単位エリアあたりより多くのメモリセルを構築することは、メモリデバイス内のメモリセルのエリア密度を増加させ得る。メモリセルのエリア密度の増加は、メモリデバイスの低いビット毎コスト、および/または、固定コストでの高いメモリ容量を促進し得る。メモリセルの2つ以上の2次元(2D)アレイの3次元(3D)一体化は、メモリセルの様々な特徴サイズの縮小に関連し得る困難を低減しながら、エリア密度を増加させ得る。場合によっては、メモリセルの2Dアレイは、メモリセルのデッキと称され得、メモリセルの複数のデッキの3D一体化は、メモリセルの単一のデッキの構築に関連する処理ステップの繰返しを含み得る。たとえば、メモリセルの1つのデッキを構築するために使用されるステップの少なくともいくつかは、メモリセルの連続する各デッキが、以前に構築されたメモリセルのデッキの最上部の上に構築されるので、複数回繰り返され得る。処理ステップのそのような繰返しは、たとえば、比較的多数のフォトマスキングまたは他の処理ステップによって、製造コストの増加をもたらし得るので、そうでない場合には3D一体化に関連する可能性がある利点を相殺し得る。
本明細書で説明される技法、方法、および関連するデバイスは、複合スタックの最上層において形成されたビア(たとえば、アクセスビア)のパターンを使用して、関連する構造(たとえば、電極)とともに、メモリセルの2つ以上のデッキの同時構築を容易にすることに関連し得、これにより、少ない数の処理ステップ(たとえば、フォトマスキングステップ)を使用しながら、複合スタック内に3Dメモリデバイスを構築することを容易にし得る。たとえば、本明細書で説明される技法、方法、および関連するデバイスは、ビアのパターンに基づいて、埋込層に元々含まれていた材料を選択的に除去および置換することによって、埋込層と称され得る下位層における様々な構造(たとえば、電極、メモリセル、誘電体緩衝材など)の形成を提供し得る。さらに、本明細書で説明される技法、方法、および関連するデバイスは、複数の埋込層における同様の構造の同時形成を容易にし得、それにより、3Dメモリデバイスの製造に関連するフォトマスキングまたは他の処理ステップの数を低減する。これは、3Dメモリデバイスの製造コストを低減し、当業者によって理解され得る他の利益をもたらし得る。本明細書で使用される場合、ビアは、開口部、すなわち、導電性ではない可能性のある材料を含む材料で、後に充填される開口部を称し得る。
本明細書で説明される技法、方法、および関連するデバイスは、クロスポイントアーキテクチャに配置されたメモリセルの複数のデッキを構築するのに適切であり得る。たとえば、クロスポイントアーキテクチャにおけるメモリセルの各デッキは、第1の平面内に複数の第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン)と、第2の平面内に複数の第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン)とを含み得、第1のアクセスラインおよび第2のアクセスラインは、異なる方向に延在し、たとえば、第1のアクセスラインは、第2のアクセスラインに対して実質的に垂直であり得る。第1のアクセスラインおよび第2のアクセスラインのトポロジカルな各クロスポイントは、メモリセルに対応し得る。したがって、クロスポイントアーキテクチャにおけるメモリセルのデッキは、アクセスラインのトポロジカルなクロスポイント(たとえば、アクセスラインの3Dグリッド構造)に配置された複数のメモリセルを有するメモリアレイを含み得る。
様々なメモリ技術は、クロスポイントアーキテクチャに適し得る様々な形態のメモリコンポーネント(たとえば、位相変化メモリ(PCM)技術、または導電性ブリッジランダムアクセスメモリ(CBRAM)技術における抵抗性コンポーネント、または強誘電体ランダムアクセスメモリ(FeRAM)技術における容量性コンポーネント)を含み得る。場合によっては、クロスポイントアーキテクチャにおけるメモリセルは、選択コンポーネント(たとえば、薄膜スイッチデバイス)およびメモリコンポーネントを含み得る。他の場合には、クロスポイントアーキテクチャにおけるメモリセルは、個別の選択コンポーネントを必要としない場合があり、たとえば、メモリセルは、自己選択メモリセルである場合がある。
本明細書で説明される技法、方法、および関連するデバイスは、第1の層および第2の層を含む複合スタックの第1の層に、第1のアクセスラインのセットを、第2の層に、第2のアクセスラインの別のセットを構築することに関連し得る。第1のアクセスラインおよび第2のアクセスラインは、第1のアクセスラインと第2のアクセスラインとの間の各クロスポイントが、メモリコンポーネントが占有するための空間を含み得るように、トポロジカルに交差し得る。たとえば、複合スタックは、第1の層と第2の層との間にメモリ層を含むように構成され得る。第1の層は、第1の誘電体材料を備え得、第1の誘電体材料の一部は、導電性材料(たとえば、電極材料)で置換され、第1の層に、第1のアクセスラインのセットを形成し得る。同様に、第2のアクセスラインの別のセットは、本明細書で説明される製造技法により、第2の層において形成され得る。
第1の層において第1のアクセスラインのセットを構築するために、スタックの最上層において形成された第1のビアのセットを使用して、スタックを通ってビアホールを形成し得る。第1のビアは、第1の方向(たとえば、平面内の水平方向)に一行に配置され得る。ビアホールは、最上層の下に位置する第1の層の第1の誘電体材料へのアクセスを提供し得る。等方性エッチングステップは、ビアホールを通って第1の誘電体材料の一部を選択的に除去することにより、第1の層に一連のキャビティを生成し得る。合同な(congruent)キャビティ(たとえば、隣接するキャビティ)が重なり合うと、合同なキャビティが統合(merge to)して、第1の層に第1のチャネルを形成し得る。その後、導電性材料(たとえば、電極材料)は、ビアホールを通って第1の層において第1のチャネルを充填し得る。
次に、第2のチャネルは、第1のビアの同じセット(および関連するビアホール)を使用して、第1のチャネル内の電極材料に形成され得る。その後、誘電体材料が、第2のチャネルを充填し得る。第2のチャネルの幅は、第1のチャネルの幅よりも小さい場合があり、したがって、電極材料の一部が、第1のチャネルの縁に沿って残り、それにより、第1の層において形成された電極材料のバンド(または、細長いループ、またはレーストラック)を形成し得る。電極材料のバンドは、その後、切断され得(たとえば、ループの短端が除去され得るか、さもなければループの長辺から分離され得)、それにより、第1のアクセスラインのセット(たとえば、平面内の水平方向のワードラインのセット)を形成する。スタックが1つまたは複数の第1の層を含む場合、製造技法を使用して、第1のアクセスラインの1つまたは複数のセット(たとえば、各セットがそれぞれの第1の層において形成された、ワードラインの1つまたは複数のセット)が同時に形成され得る。
同様の処理ステップは、第2の層において第2のアクセスラインのセットを構築するために繰り返され得る。第2のビアのセットは、第1のビアのセットとは異なる方向に(たとえば、平面内の垂直方向に)一行に配置され得、これにより、第2のビアは、第1のアクセスラインとは異なる方向に延在する第2の層において、第2のアクセスラインのセット(たとえば、第2の層におけるビットラインのセットであり、ビットラインのセットにおけるビットラインは、第1の層におけるワードラインのセットにおけるワードラインに直交する)を形成するために使用され得る。スタックが1つまたは複数の第2の層を含む場合、第2のアクセスラインの1つまたは複数のセット(たとえば、各セットが、第2の層において形成される、ビットラインの1つまたは複数のセット)は、本明細書で説明される製造技法を使用して同時に形成され得る。
上記のように、複合スタックは、第1の層と第2の層との間にメモリ層を含み得る。場合によっては、最初のスタックに含まれるメモリ層は、メモリ材料(たとえば、カルコゲニド材料)のシートを備える。他の場合には、最初のスタックに含まれるメモリ層は、プレースホルダ材料(たとえば、誘電体材料)を含み得、その一部は、製造プロセスの後の段階(たとえば、スタックの他の層のアクセスラインの3Dグリッド構造を形成した後)において、メモリ材料と置換され得る。
最初のスタックに含まれるメモリ層が、メモリ材料のシートを備える場合、メモリ材料のシートは、3Dクロスポイントアレイ構造を形成するために使用される後続の処理ステップによって変形され得る。場合によっては、メモリ材料のシートは、複数の誘電体プラグ(たとえば、誘電体材料で充填されたビアホール)で穿孔され得る。複数の誘電体プラグのパターンは、第1のビアおよび第2のビアのパターンに対応し得る。すなわち、複数の誘電体プラグは、第1のビアを使用して第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン)を、第2のビアを使用して第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン)を形成した結果であり得る。他の場合には、メモリ材料のシートは、第1のビアおよび第2のビアを使用してメモリ材料に形成されたチャネルによって、複数のメモリ材料要素にセグメント化され得る。場合によっては、各メモリ材料要素は、3D長方形形状であり得る。さらに、各メモリ要素はまた、少なくとも4つの電極(たとえば、上から2つの電極および下から2つの電極)と結合され得、その結果、メモリ材料要素毎に4つのメモリセルとなる。
最初のスタックに含まれるメモリ層がプレースホルダ材料(たとえば、誘電体材料)を備えている場合、第1のビアのセットまたは第2のビアのセットのいずれかを使用して、メモリ層においてプレースホルダ材料内に、メモリ材料のレーストラック(たとえば、バンド)を形成することができる。メモリ層においてメモリ材料のバンドを形成することに関連する処理ステップは、第1(または第2)の層において電極材料のバンドを形成することに関連する処理ステップと同様であり得るが、第1のチャネルは、(たとえば、電極材料で充填されるのとは対照的に)メモリ材料で充填される。メモリ材料のバンドが、(たとえば、第1のビアを使用して)メモリ層において形成された後、メモリ材料のバンドは、他のビアのセットを使用して(たとえば、第2のビアを使用して)チャネルを形成することによって、複数のメモリ材料要素にセグメント化され得、チャネルは、メモリ材料のバンドと交差し、したがって、メモリ材料のバンドを、複数の個別のメモリ材料要素に分割する。場合によっては、各メモリ材料要素は、3Dバー形状であり得る。さらに、各メモリ要素はまた、少なくとも3つの電極(たとえば、上から2つの電極および下から1つの電極、またはその逆)と結合され得、その結果、メモリ材料要素毎に2つのメモリセルとなる。
場合によっては、最初のスタックに含まれるメモリ層が、プレースホルダ材料(たとえば、誘電体材料)を備える場合、共通ビア(たとえば、それぞれが、第1の方向に一行に配置された第1のビアのセットと、第2の方向に一行に配置された第2のビアのセットとの両方の一部であり得る複数のビア)のセットを使用して、メモリ層においてメモリ材料の3Dディスクのセットを形成することができ、各共通ビアは、メモリ層においてメモリ材料の1つの3Dディスクを形成するために使用される。その後、メモリ材料の3Dディスクのそれぞれは、対応する共通ビアを含む第1のビアのセットおよび第2のビアのセットを使用して、4つの個別のメモリ材料要素にセグメント化され得る。たとえば、第1のビアのセットを使用して、メモリ材料の3Dディスクを第1の方向に分割する(たとえば、二等分する)第1のチャネルを形成でき、第2のビアのセットを使用して、メモリ材料の3Dディスクを第2の方向に分割する(たとえば、二等分する)第2のチャネルを形成できる。4つの個別のメモリ材料要素のそれぞれは、曲面を有し得、これは、4つの個別のメモリ材料要素が形成された3Dディスクの外面に対応し得る。場合によっては、4つの個別のメモリ材料要素のそれぞれが、3Dウェッジ(たとえば、パイスライス)形状であり得る。さらに、各メモリ要素は、少なくとも2つの電極(たとえば、上から1つの電極および下から1つの電極)と結合され得、メモリ材料要素毎に1つのメモリセルとなる。
第1のビアおよび第2のビアのサブセットは、メモリデバイスのソケット領域で使用され得る。3Dクロスポイントメモリアレイアーキテクチャの文脈では、ソケット領域は、メモリアレイのアクセスラインと、メモリデバイスの他のコンポーネント(たとえば、デコーダ、感知コンポーネント)との間の電気的接続を提供するように構成された構造を含み得る。場合によっては、ソケット領域は、電気的絶縁の目的でギャップを有する構造を含み得る。
場合によっては、第1のビアおよび第2のビアのサブセットを使用して、電極層において標的電極材料の一部を等方的にエッチングすることによって、標的電極(たとえば、ワードラインまたはビットラインなどのアクセスライン)にそのようなギャップを生成することができる。場合によっては、開口部を有するフォトマスクを使用して、標的電極材料を異方性エッチングすることによって、そのようなギャップを生成することができる。
アクセスラインと、メモリデバイスの他のコンポーネントとの間の接続を行うために、第1のビアまたは第2のビアのサブセットを使用して、スタックを通って延在するビアホールを形成することができる。ビアホールは、導電性材料で充填され得、エッチングステップは、導電性材料の一部を除去して、標的層において誘電体緩衝材を露出させ得る。誘電体緩衝材は、第1のチャネルから電極材料を部分的に除去した後、第2のチャネル(たとえば、電極材料のバンドによって取り囲まれるあるポイントにおけるチャネル)を充填するために使用され得る誘電体材料に対応し得る。誘電体緩衝材が除去され、導電性材料をビアホール内の空間に充填して、標的層における標的電極材料を、メモリデバイスの他のコンポーネントのノードに電気的に結合させることができる。したがって、ギャップおよび相互接続を含むソケット領域は、第1のビアおよび第2のビアのパターンを使用して形成され得る。
上記で紹介された開示の特徴は、クロスポイントアーキテクチャで構成されたメモリアレイの文脈で以下にさらに説明される。次に、クロスポイントメモリアレイを製造するための構造および技法の特定の例について説明する。開示のこれらおよび他の特徴は、クロスポイントメモリアレイおよび関連する製造技法に関連する装置図、形成方法図、およびフローチャートを参照してさらに例示および説明される。
図1は、本開示の実施形態によって、クロスポイントメモリアレイおよび関連する製造技法をサポートする例示的なメモリデバイス100を例示する。メモリデバイス100は、電子メモリ装置とも称され得る。図1は、メモリデバイス100の様々なコンポーネントおよび特徴を例示する代表図である。したがって、メモリデバイス100のコンポーネントおよび特徴は、メモリデバイス100内のそれらの実際の物理的位置ではなく、機能的相互関係を説明するために示されていることを理解されたい。図1の例示的な例では、メモリデバイス100は、3次元(3D)メモリアレイ102を含む。3Dメモリアレイ102は、異なる状態を格納するようにプログラム可能であり得るメモリセル105を含む。いくつかの実施形態では、各メモリセル105は、論理0および論理1として示される2つの状態を格納するようにプログラム可能であり得る。いくつかの実施形態では、メモリセル105は、3つ以上の論理状態を格納するように構成され得る。メモリセル105は、いくつかの実施形態では、自己選択メモリセルを含み得る。メモリセル105はまた、別のタイプのメモリセル、たとえば、3D XPointTMメモリセル、ストレージコンポーネントおよび選択コンポーネントを含むPCMセル、CBRAMセル、またはFeRAMセルを含み得ることが理解されるべきである。図1に含まれるいくつかの要素は、数値指標でラベル付けされているが、他の対応する要素はラベル付けされていない。しかしながら、示された特徴の可視性および明瞭さを高めるために、同じであるか、類似していると理解される。
3Dメモリアレイ102は、互いの最上部の上に形成された2つ以上の2次元(2D)メモリアレイを含み得る。これにより、単一の2Dアレイと比較して、単一のダイまたは基板上に配置または生成できるメモリセルの数が増える可能性があり、これにより、製造コストが低減されるか、メモリデバイスの性能を向上させるか、またはその両方が可能となり得る。図1に示される例では、メモリアレイ102は、2つのレベルのメモリセル105(たとえば、メモリセル105-aおよびメモリセル105-b)を含み、したがって、3Dメモリアレイと見なされ得る。しかしながら、レベルの数は2つに制限されない場合があり、他の例は、追加のレベルを含むことができる。各レベルは、メモリセル105が、各レベルにわたって互いに(正確に、重なり合って、またはほぼ)位置合わせされ得、したがって、メモリセルスタック145を形成するように位置合わせまたは配置され得る。
いくつかの実施形態では、メモリセル105の各行は、ワードライン110に接続され、メモリセル105の各列は、ビットライン115に接続される。ワードライン110とビットライン115との両方は、一般にアクセスラインと称され得る。さらに、アクセスラインは、メモリデバイス100の1つのデッキにおいて、1つまたは複数のメモリセル105の(たとえば、アクセスラインの下のメモリセル105の)ワードライン110として、およびメモリデバイスの別のデッキにおいて、1つまたは複数のメモリセル105の(たとえば、アクセスラインの上のメモリセル105の)ビットライン115として機能し得る。したがって、ワードラインおよびビットライン、またはそれらの類似物への参照は、理解や動作を失うことなく置換可能である。ワードライン110およびビットライン115は、互いに実質的に垂直であり得、メモリセルのアレイをサポートし得る。
一般に、1つのメモリセル105は、ワードライン110およびビットライン115などの2つのアクセスラインの交点に位置し得る。この交点は、メモリセル105のアドレスと称され得る。標的メモリセル105は、通電された(たとえば、アクティブ化された)ワードライン110と、通電された(たとえば、アクティブ化された)ビットライン115との交点に位置するメモリセル105であり得る。すなわち、ワードライン110およびビットライン115は、それらの交点においてメモリセル105を読み書きするために、両方とも通電され得る。同じワードライン110またはビットライン115と電子的に通信している(たとえば、接続されている)他のメモリセル105は、非標的メモリセル105と称され得る。
図1に示されるように、メモリセルスタック145内の2つのメモリセル105は、ビットライン115などの共通の導電ラインを共有し得る。すなわち、ビットライン115は、上位メモリセル105-bおよび下位メモリセル105-aと結合され得る。他の構成が可能であり得、たとえば、第3の層(図示せず)は、ワードライン110を、上位メモリセル105-bと共有し得る。
場合によっては、電極は、メモリセル105をワードライン110またはビットライン115に結合し得る。電極という用語は、導電体を称する場合があり、メモリデバイス100の要素またはコンポーネント間に導電経路を提供するトレース、ワイヤ、導電ライン、導電層などを含み得る。したがって、電極という用語は、場合によっては、ワードライン110またはビットライン115などのアクセスライン、ならびに場合によっては、アクセスラインとメモリセル105との間の電気接点として適用される追加の導電性要素を称し得る。いくつかの実施形態では、メモリセル105は、第1の電極と第2の電極との間に配置されたカルコゲニド材料を備え得る。第1の電極は、カルコゲニド材料をワードライン110に結合させることができ、第2の電極は、カルコゲニド材料をビットライン115に結合させることができる。第1の電極および第2の電極は、同じ材料(たとえば、炭素)または異なる材料であり得る。他の実施形態では、メモリセル105は、1つまたは複数のアクセスラインと直接結合され得、アクセスライン以外の電極は省略され得る。
ワードライン110およびディジットライン115をアクティブ化または選択することによって、メモリセル105に対して読取および書込などの動作が実行され得る。ワードライン110またはディジットライン115をアクティブ化または選択することは、それぞれのラインに電圧を印加することを含み得る。ワードライン110およびディジットライン115は、金属(たとえば、銅(Cu)、アルミニウム(Al)、金(Au)、タングステン(W)、チタン(Ti))、金属合金、炭素、導電的にドープされた半導体、または他の導電性材料、合金、化合物などの導電性材料からなり得る。
いくつかのアーキテクチャでは、セルの論理格納デバイス(たとえば、CBRAMセルの抵抗性コンポーネント、FeRAMセルの容量性コンポーネント)は、選択コンポーネントによってディジットラインから電気的に絶縁され得る。ワードライン110は、選択コンポーネントに接続され得、選択コンポーネントを制御し得る。たとえば、選択コンポーネントは、トランジスタであり得、ワードライン110は、トランジスタのゲートに接続され得る。あるいは、選択コンポーネントは、カルコゲニド材料を備え得る可変抵抗コンポーネントであり得る。ワードライン110をアクティブ化すると、メモリセル105の論理格納デバイスと、その対応するディジットライン115との間に、電気的接続または閉回路が生じ得る。次に、ディジットラインにアクセスして、メモリセル105の読取または書込を行うことができる。メモリセル105を選択すると、結果として生じる信号を使用して、格納された論理状態を判定することができる。場合によっては、第1の論理状態は、メモリセル105を通る電流がないか、または無視できるほど小さい電流に対応し得るが、第2の論理状態は、有限電流に対応し得る。
場合によっては、メモリセル105は、2つの端子を有する自己選択メモリセルを含み得、個別の選択コンポーネントは省略され得る。したがって、自己選択メモリセルの1つの端子は、ワードライン110に電気的に接続され得、自己選択メモリセルの他方の端子は、ディジットライン115に電気的に接続され得る。
メモリセル105へのアクセスは、行デコーダ120および列デコーダ130を通って制御することができる。たとえば、行デコーダ120は、メモリコントローラ140から行アドレスを受け取り、受け取った行アドレスに基づいて適切なワードライン110をアクティブ化することができる。同様に、列デコーダ130は、メモリコントローラ140から列アドレスを受け取り、適切なディジットライン115をアクティブ化することができる。たとえば、メモリアレイ102は、WL_1からWL_Mとラベル付けされた複数のワードライン110、およびDL_1からDL_Nとラベル付けされた複数のディジットライン115を含むことができ、ここで、MおよびNはアレイサイズに依存する。したがって、ワードライン110およびディジットライン115、たとえば、WL_2およびDL_3をアクティブ化することによって、それらの交点にあるメモリセル105にアクセスすることができる。
アクセスすると、メモリセル105は、感知コンポーネント125によって読み取られるか、または感知されて、メモリセル105の格納された状態を判定することができる。たとえば、電圧が(対応するワードライン110およびビットライン115を使用して)メモリセル105に印加され得、結果として生じるメモリセル105を通る電流の存在は、印加電圧と、メモリセル105のしきい電圧とに依存し得る。場合によっては、2つ以上の電圧が印加されることがある。さらに、印加された電圧が、電流の流れをもたらさない場合、電流が感知コンポーネント125によって検出されるまで、他の電圧が印加され得る。電流が流れる結果となった電圧を評価することにより、メモリセル105の格納された論理状態が判定され得る。場合によっては、電流が検出されるまで電圧の大きさが増加することがある。他の場合には、電流が検出されるまで、所定の電圧が連続的に印加されることがある。同様に、電流をメモリセル105に印加することができ、電流を生成するための電圧の大きさは、メモリセル105の電気抵抗またはしきい電圧に依存し得る。
場合によっては、メモリセル105(たとえば、自己選択メモリセル)は、カルコゲニド材料を備え得る。自己選択メモリセルのカルコゲニド材料は、自己選択メモリセルの動作中にアモルファス状態のままであり得る。場合によっては、自己選択メモリセルを動作させることは、自己選択メモリセルの特定のしきい電圧を決定するために、自己選択メモリセルに様々な形状のプログラミングパルスを適用することを含み得る。すなわち、自己選択メモリセルのしきい電圧は、プログラミングパルスの形状を変更することによって変更でき、これにより、アモルファス状態のカルコゲニド材料の局所的な組成を変える可能性がある。自己選択メモリセルの特定のしきい電圧は、様々な形状の読取パルスを自己選択メモリセルに適用することによって決定され得る。たとえば、読取パルスの印加電圧が、自己選択メモリセルの特定のしきい電圧を超えると、有限量の電流が、自己選択メモリセルを流れ得る。同様に、読取パルスの印加電圧が、自己選択メモリセルの特定のしきい電圧よりも低い場合、感知できる量の電流が自己選択メモリセルを流れることはない。いくつかの実施形態では、感知コンポーネント125は、メモリセル105を通る電流の流れまたはその欠如を検出することによって、選択されたメモリセル105に格納された情報を読み取ることができる。このようにして、メモリセル105(たとえば、自己選択メモリセル)は、カルコゲニド材料に関連するしきい電圧レベル(たとえば、2つのしきい電圧レベル)に基づいて1ビットのデータを格納することができ、しきい電圧レベルでは、メモリセル105によって格納された論理状態を示す電流が、メモリセル105を通って流れる。場合によっては、メモリセル105は、特定の数の異なるしきい電圧レベル(たとえば、3つ以上のしきい電圧レベル)を示し得、それにより、2ビット以上のデータを格納する。
感知コンポーネント125は、ラッチングと称され得る、感知されたメモリセル105に関連する信号の差を検出および増幅するために、様々なトランジスタまたは増幅器を含み得る。次に、メモリセル105の検出された論理状態は、出力135として列デコーダ130を通って出力され得る。場合によっては、感知コンポーネント125は、列デコーダ130または行デコーダ120の一部であり得る。または、感知コンポーネント125は、列デコーダ130または行デコーダ120に接続され得るか、またはそれらと電子的に通信し得る。図1はまた、感知コンポーネント125-aを(破線のボックス内に)配置する代替オプションを示す。当業者は、感知コンポーネント125が、その機能的目的を失うことなく、列デコーダまたは行デコーダのいずれかに関連付けられ得ることを理解するであろう。
メモリセル105は、関連するワードライン110およびディジットライン115を同様にアクティブ化することによって設定または書込することができ、少なくとも1つの論理値をメモリセル105に格納することができる。列デコーダ130または行デコーダ120は、メモリセル105に書き込まれるデータ、たとえば、入力/出力135を受け入れることができる。
いくつかのメモリアーキテクチャでは、メモリセル105へのアクセスは、格納された論理状態を劣化または破壊する可能性があり、再書込またはリフレッシュ動作を実行して、元の論理状態をメモリセル105に戻すことができる。たとえば、DRAMでは、感知動作中にコンデンサが部分的または完全に放電され、格納されている論理状態が破損する可能性があるため、感知動作後に論理状態が再書込され得る。さらに、いくつかのメモリアーキテクチャでは、単一のワードライン110をアクティブ化すると、(たとえば、ワードライン110と結合された)行内のすべてのメモリセルが放電される可能性があるので、行内のいくつかまたはすべてのメモリセル105を再書込する必要があり得る。しかし、自己選択メモリ、PCM、CBRAM、FeRAM、またはNANDメモリなどの不揮発性メモリでは、メモリセル105にアクセスすることは、論理状態を破壊しない場合があり、したがって、メモリセル105は、アクセス後に、再書込を必要としない場合がある。
メモリコントローラ140は、様々なコンポーネント、たとえば、行デコーダ120、列デコーダ130、および感知コンポーネント125を通って、メモリセル105の動作(たとえば、読取、書込、再書込、リフレッシュ、放電)を制御することができる。場合によっては、行デコーダ120、列デコーダ130、および感知コンポーネント125のうちの1つまたは複数は、メモリコントローラ140と同じ場所に位置し得る。メモリコントローラ140は、所望のワードライン110およびディジットライン115をアクティブ化するために、行アドレス信号および列アドレス信号を生成し得る。メモリコントローラ140はまた、メモリデバイス100の動作中に使用される様々な電圧または電流を生成および制御することができる。一般に、本明細書で論じられる印加電圧または電流の振幅、形状、極性、および/または持続時間は、調整または変更され得、メモリデバイス100の動作で論じられる様々な動作に対して異なり得る。さらに、メモリアレイ102内の1つ、複数、またはすべてのメモリセル105に同時にアクセスすることができ、たとえば、メモリアレイ102の複数またはすべてのセルは、すべてのメモリセル105またはメモリセル105のグループが、単一の論理状態に設定されるリセット動作中に同時にアクセスされ得る。
本明細書で説明される製造技法を使用して、いくつかの態様を同時に含むメモリデバイス100の態様を形成することができる。たとえば、本明細書で説明される製造技法を使用して、任意の数の追加層(図示せず)におけるワードラインと同様に、(図1においてWL_T1としてラベル付けされる)上位ワードライン110を形成すると同時に、(図1においてWL_B1としてラベル付けされる)下位ワードライン110を形成することができる。下位ワードライン110と上位ワードライン110との両方は、最初は同じ誘電体材料を備える層に配置され得、単一のビアパターンが、1つまたは複数の処理ステップのために使用され得、たとえば、誘電体材料の一部を除去し、それを導電性材料で置換し、それぞれの層において下位レベルのワードライン110と上位レベルのワードライン110とを同時に形成する。同様に、本明細書で説明される製造技法を使用して、任意の数のメモリセルの追加のデッキ(図示せず)におけるメモリセル105と同様に、上位メモリセル105(たとえば、図1において白丸で例示されるメモリセル105-b)を形成すると同時に、下位メモリセル105(たとえば、図1において黒丸で例示されるメモリセル105-a)を形成することができる。
図2は、本開示の実施形態による、クロスポイントメモリアレイおよび関連する製造技法をサポートする3Dメモリアレイ202の例を例示する。メモリアレイ202は、図1を参照して説明されるメモリアレイ102の一部の例であり得る。メモリアレイ202は、基板204上に配置されたメモリセルの第1のアレイまたはデッキ205-aと、第1のアレイまたはデッキ205-aの最上部の上にあるメモリセルの第2のアレイまたはデッキ205-bとを含み得る。メモリアレイ202はまた、図1を参照して説明されるように、ワードライン110およびビットライン115の例であり得るワードライン110-aとワードライン110-b、およびビットライン115-aを含み得る。図2に示される例示的な例におけるように、第1のデッキ205-aおよび第2のデッキ205-bのメモリセルはそれぞれ、自己選択メモリセルを含み得る。いくつかの例では、第1のデッキ205-aおよび第2のデッキ205-bのメモリセルはそれぞれ、クロスポイントアーキテクチャに適し得る別のタイプのメモリセル、たとえば、CBRAMセルまたはFeRAMセルを含み得る。図2に含まれるいくつかの要素は、数値指標でラベル付けされているが、他の対応する要素はラベル付けされていない。しかしながら、示された特徴の可視性および明瞭さを高めるために、同じであるか、類似していると理解される。
場合によっては、第1のデッキ205-aの自己選択メモリセルはそれぞれ、第1の電極215-a、カルコゲニド材料220-a、および第2の電極225-aを含み得る。さらに、第2のメモリデッキ205-bの自己選択メモリセルはそれぞれ、第1の電極215-b、カルコゲニド材料220-b、および第2の電極225-bを含み得る。いくつかの実施形態では、アクセスライン(たとえば、ワードライン110、ビットライン115)は、電極215または電極225の代わりに、電極層(たとえば、コンフォーマル層)を含むことができ、したがって、多層アクセスラインを備え得る。そのような実施形態では、アクセスラインの電極層は、メモリ材料(たとえば、カルコゲニド材料220)と連結し得る。いくつかの実施形態では、アクセスライン(たとえば、ワードライン110、ビットライン115)は、電極層またはその間に電極なしで、メモリ材料(たとえば、カルコゲニド材料220)と直接連結し得る。
第1のデッキ205-aおよび第2のデッキ205-bの自己選択メモリセルは、いくつかの実施形態では、各デッキ205-a、205-bの対応する(たとえば、y方向に垂直に位置合わせされた)自己選択メモリセルが、図1を参照して説明されるように、ビットライン115またはワードライン110を共有できるように、共通の導電ラインを有し得る。たとえば、第2のデッキ205-bの第1の電極215-bと、第1のデッキ205-aの第2の電極225-aとは両方とも、ビットライン115-aが、(y方向において)垂直に位置合わせされ隣接する自己選択メモリセルによって共有されるように、ビットライン115-aに結合され得る。
いくつかの実施形態では、メモリアレイ202は、第2のデッキ205-bの第1の電極215-bが、追加のビットラインと結合され得、第1のデッキ205-aの第2の電極225-aが、ビットライン115-aと結合され得るように、追加のビットライン(図示せず)を含み得る。追加のビットラインは、ビットライン115-aから電気的に絶縁され得る(たとえば、絶縁材料は、追加のビットラインとビットライン115-aとの間に挿入され得る)。その結果、第1のデッキ205-aおよび第2のデッキ205-bは分離され、互いに独立して動作することができる。場合によっては、アクセスライン(たとえば、ワードライン110またはビットライン115のいずれか)は、各クロスポイントにおけるそれぞれのメモリセルのための選択コンポーネント(たとえば、アクセスラインと一体化された1つまたは複数の薄膜材料として構成され得る2端子セレクタデバイス)を含み得る。したがって、アクセスラインと選択コンポーネントとはともに、アクセスラインと選択コンポーネントとの両方として機能する材料の複合層を形成することができる。
メモリアレイ202のアーキテクチャは、図2に例示されるように、メモリセルが、ワードライン110とビットライン115との間のトポロジカルなクロスポイントにおいて形成され得るので、場合によっては、クロスポイントアーキテクチャの例と称され得る。そのようなクロスポイントアーキテクチャは、他のいくつかのメモリアーキテクチャと比較して、製造コストが低く、比較的高密度のデータストレージを提供し得る。たとえば、クロスポイントアーキテクチャを備えたメモリアレイは、エリアが縮小されたメモリセルを有している場合があり、その結果、他のいくつかのアーキテクチャと比較して、増加されたメモリセル密度をサポートすることができる。たとえば、クロスポイントアーキテクチャは、4F2メモリセルエリアを有し、Fは、3端子選択コンポーネントを備えるような6F2メモリセルエリアを有する他のアーキテクチャと比較して、最も小さい特徴サイズ(たとえば、最小特徴サイズ)である。たとえば、DRAMメモリアレイは、3端子デバイスであるトランジスタを、各メモリセルの選択コンポーネントとして使用することができ、したがって、所与の数のメモリセルを備えるDRAMメモリアレイは、同数のメモリセルを備えるクロスポイントアーキテクチャを備えるメモリアレイと比較して、より大きなメモリセルエリアを有することができる。
図2の例は、2つのメモリデッキを示し、他の構成は、任意の数のデッキを含み得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のメモリデッキは、カルコゲニド材料220を含む自己選択メモリセルを含み得る。他の実施形態では、1つまたは複数のメモリデッキは、強誘電体材料を含むFeRAMセルを含み得る。さらに別の実施形態では、1つまたは複数のメモリデッキは、金属酸化物またはカルコゲニド材料を含むCBRAMセルを含み得る。カルコゲニド材料220は、たとえば、セレン(Se)、テルル(Te)、ヒ素(As)、アンチモン(Sb)、炭素(C)、ゲルマニウム(Ge)、およびシリコン(Si)の合金などのカルコゲニドガラスを含み得る。いくつかの実施形態では、主にセレン(Se)、ヒ素(As)、およびゲルマニウム(Ge)を有するカルコゲニド材料は、SAG合金と称され得る。
図3から図4は、本開示の製造技法の様々な態様を例示する。たとえば、図3から図4は、複合スタックの1つまたは複数の埋込標的層において(たとえば、同時に)キャビティを生成する態様を例示し、各標的層は、標的材料を備える。ビアは、標的埋込層において標的材料にキャビティを生成するために使用でき、キャビティは、隣接する(たとえば、接する)キャビティが重なり合い、したがって、標的埋込層においてチャネル(たとえば、トンネル)を形成するように統合できるようなサイズとなり得る。したがって、チャネルは、ビアと位置合わせされ、すなわち、チャネルは、チャネルを生成するために使用される各ビアの垂直軸(たとえば、基板に対して直交する方向)と交差し得る。チャネルは、充填材料(たとえば、導電性材料またはメモリ材料)で充填することができ、場合によっては、同様のキャビティエッチングおよびチャネル生成技術を使用して、標的層における充填材料内のより狭いチャネルが、同じビアを使用して生成され得る。充填材料内に狭いチャネルを生成すると、狭いチャネルを取り囲む充填材料の細長いループ(たとえば、バンド、リング、またはレーストラック)が生じる可能性があり、狭いチャネルは、第2の材料(たとえば、誘電体または他の絶縁材料)で充填され得る。その後、充填材料のループを切断して、標的埋込層において充填材料の個別のセグメントを生成することができる。これらのセグメントは、図1に例示されるメモリアレイ102、または図2に例示されるメモリアレイ202の例などの3Dメモリアレイの態様として構成され得る。
たとえば、本明細書で説明される製造技法は、たとえば、導電ラインのセット(たとえば、ワードライン110およびビットライン115などのアクセスライン)、または、導電ラインの各セットまたはメモリ材料要素のセットが、スタックの異なる下位層に存在する共通のレイアウトで構成されたメモリ材料要素のセットのように、異なる下位層における同様の構造の同時形成を容易にし得る。したがって、本明細書で説明される製造技法は、メモリセルの2つ以上のデッキの同時形成を容易にし得、各デッキは、アクセスライン(たとえば、ワードライン、ビットライン)およびメモリセルの3Dクロスポイント構造を備える。
図3A~図3Cは、本開示による例示的な製造技法を例示する。図3Aでは、処理ステップ300-aが示される。処理ステップ300-aは、スタック305-aを形成する1つまたは複数の薄膜堆積または成長ステップを含み得る。図3Aは、スタック305-aの側面図を例示しており、これは、本明細書で説明されるさらなる製造技法を適用する前の層の最初のスタックであり得る。スタック305-aは、基板(たとえば、図2を参照して説明される基板204)上に形成され得る。スタック305-aは、様々な材料のいくつかの異なる層を含み得るので、したがって、場合によっては、たとえば、所望の種類のメモリ技術(たとえば、自己選択メモリ、FeRAM、CBRAM)、所望の数のメモリセルのデッキ(たとえば、2つ以上のメモリセルのデッキ)など、いくつかの要因に基づいて選択された特定の材料を備えた複合スタックと称され得る。図3Aの例示的な例に示されるように、スタック305-aは、(たとえば、図2を参照して説明されるように、ワードライン110-bを含む比較的上位層における埋込ラインの第1のセットと、ワードライン110-aを含む比較的下位層における埋込ラインの第2のセットのような)2セットの埋込ラインを製造するのに適した層の最初のスタックを備えることができ、層における埋込ラインの各セットは、最初に第1の材料を備えている。スタック305-aはまた、最初に第2の材料を備えた層において、(たとえば、図2を参照して説明されるビットライン115-aを含む単一の埋込ラインのセットのように)単一の埋込ラインのセットを製造するのに適した層の最初のスタックを含み得る。
いくつかの例では、スタック305-aは、スタック305-aの最上層であり得る層310を含み得る。いくつかの実施形態では、層310は誘電体材料を含む。いくつかの実施形態では、層310は、層310がハードマスク層と称され得るようなハードマスク材料を含む。ビアのパターンは、たとえば、フォトリソグラフィステップの結果として、層310に形成され得る。
スタック305-aはまた、層315を含み得る。図3Aの例示的な例では、スタック305-aは、2つの層315、すなわち、層315-aおよび層315-bを含む。いくつかの実施形態では、層315はそれぞれ、第1の誘電体材料を含み得る。図5に例示されるように、各層315は、最終的に、第1の導電ラインのセットを含むように変形され得、各第1の導電ラインは、電極材料を備える。したがって、層315は、第1の電極層と称され得る。場合によっては、第1の導電ラインは、表面層の下(たとえば、層310の下)に配置されるので、埋込導電ラインと称され得る。第1の導電ラインは、第1の方向に延在し得る。2つ以上の第1の電極層、すなわち、それぞれが第1の誘電体材料を備える2つ以上の層内に形成された電極は、本明細書で説明される製造技法により同時に形成され得る。
スタック305-aはまた、層320を含み得る。図3Aの例示的な例では、スタック305-aは、2つの層320、すなわち、層320-aおよび層320-bを含むが、任意の数の層320が可能である。いくつかの実施形態では、各層320は、スタック305-aの一部として形成されたメモリ材料(たとえば、カルコゲニド材料220)を備え得る。他の実施形態では、各層320は、後に部分的に除去され、メモリ材料(たとえば、図2を参照して説明されるカルコゲニド材料220)によって置換され得るプレースホルダ材料を備え得る。図9から図12に例示されるように、各層320は、最終的に、本明細書で説明される製造技法により同時に形成されるメモリセルを含み得る。したがって、最初にメモリ材料を、または後にメモリ材料によって置換されるプレースホルダ材料を備えているかに関わらず、層320は、メモリ層と称され得る。
スタック305-aはまた、層325を含み得る。図3Aの例示的な例では、スタック305-aは、単一の層325を含むが、任意の数の層325が可能である。いくつかの実施形態では、各層325は、第2の誘電体材料を含み得る。図5に例示されるように、層325は、電極材料を備える第2の導電ラインのセットを含むように最終的に変形され得る。したがって、各層325は、第2の電極層と称され得る。場合によっては、第2の導電ラインは、第2の導電ラインが表面層の下(たとえば、層310の下)に配置されるので、埋込導電ラインと称され得る。第2の導電ラインは、第1の方向とは異なり得る第2の方向に延在し得る。いくつかの実施形態では、第2の方向は、第1の導電ラインが延在する第1の方向に実質的に垂直であり得る。2つ以上の第2の電極層、すなわち、それぞれが第2の誘電体材料を備える2つ以上の層内に形成された電極は、本明細書で説明される製造技法により同時に形成され得る。
スタック305-aは、層330を含み得る。場合によっては、層330は、本明細書で説明される様々なエッチングプロセスに耐えるためのエッチング停止材料を含み得る。層330は、場合によっては、層310と同じハードマスク材料を含み得るか、または異なる材料を含み得る。場合によっては、層330は、基板(たとえば、図2を参照して説明される基板204)または他の層(図示せず)に形成された回路または他の構造に関して緩衝層を提供し得、これは、層330の下にあり得る。場合によっては、層330は、早期の処理ステップで製造されたメモリセルの1つまたは複数のデッキに関して緩衝層を提供し得る。
図3Bにおいて、処理ステップ300-bが示される。図3Bは、ビア335(たとえば、ビア335の上面図)およびスタック305-bの側面図を例示する。スタック305-bは、処理ステップ300-bが完了したときのスタック305-aに対応し得る。処理ステップ300-bは、ビア335の形状をスタック305-aに転写するフォトリソグラフィステップを含み得る。いくつかの例では、フォトリソグラフィステップは、層310の最上部の上に、(たとえば、ビア335の内部のフォトレジスト材料の欠如によって画定される)ビア335の形状を有するフォトレジスト層(図示せず)を形成することを含み得る。いくつかの例では、エッチング処理ステップは、フォトリソグラフィステップに続いて、ビア335の形状を層310に転写し得、これにより、層310内に確立されたビア335の形状は、後続の処理ステップ中、アクセスビアとして繰り返し使用され得、すなわち、ビア335の形状を含む層310は、後続の処理ステップのためにビア335の形状のアクセスビアを提供するハードマスク層として機能し得る。
処理ステップ300-bは、ビア335の形状に基づいてスタック305-aから材料を除去できる異方性エッチングステップをさらに含み得る。場合によっては、処理ステップ300-bは、ハードマスク層310上のフォトレジスト層内のビア335の形状に基づいて、ハードマスク層310と、追加の下位層とをエッチングする単一の異方性エッチングステップを含み得る。他の場合には、ビア335がハードマスク層310に存在し得、後続の異方性エッチングステップは、ハードマスク層310内のビア335の形状に基づいて、追加の下位層をエッチングし得る。
異方性エッチングステップは、標的材料にエッチャント(たとえば、1つまたは複数の化学元素の混合物)を適用することによって、標的材料を一方向(たとえば、基板に対して直交する方向)に除去できる。また、エッチャントは、エッチャントに曝された他の材料(たとえば、フォトレジスト)を保持しながら、標的材料(たとえば、層310)のみを除去することを目的とされた選択性(たとえば、化学的選択性)を示し得る。異方性エッチングステップは、材料の1つまたは複数の層を除去するときに、単一の異方性エッチングステップ中に1つまたは複数のエッチャントを使用できる。場合によっては、異方性エッチングステップは、エッチャントに曝された他のグループの材料(たとえば、金属)を保持しながら、材料のグループ(たとえば、酸化物および窒化物)を除去することを目的とした選択性を示すエッチャントを使用できる。
処理ステップ300-b中、異方性エッチングステップは、スタック305-aを貫通する穴(たとえば、ビアホール345)を生成し得、ここで、ビアホール345の形状および幅340(たとえば、直径)は、ビア335の幅に実質的に対応する。図3Bに示される例として、処理ステップ300-bにおける異方性エッチングステップは、たとえば、層310、層315、層320、および層325のためにそれぞれ異なるエッチャントのような4つの異なる種類のエッチャントを含み得る。異方性エッチングステップは、層330において終了し得る。いくつかの例では、幅340は、スタック305-bの各層において同じ(実質的に同じ)である。
図3Cにおいて、処理ステップ300-cが示される。図3Cは、キャビティ336の上面図およびスタック305-cの側面図を例示する。スタック305-cは、処理ステップ300-cが完了したときのスタック305-bに対応し得る。キャビティ336は、スタック305-cの1つまたは複数の埋込層(たとえば、層315-aおよび層315-b)に形成された1つまたは複数のキャビティの上面図を表し得る。各キャビティ336は、ビア335と共通の中心を共有することができ、たとえば、ビア335および各キャビティ336は、図3Cに例示されるように、ビア335の垂直軸(たとえば、基板に対して直交する方向)に関して同心であり得る。ビアホール345は、1つまたは複数の標的層(たとえば、層315-aおよび315-b)内の標的材料(たとえば、層315の第1の誘電体材料)を露出させることができ、処理ステップ300-cは、各標的層から標的材料を除去して、各標的層内にビアホール345(たとえば、スタック305-bを貫通するビアホール345)の周囲に形成されたキャビティ336を生成する等方性エッチングステップを含み得る。
等方性エッチングステップは、全方向で標的材料を除去できる。等方性エッチングステップは、エッチャントに曝された他の材料を保持しながら、標的材料のみを除去することを目的とされた選択性(たとえば、化学的選択性)を示すエッチャント(たとえば、1つまたは複数の化学元素の混合物)を適用し得る。等方性エッチングステップは、材料の1つまたは複数の層を除去するときに、単一の等方性エッチングステップ中に、異なるエッチャントを使用することができる。場合によっては、等方性エッチャント(たとえば、等方性エッチングステップで使用されるエッチャント)は、第1の誘電体材料と、スタック内の少なくとも1つの他の材料との間で化学的に選択的であり得る。
図3Cに示される例のように、等方性エッチングステップは、たとえば、層315の第1の誘電体材料を除去することを目標としたエッチャントの選択性に少なくとも部分的に基づいて、エッチャントに曝されたスタック305-bに、他の材料を(たとえば、他の層で)保持(または実質的に保持)しながら、各層315から(たとえば、層315-aおよび層315-bの両方から)第1の誘電体材料の一部を同時に除去できる。等方性エッチングステップの結果として、各キャビティ336の外側幅(たとえば、幅350)は、ビアホール345の幅(たとえば、幅340)よりも大きくなり得る。したがって、各キャビティ336の外側幅(たとえば、幅350)は、ビア335の幅(たとえば、ビアホール345の幅)と、処理ステップ300-c中に各標的層から除去される標的材料の量とによって決定され得る。さらに、各キャビティ336は、たとえば、第1の誘電体材料を備え、スタック305-c内の層310の下に配置された1つまたは複数の層315のような1つまたは複数の埋込層に形成され得るので、埋込キャビティ336と称され得る。
処理ステップ300-aから300-cを使用して、層のスタック内に、任意の数の埋込キャビティ336が形成され得、場合によっては、同時に形成され得ることが理解されるべきである。いくつかの個別の標的層、すなわち、標的材料(たとえば、最初に層315に含まれる第1の誘電体材料)を備え、他の層によって分離されたいくつかの個別の層は、ビア335に基づいて、等方性エッチングステップを使用して、スタック305-c内に同時に生成される埋込キャビティ336の数を決定し得る。ビア335を使用して生成され、スタックを貫通するビアホール345は、等方性エッチングステップが、ビアホール345を通って各埋込標的層の一部を除去し、各標的層において、埋込キャビティ336を生成できるように、等方性エッチングステップ中に、エッチャントへのアクセス(たとえば、経路)を提供し得る。したがって、ビア335は、場合によっては、アクセスビアと称され得る。
図4A~図4Bは、本開示によるクロスポイントメモリアレイおよび関連する製造技法をサポートする例示的なビアパターンおよび構造を例示する。図4Aは、ビア410および関連する第1のキャビティ415を例示する。ビア410は、図3を参照して説明されるビア335の例であり得る。第1のキャビティ415は、図3を参照して説明されるキャビティ336の例であり得る。第1のキャビティ415は、ビア410の垂直軸(たとえば、基板に対する垂直軸)に関して同心であり、スタック(たとえば、スタック305)の埋込層において標的材料に形成されたキャビティ(たとえば、埋込キャビティ)を表し得る。
図4Aはまた、例として、直線構成で配置された複数のビア410(たとえば、図4Aに例示されるような5つのビア410)を使用して埋込層において形成され得るチャネル420を例示する。各ビア410に対応する第1のキャビティ415は、埋込層において標的材料に形成され得る。ビア410間の距離と、各第1のキャビティ415を形成するときに除去される標的材料の量とは、隣接する、すなわち接する第1のキャビティ415が統合して(たとえば、チャネル420内の楕円形状425によって表されるように重なり合って)チャネル420を形成するように構成され得る。したがって、チャネル420は、統合してチャネル420を形成する第1のキャビティ415に対応するビア410のセットと位置合わせされ、たとえば、チャネル420は、各ビア410の垂直軸(たとえば、基板に対する垂直軸)と交差し得る。チャネル420は、各第1のキャビティ415の幅と同じ幅、および統合された第1のキャビティ415の数(たとえば、任意の数であり得、直線的に配置されたビア410の数)によって決定される長さを有し得る。
図4Aはまた、充填されたチャネル430を例示する。充填されたチャネル430は、少なくとも2つの後続の処理ステップ、たとえば、チャネル420における充填材料、および関連するビアホールを堆積する第1の処理ステップと、それに続いて、エッチングプロセス(たとえば、図3を参照して説明される処理ステップ300-bなどの異方性エッチングステップ)を使用して、関連するビアホールから充填材料を除去する第2の処理ステップとを完了した後、チャネル420に対応し得る。言い換えれば、充填されたチャネル430は、チャネル420における充填材料を含み得る。チャネル420および充填されたチャネル430は、関連するビア410のセットの直線構成に対応する直線構成を有するものとして例示されているが、チャネル420および充填されたチャネル430は、関連するビア410のセットの空間構成に対応するあらゆる任意の形状(たとえば、L字形状、X字形状、T字形状、S字形状)を採り得ることが理解されるべきである。したがって、ビア410のセットは、任意の意図された形状の輪郭を画定するように配置され得、隣接するビア間の間隔は、各キャビティがビア410に対応する同じ標的層において接するキャビティが統合して、標的層において意図された形状のチャネルを形成するように構成される。さらに、いくつかの実施形態では、複数のチャネル420および充填されたチャネル430を結合して(たとえば、充填されたチャネル430のセットが、導電性材料を含む場合、)様々な形状の埋込ラインまたは相互接続を形成することができる。
図4Aはまた、ビア410および関連する第2のキャビティ435を例示する。第2のキャビティ435は、図3を参照して説明されるキャビティ336の例であり得る。第2のキャビティ435の幅は、第1のキャビティ415の幅よりも小さい場合がある。上記のように、ビア410に関連するキャビティのサイズは、ビア410の幅と、等方性エッチングステップ中に除去される標的材料の量とに応じて変化し得る。第2のキャビティ435は、ビア410の垂直軸(たとえば、基板に対する垂直軸)に関して同心であり、(たとえば、充填されたチャネル430内の充填材料中の)スタックの埋込層において標的材料に形成されたキャビティ(たとえば、埋込キャビティ)を表し得る。
図4Aはまた、例として、直線構成で配置された複数のビア410(たとえば、図4Aに例示されるような5つのビア410)を使用して埋込層において形成され得るチャネル440を例示する。各ビア410に対応する第2のキャビティ435は、充填されたチャネル430を形成するために堆積された充填材料であり得る、埋込層における標的材料に形成され得る。ビア410間の距離と、各第2のキャビティ435を形成するときに除去される標的材料の量とは、隣接する、すなわち接する第2のキャビティ435が統合して、チャネル440を形成し得るように構成され得る。したがって、チャネル440は、統合してチャネル440を形成する第2のキャビティ435に対応するビア410のセットと位置合わせされ、たとえば、チャネル440は、各ビア410の垂直軸(たとえば、基板に対する垂直軸)と交差し得る。チャネル440は、各第2のキャビティ435の幅と同じ幅と、統合された第2のキャビティ435の数(たとえば、任意の数であり得る、直線的に配置されたビア410の数)によって決定される長さとを有し得る。
図4Aはまた、充填されたチャネル430内に形成されたチャネル440に対応し得る中間パターン445を例示する。中間パターン445は、充填されたチャネル430に存在する充填材料の一部が除去されて、第2のキャビティ435、したがって、充填されたチャネル430内のチャネル440を形成する1つまたは複数の処理ステップの結果を例示し得る。チャネル440は、チャネル420および充填されたチャネル430を形成するために使用されるものと同じビア410のセットを使用して形成され得るが、(統合された第2のキャビティ435の幅が、統合された第1のキャビティ415の幅よりも小さいため、)より狭い幅を有することができ、充填されたチャネル430内の充填材料が、チャネル440の形成中に標的材料として機能する。チャネル440の幅は、充填されたチャネル430の幅よりも小さい場合があるので、充填されたチャネル430内の充填材料の一部は、チャネル440を取り囲む、充填されたチャネル430の外側境界に沿って残り得る。したがって、チャネル440の形成後、充填されたチャネル430からの充填材料のループが標的層において残る場合があり、ループは、幅よりも長い長さに伸ばされ、レーストラックまたはバンドとも称され得る。
図4Aはまた、対応するビア410のセットを使用して、誘電体材料で充填されているチャネル440に対応し得るループ450を例示する。したがって、ループ450は、チャネル440を充填する誘電体材料を取り囲む、チャネル420を充填する充填材料(すなわち、充填されたチャネル430を形成するために使用される充填材料)のループを備え得る。場合によっては、ループ450によって取り囲まれる誘電体材料は、チャネル420が形成された標的層を備える標的材料と同じ材料(たとえば、図3を参照して説明される誘電体材料層315または325)であり得、充填材料は、導電性材料であり得るので、ループ450は、導電性材料のループであり得る。導電性材料のループ450は、電極(たとえば、アクセスライン)として機能し得る複数の個別のセグメントに切断され得る。メモリ材料のループ450は、1つまたは複数のメモリセルとして機能し得る複数の個別のセグメントに切断され得る(たとえば、メモリ材料要素と称され得るメモリ材料の各個別のセグメントは、1つまたは複数のメモリセル105を備えるように構成され得る)。
図4Aは、(統合してチャネル420を形成する)5つの第1のキャビティ415、充填されたチャネル430、(統合してチャネル440へからの)5つの第2のキャビティ435、したがって5つのビア410を使用したループ450の連続的な形成を例示し、同様の技法は、任意の数のビア410を使用して適用できることが理解されるべきである。同様に、図4Aは、(統合してチャネル420を形成する)5つの第1のキャビティ415、充填されたチャネル430、(統合してチャネル440を形成する)5つの第2のキャビティ435、したがって、スタックの単一の標的層におけるループ450の、連続的な形成を例示し、スタックは、それぞれが同じ標的材料を備える複数の個別の標的層を備えることができ、図4Aを参照して説明される技法は、結果として、スタック内の各標的層に1つずつの、複数のループ450となることが理解されるべきである。
図4Bは、第1の方向(たとえば、ページ上に描かれているようなx方向)に延在する複数の第1のループ455(たとえば、ループ455-aから455-d)と、第2の方向(たとえば、ページ上に描かれているようなy方向)に延在する複数の第2のループ460(たとえば、ループ460-aから460-d)との上面図を例示する図解401を例示する。複数の第1のループ455は、スタック(たとえば、スタック305)の1つまたは複数の第1の層(たとえば、層315)において形成され得、複数の第2のループ460は、スタック(たとえば、スタック305)の1つまたは複数の第2の層(たとえば、層325)において形成され得る。
図4Bの複数の第1のループ455および複数の第2のループ460の各ループは、図4Aのループ450の例であり得る。したがって、水平ループ(たとえば、x方向に延在するループ455-aから455-d)のそれぞれは、水平方向(x方向)に一行に配置されたビアのセット(図示せず)を使用して形成され得る。さらに、垂直ループ(たとえば、y方向に延在するループ460-aから460-d)のそれぞれは、垂直方向(y方向)に一行に配置されたビアのセット(図示せず)を使用して形成され得る。図解401は、実質的に垂直な配置の複数の第1のループ455および複数の第2のループ460、すなわち、複数の第2のループ460に実質的に垂直な複数の第1のループ455を例示する。複数の第1のループおよび複数の第2のループは、任意の角度配置にあり得ることが理解されるべきである。
場合によっては、複数の第1のループ455および複数の第2のループ460の各ループは、導電性材料(たとえば、図1および図2を参照して説明される電極材料)からなり得る。各ループ455、460の端部(たとえば、短辺)が除去されるか、さもなければ後続の処理ステップにおいて、ループ455、460の側面(たとえば、長辺)から切断され得、各ループ455、460の残りの部分(たとえば、長辺)は、メモリデバイスのアクセスラインとして(たとえば、図1および図2を参照して説明されるように、ワードライン110およびビットライン115として)機能し得る。いくつかの実施形態では、複数の第1のループ455は、1つまたは複数の第1の層(たとえば、図3を参照して説明される層315)に存在し得、複数の第2のループ460は、1つまたは複数の第2の層(たとえば、図3を参照して説明される層325)に存在し得る。したがって、複数の第1のループ455および複数の第2のループ460は、図1および図2を参照して説明されるように、3Dクロスポイント構成でアクセスラインのマトリクス(たとえば、アクセスラインのグリッド構造)を形成することができる。アクセスラインのトポロジカルな各クロスポイント(たとえば、ループ455-dとループ460-aとの間に形成されたクロスポイント465)は、メモリセル(たとえば、図1を参照して説明されるメモリセル105)に対応することができ、メモリセルは、交差するアクセスラインの間に挿入され得る。したがって、例示的な図解401は、メモリセルの単一のデッキ内の64のメモリセルをサポートすることができる。それぞれが任意の数のアクセスラインを備える任意の数のメモリセルのデッキが、互いの最上部の上に配置され、単一パターンのビアを使用して同時に形成され得ることが理解されるべきである。
図5から図8は、本開示の製造技法による、アクセスラインの例示的な3次元構造(たとえば、アクセスラインのグリッド構造)の構築を例示する。上記のように、本明細書で説明される製造技法は、ビアのパターンを使用することができ、図5から図8は、ビアのパターンを使用して、アクセスラインの3次元構造(たとえば、アクセスラインのグリッド構造)の同時構築を容易にし、これにより、3Dメモリアレイの2つ以上のデッキが同時に形成され得る方法を例示する。
図5は、本開示による、メモリセルの2つ以上のデッキを含み得る3Dクロスポイントメモリアレイ構造を形成する例示的な方法を例示する。本明細書で説明される製造技法の例示的な例として、図5は、アクセスラインの2つのセットの同時形成を示し得、すなわち、上位デッキは、ワードライン531-a、531-bの1つのセットを含み得、下位デッキは、ワードライン531-c、531-dの別のセットを含み得る。ワードライン531は、図1を参照して説明されるようなメモリアレイ102の2つのデッキのための、ワードライン110の2つのセット(たとえば、ワードラインWL_T1からWL_TMの1つのセットと、ワードラインWL_B1からWL_BMの別のセット)、または図2を参照して説明されるようなメモリセルの第1のデッキ205-aについての一対のワードライン110-a、およびメモリセルの第2のデッキ205-bについての一対のワードライン110-bの例であり得る。
図5における層のスタックは、図3を参照して説明されるように、スタック305に対応し得る。たとえば、ハードマスク(HM)層は、層310(たとえば、スタック305の最上層)に対応し得、誘電体1(D1)層は、層315-aおよび層315-bに対応し得、誘電体2(D2)層は、層325に対応し得、プレースホルダ誘電体またはメモリ材料(DM)層は、それぞれ層320-aおよび層320-bに対応し得る。DM層は、メモリ材料(たとえば、最初のスタック305-aの一部として形成されたメモリ材料)、またはその中にメモリ材料が後に堆積され得るプレースホルダ材料を含み得る。プレースホルダ材料は、場合によっては、第3の誘電体材料であり得る。場合によっては、DM層は、メモリ層またはプレースホルダ層と称され得る。場合によっては、D1層は、第1の誘電体層と称され得、D2層は、第2の誘電体層と称され得る。
図5はまた、図解501、図解502、および図解503を含む。図解501は、例示的な例として、3行のビア(たとえば、図3または図4を参照して説明されるビア335またはビア410)と、ビアの行を使用して形成された6つのアクセスライン(たとえば、ワードライン)とを含むスタックの上面図を示し得、ビアの各行は、1つのループ(たとえば、図4を参照して説明されるループ455-a)(ループ端は図解501に示されていない)を形成するために使用され、したがって、2つのアクセスライン(たとえば、図1および図2を参照して説明されるワードライン110またはビットライン115)の間には、ビアの行が挿入される。図解502は、処理の様々な段階(たとえば、処理ステップ505から530)において、図解501の基準線A-Aによって示されるように、図解501のビアの中心に対応するスタックの側断面図を例示する。図解503は、処理の様々な段階(たとえば、処理ステップ505から530)において、基準線B-Bによって示されるように、図解501のビア間の空間に対応するスタックの側断面図を例示する。
処理ステップ505において、フォトリソグラフィステップ(たとえば、図3を参照して説明されるフォトリソグラフィステップ)は、図解501に例示されるビアのパターンをスタック(たとえば、スタック305)に転写することができる。場合によっては、それぞれが第1の幅(たとえば、幅506)を有する複数の穴(たとえば、図解501に例示されるビアのパターンに関連する穴)が、スタックの最上層(たとえば、HM層)において形成され得る。第1の幅(たとえば、幅506)は、図3および図4を参照して例示されるように、ビア335またはビア410の幅に対応し得る。その後、異方性エッチングステップが、スタックからいくつかの材料を除去し、スタックを貫通するビアホールを生成し得る。処理ステップ505における図解502は、ビアの1つと、スタックを貫通し、スタックの埋込層を後続の処理ステップに曝す対応するビアホールとを例示する。処理ステップ505における図解503は、ビア間で、最初のスタック(たとえば、スタック305)が処理ステップ505中、不変であり得ることを例示し得る。処理ステップ505は、図3を参照して説明されるような処理ステップ300-bの例であり得る。
処理ステップ510において、等方性エッチングステップは、等方性エッチングのエッチャントに曝されるスタック内の各D1層(たとえば、層315-aおよび層315-b)において、誘電体材料の一部を選択的に除去できる。各D1層における誘電体材料は、第1の誘電体材料と称され得る。処理ステップ510における等方性エッチングのエッチャントは、スタックの他の材料(たとえば、スタックの他の層における材料)に関して選択性を示し得る。すなわち、処理ステップ510における等方性エッチングのエッチャントは、他の材料(たとえば、スタックのDM層、D2層、またはHM層などの他の層における材料)を保持(または実質的に保持)しながら、各D1層における第1の誘電体材料の一部を除去できる。各D1層(たとえば、層315-aおよび層315-b)からの第1の誘電体材料の一部の選択的除去は、各D1層においてキャビティ(たとえば、図3および図4を参照して説明されるキャビティ336または第1のキャビティ415)を生成し得る。スタックを貫通するビアホールが、両方のD1層(たとえば、315-aおよび層315-b)の側壁を露出させ得るので、等方性エッチングは、両方のD1層(たとえば、層315-aおよび層315-b)において同時にキャビティを生成し得る。
図解502は、処理ステップ510が両方のD1層において同時にキャビティを生成する(たとえば、キャビティは、層315-aおよび層315-bの両方において同時に形成される)一方、他の層におけるビアホールの幅は損なわれないことを例示する。幅511は、両方のD1層に形成されたキャビティの最終的な幅を表すことができる。さらに、処理ステップ510における図解503は、各キャビティのサイズを全方向に拡大する等方性エッチングステップの等方性により、隣接するビアを使用して同じ層において形成されたキャビティが統合し、両方のD1層(たとえば、層315-aおよび層315-b)において第1の誘電体材料内にチャネル(たとえば、図4を参照して説明されるチャネル420)を形成し得ることを例示する。処理ステップ510において、図解503に示されるような基準線B-Bにおけるチャネルの幅(たとえば、幅512)は、図4を参照して説明される重なり合う楕円形状425に関連し得る。幅512は、場合によっては、幅511とほぼ同じである場合がある。他の場合には、幅512は、幅511よりも小さい場合がある。
処理ステップ515において、チャネルおよび関連するビアホールは、導電性材料とできる電極材料で充填され得る。場合によっては、過剰な電極材料がスタックの最上部の上(たとえば、HM層(たとえば、層310)の最上部の上)に形成され得、エッチングバックプロセスまたは化学的機械研磨プロセスによって除去され得る。本明細書で使用される場合、材料(たとえば、導電性材料)で充填されたビアホールは、材料で充填された後、ホールと称され得る。処理ステップ515における図解503は、電極材料がビア間のチャネルの一部に流れ込み、したがって、処理ステップ510において生成された各チャネルを同時に充填できることを例示する。
処理ステップ520において、異方性エッチングステップは、ビアを使用して電極材料の一部を除去し、ビアに対応する新しいビアホールを生成することができる。異方性エッチングステップは、処理ステップ505と同じハードマスク層のビアパターン(たとえば、図解501に示されるビアパターン)を使用し、後続の処理のために処理ステップ515において堆積された電極材料の側壁を、各D1層において露出させるビアホールを生成することができる。処理ステップ520において、単一行のビアを示す図解501の一部の上面図は、図4を参照して説明されるように、充填されたチャネル430の上面図に対応し得る。
処理ステップ525において、等方性エッチングステップは、たとえば、処理ステップ515において堆積され、したがって、処理ステップ510において各D1層(たとえば、層315-aおよび層315-b)において生成されたチャネルを充填する電極材料の一部を、各D1層から選択的に除去できる。処理ステップ525における等方性エッチングのエッチャントは、他の材料(たとえば、スタックの他の層における材料)に関して選択性を示し得る。すなわち、処理ステップ525における等方性エッチングのエッチャントは、他の材料(たとえば、スタックのDM層、D2層、またはHM層などの他の層における材料)を保持(または実質的に保持)しながら、電極材料を除去できる。D1層(たとえば、層315-aおよび層315-b)におけるキャビティからの電極材料の選択的除去は、処理ステップ525において、図解502および図解503に例示されるように、電極材料の一部をチャネルに残すことができ、電極材料の残りの部分は、図4を参照して説明されるように、ループ450を形成することができる。言い換えれば、幅526は、幅511よりも小さい場合がある。場合によっては、電極材料の残りの部分の幅(たとえば、幅527)(たとえば、電極材料を備えるアクセスラインの幅)は、たとえば、フォトマスキングステップによって画定され得るラインの最小幅(または、ライン間の最小空間)によって決定される最小特徴サイズのような、所与の技術世代の最小特徴サイズよりも小さくてよい。
図解503は、処理ステップ525が、両方のD1層において同時にキャビティを生成する(たとえば、処理ステップ515において形成された電極材料の一部を選択的に除去することにより、キャビティが、層315-aおよび層315-bの両方において同時に形成される)一方、他の層においてビアホールの幅は損なわれない(図解503に図示せず)ことを例示する。幅526は、両方のD1層に形成されたキャビティの最終的なサイズを表し得る。さらに、処理ステップ525における図解503は、各キャビティのサイズを全方向に拡大する等方性エッチングステップの等方性により、隣接するビアを使用して同じ層において形成されたキャビティが統合し(たとえば、接し)、両方のD1層(たとえば、層315-aおよび層315-b)において電極材料内にチャネル(たとえば、図4を参照して説明されるチャネル440)を形成し得ることを例示する。処理ステップ525において、図解503に示されるような基準線B-Bにおけるチャネルの幅(たとえば、幅528)は、図4を参照して説明されるチャネル440の幅に関連し得る。幅528は、場合によっては、幅526とほぼ同じである場合がある。他の場合には、幅528は、幅526よりも小さい場合がある。
処理ステップ530において、各D1層および関連するビアホールにおけるチャネルは、誘電体材料で充填することができる。場合によっては、誘電体材料は、各D1層における第1の誘電体材料と同じである場合がある。他の場合には、誘電体材料は、第1の誘電体材料とは異なる場合がある。本明細書で使用される場合、材料(たとえば、誘電体材料)で充填されたビアホールは、材料で充填された後、ホールと称され得る。処理ステップ530における図解502、503は、電極材料の2つのループ450が、同じ行のビア、上位D1層(たとえば、層315-a)における第1のループ、および下位D1層(たとえば、層315-b)における第2のループを使用して同時に形成されたことを例示し得る。他の例では、スタックは、任意の数のD1層を含むことができ、電極材料のループ450は、図5を参照して説明される処理ステップを使用して、各D1層において同時に形成されることが理解されるべきである。処理ステップ530の後、単一行のビアを示す図解501の一部の上面図は、図4を参照して説明されるループ455-aの一部の上面図に対応し得る。
場合によっては、処理ステップ530の完了時に、第1の電極層(たとえば、図3または図5を参照して説明されるような層315またはD1層)は、第1の電極(たとえば、ワードライン531-a)、第2の電極(たとえば、ワードライン531-b)、および、第1の電極と第2の電極とを第1の距離(たとえば、幅526)分離させる誘電体チャネル(たとえば、幅526に関連するチャネルを、誘電体材料で充填することによって形成され得る誘電体チャネル)を含み得る。第1の距離(たとえば、幅526)は、第1の幅(たとえば、幅506)よりも大きくなり得る。さらに、誘電体チャネルは、スタックの最上層(たとえば、HM層)において形成された複数のホールと位置合わせされ、そのうちの1つは、第1の幅(たとえば、幅506)を有するHM層において示される。場合によっては、第1の電極層は、第2の電極の次のすぐ隣の電極(図示せず)を含み得、第2の電極は、第1の電極を、すぐ隣の電極から分離し、第2の電極は、第1の電極よりも、すぐ隣の電極により近い。たとえば、図解501に示されるように、単一のループから形成された2つの電極(たとえば、2つの電極の間に挿入された単一行のビアを有する)は、隣接するループ間の距離、したがって、異なるループから形成された2つの電極間の距離とは異なる(たとえば、より大きな)距離によって分離され得る。
図6は、本開示による、メモリセルの2つ以上のデッキを含み得る3Dクロスポイントメモリアレイ構造を形成する例示的な方法を例示する。本明細書で説明される製造技法の例示的な例として、図6は、メモリセルの2つのデッキの間に配置されたアクセスラインの1つのセットの形成を示すことができ、すなわち、上位デッキおよび下位デッキは、ビットライン631-a、631-bの1つのセットを共有し得る。ビットライン631は、図1を参照して説明されるように、メモリアレイ102の2つのデッキに共通のビットライン115、または一対のビットライン115-aの例であり得、これは、図2を参照して説明されるように、メモリセルの第1のデッキ205-aと、メモリセルの第2のデッキ205-bとに共通である。図6における層のスタックは、図5を参照して説明されるスタック(たとえば、図3を参照して説明されるスタック305)に対応し得る。
図6はまた、図解601、602、603を含む。図解601は、例示的な例として、3行のビア(たとえば、図3または図4を参照して説明されるビア335またはビア410)と、ビアの行を用いて形成された6つのアクセスライン(たとえば、ビットライン)とを含むスタックの上面図を示し得、ビアの各行は、1つのループ(たとえば、図4を参照して説明されるループ455-a)(ループの端は図解601に示されていない)を形成するために使用され、したがって、2つのアクセスライン(たとえば、図1および図2を参照して説明されるワードライン110またはビットライン115)の間には、ビアの行が挿入される。図解602は、処理の様々な段階(たとえば、処理ステップ605から630)において、図解601における基準線A-Aによって示されるように、図解601のビアの中心に対応するスタックの側断面図を例示する。図解603は、処理の様々な段階(たとえば、処理ステップ605から630)において、基準線B-Bによって示されるように、図解601のビア間の空間に対応するスタックの側断面図を例示する。
処理ステップ605において、フォトリソグラフィステップ(たとえば、図3を参照して説明されるフォトリソグラフィステップ)は、図解601に例示されるビアのパターンを、スタック(たとえば、スタック305)に転写することができる。場合によっては、それぞれが第2の幅(たとえば、幅606)を有する複数の第2の穴(たとえば、図解601に例示されるビアのパターンに関連する穴)が、スタックの最上層(たとえば、HM層)において形成され得る。第2の幅(たとえば、幅606)は、図3および図4を参照して例示されるように、ビア335またはビア410の幅に対応し得る。場合によっては、図解501および図解601におけるビアのサブセットは、図8において後に例示されるように、共通であり得る。その後、異方性エッチングステップにより、スタックからいくつかの材料が除去され、スタックを貫通するビアホールを生成し得る。処理ステップ605における図解602は、ビアのうちの1つと、スタックを貫通し、スタックの埋込層を後続の処理ステップに曝す対応するビアホールとを例示する。処理ステップ605における図解603は、ビア間で、最初のスタック(たとえば、スタック305)が、処理ステップ605中、不変であり得ることを例示することができる。処理ステップ605は、図3を参照して説明されるような処理ステップ300-bの例であり得る。
処理ステップ610において、等方性エッチングは、等方性エッチングのエッチャントに曝されるスタック内のD2層(たとえば、層325)において、誘電体材料の一部を選択的に除去できる。D2層における誘電体材料は、第2の誘電体材料と称され得る。処理ステップ610における等方性エッチングのエッチャントは、スタックの他の材料(たとえば、スタックの他の層における材料)に関して選択性を示し得る。すなわち、処理ステップ610における等方性エッチングのエッチャントは、他の材料(たとえば、スタックのDM層、D1層、またはHM層などの他の層における材料)を保持(または実質的に保持)しながら、D2層における第2の誘電体材料の一部を除去できる。D2層(たとえば、層325)からの第2の誘電体材料の一部の選択的除去は、D2層においてキャビティ(たとえば、図3および図4を参照して説明されるキャビティ336または第1のキャビティ415)を生成し得る。
図解602は、処理ステップ610がD2層においてキャビティを生成する(たとえば、キャビティは層325において形成される)が、他の層におけるビアホールの幅は損なわれていないことを例示する。幅611は、D2層において形成されたキャビティの最終的な幅を表し得る。さらに、処理ステップ610における図解603は、各キャビティのサイズを全方向に拡大する等方性エッチングステップの等方性により、隣接するビアを使用して同じ層において形成されたキャビティが統合し、D2層(たとえば、層325)において第2の誘電体材料内にチャネル(たとえば、図4を参照して説明されるチャネル420)を形成できることを例示する。処理ステップ610において、図解603に示されるような基準線B-Bにおけるチャネルの幅(たとえば、幅612)は、図4を参照して説明される重なり合う楕円形状425に関連し得る。幅612は、場合によっては、幅611とほぼ同じである場合がある。他の場合には、幅612は、幅611よりも小さい場合がある。
処理ステップ615において、チャネルおよび関連するビアホールは、導電性材料であり得る電極材料で充填され得る。場合によっては、処理ステップ615において使用される電極材料は、処理ステップ515において使用されるものと同じ電極材料であり得る。場合によっては、過剰な電極材料が、スタックの最上部の上(たとえば、HM層(たとえば、層310)の最上部の上)に形成され得、エッチングバックプロセスまたは化学的機械研磨プロセスによって除去され得る。本明細書で使用される場合、材料(たとえば、導電性材料)で充填されたビアホールは、材料で充填された後、ホールと称され得る。処理ステップ615における図解603は、電極材料がビア間のチャネルの一部に流れ込み、したがって、処理ステップ610において生成された各チャネルを同時に充填できることを例示する。
処理ステップ620において、異方性エッチングは、ビアを使用して、電極材料の一部を除去し、ビアに対応する新しいビアホールを生成できる。異方性エッチングステップは、処理ステップ605と同じハードマスク層のビアパターン(たとえば、図解601に示されるビアパターン)を使用し、後続の処理のために、処理ステップ615において堆積された電極材料の側壁をD2層に露出させるビアホールを生成できる。処理ステップ620において、単一行のビアを示す図解601の一部の上面図は、図4を参照して説明されるように、充填されたチャネル430の上面図に対応し得る。
処理ステップ625において、等方性エッチングは、たとえば、処理ステップ615において堆積された電極材料の一部のような、電極材料の一部をD2層から選択的に除去でき、したがって、処理ステップ610においてD2層(たとえば、層325)において生成されたチャネルを充填する。処理ステップ625における等方性エッチングのエッチャントは、他の材料(たとえば、スタックの他の層における材料)に関して選択性を示し得る。すなわち、処理ステップ625における等方性エッチングのエッチャントは、他の材料(たとえば、スタックのDM層、D1層、HM層などの他の層における材料)を保持(または実質的に保持)しながら、電極材料を除去できる。D2層(たとえば、層325)におけるキャビティからの電極材料の選択的除去は、処理ステップ625において図解602および図解603に例示されるように、電極材料の一部をチャネルに残し、電極材料の残りの部分が、図4を参照して説明されるように、ループ460を形成できる。言い換えれば、幅626は、幅611よりも小さい場合がある。場合によっては、電極材料の残りの部分の幅(たとえば、幅627)(たとえば、電極材料を備えるアクセスラインの幅)は、フォトマスキングステップによって画定され得るラインの最小幅(または、ライン間の最小空間)によって決定される最小特徴サイズのような、所与の技術世代の最小特徴サイズよりも小さくてもよい。
図解603は、処理ステップ625がD2層においてキャビティを生成する(たとえば、処理ステップ615において形成された電極材料の一部を選択的に除去することによって、層325においてキャビティが形成される)一方、他の層におけるビアホールの幅は、損なわれていないことを例示する(図解603には示されていない)。幅626は、D2層に形成されたキャビティの最終的なサイズを表し得る。さらに、処理ステップ625における図解603は、各キャビティのサイズを全方向に拡大する等方性エッチングステップの等方性により、隣接するビアを使用して同じ層において形成されたキャビティが統合し(たとえば、接し)、D2層(たとえば、層325)において電極材料内にチャネル(たとえば、図4を参照して説明されるチャネル440)を形成し得ることを例示する。処理ステップ625において、図解603に示されるような基準線B-Bにおけるチャネルの幅(たとえば、幅628)は、図4を参照して説明されるチャネル440の幅に関連し得る。幅628は、場合によっては、幅626とほぼ同じである場合がある。他の場合には、幅628は、幅626よりも小さい場合がある。
処理ステップ630において、D2層および関連するビアホールにおけるチャネルは、誘電体材料で充填することができる。場合によっては、誘電体材料は、D2層における第2の誘電体材料と同じとすることができる。他の場合には、誘電体材料は、第1の誘電体材料とは異なり得る。本明細書で使用される場合、材料(たとえば、誘電体材料)で充填されたビアホールは、材料で充填された後、ホールと称され得る。処理ステップ630における図解602、603は、電極材料の1つのループ460が、ビアの行(たとえば、図解601に示されるビア)を使用して形成されたことを例示し得る。他の例では、スタックは、任意の数のD2層を含むことができ、電極材料のループ460は、図6を参照して説明される処理ステップを使用して、各D2層において同時に形成されることが理解されるべきである。処理ステップ630の後、単一行のビアを示す図解601の一部の上面図は、図4を参照して説明されるループ460-aの上面図に対応し得る。
場合によっては、処理ステップ630の完了時に、第2の電極層(たとえば、図3または図6を参照して説明されるような層325またはD2層)は、第3の電極(たとえば、ビットライン631-a)と、第4の電極(たとえば、ビットライン631-b)と、第3の電極と第4の電極とを第2の距離(たとえば、幅626)分離させる第2の誘電体チャネル(たとえば、幅626に関連するチャネルを誘電体材料で充填することによって形成され得る誘電体チャネル)とを含み得る。第2の距離(たとえば、幅626)は、第2の幅(たとえば、幅606)よりも大きくなり得る。さらに、第2の誘電体チャネルは、スタックの最上層(たとえば、HM層)に形成された複数の第2の穴と位置合わせされ得、そのうちの1つは、第2の幅(たとえば、幅606)を有するHM層において示される。場合によっては、第2の電極層は、第4の電極の次の、すぐ隣の電極(図示せず)を含み得、第4の電極は、第3の電極を、すぐ隣の電極から分離し、第4の電極は、第3の電極よりも、すぐ隣の電極により近い。たとえば、図解601に示されるように、単一のループから形成された2つの電極(たとえば、間に挿入された単一行のビアを有する)は、隣接するループ間の距離、したがって、異なるループから形成された2つの電極間の距離とは異なる(たとえば、より大きな)距離によって分離され得る。
場合によっては、3Dクロスポイントメモリアレイ(たとえば、図5および図6を参照して説明される製造技法を使用して構築され得る3Dクロスポイントメモリアレイ)を含む装置は、それぞれが第1の幅を有する複数の穴を備える、スタックの上位層と、第1の電極および第2の電極を備える、スタック内の第1の電極層と、複数の穴と位置合わせされ、第1の幅よりも大きい第1の距離、第1の電極を第2の電極から分離させる、誘電体チャネルとを含み得る。上記の装置のいくつかの例では、第1の電極は、最小特徴サイズよりも小さい少なくとも1つの寸法を有する。上記の装置のいくつかの例では、上位層はハードマスク材料を備える。上記の装置のいくつかの例では、第1の電極の複数の表面と接触しているコンフォーマルライナ(たとえば、図7を参照して説明されるコンフォーマルライナ)。
場合によっては、上記の装置は、スタック内にメモリ層をさらに含むことができ、メモリ層は、複数の誘電体プラグによって穿孔されたメモリ材料のシートを備える。
場合によっては、上記の装置は、第3の電極および第4の電極を備える、スタック内の第2の電極層と、第1の電極、第2の電極、および第3の電極と結合されるメモリ材料要素を備える、スタック内のメモリ層とを含み得る。上記の装置のいくつかの例では、メモリ材料要素は、第4の電極と結合される。
場合によっては、上記の装置は、スタック内にメモリ層をさらに含むことができ、メモリ層は、複数のメモリ材料要素を備え、各メモリ材料要素は、曲面を有する。
場合によっては、上記の装置は、各第2の穴が第2の幅を有する、上位層における複数の第2の穴と、第3の電極および第4の電極を備える、スタック内の第2の電極層と、複数の第2の穴と位置合わせされ、第2の幅よりも大きい第2の距離、第3の電極を第4の電極から分離させる、第2の誘電体チャネルとを含み得る。上記の装置のいくつかの例では、第1の電極および第2の電極は、第1の方向に配置され、第3の電極および第4の電極は、第2の方向に配置される。場合によっては、上記の装置は、第1の電極層において、すぐ隣の電極をさらに含むことができ、第2の電極は、第1の電極を、すぐ隣の電極から分離し、第2の電極は、第1の電極よりも、すぐ隣の電極により近い。
図7は、本開示による、メモリセルの2つ以上のデッキを含み得る3Dクロスポイントメモリアレイ構造を形成する例示的な方法を例示する。本明細書で説明される製造技法の例示的な例として、図7は、二層電極(たとえば、二層アクセスライン)を形成する方法を示すことができる。図7に例示される方法のいくつかの態様は、図5の対応する態様と同様であり得る。たとえば、場合によっては、処理ステップ705、処理ステップ710、処理ステップ715、および処理ステップ730は、図5を参照して説明される処理ステップ505、処理ステップ510、処理ステップ515、および処理ステップ530とそれぞれ同じであり得る。
処理ステップ712に例示されるように、第1の電極材料(EM1)は、処理ステップ710の結果として露出された表面上に(たとえば、処理ステップ710において生成されたチャネルおよびビアホールの表面上に)形成され得る。場合によっては、EM1は、処理ステップ710の結果として露出された表面上にコンフォーマルライナとして形成され得る。場合によっては、EM1は炭素ベースの材料とすることができる。処理ステップ715において、第2の電極材料(EM2)は、処理ステップ515を参照して説明されるように、チャネルおよびビアホールの残りの体積を充填することができる。場合によっては、EM2は、図5および図6を参照して説明されるものと同じ電極材料であり得る。本明細書で使用される場合、材料(たとえば、第1の電極材料および第2の電極材料を備える二層材料)で充填されたビアホールは、材料で充填された後、ホールと称され得る。したがって、コンフォーマルライナ(たとえば、炭素ベースの電極材料)は、第1の誘電体材料(たとえば、層315(たとえば、D1層)における第1の誘電体材料)と、第2の電極材料(たとえば、EM2)との間に挿入され得る。場合によっては、コンフォーマルライナ(たとえば、炭素ベースの電極材料)が、第1の電極(たとえば、EM2を備える電極)の複数の表面と接触し得る。
その後、処理ステップ720に含まれる異方性エッチングステップは、EM1材料とEM2材料との両方を除去できる。処理ステップ720が、EM1材料とEM2材料との両方を除去できるのに対し、処理ステップ520は、EM2材料のみしか除去できないので、処理ステップ720における異方性エッチングは、処理ステップ520(または処理ステップ620)における異方性エッチングステップのバリエーションであり得る。さらに、処理ステップ725に含まれる等方性エッチングステップは、EM1材料とEM2材料との両方を除去できる。処理ステップ725が、EM1材料とEM2材料との両方を除去できるのに対し、処理ステップ525は、EM2材料のみしか除去できないので、処理ステップ725における等方性エッチングは、処理ステップ525(または処理ステップ625)における等方性エッチングステップのバリエーションであり得る。
図解702および図解703は、そうでなければD1層におけるEM2材料が、DM層と接触するすべての場所において、処理ステップ712が、EM2材料とDM層との間にEM1材料が挿入される結果となり得ることを例示する。場合によっては、EM1材料(たとえば、炭素ベースの材料)は、EM2材料(たとえば、タングステンベースの材料)と、各DM層の材料(たとえば、図2を参照して説明されるカルコゲニド材料220、または、その後、少なくとも部分的にメモリ材料で置換され得るプレースホルダ誘電体材料)との間の緩衝層として機能し得る。場合によっては、DM層においてメモリ材料(たとえば、カルコゲニド材料220)を備えるメモリ材料要素、またはDM層においてプレースホルダ誘電体材料を部分的に置換することによってその後形成されるメモリ材料(たとえば、カルコゲニド材料220)を備えるメモリ材料要素などの各メモリ材料要素は、少なくとも1つの第1の電極の3つの表面と接触し得るコンフォーマルライナを通って、少なくとも1つの第1の電極と結合され得る。
図7の処理ステップは、図5を参照して説明される処理ステップを変形するものとして例示され説明されているが、図6の処理ステップは、各D2層においてもまた、二層電極(たとえば、二層アクセスライン)を備えるアクセスラインを形成するように、同様に変形され得る(図示せず)ことが理解されるべきである。したがって、DM層における材料の上位面と下位面との両方が、EM2材料ではなくEM1材料と連結し得るので、DM層におけるメモリセルは、2つの二層電極(たとえば、ワードライン110とビットライン115)と連結し得る。場合によっては、2つのアクセスライン間の非対称な電極構成が、メモリセルの非対称な動作を容易にし得るように、メモリセルの1つのアクセスライン(たとえば、ワードライン110またはビットライン115)のみが二層電極を含み得る。
図8は、本開示によるクロスポイントメモリアレイおよび関連する製造技法をサポートする例示的なビアパターンおよび構造を例示する。製造技法を使用して、メモリセルの2つ以上のデッキを含み得る3Dクロスポイントメモリアレイ構造を形成することができる。本明細書で説明される製造技法の例示的な例として、図8は、図解801および図解802を含み、各図解は、3Dクロスポイントメモリアレイの一部のレイアウトの上面図を表すことができる。
図解801は、レイアウト805、810、815、820を含む。レイアウト805は、ビアのパターン、第1のアクセスラインのセット、および第2のアクセスラインのセットを示す複合プロットである。例示的な例として、レイアウト805は、メモリアレイの単一のデッキ内の16のメモリセル、たとえば、4つの第1のアクセスラインと4つの第2のアクセスラインとの間の16のクロスポイントのそれぞれに位置する1つのメモリセルを図示し得る。
レイアウト810は、レイアウト805の要素のサブセットを例示し、これは、各セットが第1の方向(たとえば、ページ上、水平方向、またはx方向)に一行に配置される、第1のビアの2つのセットと、第1の方向に延在する4つの第1のアクセスラインとを含む。場合によっては、第1のアクセスラインは、導電性材料(たとえば、図1および図2を参照して説明される電極材料)からなり得、ワードライン(たとえば、図1および図2を参照して説明されるワードライン110)の例であり得る。4つの第1のアクセスラインは、端部(たとえば、短辺)が除去された電極材料の2つのループの一部(たとえば、長辺)を表すことができ、電極材料の各ループは、電極材料のループによって取り囲まれた第1のビアのセットを使用して形成され得る。したがって、レイアウト810は、たとえば、各セットが、第1の方向に一行に配置された、第1のビアの2つのセットを使用して形成される4つの第1のアクセスラインのセットを例示する。さらに、レイアウト810を使用して、4つの第1のアクセスラインのセットが、図3を参照して説明される複合スタック(たとえば、スタック315-a)の任意の数の第1の層(たとえば、層315-a、層315-bのような第1の誘電体材料を最初に備える層)に同時に形成され得る。
同様に、レイアウト815は、レイアウト805の要素の別のサブセットを例示し、これは、各セットが第2の方向(たとえば、ページ上、垂直方向、またはy方向)に一行に配置された、第2のビアの2つのセットと、第2の方向に延在する4つの第2のアクセスラインとを含む。場合によっては、第2のアクセスラインは、導電性材料(たとえば、図1および図2を参照して説明される電極材料)からなり得、ビットライン(たとえば、図1および図2を参照して説明されるビットライン115)の例であり得る。4つの第2のアクセスラインは、端部(たとえば、短辺)が除去された電極材料の2つのループの一部(たとえば、長辺)を表すことができ、電極材料の各ループは、電極材料のループによって取り囲まれた第2のビアのセットを使用して形成され得る。したがって、レイアウト815は、第2のビアの2つのセットを使用して形成された4つの第2のアクセスラインのセットを例示し、第2のビアの各セットは、たとえば、第2の方向に一行に配置される。さらに、レイアウト815を使用して、4つの第2のアクセスラインのセットが、図3を参照して説明されるように、複合スタック(たとえば、スタック305-a)の任意の数の第2の層(たとえば、層325などの第2の誘電体材料を最初に備える層)に同時に形成され得る。
レイアウト820は、レイアウト805の要素の別のサブセットを例示し、これは、第1の方向(たとえば、水平方向またはx方向)の4つの第1のアクセスラインと、第2の方向(たとえば、垂直方向またはy方向)の4つの第2のアクセスラインとを含む。メモリコンポーネントは、第1のアクセスラインと第2のアクセスラインとが、トポロジカルに互いに交差する各場所に配置され得る。上記のように、第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン)の1つまたは複数のセットは、複合スタックの1つまたは複数の第1の層に形成され得、第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン)の1つまたは複数のセットは、複合スタックの1つまたは複数の第2の層に形成され得る。したがって、レイアウト820は、メモリセルの3Dクロスポイントアレイの代表例であり得、ここでは、メモリセルの各デッキが、4つのワードライン、4つのビットライン、および16のメモリセルを備える。
レイアウト820はまた、ユニットセル840を例示する。メモリ技術の文脈では、ユニットセルは、その構成要素(たとえば、ワードライン、ビットライン、選択コンポーネント、メモリコンポーネント)の完全なセットを含む単一のメモリセルを称し得る。メモリのユニットセルの繰返しにより、メモリセルの配列の任意のサイズを構築することができる。さらに、レイアウト820は、セルエリア841を例示する。クロスポイントメモリアーキテクチャの文脈では、セルエリア841は、アクセスライン(たとえば、ワードラインおよびビットライン)のトポロジカルな交差のエリアに対応するエリアを称し得る。言い換えれば、ワードラインの幅に、ビットラインの幅を乗じたものが、セルエリア841を画定し得る。
場合によっては、レイアウト820に例示されるように、電極層、すなわち、第1のアクセスラインのセット(たとえば、電極材料を備えるアクセスライン)が形成され得る第1の電極層は、複数の第1の電極を含み得る。場合によっては、複数の第1の電極内の第1の電極間の分離距離(たとえば、距離842)は不均一であり得る。場合によっては、すぐ隣の電極(たとえば、アクセスライン843-a)が、電極(たとえば、アクセスライン843-b)の次に存在することがあり、ここでは、電極(たとえば、アクセスライン843-b)は、すぐ隣の電極(たとえば、アクセスライン843-a)から、他の電極(たとえば、アクセスライン843-c)を分離し、電極(たとえば、アクセスライン843-b)は、他の電極(たとえば、アクセスライン843-c)よりも、すぐ隣の電極(たとえば、アクセスライン843-a)に、より近い場合がある。
さらに、ビアのサブセットは、水平方向(x方向)に一行に配置された第1のビアのセットと、垂直方向(y方向)に一行に配置された第2のビアのセットとの間で共通であり得、つまり、1つまたは複数のビアは、第1のビアの水平行と、第2のビアの垂直行との両方に含まれ得ることが理解されるべきである。そのようなビアは、共通ビア(たとえば、共通ビア830)と称され得る。共通ビア830は、第1のアクセスラインのセットを形成するため、および第2のアクセスラインのセットを形成するための両方に使用することができる。言い換えれば、第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン)を形成する処理ステップと、第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン)を形成する処理ステップとは、両方とも共通ビア830を使用することができる。言い換えれば、共通ビア830は、図5および図6を参照して説明されるように、処理ステップ505から530、および処理ステップ605から630を対象とすることができる。対照的に、他のビアを使用して、第1のアクセスライン(たとえば、ワードラインを形成するための処理ステップ505から530)、または第2のアクセスライン(たとえば、ビットラインを形成するための処理ステップ605から630)のいずれかを形成することができるが、両方ではない。そのようなビアは、非共通ビア(たとえば、非共通ビア835)と称され得る。ビアのサイズ、ビア間の距離、およびビアに関連するキャビティのサイズは、メモリアレイの様々なレイアウト、たとえば、レイアウト805およびレイアウト845を達成するために変化し得る。
図解802は、ビアに関連する寸法(たとえば、ビアのサイズ、ビア間の距離、ビアに関連するキャビティのサイズなど)を変形することによって、メモリアレイの異なるレイアウトを達成する例として、レイアウト805のバリエーションを例示する。図解802は、レイアウト845、850、855、860を含む。レイアウト845は、ビアのパターン、第1のアクセスラインのセット、および第2のアクセスラインのセットを示す複合プロットである。レイアウト845は、レイアウト805と同様の例示的な例として、たとえば、4つの第1のアクセスラインと、4つの第2のアクセスとの間の16のクロスポイントのそれぞれに位置する1つのメモリセルのような、メモリアレイの単一のデッキ内の16のメモリセルを示す。
レイアウト845とレイアウト805との違いは、ビアが、レイアウト845において正方形または長方形とできることであり得る。場合によっては、レイアウト845は、正方形の一般的なビアと、長方形の一般的ではないビアとを有し得る。この違いの結果として、レイアウト860(たとえば、レイアウト820と比較した場合)は、均一に分散されたアクセスラインと、アクティブなセルエリア間の一定の距離とを例示する。レイアウト860はまた、ユニットセル880を例示しており、ユニットセル880のエリアは、ユニットセル840のエリアよりも大きくなり得る。さらに、レイアウト860は、セルエリア881を例示しており、アクセスラインの幅が、レイアウト845とレイアウト805との間で不変である場合、セルエリア881のエリアは、セルエリア841のエリアに対応し得る。場合によっては、アクセスラインがより均一に分散され、したがってアクティブなセルエリア間の距離がより均一になると、メモリアレイの動作がより効率的になる一方、アクセスラインが不均一に分散され、アクティブなセルエリア間の距離が不均一になると、メモリアレイ内のメモリセル密度がより大きくなり得る。これらおよび他の利点およびトレードオフは、当業者に明らになり得る。
図9から図12は、本開示の製造技法によりメモリ材料要素を構築する様々な態様を例示しており、これは、たとえば、図1に例示されるメモリアレイ102および図2に例示されるメモリアレイ202の例のような3Dメモリアレイを作製するために使用され得る。本明細書で説明される製造技法は、複合スタックの最上(たとえば、露出)層に、単一パターンのビアを使用して、複合スタックの1つまたは複数の下位(たとえば、埋込)層に1つまたは複数のメモリ材料要素を形成することを含み得る。本明細書で使用される場合、ビアは、後に、導電性ではない可能性のある材料で充填される開口部を称し得る。場合によっては、メモリ材料要素が形成されるそのような下位層は、たとえば、図5および図6を参照して説明されるようなDM層であるメモリ層と称され得る。いくつかの実施形態では、DM層(たとえば、層320-aおよび層320-b)は、最初に、メモリ材料(たとえば、カルコゲニド材料220)を含み得る。他の実施形態では、DM層(たとえば、層320-aおよび層320-b)は、最初に、プレースホルダ材料(たとえば、図5を参照して説明されるような第3の誘電体材料)を含み得る。
図9は、メモリセルの2つ以上のデッキを含み得、本開示の製造技法により形成され得る3Dクロスポイントメモリアレイ構造905の例を例示する。アレイ構造905は、メモリセルの2つのデッキ(たとえば、上位デッキ945-aおよび下位デッキ945-b)を備え得る。メモリセルの2つのデッキは、集合的に、同時に形成され得る第1のアクセスラインの2つのセット(たとえば、上位デッキ945-aは、ワードライン910-a、910-bの1つのセットを含み、下位デッキ945-bは、ワードライン910-c、910-dの別のセットを含む)と、同時に形成され得るメモリ材料の2つのメモリ層(たとえば、メモリ層920-a、920-b)と、メモリセルの両方のデッキに共通である第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン915)の1つのセットとを含む。第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン910)は、第1の方向(たとえば、x方向)に延在し得る一方、第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン915)は、第2の異なる方向(たとえば、z方向)に延在し得る。第1のアクセスラインのセットの各第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン910)は、第1のアクセスラインのセットの各他の第1のアクセスラインに平行であり得、第2のアクセスラインのセットの各第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン915)は、第2のアクセスラインのセットの各他の第2のアクセスラインに平行であり得る。第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン910)は、アレイ構造905に示されるように、第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン915)に実質的に直交し得る。
上位デッキ945-aは、ワードライン910-a、910-b、メモリ層920-a、およびビットライン915を含み得、下位デッキ945-bは、ワードライン910-c、910-d、メモリ層920-b、およびビットライン915を含み得る。したがって、ビットライン915は、アレイ構造905の上位デッキ945-aおよび下位デッキ945-bに共通であり得る。さらに、ワードライン910は、第1の電極層(たとえば、図3を参照して説明される層315-aおよび層315-b、図5から図7を参照して説明されるD1層)に形成された第1の導電ラインの例であり得る。同様に、ビットライン915は、第2の電極層(たとえば、図3を参照して説明される層325、図5から図7を参照して説明されるD2層)に形成された第2の導電ラインの例であり得る。最後に、メモリ層920は、メモリ層(たとえば、図3を参照して説明されるような層320-aおよび層320-b、図5から図7を参照して説明されるようなDM層)の例であり得る。したがって、上位デッキ945-aは、層315-a、層320-a、および層325を備える複合スタック305-aの第1のサブセットに形成されたメモリセルの上位デッキに対応し得る一方、下位デッキ945-bは、層325、層320-b、および層315-bを備える複合スタック305-aの第2のサブセットに形成されたメモリセルの下位デッキに対応し得る。
アレイ構造905は、層内の構造間の水平(x方向またはz方向)空間(たとえば、第1の電極層内のワードライン910-aとワードライン910-bとの間の空間)を示し、これは、誘電体材料で充填することができる。アレイ構造905はまた、例示のみを目的として、たとえば、メモリ層920-aと、ワードライン910-a、910-bを含む第1の電極層との間の空間のような、層間の垂直(y方向)空間を示す。アレイ構造905に示されるそのような垂直空間は、実際の実施形態では存在しなくてもよい。場合によっては、メモリ層と電極層との間の界面の一部は、図7を参照して説明されるように、追加の電極材料(たとえば、炭素)などの他の材料を含み得る。
アレイ構造905は、2つのメモリ層920-a、920-bと、上位デッキ945-aに含まれる第1のメモリ層920-aと、下位デッキ945-bに含まれる第2のメモリ層920-bとを含む。層の最初のスタック(たとえば、図3を参照して説明されるスタック305-a)は、1つまたは複数のメモリ層920を含み得、これは、それぞれメモリ材料(たとえば、カルコゲニド材料220)のシートを備え得る。最初のスタックの一部として1つまたは複数のメモリ層を含めることは、アレイ構造905の製造に関連する処理ステップが少ないため、製造時間およびコストの削減に関して利点を提供し得る。場合によっては、図5および図6を参照して説明される処理ステップは、アレイ構造905を構築するために使用され得、複数の誘電体プラグ(たとえば、誘電体プラグ930)によって穿孔されたメモリ材料のシートを備える各メモリ層をもたらし得る。メモリ材料のシートを穿孔する誘電体プラグは、たとえば、図5および図6を参照して説明されるように、処理ステップ530、630の結果得られ得る。
図9は、複数の誘電体プラグ(たとえば、誘電体プラグ930-cから930-e)によって穿孔されたメモリ材料のシートを備える、絶縁されたメモリ層920-cを例示する図解906を含む。メモリ層920-cのいくつかの部分は、メモリセル105を備えることができ、第1のアクセスラインおよび第2のアクセスラインと連携して動作し得る。メモリ層920-cのそのような部分は、セルエリア925(たとえば、セルエリア925-a)と称され得、第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン910-a)および第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン915-a)が、トポロジカルに交差する場所に位置し得る。セルエリア925は、図4を参照して説明されるように、クロスポイント465(たとえば、アクセスラインの幅に関連するクロスポイントのエリア)に対応し得る。さらに、セルエリア925は、図8を参照して説明されるように、セルエリア841またはセルエリア881の例であり得る。
さらに、セルエリア925と、メモリ層920の厚さ(たとえば、複数の誘電体プラグによって穿孔されたメモリ材料のシートの厚さ)とは、セル体積926を画定し得る。セル体積926は、メモリセル105として(たとえば、論理状態を格納するように構成されたメモリ材料の一部として)機能するメモリ材料の体積を称し得る。場合によっては、メモリ材料は、異なる結晶相を含むことができ、異なる結晶相は、異なる論理状態に対応し得る。他の場合には、メモリ材料は、異なる局所組成を含むことができ、異なる局所組成は、異なる論理状態に対応し得る。場合によっては、アクセスラインに関連する電気的動作(たとえば、ワードラインとビットラインとの間の電圧差)は、メモリ層920の残りの部分(たとえば、複数の誘電体プラグによって穿孔されたメモリ材料のシート)を変えることなく、セル体積926に含まれるメモリ材料の結晶相(またはメモリ材料の局所組成)を変えることができる。セル体積926に含まれるメモリ材料と、メモリ層の残りの部分との間のそのような電気的描写は、アクティブセル体積の電気的閉じ込めと称され得る。場合によっては、メモリセル105のセル体積926は、メモリセル105のアクティブセル体積と称され得る。
図9はまた、絶縁されたメモリ層920-d(たとえば、複数の誘電体プラグによって穿孔されたメモリ材料のシート)の上面図907を例示する。メモリ層920-dは、メモリ層920-aから920-cの例であり得る。メモリ層920-dは、x軸およびz軸によって画定される平面に配置され得る。メモリ層920-dは、ビアのパターンに対応する誘電体プラグのパターンを含み得る。誘電体プラグのパターンは、たとえば、レイアウト805に示されるビアのパターンに対応し得る。
場合によっては、ビアの第1のサブセットを使用して、第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン910)の1つまたは複数のセットを生成し、水平方向(たとえば、x軸およびz軸によって画定されるxz平面のx方向)に一行に配置された誘電体プラグの第1のサブセットが残る。さらに、ビアの第2のサブセットを使用して、第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン915)の1つまたは複数のセットを生成し、垂直方向(たとえば、x軸およびz軸によって画定されるxz平面のz方向)に一行に配置された誘電体プラグの第2のサブセットが残る。たとえば、誘電体プラグの第1のサブセットは、参照図5に説明されるように、処理ステップ530から生じ得、誘電体プラグの第2のサブセットは、図6を参照して説明されるように、処理ステップ630から生じ得る。したがって、場合によっては、水平方向に一行に配置された誘電体プラグの第1のサブセット(たとえば、第1の方向を有する第1の直線構成で配置された対応するビアホール)は、第1の誘電体材料を備えることができ、垂直方向に一行に配置された誘電体プラグの第2のサブセット(たとえば、第1の方向と交差する第2の方向を有する第2の直線構成で配置された対応するビアホール)は、第2の誘電体材料を備えることができる。場合によっては、誘電体プラグ(たとえば、他の一般的な誘電体プラグと同様に、濃い色の誘電体プラグとして、図解907に例示される誘電体プラグ930-e)は、誘電体プラグの行(たとえば、誘電体プラグの第1のサブセットと、誘電体プラグの第2のサブセット)に共通であり得る。
場合によっては、ビアのサイズおよびビア間の距離は、様々なメモリアレイ構成(たとえば、図8を参照して説明されるレイアウト805またはレイアウト845)を達成するために変化し得る。したがって、それぞれがメモリ材料のシートを備える1つまたは複数のメモリ層920における誘電体プラグのパターンは、メモリ材料のシートが、誘電体プラグ間の様々なサイズおよび距離を有する複数の誘電体プラグによって穿孔され得るように変化し得る。
図10は、メモリセルの2つ以上のデッキを含み得、本開示の製造技法により形成され得る3Dクロスポイントメモリアレイ構造1005の例を例示する。アレイ構造1005は、メモリセルの2つのデッキ(たとえば、上位デッキ1060-aおよび下位デッキ1060-b)を備え得る。メモリセルの2つのデッキは、集合的に、同時に形成され得る第1のアクセスラインの2つのセット(たとえば、上位デッキ1060-aは、ワードライン1010-a、1010-bの1つのセットを含み、下位デッキ1060-bは、含まれるワードライン1010-c、1010-dの別のセットを含む)と、同時に形成され得るメモリ材料の2つのメモリ層(たとえば、メモリ層1020-a、1020-b)と、メモリセルの両方のデッキに共通である第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン1015)の1つのセットとを含む。第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン1010)は、第1の方向(たとえば、x方向)に延在し得る一方、第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン1015)は、第2の異なる方向(たとえば、z方向)に延在し得る。第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン1010)のセットの各第1のアクセスラインは、第1のアクセスラインのセットの各他の第1のアクセスラインに平行であり得、第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン1015)のセットの各第2のアクセスラインは、第2のアクセスラインのセットの各他の第2のアクセスラインに平行であり得る。第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン1010)は、アレイ構造1005に示されるように、第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン1015)に実質的に直交し得る。
上位デッキ1060-aは、ワードライン1010-a、1010-b、メモリ層1020-a、およびビットライン1115を含み得、下位デッキ1060-bは、ワードライン1010-c、1010-d、メモリ層1020-b、およびビットライン1015を含み得る。したがって、ビットライン1015は、アレイ構造1005における上位デッキ1060-aおよび下位デッキ1060-bに共通であり得る。さらに、ワードライン1010は、第1の電極層(たとえば、たとえば、図3を参照して説明される層315-aおよび層315-b、図5~図7を参照して説明されるD1層)に形成された第1の導電ラインの例であり得る。同様に、ビットライン1015は、第2の電極層(たとえば、図3を参照して説明される層325、図5~図7を参照して説明されるD2層)に形成された第2の導電ラインの例であり得る。最後に、メモリ材料要素を備えるメモリ層1020(たとえば、メモリ材料要素1035-aを備えるメモリ層1020-a、メモリ材料要素1035-bを備えるメモリ層1020-b)のそれぞれは、メモリ層(たとえば、図3を参照して説明される層320-aおよび層320-b、図5~図7を参照して説明されるDM層)の例であり得る。したがって、上位デッキ1060-aは、層315-a、層320-a、および層325を備える複合スタック305-aの第1のサブセットに形成されたメモリセルの上位デッキに対応し得る一方、下位デッキ1060-bは、層325、層320-b、および層315-bを備える複合スタック305-aの第2のサブセットに形成されたメモリセルの下位デッキに対応し得る。
アレイ構造1005は、層内の構造間の水平(x方向またはz方向)空間(たとえば、第1の電極層内のワードライン1010-aとワードライン1010-bとの間の空間)を示し、これは、誘電体材料で充填することができる。アレイ構造1005はまた、たとえば、例示のみを目的として、メモリ層1020-aと、ワードライン1010-a、1010-bを含む第1の電極層との間の空間のような、層間の垂直(y方向)空間を示す。アレイ構造1005において示されるそのような垂直空間は、実際の実施形態では存在しない場合がある。場合によっては、メモリ層と電極層との間の界面の一部は、図7を参照して説明されるように、追加の電極材料(たとえば、炭素)などの他の材料を含み得る。
アレイ構造1005は、2つのメモリ層1020-a、1020-bと、上位デッキ1060-aに含まれる第1のメモリ層1020-aと、下位デッキ1060-bに含まれる第2のメモリ層1020-bとを含む。層の最初のスタック(たとえば、図3を参照して説明されるスタック305-a)は、1つまたは複数のメモリ層1020を含み得、これは、それぞれ、メモリ材料(たとえば、カルコゲニド材料220)のシートを備え得る。場合によっては、各メモリ層1020は、複数のメモリ材料要素1035を含み得、各メモリ材料要素1035は、図解1006に例示されるように、3D長方形形状である。
図10は、絶縁されたメモリ層1020を例示する図解1006を含み、これは、4つの3D長方形形状のメモリ材料要素(たとえば、1035-cから1035-f)を含む。メモリ層1020は、任意の数のメモリ材料要素1035を含み得ることが理解されるべきである。図解1006の3D長方形形状のメモリ材料要素1035-c、1035-dは、アレイ構造1005のメモリ層1020-aに示される2つの3D長方形形状のメモリ材料要素に対応し得る。さらに、図解1006に示される複数のメモリ材料要素1035は、ある時点において、複合スタックに含まれるメモリ材料の単一シートの一部であった可能性がある。
各3D長方形形状のメモリ材料要素1035のいくつかの部分は、メモリセル105を備えることができ、第1のアクセスラインおよび第2のアクセスラインと連携して動作し得る。メモリ材料要素1035のそのような部分は、セルエリア1025(たとえば、上位デッキ1060-aのセルエリア1025-a)と称され得、第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン1010-a)と、第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン1015-a)とがトポロジカルに交差するメモリ層1020内に位置し得る。セルエリア1025は、図4を参照して説明されるように、クロスポイント465(たとえば、アクセスラインの幅に関連するクロスポイントのエリア)に対応し得る。さらに、セルエリア1025は、図8を参照して説明されるセルエリア841またはセルエリア881の例であり得る。
さらに、セルエリア1025と、メモリ層1020の厚さ(たとえば、3D長方形形状のメモリ材料要素1035-aの厚さ)とは、セル体積1026を画定し得る。セル体積1026は、メモリセル105として(たとえば、論理状態を格納するように構成されたメモリ材料の一部として)機能するメモリ材料の体積を称し得る。場合によっては、メモリ材料は、異なる結晶相を含み得、異なる結晶相は、異なる論理状態に対応し得る。他の場合には、メモリ材料は、異なる局所組成を含み得、異なる局所組成は、異なる論理状態に対応し得る。場合によっては、アクセスラインに関連する電気的動作(たとえば、ワードラインとビットラインとの間の電圧差)は、メモリ材料要素1035の残りの部分を変えることなく、セル体積1026に含まれるメモリ材料の結晶相(またはメモリ材料の局所組成)を変えることができる。セル体積1026に含まれるメモリ材料と、メモリ材料要素1035の残りの部分との間のそのような電気的描写は、アクティブセル体積の電気的閉じ込めと称され得る。場合によっては、メモリセル105のセル体積1026は、メモリセル105のアクティブセル体積と称され得る。
さらに、各3D長方形形状のメモリ材料要素を互いに分離する、1つまたは複数の物理的分離(たとえば、図解1006に例示されるように誘電体材料で充填されたチャネル1036-aまたは1036-b)もまた、セル体積1026を画定し、メモリセル105の少なくとも2つの表面(たとえば、セル体積1026の2つの表面)上の物理的分離を提供し得る。場合によっては、そのような物理的分離は、たとえば、アクティブセル体積の電気的閉じ込めとは対照的に、アクティブセル体積の物理的閉じ込めと称され得る。
セル体積1026の例示的な例では、各セル体積1026は、電気的閉じ込めによって画定される2つの界面と、物理的閉じ込めによって画定される別の2つの界面とを含む。場合によっては、アクティブセル体積の物理的閉じ込めによって画定されるメモリ材料を備えるメモリセル105は、メモリセル動作中に様々な望ましくない現象(たとえば、妨害)を起こしにくくなり得る。たとえば、アレイ構造1005のメモリセル105は、物理的閉じ込めの2つの界面と、電気的閉じ込めの2つの界面とによって画定されるアクティブセル体積を含む。対照的に、アレイ構造905のメモリセル105は、電気的閉じ込めの4つの界面によって画定されるアクティブセル体積を含む。したがって、アレイ構造1005のメモリセル105は、アレイ構造905のメモリセル105よりも、望ましくない現象を起こしにくくなり得る。
図10はまた、レイアウト1007の上面図を例示する。レイアウト1007は、図8を参照して説明されるレイアウト845の例であり得、ビアのパターンが、スタックに含まれる複数のメモリ層(たとえば、図3を参照して説明される層320-a、層320-b)のそれぞれ内に1つまたは複数の3D長方形形状のメモリ材料要素1035を同時に形成できる方法を例示し得る。図4Aを参照して例示されるように、一行に配置されたビアのセットを使用して、標的層において標的材料にチャネル(たとえば、チャネル420)を形成することができる。標的層においてそのようなチャネル(たとえば、チャネル420)を形成することは、標的層において標的材料を、標的材料の2つの個別の区画に切断(たとえば、分割、分離)することができる。同様に、標的層において複数のチャネルを形成することで、標的層において標的材料を、標的材料の3つ以上の個別の区画に切断できる。
レイアウト1007を使用する例示的な例では、各セットが、水平方向に一行に配置されている(たとえば、x方向に直線的に配置され得る)第1のビア(たとえば、ビア1040-aから1040-e)の1つまたは複数のセットは、メモリ層(たとえば、層320-a)においてメモリ材料のシートを含む複合スタック(たとえば、スタック305-a)の最上層(たとえば、層310)において形成され得る。さらに、各セットが、垂直方向に一行に配置されている第2のビア(たとえば、ビア1040-aから1040-f)(たとえば、第2のビアは、z方向に直線的に配置され得る)の1つまたは複数のセットは、複合スタックの最上層において形成され得る。
第1のビアのセットは、各第1のチャネルが第1のビアのセットと位置合わせされたメモリ層において、メモリ材料において水平方向(x方向)に第1のチャネルのグループを形成するために使用され得る。さらに、第2のビアのセットは、各第2のチャネルが第1のチャネルのグループと交差できるように、同じメモリ層において、メモリ材料において垂直方向(z方向)に第2のチャネルのグループを形成するために使用され得る。(たとえば、図解1006に例示されるように、誘電体材料で充填されたチャネル1036-aまたは1036-bのように)第1のチャネルのそれぞれ、および第2のチャネルのそれぞれは、誘電体材料で充填することができる。メモリ層において誘電体材料で充填された第1のチャネル(たとえば、x方向に延在する)を形成することで、メモリ層(たとえば、層320-a)におけるメモリ材料のシートを、メモリ層におけるメモリ材料の複数の第1の離散区画(たとえば、x方向に延在する水平ストライプ)に分割(たとえば、分離、切断)できる。さらに、メモリ層において誘電体材料で充填された第2のチャネル(たとえば、z方向に延在する)を形成することで、複数の第1の離散区画のそれぞれを、メモリ層におけるメモリ材料の複数の第2の離散サブ区画(たとえば、レイアウト1007のメモリ材料要素1045aから1045dの長方形)にさらに分割(たとえば、分離、切断)できる。メモリ材料の長方形(たとえば、レイアウト1007のメモリ材料要素1045-aから1045-dの長方形)は、3D長方形形状のメモリ材料要素1035(たとえば、図解1006のメモリ材料要素1035-cから1035-f)に対応し得る。
したがって、たとえば、第1のビアのセットおよび第2のビアのセットのようなビアの2つのセットを使用して、層のスタック(たとえば、スタック305-a)内の1つまたは複数のメモリ層(たとえば、層320-a、層320-b)におけるメモリ材料の3Dシートを、メモリ層のそれぞれ内の複数の3D長方形形状のメモリ材料要素に同時に分割できる。
場合によっては、スタック(たとえば、スタック305-a)の最上層(たとえば、層310)は、第1のビアのセットと、第2のビアのセットとの両方を含むビアのパターンを含み得、したがって、フォトリソグラフィステップと、最上層にビアの2Dマトリクスパターンを生成する異方性エッチングステップとの結果として、2次元マトリクス内にビアのセットを形成する。場合によっては、最上層は、ハードマスク材料を含むことができ、これは、図3から図7に説明されるように、様々な処理ステップ全体を通じてビアのパターン(たとえば、2Dマトリクス内のビア)を保持し得る。したがって、チャネルを形成するための処理ステップは、両方向(たとえば、水平方向および垂直方向、すなわちx方向およびz方向)にチャネル(たとえば、誘電体材料で充填されたチャネル1036-aまたは1036-b)を同時に形成することができ、複数の3D長方形形状のメモリ材料を同時に生成することができる。
複数の長方形形状のメモリ材料要素(たとえば、図解1006のメモリ材料要素1035、レイアウト1007のメモリ材料要素1045)を形成するために使用されるビアの同じセット(たとえば、第1のビアのセットおよび第2のビアのセット)はまた、たとえば、図8のレイアウト850およびレイアウト855を参照して説明されるように、電極層において、アクセスライン(たとえば、ワードライン1010およびビットライン1015)のセットを形成するために使用され得ることを理解されたい。たとえば、水平方向に一行に配置された第1のビアのセット(たとえば、x方向に直線的に配置されたビア1040-aから1040-e)を使用して、メモリ材料のシートを備えるメモリ層(たとえば、メモリ層320-a)において、誘電体材料で充填された第1の数のチャネルを形成でき、また、電極層(たとえば、電極層315-aまたは電極層315-b)において電極材料の第1の数のループを形成して、第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン1010)を形成できる。
さらに、レイアウト1007の各長方形形状のメモリ材料要素(たとえば、メモリ材料要素1045-aから1045-d)は、ワードライン(たとえば、1010-e)と、ビットライン(たとえば、1015-b)とがトポロジカルに交差する4つのコーナ領域(たとえば、領域1050-a)を含むことができ、トポロジカルな交差におけるメモリ材料要素の一部は、メモリセル105として機能するように構成され得る。したがって、レイアウト1007の各長方形形状のメモリ材料要素(たとえば、メモリ材料要素1045-b)のコーナ領域の、交差するアクセスライン(たとえば、ワードライン1010-eおよびビットライン1015-b)に対応するエリアは、アレイ構造1005のセルエリア1025と同等であり得る。言い換えれば、各長方形形状のメモリ材料要素は、4つのメモリセル105をサポートすることができる。さらに、各長方形形状のメモリ材料要素(たとえば、メモリ材料要素1045-b)は、4つの電極、たとえば、レイアウト1007に例示されるようなビットライン1015-b、ビットライン1015-c、ワードライン1010-e、およびワードライン1010-f、または、アレイ構造1005に例示されるようなワードライン1010-a、ワードライン1010-b、ビットライン1015-a、およびビットライン1015-bと結合され得る。
図11は、メモリセルの2つ以上のデッキを含み得、本開示の製造技法により形成され得る3Dクロスポイントメモリアレイ構造1105の例を例示する。アレイ構造1105は、メモリセルの2つのデッキ(たとえば、上位デッキ1160-aおよび下位デッキ1160-b)を備え得る。メモリセルの2つのデッキは、集合的に、同時に形成され得る第1のアクセスラインの2つのセット(たとえば、上位デッキ1160-aは、ワードライン1110-a、1110-bの1つのセットを含み、下位デッキ1160-bは、ワードライン1110-c、1110-dの別のセットを含む)と、同時に形成され得るメモリ材料の2つのメモリ層(たとえば、メモリ層1120-a、1120-b)と、メモリセルの両方のデッキに共通である第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン1115)の1つのセットとを含む。第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン1110)は、第1の方向(たとえば、x方向)に延在し得る一方、第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン1115)は、第2の異なる方向(たとえば、z方向)に延在し得る。第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン1110)のセットの各第1のアクセスラインは、第1のアクセスラインのセットの各他の第1のアクセスラインに平行であり得、第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン1115)のセットの各第2のアクセスラインは、第2のアクセスラインのセットの各他の第2のアクセスラインに平行であり得る。第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン1110)は、アレイ構造1105に示されるように、第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン1115)に実質的に直交し得る。
上位デッキ1160-aは、ワードライン1110-a、1110-b、メモリ層1120-a、およびビットライン1115を含み、下位デッキ1160-bは、ワードライン1110-c、1110-d、メモリ層1120-b、およびビットライン1115を含む。したがって、ビットライン1115は、上位デッキ1160-aと下位デッキ1160-bとの両方に共通である。さらに、ワードライン1110は、第1の電極層(たとえば、図3を参照して説明される層315-aおよび層315-b、図5~図7を参照して説明されるD1層)に形成された第1の導電ラインの例であり得る。同様に、ビットライン1115は、第2の電極層(たとえば、図3を参照して説明される層325、図5~図7を参照して説明されるD2層)に形成された第2の導電ラインの例であり得る。最後に、メモリ層1120は、メモリ層(たとえば、図3を参照して説明されるような層320-aおよび層320-b、図5~図7を参照して説明されるようなDM層)の例であり得る。したがって、上位デッキ1160-aは、層315-a、層320-a、および層325を備える複合スタック305-aの第1のサブセットに形成されたメモリセルの上位デッキに対応し得る一方、下位デッキ1160-bは、層325、層320-b、および層315-bを備える複合スタック305-aの第2のサブセットに形成されたメモリセルの下位デッキに対応し得る。
アレイ構造1105は、層内の構造間の水平(x方向またはz方向)空間(たとえば、第1の電極層内のワードライン1110-aとワードライン1110-bとの間の空間)を示し、これは、誘電体材料で充填することができる。アレイ構造1105はまた、層間の垂直(y方向)空間、たとえば、例示のみを目的として、メモリ層1120-aと、ワードライン1110-a、1110-bを含む第1の電極層との間の空間を示す。アレイ構造1105に示されるそのような垂直空間は、実際の実施形態では存在しない場合がある。場合によっては、メモリ層と電極層との間の界面の一部は、図7を参照して説明されるように、追加の電極材料(たとえば、炭素)などの他の材料を含み得る。
アレイ構造1105は、メモリセルの2つのそれぞれのデッキに対応するメモリ層1120-a、1120-bを含む。層の最初のスタック(たとえば、図3を参照して説明されるスタック305-a)は、1つまたは複数のメモリ層1120を含み得る。1つまたは複数のメモリ層1120は、最初のスタックの一部として、プレースホルダ材料のシートを含み得る。場合によっては、プレースホルダ材料は、図5を参照して説明されるように、第3の誘電体材料であり得る。場合によっては、メモリ層1120は、アレイ構造1105を構築する処理ステップを完了した後、複数のメモリ材料要素を含み得、各メモリ材料要素は、図解1106に例示されるように3Dバー形状である。
図11は、8つの3Dバー形状のメモリ材料要素(たとえば、バー形状のメモリ材料要素1135)を含む、絶縁されたメモリ層1120を例示する図解1106を含む。図解1106の3Dバー形状のメモリ材料要素1135-aから1135-dは、アレイ構造1105のメモリ層1120-aに示される4つの3Dバー形状のメモリ材料要素に対応し得る。
各3Dバー形状のメモリ材料要素(たとえば、メモリ材料要素1135-a)の1つまたは複数の部分は、メモリセル105を備えることができ、第1のアクセスラインおよび第2のアクセスラインと連携して動作し得る。メモリ材料要素1135-aのそのような部分は、セルエリア1125(たとえば、セルエリア1125-a)と称され得、第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン1110-a)および第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン1115-a)がトポロジカルに交差するメモリ層1120内に位置し得る。セルエリア1125は、図4を参照して説明されるクロスポイント465(たとえば、アクセスラインの幅に関連するクロスポイントのエリア)に対応し得る。さらに、セルエリア1125は、図8を参照して説明されるように、セルエリア841またはセルエリア881の例であり得る。
さらに、セルエリア1125と、メモリ層1120の厚さ(たとえば、メモリ材料要素1135-aの厚さ)とは、セル体積1126を画定し得る。セル体積1126は、メモリセル105として(たとえば、論理状態を格納するように構成されたメモリ材料の一部として)機能するメモリ材料の体積を称し得る。場合によっては、メモリ材料は、異なる結晶相を含み得、異なる結晶相は、異なる論理状態に対応し得る。他の場合には、メモリ材料は、異なる局所組成を含み得、異なる局所組成は、異なる論理状態に対応し得る。場合によっては、アクセスラインに関連する電気的動作(たとえば、ワードラインとビットラインとの間の電圧差)は、メモリ材料要素1135の残りの部分を変えることなく、セル体積1126に含まれるメモリ材料の結晶相(または、メモリ材料の局所組成)を変えることができる。セル体積1126に含まれるメモリ材料と、メモリ材料要素1135の残りの部分との間のそのような電気的描写は、アクティブセル体積の電気的閉じ込めと称され得る。場合によっては、メモリセル105のセル体積1126は、メモリセル105のアクティブセル体積と称され得る。
さらに、各3Dバー形状のメモリ材料要素を互いに分離する、1つまたは複数の物理的分離(たとえば、図解1106に例示されるように誘電体材料で充填されたチャネル1136-aまたは1136-b)もまた、セル体積1126を画定し、メモリセル105の少なくとも3つの表面(たとえば、セル体積1126の3つの表面)上で物理的分離を提供する。場合によっては、そのような物理的分離は、たとえば、アクティブセル体積の電気的閉じ込めとは対照的に、アクティブセル体積の物理的閉じ込めと称され得る。
セル体積1126の例示的な例では、各セル体積1126は、電気的閉じ込めによって画定される1つの界面と、物理的閉じ込めによって画定される別の3つの界面とを含む。場合によっては、アクティブセル体積の物理的閉じ込めによって画定されるメモリ材料を備えるメモリセル105は、メモリセル動作中に、様々な望ましくない現象(たとえば、妨害)を起こしにくくなり得る。たとえば、アレイ構造1105のメモリセル105は、物理的閉じ込めの3つの界面および電気的閉じ込めの2つの界面によって画定されるアクティブセル体積を含む。対照的に、アレイ構造1005のメモリセル105は、物理的閉じ込めの2つの界面と、電気的閉じ込めの2つの界面とによって画定されるアクティブセル体積を含む。したがって、アレイ構造1105のメモリセル105は、アレイ構造1005のメモリセル105(および、アレイ構造905のメモリセル105)よりも、望ましくない現象を起こしにくくなり得る。
図11はまた、レイアウト1107を例示する。レイアウト1107は、図8を参照して説明されるようなレイアウト805の例であり得、ビアのパターンが、スタックに含まれる複数のメモリ層(たとえば、図3を参照して説明される層320-a、層320-b)のそれぞれ内で、1つまたは複数の3Dバー形状のメモリ材料要素1135を同時に形成できる方法を例示し得る。図4Aを参照して例示されるように、一行に配置されたビアのセットを使用して、標的層において、充填材料のループ(たとえば、ループ450)を形成することができる。図4Aの文脈では、たとえば、図5および図6も同様に、充填材料は、電極材料などの導電性材料であり得る。しかし、同様の技法を使用して、充填材料としてメモリ材料を使用することによって、各メモリ層(たとえば、層320-a、層320-b)にメモリ材料(たとえば、カルコゲニド材料220)のループを形成することもできる。すなわち、各メモリ層においてプレースホルダ材料(たとえば、第3の誘電体材料)の一部は、メモリ材料(たとえば、カルコゲニド材料220)のループによって置換され得る。その後、ビアの別のセットを使用することによって、メモリ材料のループが、任意の数のセグメントに切断(たとえば、分離)され、メモリ層においてチャネル(たとえば、チャネル420のようなチャネル)を形成し、ここで、チャネルは、メモリ材料のループを、複数のメモリ材料要素へ交差させる(それにより、分離、分割、切断する)。メモリ材料のループを切断するチャネルは、誘電体材料で充填することができる。
レイアウト1107を使用する例示的な例では、たとえば、5つのビア1140-a、1140-bのグループのいずれかのように、垂直方向(z方向)に一行に各セットが配置されている第1のビアの1つまたは複数のセットは、1つまたは複数のメモリ層(たとえば、メモリ層320-aまたは320-b)のそれぞれ内のメモリ材料の第1の数のループ(たとえば、メモリ材料の2つのループ)を、場合によっては同時に形成するために使用され得る。第1のビアのセットは、フォトリソグラフィステップおよび異方性エッチングステップの結果として、複合スタック(たとえば、スタック305-a)の最上層(たとえば、層310)において形成され得る。第1のチャネルは、第1のビアのセットを通ってメモリ層からプレースホルダ材料の一部を除去することによって、メモリ層において第1のビアのセットのうちの1つを使用して形成され得る。したがって、第1のチャネルは、第1のビアのセットと位置合わせされ得る。その後、メモリ材料が、第1のチャネルを充填することができる。次に、第1のビアの同じセットを使用してメモリ材料の一部を除去することによって、メモリ材料で充填された第1のチャネル内に第2のチャネルを形成することができる。第2のチャネルは、第1のチャネルよりも狭くてもよく、誘電体材料で充填することができる。第2のチャネルを誘電体材料で充填すると、第2のチャネルにおいて誘電体材料を取り囲むメモリ材料のループ(たとえば、バンド、リング、またはレーストラック)が生成され得る。
その後、たとえば、5つのビア1140-c、1140-dのグループのいずれかのように、各セットが水平方向(y方向)に一行に配置されている第2のビアの1つまたは複数のセットは、メモリ材料の第1の数のループを備える1つまたは複数のメモリ層のそれぞれにおいて、誘電体材料で充填された第2の数の水平チャネル(たとえば、2つの水平チャネル)を、場合によっては同時に形成するために使用され得る。第2のビアのセットは、フォトリソグラフィステップおよび異方性エッチングステップの結果として、複合スタック(たとえば、スタック305-a)の最上層(たとえば、層310)において形成され得る。レイアウト1107に示されるように、水平方向(x方向)に一行に配置された第2のビアのセットはそれぞれ、垂直方向(z方向)に一行に配置された第1のビアのセットと交差し得る。誘電体材料で充填された水平(x方向)チャネル(たとえば、第3のチャネル)を形成すると、メモリ層(たとえば、層320-a)においてメモリ材料のループを分割(たとえば、切断または分離)して、メモリ層におけるメモリ材料(たとえば、メモリ材料1145-aから1145-d)の、複数の個別の区画(たとえば、バー)を生成し得る。言い換えれば、第3のチャネルは、第1のチャネル内のメモリ材料(たとえば、メモリ材料のバンド)を、複数のメモリ材料要素(たとえば、図解1106のメモリ材料要素1135)に分離し得る。
したがって、たとえば、第1のビアのセットと、第2のビアのセットとである、ビアの2つのセットをそれぞれ使用して、(たとえば、第1のビアのセットを使用して)最初にプレースホルダ材料を備える1つまたは複数のメモリ層(たとえば、層320-a、層320-b)において、メモリ材料のいくつかのループを形成し、(たとえば、第2のビアのセットを使用して)、メモリ材料のループを、複数の3Dバー形状のメモリ材料要素に分割できる。
メモリ層において複数の3Dバー形状のメモリ材料要素を形成するために使用されるものと同じビアのセット(たとえば、第1のビアのセットと、第2のビアのセット)もまた、たとえば、図8のレイアウト850およびレイアウト855を参照して説明されるように、電極層においてアクセスラインのセット(たとえば、ワードライン1110およびビットライン1115)を形成するために使用され得ると理解されたい。たとえば、第1のビアのセット(たとえば、5つのビア1140-a、1140-bのグループ)を使用して、メモリ層(たとえば、メモリ層320-a)においてメモリ材料の第1の数のループを形成し、電極層(たとえば、電極層315-a、または電極層315-b)において電極材料の第1の数のループを形成し得る。
さらに、レイアウト1107の各バー形状のメモリ材料要素(たとえば、メモリ材料要素1145)は、ワードライン(たとえば、1110-e)およびビットライン(たとえば、1115-b)がトポロジカルに交差する2つの端部領域(たとえば、領域1150-a)を含み得、トポロジカルな交差におけるメモリ材料要素の一部は、メモリセル105として機能するように構成され得る。したがって、レイアウト1107の各バー形状のメモリ材料要素の端部領域の交差するアクセスライン(たとえば、ワードライン1110-eと、ビットライン1115-b)に対応するエリアは、アレイ構造1105のセルエリア1125と同等であり得る。言い換えれば、各バー形状のメモリ材料要素は、2つのメモリセル105をサポートすることができる。さらに、各バー形状のメモリ材料要素(たとえば、1145-a)は、レイアウト1107に例示されるように、少なくとも3つの電極、たとえば、ワードライン1110-f、ワードライン1110-g、およびビットライン1115-bと、または、アレイ構造1105に例示されるように、ワードライン1110-a、ワードライン1110-b、およびビットライン1110-aと結合され得る。
場合によっては、3Dクロスポイントメモリアレイ構造(たとえば、図10および図11を参照して説明される製造技法を使用して構築され得るアレイ構造1005または1105)を含む装置は、第1の電極層、第2の電極層、および、第1の電極層と第2の電極層との間のメモリ層を備えるスタックと、第1の電極層内の複数の第1の電極と、第2の電極層内の複数の第2の電極と、メモリ層における複数のメモリ材料要素とを含み得、各メモリ材料要素は、複数の第1の電極のうちの少なくとも1つの第1の電極と、複数の第2の電極のうちの少なくとも2つの第2の電極とに結合される。
上記の装置のいくつかの例では、各メモリ材料要素は、2つの第1の電極および1つの第2の電極と結合される。上記の装置のいくつかの例では、各メモリ材料要素は、2つの第1の電極および2つの第2の電極と結合される。上記の装置のいくつかの例では、各メモリ材料要素は、少なくとも1つの第1の電極の3つの表面と接触しているコンフォーマルライナを通って少なくとも1つの第1の電極と結合される。上記の装置のいくつかの例では、複数の第1の電極内の第1の電極間の分離距離は不均一である。上記の装置のいくつかの例では、複数の第1の電極のサブセットは、共通の長手方向軸を有する。上記の装置のいくつかの例では、第1の電極は、最小特徴サイズよりも小さい少なくとも1つの寸法を有する。上記の装置のいくつかの例では、各メモリ材料要素は、カルコゲニド材料を備える。
場合によっては、3Dクロスポイントメモリアレイ構造(たとえば、図9から図11を参照して説明される製造技法を使用して構築され得るアレイ構造905、1005または1105)を含む装置は、第1の電極層、第2の電極層、および、第1の電極層と第2の電極層との間のメモリ層を備えるスタックと、第1の電極層内の複数の第1の電極と、第2の電極層内の複数の第2の電極と、メモリ層におけるメモリ材料要素とを含み得、メモリ材料要素は、複数のメモリセルを備えるように構成される。
上記の装置のいくつかの例では、メモリ材料要素は、2つのメモリセルを備えるように構成される。上記の装置のいくつかの例では、メモリ材料要素は、4つのメモリセルを備えるように構成される。上記の装置のいくつかの例では、メモリ材料要素は、複数の誘電体プラグによって穿孔されたメモリ材料のシートを備える。上記の装置のいくつかの例では、複数の誘電体プラグは、第1の方向の誘電体プラグの第1の行と、第1の方向とは異なる第2の方向の誘電体プラグの第2の行とを備える。上記の装置のいくつかの例では、誘電体プラグは、誘電体プラグの第1の行と、誘電体プラグの第2の行とに共通である。上記の装置のいくつかの例では、メモリ材料要素は、カルコゲニド材料を備える。
図12は、メモリセルの2つ以上のデッキを含むことができ、本開示の製造技法により形成され得る、3Dクロスポイントメモリアレイ構造1205の例を例示する。アレイ構造1205は、メモリセルの2つのデッキ(たとえば、上位デッキ1260-aおよび下位デッキ1260-b)を備え得る。メモリセルの2つのデッキは集合的に、同時に形成され得る第1のアクセスラインの2つのセット(たとえば、上位デッキ1260-aは、ワードライン1210-a、1210-bの1つのセットを含み、下位デッキ1260-bは、ワードライン1210-c、1210-dの別のセットを含む)と、同時に形成され得るメモリ材料の2つのメモリ層(たとえば、メモリ層1220-a、1220-b)と、メモリセルの両方のデッキに共通である第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン1215)の1つのセットとを含む。第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン1210)は、第1の方向(たとえば、x方向)に延在し得る一方、第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン1215)は、第2の異なる方向(たとえば、z方向)に延在し得る。第1のアクセスラインのセットの各第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン1210)は、第1のアクセスラインのセットの各他の第1のアクセスラインに平行であり得、第2のアクセスラインのセットの各第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン1215)は、第2のアクセスラインのセットの各他の第2のアクセスラインに平行であり得る。第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン1210)は、アレイ構造1205に示されるように、第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン1215)に実質的に直交し得る。
上位デッキ1260-aは、ワードライン1210-a、1210-b、メモリ層1220-a、およびビットライン1215を含み、下位デッキ1260-bは、ワードライン1210-c、1210-d、メモリ層1220-b、およびビットライン1215を含む。したがって、ビットライン1215は、上位デッキ1260-aと下位デッキ1260-bとの両方に共通である。さらに、ワードライン1210は、第1の電極層(たとえば、図3を参照して説明される層315-aおよび層315-b、図5~図7を参照して説明されるD1層)に形成された第1の導電ラインの例であり得る。同様に、ビットライン1215は、第2の電極層(たとえば、図3を参照して説明される層325、図5~図7を参照して説明されるD2層)に形成された第2の導電ラインの例であり得る。最後に、メモリ層1220は、メモリ層(たとえば、図3を参照して説明されるような層320-aおよび層320-b、図5~図7を参照して説明されるようなDM層)の例であり得る。したがって、上位デッキ1260-aは、層315-a、層320-a、および層325を備える複合スタック305-aの第1のサブセットに形成されたメモリセルの上位デッキに対応し得る一方、下位デッキ1260-bは、層325、層320-b、および層315-bを備える複合スタック305-aの第2のサブセットに形成されたメモリセルの下位デッキに対応し得る。
アレイ構造1205は、層内の構造間の水平(x方向またはz方向)空間(たとえば、第1の電極層内のワードライン1210-aとワードライン1210-bとの間の空間)を示し、これは、誘電体材料で充填することができる。アレイ構造1205はまた、層間の垂直(y方向)空間、たとえば、例示のみを目的として、メモリ層1220-aと、ワードライン1210-a、1210-bを含む第1の電極層との間の空間を示す。アレイ構造1205に示されるそのような垂直空間は、実際の実施形態では存在しない場合がある。場合によっては、メモリ層と電極層との間の界面の一部は、図7を参照して説明されるように、追加の電極材料(たとえば、炭素)などの他の材料を含み得る。
アレイ構造1205は、メモリセルの2つのそれぞれのデッキに対応するメモリ層1220-a、1220-bを含む。層の最初のスタック(たとえば、図3を参照して説明されるスタック305-a)は、1つまたは複数のメモリ層1220を含み得る。最初のスタックの一部として、1つまたは複数のメモリ層1220は、プレースホルダ材料のシートを含み得る。場合によっては、プレースホルダ材料は、図5を参照して説明されるように、第3の誘電体材料であり得る。場合によっては、メモリ層1220は、アレイ構造1205を構築する処理ステップを完了した後、複数のメモリ材料要素を含み得、各メモリ材料要素は、図解1206に例示されるように3Dくさび形状である。
図12は、16の3Dくさび形状(たとえば、少なくとも2つの平坦面および少なくとも1つの曲面)のメモリ材料要素(たとえば、メモリ材料要素1235)を含む、絶縁されたメモリ層1220を例示する図解1206を含む。図解1206の3Dくさび形状のメモリ材料要素1235-aから1235-hは、アレイ構造1205のメモリ層1220-aに示されるような8つの3Dくさび形状のメモリ材料要素に対応し得る。
各3Dくさび形状のメモリ材料要素は、全体として(または実質的に全体として)、メモリセル105を備えることができ、第1のアクセスラインおよび第2のアクセスラインと連携して動作し得る。したがって、全体としてメモリ材料要素1235-aのエリア(たとえば、3Dくさび形状のメモリ材料要素の上面図に対応するエリア)は、セルエリア1225(たとえば、セルエリア1225-a)と称され得、第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン1210-a)および第2のアクセスライン(たとえば、ビットライン1215-a)がトポロジカルに交差するメモリ層1220内に位置し得る。セルエリア1225は、図4を参照して説明されるクロスポイント465(たとえば、アクセスラインの幅に関連するクロスポイントのエリア)に対応し得る。さらに、セルエリア1225は、図8を参照して説明されるように、セルエリア841またはセルエリア881の例であり得る。
さらに、セルエリア1225と、メモリ層1220の厚さ(たとえば、3Dくさび形状のメモリ材料要素1235-aの厚さ)は、セル体積1226を画定し得る。セル体積1226は、メモリセル105として機能するメモリ材料の体積を称し得る。場合によっては、メモリ材料は、異なる結晶相を含み得、異なる結晶相は、異なる論理状態に対応し得る。他の場合には、メモリ材料は、異なる局所組成を含み得、異なる局所組成は、異なる論理状態に対応し得る。場合によっては、アクセスラインに関連する電気的動作(たとえば、ワードラインとビットラインとの間の電圧差)は、セル体積1226の全体(または、セル体積1226の実質的全体)に含まれるメモリ材料の結晶相(または、メモリ材料の局所組成)を変えることができる。場合によっては、メモリセル105のセル体積1226は、メモリセル105のアクティブセル体積と称され得る。
3Dくさび形状のメモリ材料要素のそれぞれは、図7を参照して説明されるように、ワードラインおよびビットライン、または介在する電極材料(たとえば、炭素)と結合された表面を除くすべての側面において、物理的分離(たとえば、図解1206に例示されるように、誘電体材料で充填されたチャネル1236-aから1236-dのそれぞれ)によって取り囲まれ得、すなわち、各3Dくさび形状のメモリ材料要素は、(たとえば、アクティブセル体積の無視できる電気的閉じ込めのように)完全に物理的に閉じ込められ得る。さらに、3Dくさび形状のメモリ材料要素のエリア(たとえば、3Dくさび形状のメモリ材料要素1235の上面図に対応するエリア)は、交差するアクセスライン(たとえば、ワードラインとビットライン)に対応するエリアにほぼ対応し得る。
場合によっては、アクティブセル体積の物理的閉じ込めによって画定されるメモリ材料を備えるメモリセル105は、メモリセル動作中、様々な望ましくない現象(たとえば、妨害)を起こしにくくなり得る。たとえば、アレイ構造1205のメモリセル105は、物理的閉じ込めの4つの界面(たとえば、完全な物理的閉じ込め)および電気的閉じ込めの無(または無視できる)界面によって画定されるアクティブセル体積を含む。対照的に、アレイ構造1105のメモリセル105は、物理的閉じ込めの3つの界面と、電気的閉じ込めの1つの界面とによって画定されるアクティブセル体積を含む。したがって、アレイ構造1205のメモリセル105は、アレイ構造1105のメモリセル105(および、アレイ構造1005のメモリセル105、またはアレイ構造905のメモリセル105)よりも、望ましくない現象を起こしにくくなり得る。
図12はまた、レイアウト1207を例示する。レイアウト1207は、図8を参照して説明されるようなレイアウト805の例であり得、ビアのパターンが、複数のメモリ層(たとえば、図3を参照して説明される層320-a、層320-b)のそれぞれ内に1つまたは複数の3Dくさび形状のメモリ材料要素を形成できる方法を例示し得る。図4Aに説明されるように、ビア(たとえば、ビア410)は、メモリ層において、プレースホルダ材料(たとえば、誘電体材料)にキャビティ(たとえば、キャビティ415)を形成するために使用され得、キャビティは、充填材料(たとえば、メモリ材料)で充填することができる。したがって、充填材料がメモリ材料である場合、メモリ材料(たとえば、カルコゲニド材料220)の3Dディスクが、メモリ層(たとえば、層320-a、層320-b)に形成され得る。すなわち、メモリ層においてプレースホルダ材料(たとえば、第3の誘電体材料)の一部は、メモリ材料(たとえば、カルコゲニド材料220)のディスクによって置換され得る。その後、メモリ材料のディスクは、ビアのセットを使用して、任意の数のセグメントへ切断(たとえば、分離)され、メモリ層においてチャネル(たとえば、チャネル420のようなチャネル)を形成し、ここで、チャネルは、メモリ材料のディスクを、複数の離散したメモリ材料要素へ交差させる(それにより、分離、分割、切断する)。メモリ材料のディスクを切断するチャネルは、誘電体材料で充填することができる。
レイアウト1207を使用する例示的な例では、ビアの複数のセット(たとえば、行)に共通であるビア(たとえば、他の一般的なビアと同様に、レイアウト1207に、影付きビアとして例示されているビア1240-a)は、場合によっては、1つまたは複数のメモリ層(たとえば、メモリ層320-aまたは320-b)のそれぞれにおいて、キャビティを同時に形成するために使用され得る。言い換えれば、ビアは、プレースホルダ材料を含むメモリ層内にキャビティを形成するために使用され得る。キャビティのサイズは、(たとえば、図3から図7を参照して説明されるように、等方性エッチングステップによって除去されるプレースホルダ材料の量とともに関連するビア幅を決定することによって)、キャビティの一部が、y方向において、キャビティの上および下となり得るワードラインおよびビットラインの断面エリア(たとえば、ワードラインおよびビットラインのトポロジカルに交差する部分のエリア)と、x方向またはz方向において重なり合うように構成され得る。その後、メモリ材料(たとえば、カルコゲニド材料220)がキャビティを充填し得、それにより、各キャビティ内にメモリ材料の3Dディスク1245(たとえば、メモリ材料で充填された3Dディスク)を生成できる。したがって、各3Dディスク1245(たとえば、3Dディスク1245-aから1245-d)のサイズは、3Dディスク1245を生成するために充填されたキャビティのサイズを例示し得る。
その後、たとえば、5つのビア1241-a、1241-bのグループのいずれかのように、各セットが、垂直方向(z方向)に一行に配置された第1のビアの1つまたは複数のセットが使用され、場合によっては、3Dディスク1245を備えたメモリ層(たとえば、メモリ層320-aまたは320-b)内に誘電体材料で充填された第1の数の第1のチャネルが(たとえば、図4を参照して説明される技法を使用して)同時に形成され得る。第1のチャネルを形成することは、対応する第1のビアのセットを使用して、各3Dディスク1245からメモリ材料の一部を除去することを含み得る。結果として、3Dディスクのそれぞれは、2つの部分に分離(たとえば、二等分)され得る。言い換えれば、第1のチャネルは、メモリ材料の3Dディスクを、z軸に沿ったメモリ層において個別のメモリ材料要素に分離し得る。
場合によっては、メモリ材料の3Dディスク1245のメモリ材料の一部は、第1のチャネルを形成する前に、3Dディスク1245および先行するキャビティを形成するために使用されるビアを使用して除去され、これにより、メモリ材料のリングが、メモリ層において形成され得る。メモリ材料のリングは、3Dディスク1245のために使用されるビアの垂直軸(たとえば、y方向、基板に対する垂直軸)を取り囲むことができる。その後、第1のチャネルを形成することにより、メモリ材料のリングを、z軸に沿ったメモリ層において個別のメモリ材料要素に分離(たとえば、二等分)できる。
さらに、たとえば、5つのビア1241-c、1241-dのグループのように、各セットが水平方向(x方向)に一行に配置された第2のビアの1つまたは複数のセットが使用され、場合によっては、メモリ層内に誘電体材料で充填された第2の数の水平チャネルが(たとえば、図4を参照して説明される技法を使用して)同時に形成され得る。第2のチャネルを形成することは、対応する第2のビアのセットを使用して、各3Dディスク1245からメモリ材料の追加部分を除去することを含み得る。結果として、対応する第1のチャネルを形成して得られる3Dディスク1245の2つの個別の部分(たとえば、セグメント)のそれぞれは、x軸に沿ってさらに分離(たとえば、二等分)され得、それにより、メモリ材料の各ディスク1245(または、適用可能な場合はリング)から、4つの個別のウェッジ形状のメモリ材料を生成する。言い換えれば、誘電体材料で充填された第2のチャネルはさらに、メモリ材料で充填された3Dディスク1245のメモリ材料を、x軸に沿ったメモリ層において追加の個別のメモリ材料要素にさらに分離(たとえば、二等分)する。
したがって、たとえば、第1のビアのセットおよび第2のビアのセットであるビアの2つのセットを使用して、誘電体材料で充填された垂直(z方向)チャネルおよび水平(x方向)チャネルを形成することにより、各3Dディスク1245のそれぞれを、4つの3Dくさび形状のメモリ材料要素に分割(たとえば、分離、切断、分断)できる。4つの3Dくさび形状のメモリ材料要素のそれぞれは、曲面(たとえば、図解1206に例示されるようなデッキ1260)を有し得る。メモリ材料の曲面は、湾曲した外面を有していた可能性のあるキャビティを、メモリ材料で充填した結果であり得る。さらに、4つの3Dくさび形状のメモリ材料要素のそれぞれは、1つまたは複数の平坦面(たとえば、図1206に例示されるような表面1265)を有し得る。
場合によっては、スタック(たとえば、スタック305-a)の最上層(たとえば、層310)は、第1のビアのセットと、第2のビアのセットとの両方を含むビアのパターンを含み得、したがって、最上層にビアの2Dマトリクスパターンを形成する、フォトリソグラフィステップおよび異方性エッチングステップの結果として、2次元マトリクス内のビアのセットを形成する。場合によっては、最上層は、ハードマスク材料を含み得、これは、図3から図7に説明されるように、様々な処理ステップ全体を通じてビアのパターン(たとえば、2Dマトリクス内のビア)を保持し得る。したがって、チャネルを形成するための処理ステップは、両方向(たとえば、水平および垂直方向、すなわち、x方向およびz方向)にチャネル(たとえば、誘電体材料で充填されたチャネル1236-aから1236-d)を同時に形成することができ、メモリ材料の3Dディスク(たとえば、3Dディスク1245)のそれぞれから4つの3Dくさび形状のメモリ材料要素(たとえば、メモリ材料要素1235)を生成し得る。
複数の3Dくさび形状のメモリ材料要素(たとえば、図解1206のメモリ材料要素1235、レイアウト1207のメモリ材料要素1250-a)を形成するために使用される同じビアのセット(たとえば、第1のビアのセットおよび第2のビアのセット)が使用され、たとえば、図8のレイアウト850およびレイアウト855を参照して説明されるように、電極層においてアクセスライン(たとえば、ワードライン1210およびビットライン1215)のセットを形成できると理解されたい。たとえば、水平方向に一行に配置された第1のビアのセット(たとえば、5つのビア1241-c、1241-dのグループ)を使用して、メモリ層(たとえば、メモリ層320-a)においてメモリ材料の3Dディスクを分離し、電極層(たとえば、電極層315-aまたは電極層315-b)において電極材料の第1の数のループを形成して、第1のアクセスライン(たとえば、ワードライン1210)を形成できる。
さらに、レイアウト1207の各3Dくさび形状のメモリ材料要素(たとえば、メモリ材料要素1250-a)は、ワードライン(1210-e)およびビットライン(たとえば、1215-b)がトポロジカルに交差するエリアに対応し得、メモリ材料要素の全体(実質的に全体)が、メモリセル105として機能するように構成され得る。したがって、交差するアクセスライン(たとえば、ワードライン1210-eおよびビットライン1215-b)に対応するエリアは、アレイ構造1205のセルエリア1225に対応し得る(実質的に対応し得る)。言い換えれば、各くさび形状のメモリ材料要素は、1つのメモリセル105をサポートし得る。さらに、各くさび形状のメモリ材料要素(たとえば、メモリ材料要素1235または1250)は、たとえば、レイアウト1207に例示されるようなワードライン1210-eおよびビットライン1215-b、またはアレイ構造1205に例示されるようなワードライン1210およびビットライン1215-aのような、2つの電極と結合され得る。場合によっては、各くさび形状のメモリ材料要素は、コンフォーマルライナ(たとえば、図7を参照して説明されるような炭素ベースの材料)を通って、1つの第1の電極および1つの第2の電極と結合され得る。
場合によっては、3Dクロスポイントメモリアレイ構造(たとえば、図12を参照して説明される製造技法を使用して構築され得るアレイ構造1205)を含む装置は、第1の層、メモリ層、および、第2の層を備えるスタックであって、メモリ層は第1の層と第2の層との間にある、スタックと、第1の層内の複数の第1の電極と、第2の層内の複数の第2の電極と、メモリ層内の複数のメモリ材料要素とを含むことができ、各メモリ材料要素は、曲面を有する。
上記の装置のいくつかの例では、各メモリ材料要素は、平坦面を有する。上記の装置のいくつかの例では、各メモリ材料要素は、1つの第1の電極および1つの第2の電極と結合される。上記の装置のいくつかの例では、メモリ材料要素は、コンフォーマルライナを通って1つの第1の電極および1つの第2の電極と結合される。上記の装置のいくつかの例では、各メモリ材料要素は、単一のメモリセルを備えるように構成される。上記の装置のいくつかの例では、各メモリ材料要素は、カルコゲニド材料を備える。上記の装置のいくつかの例では、複数の第1の電極の各第1の電極は、複数の第1の電極の各他の第1の電極に平行であり、複数の第2の電極の各第2の電極は、複数の第2の電極の各他の第2の電極に平行である。
図13から図14は、本開示の製造技法によりソケットを形成する様々な態様を例示しており、これは、たとえば、図2に例示されるメモリアレイ202の例のような3Dメモリアレイを作るために使用され得る。3Dメモリアレイアーキテクチャの文脈において、ソケット領域は、メモリアレイと、メモリデバイスの他のコンポーネント(たとえば、図1を参照して説明されるような、行デコーダ120、感知コンポーネント125、または列デコーダ130)との間の様々な相互接続を含み得る。場合によっては、ソケット領域は、電気的絶縁(たとえば、導電性材料のループ450を、アクセスラインとして構成され得る複数の個別のセグメントに分離する)目的で生成された特徴(たとえば、ギャップ)を含み得る。
本明細書で説明される製造技法は、ビアのパターン(たとえば、アクセスビア)のサブセットを使用することを含み得、ビアのパターンはまた、メモリセルの2つ以上のデッキの同時形成のために使用され得、各デッキは、アクセスラインおよびメモリセルを含む3Dクロスポイント構造を備える。ビアのパターンのサブセットは、アクセスライン材料の各ループが、少なくとも2つの異なるアクセスラインを形成するように、アクセスライン材料のループ(たとえば、図4Bを参照して説明されるループ455またはループ460)を分離する(たとえば、複数の個別の部分に分割する)ために使用され得る。場合によっては、ビアのサブセットを使用して、アクセスライン(たとえば、ワードライン、ビットライン)を、メモリデバイスの他のコンポーネント(たとえば、行デコーダ120、感知コンポーネント125、または列デコーダ130)の様々なノードに接続することもできる。
図13は、本開示による、メモリセルの2つ以上のデッキを含み得る3Dクロスポイントメモリアレイのソケット領域の例示的なレイアウト1301を例示する。レイアウト1301は、水平方向(x方向)に一行に各グループが配置されている、第1のビアのグループ(たとえば、第1のビア1340-a、1340-b、1340-cのグループ)と、垂直方向(y方向)に一行に各グループが配置されている、第2のビアのグループ(たとえば、第2のビア1341-a、1341-b、1341-cのグループ)とを含むビアの2Dマトリクスを例示する。レイアウト1301はまた、第1の開口部のパターン(たとえば、開口部1350-aから1350-c)と、第2の開口部のパターン(たとえば、開口部1360-aから1360-b)とを例示する。
第1のビアの各グループは、スタックの各第1の層(たとえば、図3に説明されるような層315-aおよび層315-b)において水平方向(x方向)に延在するアクセスライン(たとえば、ワードライン1310-aおよびワードライン1310-b)を形成するために使用された可能性がある。たとえば、第1のビア1340-aのグループは、スタックの各第1の層において、ワードライン1310-aおよびワードライン1310-bを形成するために使用された可能性がある。したがって、例示的なレイアウト1301は、ワードライン(たとえば、水平方向に延在するアクセスライン)のためのソケット領域を描写することができる。場合によっては、垂直方向(y方向)に延在するアクセスライン(たとえば、ビットライン)が、ワードラインのソケット領域にない場合がある。同様に、ビットラインのためのソケット領域は、同様の技術を使用して、3Dクロスポイントメモリアレイの異なるエリアに形成され得る(図示せず)。場合によっては、ビットラインのためのソケット領域に、ワードラインがない場合がある。
第1の開口部(たとえば、開口部1350-a)は、第1のソケットマスク(たとえば、SM1マスク)を使用して生成された第1の開口部のパターンの一部であり得る。SM1マスクを使用して、スタックの最上(たとえば、露出)層に、いくつかの第1の開口部(たとえば、各開口部は、フォトレジストの欠如またはハードマスク材料の欠如に対応する)を形成することができ、これにより、スタックの1つまたは複数の下位(たとえば、埋込)層の構造の形成を容易にし得る。スタックは、任意の数の電極層およびメモリ層を含むことができる。第1の開口部(たとえば、開口部1350-a)は、ビア(たとえば、ビア1342-a)と重なり合うことがある。レイアウト1301に例示されるように、第1の開口部は、第1のビアおよび第2のビアと比較した場合、緩和された設計規則を有することができ、たとえば、第1の開口部のサイズ、または第1の開口部間の距離は、ビアのサイズ、またはビア間の距離よりも大きくてもよい。
第1の開口部は、ソケット形成の目的で、異なる形状のビアとして(たとえば、第1のビアまたは第2のビアのいずれかよりも大きいビアとして)機能し得るか、または、1つまたは複数の第1のビアまたは第2のビアを分離し得る(たとえば、1つまたは複数の第1のビアまたは第2のビアを、後続の処理ステップのためにアクセス可能にしながら、1つまたは複数の他の第1のビアまたは第2のビアを、後続の処理ステップのためにアクセスできないようにする)。場合によっては、第1の開口部を使用して、標的電極を通って異方性エッチングすることによって標的電極にギャップを形成し、それにより、標的電極を2つの個別の電極(たとえば、2つの個別のアクセスライン)に分割することができる。たとえば、開口部1350-aは、ワードライン1310-cの電極材料ならびにワードライン1310-dの電極材料を異方的にエッチングすることにより、ワードライン1310-cおよびワードライン1310-dにギャップを生成し得る。ワードライン1310-cは、第1のビア1340-bのグループを使用して形成され得、ワードライン1310-dは、第1のビア1340-cのグループを使用して形成され得る。ワードライン1310-cは、ワードライン1310-dと平行(または実質的に平行)であり得る。
他の場合には、第1の開口部(たとえば、開口部1350-a)は、第1の開口部が重なり合うビア(たとえば、第2のビア1341-cのグループに含まれ得るビア1342-a)を通って第2のビアホールを形成することによって、標的電極にギャップを形成することを容易にし得る。第2のビアホール(たとえば、ビア1342-aに対応する第2のビアホール)は、スタックを通って、ギャップが生成されるべき標的電極を含む標的層まで延在し得る。その後、標的電極の一部は、たとえば、等方性エッチングステップを使用することによって、第2のビアホールを通って、および重なり合う第1の開口部を通って除去され得る。したがって、標的電極(たとえば、標的層におけるアクセスライン)は、互いに絶縁された少なくとも2つの個別のセグメントに分離され得る。
標的電極内にギャップを生成した結果として、第1の開口部(たとえば、開口部1350)を使用して、電極層において標的電極材料を異方的にエッチングするか、または第1の開口部(たとえば、開口部1350)を使用して、第1の開口部が重なり合うビアに対応する第2のビアホール(たとえば、ビア1342-aに対応する第2のビアホール)を生成して、電極層(たとえば、標的電極材料を備える電極層)において標的電極材料を等方的にエッチングし、アクセスライン(たとえば、標的電極材料を備える電極)は、電極層において同一線上にあるアクセスラインから絶縁され得る。たとえば、ワードライン1310-c(たとえば、アクセスライン)は、少なくとも2つのセグメント、すなわち、開口部1350-aに対する左セグメント(たとえば、ワードラインセグメント1310-c1)および右セグメント(たとえば、ワードラインセグメント1310-c2)を有することができ、左セグメントは、右セグメントから絶縁され、右セグメントと同一線上にあり得る(たとえば、同一線上のアクセスラインであり得る)。場合によっては、複数の第1の電極のサブセット(たとえば、ワードライン)は、第1の電極にギャップを生成した結果として、共通の長手方向軸を有することができる。
第2の開口部(たとえば、開口部1360-a)は、いくつかの第2の開口部(たとえば、フォトレジストの欠如またはハードマスクの欠如)を画定する第2のソケットマスク(SM2マスク)を使用して生成された第2の開口部のパターンの一部であり得る。SM2マスクを使用して、スタックの最上(たとえば、露出)層にいくつかの第2の開口部(たとえば、フォトレジストの欠如またはハードマスク材料の欠如に対応する各開口部)を形成することができ、これは、スタックの1つまたは複数の下位(たとえば、埋込)層における構造の形成を容易にし得る。スタックは、任意の数の電極層およびメモリ層を含み得る。第2の開口部(たとえば、開口部1360-a)は、一対のアクセスラインを形成するために使用された可能性のある1つまたは複数のビア(たとえば、ビア1342-b、ビア1342-c)と重なり合う可能性がある。たとえば、ビア1342-b(および、ビア1342-c)は、ワードライン1310-cおよび1310-eを形成するために使用された可能性がある第1のビアのグループ(たとえば、第1のビア1340-bのグループ)の一部であり得る。レイアウト1301に例示されるように、第2の開口部は、第1のビアおよび第2のビアと比較した場合、緩和された設計規則を有することができ、たとえば、第2の開口部のサイズ、または第2の開口部間の距離は、ビアのサイズ、またはビア間の距離よりも大きくてもよい。
場合によっては、第2の開口部を使用して、スタック内のいくつかのアクセスライン(たとえば、電極)と、スタックの下に配置され、スタックと接触し得る(たとえば、ハードマスク材料などのエッチング停止材料を備え得るスタックの最下層と接触し得る)導電性要素との間の接続(たとえば、相互接続)を行うことができる。スタックは、標的電極材料を備える電極層(たとえば、電極層は、電極材料を備えるアクセスラインを備え得る)と、メモリ層とを含み得る。導電性要素は、メモリデバイスの回路コンポーネントのノード(たとえば、行デコーダ120の出力ノード、感知コンポーネント125の入力ノード)に対応し得る。場合によっては、そのような回路コンポーネントは、基板(たとえば、図2を参照して説明される基板204)、またはスタックの下の別の層に配置され得る。導電性要素は、いくつかの金属層、および金属層間の相互接続を通って、回路コンポーネントに接続され得る。
場合によっては、第2の開口部(たとえば、開口部1360-a)は、スタックを通って延在して導電性要素に到達するビアホールの形成を容易にし得る。ビアホールは、第2の開口部(たとえば、開口部1360-a)と重なり合うことができるビア(たとえば、ビア1342-b、ビア1342-c)に対応し得る。導電性材料でビアホールを充填して、導電性要素と結合された導電性プラグを形成できる。さらに、導電性プラグは、スタック内の標的電極(たとえば、ワードライン、ビットライン)に結合され得、これにより、標的電極は、導電性プラグによって、メモリデバイスの回路コンポーネントの導電性要素と電気的に結合され得る。
図14は、本開示の製造技法によって、スタック内の標的層における標的電極と、導電性要素との間の接続を行う例示的な方法を例示する。スタックは、本開示により、メモリセルの2つ以上のデッキを含み得る3Dクロスポイントメモリアレイ構造を備え得る。図14は、本明細書で説明される製造技法の例示的な例として、図解1401、1402、1403を例示する。図14における層のスタックは、図5および図6(たとえば、図3を参照して説明されるスタック305)を参照して説明されるスタックなどのスタックに対応し得る。たとえば、図14における層のスタックは、メモリセルの2つのデッキを含むことができ、メモリセルの各デッキは、ワードライン(たとえば、上位デッキ945-aのワードライン910-a、910-b、または下位デッキ945-bのワードライン910-c、910-d)の1つのセット、およびビットライン(たとえば、メモリセルの両方のデッキに共通であり得るビットライン915)の1つのセットを備え得る。
本明細書で説明される製造技法は、スタック(たとえば、スタック305)内の任意の標的層における任意の標的電極と、導電性要素との間の接続を行うために使用することができる。たとえば、図解1401は、上位デッキのワードライン(たとえば、上位デッキ945-aのワードライン910-a)と、導電性要素(たとえば、導電性要素1405)との間の接続を行うことを例示する一方、図解1403は、下位デッキのワードライン(たとえば、下位デッキ945-bのワードライン910-c)と、導電性要素(たとえば、導電性要素1405)との間の接続を行うことを例示する。同様に、図解1402は、ビットライン(たとえば、上位デッキ945-aと下位デッキ945-bとの両方に共通であり得るビットライン915)と、導電性要素(たとえば、導電性要素1405)との間の接続を行うことを例示する。場合によっては、ワードラインのためのソケット領域(たとえば、ワードラインと導電性要素との間の接続が行われる領域)は、ビットラインのためのソケット領域(たとえば、ビットラインと導電性要素との間の接続が行われる領域)が位置し得る領域とは異なる3Dクロスポイントメモリアレイの領域に位置し得る。
図解1401は、標的電極(たとえば、D1層1415-aの標的電極1416-a)と導電性要素(たとえば、導電性要素1405)との間の接続を行う方法を例示する。標的電極1416-aは、メモリセルの上位デッキのワードライン910(たとえば、ワードライン910-a)の例であり得、たとえば、メモリセルの上位デッキは、メモリデバイス内のメモリセルの1つまたは複数の他のメモリデッキの上にあってもよい。
処理ステップ1450において、ビアホールは、スタックを通って形成され得る。ビアホールは、ビアパターンに含まれるビア(たとえば、図5および図6を参照して説明されるHM層におけるビア形状)を使用することによって形成され得、第2の開口部(たとえば、図13を参照して説明される開口部1360-a)は、ビアホールを形成するために使用されるビアと重なり合うことができる。ビアホールは、スタックを通って導電性要素1405まで延在することができる。その後、導電性材料が、ビアホールを充填し得る。場合によっては、ビアホールを充填する導電性材料は、電極材料と同じであり得、たとえば、ビアホールを充填する導電性材料と、スタック内の標的電極とは、場合によっては、同じ導電性材料を備え得る。場合によっては、導電性材料で充填されたビアホールは、導電性プラグ(たとえば、プラグ1421)と称され得る。図解1401の処理ステップ1450において例示される構造は、その後、ビアホールが形成され、導電性材料で充填された後、図解502の処理ステップ530において例示される構造に対応し得る。
処理ステップ1455において、エッチングステップは、導電性材料の一部をビアホールから除去して、ビアホールと標的電極(たとえば、標的電極1416-a)との間に挿入された誘電体緩衝材(たとえば、緩衝材1430)を露出させることができる。その後、エッチングステップ(たとえば、等方性エッチングステップ)は、誘電体緩衝材1430を(たとえば、化学的選択性によって)除去して、標的電極(たとえば、標的電極1416-a)を露出させることができる。標的電極(たとえば、標的電極1416-a)を露出させる誘電体緩衝材1430を除去すると、標的電極層(たとえば、D1層1415-a)内の第2の標的電極(たとえば、標的電極1416-b)を同時に露出させることができる。さらに、第2の標的電極(たとえば、標的電極1416-b)は、標的電極(たとえば、標的電極1416-a)に対してビアホールの反対側に位置し得る。たとえば、処理ステップ1450においてビアホールを形成するために使用されるビアは、以前に、標的電極および第2の標的電極(たとえば、図5を参照して説明されるように形成され得る標的電極1416-aおよび標的電極1416-b)を形成するために使用され得、したがって、処理ステップ1450において形成されたビアホールは、標的電極と第2の標的電極との間に挿入され得る。
処理ステップ1460において、導電性材料は、処理ステップ1455においてビアホールに生成された空間を充填し、それにより、標的電極1416-a(および第2の標的電極1416-b)を、導電性プラグ(たとえば、プラグ1421-a)を通って導電性要素1405と結合させる。処理ステップ1460の完了時に、導電性プラグ1421-a(たとえば、導電性材料で充填されたビアホール)は、メモリ層(たとえば、メモリ層1420)における第1の幅(たとえば、直径1422-a)と、電極層(たとえば、D1層1425-a)における第2の幅(たとえば、直径1423-a)とを有し得る。第2の幅(たとえば、直径1423-a)は、第1の幅(たとえば、直径1422-a)よりも大きくてもよい。
場合によっては、処理ステップ1460の完了時に、標的電極(たとえば、メモリアレイの上位デッキのワードラインの電極)が、導電性プラグ(たとえば、プラグ1421-a)によって、回路コンポーネント(たとえば、行デコーダ120)のノードに接続され得、これにより、メモリコントローラ(たとえば、メモリコントローラ140)は、メモリセルの上位デッキ(たとえば、上位デッキ945-a)の標的電極(たとえば、ワードライン910-a)をアクティブ化できる。
図解1402は、標的電極(たとえば、D2層1425における標的電極1426-a)と導電性要素(たとえば、導電性要素1405)との間の接続を行う方法を例示する。標的電極1426-aは、メモリセルの上位デッキと下位デッキとの両方に共通のビットライン(たとえば、ビットライン915-a)(または、他のタイプのアクセスライン)の例であり得、たとえば、メモリセルの上位デッキは、メモリセルの下位デッキを含む、メモリデバイス内のメモリセルの1つまたは複数の他のデッキの上にあり得る。
処理ステップ1451において、ビアホールは、スタックを通って形成され得る。ビアホールは、ビアパターン(たとえば、図5および図6を参照して説明されるHM層におけるビア形状)に含まれるビアを使用して形成され得、第2の開口部(たとえば、図13を参照して説明される開口部1360-a)は、ビアホールを形成するために使用されるビアと重なり合うことができる。ビアホールは、スタックを通って、導電性要素1405まで延在し得る。その後、導電性材料が、ビアホールを充填することができる。場合によっては、ビアホールを充填する導電性材料は、電極材料と同じであり得、たとえば、ビアホールを充填する導電性材料と、スタック内の標的電極とは、場合によっては、同じ導電性材料を備え得る。場合によっては、導電性材料で充填されたビアホールは、導電性プラグ(たとえば、プラグ1421-b)と称され得る。図解1402の処理ステップ1451において例示される構造は、その後、ビアホールが形成され、導電性材料で充填された後、図解602の処理ステップ630において例示される構造に対応し得る。場合によっては、処理ステップ1450および処理ステップ1451が同時に起こり得る。すなわち、プラグ1421およびプラグ1421-bが同時に形成され得る。
処理ステップ1465において、エッチングステップは、誘電体層(たとえば、D1層1415-a)が露出され得るように、導電性材料の一部をビアホールから除去できる。その後、コンフォーマルライナ(たとえば、ライナ1435)の層が、誘電体層(たとえば、D1層1415-a)の露出面において形成され得る。コンフォーマルライナ(たとえば、ライナ1435)は、誘電体層(たとえば、D1層1415-a)の露出面を保護して、後続のエッチングステップが、D1層1415-aの誘電体材料を除去することを阻止するように構成された任意の材料を備え得る。場合によっては、後続のエッチングステップに関連する選択性が、D1層1415-aの誘電体材料を保持する(実質的に保持する)のに十分であり得る場合、コンフォーマルライナの形成が省略され得る。
処理ステップ1470において、エッチングステップは、導電性材料の追加部分をビアホールから除去して、ビアホールと標的電極(たとえば、標的電極1426-a)との間に挿入された別の誘電体緩衝材(たとえば、緩衝材1431)を露出させることができる。その後、エッチングステップ(たとえば、等方性エッチングステップ)は、誘電体緩衝材1431を(たとえば、化学的選択性によって)除去して、標的電極(たとえば、標的電極1426-a)を露出させることができる。標的電極(たとえば、標的電極1426-a)を露出させる誘電体緩衝材1431を除去すると、標的電極層(たとえば、D2層1425)内の第2の標的電極(たとえば、標的電極1426-b)を同時に露出させることができる。さらに、第2の標的電極(たとえば、標的電極1426-b)は、標的電極(たとえば、標的電極1426-a)に対してビアホールの反対側に位置し得る。たとえば、処理ステップ1451においてビアホールを形成するために使用されるビアは、以前に、標的電極および第2の標的電極(たとえば、図6を参照して上述したように形成された可能性がある標的電極1426-aおよび標的電極1426-b)を形成するために使用され、したがって、処理ステップ1451において形成されたビアホールは、標的電極と第2の標的電極との間に挿入され得る。
処理ステップ1475において、導電性材料は、処理ステップ1470においてビアホールに生成された空間を充填し、それにより、標的電極1426-a(および第2の標的電極1426-b)を、導電性プラグ(たとえば、プラグ1421-c)を通って導電性要素1405と結合させる。処理ステップ1475の完了時に、導電性プラグ1421-c(たとえば、導電性材料で充填されたビアホール)は、メモリ層(たとえば、メモリ層1420)における第1の幅(たとえば、直径1422-bまたは直径1422-cのいずれか)と、電極層(たとえば、D2層1425)における第2の幅(たとえば、直径1424)とを有し得る。第2の幅(たとえば、直径1424)は、第1の幅(たとえば、直径1422-bまたは直径1422-cのいずれか)よりも大きくてもよい。さらに、コンフォーマルライナ1435は、処理ステップ1475の完了時に、導電性プラグ1421-c(たとえば、導電性材料で充填されたビアホール)と、誘電体材料(たとえば、D1層1415-aの第1の誘電体材料)との間に挿入され得る。したがって、導電性プラグ1421-cは、別の電極層(たとえば、D1層1415-a)において第3の幅(たとえば、直径1423-b)を有し得る。場合によっては、第3の幅(たとえば、直径1423-b)は、第1の幅(たとえば、直径1422-aまたは直径1422-bのいずれか)よりも小さい場合がある。
場合によっては、処理ステップ1475の完了時に、標的電極(たとえば、メモリアレイの上位デッキと下位デッキとの両方に共通であり得るビットラインの電極)は、導電性プラグ(たとえば、プラグ1421-c)によって、回路コンポーネント(たとえば、列デコーダ130)のノードへ接続され得(たとえば、結合され得)、これにより、メモリコントローラ(たとえば、メモリコントローラ140)は、メモリセルの上位デッキと下位デッキとの両方の標的電極(たとえば、ビットライン915)をアクティブ化できる。
図解1403は、標的電極(たとえば、別のD1層1415-bにおける標的電極1416-c)と、導電性要素(たとえば、導電性要素1405)との間の接続を行う方法を例示する。標的電極1416-cは、メモリセルの下位デッキのワードライン910(たとえば、ワードライン910-c)の例であり得、たとえば、メモリセルの下位デッキは、メモリデバイス内のメモリセルの1つまたは複数の他のデッキの下にあり得る。
図解1403の処理ステップ1450の態様は、図解1401の処理ステップ1450と同じであり得る。図解1401に例示されるビア構造は、その後、D1層1415-aにおける標的電極1416-aと、導電性要素1405との間の接続を行うために使用され得る一方、図解1403に例示されるビア構造は、その後、D1層1415-bにおける標的電極1416-cと、導電性要素1405との間の接続を行うために使用され得る。
処理ステップ1480において、エッチングステップは、誘電体層(たとえば、D1層1415-a)が露出され得るように、導電性材料の一部をビアホールから除去できる。露出された誘電体層は、図解1401に示される誘電体緩衝材1430を含む層と同じとすることができる。その後、コンフォーマルライナ(たとえば、ライナ1435)の層が、誘電体緩衝材(たとえば、D1層1415-aにおける緩衝材1430)の露出面において形成され得る。コンフォーマルライナ(たとえば、ライナ1435)は、誘電体緩衝材(たとえば、D1層1415-aにおける緩衝材1430)の露出面を保護して、後続のエッチングステップが、誘電体緩衝材(たとえば、D1層1415-aにおける緩衝材1430)を除去することを阻止するように構成される。場合によっては、後続のエッチングステップに関連する選択性が、誘電体緩衝材(たとえば、D1層1415-aにおける緩衝材1430)を保持する(実質的に保持する)のに十分であり得る場合、コンフォーマルライナの形成が省略され得る。
処理ステップ1485において、エッチングステップは、ビアホールから導電性材料の追加部分を除去して、ビアホールと標的電極(たとえば、標的電極1416-c)との間に挿入された別の誘電体緩衝材(たとえば、D1層1415-bにおける緩衝材1432)を露出させることができる。その後、エッチングステップ(たとえば、等方性エッチングステップ)は、誘電体緩衝材1432を(たとえば、化学的選択性によって)除去して、標的電極(たとえば、標的電極1416-c)を露出させることができる。標的電極(たとえば、標的電極1416-c)を露出させる誘電体緩衝材1432を除去すると、標的電極層(たとえば、D1層1415-b)内の第2の標的電極(たとえば、標的電極1416-d)を同時に露出させることができる。
処理ステップ1490において、導電性材料は、処理ステップ1485において、ビアホールに生成された空間を充填し、それにより、標的電極1416-c(および、第2の標的電極1416-d)を、導電性プラグ(たとえば、プラグ1421-d)を通って導電性要素1405に結合できる。処理ステップ1490の完了時に、導電性プラグ1421-d(たとえば、導電性材料で充填されたビアホール)は、メモリ層(たとえば、メモリ層1420)において第1の幅(たとえば、直径1422-d)を、標的電極層(たとえば、D1層1415-b)において第2の幅(たとえば、直径1423-c)を有し得る。第2の幅(たとえば、直径1423-c)は、第1の幅(たとえば、直径1422-d)よりも大きくてもよい。さらに、コンフォーマルライナ1435は、処理ステップ1490の完了時に、導電性プラグ1421-d(たとえば、導電性材料で充填されたビアホール)と誘電体材料(たとえば、D1層1415-aにおける誘電体緩衝材1430)との間に挿入され得る。したがって、導電性プラグ1421-dは、別の電極層(たとえば、D1層1415-a)において第3の幅(たとえば、直径1423-d)を有し得る。場合によっては、第3の幅(たとえば、直径1423-d)が、第1の幅(たとえば、1422-d)よりも小さい場合がある。
場合によっては、処理ステップ1490の完了時に、標的電極(たとえば、メモリアレイの下位デッキのワードラインの電極)が、導電性プラグ(たとえば、プラグ1421-d)によって、回路コンポーネント(たとえば、行デコーダ120)のノードに接続され得、これにより、メモリコントローラ(たとえば、メモリコントローラ140)は、メモリセルの下位デッキ(たとえば、下位デッキ945-b)の標的電極(たとえば、ワードライン910-c)をアクティブ化できる。
場合によっては、3Dクロスポイントメモリアレイのソケット領域(たとえば、図13および図14を参照して説明される製造技法を使用して構築され得るソケット領域)を含む装置は、電極層およびメモリ層を含むスタックと、スタックと接触する導電性要素と、スタックを通って延在し、導電性要素と結合される導電性プラグであって、メモリ層において第1の幅を、電極層において第2の幅を有し、第2の幅は第1の幅よりも大きい、導電性プラグと、導電性プラグに結合された、電極層における第1の電極とを含み得る。
場合によっては、上記の装置は、電極層において第2の電極を含み、第2の電極は、導電性プラグと結合される。上記の装置のいくつかの例では、第2の電極は、電極層において同一線上の電極から絶縁されている。上記の装置のいくつかの例では、第1の電極は第2の電極に平行である。
場合によっては、上記の装置は、スタック内の第2の電極層においてコンフォーマルライナをさらに含み得、コンフォーマルライナは、導電性プラグと誘電体材料との間に挿入される。上記の装置のいくつかの例では、誘電体材料は、コンフォーマルライナと、第2の電極層における第3の電極との間に挿入される。
図15は、本開示の実施形態による、クロスポイントメモリアレイおよび関連する製造技法のための方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、たとえば、図3から図8を参照して、本明細書で説明される方法によって実施され得る。
ブロック1505において、複数のビアは、第1の層に第1の誘電体材料を備えるスタックの最上層を通って形成され得る。ブロック1505の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1505の動作の態様は、図3から図8を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック1510において、第1の誘電体材料の第1のチャネルが形成され得、第1のチャネルは、複数のビアと位置合わせされる。ブロック1510の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1510の動作の態様は、図3から図8を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック1515において、第1のチャネルは、電極材料で充填され得る。ブロック1515の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1515の動作の態様は、図3から図8を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック1520において、第2のチャネルは、第1のチャネル内の電極材料に形成され得、第2のチャネルは、第1のチャネルよりも狭い。ブロック1520の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1520の動作の態様は、図3から図8を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック1525において、第2のチャネルは、第1の誘電体材料で充填することができる。ブロック1525の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1525の動作の態様は、図3から図8を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
場合によっては、本明細書で説明される装置は、方法1500などの1つまたは複数の方法を実行し得る。装置は、第1の層において第1の誘電体材料を備える、スタックの最上層を通って、複数のビアを形成し、複数のビアと結合された第1のチャネルを、第1の誘電体材料に形成し、第1のチャネルを電極材料で充填し、第1のチャネル内の電極材料に、第1のチャネルよりも狭い第2のチャネルを形成し、第2のチャネルを第1の誘電体材料で充填するための特徴、手段、または命令(たとえば、プロセッサによって実行可能な命令を格納する非一時的なコンピュータ可読媒体)を含み得る。
本明細書で説明される方法1500および装置のいくつかの例は、第1のチャネル内にコンフォーマルライナを形成するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、コンフォーマルライナは、第1の誘電体材料と電極材料との間に挿入される。場合によっては、本明細書で説明される方法1500、および装置は、スタックの最上層を通って複数の第2のビアを形成するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得、複数の第2のビアは、複数のビアによって形成されるビアの第1の行と交差するビアの第2の行を形成し、スタックは、第2の層に第2の誘電体材料を備える。上記の方法1500のいくつかの例は、複数の第2のビアと位置合わせされ得る第2の誘電体材料に、第3のチャネルを形成するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。上記の方法1500および装置のいくつかの例は、第3のチャネルを、電極材料で充填し、第3のチャネル内の電極材料において、第3のチャネルよりも狭くてもよい第4のチャネルを形成し、および第4のチャネルを、第2の誘電体材料で充填するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。本明細書で説明される方法1500および装置のいくつかの例では、第1のチャネルを形成することは、第1の誘電体材料に、複数の第1のキャビティを形成することを含む。本明細書で説明される方法1500および装置のいくつかの例は、複数のビアを通って、第1の層から第1の誘電体材料の一部を除去することを備える、複数の第1のキャビティを形成するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。上記の方法1500および装置のいくつかの例では、第1の誘電体材料の一部を除去することは、第1の誘電体材料と、スタック内の少なくとも1つの他の材料との間で化学的に選択的であり得る等方性エッチャントを適用することを備える。上記の方法1500および装置のいくつかの例では、第2のチャネルを形成することは、第1のチャネル内の電極材料に、複数の第2のキャビティを形成することを備える。
上記の方法1500および装置のいくつかの例では、複数の第2のキャビティを形成することは、複数のビアを通って、第1のチャネルから電極材料の一部を除去することを備える。上記の方法1500および装置のいくつかの例では、電極材料の一部を除去することは、電極材料と、スタック内の少なくとも1つの他の材料との間で化学的に選択的であり得る等方性エッチャントを適用することを備える。上記の方法1500および装置のいくつかの例では、スタックは、第2の誘電体材料を備える第2の層と、第1の層と第2の層との間の第3の層とをさらに含み、第3の層はカルコゲニド材料を備える。上記の方法のいくつかの例では、第2のチャネルを第1の誘電体材料で充填すると、第1の層に電極材料のループを生成する。
図16は、本開示の実施形態による、クロスポイントメモリアレイおよび関連する製造技法のための方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、たとえば、図3から図7、図13、および図14を参照して、本明細書で説明される方法によって実施され得る。
ブロック1605において、スタックを通って導電性要素まで延在するビアホールが形成され得、スタックは、標的電極を備える。ブロック1605の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1605の動作の態様は、図3から図7、図13、および図14を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック1610において、ビアホールは、導電性材料で充填され得る。ブロック1610の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1610の動作の態様は、図3から図7、図13、および図14を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック1615において、ビアホールから導電性材料の一部を除去して、ビアホールと標的電極との間に挿入された誘電体緩衝材を露出させることができる。ブロック1615の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1615の動作の態様は、図3から図7、図13、および図14を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック1620において、誘電体緩衝材を除去して、標的電極を露出させることができる。ブロック1620の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1620の動作の態様は、図3から図7、図13、および図14を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック1625において、ビアホールは、標的電極を導電性要素と結合するために、導電性材料で充填され得る。ブロック1625の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1625の動作の態様は、図3から図7、図13、および図14を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
場合によっては、本明細書で説明される装置は、方法1600などの1つまたは複数の方法を実行し得る。装置は、ビアホールを導電性材料で充填し、ビアホールから導電性材料の一部を除去して、ビアホールドと標的電極との間に挿入された誘電体緩衝材を露出させ、誘電体緩衝材を除去して標的電極を露出させ、標的電極を導電性要素と結合させるために、ビアホールを導電性材料で充填する、標的電極を含むスタックを通って導電性要素へ延在するビアホールのための特徴、手段、または命令(たとえば、プロセッサによって実行可能な命令を格納する非一時的なコンピュータ可読媒体)を含み得る。
場合によっては、本明細書で説明される方法1600および装置はまた、スタック内の異なる電極層にコンフォーマルライナを形成するための動作、特徴、手段、または命令さらに含み得る。場合によっては、本明細書で説明される方法1600および装置は、標的電極にギャップを形成するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
上記の方法1600および装置のいくつかの例では、誘電体緩衝材を除去して標的電極を露出させると、標的電極を含む標的電極層内の第2の標的電極が同時に露出し、第2の標的電極は、標的電極に対するビアホールの反対側にある。上記の方法1600および装置のいくつかの例では、標的電極を導電性要素と結合させるためにビアホールを導電性材料で充填することは、標的電極を第2の標的電極と結合させることをさらに備える。上記の方法1600および装置のいくつかの例では、標的電極にギャップを形成することは、標的電極を通って異方的にエッチングすることを備える。上記の方法1600および装置のいくつかの例では、標的電極にギャップを形成することは、スタックを通って、少なくとも、標的電極を含む標的層まで延在する第2のビアホールを形成することと、第2のビアホールを通って、標的電極の一部を等方的に除去することとを備える。
図17は、本開示の実施形態による、クロスポイントメモリアレイおよび関連する製造技法のための方法1700を示すフローチャートを示す。方法1700の動作は、たとえば、図3から図7、および図9を参照して、本明細書で説明される方法によって実施され得る。
ブロック1705において、メモリ層にメモリ材料を備えるスタックが形成され得る。ブロック1705の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1705の動作の態様は、図3から図7、および図9を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック1710において、複数のビアホールが、スタックを通って形成され得る。ブロック1710の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1710の動作の態様は、図3から図7、および図9を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック1715において、複数の誘電体プラグによって穿孔されたメモリ材料のシートは、複数のビアホールを誘電体材料で充填することによって形成され得る。ブロック1715の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1715の動作の態様は、図3から図7、および図9を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
場合によっては、方法1700はまた、スタックを通って複数の第2のビアホールを形成することと、メモリ材料のシートに追加の誘電体プラグを形成するために、複数の第2のビアホールを、第2の誘電体材料で充填することとを含み得る。場合によっては、方法1700はまた、スタックの第1の層における誘電体材料に、第1のチャネルを形成することであって、第1のチャネルは、複数のビアホールと位置合わせされた、形成することと、第1のチャネル内の電極材料に、第1のチャネルよりも狭い場合がある第2のチャネルを形成することと、第2のチャネルを誘電体材料で充填することとを含み得る。場合によっては、方法1700はまた、スタックを通って複数の第2のビアホールを形成することであって、複数の第2のビアホールは、複数のビアホールによって形成された第1の行に対応する第1の方向と交差する第2の方向にビアホールの第2の行を形成し、スタックは、第2の層に第2の誘電体材料を備える、形成することと、第2の誘電体材料に第3のチャネルを形成することであって、第3のチャネルは、複数の第2のビアホールと位置合わせされた、形成することと、第3のチャネルを電極材料で充填することと、第3のチャネル内の電極材料に、第3のチャネルよりも狭くなり得る第4のチャネルを形成することと、第4のチャネルを第2の誘電体材料で充填することとを含み得る。
上記の方法1700のいくつかの例では、複数のビアホールは、第1の方向を有する第1の直線構成で配置され得る。上記の方法1700のいくつかの例では、複数の第2のビアホールは、第1の方向と交差する第2の方向を有する第2の直線構成で配置され得る。上記の方法1700のいくつかの例では、第2の方向は、第1の方向に直交し得る。上記の方法1700のいくつかの例では、メモリ材料のシートは、誘電体プラグの行を備える。上記の方法1700のいくつかの例では、誘電体プラグは、誘電体プラグの行に共通であり得る。
上記の方法1700のいくつかの例では、第1のチャネルを形成することは、誘電体材料に複数の第1のキャビティを形成することを備え、複数の第1のキャビティの接する第1のキャビティが統合して第1のチャネルを形成する。上記の方法1700のいくつかの例では、複数の第1のキャビティを形成することは、複数のビアホールを通って、誘電体材料の一部を、第1の層から除去することを備える。上記の方法1700のいくつかの例では、メモリ材料は、カルコゲニド材料を備える。
図18は、本開示の実施形態による、クロスポイントメモリアレイおよび関連する製造技法のための方法1800を示すフローチャートを示す。方法1800の動作は、たとえば、図3から図7、および図10を参照して、本明細書で説明される方法によって実施され得る。
ブロック1805において、複数の第1のビアは、メモリ層にメモリ材料を備えるスタックの最上層を通って形成され得、各複数の第1のビアは、第1の方向に直線的に配置される。ブロック1805の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1805の動作の態様は、図3から図7、および図10を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック1810において、複数の第2のビアがスタックの最上層を通って形成され得、各複数の第2のビアは、第1の方向とは異なる第2の方向に直線的に配置される。ブロック1810の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1810の動作の態様は、図3から図7、および図10を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック1815において、複数の第1のチャネルがメモリ材料に形成され得、各第1のチャネルは、複数の第1のビアと位置合わせされる。ブロック1815の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1815の動作の態様は、図3から図7、および図10を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック1820において、複数の第2のチャネルがメモリ材料に形成され得、各第2のチャネルは、複数の第1のチャネルと交差する。ブロック1820の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1820の動作の態様は、図3から図7、および図10を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック1825において、複数の第1のチャネルおよび複数の第2のチャネルは、誘電体材料で充填することができる。ブロック1825の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1825の動作の態様は、図3から図7、および図10を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
上記の方法1800のいくつかの例では、複数の第2のチャネルを形成することは、メモリ層に複数のメモリ材料要素を形成し、各メモリ材料要素は、少なくとも4つの電極と結合される。上記の方法1800のいくつかの例では、複数の第1のチャネルを形成することは、メモリ材料に複数の第1のキャビティを形成することを備え、各第1のキャビティは、第1のビアに対応し、複数の第1のビアに対応する接する第1のキャビティは、第1のチャネルを形成する。
図19は、本開示の実施形態による、クロスポイントメモリアレイおよび関連する製造技法のための方法1900を示すフローチャートを示す。方法1900の動作は、たとえば、図3から図7、および図11を参照して、本明細書で説明される方法によって実施され得る。
ブロック1905において、複数の第1のビアは、プレースホルダ層にプレースホルダ材料を備えるスタックの最上層を通って形成され得る。ブロック1905の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1905の動作の態様は、図3から図7、および図11を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック1910において、第1のチャネルは、プレースホルダ材料に形成され得、第1のチャネルは、複数の第1のビアと位置合わせされる。ブロック1910の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1910の動作の態様は、図3から図7、および図11を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック1915において、第1のチャネルは、メモリ材料で充填され得る。ブロック1915の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1915の動作の態様は、図3から図7、および図11を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック1920において、第2のチャネルは、第1のチャネル内のメモリ材料に形成され得、第2のチャネルは、第1のチャネルよりも狭い。ブロック1920の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1920の動作の態様は、図3から図7、および図11を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック1925において、第2のチャネルは、誘電体材料で充填することができる。ブロック1925の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック1925の動作の態様は、図3から図7、および図11を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
場合によっては、方法1900はまた、プレースホルダ層に第3のチャネルを形成することを含み得、第3のチャネルは、第1のチャネルとは異なる方向に延在し、第1のチャネル内のメモリ材料を、複数のメモリ材料要素に分離する。
上記の方法1900のいくつかの例では、第1のチャネルを形成することは、プレースホルダ材料に複数の第1のキャビティを形成することを備え、接する第1のキャビティが統合して第1のチャネルを形成する。上記の方法1900のいくつかの例では、複数の第1のキャビティを形成することは、複数の第1のビアを通って、プレースホルダ層からプレースホルダ材料の一部を除去することを備える。上記の方法1900のいくつかの例では、第2のチャネルを形成することは、複数の第1のビアを通って、第1のチャネルからメモリ材料の一部を除去することを含む。上記の方法1900のいくつかの例では、第2のチャネルを誘電体材料で充填することは、第2のチャネルにおける誘電体材料を取り囲むメモリ材料のバンドを生成する。
上記の方法1900のいくつかの例では、第3のチャネルを形成することは、スタックの最上層を通って複数の第2のビアを形成することを備え、複数の第2のビアは、複数の第1のビアによって形成されたビアの第1の行と交差するビアの第2の行を形成する。上記の方法1900のいくつかの例では、複数のメモリ材料要素の各メモリ材料要素は、少なくとも3つの電極と結合され得る。上記の方法1900のいくつかの例では、メモリ材料は、カルコゲニド材料を備える。
図20は、本開示の実施形態による、クロスポイントメモリアレイおよび関連する製造技法のための方法2000を示すフローチャートを示す。方法2000の動作は、たとえば、図3から図7、および図12を参照して、本明細書で説明される方法によって実施され得る。
ブロック2005において、ビアは、プレースホルダ層を備えるスタックの最上層を通って形成され得る。ブロック2005の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック2005の動作の態様は、図3から図7、および図12を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック2010において、プレースホルダ層内のキャビティは、ビアを通って形成され得る。ブロック2010の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック2010の動作の態様は、図3から図7、および図12を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック2015において、キャビティは、メモリ材料で充填され得る。ブロック2015の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック2015の動作の態様は、図3から図7、および図12を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
ブロック2020において、メモリ材料に第1のチャネルが形成され得、第1のチャネルは、第1の軸に沿ってプレースホルダ層でメモリ材料を個別の要素に分離する。ブロック2020の動作は、本明細書で説明される方法にしたがって実行され得る。特定の例では、ブロック2020の動作の態様は、図3から図7、および図12を参照して説明されるように、1つまたは複数のプロセスの一部として実行され得る。
場合によっては、方法2000はまた、第1のチャネルを形成する前に、ビアを通ってメモリ材料の一部を除去して、プレースホルダ層にメモリ材料のリングを形成することを含み得、メモリ材料のリングは、(たとえば、基板に対して直交する方向である)ビアの垂直軸を取り囲む。場合によっては、方法2000はまた、メモリ材料に第2のチャネルを形成することを含み得、第2のチャネルは、第1の軸とは異なる第2の軸に沿って、プレースホルダ層で、メモリ材料を、追加の個別の要素に分離する。
上記の方法2000のいくつかの例では、第1のチャネルを形成することは、ビアを含む複数のビアを通って、プレースホルダ層からメモリ材料の一部を除去することを備える。上記の方法2000のいくつかの例では、第2のチャネルを形成することは、4つのメモリ材料要素を生成し、各メモリ材料要素は曲面を有する。上記の方法2000のいくつかの例では、メモリ材料は、カルコゲニド材料を備える。
上記の方法は、可能な実施を説明し、動作およびステップは、再配置、またはそうでなければ変形することができ、他の実施が可能であることに留意されたい。さらに、2つ以上の方法からの実施形態を組み合わせることもできる。
場合によっては、装置が説明される。装置は、本明細書に説明されるような方法を使用して形成され得る。装置は、それぞれが第1の幅を有する複数の穴を備えた、スタックの上位層と、第1の電極および第2の電極を備えた、スタック内の第1の電極層と、複数の穴と位置合わせされ、第1の幅よりも大きい第1の距離、第1の電極を第2の電極から分離させる誘電体チャネルとを含み得る。いくつかの例では、上位層は、ハードマスク材料を含み得、いくつかの例では、第1の電極は、最小特徴サイズよりも小さい少なくとも1つの寸法を有し得る。場合によっては、装置は、スタック内にメモリ層をさらに含み得、メモリ層は、複数の誘電体プラグによって穿孔されたメモリ材料のシートを備える。いくつかの例では、装置は、第3の電極および第4の電極を備える、スタック内の第2の電極層と、スタック内に、第1の電極、第2の電極、および第3の電極と結合されたメモリ材料要素を備える、スタック内のメモリ層とをさらに含み得る。場合によっては、メモリ材料要素は、第4の電極と結合され得る。
さらに、場合によっては、装置は、スタック内にメモリ層を含むことができ、メモリ層は、複数のメモリ材料要素を備え、各メモリ材料要素は、曲面を有する。いくつかの例では、装置は、それぞれが第2の幅を有する、上位層における複数の第2の穴と、第3の電極および第4の電極を備える、スタック内の第2の電極層と、複数の第2の穴と位置合わせされ、第2の幅よりも大きい第2の距離、第3の電極を第4の電極から分離させる第2の誘電体チャネルとを含み得る。いくつかの例では、第1の電極および第2の電極は、第1の方向に配置され、第3の電極および第4の電極は、第2の方向に配置される。場合によっては、装置は、第1の電極層において、すぐ隣の電極をさらに含み、第2の電極は、第1の電極を、すぐ隣の電極から分離し、第2の電極は、第1の電極よりも、すぐ隣の電極により近い。いくつかの例では、装置は、第1の電極の複数の表面と接触しているコンフォーマルライナをさらに含み得る。
場合によっては、装置が説明される。装置は、本明細書に説明されるような方法を使用して形成され得る。装置は、電極層およびメモリ層を含むスタックと、スタックと接触する導電性要素と、スタックを通って延在し、導電性要素と結合される導電性プラグであって、メモリ層において第1の幅を、電極層において第2の幅を有し、第2の幅は、第1の幅よりも大きい、導電性プラグと、導電性プラグと結合された、電極層における第1の電極とを含み得る。場合によっては、装置は、電極層における第2の電極を含み得、第2の電極は、導電性プラグと結合される。場合によっては、第2の電極は、電極層で同一線上の電極から分離され得、場合によっては、第1の電極は、第2の電極に平行である。いくつかの例では、装置は、スタック内の第2の電極層にコンフォーマルライナをさらに含み得、コンフォーマルライナは、導電性プラグと誘電体材料との間に挿入され、誘電体材料は、コンフォーマルライナと、第2の電極層における第3の電極との間に挿入される。
本明細書で説明される情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体を通じて参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または粒子、光場または粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。一部の図面では、信号を単一の信号として例示し得るが、当業者は、信号が、信号のバスを表すことができ、バスが、様々なビット幅を有し得ることを理解するであろう。
「電子的通信」および「結合された」という用語は、コンポーネント間の電子の流れをサポートするコンポーネント間の関係を称する。これには、コンポーネント間の直接接続を含む場合と、中間コンポーネントを含む場合とがある。電子的に通信している、または互いに結合されたコンポーネントは、(たとえば、通電回路内において)電子または信号を能動的に交換している場合があるか、または(たとえば、非通電回路内において)電子または信号を能動的に交換していない場合があるが、回路が通電されると、電子または信号を交換するように構成および動作可能であり得る。例として、スイッチ(たとえば、トランジスタ)を通って物理的に接続された2つのコンポーネントは、電子的に通信しているか、またはスイッチの状態(すなわち、開または閉)に関わらず結合され得る。
本明細書で使用される場合、「実質的に」という用語は、変更された特性(たとえば、その用語によって実質的に変形された動詞または形容詞)が絶対的である必要はないが、特性の利点を達成するのに十分に近いことを意味する。
本明細書で使用される場合、「電極」という用語は、導電体を称する場合があり、場合によっては、メモリセル、またはメモリアレイの他のコンポーネントへの電気接点として適用され得る。電極は、メモリデバイス100の要素またはコンポーネント間に導電経路を提供するトレース、ワイヤ、導電ライン、導電層などを含み得る。
カルコゲニド材料は、元素であるS、Se、およびTeの少なくとも1つを含む材料または合金であり得る。カルコゲニド材料は、S、Se、Te、Ge、As、Al、Si、Sb、Au、インジウム(In)、ガリウム(Ga)、スズ(Sn)、ビスマス(Bi)、パラジウム(Pd)、コバルト(Co)、酸素(O)、銀(Ag)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)の合金を含み得る。カルコゲニド材料および合金の例は、Ge-Te、In-Se、Sb-Te、Ga-Sb、In-Sb、As-Te、Al-Te、Ge-Sb-Te、Te-Ge-As、In-Sb-Te、Te-Sn-Se、Ge-Se-Ga、Bi-Se-Sb、Ga-Se-Te、Sn-Sb-Te、In-Sb-Ge、Te-Ge-Sb-S、Te-Ge-Sn-O、Te-Ge-Sn-Au、Pd-Te-Ge-Sn、In-Se-Ti-Co、Ge-Sb-Te-Pd、Ge-Sb-Te-Co、Sb-Te-Bi-Se、Ag-In-Sb-Te、Ge-Sb-Se-Te、Ge-Sn-Sb-Te、Ge-Te-Sn-Ni、Ge-Te-Sn-Pd、またはGe-Te-Sn-Ptを含み得るが、これらに限定されない。本明細書で使用されるハイフンでつながれた化学組成表記は、特定の化合物または合金に含まれる元素を示し、示された元素を含むすべての化学量論を表すことが意図されている。たとえば、Ge-Teは、GexTeyを含むことができ、ここで、xおよびyは、任意の正の整数であり得る。可変抵抗材料の他の例には、二元金属酸化物材料、または2つ以上の金属、たとえば、遷移金属、アルカリ土類金属、および/または希土類金属を含む混合原子価酸化物が含まれ得る。実施形態は、特定の可変抵抗材料、またはメモリセルのメモリコンポーネントに関連する材料に限定されない。たとえば、可変抵抗材料の他の例は、メモリコンポーネントを形成するために使用することができ、とりわけ、カルコゲニド材料、巨大磁気抵抗材料、またはポリマーベースの材料を含み得る。
「絶縁された」という用語は、電子が現在、それらの間を流れることができないコンポーネント間の関係を称し、コンポーネント間に開回路がある場合、コンポーネントは互いに絶縁される。たとえば、スイッチによって物理的に接続されている2つのコンポーネントは、スイッチが開いているときに互いに絶縁され得る。
メモリデバイス100を含む、本明細書で論じられるデバイスは、シリコン、ゲルマニウム、シリコン-ゲルマニウム合金、ヒ化ガリウム、窒化ガリウムなどの半導体基板上に形成され得る。場合によっては、基板は、半導体ウェーハである。他の場合には、基板は、シリコンオンガラス(SOG)またはシリコンオンサファイア(SOP)などのシリコンオン絶縁体(SOI)基板、または別の基板上の半導体材料のエピタキシャル層であり得る。基板または基板のサブ領域の導電率は、リン、ホウ素、またはヒ素を含むがこれらに限定されない様々な化学種を使用するドーピングによって制御され得る。ドーピングは、基板の最初の形成または成長中に、イオン注入によって、または他の任意のドーピング手段によって実行され得る。
本明細書で論じられる1つまたは複数のトランジスタは、電界効果トランジスタ(FET)を表すことができ、ソース、ドレイン、およびゲートを含む3端子デバイスを備え得る。端子は、たとえば金属のような導電性材料を通って他の電子要素へ接続され得る。ソースおよびドレインは導電性であり得、高濃度にドープされた、たとえば縮退した半導体領域を備え得る。ソースおよびドレインは、軽くドープされた半導体領域、またはチャネルによって分離され得る。チャネルがn型である場合(すなわち、多数キャリアが電子である場合)、FETはn型FETと称され得る。チャネルがp型である場合(すなわち、多数キャリアが正孔である場合)、FETはp型FETと称され得る。チャネルは、絶縁ゲート酸化物でキャップされ得る。チャネル導電率は、ゲートに電圧を印加することによって制御され得る。たとえば、正の電圧または負の電圧を、それぞれn型FETまたはp型FETに印加すると、チャネルが導電性になり得る。トランジスタのしきい電圧以上の電圧がトランジスタゲートに印加されると、トランジスタは「オン」または「アクティブ」になり得る。トランジスタのしきい電圧よりも低い電圧がトランジスタゲートに印加されると、トランジスタは「オフ」または「非アクティブ」になり得る。
本明細書で説明される説明は、添付の図面に関連して、例示的な構成を説明しており、実施され得る、または特許請求の範囲内にあるすべての例を表す訳ではない。本明細書で使用される「例示的」という用語は、「例、実例、または例示として役立つ」ことを意味し、「他の例よりも好ましい」または「有利」を意味する訳ではない。詳細な説明は、説明される技術の理解を提供することを目的とした特定の詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの特定の詳細なしで実行され得る。いくつかの事例では、説明される例の概念を曖昧にしないために、よく知られている構造とデバイスがブロック図の形式で示される。
添付の図面において、同様のコンポーネントまたは特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々なコンポーネントは、参照ラベルの後にダッシュを付け、類似のコンポーネントを区別する第2のラベルを付けることで区別され得る。明細書で第1の参照ラベルのみが使用されている場合、その説明は、第2の参照ラベルに関係なく、同じ第1の参照ラベルを有する同様のコンポーネントのいずれかに適用可能である。
本明細書で説明される情報および信号は、様々な異なる技術および技法のいずれかを使用して表され得る。たとえば、上記の説明全体を通じて参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場または粒子、光場または粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
本明細書の開示に関連して説明される様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC:application-specific integrated circuit)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA:field-programmable gate array)、または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアコンポーネント、または本明細書に説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実施または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携された1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または他の任意のそのような構成)として実施され得る。
本明細書で説明される機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実施され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実施される場合、機能は、コンピュータ可読媒体上の1つまたは複数の命令またはコードとして格納または送信され得る。他の例および実施は、本開示および添付の特許請求の範囲内にある。たとえば、ソフトウェアの性質上、上記の機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらの任意の組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実施することができる。機能を実施する特徴はまた、機能の一部が異なる物理的位置において実施されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に位置し得る。また、特許請求の範囲を含め、本明細書で使用される場合、アイテムのリスト(たとえば、「~のうちの少なくとも1つ」または「~のうちの1つまたは複数」などの句で始まるアイテムのリスト)で使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つのリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような包括的リストを示す。また、本明細書で使用される場合、「~に基づく」という句は、閉じた一連の条件への言及として解釈されるべきではない。たとえば、「条件Aに基づく」として説明される例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aおよび条件Bの両方に基づき得る。言い換えれば、本明細書で使用される場合、「~に基づく」という句は、「~に少なくとも部分的に基づく」という句と同様に解釈されるものとする。
コンピュータ可読媒体は、非一時的なコンピュータ記憶媒体と、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体との両方を含む。非一時的な記憶媒体は、汎用または専用目的のコンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であり得る。例として、限定されないが、非一時的なコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的に消去可能なプログラム可能な読取専用メモリ(EEPROM)、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、または、命令またはデータ構造の形式で、所望のプログラムコード手段を伝送または格納するために使用でき、汎用または専用目的のコンピュータ、または汎用または専用目的のプロセッサからアクセスできる、任意の他の非一時的な媒体を備えることができる。また、いずれの接続も、コンピュータ可読媒体と適切に命名される。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、マイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、またはその他の遠隔ソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、無線、マイクロ波などのワイヤレス技術が、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスクおよびディスクには、CD、レーザディスク、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピーディスクおよびブルーレイディスクが含まれ、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生する一方、ディスク(disc)はレーザを使用して光学的にデータを再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲に含まれる。
本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために提供される。本開示に対する様々な変形は、当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義される一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他のバリエーションに適用することができる。したがって、本開示は、本明細書で説明される例および設計に限定されず、本明細書で開示される原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。