くすることができる。
(開示態様6)
開示態様6は、前記第2洗浄乾燥機構による前記複数の切断品の洗浄および乾燥により得られた複数の製品の第2面を検査可能な第1検査機構と、前記複数の製品の前記第2面と反対側の第1面を検査可能な第2検査機構と、をさらに備える、開示態様1から開示態様5のいずれか1つに記載の切断装置である。開示態様6によれば、複数の製品の両面の検査が可能となる。
(開示態様7)
開示態様7は、前記複数の製品を前記第1検査機構に搬送可能な第4搬送機構をさらに備える、開示態様6に記載の切断装置である。開示態様7によれば、第1検査機構に複数の製品を搬送可能となる。
(開示態様8)
開示態様8は、前記第4搬送機構は、前記第2搬送機構の移動軸と直交し、前記第1搬送機構の移動軸と平行である、開示態様7に記載の切断装置である。開示態様8によれば、切断装置全体の長さを短くすることができる。
(開示態様9)
開示態様9は、前記複数の製品を前記第2検査機構まで搬送可能な第5搬送機構をさらに備える、開示態様7または開示態様8に記載の切断装置である。開示態様9によれば、第2検査機構に複数の製品を搬送可能となる。
(開示態様10)
開示態様10は、前記第5搬送機構の移動軸は、前記第4搬送機構の移動軸と直交し、前記第2搬送機構の移動軸と平行である、開示態様9に記載の切断装置である。開示態様10によれば、切断装置全体の長さを短くすることができる。
(開示態様11)
開示態様11は、加工テーブル上に切断対象物を設置する工程と、前記加工テーブル上で前記切断対象物を切断することにより複数の切断品を作製する工程と、第1搬送機構が前記加工テーブルから前記複数の切断品を受け取り、第1スピナーテーブルに受け渡す工程と、前記第1スピナーテーブルが前記複数の切断品の第1面を吸着保持した状態で回転する工程と、前記第1スピナーテーブルが回転する工程中に前記複数の切断品の前記第1面と反対側の第2面を洗浄した後に乾燥する工程と、前記複数の切断品の前記第2面を乾燥した後に第2搬送機構が前記第1スピナーテーブルから前記複数の切断品を受け取る工程と、前記第2搬送機構が前記複数の切断品の前記第2面を保持した状態で反転する工程と、前記反転する工程の後に第3搬送機構が前記第2搬送機構から前記複数の切断品を受け取り、第2スピナーテーブルに受け渡す工程と、前記第2スピナーテーブルが前記複数の切断品の前記第2面を吸着保持した状態で回転する工程と、前記第2スピナーテーブルが回転する工程中に前記複数の切断品の前記第1面を洗浄した後に乾燥することによって製品を得る工程と、を含む、製品の製造方法である。開示態様11によれば、複数の切断品の両面の洗浄に使用される洗浄流体の量および乾燥に使用されるエアの量を低減しながら、汚れが除去された複数の製品を製造可能にすることができる。
今回開示された実施形態および実験例はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施形態の切断装置は、たとえばパッケージ半導体基板の切断等の半導体製造の後工程の切断装置として好適に用いることができる。
101 マガジン、102 ストリップレール、103 搬送機構、104 エア噴射ノズル、105 加工テーブル、106 第1搬送機構、108 洗浄流体噴射ノズル、109 切断機構、110 第1洗浄乾燥機構、111 第1スピナーテーブル、112 第2搬送機構、113 反転機構、114 第2スピナーテーブル、115 第3搬送機構、116 エア噴射ノズル、117 第1検査機構、118 第4搬送機構、119 第1エリア、120 第2検査機構、121 第5搬送機構、122 第2エリア、123 インデックステーブル、124 搬送機構、125 第1トレイ、126 第2トレイ、128 第3トレイ、129,130,131,132,134,135,136,137 移動軸、133 第2洗浄乾燥機構、138 第6搬送機構、201 エア噴射ノズル、202 洗浄流体噴射ノズル、203 洗浄流体飛散防止用カバー、204,205,206 矢印、300 複数の切断品、301 第1面、301a,302a 内側領域、301b,302b 周縁領域、302 第2面、303 第1吸着保持部材、305 第1枠状部、307 第1貫通孔、309 第1支持部材、310 凹部、311 端子、320 貫通孔、403 第2吸着保持部材、405 第2枠状部、407 第2貫通孔、409 第2支持部材、410 凹部、420 貫通孔、700 切断対象物、701 下面、703 加工テーブル吸着保持部材、707 貫通孔、709 加工テーブル支持部材、3000 複数の製品、3001 第1面、3001a,3002a 内側領域、3002 第2面。

Claims (11)

  1. 切断対象物を設置可能な加工テーブルと、
    前記加工テーブルに設置された切断対象物を複数の切断品に切断可能な切断機構と、
    前記複数の切断品の第1面を吸着保持可能かつ回転可能な第1スピナーテーブルを備え、前記複数の切断品の前記第1面と反対側の第2面を洗浄可能かつ乾燥可能である、第1洗浄乾燥機構と、
    前記複数の切断品の前記第2面を吸着保持可能かつ回転可能な第2スピナーテーブルを備え、前記複数の切断品の前記第1面を洗浄可能かつ乾燥可能である、第2洗浄乾燥機構と、
    前記加工テーブルから前記複数の切断品を受け取り可能かつ前記第1スピナーテーブルに前記複数の切断品を受け渡し可能な第1搬送機構と、
    前記第1スピナーテーブルから前記複数の切断品を受け取り可能な第2搬送機構と、
    前記第2搬送機構から前記複数の切断品を受け取り可能かつ前記第2スピナーテーブルに前記複数の切断品を受け渡し可能な第3搬送機構と、を備える、切断装置。
  2. 前記第1スピナーテーブルまたは前記第2スピナーテーブルは、前記複数の切断品を吸着保持する時に、前記複数の切断品のそれぞれの吸着される側の面の周縁領域よりも内側の領域に接することなく前記複数の切断品のそれぞれの吸着される側の前記面の前記周縁領域に接するように構成されている、請求項1に記載の切断装置。
  3. 前記第2搬送機構は、反転可能である、請求項1に記載の切断装置。
  4. 前記第2搬送機構の移動軸と前記第3搬送機構の移動軸とは直交する、請求項1に記載の切断装置。
  5. 前記第1搬送機構の移動軸と前記第2搬送機構の移動軸とは直交する、請求項1に記載の切断装置。
  6. 前記第2洗浄乾燥機構による前記複数の切断品の洗浄および乾燥により得られた複数の製品の第2面を検査可能な第1検査機構と、前記複数の製品の前記第2面と反対側の第1面を検査可能な第2検査機構と、をさらに備える、請求項1に記載の切断装置。
  7. 前記複数の製品を前記第1検査機構に搬送可能な第4搬送機構をさらに備える、請求項6に記載の切断装置。
  8. 前記第4搬送機構は、前記第2搬送機構の移動軸と直交し、前記第1搬送機構の移動軸と平行である、請求項7に記載の切断装置。
  9. 前記複数の製品を前記第2検査機構まで搬送可能な第5搬送機構をさらに備える、請求項に記載の切断装置。
  10. 前記第5搬送機構の移動軸は、前記第4搬送機構の移動軸と直交し、前記第2搬送機構の移動軸と平行である、請求項9に記載の切断装置。
  11. 加工テーブル上に切断対象物を設置する工程と、
    前記加工テーブル上で前記切断対象物を切断することにより複数の切断品を作製する工程と、
    第1搬送機構が前記加工テーブルから前記複数の切断品を受け取り、第1スピナーテーブルに受け渡す工程と、
    前記第1スピナーテーブルが前記複数の切断品の第1面を吸着保持した状態で回転する工程と、
    前記第1スピナーテーブルが回転する工程中に前記複数の切断品の前記第1面と反対側の第2面を洗浄した後に乾燥する工程と、
    前記複数の切断品の前記第2面を乾燥した後に第2搬送機構が前記第1スピナーテーブルから前記複数の切断品を受け取る工程と、
    前記第2搬送機構が前記複数の切断品の前記第2面を保持した状態で反転する工程と、
    前記反転する工程の後に第3搬送機構が前記第2搬送機構から前記複数の切断品を受け取り、第2スピナーテーブルに受け渡す工程と、
    前記第2スピナーテーブルが前記複数の切断品の前記第2面を吸着保持した状態で回転する工程と、
    前記第2スピナーテーブルが回転する工程中に前記複数の切断品の前記第1面を洗浄した後に乾燥することによって複数の製品を得る工程と、を含む、製品の製造方法。
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