JP7425627B2 - 包装シート、及び包装吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、包装シート、及び包装吸収性物品に関する。
一般に、生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッドといった吸収性物品は、衛生面から、また持ち運びを便利にするために、包装シートによって包装された状態で提供されている。
このような包装された吸収性物品(包装吸収性物品、又は個別包装吸収性物品)の包装構造としては、包装シートが吸収性物品とともに包装シートの長手方向に折り畳まれた後、包装シートの両縁部の一部を融着させて形成されたシール部によって封止されたものが多い(例えば、特許文献1)。
特開平8-324635号公報
ところで、包装シートは、使用前の吸収性物品を衛生的に包装するという本来の機能を有するとともに、使用者が吸収性物品を交換する際に、使用済みの吸収性物品を廃棄するためにも使用され得る。多くの使用者は、使用済みの吸収性物品を長手方向に丸めた後、丸められた使用済み吸収性物品を、これから使用される新たな包装吸収性物品を包装していた包装シートで包み、廃棄する。
しかしながら、使用済み吸収性物品は、短手方向の端付近まで体液が付着又は浸出しているような場合もある。そのような場合に、特許文献1に記載されたような従来の包装吸収性物品の包装シートを用いると、短手方向の端に露出した体液が手に付いてしまい、衛生的に好ましくない。よって、上記のような場合でも、包装シートには、吸収性物品を包装するという本来の機能に加え、吸収性物品の交換時にも、使用済みの吸収性物品を衛生的に包んで廃棄できる機能が求められている。
本発明の一態様は、吸収性物品の交換時にも、使用済み吸収性物品を衛生的に包んで廃棄できる包装シートを提供することを課題とする。
本発明の第一の態様は、吸収性物品を包装するための包装シートであって、前記吸収性物品が包装された状態で、第1方向の一端を含む第1領域が、前記第1方向に直交する第2方向に沿った折り線で少なくとも折り返され、前記第2方向の両端がシールされ、前記第1領域に、前記第1方向に延びる中心線の両側に、前記一端から前記折り線へ延びる一対の第1開裂線が設けられ、前記第1開裂線間の間隔が、前記第1方向の一端側に比べ前記折り線側で大きい。
上記第一の態様によれば、包装シートの第1領域が、一対の第1開裂線に沿って開裂し得る。そのため、開封のために第1領域の端(包装シートの一端)の中央を持って第1領域を引っ張ると、一対の第1開裂線で第1領域が開裂し、第1領域の中央部は包装シートの長手方向外側に開く一方、第1領域の両側部は元あった位置に残される。この残された両側部は、第2方向両端のシールによって固定された一対のフラップ部となる。吸収性物品の交換時に使用済み吸収性物品を包む際には、この残された両側部(一対のフラップ部)によって、使用済み吸収性物品の一部、特に短手方向端部を覆うことができるので、使用者は、使用済み吸収性物品から浸み出した体液に触れにくくなり、使用済み吸収性物品を衛生的に廃棄することが可能となる。
また、上述のように第1領域を一対の第1開裂線で開裂させつつ、第1領域の中央部を開いた後、吸収性物品は、第1折り線L1側で、第1領域の残された両側部間から取り出される。本形態によれば、対をなす第1開裂線間の間隔が、包装シートの一端側に比べ第1折り線L1側で大きい。すなわち、第1領域の残された両側部間の間隔が、第1折線L1側で大きいため、第1折り線L1側での吸収性物品の取り出しが容易になる。
本発明の第二の態様は、前記一対の第1開裂線が、前記中心線に向かって凸の曲線を含む、第一の態様の包装シートである。
上記第二の態様によれば、第1開裂線で第1領域を開裂した後に残される両側部の面積を大きくすることができる。すなわち、開封時に第1領域の中央部を開いた後に形成される一対のフラップ部の面積を大きくすることができる。そのため、使用済み吸収性物品を包む際に、使用済み吸収性物品の、特に短手方向の端を十分な範囲で覆うことができる面積を増やすことができる。
本発明の第三の態様は、前記吸収性物品が包装された状態で、前記一対の開裂線は、前記折り線において、前記吸収性物品より外側に位置する、上記第一又は二の態様の包装シートである。
上記第三の態様によれば、吸収性物品の取り出しが容易になる。
本発明の第四の態様は、前記吸収性物品が包装された状態で、前記第1方向の他端を含む第2領域が前記第2方向に沿った第2折り線で折り返され、前記第1領域が、前記第2領域の外面に重なるように、前記第2方向に沿った第1折り線で折り返され、前記第2領域に、前記中心線の両側に、前記他端から前記第2折り線へ延びる一対の第2開裂線が設けられている、第一から第三のいずれかの態様の包装シートである。
上記第四の態様によれば、包装シートが少なくとも巻き三つ折りされているので、吸収性物品を外部環境からより十分に保護することができる。また、一対の第2開裂線に沿って第2領域を開裂させることができるため、第2領域を長手方向外側へと容易に開くことができる。
本発明の第五の態様は、紙からなる、第一から第四のいずれかの態様の包装シートである。
上記第五の態様によれば、包装シートに、紙ならではの独特な風合いを付与でき、また環境保全にも貢献することができる。
本発明の第六の態様は、前記第2方向が、前記紙のMD方向に対応している、第五の態様の包装シートである。
上記第一の態様に示したように、第1開裂線間の間隔が第1方向の一端から離れるほど大きい。よって、第1開裂線は第1方向に対して平行ではなく斜めに延びている部分、すなわち、第2方向成分を含む。上記第六の態様によれば、第2方向が紙のMD方向に対応するように包装シートを作製することで、第1開裂線が、紙が避け易いMD方向の成分を含むことになり、第1開裂線での開裂がより容易になる。
本発明の第七の態様は、第一から第六の態様のいずれかの包装シートと吸収性物品とを含む包装吸収性物品である。
上記第七の態様によれば、第一から第六の態様のいずれかと同じ効果を奏する包装吸収性物品を提供することができる。
本発明の一態様によれば、吸収性物品の交換時にも、使用済み吸収性物品を衛生的に包んで廃棄できる包装シートを提供することができる。
本実施形態による包装シートと吸収性物品とを含む包装吸収性物品の平面図である。 図1のI-I線断面図である。 本実施形態による包装シートの作製段階で、吸収性物品が重ねられた状態を示す平面図である。 本実施形態による包装吸収性物品を展開する方法を説明する斜視図である。 本実施形態による包装シートによって使用済み吸収性物品を包む方法について説明する斜視図である。 本実施形態による包装シートによって使用済み吸収性物品を包む別の方法について説明する斜視図である。 本実施形態による包装シートの第1開裂線の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図面において、特に説明がない限り、同一の又は対応する構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。また、図面は、発明の理解を助けるための模式的なものである。
(包装吸収性物品の包装構造)
図1に、本実施形態による包装シート10と吸収性物品1とを含む包装吸収性物品100の平面図を示す。また、図2に、図1のI-I線断面図を示す。また、図3に、図1に示す包装吸収性物品100の作製段階で、広げられた包装シート10に吸収性物品1が載置された状態を吸収性物品1の側から見た平面図を示す。
図1及び図2に示すように、包装吸収性物品100は、包装シート10と包装シート10によって包装された吸収性物品1とを含む。別言すれば、包装吸収性物品100は、1枚の包装シート10に1つの吸収性物品1を収容した個別包装体である。包装吸収性物品100は、広げた包装シート10に吸収性物品1を載置した後、包装シート10を少なくとも1つの折り線で折り畳むようにして吸収性物品1を包むことで得ることができる。図1及び図2に示す包装吸収性物品100は、一方向の両端の領域が重なるようにして包装シート10を吸収性物品1とともに、吸収性物品1が載置されている側へと折り畳むことによって、すなわち包装シート10を吸収性物品1とともに少なくとも巻き三つ折りされている。
図1~図3に示す例では、包装シート10は、包装シート10の長手方向D1の一端11を含む第1領域R1と、包装シート10の長手方向D1の他端12を含む第2領域R2とを備えている。そして、第1領域R1を第2領域R2の外面に重ねることによって、吸収性物品1を包み込むことができる。その際、第1領域R1は、長手方向D1と直交する短手方向D2に沿った第1折り線L1にて折り返される。また、第2領域R2は、第1領域R1が折り返される前に、短手方向D2に沿った第2折り線L2にて折り返される。なお、本形態では、第1領域R1と第2領域R2との間の領域を第3領域R3とする。
第2領域R2を折り返す第2折り線L2の位置は、長手方向D1の他端12が、第1領域R1の第1折り線L1に達するような、すなわち第2領域R2の長手方向D1の長さが第3領域R3の長手方向D1の長さとほぼ等しくなるような位置であってもよい。或いは、第2折り線L2の位置は、図1に示すように、他端12が第1折り線L1から離れた位置となるような、すなわち第2領域R2の長手方向D1の長さが第3領域R3の長手方向D1の長さより短くなるような位置であってもよい。また、第1領域R1を第1折り線L1にて折り返す際、包装シート10の長手方向D1の一端11が、第2折り線L2を越えて第2領域R2からはみ出さないこと、すなわち第1領域R1の長手方向D1の長さが、第3領域R3の長手方向D1の長さより短いことが好ましい。包装シート10の両端の領域を重ね合せることで、少なくとも巻き三つ折りによって吸収性物品を包装するこのような包装方法は、簡単であり、且つ吸収性物品を外部環境に晒さずに確実に包装シート内に封入できるので、好ましい。
なお、包装シートは、短手方向D2に沿った1つの折り線のみで2つ折りされていてもよい。その場合、例えば、サイズが比較的小さな吸収性物品を包装する場合、吸収性物品を包装シートとともに折り畳まずに包装吸収性物品を得ることができる。包装シートが2つ折りされる場合、折り畳んだ後、シール部(後述)を、短手方向D2の両端に形成するとともに、1つの折り線とは反対側の長手方向D1の端にも形成することが好ましい。
また、包装シートは、四つ折り以上に折られていてもよい。例えば、第2領域R2の長さをより長く、例えば第3領域R3よりも長くしておき、第2領域R2を折り畳む際に、まず第2領域R2を、第2折り線L2と他端12との間の位置にする短手方向D2に沿った第3折り線にて吸収性物品が載置された側に折り込み、その後、第2折り線L2にて第2領域R2全体を折り畳むことができる。そして、第1折り線L1にて第1領域R1を折り畳むことで、全体として四つ折りされた包装吸収性物品を得ることができる。第2領域R2を第2折り線L2にて折り畳む前に、2回以上第2領域R2を折り込んでおけば、五つ折り以上の包装吸収性物品を得ることができる。
包装吸収性物品100には、吸収性物品1が包装シート10によって包まれた後に、包装シート10の外面に、短手方向D2中央付近に、第1領域R1及び第2領域R2にわたって着脱自在な封止テープ50が設けられてもよい(図1及び図2)。封止テープ50を設けることで、第1領域R1を第2領域R2に少なくとも部分的に留めておき、第1領域R1が開かないようにすることができる。そのため、包装吸収性物品100の開封前に、第1領域R1と第2領域R2との間からゴミ等が侵入することを防止できる。また、第1領域R1と第2領域R2との間に誤って手や物が入り、第1領域R1が第2領域R2から剥がされてしまうことも防止できる。また、開封時には、封止テープ50を持って第1領域R1の中央部を持ち上げることができるので、開封動作が容易になる。但し、本形態では、封止テープ50を設けなくてもよい。その場合、使用者が開封時に把持すべき位置、すなわち、包装シート10の一端11の位置が分かるように、色又は模様を付したり、材料を追加したりすることができる。
(吸収性物品)
本発明の実施形態において用いられる吸収性物品1は、平面状(シート状)の吸収性物品であれば特に限定されないが、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、軽失禁用パッド等であると好ましい。図1~図3に示す例では、吸収性物品1は平面視で細長形状を有するが、吸収性物品1の平面視形状は図示のものに限られない。吸収性物品1は、例えば、包装シートとともに折り畳まれずに包装シートによって包装される形状のもの、例えば正方形を含む正多角形、円形等の平面視形状を有する体液吸収パッド等であってもよい。吸収性物品1が細長形状である場合、吸収性物品1の全長は、140~420mmとすることができ、吸収性物品1の幅は50~110mmとすることができる。
吸収性物品1は、液不透過性の裏面シート、吸収体、及び液透過性の表面シートがこの順に積層されてなる構造を有していてよい。裏面シートとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シート等の少なくとも遮水性を有するシート材を用いることができる。ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布の積層シート等を用いることができる。また、透湿性を有するものが用いられてもよい。
表面シートとしては、有孔又は無孔の不織布や多孔性プラスチックシート等が好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維、レーヨン、キュプラ等の再生繊維、及びこれらの混紡繊維、並びに綿等の天然繊維を単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。
吸収体は、体液を吸収して保持できる材料であれば限定されないが、綿状パルプを含むことが好ましく、綿状パルプと吸水性ポリマーとを含むことがより好ましい。パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられる。また、吸水性ポリマーとしては、高吸水ポリマー粒状粉(superabsorbent polymer(SAP))、高吸水ポリマー繊維(superabsorbent fiber(SAF))及びこれらの組合せを用いることができる。
吸収体の厚みは、0.5~15mmとすることができ、1.5~30mmであると好ましい。吸収体は、体液排出口に対応させる領域(体液排出口対応領域)や、体液排出口対応領域より後方の、臀部の溝に対向する領域を、膨出させた構造とすることもできる。
上記吸収体は、表面シート及び裏面シートからはみ出さない寸法及び形状を有する。吸収体の前方及び後方の端縁部では、裏面シートと表面シートとの外縁がホットメルト等の接着剤やヒートシール、超音波シール等の接着手段によって接合されている。また、吸収体の側方の外方においては、幅方向両端部に長手方向に沿ってサイド不織布が設けられていてもよい。サイド不織布としては、撥水処理不織布又は親水処理不織布を使用することができる。
さらに、吸収性物品1は、装着時に、吸収性物品1を下着により確実に固定するために、一対のウィングを有していてもよい。一対のウィングは、吸収体の両側部から短手方向外方に延在したサイド不織布及び裏面シートが貼り合されることによって形成されている。吸収性物品1が包装シート10によって包装される際、ウィングは、吸収性物品1が長手方向に折り畳まれる前に、短手方向内方に折り畳まれる。
また、吸収性物品1の裏面シート側には、装着中に吸収性物品を下着に固定するための粘着剤層が設けられていてよい。そして、吸収性物品1は、粘着剤層が包装シートの内面を向くように包装シート10上に配置される。また、粘着剤層が設けられている場合、包装吸収性物品の開封時に粘着剤層が包装シート10から容易に剥がれるように、包装シート10と吸収性物品1との間に、粘着剤層側が剥離処理された剥離シートを追加配置することができる。或いは、包装シート10の内面、すなわち吸収性物品が載置される側が剥離処理されていてもよい。
(包装シート)
包装シート10の形状は特に限定されないが、図3に示すように展開された状態(折り畳まれていない状態)で細長形状、例えば長方形、長楕円形等を有するものであると好ましい。細長形状の包装シート10は、細長形状で且つ平面状の吸収性物品1とともに折り畳むことができ、これにより吸収性物品1が外部環境に晒されずに封入され、また包装吸収性物品の開封時には包装シート10を広げることで吸収性物品1もともに広げることが可能となる。
包装シート10の寸法は、包装する吸収性物品1の大きさや形状によるが、例えば、包装シート10を広げた状態で、長手方向D1の長さ(単に長さと呼ぶ場合がある)は100~450mmとすることができる。また、包装シート10の長手方向D1に直交する短手方向D2の長さ(単に幅と呼ぶ場合がある)は70~250mmとすることができる。なお、吸収性物品1を包装した状態での包装シート10の長手方向D1の長さ(包装吸収性物品100の長手方向D1の長さ)は、50~130mmとすることができる。
包装シート10を構成する材料は、特に限定されないが、紙、不織布、又は樹脂製フィルムであると好ましい。
包装シート10に紙を用いた場合、廃棄の際の環境負担が少なく、独特の風合い、例えば天然素材の優しい印象の見た目及び手触りを付与できるという点で好ましい。なお、本明細書において、紙とは、植物繊維その他の繊維を膠着剤で膠着させて平板状にしたものを指すことができる。特に、植物繊維(パルプ)を主原料としたもの、例えば含有繊維のうち植物繊維が50%以上であるもの、好ましくは80%以上であるものを指すことができる。紙に含まれるパルプの種類としては、木材パルプ、非木材パルプ、古紙パルプが含まれていてよく、これらは、機械パルプ、化学パルプのいずれであってもよい。紙には、添加剤が添加されていてもよい。さらに、包装シート10に用いられる具体的な紙の例としては、洋紙、和紙、加工紙、合成紙等の様々な種類の紙を挙げることができる。また、従来他の用途で使用されている紙、例えば、新聞用紙、印刷用紙(上質紙を含む)、筆記用紙、図画用紙、包装用紙、薄葉紙、雑種紙等と呼ばれる紙を未加工で又は加工して用いることもできる。
包装シート10の材料として紙を用いた場合には、吸収性物品を包装する際に折り畳みやすく、包装された後の状態を維持しやすくするために、包装シート10は、目付の低い薄葉紙とすることができる。薄葉紙は、薄口模造紙、インディアンペーパー、ライスペーパー(タバコ用巻紙等として使用)、グラシン紙、ティシュペーパー、トイレットペーパー、ろ紙等であってもよい。また、包装シート10は、抄紙後に、片面又は両面に加工が施されたものであってもよい。上記加工とは、例えば、クレープ加工、エンボス加工、カレンダー加工、撥水加工、スリット加工、プライ加工、印刷加工等が挙げられる。クレープ加工やエンボス加工を行うことにより、強度及び柔軟性をともに向上させることができる。また、包装シート10を撥水加工する場合、例えば、シリコーン系樹脂、パラフィン系樹脂、フッ素樹脂等を含む撥水剤を、包装シート10の外面(吸収性物品1が包装された状態で外部に露出する側)及び外面と反対側の内面の少なくとも一方に塗布することができる。
包装シート10の材料として紙を用いた場合、包装シート10の目付は、好ましくは50g/m以下、より好ましくは40g/m以下、さらに好ましくは30g/m以下、20g/m以下、11g/m以下、8g/m以下とすることができる。また、包装シート10の目付の下限は、包装シート10として機能できる限りは特に限定されないが、好ましくは5g/m以上、より好ましくは10g/m以上とすることができる。また、紙製の包装シート10の厚みは、好ましくは40~200μm、より好ましくは100~200μmとすることができる。
包装シート10に不織布を用いた場合、風合いやソフト感等を向上させることができ、好ましい。用いられる不織布としては、メルトブロー不織布、スパンボンド不織布等が好ましく、これらの不織布の層を組み合わせ複数積層させたものを用いることもできる。また、不織布を構成する繊維は、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン、ポリエステル、ナイロン等のポリアミド等であってよい。
包装シート10に樹脂製フィルを用いた場合、用いられる樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン、ポリエステル、ポリビニルアルコール等を挙げることができる。樹脂製フィルムとしては、延伸加工されたものが好ましい。また、樹脂製フィルムは、非通気性フィルムであってもよいし、通気性フィルムであってもよい。樹脂製フィルムを用いた場合、印刷の輪郭が明瞭になり、着色剤の発色も良好になるので、包装シートのデザイン性を向上させることができる。
包装シート10としては、1枚の包装シート10が、上述の材料からなる単層のシートであってもよいし、1枚の包装シート10が、異なる材料からなる複数の層を積層させてなる積層シートであってもよい。よって、例えば、上述の紙製のシートに、樹脂製フィルムをラミネートさせて構成したものであってもよい。
包装シート10の短手方向D2の両端はシールされていてよい。すなわち、図1に示すように、吸収性物品1を包装シート10とともに折り畳んだ後、包装シート10の短手方向D2の両縁部には、シール部15、15が形成されていてよい。シール部15、15が設けられていることで、吸収性物品1が外部に対して露出することを防止し、また包装吸収性物品100の内側にゴミ等が侵入することも防止できる。
シール部15、15は、接着剤を介在させた接合、シート表面の融着による接合、及び機械的な接合、並びにこれらの組合せによって形成することができる。より具体的には、ヒートシール、超音波シール等によって、或いは接着剤によって形成されていてよい。包装シート10が紙である場合には、シール部15、15は接着剤を用いて形成されていてよい。シール部15、15は、使用者による通常の方法での開封時に剥離可能であってもよいし剥離不能であってもよい。但し、本形態によれば、開封時にシール部15、15にて包装シート10を剥がす必要がないので(後述)、シール部15、15の強度を、開封前には剥離されにくく且つ開封時には使用者の手の力によって剥離できるようにする難しい調整は必要ない。
(包装シートの開裂線)
図1及び図3に示すように、包装シート10の第1領域R1には、一対の第1開裂線21、21が設けられている。第1開裂線21、21は、開封時に使用者が力を加えることで、開裂可能な線である。第1開裂線21、21は、包装シート10が物理的又は化学的に線状に脆弱化された線であってよい。例えば、第1開裂線21、21は、ミシン目によって形成されていてもよいし、包装シート10の表面を線状に引掻くこと、線状に薬品を塗布することによって形成されていてもよい。ミシン目は、包装シート10が切れている部分(カット部)と切れていない部分(タイ部)とを交互に配置することによって形成される。また、第1開裂線21、21は、包装シート10を貫通する部分(カット部又はスリット)を有していなくともよい。
第1開裂線21、21は、包装シート10の長手方向D1に延びる中心線CLの各側に形成されていてよい。第1開裂線21、21は、中心線CLを対称軸として線対称に形成されていると好ましいが、必ずしも線対称に形成されていなくてもよい。
図1及び図3に示すように、第1開裂線21、21は、第1領域R1に含まれる長手方向D1の一端11から、第1折り線L1に向かって延びている。そして、対をなす第1開裂線21、21の間隔は、第1方向D1の一端11側に比べ、第1折り線L1側で大きくなっている。
さらに、図1及び図3に示すように、包装シート10の第2領域R2には、一対の第2開裂線22、22が設けられていてもよい。第2開裂線22、22も、第1開裂線21、21と同様の方法で形成することができる。
一対の第2開裂線22、22は、長手方向D1に延びる包装シート10の中心線CLの各側に、好ましくは中心線CLを対称軸として線対称に形成されている。また、一対の第2開裂線22、22は、は、長手方向D1の他端12から第2折り線L2に向かって、長手方向D1に沿って延びている。
ここで、本形態による包装吸収性物品100を開封する動作について、図4を参照しながら説明する。
図4(a)は、図1に示す包装吸収性物品100の斜視図である。包装吸収性物品100を開封するためには、使用者は、折り線L2付近を一方の手で押さえつつ、包装シート10の一端11付近をもう一方の手で持って、第1領域R1を持ち上げ、長手方向D1外方へ引っ張る。もう一方の手で一端11付近を持つ場合、通常は一端11の短手方向D2中央付近を持つ。図4(a)に示すように封止テープ50が設けられている場合には、封止テープ50を持つことができる。
第1領域R1を、第2領域R2から離すように引っ張ると、一対の第1開裂線21、21で第1領域R1が開裂する。第1領域R1の短手方向D2の両端はシールされて固定されているため、引き続き第1領域R1を引っ張ると、図4(b)に示すように、第1開裂線21、21間の中央部C1のみが長手方向D1外方に開き、中央部C1の両側部S1、S1は元の位置に留まる。このように、第1領域R1は、一対の第1開裂線21、21間の中央部C1と、両側部S1、S1とに分割される。
第1領域R1の中央部C1が長手方向D1外方に開かれると、包装されていた吸収性物品1の一部が現れる(図4(b))。使用者は、現れた吸収性物品1を把持し、包装シート10から離れる方向に引っ張ることで、吸収性物品1を取り出すことができる。
吸収性物品1を引っ張り出す際に、包装シート10の第2折り線L2に向かう方向に吸収性物品1を引っ張ることもできる。ここで、図4(b)に示すように、第2領域R2に一対の第2開裂線22、22が設けられていると、吸収性物品1を引っ張ることによって第2領域R2に力が加わり、第2領域R2が、一対の第2開裂線22、22に沿って開裂し得る。これにより、図4(c)に示すように、一対の第2開裂線22、22間の中央部C2のみが長手方向D1外方に開くことができる。一方、短手方向D2の両端に形成されたシール部15、15があることで、中央部C2の短手方向D2外側の部分である両側部S2、S2は固定され、元の位置に留まる。
図4(c)は、第1領域R1の中央部C1が長手方向D1外方に開かれ、且つ第2領域R2の中央部C2も長手方向D1外方に開かれた状態の包装シート10を示す図である。図4(c)より明らかなように、吸収性物品1が取り去られた後の包装シート10には、第1領域R1の両側部S1、S1が残されている。この両側部S1、S1は、シール部15、15及び折り線L1において固定されているが、それ以外の部分は自由なフラップ状の部分となっている。
本形態では、一対の第1開裂線21、21が設けられていることで、シール部15、15が壊されることなく、包装吸収性物品100を開封し、吸収性物品1を取り出すことができる。そのため、第1領域R1が、その下に配置された第2領域R2及び第3領域R3から剥がされる際に、ある程度の面積を有するシール部15、15での接合が壊れる代わりに、第1開裂線21、21の開裂が生じるので、開封時に生じる音も低減することができる。同様に、一対の第2開裂線22、22が設けられていることで、第2領域R2が、その下に配置された第3領域R3から剥がされる際に生じる音も低減することができる。
次に、吸収性物品100が開封されて吸収性物品1が取り出された後の包装シート10を用いて、使用済み吸収性物品を包む動作について、図5を参照しながら説明する。
吸収性物品1が取り出された後の包装シート10(図4(c))が得られたら、例えば、図5(a)に示すように、第2領域R2の中央部C2の上に、丸められた使用済み吸収性物品1aを置くことができる。そして、図5(b)に示すように、中央部C2を、使用済み吸収性物品1aに巻き付ける。さらに、使用済み吸収性物品1aを転がすようにして、長手方向D1中央に向かって巻くことができる。
使用済み吸収性物品1aが、第1領域R1の両側部S1、S1がある位置に達するまで巻くと、使用済み吸収性物品1aが第3領域R3を多少押すことになるので、第2領域R2の両側部S1、S1が相対的に多少持ち上がる。これにより、図5(c)に示すように、使用済み吸収性物品1aが両側部S1、S1と第3領域R3との間に入ることができ、両側部S1、S1が、使用済み吸収性物品1aの両端をそれぞれ覆うことができる。
使用済みの吸収性物品には、短手方向の端まで体液が付着又は浸出していることがある。そのため、使用済み吸収性物品は丸めた状態にしても、体液が短手方向の端で露出しやすく、使用済み吸収性物品を包装シートで包む際に使用者の手に付着してしまうことがある。特に、使用済み吸収性物品に包装シートを巻き付けるようにして包んでいくと、最後の段階で力が使用済み吸収性物品に力がかかり、体液が短手方向の端から浸み出してしまい、手に付着してしまうこともある。これに対し、本形態によれば、一対の第1開裂線21、21での開裂によって形成される第1領域R1のフラップ状の両側部S1、S1の少なくとも一方が、使用済み吸収性物品1aの短手方向の両端の少なくとも一方を覆うことができる。よって、使用者が吸収性物品を交換する際に、使用済み吸収性物品を包装シートで包む時に手を汚すリスクを低減することができる。
また、使用済み吸収性物品1aの包み方は、図5に示すものに限定されず、例えば、図6に示すように、使用済み吸収性物品1aを、吸収性物品1が取り去られた後の包装シート10の第3領域R3上に置き、その後、長手方向D1に包装シート10を巻き付けてもよい。図6に示すように使用済み吸収性物品1aを置いた場合、置いた直後に、使用済み吸収性物品1aの短手方向の端を、第1領域R1の側部S1によって覆うことができるので、手に体液が付着する可能性をより低減することができる。
また、図4(b)を参照して説明したように、包装吸収性物品100を開封して吸収性物品1を取り出す際には、第1折り線L1側で、第1領域R1の両側部S1、S1間から吸収性物品1を取り出す必要がある。本形態では、上述のように、一対の第1開裂線21、21間の間隔は、一端11側よりも折り線L2で大きくなっているので、吸収性物品1を取り出しやすい。
吸収性物品1の取出し易さに鑑みると、一対の第1開裂線21、21間の間隔は、包装される吸収性物品1の幅(短手方向の長さ)以上であると好ましく、包装される吸収性物品1の幅を超えることがより好ましい。また、一対の第1開裂線21、21は、シール部15、15の機能を妨げないために、シール部15、15の内端から離れて形成されていることが好ましい。そのため、一対の第1開裂線21、21は、第1折り線L1の位置で、シール部15、15から好ましくは2mm以上、より好ましくは5mm以上離れていることが好ましい。
また、一対の第1開裂線21、21間の間隔は、一端11においては、中央部C1を把持しやすくするために、10mm以上とすることができる。封止テープ50が設けられている場合には封止テープ50の幅超とすることができる。また、開裂開始時の開裂し易さに鑑みると、一端11における一対の第1開裂線21、21間の間隔は、好ましくは40mm以下、より好ましくは30mm以下とすることができる。
また、一対の第1開裂線21、21が、タイ部とカット部とからなるミシン目から形成されている場合、一端11にはタイ部が配置されていることが好ましい。これにより、包装吸収性物品100の開封前にカット部に手や物が引っ掛かって、意図せず開封されてしまうことを防止できる。また、一端11におけるタイ部の長さは、他のタイ部の長さより短くすることができる。これにより、開封時に使用者が力を加えることで開封しやすくすることができる。
一対の第1開裂線21、21は、長手方向D1の中心線CLに向かって凸であると好ましく、長手方向D1の中心線CLに向かって凸の曲線であることがより好ましい。これにより、第1開裂線21、21を開裂して形成される第1領域R1の両側部S1、S1の形状が、長手方向D1の中心線CLに向かって凸の形状となり、両側部S1、S1がある程度の面積を確保することができる。そのため、図5及び図6に示すように使用済み吸収性物品1aを包んだ場合、使用済み吸収性物品1aの短手方向の端を、より大きな面積の両側部S1、S1によって覆うことができるので、使用者が使用済み吸収性物品1aを包装シート10で包む際に手を汚すリスクをより低減することができる。また、一対の第1開裂線21、21が全体として曲線であると、開裂がスムーズであり、第1領域R1の中央部C1を一気に開くことができる。
図1、図3~図5に示すように、一対の第1開裂線21、21間の間隔は、一端11から第1折り線L1に向かうほど大きくなっている。よって、一対の第1開裂線21、21は、包装シート10の長手方向D1に平行ではなく、長手方向D1に対しある程度の角度を持って形成されており、つまり、長手方向D1の成分と短手方向D2の成分とを有する。
ここで、例えば、包装シート10が繊維含有材料、例えば紙から形成されている場合には、包装シート10の短手方向D2を紙のMD方向(machine direction)とすることが好ましい。MD方向は、抄紙工程において抄紙機の進行方向に平行な方向であり、紙の繊維が延在する方向であり、紙が裂け易い方向である。上述のように一対の第1開裂線21、21が短手方向D2の成分を含むので、包装シート10の短手方向D2を紙のMD方向とすることで、一対の第1開裂線21、21での開裂が全体的に起こりやすくなり、開封動作がスムーズになる。
また、一対の第1開裂線21、21の開裂が開始される一端11付近では、第1開裂線21、21は長手方向D1に沿って延在しているため、上記のように短手方向D2を紙のMD方向としておくことで、開裂が開始され難い。そのため、開封前に誤って一対の第1開裂線21、21で包装シート10が開裂してしまうことを防止することができる。
なお、一対の第1開裂線21、21間の間隔は、図1、図3~図5に示すように、第1折り線L1に向かって漸次大きくなっているが、段階的に大きくなっていてもよい。
図1、図3~図5に示す例では、第2領域R2に一対の第2開裂線22、22が形成されている。この一対の第2開裂線22、22は形成されていなくともよいが、一対の第2開裂線22、22で第2領域R2を開裂することができると、吸収性物品1を取り出す際に(図4(b))、吸収性物品1を取り出すための開口が広がるので、吸収性物品1の取り出しがより容易となる。また、一対の第2開裂線22、22で第2領域R2を開裂して、第2領域R2の中央部C2を開くことができると、包装シート10を長手方向D1に大きく広げることができるので、大きな面積の包装シート10で使用済み吸収性物品1aを包むことができ、好ましい。
一対の第2開裂線22、22は、第2領域R2において、包装シート10の他端12から第2折り線L2へと延びており、長手方向D1に沿って、より好ましくは平行に延びていてよい。また、一対の第2開裂線22、22は、シール部15、15の内端から5~30mmの位置に形成されていることが好ましい。これにより、開封の際に開かれる第2領域R2の中央部C2の幅を確保することができるとともに、シール部15、15のシール機能を妨げない。
(第1開裂線の変形例)
図7に、第1開裂線21、21の変形例を示す。図7(a)~(c)の例はいずれも、一端11から第1折り線L2に向かって延びる一対の第1開裂線21、21を有する。図7(a)の例では、一対の第1開裂線21、21は、一端11付近において、少なくとも一端11から第1領域R1の長手方向D1長さの3分の1程度の位置まで、長手方向D1に略平行に延びている。そして、第1折り線L1に近付くにつれ、一対の第1開裂線21、21の間隔が広がっている。このような構成により、一対の第1開裂線21、21の開裂後に残される、第1領域R1の両側部S1、S1の面積をより大きくすることができるので、使用済み吸収性物品を包装シート10で包む際に、使用済み吸収性物品の端を両側部S1、S1でより良好に覆うことができる。このように、第1開裂線21、21は直線と曲線との組合せで構成されていてもよい。
また、図7(b)に示すように、一対の第1開裂線21、21は、全体として直線状になっていてもよい。一対の第1開裂線21、21のような直線状の構成であると、包装シート10が、紙のような、配向を有する繊維含有シートでない場合、開裂がし易く、また製造も容易である。
さらに、一対の第1開裂線21、21は、曲線と直線とを含む線であってもよい。例えば、図7(c)に示すように、一対の第1開裂線21、21は、全体の形状としては、一端11から始まる第1折り線L1に向かって延びる曲線であるが、第1折り線L1の付近で、長手方向D1に沿った、好ましくは長手方向D1に平行な直線を含んでいてもよい。図7(c)に示す例では、一対の第1開裂線21、21間の間隔が広い部分を、第1折り線L1付近である程度の長さにわたって確保することができる。そのため、両側部S1、S1の面積をある程度確保しつつも、両側部S1、S1間からの吸収性物品の取り出しをより容易にすることができる。
1 吸収性物品
10 包装シート
11 長手方向の一端
12 長手方向の他端
15 シール部
21 第1開裂線
22 第2開裂線
50 封止テープ
100 包装吸収性物品
C1 第1領域の中央部
C2 第2領域の中央部
CL 長手方向に延びる中心線
D1 包装シートの第1方向(長手方向)
D2 包装シートの第2方向(短手方向)
L1 第1折り線
L2 第2折り線
R1 第1領域
R2 第2領域
R3 第3領域
S1 第1領域の側部(フラップ部)
S2 第2領域の側部

Claims (5)

  1. 吸収性物品を包装するための包装シートであって、
    前記吸収性物品が包装された状態で、第1方向の一端を含む第1領域が、前記第1方向に直交する第2方向に沿った第1折り線で、且つ前記第1方向の他端を含む第2領域が前記第2方向に沿った第2折り線で、前記第1領域が前記第2領域の外面に重なるように、折り返され、前記第2方向の両端がシールされ、
    前記第2方向に沿った第1折り線で折り返され、
    前記第1領域に、前記第1方向に延びる中心線の両側に、前記一端から前記折り線へ延びる一対の第1開裂線が設けられ、
    前記一対の第1開裂線が、前記一端において前記吸収性物品と重なるように位置し、且つ前記第1折り線において前記吸収性物品より外側に位置し、前記第1開裂線間の間隔が、前記第1方向の一端側から前記折り線側に向かうほど大きく、
    前記第2領域に、前記中心線の両側に、前記吸収性物品より外側に、前記他端から前記第2折り線へ延びる一対の第2開裂線が設けられており、
    前記第1領域と前記第2領域との間の第3領域には、開裂線が設けられていない、包装シート。
  2. 前記一対の第1開裂線が、前記中心線に向かって凸の曲線を含む、請求項1に記載の包装シート。
  3. 紙からなる、請求項1又は2に記載の包装シート。
  4. 前記第2方向が、前記紙のMD方向に対応している、請求項に記載の包装シート。
  5. 請求項1からのいずれか一項に記載の包装シートと、吸収性物品とを含む、包装吸収性物品。
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