JP7485715B2 - 鞍乗型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両に係り、特に、後輪を路面から浮かせて車体を直立状態で保持するセンタスタンドを有する鞍乗型車両に関する。
従来から、後輪を路面から浮かせて車体を直立状態で保持するセンタスタンドを有する鞍乗型車両が知られている。センタスタンドをかける際には、センタスタンドが路面に接地してから車体後部を持ち上げるところで大きな力が必要となり、車重が大きな車両においては、センタスタンドをかける動作が難しいことがある。
特許文献1には、後輪を支持すると共に車体に対して揺動自在に軸支されるスイングアームを有する自動二輪車において、アクチュエータによってスイングアームの垂れ角を大きくして車高を高くすることで、センタスタンドを容易にかけられるようにした構成が開示されている。
ドイツ特許公開102018126233号公報
しかし、特許文献1の技術では、スイングアームの垂れ角を変更するための専用のアクチュエータが必要となり、部品点数や重量が増加しやすいという課題があった。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、簡単な構成によってセンタスタンドを容易にかけることができる鞍乗型車両を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明は、後輪(WR)を路面(G)から浮かせて車体を直立状態で保持するセンタスタンド(11)と、前記後輪(WR)を軸支すると共にスイングアームピボット(9)によって車体に揺動可能に軸支されるスイングアーム(12)と、該スイングアーム(12)を車体に吊り下げるリヤクッション(14)とを有する鞍乗型車両(1)において、前記リヤクッション(14)が、アクチュエータ(30)の駆動力で伸び側減衰力を変更できるように構成されており、前記アクチュエータ(30)を制御する制御部(22)を備え、前記制御部(22)は、作動スイッチ(20)の操作に応じて、前記リヤクッション(14)の伸び側減衰力を最弱とする点に第1の特徴がある。
また、前記センタスタンド(11)の展開状態を検知するセンタスタンド角度センサ(23)を備え、前記制御部(22)は、前記センタスタンド(11)が全開位置まで展開したことを検知して、前記リヤクッション(14)の伸び側減衰力を元の状態に戻す点に第2の特徴がある。
また、前記制御部(22)は、前記鞍乗型車両(1)のイグニッション信号(21)がオフの場合にのみ、前記作動スイッチ(20)の出力信号を有効とする点に第3の特徴がある。
また、後輪(WR)を路面(G)から浮かせて車体を直立状態で保持するセンタスタンド(11)と、前記後輪(WR)を軸支すると共にスイングアームピボット(9)によって車体に揺動可能に軸支されるスイングアーム(12)と、該スイングアーム(12)を車体に吊り下げるリヤクッション(14)とを有する鞍乗型車両(1)において、前記リヤクッション(14)が、アクチュエータ(30)の駆動力で伸び側減衰力を変更できるように構成されており、前記アクチュエータ(30)を制御する制御部(22)と、前記センタスタンド(11)の展開状態を検知するセンタスタンド角度センサ(23)とを備え、前記制御部(22)は、前記センタスタンド(11)が路面(G)に接地する所定角度まで展開したことを検知すると、前記リヤクッション(14)の伸び側減衰力を最弱とする点に第4の特徴がある。
さらに、前記制御部(22)は、前記センタスタンド(11)が全開位置まで展開したことを検知すると、前記リヤクッション(14)の伸び側減衰力を元の状態に戻す点に第5の特徴がある。
第1の特徴によれば、後輪(WR)を路面(G)から浮かせて車体を直立状態で保持するセンタスタンド(11)と、前記後輪(WR)を軸支すると共にスイングアームピボット(9)によって車体に揺動可能に軸支されるスイングアーム(12)と、該スイングアーム(12)を車体に吊り下げるリヤクッション(14)とを有する鞍乗型車両(1)において、前記リヤクッション(14)が、アクチュエータ(30)の駆動力で伸び側減衰力を変更できるように構成されており、前記アクチュエータ(30)を制御する制御部(22)を備え、前記制御部(22)は、作動スイッチ(20)の操作に応じて、前記リヤクッション(14)の伸び側減衰力を最弱とするので、通常、センタスタンドをかける際には、センタスタンドが路面に接地してから車体後部を持ち上げるところで大きな力が必要となるが、作動スイッチの操作に応じてリヤクッションの伸び側減衰力が最弱とされてリヤクッションが伸びやすくなることで、勢いをつけて車体後部を持ち上げる動作が容易となる。これにより、センタスタンドを容易にかけることが可能となる。
第2の特徴によれば、前記センタスタンド(11)の展開状態を検知するセンタスタンド角度センサ(23)を備え、前記制御部(22)は、前記センタスタンド(11)が全開位置まで展開したことを検知して、前記リヤクッション(14)の伸び側減衰力を元の状態に戻すので、センタスタンドの展開が不十分な状態でリヤクッションの伸び側減衰力を元の状態に戻すことを防止して、センタスタンドがけを確実に完了させることが可能となる。
第3の特徴によれば、前記制御部(22)は、前記鞍乗型車両(1)のイグニッション信号(21)がオフの場合にのみ、前記作動スイッチ(20)の出力信号を有効とするので、例えば、走行中に誤って作動スイッチを操作した場合でもリヤクッションの伸び側減衰力が変化することがなく、乗員の安心感を高めることができる。
第4の特徴によれば、後輪(WR)を路面(G)から浮かせて車体を直立状態で保持するセンタスタンド(11)と、前記後輪(WR)を軸支すると共にスイングアームピボット(9)によって車体に揺動可能に軸支されるスイングアーム(12)と、該スイングアーム(12)を車体に吊り下げるリヤクッション(14)とを有する鞍乗型車両(1)において、前記リヤクッション(14)が、アクチュエータ(30)の駆動力で伸び側減衰力を変更できるように構成されており、前記アクチュエータ(30)を制御する制御部(22)と、前記センタスタンド(11)の展開状態を検知するセンタスタンド角度センサ(23)とを備え、前記制御部(22)は、前記センタスタンド(11)が路面(G)に接地する所定角度まで展開したことを検知すると、前記リヤクッション(14)の伸び側減衰力を最弱とするので、センタスタンドをかける動作に伴ってリヤクッションの伸び側減衰力が最弱とされることとなり、作動スイッチの操作を不要とし、センタスタンドがけを容易とすることができる。
第5の特徴によれば、前記制御部(22)は、前記センタスタンド(11)が全開位置まで展開したことを検知すると、前記リヤクッション(14)の伸び側減衰力を元の状態に戻すので、作動スイッチ等を操作することなく、センタスタンドがけを完了することが可能となる。
本実施形態に係る自動二輪車の左側面図である。 リヤクッションの制御系統を示すブロック図である。 センタスタンドを展開し始めて接地部が路面に接地した状態の自動二輪車の左側面図である。 図3の状態からさらにセンタスタンドを展開した状態の自動二輪車の左側面図である。 センタスタンドが全開位置まで展開してセンタスタンドがけが完了した状態の自動二輪車の左側面図である。 センタスタンドがけ制御1の手順を示すフローチャートである。 本実施形態の変形例に係るリヤクッションの制御系統を示すブロック図である。 センタスタンドがけ制御2の手順を示すフローチャートである。 リヤクッションの斜視図である。 本発明の変形例に係るリヤクッションの構造模式図である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る自動二輪車1の左側面図である。自動二輪車1は、パワーユニットPの駆動力をドライブチェーン13を介して後輪WRに伝達して走行する鞍乗型車両である。車体フレームFを構成するメインフレームF2の前端部には、ステアリングステム(不図示)を回動自在に軸支するヘッドパイプF1が設けられている。
ステアリングステムの上部にはトップブリッジ4が固定されており、ステアリングステムの下部にはボトムブリッジ6が固定されている。トップブリッジ4の上部には、前輪WFを操舵する操向ハンドル3が固定されている。トップブリッジ4およびボトムブリッジ6によって支持される左右一対のフロントフォーク7の下端部には、前輪WFが回転自在に軸支されている。フロントフォーク7には、前輪WFの上方を覆うフロントフェンダ8が取り付けられている。
ヘッドパイプF1から後方に伸びるメインフレームF2と、ヘッドパイプF1から急傾斜で後方下方に伸びるアンダフレームF3との間には、エンジンと変速機とを一体に構成したパワーユニットPが配設されている。左右一対のアンダフレームF3は、パワーユニットPの下部で後方に延伸した後、後方上方に伸びて左右一対のリヤフレームF4に連結される。リヤフレームF4には、左右一対のリヤクッション14の上端部を支持するためのリヤクッション支持部F5が設けられている。
メインフレームF2の後端でアンダフレームF3と合流する部分には、スイングアーム12を揺動自在に軸支するスイングアームピボット9が設けられている。後輪WRを回転自在に軸支するスイングアーム12の後部は、リヤクッション14によってリヤクッション支持部F5に吊り下げられている。
メインフレームF2の上部には、メインフレームF2を跨ぐ形状を有する燃料タンク2が配設されており、燃料タンク2の後方にはシート17が配設されている。シート17の下方を覆う左右一対のリヤカウル16には、後輪WRの上方を覆うリヤフェンダ15が取り付けられている。
スイングアームピボット9の下方で、アンダフレームF3の後端下部の位置には、センタスタンド11を揺動自在に軸支する揺動軸10が配設されている。停車時に後輪WRを路面Gから浮かせて車体を直立状態で保持するためのセンタスタンド11には、センタスタンド11を展開する際に乗員が足で踏む踏部11aと、路面Gに接地する接地部11bとが設けられる。センタスタンド11は、収納位置と全開位置との間を展開可能とされると共に、リターンスプリングによって収納方向への付勢力が与えられている。
リヤクッション14は、アクチュエータの駆動力で伸び側減衰力を調整する機能を有する。本実施形態に係る自動二輪車1は、リヤクッション14の伸び側減衰力を変更することにより、センタスタンド11をかける動作を容易にする点に特徴がある。伸び側減衰力の調整は、例えば、リヤクッション14の内部を摺動する油圧ピストンに設けられる油路の断面積や作動油の油路の断面積を変更することで行われる。アクチュエータは、モータや油圧ポンプ等で構成できる。
図2は、リヤクッション14の制御系統を示すブロック図である。制御部22には、リヤクッション作動スイッチ20、自動二輪車1の原動機の運転状態を示すイグニッション信号21、センタスタンド11の展開角度を検知するセンタスタンド角度センサ23の出力信号が入力される。リヤクッション作動スイッチ20は、センタスタンド11をかける際に、乗員が任意のタイミングで操作するスイッチである。制御部22は、これらの出力信号に基づいてリヤクッション14のアクチュエータ30を駆動し、リヤクッション14の伸び側減衰力を変更する。リヤクッション作動スイッチ20は、例えば、操向ハンドル2やリヤクッション支持部F5等に配設することができる。
図3は、センタスタンド11を展開し始めて接地部11bが路面Gに接地した状態の自動二輪車1の左側面図である。また、図4は図3の状態からさらにセンタスタンド11を展開した状態の自動二輪車1の左側面図であり、図5はセンタスタンド11が全開位置まで展開してセンタスタンドがけが完了した状態の自動二輪車1の左側面図である。
一般的に、センタスタンド11をかける際には、センタスタンド11が路面Gに接地してから車体後部を持ち上げるところで大きな力が必要となる。これに対し、本実施形態では、停車してイグニッション信号21がオフの間にリヤクッション作動スイッチ20を操作することで、リヤクッション14の伸び側減衰力を最弱とすることができる。これにより、リヤクッション14が伸びやすくなり、車体後部を勢いよく持ち上げることが容易となる。
図6は、センタスタンドがけ制御1の手順を示すフローチャートである。ステップS1では、リヤクッション作動スイッチ20がオンにされる。ステップS2では、イグニッション信号21がオフであるか否かが判定される。ステップS2で肯定判定されると、ステップS3に進んで、リヤクッション14の伸び側減衰力が最弱とされる。
一方、ステップS2で否定判定されると、そのまま一連の制御を終了する。すなわち、制御部22は、イグニッション信号21がオフの場合にのみ、リヤクッション作動スイッチ20の出力信号を有効とする。これにより、例えば、走行中に誤ってリヤクッション作動スイッチ20を操作した場合でも伸び側減衰力が変化することがなく、乗員の安心感を高めることができる。
続くステップS4では、乗員がセンタスタンド11を展開し始める。ステップS5では、センタスタンド11が接地して力を加えた際にリヤクッション14が伸び、ステップS6でセンタスタンド11の踏部11aをさらに踏み込んで全開位置まで展開する。そして、ステップS7では、センタスタンド角度センサ23の出力信号に基づいて、センタスタンド11が全開位置まで展開されているか否かが判定され、肯定判定されると、ステップS8に進む。ステップS8では、リヤクッション14の伸び側減衰力が元の状態に戻されて、一連の制御を終了する。
なお、ステップS7で否定判定されると、ステップS6に戻る。すなわち、制御部22は、センタスタンド11が全開位置まで展開したことを検知して、リヤクッション14の伸び側減衰力を元の状態に戻すことを許可するので、センタスタンド11の展開が不十分な状態で伸び側減衰力が元の状態に戻ることを防ぎ、センタスタンドがけを確実に完了させることが可能となる。
図7は、本実施形態の変形例に係るリヤクッション14の制御系統を示すブロック図である。本変形例では、図2に示した構成に比して、リヤクッション作動スイッチ20を有しない点が異なる。本変形例では、センタスタンド11が所定角度まで展開されたことをトリガとして、リヤクッション14の伸び側減衰力を最弱とするように構成されている。
図8は、センタスタンドがけ制御2の手順を示すフローチャートである。ステップS10では、乗員がセンタスタンド11を展開し始める。ステップS11では、センタスタンド角度センサ23の出力信号に基づいて、センタスタンド11の接地部11aが接地する角度までセンタスタンド11が展開したか否かが判定される。
ステップS12では、イグニッション信号21がオフであるか否かが判定される。ステップS12で肯定判定されると、ステップS13に進んで、リヤクッション14の伸び側減衰力が最弱とされる。一方、ステップS12で否定判定されると、そのまま一連の制御を終了する。
続くステップS14では、センタスタンド11が接地して力を加えた際にリヤクッション14が伸び、ステップS15でセンタスタンド11の踏部11aをさらに踏み込んで全開位置まで展開する。そして、ステップS16では、センタスタンド角度センサ23の出力信号に基づいて、センタスタンド11が全開位置まで展開されているか否かが判定され、肯定判定されると、ステップS17に進む。ステップS17では、リヤクッション14の伸び側減衰力が元の状態に戻されて、一連の制御を終了する。なお、ステップS16で否定判定されると、ステップS15に戻る。
図9は、リヤクッション14の斜視図である。減衰力調整が可能なリヤクッションの構造は種々の変形が可能である。リヤクッション14のダンパボディ40の上部には、リヤクッション支持部F5に支持するための上側支持部41が形成されている。ダンパボディ40の下部に摺動可能に挿入されるクッションロッド47は、スイングアーム12に支持される下側支持部42に固定される。上側支持部41の近傍には、クッションロッド47の摺動によってダンパボディ40を出入りする作動油を収容するリザーバタンク44が配設されており、リザーバタンク44の下部には、伸び側減衰力を調整するアクチュエータ45および圧側減衰力を調整するアクチュエータ46が配設されている。ステッピングモータからなるアクチュエータ45,46は、ハーネス45a,46aから入力される電気信号に基づいてリヤクッション14の減衰力調整を可能とする。
図10は、本発明の変形例に係るリヤクッション50の構造模式図である。リヤクッション50は、アクチュエータとしてのリニアソレノイド55によってバイパス通路63を開放することで、伸び側減衰力を最弱に切り替えられるように構成されている。リヤクッション50のダンパボディ52の上部には、リヤクッション支持部F5に支持するための上側支持部51が形成されている。ダンパボディ52の下部に摺動可能に挿入されると共にピストン53を支持するクッションロッド54は、スイングアーム12に支持される下側支持部64に固定される。上側支持部51の近傍には、クッションロッド54の摺動によってダンパボディ52を出入りする作動油を収容するリザーバタンク60が配設されている。リザーバタンク60の内部には、作動油とガス室とを分断するフリーピストン59が収納されている。ダンパボディ52とリザーバタンク60とは、上り通路61および下り通路62によって連結されている。上り通路61には、伸び側減衰力調整機構57が設けられており、下り通路62には、圧側減衰力調整機構58が設けられている。そして、本変形例では、上り通路61に、伸び側減衰力調整機構57を迂回するバイパス通路63が設けられており、リニアソレノイド55によりバルブ56を突没させることで、バイパス通路63の開閉が可能とされる。この構成によれば、リニアソレノイド55をオンまたはオフにしてバルブ56を没状態とすることでバイパス通路63が開放され、伸び側減衰力を最弱に切り替えることが可能となる。
上記したように、本発明に係る鞍乗型車両によれば、アクチュエータの駆動力によって伸び側減衰力を最弱に変更できるリヤクッションを備えることで、センタスタンドをかける際にリヤクッションが伸びやすくなり、センタスタンドをかける動作を容易とし、車両の利便性を高めることができる。
なお、自動二輪車の形態、センタスタンドの形状や配置、リヤクッションの構造、リヤクッションの伸び側減衰力の調整機構の構造、アクチュエータの形態、リヤクッションの制御系統の構成等は、上記実施形態に限られず、種々の変更が可能である。例えば、アクチュエータにより伸び側減衰力を最弱にする制御に加え、プリロードアジャスタを最弱にするように構成してもよい。本発明に係るリヤクッションの伸縮構造は、2本のリヤクッションを備える自動二輪車に限られず、1本のリヤクッションでスイングアームを支持する自動二輪車や、2つの前輪を有する三輪車等に適用することが可能である。
1…自動二輪車(鞍乗型車両)、9…スイングアームピボット、11…センタスタンド、12…スイングアーム、14,50…リヤクッション、20…作動スイッチ、22…制御部、23…センタスタンド角度センサ、30…アクチュエータ、WR…後輪、G…路面

Claims (3)

  1. 後輪(WR)を路面(G)から浮かせて車体を直立状態で保持するセンタスタンド(11)と、前記後輪(WR)を軸支すると共にスイングアームピボット(9)によって車体に揺動可能に軸支されるスイングアーム(12)と、該スイングアーム(12)を車体に吊り下げるリヤクッション(14)とを有する鞍乗型車両(1)において、
    前記リヤクッション(14)が、アクチュエータ(30)の駆動力で伸び側減衰力を変更できるように構成されており、
    前記アクチュエータ(30)を制御する制御部(22)と、
    前記センタスタンド(11)の展開状態を検知するセンタスタンド角度センサ(23)とを備え、
    前記制御部(22)は、前記センタスタンド(11)が路面(G)に接地する所定角度まで展開したことを検知すると、前記リヤクッション(14)の伸び側減衰力を最弱とすることを特徴とする鞍乗型車両。
  2. 前記制御部(22)は、前記センタスタンド(11)が全開位置まで展開したことを検知すると、前記リヤクッション(14)の伸び側減衰力を元の状態に戻すことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両。
  3. 前記制御部(22)は、前記センタスタンド角度センサ(23)からの出力信号を検知し、前記鞍乗型車両(1)のイグニッション信号(21)がオフの場合にのみ、前記リヤクッション(14)の伸び側減衰力を最弱とすることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗型車両。
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