JP7476685B2 - タイヤのシミュレーション方法 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤのシミュレーション方法に関する。
下記特許文献1には、摩耗タイヤモデルの作成方法が記載されている。この作成方法には、代表的な使用条件に基づいて、初期タイヤモデルを転動解析する手順と、転動解析により、初期タイヤモデルのトレッド接地域における単位面積当たりの摩擦エネルギーを予測する手順とが含まれる。
特許第4569141号公報
一般に、タイヤは、スリップ角やキャンバー角がゼロであっても、ベルトプライや構造非対称性等の影響により、路面との間に微小な横力(以下、「残留横力」という。)が発生している。近年のタイヤモデルにおいても、ベルトプライ等の内部構造やトレッドパターンが正確に再現されていることから、その転動計算を行う場合、上述のような残留横力が発生することがしばしばある。
一方、理想的なタイヤモデルの転動状態やタイヤの摩耗などを解析する際に、上述のような残留横力の影響を取り除いてタイヤモデルの転動状態を計算したいという要求がある。
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、残留横力を取り除いてタイヤモデルの転動状態を計算することが可能なタイヤのシミュレーション方法を提供することを主たる目的としている。
本発明は、タイヤのシミュレーション方法であって、前記タイヤをモデリングしたタイヤモデルを、コンピュータに入力する工程と、前記タイヤが転動する路面をモデリングした路面モデルを、前記コンピュータに入力する工程と、前記コンピュータが、前記タイヤモデルを前記路面モデルに接触させ、かつ、前記路面モデル上で相対的に転動する転動状態を計算する転動工程とを含み、前記転動工程は、前記タイヤモデルの直進方向と交差する横方向への前記路面モデルの自由度を許容して、前記タイヤモデルの転動状態を計算する第1転動工程を含むことを特徴とする。
本発明に係る前記タイヤのシミュレーション方法において、前記転動工程は、前記第1転動工程に先立ち、前記路面モデルの前記自由度を拘束して、前記タイヤモデルの転動状態を計算する第2転動工程を含んでもよい。
本発明に係る前記タイヤのシミュレーション方法において、前記第2転動工程は、前記タイヤモデルの残留横力がゼロ又は小さくなるように、前記タイヤモデルにスリップ角を与えた状態で行われてもよい。
本発明に係る前記タイヤのシミュレーション方法において、前記第1転動工程は、前記タイヤモデルのトレッド部を摩耗させた摩耗後のタイヤモデルで行われてもよい。
本発明のタイヤのシミュレーション方法は、上記の構成を採用することにより、転動状態のタイヤモデルに発生した残留横力に応じて、路面モデルを横方向へ相対移動させることができる。したがって、本発明のタイヤのシミュレーション方法は、残留横力を取り除いてタイヤモデルの転動状態を計算することが可能となる。
タイヤのシミュレーション方法を実行するためのコンピュータの一例を示す斜視図である。 解析対象のタイヤの一例を示す断面図である。 タイヤのシミュレーション方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。 タイヤモデル及び路面モデルの一例を示す斜視図である。 タイヤモデルの一例を示す断面図である。 転動工程の処理手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態の転動工程の処理手順の一例を示すフローチャートである。 スリップ角が与えられたタイヤモデルの一例を示す平面図である。 摩耗進展後のタイヤモデルの摩耗エネルギーの左右差を示すグラフである。 トレッド部の各リブの平均摩耗エネルギーを示すグラフである。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
本実施形態のタイヤのシミュレーション方法(以下、単に「シミュレーション方法」ということがある。)は、タイヤモデルの転動状態が計算される。解析対象のタイヤは、実在するか否かについては問われない。本実施形態のシミュレーション方法には、コンピュータが用いられる。図1は、シミュレーション方法を実行するためのコンピュータ1の一例を示す斜視図である。
コンピュータ1は、例えば、本体1a、キーボード1b、マウス1c及びディスプレイ装置1dを含んで構成されている。本体1aには、例えば、演算処理装置(CPU)、ROM、作業用メモリ、磁気ディスクなどの記憶装置、及び、ディスクドライブ装置1a1、1a2が設けられている。記憶装置には、本実施形態のシミュレーション方法を実行するためのソフトウェア等が予め記憶されている。したがって、コンピュータ1は、タイヤの転動状態を計算するシミュレーション装置として構成される。
図2は、解析対象のタイヤ11の一例を示す断面図である。本実施形態では、乗用車用の空気入りタイヤが例示されるが、トラック・バスなどの重荷重用タイヤ、及び、エアレスタイヤ等、他のカテゴリーのタイヤであってもよい。
本実施形態のタイヤ11には、トレッド部12からサイドウォール部13を経てビード部14のビードコア15に至るカーカス16と、このカーカス16のタイヤ半径方向外側かつトレッド部12の内部に配されるベルト層17とが設けられている。本実施形態のトレッド部12の外面12sには、トレッドパターンが設けられている。
カーカス16は、少なくとも1枚以上、本実施形態では1枚のカーカスプライ16Aで構成される。カーカスプライ16Aは、タイヤ赤道Cに対して、例えば75~90度の角度で配列されたカーカスコード(図示省略)を有している。
ベルト層17は、ベルトコード(図示省略)を、タイヤ周方向に対して例えば10~35度の角度で傾けて配列した内、外2枚のベルトプライ17A、17Bを含んで構成されている。これらのベルトプライ17A、17Bは、ベルトコードが互いに交差する向きに重ね合わされている。
図3は、タイヤのシミュレーション方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。本実施形態のシミュレーション方法では、先ず、タイヤ11をモデリングしたタイヤモデルが、コンピュータ1に入力される(工程S1)。図4は、タイヤモデル21及び路面モデル25の一例を示す斜視図である。図5は、タイヤモデル21の一例を示す断面図である。なお、図4のタイヤモデル21は、簡略化して示されており、トレッドパターンや要素F(i)等が省略されている。
図5に示されるように、本実施形態の工程S1では、図2に示したタイヤ11に関する情報に基づいて、タイヤ11が、数値解析法により取り扱い可能な有限個の要素F(i)(i=1、2、…)を用いて離散化される。これにより、工程S1では、タイヤモデル21が設定される。数値解析法としては、例えば有限要素法、有限体積法、差分法又は境界要素法が適宜採用できるが、本実施形態では有限要素法が採用される。
図5に示されるように、要素F(i)には、例えば、4面体ソリッド要素、5面体ソリッド要素、又は、6面体ソリッド要素などが用いられる。各要素F(i)は、複数の節点31を有している。さらに、各要素F(i)は、節点31、31間をつなぐ直線状の辺32が設けられている。このような各要素F(i)には、要素番号、節点31の番号、及び、節点31の座標値などの数値データが定義される。さらに、各要素F(i)には、図2に示したタイヤ部材(トレッドゴム12Gなど)の材料特性(例えば密度、ヤング率、減衰係数、損失正接(tanδ)、及び/又は、複素弾性率E*等)などの数値データが定義される。
タイヤモデル21には、その内部構造として、カーカスプライ16A(図2に示す)をモデリングしたカーカスプライモデル40、及び、ベルトプライ17A、17B(図2に示す)をそれぞれモデリングしたベルトプライモデル41A、41Bが設定される。
タイヤモデル21には、ゴム部材11G(図2に示す)をモデリングしたゴムモデル21Gが設定される。ゴムモデル21Gには、トレッドゴム12G(図2に示す)をモデリングしたトレッドゴムモデル22G、及び、サイドウォールゴム13G(図2に示す)をモデリングしたサイドウォールゴムモデル23Gが含まれる。トレッド部21a(トレッドゴムモデル22G)の外面21sには、図2に示したタイヤ11のトレッドパターンが再現されている。タイヤモデル21は、図1に示したコンピュータ1に入力される。
次に、本実施形態のシミュレーション方法では、図2に示したタイヤ11が転動する路面(図示省略)をモデリングした路面モデル25(図4に示す)が、コンピュータ1に入力される(工程S2)。図4に示されるように、工程S2では、路面に関する情報に基づいて、路面が、数値解析法(本実施形態では、有限要素法)により取り扱い可能な有限個の要素G(i)(i=1、2、…)を用いて離散化される。これにより、工程S2では、路面モデル25が設定される。
要素G(i)は、変形不能に設定された剛平面要素からなる。要素G(i)には、複数の節点38が設けられている。さらに、要素G(i)は、要素番号や、節点38の座標値等の数値データが定義される。
本実施形態では、路面モデル25として、平滑な表面を有するものが例示されたが、必要に応じて、アスファルト路面のような微小凹凸、不規則な段差、窪み、うねり、又は、轍等の実走行路面に近似した凹凸などが設けられても良い。路面モデル25は、図1に示したコンピュータ1に入力される。
次に、本実施形態のシミュレーション方法では、コンピュータ1が、タイヤモデル21を路面モデル25に接触させ、かつ、路面モデル25上で相対的に転動する転動状態を計算する(転動工程S3)。図6は、転動工程の処理手順の一例を示すフローチャートである。
本実施形態の転動工程S3では、先ず、図4に示したタイヤモデル21を路面モデル25に接触させて転動させるための境界条件が定義される(工程S31)。境界条件には、例えば、タイヤモデル21の内圧条件、負荷荷重条件L、キャンバー角、及び、タイヤモデル21と路面モデル25との摩擦係数等が含まれる。
本実施形態の境界条件には、タイヤモデル21の自由度が含まれる。本実施形態のタイヤモデル21の自由度は、三次元の直交座標系において、並進の自由度(x軸並進方向、y軸並進方向、及び、z軸並進方向の自由度)、及び、回転の自由度(x軸回転方向θx、y軸回転方向θy、及び、z軸回転方向θzの自由度)が含まれる。
本実施形態の境界条件には、路面モデル25の自由度が含まれる。本実施形態の路面モデル25の自由度は、三次元の直交座標系において、並進の自由度(x軸並進方向、y軸並進方向、及び、z軸並進方向の自由度)が含まれる。
本実施形態の境界条件には、走行速度(転動速度V3)に対応する角速度V1、及び、並進速度V2が設定される。
角速度V1は、タイヤモデル21の回転軸28(のx軸回転方向θxに沿って)に設定されるものである。回転軸28は、例えば、変形不能に定義された線要素(図示省略)で設定される。回転軸28とリムモデル27(又は、図5に示したビード部24)との間のタイヤ半径の距離は、一定となるように定義される。本実施形態では、回転軸28の回転とともに、リムモデル27及びタイヤモデル21の回転が計算される。
並進速度V2は、路面モデル25に設定されるものである。本実施形態の並進速度V2は、y軸(y軸並進方向)と平行に設定される。なお、走行速度(転動速度V3)及び並進速度V2は、タイヤモデル21が路面モデル25に接地している面(接地面29)での速度として設定される。これらの条件は、図1に示したコンピュータ1に入力される。
次に、本実施形態の転動工程S3では、内圧充填後のタイヤモデル21(図5に示す)が計算される(工程S32)。工程S32では、先ず、図5に示されるように、タイヤ11のリム26(図2に示す)をモデリングしたリムモデル27によって、タイヤモデル21のビード部24、24が拘束される。さらに、タイヤモデル21は、内圧条件に相当する等分布荷重wに基づいて変形計算される。これにより、内圧充填後のタイヤモデル21が計算される。内圧は、例えば、タイヤ11(図2に示す)が基づいている規格を含む規格体系において、各規格が定めている空気圧が設定されるのが望ましい。
タイヤモデル21の変形計算(後述する転動計算を含む)は、各要素F(i)の形状及び材料特性などをもとに、各要素F(i)の質量マトリックス、剛性マトリックス、及び、減衰マトリックスがそれぞれ作成される。さらに、これらの各マトリックスが組み合わされて、全体の系のマトリックスが作成される。そして、前記各種の条件を当てはめて運動方程式が作成され、これらが微小時間(単位時間T(x)(x=0、1、…))毎に計算される。これにより、タイヤモデル21の変形計算が行われる。
タイヤモデル21の変形計算(後述する転動計算を含む)には、例えば、LSTC社製の LS-DYNA などの市販の有限要素解析アプリケーションソフトが用いられる。なお、単位時間T(x)は、求められるシミュレーション精度に応じて、適宜設定される。
次に、本実施形態の転動工程S3では、荷重負荷後のタイヤモデル21が計算される(工程S33)。工程S33では、先ず、図4に示されるように、内圧充填後のタイヤモデル21と、路面モデル25との接触が計算される。本実施形態では、回転軸28の自由度(並進の自由度及び回転の自由度)が拘束されたタイヤモデル21に対して、路面モデル25をタイヤモデル21側(z軸方向)に移動させている。これにより、タイヤモデル21と、路面モデル25との接触が計算されうる。
本実施形態では、タイヤモデル21の回転軸28が、x軸(x軸並進方向)と平行となるように設定されている。これにより、タイヤモデル21の直進方向は、y軸(y軸並進方向)と平行に設定される。さらに、タイヤモデル21のスリップ角(図示省略)は、ゼロに設定される。
次に、工程S33では、負荷荷重条件L、キャンバー角(本例では、ゼロ)及び摩擦係数に基づいて、タイヤモデル21の変形が計算される。これにより、工程S33では、路面モデル25に接地した荷重負荷後のタイヤモデル21が計算される。
次に、本実施形態の転動工程S3では、タイヤモデル21の直進方向と交差する横方向への路面モデル25の自由度を許容して、タイヤモデル21の転動状態が計算される(第1転動工程S34)。
本実施形態の第1転動工程S34では、先ず、タイヤモデル21(回転軸28)の並進の自由度(x軸並進方向、y軸並進方向、及び、z軸並進方向の自由度)、及び、y軸回転方向θy、及び、z軸回転方向θzの自由度が拘束される。一方、x軸回転方向θxの自由度は許容される。これにより、y軸(y軸並進方向)に向かって直進転動可能なタイヤモデル21が設定される。
路面モデル25は、並進の自由度(x軸並進方向、y軸並進方向、及び、z軸並進方向の自由度)が許容される。
次に、本実施形態の第1転動工程S34では、図4に示されるように、タイヤモデル21の回転軸28に、角速度V1が設定される。さらに、路面モデル25には、並進速度V2が設定される。これにより、y軸(y軸並進方向)に向かって、路面モデル25の上を直進転動しているタイヤモデル21が計算される。
本実施形態では、転動中に弾性変形するタイヤモデル21に対して、負荷荷重条件Lが一定となるように、路面モデル25をタイヤモデル21に向かって(z軸並進方向に)、単位時間ごとに適宜移動させている。
タイヤモデル21の転動条件としては、例えば、タイヤ11(図2に示す)の走行状態に応じて、自由転動、制動、及び、駆動など適宜設定することができる。これらの転動条件は、例えば、タイヤモデル21の角速度V1等が調整されることで、容易に設定されうる。
第1転動工程S34では、予め定められた終了条件を満足するまで、タイヤモデル21の転動状態が計算される。終了条件は、適宜設定され、例えば、図3に示したタイヤモデル21の転動回数や、計算終了時間などが設定される。
第1転動工程S34では、転動しているタイヤモデル21の物理量(例えば、摩耗エネルギーなど)が計算される。物理量は、例えば、一定の間隔(単位時間)ごとに計算されてもよいし、予め定められたタイミングで計算されてもよい。物理量は、コンピュータ1に記憶される。
ところで、一般に、転動中のタイヤ11(図2に示す)には、スリップ角やキャンバー角がゼロであっても、ベルトプライ17A、17B(ベルトコードの傾斜)や構造非対称性等の影響により、路面(図示省略)との間に微小な横力(残留横力)が発生している。残留横力の一例としては、プライステアや、コニシティ等が含まれる。このような残留横力は、例えば、タイヤ11が装着された車両を運転しているドライバーが、タイヤ11にスリップ角を与えることによって取り除かれていると考えられている。
一方、タイヤモデル21(図4及び図5に示す)においても、図2に示したタイヤ11のベルトプライ17A、17B等の内部構造や、トレッドパターンが正確に再現されている。このため、タイヤモデル21の転動計算を行う場合、上述のような残留横力F1(一例として図4に示す)が発生する(計算される)場合がある。したがって、理想的なタイヤモデル21の転動状態や、タイヤの摩耗などを解析する際に、上述のような残留横力F1の影響を取り除いて、タイヤモデル21の転動状態が計算されるのが望ましい。
本実施形態の第1転動工程S34では、タイヤモデル21の直進方向(本例では、y軸並進方向)と交差する横方向(本例では、x軸並進方向)への路面モデル25の自由度が許容されている。これにより、第1転動工程S34では、転動状態のタイヤモデル21に発生した残留横力F1(一例として、図4に示す)に応じて、路面モデル25を横方向(即ち、残留横力F1を表した矢印が示す方向)へ相対移動させることができる。
本実施形態のシミュレーション方法は、上記の路面モデル25の横方向への相対移動により、転動状態のタイヤモデル21に発生した残留横力F1を取り除いて(相殺して)、タイヤモデル21の転動状態を計算することが可能となる。これにより、本実施形態のシミュレーション方法は、実際に転動しているタイヤ11(図2に示す)と同様に、残留横力F1を取り除いて、タイヤモデル21の転動状態が計算されうる。したがって、本実施形態のシミュレーション方法は、理想的なタイヤモデル21の転動状態や、タイヤ11の摩耗などを解析することが可能となる。
転動中のタイヤモデル21の接地面29(図4に示す)は、タイヤモデル21の弾性変形とともに変化する。このような接地面29の変化により、タイヤモデル21に発生する残留横力F1も、時々刻々と(単位時間ごとに)変化する。
本実施形態の第1転動工程S34では、転動状態のタイヤモデル21に発生した残留横力F1(大きさや向き)に応じて、路面モデル25を横方向へ相対移動させることができる。これにより、第1転動工程S34では、時々刻々と変化する残留横力F1を、確実に取り除くことができるため、例えば、残留横力F1を取り除くためのタイヤモデル21のスリップ角(図示省略)を、単位時間ごとに計算する必要がない。したがって、本実施形態のシミュレーション方法は、計算コストの増大を防ぎつつ、タイヤモデル21(図2に示したタイヤ11)の転動状態を精度良く計算することが可能となる。
第1転動工程S34は、タイヤモデル21のトレッド部21aを摩耗させた摩耗後のタイヤモデル21で行われてもよい。摩耗後のタイヤモデル21は、例えば、特許文献(特開2019-121335号公報)に記載の方法に基づいて、図5に示したタイヤモデル21のトレッド部21aの外面22sを構成する節点31を、タイヤ半径方向内側に移動させることで計算されうる。
転動中のタイヤモデル21の接地面29(図4に示す)は、タイヤモデル21の摩耗の進展とともに変化する。このような接地面29の変化により、タイヤモデル21に発生する残留横力F1(図4に示す)も、時々刻々と(単位時間ごとに)変化する。
本実施形態の第1転動工程S34では、転動状態のタイヤモデル21に発生した残留横力F1(大きさや向き)に応じて、路面モデル25を横方向へ相対移動させることができる。これにより、第1転動工程S34では、時々刻々と変化する残留横力F1を確実に取り除くことができるため、例えば、残留横力F1を取り除くためのタイヤモデル21のスリップ角(図示省略)を、単位時間ごとに計算する必要がない。したがって、本実施形態のシミュレーション方法は、計算コストの増大を防ぎつつ、タイヤ11(図2に示す)の摩耗を精度良く解析することができる。
次に、図3に示されるように、本実施形態のシミュレーション方法では、タイヤモデル21(図4に示す)の転動状態が、良好か否かが判断される(工程S4)。工程S4において、転動状態が良好か否かについては、適宜判断されうる。例えば、転動中のタイヤモデル21の物理量と、その物理量に対して予め定められている閾値との比較によって、転動状態の良否が判断されうる。閾値は、タイヤ11(図2に示す)に求められる性能等に基づいて、適宜設定されうる。
工程S4において、タイヤモデル21(図4に示す)の転動状態が良好であると判断された場合(工程S4で「Y」)、タイヤモデル21の設計因子に基づいて、タイヤ11(図2に示す)が設計及び製造される(工程S5)。一方、工程S4において、タイヤモデル21の転動状態が良好でないと判断された場合(工程S4で「N」)、タイヤモデル21(タイヤ11)の設計因子の少なくとも1つが変更され(工程S6)、工程S1~工程S4が再度実施される。このように、本実施形態のシミュレーション方法は、転動状態が良好になるまで、設計因子が変更されるため、転動状態が良好なタイヤ11を、確実に設計及び製造することができる。
図4に示されるように、第1転動工程S34では、直進方向(本例では、y軸並進方向)と交差する横方向(本例では、x軸並進方向)への路面モデル25の自由度を許容して、タイヤモデル21の転動状態が計算されている。このような第1転動工程S34では、タイヤモデル21の転動開始時において、タイヤモデル21の弾性変形によって、タイヤモデル21に接触する路面モデル25の振動が大きくなりやすい。
路面モデル25の振動は、第1転動工程S34で計算される物理量に影響を与える。このような振動を抑制するために、転動工程S3には、第1転動工程S34に先立ち、路面モデル25の横方向(本例では、x軸並進方向)への自由度を拘束して、タイヤモデル21の転動状態を計算する第2転動工程S35(図7に示す)が含まれてもよい。図7は、本発明の他の実施形態の転動工程S3の処理手順の一例を示すフローチャートである。この実施形態において、これまでの実施形態と同一の構成については、同一の符号が付され、説明が省略されることがある。
この実施形態の第2転動工程S35では、先ず、第1転動工程S34と同様に、タイヤモデル21(回転軸28)に定義された自由度のうち、x軸回転方向θxの自由度が許容され、その他の自由度が拘束される。
この実施形態の第2転動工程S35では、第1転動工程S34とは異なり、路面モデル25に定義された自由度のうち、タイヤモデル21の直進方向(本例では、y軸並進方向)と交差する横方向(本例では、x軸並進方向)への自由度が拘束される。なお、路面モデル25のその他の自由度(本例では、y軸並進方向及びz軸並進方向)は、許容される。
次に、この実施形態の第2転動工程S35では、第1転動工程S34と同様に、角速度V1及び並進速度V2に基づいて、y軸(y軸並進方向)に向かって、路面モデル25の上を直進転動しているタイヤモデル21が計算される。タイヤモデル21の転動条件(例えば、自由転動、制動、及び、駆動など)は、第1転動工程S34と同様に、適宜設定されうる。第2転動工程S35では、転動中に弾性変形するタイヤモデル21に対して、負荷荷重条件Lが一定となるように、路面モデル25をタイヤモデル21に向かって(z軸並進方向に)、単位時間ごとに適宜移動させている。
本実施形態の第2転動工程S35では、タイヤモデル21の直進方向(本例では、y軸並進方向)と交差する横方向(本例では、x軸並進方向)への路面モデル25の自由度を拘束して、タイヤモデル21の転動状態が計算される。これにより、第2転動工程S35では、路面モデル25の並進方向の全ての自由度が許容される場合に比べて、タイヤモデル21の転動開始時に大きくなりやすい路面モデル25の振動を抑制することができる。
そして、この実施形態の転動工程S3では、次に実施される第1転動工程S34において、振動が抑制された路面モデル25に対して、横方向(本例では、x軸並進方向)への路面モデル25の自由度が許容される。これにより、第1転動工程S34では、タイヤモデル21を転動させたまま、路面モデル25の横方向の自由度が許容されるため、タイヤモデル21の転動開始時に大きくなりがちな路面モデル25の振動を、効果的に防ぐことができる。したがって、第1転動工程S34では、残留横力F1を取り除いたタイヤモデル21の転動状態を安定して計算しつつ、タイヤモデル21の物理量への振動の影響を最小限に抑えることができる。
第1転動工程S34での路面モデル25の振動をより確実に抑制するために、転動工程S3では、第2転動工程S35において、路面モデル25の振動が抑制されていると判断された後に、第1転動工程S34が実施されてもよい。なお、路面モデル25の振動が抑制されているか否かについては、例えば、コンピュータ1によって適宜判断されうる。一例としては、路面モデルの振動の振幅が、予め定められた閾値よりも低い場合に、路面モデル25の振動が抑制されていると判断されうる。
第2転動工程S35では、横方向(本例では、x軸並進方向)への路面モデル25の自由度が拘束されているため、第1転動工程S34のように、残留横力F1を取り除くことができない。このため、第2転動工程S35では、タイヤモデル21の残留横力F1がゼロ又は小さくなるように、タイヤモデル21にスリップ角を与えた状態で行われてもよい。図8は、スリップ角θ1が与えられたタイヤモデル21の一例を示す平面図である。
これにより、転動工程S3では、第2転動工程S35において、振動が抑制された路面モデル25、及び、残留横力F1が取り除かれたタイヤモデル21を用いて、第1転動工程S34が実施される。なお、第1転動工程S34では、スリップ角θ1がゼロに設定されるのが望ましい。このため、第1転動工程S34では、残留横力F1を確実に取り除いてタイヤモデル21の転動状態を計算することが可能となる。
この実施形態の第2転動工程S35では、タイヤモデル21のスリップ角θ1が、単位時間ごとに計算されるのが望ましい。なお、第2転動工程S35では、路面モデル25の振動が抑制されるまでの間に限定して実施されることにより、スリップ角θ1等の計算コストが増大するのを抑制しうる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図4に示した処理手順に基づいて、タイヤモデルの転動状態を計算するシミュレーションが実施された(実施例1及び実施例2)。
実施例1の転動工程では、図6に示した処理手順に基づいて、タイヤモデルの直進方向と交差する横方向への路面モデルの自由度を許容して、タイヤモデルの転動状態を計算する第1転動工程が実施された。この第1転動工程は、タイヤモデルのトレッド部を摩耗させた摩耗後の(摩耗進展させた)タイヤモデルで行われた。
一方、実施例2の転動工程では、図7に示した処理手順に基づいて、第1転動工程に先立ち、横方向への路面モデルの自由度を拘束して、タイヤモデルの転動状態を計算する第2転動工程と、上述の第1転動工程とが実施された。第2転動工程では、タイヤモデルの残留横力がゼロ又は小さくなるように、タイヤモデルにスリップ角を与えた状態で行われた。
比較のために、横方向への路面モデルの自由度を拘束して(許容せずに)、タイヤモデルの転動状態が計算された(比較例1、比較例2)。比較例1及び比較例2の転動状態の計算は、タイヤモデルのトレッド部を摩耗させた摩耗後の(摩耗進展させた)タイヤモデルで行われた。
比較例1では、スリップ角がゼロに設定されたタイヤモデルの転動が計算された。一方、比較例2では、タイヤモデルの転動開始時において、残留横力がゼロ又は小さくなるように、タイヤモデルに初期のスリップ角が与えられたが、その後の残留応力の増減に応じることなく、初期のスリップ角が維持された。
実施例1、実施例2、比較例1及び比較例2の各トレッド部の接地面を構成する全ての要素において、摩耗エネルギーが計算された。そして、センターリブ、左右のミドルリブ、及び、左右のショルダーリブにおいて、各リブを構成する要素の摩耗エネルギーの平均値(平均摩耗エネルギー)がそれぞれ計算された。共通仕様は、次のとおりである。
タイヤサイズ:275/80R22.5
内圧:900kPa
荷重:30.72kN
キャンバー角:ゼロ
トレッド部のトレッドパターン(5リブ(タイヤ赤道に対して左右対称))
センターリブ:タイヤ赤道上に1つ
ミドルリブ :ショルダーリブのタイヤ軸方向の両側に1つずつ
ショルダーリブ:ミドルリブのタイヤ軸方向の両側に1つずつ
図9は、摩耗進展後のタイヤモデルの平均摩耗エネルギーの左右差を示すグラフである。図10は、トレッド部の各リブの平均摩耗エネルギーを示すグラフである。図9及び図10では、新品時(摩耗させる前)からのトレッド部の平均摩耗量が1mmの時点での値が例示されている。
キャンバー角がゼロに設定され、かつ、左右対称のトレッドパターンを有するタイヤモデルでは、平均摩耗エネルギーの左右差が小さく計算される必要がある。しかしながら、転動中のタイヤモデルの残留横力が大きくなると、平均摩耗エネルギーの左右差も大きくなる傾向がある。図9に示されるように、実施例1及び実施例2は、比較例1及び比較例2に比べて、平均摩耗エネルギーの左右差を小さくすることができ、タイヤモデルの残留横力を取り除いてタイヤモデルの転動状態を計算することができた。
また、路面モデルの振動が大きくなると、タイヤモデルの平均摩耗エネルギーが必要以上に大きく計算される傾向がある。図10に示されるように、実施例2は、実施例1に比べて、平均摩耗エネルギーを小さくすることができ、実際のタイヤの平均摩耗エネルギーに近似させることができた。したがって、実施例2は、実施例1に比べて、タイヤモデルの物理量への振動の影響を、最小限に抑えることができた。
21 タイヤモデル
25 路面モデル

Claims (4)

  1. タイヤのシミュレーション方法であって、
    前記タイヤをモデリングしたタイヤモデルを、コンピュータに入力する工程と、
    前記タイヤが転動する路面をモデリングした路面モデルを、前記コンピュータに入力する工程と、
    前記コンピュータが、前記タイヤモデルを前記路面モデルに接触させ、かつ、前記路面モデル上で相対的に転動する転動状態を計算する転動工程とを含み、
    前記転動工程は、前記タイヤモデルの直進方向と交差する横方向への前記路面モデルの自由度を許容して、前記タイヤモデルの転動状態を計算する第1転動工程を含む、
    タイヤのシミュレーション方法。
  2. 前記転動工程は、前記第1転動工程に先立ち、前記路面モデルの前記自由度を拘束して、前記タイヤモデルの転動状態を計算する第2転動工程を含む、請求項1に記載のタイヤのシミュレーション方法。
  3. 前記第2転動工程は、前記タイヤモデルの残留横力がゼロ又は小さくなるように、前記タイヤモデルにスリップ角を与えた状態で行われる、請求項2記載のタイヤのシミュレーション方法。
  4. 前記第1転動工程は、前記タイヤモデルのトレッド部を摩耗させた摩耗後のタイヤモデルで行われる、請求項1ないし3のいずれかに記載のタイヤのシミュレーション方法。
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