JPH07147262A - 半導体デバイスの製造方法 - Google Patents

半導体デバイスの製造方法

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JPH07147262A
JPH07147262A JP29349593A JP29349593A JPH07147262A JP H07147262 A JPH07147262 A JP H07147262A JP 29349593 A JP29349593 A JP 29349593A JP 29349593 A JP29349593 A JP 29349593A JP H07147262 A JPH07147262 A JP H07147262A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chips
wafer
split
wax
reinforcing substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP29349593A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Tanaka
伸治 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、補強基板に貼り付けられたウエハ
を、補強基板とチップとが一体となったものに分割し
て、これを真空チャック治具で吸着して、その後の処理
を行い、ワックスの溶解時間の短縮、チップのバラツキ
の防止、自動化の対応そして歩留まりの向上を図ること
を目的とする。 【構成】 本発明は、ウエハの表面と補強基板とを、ワ
ックスで貼り付ける工程と、ウエハを薄層化し、選択メ
ッキで、ウエハにヒートシンクを形成する工程と、補強
基板付きウエハをチップに分割し、これを真空チャック
治具でまとめて吸着し、分割補強基板の分離、洗浄など
を一括して行う工程と、よりなる半導体デバイスの製造
方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ウエハを補強基板に貼
り付けて製造する半導体デバイスの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、GaAsパワーFETは、活性層
で発生する熱を逃しやすくするため、GaAsウエハを
30μm程度に薄層化して、このウエハ裏面にヒートシ
ンクとして、メッキが施される。このウエハの薄層化お
よびメッキは、その表面の加工終了後に行われるが、ウ
エハを、上記のように、極めて薄くするので、ウエハ単
体で処理することは不可能である。したがって、図7に
示すように、GaAsウエハ11を補強するため、ウエ
ハ11の薄層化前に、ウエハ11に、ガラス、シリコン
等の補強基板12を、ワックス13で貼り付けている。
通常、図8に示すように、ウエハ11の薄層化後、分割
ライン14を除く選択メッキで、ヒートシンク15を形
成する。次に、図9に示すように、このヒートシンク1
5をマスクとして、ウエハ11をエッチングして、チッ
プ11aを作製する。そして、エッチング後、溶剤を用
いてワックス13を溶かし、チップ11aを補強基板1
2から分離する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来製造方法においては、一枚のGaAsウエハ11には
チップ11aが数百から数千個あるが、エッチング後の
ワックス13の剥離の際に、規則正しく配置されていた
チップ11aがランダムになりやすく、自動機によるピ
ックアップが困難になるとともに、チップ11aに傷が
つく懸念がある。ヒートシンク15形成後に、GaAs
ウエハ11ごと補強基板12から剥離することも考えら
れるが、図9のように、チップ11a間から溶剤が侵入
しにくいので、ワックス13が溶解するのに時間がかか
るとともに、剥離後のウエハ11の強度が弱く、ハンド
リングが困難である。
【0004】したがって、本発明は、補強基板に貼り付
けられたウエハを、補強基板とチップとが一体となった
ものに分割して、これを真空チャック治具で吸着して、
その後の処理を行い、ワックスの溶解時間の短縮、チッ
プのバラツキの防止、自動化の対応そして歩留まりの向
上を図ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウエハの表面
と補強基板とを、ワックスで貼り付ける工程と、ウエハ
を薄層化し、選択メッキで、ウエハにヒートシンクを形
成する工程と、補強基板付きウエハをチップに分割し、
これを真空チャック治具でまとめて吸着し、分割補強基
板の分離、洗浄などを一括して行う工程と、よりなる半
導体デバイスの製造方法である。
【0006】
【作用】本発明は、補強基板に貼り付けられたウエハ
を、チップに分割かつ分離する場合に、補強基板をウエ
ハ同様に切断分割し、分割補強基板とチップとが一体と
なったものを真空チャック治具で吸着して、その後の処
理を行うので、ワックス溶解時に、チップ間から溶剤が
入り込み、短時間で分割補強基板を剥離することがで
き、しかもチップが真空チャック治具で固定されている
ので、散らばることがない。
【0007】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1において、1は表面加工の終了したG
aAsウエハで、ウエハ1の表面と補強基板2とを、ワ
ックス3で貼り付ける。次に、ウエハ1を30μm程度
に薄層化し、図2に示すように、分割ライン4を除く選
択メッキで、ウエハにヒートシンク5を形成する。次
に、図3に示すように、ヒートシンク5をマスクとし
て、ウエハ1をエッチングする。
【0008】次に、図4に示すように、分割ライン4
(エッチングライン)に沿ってダイサーで、補強基板2
をフルカットして、分割補強基板2a付きチップ1aに
分割する。次に、図5に示すように、真空チャック治具
6を用いて、分割補強基板2a付きチップ1aを吸着す
る。次に、分割補強基板2a付きチップ1aをまとめて
吸着している治具6を、溶剤に浸漬してチップ1aと分
割補強基板2aとの間のワックスを溶解し、図6に示す
ように、分割補強基板2aを剥離する。その後、チップ
1aを、チップ1aが治具6に取り付けられている状態
のままで、水洗および脱水を行う。そして、治具6の向
きを変えてチップ1aを上にする。以上で、チップ1a
の分離が終了する。
【0009】上記の場合には、ウエハ1をエッチングし
てチップ1aに分割しているが、ウエハ1と補強基板2
とを、ダイサーで同時に切断分割してもよい。
【0010】
【発明の効果】本発明は、以上のように、補強基板に貼
り付けられたウエハを、チップに分割かつ分離する場合
に、補強基板をウエハ同様に切断分割し、分割補強基板
とチップとが一体となったものを真空チャック治具で吸
着して、その後の処理を行うので、ワックス溶解時に、
チップ間から溶剤が入り込み、短時間で分割補強基板を
剥離することができ、しかもチップが真空チャック治具
で固定されているので、散らばることがなく、歩留まり
を上げることができ、また自動化が可能なので、量産性
を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例においてウエハを補強基板に貼り付
ける工程図
【図2】 ウエハにヒートシンクを設ける工程図
【図3】 ウエハをエッチングする工程図
【図4】 補強基板を切断する工程図
【図5】 真空チャック治具でチップをまとめて吸着す
る工程図
【図6】 分割補強基板を分離する工程図
【図7】 従来例においてウエハを補強基板に貼り付け
る工程図
【図8】 ウエハにヒートシンクを設ける工程図
【図9】 ウエハをエッチングする工程図
【符号の説明】
1 ウエハ 1a チップ 2 補強基板 2a 分割補強基板 3 ワックス 4 分割ライン 5 ヒートシンク 6 真空チャック治具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/338 29/812 H01L 21/78 P L S 7376−4M 29/80 B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウエハの表面と補強基板とを、ワックスで
    貼り付ける工程と、 ウエハを薄層化し、選択メッキでウエハにヒートシンク
    を形成する工程と、 補強基板付きウエハをチップに分割し、これを真空チャ
    ック治具でまとめて吸着して、分割補強基板の分離、洗
    浄などを一括して行う工程と、よりなる半導体デバイス
    の製造方法。
JP29349593A 1993-11-24 1993-11-24 半導体デバイスの製造方法 Pending JPH07147262A (ja)

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