JP2003297793A - 基板処理装置及び洗浄処理方法 - Google Patents

基板処理装置及び洗浄処理方法

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JP2003297793A
JP2003297793A JP2002103757A JP2002103757A JP2003297793A JP 2003297793 A JP2003297793 A JP 2003297793A JP 2002103757 A JP2002103757 A JP 2002103757A JP 2002103757 A JP2002103757 A JP 2002103757A JP 2003297793 A JP2003297793 A JP 2003297793A
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Shinichiro Araki
真一郎 荒木
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Tokyo Electron Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スピンナ方式の小型・簡易化を実現し、処理
効率を向上させ、被処理基板から周囲への液滴の飛散を
抑制すること。 【解決手段】 処理容器として上面の開口した洗浄カッ
プ92が設置され、洗浄カップ92内には、ブラシ機構
102とノズル機構104が併設されている。洗浄カッ
プ92の上には、カップ中心部と対向する位置に回転可
能な負圧吸着式のチャックプレート114が逆さの向き
で、つまり吸着保持面114aを下に向けて配置されて
いる。かかる構成において、洗浄カップ92の内側でチ
ャックプレート114がウエハWのおもて面を被洗浄面
として下に向けて保持し、スピンチャック駆動部118
によりウエハWをスピン回転させながら、カップ92内
に設置されているブラシ機構102およびノズル機構1
04を作動させて、ウエハWの下面(被洗浄面)にスク
ラビング処理や液処理を施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処理容器内で被処
理基板をスピン回転させて所定の処理を行うスピンナ型
の処理装置に係わり、特に処理液を用いた液処理を行う
スピンナ型の液処理装置および洗浄処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】スピンナ型の液処理装置は、たとえば、
半導体デバイス製造のフォトリソグラフィー工程におい
て半導体ウエハ(被処理基板)をスピン回転させて行う
洗浄、レジスト塗布、現像等の工程に用いられている。
【0003】従来のこの種の液処理装置では、被処理基
板を上向きの姿勢つまりその被処理面が上を向く姿勢で
スピンチャック上に保持し、スピンチャックと一体に基
板をスピン回転させながら上方のノズルより処理液を下
向きに吐出させて基板の被処理面に供給するようにして
いる。しかし、そのような処理液供給ノズルがスピンチ
ャックの上方に固定配置されていると、ノズル内に残っ
ている処理液が液だれして基板の上に落ちる(ボタ落ち
する)ことがある。そこで、ノズルを水平方向に移動可
能なスキャンアームに取り付けて、スピンチャックの上
方に設定した処理液吐出位置と周辺部に設定した待機部
との間で行き来させるように構成し、基板に対する処理
液の供給を終えたノズルを待機部に戻すようにしてい
る。また、スピンナ型のスクラブ洗浄装置では、洗浄液
供給ノズルと同様に、スクラビング用のブラシもスキャ
ンアームに取り付けて、周辺部の待機部とスピンチャッ
ク上の基板の被処理面との間で行き来させるようにして
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のスピンナ型液処
理装置では、上記のように液だれやボタ落ちの問題を回
避するためにノズルをスキャンアームに取り付けて液処
理部と待機部との間で行き来させるようにしているが、
スキャンアームに煩雑な機構を必要とし、待機部に相当
のスペースを必要としていた。特に、スピンナ型のスク
ラブ洗浄装置では、ノズルとブラシの各々にスキャンア
ームと待機部を充てるため、問題は一層顕著であった。
また、液処理中にスピン回転する基板の被処理面から発
生するミストが上方に舞い(巻き)上がり、それから降
りてきて基板の表面つまり被処理面に付着または再付着
し、コンタミネーションやパーティクルの原因になると
いう問題もあった。
【0005】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
てなされたもので、スピンナ方式の小型・簡易化を実現
し、処理効率を向上させる基板処理装置を提供すること
を目的とする。
【0006】本発明の別の目的は、スピンナ方式におい
て被処理基板から周囲への液滴の飛散やミストの発生な
いし拡散を効果的に抑制するようにした基板処理装置お
よび洗浄処理方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の基板処理装置は、処理容器と、前記処理
容器内で被処理基板をその被処理面が下を向く姿勢で保
持してスピン回転させる回転手段と、下向きの前記基板
の被処理面に所定の処理を施すために前記処理容器内に
設けられた処理手段とを有する。
【0008】本発明の基板処理装置では、被処理基板の
下面(被処理面)に対して処理容器内に定置された処理
手段が処理を施す。したがって、処理手段を処理容器の
内と外とで行き来させるための搬送手段は不要であり、
処理手段で液だれがあっても被処理基板に影響を及ぼす
ことはない。
【0009】本発明の基板処理装置における液処理用の
基本形態として、処理手段が、基板の被処理面に対して
処理液を供給するための1個または複数個のノズルを有
してよい。基板の被処理面に隈なく処理液を供給するた
めに、好ましくは、複数個のノズルを基板の径方向に沿
って配置し、同時噴射させる構成が好ましい。基板から
周囲への液滴の飛散やミストの発生を抑制するために、
好ましくは、基板の中心部から周縁部に向かう方向に沿
ってノズルの処理液噴射量が次第に小さくなるように構
成してよい。別の好ましい形態として、少なくとも1個
のノズルが、基板の周縁部に対して径方向の外側で斜め
下方の位置から処理液を当てるのも効果的である。
【0010】また、基板の被処理面全体に処理液を均一
に供給するために、好ましくは、基板の中心部から周縁
部に向かう方向に沿ってノズルの処理液噴射量が次第に
大きくなるように構成してよい。
【0011】本発明の基板処理装置では、ノズルを定置
型としてもよいが、基板の径方向にスキャンさせる構成
も可能である。また、基板の下面(被処理面)をこすっ
て洗浄するための1個または複数個のブラシを設ける構
成も可能であり、ブラシを径方向にスキャンさせる構成
も可能である。
【0012】また、上記の目的を達成するために、本発
明の洗浄処理方法は、被処理基板をその被処理面が下を
向く姿勢で保持してスピン回転させる第1の工程と、ス
ピン回転中の前記基板の被処理面に対して下から洗浄液
を噴き付ける第2の工程とを有する。
【0013】本発明の洗浄処理方法では、被処理基板の
下面(被処理面)に対して下から洗浄液を噴き付けるの
で、被処理面に供給された液は重力の作用で基板から落
下または離脱しやすく、遠心力で周辺へ飛散する割合は
低く、ミストの発生が抑えられる。液滴の飛散やミスト
の発生をより効果的に抑制するために、好ましくは、第
2の工程において、基板の被処理面に対する洗浄液の単
位時間当たりの供給量を径方向の外側へ向うほど少なく
してよい。あるいは、基板の被処理面の周縁部に対して
径方向の外側で斜め下方の位置から洗浄液を噴き付ける
のも好適である。また、基板の被処理面全体に処理液を
均一に供給するために、好ましくは、第2の工程におい
て、基板の被処理面に対する洗浄液の単位時間当たりの
供給量を径方向の外側へ向うほど多くしてよい。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図を参照して本発明の
好適な実施形態を説明する。
【0015】図1〜図3に本発明の一実施形態における
洗浄処理システムの構成を概略的に示す。図1〜図3は
それぞれシステムの略平面図、略正面図および略縦断面
図である。
【0016】図1および図2に示すように、この洗浄処
理システム10は、被処理基板としての半導体ウエハ
(以下、「ウエハ」と称する。)Wをシステムに搬入し
たりシステムから搬出するための搬入出部12と、ウエ
ハWに洗浄処理を施す洗浄処理部14とを有しており、
搬入から洗浄、乾燥および搬出までの一連の工程をイン
ラインで行うように構成されている。
【0017】搬入出部12は、複数枚たとえば25枚の
ウエハWを多段に収容するカセットCを所定数たとえば
3個まで横(Y方向)一列に載置可能なカセットステー
ジ16を設けたイン・アウトポート18と、ステージ1
6上のカセットCと洗浄処理部14との間でウエハWの
搬送を行うウエハ搬送機構20を設けたウエハ搬送部2
2とを有している。
【0018】イン・アウトポート18とウエハ搬送部2
2との境界には垂直の隔壁24が設けられ、この隔壁2
4のステージ16上の各カセットCと対向する位置に窓
部26が形成され、各窓部26にシャッタ28が取り付
けられている。シャッタ28が開いた状態で、ウエハ搬
送機構20がステージ16上の各カセットCにアクセス
してウエハWの出し入れを行うようになっている。
【0019】ウエハ搬送部22において、ウエハ搬送機
構20は、ウエハWを保持できる手段たとえば搬送アー
ム20aを有し、X,Y,Z,θ(回転方向)の4軸で
移動ないし動作可能であり、イン・アウトポート18側
のカセットCだけでなく、洗浄処理部14側の後述する
ウエハ受け渡しユニット(TRS)42(図3)にもア
クセス可能となっている。
【0020】洗浄処理部14は、図1に示すように、中
心部に垂直搬送型の主ウエハ搬送機構(PRA)30を
配置し、この主ウエハ搬送機構(PRA)30の周りに
スクラブ洗浄ユニット群32、受け渡し/反転ユニット
群34、加熱/冷却ユニット群36および制御/ユーテ
ィリティ・ユニット群38を配置している。
【0021】スクラブ洗浄ユニット群32は、図1およ
び図2に示すように、システム正面側に複数台たとえば
上下2段で各段に2台ずつ配設された枚葉式のスクラブ
洗浄ユニット(SCR)40A,40B,40C,40
Dを含んでいる。この実施形態では、上段のスクラブ洗
浄ユニット(SCR)40C,40DがウエハWのおも
て面(デバイス作成面)に対するスクラビング洗浄処理
に用いられ、下段のスクラブ洗浄ユニット(SCR)4
0A,40BがウエハWの裏面に対するスクラビング洗
浄処理に用いられる。これらのスクラブ洗浄ユニット
(SCR)40A〜40Dの構成と作用は後に詳述す
る。
【0022】受け渡し/反転ユニット群34は、図1お
よび図3に示すように、主ウエハ搬送機構(PRA)3
0と搬入出部12側のウエハ搬送部22との間で多段に
重ねて配置された1台または複数台(図示の例は2台)
の受け渡しユニット(TRS)42と1台または複数台
(図示の例は2台)の反転ユニット(RVS)44とを
含んでいる。各受け渡しユニット(TRS)42は、主
ウエハ搬送機構(PRA)30と搬入出部12側のウエ
ハ搬送機構20との間でウエハWの受け渡しが行われる
際にバッファとして該ウエハWを一時的に載置する載置
台を備えている。各反転ユニット(RVS)44は、ウ
エハWをおもて面の位置と裏面の位置が互いに入れ替わ
るように180゜反転させるウエハ反転機構を備えてい
る。
【0023】加熱/冷却ユニット群36は、図1および
図3に示すように、主ウエハ搬送機構(PRA)30に
対して受け渡し/反転ユニット群34の反対側に多段に
重ねて配置された1台または複数台(図示の例は3台)
の加熱ユニット(HP)46と1台または複数台(図示
の例は1台)の冷却ユニット(COL)48とを含んで
いる。各加熱ユニット(HP)46および各冷却ユニッ
ト(COL)48は、被処理ウエハWを載せて所定の温
度で加熱または冷却するための熱板を備えている。
【0024】制御/ユーティリティ・ユニット群38
は、図1に示すように、システムの後背部に横(X方
向)一列に配置された機械制御ユニット(MB)52、
電装ユニット(EB)54および薬液貯蔵ユニット(C
TB)56を含んでいる。機械制御ユニット(MB)5
2および電装ユニット(EB)54は、システム全体の
動作を制御するための各種制御基板、計器類、コントロ
ールパネル等を備えている。薬液貯蔵ユニット(CT
B)56は、各スクラブ洗浄ユニット(SCR)40で
使用に供される洗浄液を貯留する容器やポンプ等の流体
機器を備えている。なお、制御/ユーティリティ・ユニ
ット群38を他の場所に設置することで、後背部側から
もシステム内のメンテナンスを行えるようになってい
る。
【0025】主ウエハ搬送機構(PRA)30は、図3
に示すように、垂直方向(Z方向)に延在し、上端およ
び下端で接続された相対向する一対の垂直壁部58L,
58Rを有する筒状支持体60の内側にウエハ搬送体6
2をZ方向に移動(昇降)可能に取り付けている。筒状
支持体60は、その下に配置されたモータ64の回転駆
動力により垂直中心軸を回転中心として回転するように
なっており、ウエハ搬送体62も筒状支持体60と一緒
に回転するようになっている。
【0026】ウエハ搬送体62は、搬送基台66と、こ
の搬送基台66上で前後に移動(進退)可能に構成され
た3本の搬送アーム68A,68B,68Cとを有して
いる。これらの搬送アーム68A,68B,68Cは、
搬送基台66に内蔵されたアーム駆動機構(図示せず)
よりそれぞれ独立して進退移動可能となっており、両垂
直壁部58L,58Rの間に形成された側面開口70を
通り抜けできるようになっている。搬送基台66は、下
部プーリ74および上部プーリ76間に架け渡された昇
降駆動用の無端ベルト78に接続されており、筒状支持
体60の底部で駆動側の下部プーリ74に連結されてい
るモータ80の駆動力により昇降移動するようになって
いる。こうして、主ウエハ搬送機構(PRA)30は、
その周囲に設置されている全てのユニットにアクセス可
能であり、搬送アーム68A,68B,68Cを選択的
に前後に伸縮または進退移動させて、ウエハWの搬入ま
たは搬出を行えるようになっている。
【0027】洗浄処理部14の天井または屋上には、洗
浄処理部14内の各部に清浄な空気をダウンフローで供
給するフィルタ・ファン・ユニット(FFU)82が設
けられている。
【0028】図4および図5に上段スクラブ洗浄ユニッ
ト(SCR)40C,40Dの構成を模式的に示す。図
示のように、これらのスクラブ洗浄ユニット(SCR)
40C,40D内には、処理容器として上面の開口した
洗浄カップ92が設置されている。洗浄カップ92は、
昇降移動可能な上部側壁部94と、この上部側壁部94
の外側に隙間を挟んで固定配置されている下部側壁部9
6と、1個または複数個のドレイン口98を設けた底板
部100とを有している。上部側壁部94は、たとえば
カップ外側に配置されたカップ昇降機構95に結合され
ており、カップ昇降機構95の駆動力でウエハ搬入出用
のボトム位置(図4の高さ位置)と洗浄処理用のトップ
位置(図5の高さ位置)との間で昇降移動できるように
なっている。上部側壁部94の上端部には、洗浄処理時
にウエハW側から飛散してくる洗浄液を受けるための径
方向内側に向って斜め上方に延在するテーパ部94aが
設けられている。ドレイン口98は、ドレイン管99を
介して廃液処理部(図示せず)に通じている。
【0029】洗浄カップ92内には、ブラシ機構102
とノズル機構104が併設されている。図示省略する
が、両機構102,104にはカップの底を通って各種
の用力供給ラインが接続されている。
【0030】ブラシ機構102は、1本または複数本の
ブラシ(図示の例はディスク型のブラシ)106と、そ
れらのブラシ106を移動ないし稼動させるブラシ駆動
部108とを有している。各ブラシ106は、ブラシ毛
を上に向けて配置され、たとえば垂直方向、水平方向お
よびθ方向に移動または回転可能となっている。ブラシ
駆動部108は、各ブラシ106に所要の移動または運
動を行わせるための駆動手段たとえば昇降駆動手段、水
平駆動手段および回転駆動手段(図示せず)を有してい
る。
【0031】ノズル機構104は、1本または複数本の
洗浄液供給ノズル110と、それらのノズル110を移
動ないし稼動させるノズル駆動部112とを有してい
る。各洗浄液供給ノズル110は、たとえば高圧ジェッ
ト式、2流体式、超音波またはメガソニック式あるいは
スプレー式で構成されてよく、吐出口を上に向けて配置
されている。ノズル駆動部112は、各ノズル110に
洗浄液を送給するための洗浄液供給源または中継部およ
び開閉弁等(図示せず)を有しており、必要に応じて各
ノズル110を水平および/または垂直方向に移動させ
るための駆動手段(図示せず)も有している。
【0032】洗浄カップ92の上には、カップ中心部と
対向する位置に回転可能な負圧吸着式のチャックプレー
ト114が逆さの向きで、つまり吸着保持面114aを
下に向けて配置されている。チャックプレート114
は、たとえば円盤型に形成されており、吸着保持面11
4aと反対側(上面側)で回転支持軸116を介してス
ピンチャック駆動部118内の駆動手段たとえば電動モ
ータ(図示せず)に作動結合されている。チャックプレ
ート114の吸着保持面114aには適当なパターンで
溝(図示せず)が形成されており、それらの溝がチャッ
クプレート114、回転支持軸116およびスピンチャ
ック駆動部118の内部に貫通して形成された空気通路
および配管120を介して負圧源たとえば真空ポンプ
(図示せず)に接続されている。
【0033】スピンチャック駆動部118は、適当な支
持手段によって少なくとも水平方向(XY面内)で固定
されている。図示の例では、洗浄カップ92の外にタワ
ー型の垂直支持部122が立設され、この垂直支持部1
22から洗浄カップ92の中心部上方まで延在するアー
ム型の水平支持部124の先端部にスピンチャック駆動
部118が下向きに取り付けられる。必要に応じて垂直
支持部122に昇降駆動部(図示せず)を設け、スピン
チャック駆動部118およびチャックプレート114を
昇降可能に構成してもよい。
【0034】ここで、かかる構成のスクラブ洗浄ユニッ
ト(SCR)40C,40Dにおける作用を説明する。
【0035】図4に示すように、洗浄カップ92内で洗
浄処理が行われていない間は、カップ92の上部側壁部
94がボトム位置にあり、ブラシ機構102およびノズ
ル機構104のいずれも非稼動状態に置かれている。こ
の状態の下で、本ユニット(SCR)40C,40Dで
洗浄処理を受けるべきウエハWがその被洗浄面(おもて
面)を下に向けた姿勢で主ウエハ搬送機構(PRA)3
0(図1、図3)により搬入されてきて、チャックプレ
ート114の吸着保持面114aにセットされる。より
詳細には、ウエハ搬送体62(図3)の搬送アーム68
が下向きのウエハWをチャックプレート114の吸着保
持面114aの下まで水平方向に搬送してきて位置決め
し、その位置でウエハWを水平姿勢のまま吸着保持面1
14aにほぼ接触する高さまで垂直上方に持ち上げる。
一方で、チャックプレート114に負圧源からの負圧が
与えられ、負圧吸引力がウエハWの裏面に作用して、ウ
エハWが吸着保持面114aに吸着保持される。その
際、負圧系統内の圧力が所定の値を超えることで、ウエ
ハWが吸着保持面114aに正しく吸着保持されたこと
が確認される。
【0036】ウエハ搬送体62の搬送アーム68が退出
した後、図5に示すように、洗浄カップ92の上部側壁
部94がトップ位置まで上昇し、スピンチャック駆動部
118の回転駆動手段が所定の回転速度でウエハWをチ
ャックプレート114と一体的にスピン回転させ、ブラ
シ機構102およびノズル機構104が所定のシーケン
スまたはレシピにしたがってそれぞれの機能を果たすよ
うに動作する。
【0037】一例として、スピン回転中のウエハWに対
して、先ずノズル機構104におけるリンス用のノズル
(たとえばスプレー式ノズル)110がリンス液を上方
に噴射してウエハWの下面(被洗浄面)を万遍に濡ら
す。次に、ブラシ機構102が、ブラシ106を所定の
ストロークだけ上昇させてウエハWの下面(被洗浄面)
に所定の圧力で押し付けながら適当な回転速度でスピン
回転させ、必要に応じてXY方向でスキャンさせる。こ
うしてスクラビング洗浄を開始する。スクラビングの最
中も、スプレーノズル110よりリンス液の供給を継続
してよい。このスクラビング洗浄により、ウエハWの下
面(被洗浄面)に付着していた異物(塵埃、破片、汚染
物等)が擦り取られる。そして、擦り取られた異物の多
くが重力によってウエハWやブラシ106から離脱(落
下)して、使用後のリンス液と一緒にカップ92の底に
集められ、ドレイン口98から排出される。スクラビン
グ洗浄を終えると、ブラシ機構102はブラシ106を
原位置まで降ろしてウエハWから退避させる。一方、ノ
ズル機構104において、ブロー用のノズル(たとえば
高圧ジェット式、2流体式または超音波/メガソニック
式ノズル)110が洗浄液を上方に噴射してウエハWの
下面(被洗浄面)全体をブロー洗浄する。このブロー洗
浄によって、先のスクラビング洗浄で除去しきれなかっ
た汚れが洗い落とされる。ブロー洗浄を終えると、次に
リンス用ノズル110を再度用いてリンス処理を行い、
最後にウエハWを高速回転させてスピン乾燥を行う。し
かる後、洗浄カップ92の上部側壁部94がボトム位置
まで下がり、洗浄済みのウエハWがチャックプレート1
14から主ウエハ搬送機構(PRA)30の搬送アーム
68に渡されてユニットの外へ搬出される。
【0038】このように、この実施形態による上段スク
ラブ洗浄ユニット(SCR)40C,40Dでは、洗浄
カップ92の内側でチャックプレート114がウエハW
のおもて面を被洗浄面として下に向けて保持し、スピン
チャック駆動部118によりウエハWをスピン回転させ
ながら、カップ92内に設置されているブラシ機構10
2およびノズル機構104を作動させて、ウエハWの下
面(被洗浄面)にスクラビング処理や液処理を施すよう
にしている。
【0039】ブラシ機構102およびノズル機構104
においては、ブラシ106やノズル110から液だれや
ボタ落ちがあってもウエハWに何等影響することなくそ
のまま洗浄カップ92の底に落ちるだけである。このた
め、洗浄カップ92の外にブラシ106やノズル110
用のホームポジションを設ける必要はなく、洗浄カップ
92の内と外の間でブラシ106やノズル110を行き
来させるためのスキャンアームも不要となっている。洗
浄カップ92内にブラシ機構102とノズル機構104
が収められているので、装置全体の小型・簡易化も実現
される。
【0040】また、ウエハWの下面(被洗浄面)で擦り
取られた異物や汚れた液は重力の作用により各位置で落
下して速やかにウエハWから離脱する。さらに、ウエハ
Wの下面(被洗浄面)付近で発生したミストはウエハ周
縁部を回るようにしてウエハWと上部側壁部94との隙
間Pからカップ92の上方へ抜けようとするが、この隙
間Pには天井面(図示せず)からの清浄空気がダウンフ
ローで流れ込んでくるため、ミストの多くが上方からの
空気流と一緒にカップ92の底の方へ流れてドレイン口
98より排出される。
【0041】図6に、下段スクラブ洗浄ユニット(SC
R)40A,40Bの構成を模式的に示す。上記した上
段スクラブ洗浄ユニット(SCR)40C,40Dがウ
エハWの裏面を負圧で吸着保持する負圧吸着式のスピン
チャックを用いるのに対して、下段スクラブ洗浄ユニッ
ト(SCR)40A,40BはウエハWの周縁部を機械
的に保持するメカニカル式のスピンチャック130を用
いている。
【0042】このメカニカル式のスピンチャック130
は、スピンチャック駆動部118の回転駆動手段に作動
接続される回転支持軸132と、この回転支持軸132
に結合されているチャックプレート134と、メカニカ
ル式のチャック部またはウエハ脱着機構136とを有し
ている。チャックプレート134の周縁部には円周方向
に所定の間隔を置いて複数本の支持ピン(図示せず)が
突設されており、ウエハWはウエハ脱着機構136によ
りこれらの支持ピンに押し付けられるようにして保持さ
れる。
【0043】ウエハ脱着機構136は、チャックプレー
ト134の周縁部に所定の間隔を置いて複数(図示の例
では3箇所)設けられ、バネ部材(図示せず)による弾
性力でウエハWの周縁部を脱着可能に保持する。より詳
細には、チャックプレート134の上に昇降手段138
により昇降可能な水平操作板140が設けられ、この支
持操作板140の各ウエハ脱着機構136と対応する箇
所に脱着操作治具142が取り付けられている。昇降手
段138が水平操作板140を下降または往動させる
と、各脱着操作治具142が各対応するウエハ脱着機構
136に上から当接してバネ部材に抗して押圧すること
により、ウエハ脱着機構136がウエハ保持解除姿勢
(図6の左側136’の姿勢)に変位する。このウエハ
保持解除状態において、チャックプレート134上でウ
エハWの移載または搬入/搬出を行うことができる。昇
降手段138が水平操作板140を上昇または復動させ
ると、各脱着操作治具142が各対応するウエハ脱着機
構136から分離し、それによってバネ部材の弾性力が
復帰して各ウエハ脱着機構136がウエハを保持する姿
勢(図5の右136の姿勢)となる。
【0044】ここで、この洗浄処理システムにおいて1
枚の被処理ウエハWが一連の処理を受ける際の手順と作
用を説明する。
【0045】先ず、搬入出部12において、ウエハ搬送
部22のウエハ搬送機構20が、イン・アウトポート1
8のステージ16上に置かれているカセットCのいずれ
か1つにアクセスして搬送アーム20aで未洗浄の被処
理ウエハWを1枚取り出し、取り出したウエハWを洗浄
処理部14側の受け渡しユニット(TRS)42のいず
れか1つに搬入する。なお、カセットCにおいてウエハ
Wはおもて面を上面とする姿勢で収容ないし出し入れさ
れるものとする。
【0046】洗浄処理部14側では、主ウエハ搬送機構
(PRA)30がウエハ搬送アーム68A,68B,6
8Cのいずれか1つで該受け渡しユニット(TRS)4
2から該ウエハWを取り出して、裏面洗浄処理用の下段
スクラブ洗浄ユニット(SCR)40A,40Bのいず
れか1つに搬入する。上記したように、下段スクラブ洗
浄ユニット(SCR)40A,40Bは、スピンチャッ
クがメカニカル式のチャック機構130を有する点を除
いて上段スクラブ洗浄ユニット(SCR)40C,40
Dと同様の構成を有している。
【0047】主ウエハ搬送機構(PRA)30より当該
ウエハWを搬入される下段スクラブ洗浄ユニット(SC
R)40Aまたは40Bでは、洗浄カップ92をボトム
位置に降ろしておいてウエハWをチャックプレート13
4の下に付けさせ、ウエハ搬送アーム68の退去後に洗
浄カップ92をトップ位置へ上昇させる。そして、ウエ
ハ脱着機構136を作動させてチャックプレート134
に当該ウエハWを固定し、スピンチャック駆動機構11
8を作動させてスピンチャック118を当該ウエハWと
一体にスピン回転させる。一方、洗浄カップ92内のブ
ラシ機構102およびノズル機構104を作動させて、
所望のレシピにしたがってウエハWの下面(裏面)に対
して上記のようなスクラビング洗浄処理および液処理を
施し、最後にスピン乾燥を行う。
【0048】上記のようなウエハ裏面洗浄処理が終了す
ると、スピンチャック130においてスピンチャック機
構によるウエハの保持が解除され、洗浄カップ92がボ
トム位置へ下降し、主ウエハ搬送機構(PRA)30側
から搬送アーム68A,68B,68Cのいずれか1つ
がウエハ搬入出口94から入ってきて当該被処理ウエハ
Wを引き取る。
【0049】主ウエハ搬送機構(PRA)30に引き取
られた当該ウエハWは、次に加熱ユニット(HP)46
のいずれか1つに搬入され、そこで加熱による乾燥処理
を受ける。この加熱乾燥処理の後は、必要に応じて冷却
ユニット(COL)48に移され、そこで所定温度まで
冷却される。
【0050】上記のような熱処理を受けた後、当該ウエ
ハWは、次に主ウエハ搬送機構(PRA)30により反
転ユニット(RVS)44のいずれか1つに搬入され、
そこでおもて面と裏面とが互いに入れ替わるように、つ
まりそれまで上面であったおもて面が下面になり、それ
まで下面であった裏面が上面となるように上下反転され
る。
【0051】上記のようにして上下反転された当該ウエ
ハWは、次に主ウエハ搬送機構(PRA)30によりお
もて面洗浄処理用の上段スクラブ洗浄ユニット(SC
R)40Cまたは40Dに搬入される。この上段スクラ
ブ洗浄ユニット(SCR)40Cまたは40Dにおいて
も、当該ウエハWは、チャックプレート114に保持さ
れる形態が負圧吸着式のウエハ保持形態に替わる点を除
いては、上記したように下段スクラブ洗浄ユニット(S
CR)40Aまたは40Bにおける裏面洗浄処理と同様
の洗浄処理を施される。
【0052】上記のようにして上段スクラブ洗浄ユニッ
ト(SCR)40Cまたは40Dでおもて面洗浄処理を
受けた当該ウエハWは、反転ユニット(RVS)44の
いずれか1つに送られて再度の上下面反転により最初の
姿勢(おもて面が上面となる姿勢)に戻され、その姿勢
で加熱ユニット(HP)46や冷却ユニット(COL)
48を回されて熱処理を受ける。しかる後、当該ウエハ
Wは主ウエハ搬送機構(PRA)30により受け渡しユ
ニット(TRS)42のいずれか1つに移され、搬入出
部12側のウエハ搬送機構20に引き取られてステージ
16上のカセットCのいずれか1つへ入れられる。
【0053】上記の一連の処理工程では被処理ウエハW
のおもて面を先に洗浄して裏面を後に洗浄したが、順序
を逆にしてもよい、つまり、最初に上段スクラブ洗浄ユ
ニット(SCR)40C,40Dのいずれか1つで被処
理ウエハWのおもて面を洗浄し、次に下段スクラブ洗浄
ユニット(SCR)40A,40Bのいずれか1つでウ
エハWの裏面を洗浄するといった手順も可能である。
【0054】上記のように、この実施形態のスクラブ洗
浄ユニット(SCR)40では、洗浄カップ92内にブ
ラシ機構102およびノズル機構104を設ける。ブラ
シ機構102およびノズル機構104の各部の構成およ
び作用は種々の変形が可能である。
【0055】図7に、ノズル機構104における洗浄液
噴射方式の一実施例を示す。この実施例では、チャック
プレート114に保持されるウエハWの中心部から一方
位(または多方位)の周縁部に向う方向に沿って単位時
間当たりの洗浄液噴射量が次第に少なくなるような多数
のノズルN(1),N(2),‥‥N(n)を一列に配置する。
これらのノズルNは、各々独立したノズル管で構成され
てもよく、あるいは1本の共通ノズル管に連設された口
径の異なるノズル口として構成されてもよい。この方式
によれば、ウエハWの中心部寄りに供給された洗浄液ほ
ど遠心力で周縁部側へ移行する途中で重力によりウエハ
Wから離脱(落下)しやすく、周辺へ飛散し難い。ま
た、ウエハWの周縁部寄りに供給された洗浄液が遠心力
で周辺へ飛散しても絶対量が少ないので、ミストの発生
量も少なくて済む。
【0056】図8および図9に示す実施例は、チャック
プレート114に保持されるウエハWに対して外側で斜
め下の位置に少なくとも1本のノズルN(m)を配置し、
このノズルN(m)よりウエハWの下面(被処理面)の周
縁部に洗浄液を当てるようにしたものである。図9に示
すように、ウエハWの回転方向においてノズルN(m)を
ノズル列N(1),N(2),‥‥N(n)の下流側に配置する
ことで、ミストの発生をより効果的に抑制することがで
きる。
【0057】図10および図11に示す実施例は、ウエ
ハWの中心部から一方位(または多方位)の周縁部に向
う方向に沿って単位時間当たりの洗浄液噴射量が次第に
多くなるような多数のノズルR(1),R(2),‥‥R(n)
を一列に配置する。これらのノズルRは、各々独立した
ノズル管で構成されてもよく、あるいは1本の共通ノズ
ル管に連設された口径の異なるノズル口として構成され
てもよい。この方式は、ウエハWを比較的低い回転速度
でスピン回転させるアプリケーションに用いて好適であ
り、ウエハWの被処理面に対する洗浄液の供給量を面内
均一にすることも可能である。
【0058】図示省略するが、ウエハWの中心部と周縁
部に対する単位時間当たりの洗浄液噴射量を相対的に多
くし、中間部(中心部と周縁部の間の領域)に対する単
位時間当たりの洗浄液噴射量を相対的に少なくするよう
に多数のノズルをウエハ径方向に沿って配置する構成も
可能である。
【0059】図12に示す実施例は、超音波またはメガ
ソニックノズルを用いるアプリケーションにおいて各ノ
ズルQより噴射される洗浄液をウエハWの下面(被洗浄
面)にようやく届くような圧力で接触させ、そのような
架橋状の洗浄液を介して各ノズルQより超音波MSをウ
エハ被処理面に印加する方式である。この方式によれ
ば、ウエハ表面に対する洗浄液の衝撃を可及的に少なく
して、超音波またはメカソニックによる不純物除去作用
を最大限に発揮させることができる。
【0060】図13に、ウエハWの下面(被処理面)に
処理液たとえば薬液Mを表面張力で逆さに盛るようにし
た実施例を示す。この実施例で用いるノズル150は、
ウエハWの直径に相当する長さを有し、かつ上面にスリ
ット状のノズル口(図示せず)を形成してなる長尺状の
ノズル管からなり、薬液供給管152からの薬液Mを該
スリット口上に盛る程度に吐出する。ノズル150の内
部には、薬液供給管152より導入した薬液Mの圧力を
長さ方向で均一にするためのバッファ室が設けられてよ
い。図13の(A)、(B)に示すように、ノズル15
0の上面に薬液Mを盛ってウエハWの下面(被処理面)
に薬液Mを介して接触させ、次いでノズル150に薬液
Mを補給し続けながらウエハWをゆっくりと1回転また
は数回転させ、薬液Mを被処理面全体に隈なく行き渡ら
せる。ウエハWの回転を止めた後、図13の(C)に示
すように、ノズル150を下げると、ウエハWの下面
(被処理面)には薬液Mが表面張力および粘性力によっ
て残る。この方式によれば、ノズルを用いて処理液を必
要最小限の量でウエハWの被処理面に液盛りすることが
できる。
【0061】ブラシ機構102においても、スクラビン
グ能力または容量の異なる多数のブラシを併用したり、
あるいは選択的に使用することが可能であり、たとえば
上記したようなノズル機構104におけるノズル配列形
態に似せたブラシ配列形態も可能である。ブラシはディ
スク型に限定されるものではなく、種々の形式や構成が
可能である。
【0062】上記した実施形態はスクラブ洗浄装置に係
わるものであったが、本発明は他の種々の液処理装置に
適用可能である。本発明における被処理基板は半導体ウ
エハに限るものではなく、スクラブ洗浄その他の液処理
を必要とする任意の被処理基板たとえばLCD用のガラ
ス基板やフォトマスク基板、CD基板等も含まれる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の基板処理
装置によれば、スピンナ方式の小型・簡易化を実現し、
処理効率を向上させることが可能であり、液処理を行う
場合は被処理基板から周囲への液の飛散やミストの発生
を効果的に抑制することも可能である。
【0064】また、本発明の洗浄処理方法によれば、ス
ピンナ方式の洗浄処理において被処理基板から周囲への
洗浄液の飛散やミストの発生ないし拡散を効果的に抑制
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における洗浄処理システム
の構成を概略的に示す略平面図である。
【図2】実施形態における洗浄処理システムの構成を概
略的に示す略正面図である。
【図3】実施形態における洗浄処理システムの構成を概
略的に示す略縦断面図である。
【図4】実施形態におけるスクラブ洗浄ユニット(SC
R)の構成例を示す一部断面正面図である。
【図5】実施形態におけるスクラブ洗浄ユニット(SC
R)の構成例を示す一部断面正面図である。
【図6】実施形態におけるスクラブ洗浄ユニット(SC
R)の構成例を示す一部断面正面図である。
【図7】一実施例による洗浄液噴射方式を示す側面図で
ある。
【図8】一実施例による洗浄液噴射方式を示す側面図で
ある。
【図9】一実施例による洗浄液噴射方式を示す底面図で
ある。
【図10】一実施例による洗浄液噴射方式を示す側面図
である。
【図11】一実施例による洗浄液噴射方式を示す底面図
である。
【図12】一実施例による洗浄液噴射方式を示す側面図
である。
【図13】一実施例による洗浄液供給方式を示す側面図
である。
【符号の説明】
10 洗浄処理システム 12 搬入出部 14 洗浄処理部 30 主ウエハ搬送機構(PRA) 40A〜40B スクラブ洗浄ユニット(SCR) 92 洗浄カップ 102 ブラシ機構 104 ノズル機構 106 ブラシ 108 ブラシ駆動部 110 ノズル 112 ノズル駆動部 114 チャックプレート 118 スピンチャック駆動部 N(1)〜N(n),N(m) ノズル R(1)〜R(n) ノズル Q(1)〜Q(n) ノズル 150 ノズル

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理容器と、 前記処理容器内で被処理基板をその被処理面が下を向く
    姿勢で保持してスピン回転させる回転手段と、 下向きの前記基板の被処理面に所定の処理を施すために
    前記処理容器内に設けられた処理手段とを有する基板処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理手段が、前記基板の被処理面に
    対して処理液を供給するための1個または複数個のノズ
    ルを有する請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 複数個の前記ノズルを前記基板の径方向
    に沿って配置する請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記基板の中心部から周縁部に向かう方
    向に沿って前記ノズルの処理液噴射量が次第に小さくな
    る請求項3に記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも1個の前記ノズルが、前記基
    板の周縁部に対して径方向の外側で斜め下方の位置から
    前記処理液を当てる請求項2〜4のいずれかに記載の基
    板処理装置。
  6. 【請求項6】 前記基板の中心部から周縁部に向かう方
    向に沿って前記ノズルの処理液噴射量が次第に大きくな
    る請求項3に記載の基板処理装置。
  7. 【請求項7】 前記処理手段が、前記ノズルを前記基板
    の径方向でスキャンさせるためのノズル駆動手段を有す
    る請求項2〜6のいずれかに記載の基板処理装置。
  8. 【請求項8】 前記処理手段が、前記基板の被処理面を
    こすって洗浄するための1個または複数個のブラシを有
    する請求項1〜7のいずれかに記載の基板処理装置。
  9. 【請求項9】 前記処理手段が、前記ブラシを前記基板
    の径方向でスキャンさせるためのブラシ駆動手段を有す
    る請求項8に記載の基板処理装置。
  10. 【請求項10】 被処理基板をその被処理面が下を向く
    姿勢で保持してスピン回転させる第1の工程と、 スピン回転中の前記基板の被処理面に対して下から洗浄
    液を噴き付ける第2の工程とを有する洗浄処理方法。
  11. 【請求項11】 前記第2の工程は、前記基板の被処理
    面に対する前記洗浄液の単位時間当たりの供給量を径方
    向の外側へ向うほど少なくする請求項10に記載の洗浄
    処理方法。
  12. 【請求項12】 前記第2の工程は、前記基板の被処理
    面の周縁部に対して径方向の外側で斜め下方の位置から
    前記洗浄液を噴き付ける請求項10または11に記載の
    洗浄処理方法。
  13. 【請求項13】 前記第2の工程は、前記基板の被処理
    面に対する前記洗浄液の単位時間当たりの供給量を径方
    向の外側へ向うほど多くする請求項10に記載の洗浄処
    理方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012164896A (ja) * 2011-02-08 2012-08-30 Tokyo Electron Ltd 流体供給部材、液処理装置、および液処理方法
JP2012169572A (ja) * 2011-02-17 2012-09-06 Tokyo Electron Ltd 基板洗浄装置
JP2021015998A (ja) * 2018-12-04 2021-02-12 株式会社ディスコ ウエーハ洗浄装置
WO2022201666A1 (ja) * 2021-03-26 2022-09-29 株式会社東京精密 ウエハ裏面洗浄装置

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