JP2002353169A - ワーク搬送装置及びダイシング装置 - Google Patents

ワーク搬送装置及びダイシング装置

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JP2002353169A
JP2002353169A JP2001156795A JP2001156795A JP2002353169A JP 2002353169 A JP2002353169 A JP 2002353169A JP 2001156795 A JP2001156795 A JP 2001156795A JP 2001156795 A JP2001156795 A JP 2001156795A JP 2002353169 A JP2002353169 A JP 2002353169A
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真 安藤
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修治 安藤
Takayuki Yanagisawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイシングされたワークの乾燥を確実に行
え、装置構成を簡略化してワークの搬送時間を短縮化可
能なワーク搬送装置を提供する。 【解決手段】 ダイシングされたワークがワーク搬送部
X2により一括保持されて搬送される間にワークの他面
の洗浄乾燥を行うワーク洗浄乾燥部15を備え、ワーク
搬送部X2の搬送動作に伴なってワークが洗浄ローラ2
0にてウェット洗浄され、乾燥ローラ21にて拭取り乾
燥された後、エアー吹き付け部22により水分及び切削
屑が除去される各動作が連続して行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する利用分野】本発明は、ダイシングブレー
ドによりダイシングされたワークをスピン洗浄後、後処
理工程へ搬送するワーク搬送装置及びダイシング装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体パッケージの一例として、CSP
(Chip・Size・Package)を製造する場
合について説明する。ガラスエポキシなどの回路基板上
に複数の半導体チップがマトリクス状に搭載され、該半
導体チップ搭載面側を樹脂封止されてパッケージ部が形
成される。このパッケージ部が形成された回路基板がダ
イシング治具に載置され、ワーク搬送部によりダイシン
グ装置のX−Yテーブルに移送される。
【0003】X−Yテーブルに移載されたダイシング治
具は、回路基板と共に吸着保持された状態で、X−Yテ
ーブルをダイシングブレードの切断ラインと位置合わせ
が行われた後、例えばX方向に走査させる際(例えば往
路を走査させる際)に一辺側が切断され、Y方向へ1ラ
イン分移動させては同様の切断動作が繰り返し行われ
る。一辺側の切断が終了すると、X−Yテーブルを90
度回転させて隣接する他辺側についてもX−Yテーブル
を同様に例えばX方向に往復走査させてはY方向へ1ラ
イン分移動させて切断動作が繰り返し行われる。これに
より、回路基板は、ダイシング治具に載置されたまま、
マトリクス状に個片に切断される。
【0004】切断が終了すると、回路基板は、ダイシン
グ治具と共にスピン洗浄部へ移送される。スピン洗浄部
では、ダイシング治具が回路基板と共に洗浄ステージに
吸着保持された状態で、密閉空間内で洗浄ステージが高
速で回転駆動される。このとき、噴射ノズルから洗浄液
が回路基板に向かって噴射されて洗浄が行われる。洗浄
終了後洗浄ステージを回転させたまま回路基板にエアー
が噴射されて基板乾燥が行われる。
【0005】洗浄が終了した回路基板はダイシング治具
と共に取出し位置へ取り出され、回路基板のみが図10
(a)〜(c)に示すチャックテーブル101へ移載さ
れて吸着保持されている。チャックテーブル101は、
枠体102内に円板状多孔質材103が収容されてい
る。このチャックテーブル101の底部側より図示しな
い吸引手段により吸引することにより、切断された回路
基板104を多孔質材103の上面に吸着保持する。
【0006】図11において、チャックテーブル101
は90度回転した状態で、回路基板104の個片化され
たチップ104aが反転ピックアップ116により吸着
されて第1のピックアップ105へ受渡しが行われる。
第1のピックアップ105は、チップ104aを保持し
たまま、検査ステージにある検査テーブル106へ順次
移送する。検査テーブル106の周縁部には、90度ず
つ振られた4箇所に第1〜第4のワーク保持部106a
〜106dが設けられている。第1のピックアップ10
5に保持されたチップ104aは、検査ステージにある
検査テーブル106へ移送されると第1のワーク保持部
106aに移載される。検査テーブル106はチップ1
04aが移載されると90度回転して第1のワーク保持
部106aに収容されたチップ104aが受渡し位置1
07へ移送される。このとき、第4のワーク保持部10
6dへ第1のピックアップ105より次の個片化された
チップ104aが移載されるようになっている。
【0007】受渡し位置107へ移送されたチップ10
4aは第2のピックアップ108により吸着保持されて
画像処理部109へ移送される。画像処理部109は、
チップ104aを撮像してパッケージ部や端子部に異常
がないか検査が行われる。検査が行われると、チップ1
04aは第2のピックアップ108により検査テーブル
106の第1のワーク保持部106aへ再び戻されるよ
うになっている。
【0008】検査テーブル106は更に90度回転して
第1のワーク保持部106aに収容されたチップ104
aを受渡し位置110へ移送する。このとき、第4のワ
ーク保持部106dが受渡し部107へ移送され、第3
のワーク保持部106cへ第1のピックアップ105よ
り次の個片化されたチップ104aが移載されるように
なっている。
【0009】受渡し位置110へ移送されたチップ10
4aは第3のピックアップ111により吸着保持されて
OS(オープンショート)処理部112へ移送される。
OS(オープンショート)処理部112は、チップ10
4aに通電して導通テストが行われる。検査が行われる
と、チップ104aは第3のピックアップ111により
検査テーブル106の第1のワーク保持部106aへ再
び戻されるようになっている。
【0010】検査テーブル106は更に90度回転して
第1のワーク保持部106aに収容されたチップ104
aを受渡し位置113へ移送する。このとき、第2のワ
ーク保持部106bが受渡し位置110へ、第3のワー
ク保持部106cが受渡し部107へ移送され、第4の
ワーク保持部106dへ第1のピックアップ105より
次の個片化されたチップ104aが移載されるようにな
っている。検査が終了したチップ104aは、受渡し位
置113より第4のピックアップ114により、ワーク
収納部115に移送され、検査結果に応じて良品収納ト
レイ116aと不良品収納トレイ116bとで分別して
収納されるようになっている。各収納トレイが一杯にな
ると新たな空トレイ116cが順次供給されるようにな
っている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来のダイシング装置
は、ダイシングにより個片化された回路基板104をス
ピン洗浄後、チャックテーブル101に吸着保持させた
状態から、第1のピックアップ105によりチップ10
4aが保持されて検査テーブル106に順次移送され
る。このとき、パッケージより露出形成されている接続
端子側の乾燥が不十分であると、接続端子部が錆び易く
なる。また、スピン洗浄後の回路基板104の乾燥状態
が不十分であると、第1のピックアップ105のピック
アップヘッドに吸着保持されるチップ104aとの密着
度が増してチップ104aがピックアップヘッドより離
れ難くなるという不具合が生ずる。また、回路基板10
4の乾燥が不十分であると水分が残留し、OS(オープ
ンショート)処理部112において、チップ104aに
通電して導通テストを行うとエラーとなるおそれがあ
る。
【0012】また、チャックテーブル101に吸着保持
される回路基板104は、多孔質材103の全面を利用
して吸引しているため(図10(c)参照)損失が大き
く、吸引装置に吸引能力の高いものを使用する必要があ
るため、装置も大型化する上に製造コストも嵩む。
【0013】また、チャックテーブル101より検査テ
ーブル106を経てワーク収納部115へチップ104
aが分別収納されるまで、第1〜第4のピックアップ1
05、108、111、114及び反転ピックアップ1
16が用いられているため(図11参照)、装置部品が
多く搬送機構が複雑化する。また、ピックアップの数が
多いと、チップ104aの搬送や移載に要する時間(タ
クトタイム)がかかる上に、次の検査処理の終了を待っ
て検査テーブル106を回転させる必要があるため、チ
ップ104aの検査処理に要する時間がかかり、装置全
体として生産効率が低下する。
【0014】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、ダイシングされたワークの乾燥を確実に行い、ワ
ークの移載を確実に行え、装置構成を簡略化してワーク
の搬送時間を短縮化可能なワーク搬送装置及びダイシン
グ装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。即ち、ダイシングブレ
ードによりダイシングされたワークの一面を洗浄後、後
処理工程へ搬送するワーク搬送装置において、ダイシン
グされたワークがワーク搬送部により一括保持されて搬
送される間にワークの他面の洗浄乾燥を行うワーク洗浄
乾燥部を備え、ワーク搬送部の搬送動作に伴なってワー
クが洗浄ローラにてウェット洗浄され、乾燥ローラにて
拭取り乾燥された後、エアー吹き付け部により水分及び
切削屑が除去される各動作が連続して行われることを特
徴とする。
【0016】また、他の構成は、ダイシングされたワー
クがワーク搬送部により一括保持されて搬送される間に
ワークの他面の洗浄乾燥を行うワーク洗浄乾燥部と、洗
浄乾燥後のワークが回転及びスライド可能なテーブル上
に載置され、ワークの向きを揃えて供給可能なワーク載
置部とを備え、ワーク載置部に設けられたテーブルには
多孔質材が用いられており、該多孔質材のワーク載置領
域部を除く上面がシート材で覆われて、ワーク載置領域
部のみに吸引路が集中するように形成されていることを
特徴とする。
【0017】また、更に他の構成は、ダイシングされた
ワークがワーク搬送部により一括保持されて搬送される
間にワークの他面の洗浄乾燥を行うワーク洗浄乾燥部
と、洗浄乾燥後のワークを回転及びスライド可能なテー
ブル上に載置し、ワークの向きを揃えて供給可能なワー
ク載置部と、周縁部に沿って複数箇所にワーク保持部を
設けた検査テーブルと、検査テーブルに近接して設けら
れた画像処理検査及び導通検査を行うワーク検査部と、
検査テーブル上のワークをワーク検査部に移送するピッ
クアップヘッドが設けられたワークピックアップ部とを
備え、検査テーブルのワーク保持部とワークピックアッ
プ部のピックアップヘッドとが少なくとも2箇所で重な
り合うように設けられ、検査テーブルとピックアップヘ
ッドとは同期して回転可能に設けられていることを特徴
とする。
【0018】ダイシング装置においては、ワークを治具
と共に供給するワーク供給部と、ワークが治具と共にダ
イシングテーブルへ移送され、該ダイシングテーブルを
X−Y方向に走査する際に、ワークがダイシングブレー
ドによりダイシングされるダイシング部と、ダイシング
されたワークを治具と共にスピン洗浄するスピン洗浄部
と、スピン洗浄されたワークを治具より取出して後処理
工程へ搬送する前述した何れかのワーク搬送装置と、検
査終了後のワークが良品と不良品とに分けて収納される
ワーク収納部とを備えたことを特徴とする。また、ワー
クを搭載可能な治具は、治具にワークが搭載されるワー
ク供給位置、ワークがダイシングされるダイシング位
置、ワークが洗浄される洗浄位置、治具よりワークのみ
がピックアップされるピックアップ位置のうち何れか3
位置に配設され、該複数の治具を循環させてワーク搬送
が繰り返し行われることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るワーク搬送装
置及びダイシング装置の好適な実施の形態について添付
図面と共に詳述する。図1はダイシング装置の全体構成
を示す平面説明図、図2はワーク洗浄乾燥部の説明図、
図3(a)(b)はワーク載置部の構成を示す斜視図及
び断面図、図4はワーク搬送装置の平面説明図、図5は
検査テーブルとピックアップヘッドのレイアウト構成を
示す説明図、図6は検査テーブルからワーク収納トレイ
へのワーク移載動作を示す説明図、図7(a)(b)は
ダイシング治具を移送するワーク搬送部の正面図及び上
視図、図8は回路基板を載置されたダイシング治具の説
明図、図9は他例に係るワーク搬送装置の平面図であ
る。
【0020】[全体構成]図1において、ダイシング装
置の全体構成について説明する。1はワーク供給部であ
り、ワークの1例であるCSP用の回路基板2が複数収
納された供給マガジン3より1枚ずつ供給可能になって
いる。回路基板2は、半導体チップが一方側にマトリク
ス状に搭載されて一括して樹脂モールドされており、供
給マガジン3よりプッシャーなどにより切り出し部4へ
送り出される。このとき、撮像装置などにより回路基板
2の品種が判別されるようになっている。切り出し部4
へ送り出された回路基板2は、ワーク搬送部X1により
吸着保持され、ワーク供給位置Aに待機しているダイシ
ング治具5と共に保持されてダイシング位置Bへ移送さ
れる。
【0021】6はダイシング部であり、回路基板2がダ
イシング治具5と共にダイシングテーブル7へ移送され
る。ダイシングテーブル7はX−Y方向及び回転可能に
設けられており、回路基板2をダイシング治具5と共に
吸着保持するようになっている。ダイシングテーブル7
をダイシングブレード8の切断ラインと位置合わせを行
って、X方向に(例えば図1の左側に)走査させる際に
一辺側が切断され、再びX方向に(図1の右側に)戻っ
て、Y方向に1ライン分移動させる切断動作が繰り返し
行われる。一辺側の切断が終了すると、ダイシングテー
ブル7を90度回転させて隣接する他辺側についてもダ
イシングテーブル7を同様にX方向に往復走査させては
Y方向へ1ライン分移動させて切断動作が繰り返し行わ
れる。これにより、回路基板2は、ダイシング治具5に
載置されたまま、マトリクス状に個片に切断される。
【0022】9はスピン洗浄部であり、ダイシングされ
た回路基板2がダイシング治具5と共にワーク搬送部Y
1によりダイシング位置Bより洗浄位置Cへ移送され、
洗浄ステージ10にてスピン洗浄が行われる。スピン洗
浄部9では、ダイシング治具5が回路基板2と共に洗浄
ステージ10に吸着保持された状態で、密閉空間内で洗
浄ステージ10が回転駆動される。このとき、図示しな
い噴射ノズルから洗浄液が回路基板2に向かって噴射さ
れて洗浄が行われる。洗浄終了後に洗浄ステージ10を
回転させたまま回路基板2にエアーが噴射されて基板乾
燥が行われる。
【0023】11はワーク搬送装置であり、ダイシング
されスピン洗浄されたワーク(回路基板2)がダイシン
グ治具5と共にワーク搬送部X3により洗浄位置Cより
ピックアップ位置Dへ移送されピックアップステージ1
4に取り出される。そして、ワーク搬送部X2により回
路基板2のみがダイシング治具5より取出されて後処理
工程へ搬送される。後処理工程としては、本実施例で
は、回路基板2の洗浄乾燥、チップ検査などが行われ
る。12はワーク収納部であり、検査終了後のチップが
良品と不良品とに分けて良品収納トレイ13a、不良品
収納トレイ13bに分別して収納される。各収納トレイ
が一杯になると空トレイ13cが供給されるようになっ
ている。
【0024】回路基板2を搭載可能なダイシング治具5
は、ワーク供給位置A、ダイシング位置B、洗浄位置
C、ピックアップ位置Dのうち何れか3位置に配設さ
れ、該複数のダイシング治具5を対応するワーク搬送部
X1、Y1、X3、Y2の何れかによりダイシング治具
5を循環させて回路基板2の搬送が繰り返し行われるよ
うになっている。
【0025】[ワーク搬送装置]次に、ワーク搬送装置
11の構成について詳述する。15はワーク洗浄乾燥部
であり、ピックアップステージ14より、ダイシングさ
れ、一面をスピン洗浄された回路基板2がワーク搬送部
X2により一括保持されて搬送される間に他面の洗浄乾
燥が行われる。16はワーク載置部であり、洗浄乾燥後
の回路基板2が回転及びスライド可能なX−Y−θテー
ブル17上に載置され、回路基板2の向きを揃えて供給
可能になっている。18はワーク検査部であり、ワーク
載置部16より検査テーブル19へ移載されたチップに
画像処理検査及び導通検査を含む検査が行われる。以
下、更にワーク搬送装置11の各部の構成について詳述
する。
【0026】[ワーク洗浄乾燥部]図2に示すワーク洗
浄乾燥部15においては、回路基板2のスピン洗浄され
ていない他面が洗浄ローラ20にてウェット洗浄され、
乾燥ローラ21にて拭取り乾燥洗浄された後、エアー吹
き付け部22により水分及び切削屑を除去される各動作
が連続して行われる。ワーク搬送部X2は、搬送アーム
23に吸着ヘッド部24が複数設けられており、図1の
ピックアップステージ14から、切断された回路基板2
を一括して吸着保持してワーク洗浄乾燥部15を経てワ
ーク載置部16までX方向に搬送する。吸着ヘッド部2
4は、切断されたワーク(チップ2a)を個別に吸着保
持して搬送するようになっている。
【0027】洗浄ローラ20は、例えば水分を含浸させ
たスポンジローラが用いられ、吸着ヘッド部24に吸着
されて移動するチップ2aに摺接して洗浄が行われる。
洗浄ローラ20は、取付台25に起立して設けられた支
持板26に支持されており、該支持板26に設けられた
モータ27よりギヤ列を介して図2の反時計回り方向に
回転駆動される。洗浄ローラ20には、水切りローラ2
8が当接して従動回転するようになっており、余分な水
分を取り除くようになっている。洗浄ローラ20の下方
には、飛散した水滴を受けるための水滴受け部29が設
けられている。
【0028】乾燥ローラ21は、例えば乾いたスポンジ
ローラが用いられ、洗浄ローラ20により洗浄されたチ
ップ2aに摺接して水滴の除去乾燥が行われる。乾燥ロ
ーラ21は、取付台25に起立して設けられた支持板3
0に支持されており、該支持板30に設けられたモータ
31よりギヤ列を介して図2の反時計回り方向に回転駆
動される。乾燥ローラ21の下方には、飛散した水滴を
受けるための水滴受け32が設けられている。また、取
付台25上であって洗浄ローラ20及び乾燥ローラ21
の下方位置には、水滴受け部25aが設けられている。
【0029】エアー吹き付け部22は、水滴を除去され
てワーク搬送部X2により搬送されるチップ2aに下方
に設けられた送風口33からエアーブローして乾燥させ
る。このエアーブローは温風が好ましいが、冷風であっ
ても良い。これにより、チップ面の除湿乾燥が確実に行
える。エアー吹き付け部22は、取付台25に起立して
設けられた支持板34に支持されている。
【0030】[ワーク載置部]ワーク載置部16にはX
−Y−θテーブル17が設けられている。このX−Y−
θテーブル17は、図3(a)に示すように、θ方向に
回転可能であり、かつX−Y方向に設けられた移動ガイ
ド35(図1参照)に沿って移動可能に設けられてい
る。X−Y−θテーブル17は、上下に開口した外枠3
6内に多孔質材37が嵌め込まれており、該多孔質材3
7のワーク載置領域部38を除く上面がシート材(例え
ばゴムシートなど)39で覆われている。X−Y−θテ
ーブル17には、ワーク搬送部X2によりワーク洗浄乾
燥部15を経て搬送された回路基板2がワーク載置領域
部38へ移載される。図示しない吸引装置を作動させて
多孔質材37を通じて吸引動作が行われると、回路基板
2がワーク載置領域部38にて吸着保持されるようにな
っている。
【0031】多孔質材37は、シート材39によりワー
ク載置領域部38以外が覆われているので、該ワーク載
置領域部38に吸引路が集中するようになっている。よ
って、ワークの吸着以外に無駄なエアーを吸引しないの
で、損失が少なく、吸引装置の吸引性能も必要以上に大
きな能力を要求されないため、装置の小型化や製造コス
トを低減することができる。尚、ワーク載置領域部38
はワークの種類によって変わることから、ワークの外形
と同等の面積の開口部を有するシート材39に交換する
だけで対応することができ、装置構成の改変は必要最小
限で済む。
【0032】また、X−Y−θテーブル17は、図1に
示すように、ワーク搬送部X2より回路基板2が移載さ
れると、時計回り方向へ90度回転して向きを変えるよ
うになっている。図3(a)において、X−Y−θテー
ブル17の近傍には、反転ピックアップ40が上下動、
回転動作及びスライド可能に設けられている。反転ピッ
クアップ40は、X−Y−θテーブル17に回路基板2
が吸着保持されて90度回転すると、上下動して個片化
されたチップ2aを吸着保持する。そして、反転ピック
アップ40は、180度回転する。(反転させ、接続端
子面を下方に向ける)。チップ2aは、ワーク洗浄乾燥
部15において、確実に乾燥して移送されるので、反転
ピックアップ40からチップ2aが離脱し難くなるなど
の不具合は生じない。
【0033】[ワーク検査部]ワーク検査部18には、検
査テーブル19が回転可能に設けられている。図5にお
いて、検査テーブル19の周縁部には複数箇所にワーク
保持部(チップ載置用凹部)41が設けられ、該ワーク
保持部41に反転ピックアップ40より移載されたチッ
プ2aを保持するようになっている。具体的には、図4
に示すように、検査テーブル19の周縁部に90度ずつ
振られた4箇所にワーク保持部41a〜41dが設けら
れている。各ワーク保持部41a〜41dに保持された
チップ2aは検査テーブル19が90度ずつ回転するこ
とにより検査ステージへ送られる。
【0034】42はワークピックアップ部であり、ワー
ク検査部18の検査テーブル19に設けられたワーク保
持部41に対応した間隔でワーク(チップ2a)を保持
可能なピックアップヘッド43が複数箇所に設けられて
いる。具体的には、図5において、ワークピックアップ
部42には、第1〜第4のピックアップヘッド43a〜
43dが90度ずつ振られた位置に設けられている。検
査テーブル19と第1〜第4のピックアップヘッド43
a〜43dとは同期して回転可能に設けられている。第
1〜第4のワーク保持部41a〜41dと第1〜第4の
ピックアップヘッド43a〜43dとは少なくとも2箇
所で重なり合うように回転するようになっている。
【0035】図5では、第1、第4のピックアップヘッ
ド43a、43dが第2、第3のワーク保持部41b、
41cと重なり合う位置にあり、第2のピックアップヘ
ッド43bは画像処理部44に対向した位置にあり、第
3のピックアップヘッド43cはOSテスト部45に対
向した位置にあるようになっている。検査テーブル19
が図5の矢印方向(反時計回り方向)に90度回転する
と、第1のワーク保持部41aが第2のワーク保持部4
1bの位置へ移動し、第2のワーク保持部41bは第3
のワーク保持部41cの位置へ回転移動する。このと
き、第4のピックアップヘッド43dが第1のピックア
ップヘッド43aの位置へ移動し、第3のピックアップ
ヘッド43cが第4のピックアップヘッド43dの位置
へ回転移動するようになっている。ピックアップヘッド
43は検査テーブル19の回転動作と同期させてチップ
2aを吸着保持したまま上下動及び回動するようになっ
ている。これによりチップ2aを間欠的に搬送しながら
画像処理検査及び導通検査が並行して行われワーク収納
部12へ搬送されるようになっている。よって、搬送工
程の改善となり、しかも複数の検査工程と搬送動作をオ
ーバーラップさせて行えるので、タクトタイムを短縮し
て高速処理が可能となる。
【0036】[ワーク収納部]ワーク収納部12は、検
査終了後のワーク(チップ2a)が良品と不良品とに分
けて収納される。図1において、ワーク収納部12に
は、良品収納用の良品収納トレイ13a、不良品収納用
の不良品収納トレイ13b、空トレイ13c等が設けら
れている。図6に示すように、OSテスト部45におけ
る検査が終了したチップ2aは検査テーブル19のワー
ク保持部41に保持されて収納ピックアップ位置へ搬送
されると、収納用ピックアップ12aに吸着保持されて
ワーク収納部12に移送され、良品収納トレイ13a若
しくは不良品収納トレイ13bへ収納される。各収納ト
レイはチップ2aが一杯に収納されると新たな空トレイ
13cが供給されて収納動作が行われる。
【0037】[ワーク搬送部]図1において、回路基板2
を搭載したダイシング治具5は、ワーク供給位置Aから
ダイシング位置Bへワーク搬送部X1により上レールを
用いて搬送される。また、切断された回路基板2を搭載
したダイシング治具5は、ダイシング位置Bから洗浄位
置Cへワーク搬送部Y1により下レールを用いて搬送さ
れる。スピン洗浄された回路基板2を搭載したダイシン
グ治具5は、洗浄位置Cからピックアップ位置Dへワー
ク搬送部X3により上レールを用いて搬送される。ダイ
シング治具5は、回路基板2がワーク搬送部X2により
吸着保持されて搬送されると、ピックアップ位置Dから
再度ワーク供給位置Aへワーク搬送部Y2により下レー
ルを用いて搬送される。
【0038】ワーク供給位置Aよりダイシング位置Bへ
ダイシング治具5をワークと共に移送するワーク搬送部
X1の一例を図7(a)(b)及び図8に示す。図7
(a)(b)において、46は搬送用ベース部であり、
ダイシング治具5を両側より保持する保持アーム47が
スライド可能に設けられている。保持アーム47は、搬
送用ベース部46の両側に設けられたシリンダ部48の
シリンダロッド48aに連繋しており、搬送用ベース部
46に設けられたスライドレール49に沿って移動可能
に設けられている。保持アーム47はL字状に形成され
垂下した保持部47aには保持爪47bが内側に突設さ
れている。また、図8に示すように、ダイシング治具5
の両側側面には、保持爪47bに対応した位置に係止穴
5aが形成されている。
【0039】搬送用ベース部46には、吊下げロッド5
0が4箇所に設けられており、その下端部には押圧プレ
ート51が吊下げ支持されている。吊下げロッド50の
周囲には、搬送用ベース部46と押圧プレート51との
間にコイルバネ52が弾装されており、押圧プレート5
1を常時下方に付勢している。また、搬送用ベース部4
6には、吸着ヘッド部53が8箇所に設けられており、
下端部には吸着パッド部54が設けられている。吸着ヘ
ッド部53の周囲には、搬送用ベース部46と吸着パッ
ド部54の間にコイルバネ55が弾装されており、吸着
パッド部54を常時下方に付勢している。吸着パッド部
54は押圧プレート51を貫通して下方に露出してい
る。吸着ヘッド部53には、図示しない吸引ホースが接
続されて真空発生装置に連結されている。
【0040】ワーク搬送部X1は、切り出し部4に切り
出された回路基板2を吸着パッド部54に吸着したまま
ワーク供給位置Aに移送し、回路基板2を吸着したまま
搬送用ベース部46を下動させて回路基板2が押圧プレ
ート51に支持されながらダイシング治具5上に押さえ
られる。このとき、押圧プレート51及び吸着ヘッド部
53に加わる押圧力をコイルバネ52及びコイルバネ5
5で吸収するようになっている。
【0041】そして、両側シリンダ部48を作動させ
て、保持アーム47をダイシング治具5に向かって移動
させ、保持部47aの保持爪47bを係止穴5aに係止
させてダイシング治具5を回路基板2と共に保持する。
この状態で、搬送用ベース部46を上動させて図示しな
い上レールに沿ってワーク供給位置Aからダイシング位
置Bへ搬送し、ダイシングテーブル7にダイシング治具
5を載置すると、シリンダ48を作動させて保持アーム
47の係止状態を解除し、吸着ヘッド部51の吸引動作
を解除してダイシング治具5の移載動作を完了する。ワ
ーク搬送部X1は、再びダイシング位置Bから切り出し
部4へ戻って次の回路基板2及びダイシング治具5の搬
送に備える。
【0042】上記構成によれば、ワーク洗浄乾燥部15
により、スピン洗浄された回路基板2の残りの面を洗浄
ローラ20にてウェット洗浄し、乾燥ローラ21にて乾
燥洗浄した後、エアー吹き付け部22により切削屑を除
去する動作が連続して行われるので、洗浄後にチップ2
aに残留する水分や切屑を除去してパッケージの表面に
露出した接続端子が錆びるのを防止でき、ワーク(チッ
プ2a)と吸着ヘッド部24との密着度が必要以上に高
まって吸着解除できなくなるのを防止できる。また、洗
浄乾燥後のチップ2aに導通検査を行う場合にエラーが
発生するのを防止できる。洗浄乾燥後のワークが載置さ
れ、ワークの向きを揃えて供給可能なワーク載置部16
に設けられたX−Y−θテーブル17には多孔質材37
が用いられており、該多孔質材37のワーク載置領域部
38を除く上面がシート材39で覆われているので、ワ
ーク載置領域部38のみに吸引路が集中するように形成
されているので、吸引エアーの損失が少なく、吸引装置
の吸引性能も必要以上に大きな能力を要求されないた
め、装置の小型化や製造コストを低減することができ
る。ワーク検査部18には、ワーク保持部41を有する
検査テーブル19と、ワーク保持部41に対応した間隔
でワークを保持可能なピックアップヘッド43が複数設
けられたワークピックアップ部42とを備え、ワーク保
持部41とピックアップヘッド43とが少なくとも2箇
所で重なり合うように設けられ、検査テーブル19とピ
ックアップヘッド43とは同期して回転可能に設けられ
ているので、従来の装置構成に比べて搬送工程の数を減
らすことができ、しかも複数の検査工程と搬送動作をオ
ーバーラップさせて行えるので、タクトタイムを短縮し
て高速処理が可能となる。
【0043】次に、ワーク搬送装置の他例について図9
を参照して説明する。尚、上記実施例と同一部材には同
一番号を付して説明を援用する。上記実施例では、ワー
ク(回路基板2)をダイシング治具5に搭載してダイシ
ングやスピン洗浄が行われるようになっていたが、図9
に示すように、ワーク保持枠(ウエハーフレーム)56
に光硬化性の樹脂材よりなる粘着テープ57を貼り付
け、該粘着テープ57の粘着面にワーク(回路基板2)
を粘着させて更に粘着テープ57貼り合わせた状態でワ
ーク供給位置Aよりダイシング位置Bへ搬送しても良
い。この場合には、ワーク保持枠56を洗浄位置Cより
ピックアップ位置Dへ移送する際に、UV光を照射して
粘着テープ57からワークを剥離し易くするUV照射工
程を付加する。
【0044】以上、本発明の好適な実施例について種々
述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるので
はなく、ワーク検査部18の数に応じて検査テーブル1
9のワーク保持部41の数やワークピックアップ部42
のピックアップヘッド43の数は4箇所に限らず増減す
ることは可能であるなど、発明の精神を逸脱しない範囲
で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0045】
【発明の効果】本発明に係るワーク搬送装置及びダイシ
ング装置を用いると、ワーク洗浄乾燥部により、スピン
洗浄されたワークの残りの面をウェット洗浄し、乾燥洗
浄した後、エアー吹き付け部により切削屑を除去する動
作が連続して行われるので、洗浄後にチップに残留する
水分や切屑を除去してパッケージの表面に露出した接続
端子が錆びるのを防止でき、ワークと吸着ヘッド部との
密着度が必要以上に高まって吸着解除できなくなるのを
防止できる。また、洗浄乾燥後のチップに導通検査を行
う場合にエラーが発生するのを防止できる。洗浄乾燥後
のワークが載置され、ワークの向きを揃えて供給可能な
ワーク載置部に設けられたテーブルには多孔質材が用い
られており、該多孔質材のワーク載置領域部を除く上面
をシート材で覆い、ワーク載置領域部のみに吸引路が集
中するように形成されているので、吸引エアーの損失が
少なく、吸引装置の吸引性能も必要以上に大きな能力を
要求されないため、装置の小型化や製造コストを低減す
ることができる。ワーク検査部には、ワーク保持部を有
する検査テーブルと、ワーク保持部に対応した間隔でワ
ークを保持可能なピックアップヘッドが複数設けられた
ワークピックアップ部とを備え、ワーク保持部とピック
アップヘッドとが少なくとも2箇所で重なり合うように
設けられ、検査テーブルとピックアップヘッドとは同期
して回転可能に設けられているので、従来の装置構成に
比べて搬送工程の数を減らすことができ、しかも複数の
検査工程と搬送動作をオーバーラップさせて行えるの
で、タクトタイムを短縮して高速処理が可能となる。本
発明に係るワーク搬送装置を用いると、ワークのダイシ
ングやスピン洗浄後の後処理工程が高速処理できるの
で、生産性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ダイシング装置の全体構成を示す平面説明図で
ある。
【図2】ワーク洗浄乾燥部の説明図である。
【図3】ワーク載置部の構成を示す斜視図及び断面図で
ある。
【図4】ワーク搬送装置の平面説明図である。
【図5】検査テーブルとピックアップヘッドのレイアウ
ト構成を示す説明図である。
【図6】検査テーブルからワーク収納トレイへのワーク
移載動作を示す説明図である。
【図7】ダイシング治具を移送するワーク搬送部の正面
図及び上視図である。
【図8】回路基板を載置されたダイシング治具の説明図
である。
【図9】他例に係るワーク搬送装置の平面図である。
【図10】従来のワーク載置部の構成を示す斜視図及び
断面図である。
【図11】従来のワーク搬送装置の平面説明図である。
【符号の説明】
1 ワーク供給部 2 回路基板 2a チップ 3 供給マガジン 4 切り出し部 5 ダイシング治具 6 ダイシング部 7 ダイシングテーブル 8 ダイシングブレード 9 スピン洗浄部 10 洗浄ステージ 11 ワーク搬送装置 12 ワーク収納部 12a 収納用ピックアップ 13a 良品収納トレイ 13b 不良品収納トレイ 13c 空トレイ 14 ピックアップステージ 15 ワーク洗浄乾燥部 16 ワーク載置部 17 X−Y−θテーブル 18 ワーク検査部 19 検査テーブル 20 洗浄ローラ 21 乾燥ローラ 22 エアー吹き付け部 23 搬送アーム 24 吸着ヘッド部 25 取付台 26、30、34 支持板 27、31 モータ 28 水切りローラ 29、32 水滴受け部 33 送風口 35 移動ガイド 36 外枠 37 多孔質材 38 ワーク載置領域部 39 シート材 40 反転ピックアップ 41 ワーク保持部 42 ワークピックアップ部 43 ピックアップヘッド 44 画像処理部 45 OSテスト部 46 搬送用ベース部 47 保持アーム 47a 保持部 47b 保持爪 48 シリンダ部 48a シリンダロッド 49 スライドレール 50 吊下げロッド 51 押圧プレート 52、55 コイルバネ 53 吸着ヘッド部 54 吸着パッド部 56 ワーク保持枠 57 粘着テープ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/304 643 H01L 21/304 644E 644 648A 648 651B 651 651L 21/68 A 21/68 21/78 F Q (72)発明者 柳沢 高行 長野県埴科郡戸倉町大字上徳間90番地 ア ピックヤマダ株式会社内 Fターム(参考) 3B201 AA02 AB01 AB34 AB47 BA08 BB21 CC12 CC14 3L113 AA02 AB02 AC29 AC33 AC48 AC63 AC67 AC76 BA34 CB21 CB34 DA04 DA06 DA14 5F031 CA02 CA13 GA35 GA53 MA23 MA33 MA34

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイシングブレードによりダイシングさ
    れたワークの一面を洗浄後、後処理工程へ搬送するワー
    ク搬送装置において、 ダイシングされたワークがワーク搬送部により一括保持
    されて搬送される間にワークの他面の洗浄乾燥を行うワ
    ーク洗浄乾燥部を備え、ワーク搬送部の搬送動作に伴な
    ってワークが洗浄ローラにてウェット洗浄され、乾燥ロ
    ーラにて拭取り乾燥された後、エアー吹き付け部により
    水分及び切削屑が除去される各動作が連続して行われる
    ことを特徴とするワーク搬送装置。
  2. 【請求項2】 ダイシングブレードによりダイシングさ
    れたワークの一面を洗浄後、後処理工程へ搬送するワー
    ク搬送装置において、 ダイシングされたワークがワーク搬送部により一括保持
    されて搬送される間にワークの他面の洗浄乾燥を行うワ
    ーク洗浄乾燥部と、 洗浄乾燥後のワークが回転及びスライド可能なテーブル
    上に載置され、ワークの向きを揃えて供給可能なワーク
    載置部とを備え、 前記ワーク載置部に設けられたテーブルには多孔質材が
    用いられており、該多孔質材のワーク載置領域部を除く
    上面がシート材で覆われて、ワーク載置領域部のみに吸
    引路が集中するように形成されていることを特徴とする
    ワーク搬送装置。
  3. 【請求項3】 ダイシングブレードによりダイシングさ
    れたワークの一面を洗浄後、後処理工程へ搬送するワー
    ク搬送装置において、 ダイシングされたワークがワーク搬送部により一括保持
    されて搬送される間にワークの他面の洗浄乾燥を行うワ
    ーク洗浄乾燥部と、 洗浄乾燥後のワークを回転及びスライド可能なテーブル
    上に載置し、ワークの向きを揃えて供給可能なワーク載
    置部と、 周縁部に沿って複数箇所にワーク保持部を設けた検査テ
    ーブルと、 検査テーブルに近接して設けられた画像処理検査及び導
    通検査を行うワーク検査部と、 検査テーブル上のワークをワーク検査部に移送するピッ
    クアップヘッドが設けられたワークピックアップ部とを
    備え、 検査テーブルのワーク保持部とワークピックアップ部の
    ピックアップヘッドとが少なくとも2箇所で重なり合う
    ように設けられ、検査テーブルとピックアップヘッドと
    は同期して回転可能に設けられていることを特徴とする
    ワーク搬送装置。
  4. 【請求項4】 ワークを治具と共に供給するワーク供給
    部と、 ワークが治具と共にダイシングテーブルへ移送され、該
    ダイシングテーブルをX−Y方向に走査する際に、ワー
    クがダイシングブレードによりダイシングされるダイシ
    ング部と、 ダイシングされたワークを治具と共にスピン洗浄するス
    ピン洗浄部と、 スピン洗浄されたワークを治具より取出して後処理工程
    へ搬送する請求項1〜3の何れか1項記載のワーク搬送
    装置と、 検査終了後のワークを良品と不良品とに分けて収納する
    ワーク収納部とを備えたことを特徴とするダイシング装
    置。
  5. 【請求項5】 ワークを搭載可能な治具は、治具にワー
    クが搭載されるワーク供給位置、ワークがダイシングさ
    れるダイシング位置、ワークが洗浄される洗浄位置、治
    具よりワークのみがピックアップされるピックアップ位
    置のうち何れか3位置に配設され、該複数の治具を循環
    させてワーク搬送が繰り返し行われることを特徴とする
    請求項4記載のダイシング装置。
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