JP2024019915A - 個装吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用開始前の封止性及び開封時の開封容易性に優れたシール部を備えた個装吸収性物品を提供する。【解決手段】包装シートと、前記包装シートにより個装された吸収性物品とを含む個装吸収性物品であって、前記包装シートが、縦方向と前記縦方向に直交する横方向とを有し、前記包装シートが前記縦方向に折り畳まれ、前記横方向の縁部がそれぞれシールされてシール部が形成されており、前記シール部が、互いに離隔した複数の接合部を含み、前記シール部が、内側領域、中間領域、及び外側領域を前記横方向の内側から外側へ向かってこの順で有し、前記内側領域における接合強度が、前記中間領域における接合強度より大きく、前記外側領域における接合強度が、前記中間領域における接合強度より大きい。【選択図】図4

Description

本発明は、個装吸収性物品に関する。
一般に、生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等の吸収性物品は、保管時の衛生、持ち運びの際の利便性等の理由から、包装シートによって個別に包装されて封止された状態で個装吸収性物品(個別包装体)として提供されている。
個装吸収性物品の形態としては、特許文献1に記載されているように、包装シートを吸収性物品とともに包装シートの縦方向に折り畳んだ後、包装シートの横方向の両縁部がシールされ、個装吸収性物品の縦方向に沿ってシール部が形成されたものが多い。また、シール部は、包装シート同士が厚み方向に接合されてなる互いに離隔した複数の接合部から構成される。
特許第4726677号公報
個装吸収性物品は、使用開始前に意図せず開封されないという特性(封止性)が必要である一方、使用開始時に包装シート同士がスムーズに剥がれて困難なく開封できること(開封容易性)も必要である。しかしながら、封止性及び開封容易性の両方を備えたシール部を形成することは難しい。例えば、開封容易性を優先させてシール部の接合強度を小さくした場合、使用開始前に個装吸収性物品の開口付近(包装シートの端付近)から包装シートが剥がれやすくなることがある。また、封止性を優先させてシール部の接合強度を大きくした場合、使用のために個装吸収性物品を開封しようとした場合にシール部が剥がれず、さらに過度な力を入れて開封した場合には包装シートが破損してしまう可能性もある。
よって、本発明の一態様は、使用開始前の封止性及び開封時の開封容易性に優れたシール部を備えた個装吸収性物品を提供することを課題とする。
本発明の第一の態様は、包装シートと、前記包装シートにより個装された吸収性物品とを含む個装吸収性物品であって、前記包装シートが、縦方向と前記縦方向に直交する横方向とを有し、前記包装シートが前記縦方向に折り畳まれ、前記横方向の縁部がそれぞれシールされてシール部が形成されており、前記シール部が、互いに離隔した複数の接合部を含み、前記シール部が、内側領域、中間領域、及び外側領域を前記横方向の内側から外側へ向かってこの順で有し、前記内側領域における接合強度が、前記中間領域における接合強度より大きく、前記外側領域における接合強度が、前記中間領域における接合強度より大きい。
包装シートが縦方向に折り畳まれた後、横方向の縁部がそれぞれシールされてなる個装吸収性物品において、シール部の剥がれが始まりやすい位置は、シール部の横方向の内側(横方向中央に近い側)である。よって、上記第一の態様により、シール部の内側領域の接合強度を中間領域の接合強度よりも大きくすることで、シール部の剥がれ始めとなり得る位置での接合を強化でき、シール部全体の接合強度を大きくしなくとも、使用開始前の意図せぬ開封を防止できる。すなわち、封止性を向上できる。また、中間領域における接合強度は、内側領域における接合強度よりも小さくなっているので、使用開始の際に使用者が意図して開封する際には、内側領域のシールさえ剥がせば、内側領域に続く中間領域のシールは剥がしすく、開封動作はスムーズとなる。すなわち、開封容易性を確保できる。さらに、本態様では、外側領域における接合強度を中間領域における接合強度より大きくしていることにより、個装吸収性物品の横方向端縁からの意図せぬ開封も防止できるので、この点も封止性向上に寄与している。
本発明の第二の態様では、前記内側領域における、前記接合部を前記縦方向に通る直線上での前記シール部の前記縦方向長さに対する前記接合部の縦方向長さの合計の割合が、前記中間領域における、前記接合部を前記縦方向に通る直線上での前記シール部の前記縦方向長さに対する前記接合部の縦方向長さの合計の割合よりも小さく、前記外側領域における、前記接合部を前記縦方向に通る直線上での前記シール部の前記縦方向長さに対する前記接合部の縦方向長さの合計の割合が、前記中間領域における、前記接合部を前記縦方向に通る直線上での前記シール部の前記縦方向長さに対する前記接合部の縦方向長さの合計の割合よりも小さい。
両縁部のシール部は、例えば製造ラインにおいて、製品の搬送方向(個装吸収性物品の横方向)に直交する直交方向(個装吸収性物品の縦方向)に軸が沿うように配置されたロール対によって形成できる。ロール対は、接合部のパターンに対応する凹凸パターンが表面に形成されたロールと、対向ロールとからなっていてよい。よって、接合部の縦方向長さの合計の割合が大きい位置ではロール圧が分散し、線圧(シール部形成時に縦方向の単位長さ当たりに掛かる力)は小さくなり、接合部の接合強度が小さくなる傾向がある。一方、縦方向長さの合計の割合が小さい位置では線圧が大きくなり、接合部の接合強度が大きくなる傾向がある。
上記第二の態様によれば、内側領域及び外側領域の接合強度の調整が、内側領域及び外側領域における接合部の縦方向長さの合計の割合の調整によって行われる。これは、接合強度を、接合部の二次元の構成(サイズ、ピッチ等)によって調整できることを意味する。よって、シール部形成のための装置の複雑な変更を伴うことなく、シール部内で領域ごとに接合強度を変化させることができる。
本発明の第三の態様では、前記内側領域における前記接合部同士の前記縦方向の間隔が、前記中間領域における前記接合部同士の前記縦方向の間隔よりも大きい。
内側領域の接合部を縦方向に密にすると、開封時に包装シートを引っ張った際に、シール部の内端で、縦方向に並ぶ接合部に沿って包装シートが破断ししまうことがある。そのため、上記第三の態様により、内側領域における接合部同士の縦方向の間隔を大きくすることで、上記のような接合部に沿った包装シートの破断を防止できる。
本発明の第四の態様では、前記接合部の1個当たり面積が、前記横方向で内側から外側に向かって小さくなっている。
上記第四の態様によれば、横方向外側に向かうほど、横方向の縁部の剛性を小さくすることができる。個装吸収性物品の縁部は、横方向外側に向かうほど使用者の手に触れやすいので、横方向外側に近い部分の剛性を低下させることで、個装吸収性物品を持った使用者の手に柔らかい感覚を効果的に与えることができる。
本発明の第五の態様では、前記シール部の内輪郭が波形状である。
上記第五の態様によれば、縦方向に沿った線圧(シール部形成時に縦方向の単位長さ当たりに掛かる力)を、内側領域において大きくできる。また、審美性、デザイン性を向上させることができる。
本発明の第六の態様では、前記包装シートが紙を含む。
上記第六の態様によれば、包装シートに独特の自然な風合いを付与できるとともに、プラスチック材料の使用量を減らし、廃棄時の自然環境への負担軽減にも寄与できる。また、紙は、通常の方法ではシール部の接合強度を上げにくい材質であるので、無理に接合強度を大きくしようとすると包装シートが破損する可能性もある。よって、上記第一の態様の構成を備えることで、包装シートが紙を含む場合であっても、使用開始前の優れた封止性を得ることができる。
本発明の一態様によれば、使用開始前の封止性及び開封時の開封容易性に優れたシール部を備えた個装吸収性物品を提供できる。
本発明の第1実施形態による個装吸収性物品の平面図である。 図1の個装吸収性物品が折り畳まれる前の状態を示す平面図、又は図1の個装吸収性物品を展開した平面図である。 図1のI-I線断面である。 図1のシール部の部分拡大図である。 本発明の第2実施形態による個装吸収性物品の平面図である。 図5のシール部の部分拡大図である。 シール部の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、各図面において、特に説明がない限り、同一の又は対応する構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。
<第1実施形態>
(個装吸収性物品)
図1に、個装吸収性物品100の平面図を示す。図2に、図1の個装吸収性物品を展開した状態、若しくは折り畳み前の吸収性物品及び包装シートの平面図であり、包装シート10の内面から若しくは吸収性物品1肌側から見た図を示す。また、図3に、図1のI-I線断面を示す。
図1~図3に示すように、本形態による個装吸収性物品100は、包装シート10と、包装シート10によって個装された吸収性物品1とを含む。図2に示すように、包装シート10は細長形状であってよく、縦方向(長手方向)D1と、当該縦方向に直交する横方向(短手方向)D2とを有する。また、包装シート10の縦方向D1及び横方向D2は、それぞれ吸収性物品1の縦方向及び横方向にも対応する。
(吸収性物品)
本形態において包装シート10により包装される吸収性物品1は、体液(経血、おりもの、尿等)の排出口に対向させるように装着するための、扁平で細長形状の物品であってよい。吸収性物品1の具体例は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、軽失禁用パッド等であってよい。本明細書では、生理用ナプキンの例に基づき、実施形態を説明する。
吸収性物品1は、例えば図2に示すように、液透過性のトップシート3と、液不透過性のバックシート(不図示)と、これらのトップシート3とバックシートとの間に配置された吸収体4とを有していてよい。
バックシートとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シート等の少なくとも遮水性を有するシート材を用いることができる。ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布の積層シート等を用いることができる。また、透湿性を有するものが用いられてもよい。
トップシート3としては、有孔又は無孔の不織布や多孔性プラスチックシート等が好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維、レーヨン、キュプラ等の再生繊維、及びこれらの混紡繊維、並びに綿等の天然繊維を単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。
吸収体4は、体液を吸収して保持できる材料であれば限定されないが、綿状パルプと吸水性ポリマーとを含むことが好ましい。吸水性ポリマーとしては、高吸水ポリマー粒状粉(superabsorbent polymer(SAP))、高吸水ポリマー繊維(superabsorbent fiber(SAF))及びこれらの組合せを用いることができる。パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられる。
吸収体4の厚みは、0.5~25mmであってよい。吸収体4は、体液排出口に対応させる領域(体液排出口対応領域)や、体液排出口対応領域より後方の、臀部の溝に対向する領域を、膨出させた構造とすることもできる。吸収体4は、トップシート3及びバックシートからはみ出さない寸法及び形状を有し、吸収体の前方及び後方の端縁部では、バックシートとトップシート3との外縁がホットメルト等の接着剤やヒートシール、超音波シール等の接着手段によって接合されている。
図2に示すように、吸収体4の側方の外方においては、横方向D2両端部に縦方向D1に沿ってサイドシート7、7が設けられていてもよい。サイドシート7としては、撥水処理不織布又は親水処理不織布を使用することができる。
なお、図1~図3に示す例では、吸収性物品1は、ウィングのない、いわゆる羽なしのタイプのものであるが、側方にそれぞれ延出するウィングを有する羽つきの物品として構成してもよい。ウィングは、サイドシートとバックシートとの接合により形成されていてよい。
なお、吸収性物品1のバックシートの側(非肌側、すなわち装着時に下着に対向させる側)には、吸収性物品1を下着に取り付けた際に下着からズレないようにするためのズレ止め用粘着部が設けられていてもよい。ズレ止め用粘着部は、縦方向D1又は横方向D2に延在する複数の帯状に形成されていてよい。
吸収性物品1の全長は、140~430mmとすることができ、吸収性物品1の幅(ウィングを有する場合にはウィングを除いた本体の幅)は40~130mmとすることができる。
(包装シート)
包装シート10を構成する材料は特に限定されず、紙、樹脂製フィルム、不織布等を用いることができる。
紙を含む包装シート10は、廃棄時の環境へ負担が少なく、持続可能な開発目標の観点からも好ましい。また、紙は、独特の風合い、例えば天然素材の優しい印象の見た目及び手触りを付与できる。なお、本明細書において、紙とは、植物繊維その他の繊維を膠着剤で膠着させて平板状にしたものを指すことができる。特に、植物繊維(パルプ)を主原料としたもの、例えば含有繊維のうち植物繊維が50%以上であるもの、好ましくは80%以上であるものを指すことができる。紙に含まれるパルプの種類としては、木材パルプ、非木材パルプ、古紙パルプが含まれていてよく、これらは、機械パルプ、化学パルプのいずれであってもよい。パルプは、吸収性物品及び/又は吸収性物品用の包装シートからリサイクルされたパルプであってもよい。また、紙には、添加剤が添加されていてもよい。さらに、包装シート10に用いられる具体的な紙の例としては、洋紙、和紙、加工紙、合成紙等の様々な種類の紙を挙げることができる。さらに、従来他の用途で使用されている紙、例えば、新聞用紙、印刷用紙(上質紙を含む)、筆記用紙、図画用紙、包装用紙、薄葉紙、雑種紙等と呼ばれる紙を未加工で又は加工して用いることもできる。薄葉紙を用いる場合、薄口模造紙、インディアンペーパー、ライスペーパー、グラシン紙、ティシュペーパー、トイレットペーパー、ろ紙等であってもよい。
包装シートの材料として樹脂製フィルムを用いた場合には、包装シートに印刷を施した場合でも、印刷された文字や模様の輪郭が明瞭になり、着色剤の発色も良好になるので、包装シートのデザイン性を向上させることができる。用いられる樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン、ポリエステル、ポリビニルアルコール等を挙げることができる。樹脂製フィルムとしては、延伸加工されたものが好ましい。また、樹脂製フィルムは、非通気性フィルムであってもよいし、通気性フィルムであってもよい。
包装シート10の材料として不織布を用いた場合、風合い、柔軟性等を向上させることができる。用いられる不織布としては、メルトブロー不織布、スパンボンド不織布等が好ましく、これらの不織布の層を組み合わせ複数積層させたものを用いることもできる。また、不織布を構成する繊維は、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン、ポリエステル、ナイロン等のポリアミド等であってよい。
なお、包装シート10としては、1枚の包装シート10が、上述の材料からなる単層のシートであってもよいし、1枚の包装シート10が、異なる材料からなる複数の層を積層させてなる積層シートであってもよい。例えば、樹脂フィルムと紙とが積層されたシートであってもよい。
包装シート10の内面及び/又は外面には剥離処理が施されていてもよい。剥離処理は、例えばシリコーン系樹脂、パラフィン系樹脂、フッ素樹脂等を含む液体の剥離剤(離型剤)を塗布する処理であってよい。例えば、包装シート10の内面に剥離処理を施すことによって、吸収性物品1の裏側に形成される上述のズレ止め用粘着部を直接的に包装シート10の内面に接触させることができるので、吸収性物品1と包装シート10との間に別途剥離シートを設ける必要がなくなる。
包装シート10の寸法は、包装する吸収性物品1の大きさや形状に応じて、例えば、包装シート10を完全に広げた状態(折り返しされていない状態)で、縦方向D1の長さ(単に長さと呼ぶ場合がある)は100~450mmとすることができ、横方向D2の長さ(単に幅と呼ぶ場合がある)は70~250mmとすることができる。図示の例では、包装シート10は、展開した状態で長方形の形状を有するが、例えば長楕円形等の形状を有していてもよい。
(個装吸収性物品の包装構造)
個装吸収性物品100において、吸収性物品1は、包装シート10と共に折り畳まれることによって包装されている。折り畳みの際には、図2に示すように、包装シート10の内面に吸収性物品1を、吸収性物品1のバックシート側が対向するように載置された状態とする。そして、包装シート10と吸収性物品1とが共に、幅方向D2に沿った第1折り線F1及び第2折り線F2にて縦方向D1に共に折り畳まれる。より具体的には、第1折り線F1にて、包装シート10の縦方向D1の一端11を含む第1領域R1が縦方向D1に折り返され、第2折り線F2にて、包装シート10の縦方向D1の他端12を含む第2領域R2が折り返される。包装シート10の第1領域R1と第2領域R2との間の領域は、第3領域R3である。図示の例では、包装シート10は、第2領域R2が先に折り畳まれ、第1領域R1が第2領域R2の外面に重なるように折り畳まれているが(図1)、第1領域R1及び第2領域R2の折り順は逆であってもよい。このように、包装シート10を吸収性物品1と共に巻三つ折り(内三つ折り)にして、吸収性物品1を包んだ後、横方向D2の両縁部が、縦方向D1に沿って封止される(図1)。
このような三つ折り以上の包装形式は、比較的簡便に形成でき、吸収性物品1を衛生的に包むことができるし、また吸収性物品1の取出しも容易である。なお、折り畳みの形式は三つ折りに限られず、四つ折り以上としてもよいし、二つ折りにすることもできる。なお、四つ折りの場合には、第2領域R2を第2折り線F2にて折り返す前に、第2折り線F2と他端12との間に位置する横方向D2に沿った第3折り線にて包装シート10を折り返しておけばよい。
さらに、個装吸収性物品100には、第1領域R1の端縁(包装シート10の一端11)付近において横方向D2中央には、止着テープ50が設けられていてよい。止着テープ50は、図1に示すように、包装シート10の一端11を跨ぐように、第1領域R1及び第2領域R2にわたって設けられていてよい。止着テープ50が設けられていることで、個装吸収性物品100の開封時には、使用者は止着テープ50を持って第1領域R1を持ち上げて引っ張ることができるので、開封がより容易となる。その際には、第1領域R1が、その下に位置する第2領域R2から剥がされる。
(シール部)
図1に示すように、個装吸収性物品100では、横方向D2の両縁の、吸収性物品1が存在しない場所がシールされ、シール部20、20が形成されている。シール部20、20は、個装吸収性物品100の縦方向D1の全長にわたって形成されていてよく、その場合、ごみや塵、或いはその他の小さい物体又指等が横方向の端縁から侵入することを防止できるため、好ましい。但し、シール部20、20は、縦方向D1の端まで形成されていなくともよいし、縦方向D1の途中で中断する部分があってもよい。
図1に示す例では、シール部20の幅は、縦方向D1に沿って一定であるが、必ずしも一定でなく変動していてもよい。シール部20の横方向D2の内輪郭が凹凸を有していてもよいし(後に詳述)、シール部20の幅は、縦方向D1のどちらかの端に向かって、段階的に又は漸次増大していてもよい。シール部20の幅(横方向D2の長さ、幅が変動している場合には平均値)は、3~15mmであってよい。
図4に、シール部20の部分IIの拡大図を示す。図4に示すように、シール部20は、平面視で互いに離隔した複数の接合部30、30、…を含んでいてよい。各接合部30、30、…は、包装シート10同士が厚み方向に接合されてなる部分である。図示の例では、複数の接合部30、30、…以外の部分は、包装シート10同士が接合されていない非接合部である。このように、接合部30、30、…が、互いに離隔して点在していることで、接合部が連続して広範囲に形成される場合、例えばシール部20の全面にわたって接合部が形成される場合に比べて、開封時に包装シートが剥がしにくくなって包装シートが破損したり、縁部が過度に硬くなって手触りを損ねたりすることを防止できる。
接合部30、30、…の形成のための手段は特に限定されず、重ねられた包装シート10が加圧及び/又は加熱されて、包装シート10同士の接合が形成されるものであればよく、例えば、ヒートシール、超音波シール、機械的な圧着手段等が挙げられる。これらの手段は、包装シート10の材質に応じて適宜選択して使用できる。例えば、包装シート10が樹脂フィルム及び/又は樹脂繊維を含む材料を有する場合には、ヒートシール、超音波シールによって包装シート10を部分的に融着させることで接合を形成するものであると好ましい。また、包装シート10が紙を含む場合には、圧着等の機械的な接合形式によって形成されることが好ましい。その場合、シール部20は、例えば、接合部30、30、…のパターンに対応する凹凸パターンを表面に有するロールと、当該ロールに対向する表面に凹凸のない対向ロールとからなる一対のロールを用いて形成できる。なお、上記の接合形式のいずれかに代えて又は上記の接合形式に追加的に、接着剤等を利用することもできる。
図4に示すように、シール部20は、横方向D2の内側から外側に向かって、内側領域21、中間領域22、及び外側領域23を有している。これらの領域21、22、及び23はそれぞれ、互いに離隔した複数の接合部30、30、…を含んでいる。内側領域21は、内側接合部31、31、…を含み、中間領域22は、中間接合部32、32、…を含み、外側領域23は、外側接合部33、33、…を含む。本形態では、内側領域21における接合強度は、中間領域22における接合強度より大きく、外側領域23における接合強度は、中間領域22における接合強度より大きい。なお、各領域の接合強度は、各領域を切り出して引張り試験機による測定によって得ることができる。
上述のような包装構造を備えた個装吸収性物品100において、シール部20が剥がれやすい位置、若しくはシール部20が剥がれ始める位置は、シール部20の横方向D2の内側(横方向中央に近い側)である。例えば、包装シート10の第1領域R1の端縁、すなわち包装シート10の一端11における、シール部20の、横方向D2の中央に近い端である。よって、シール部20の内側領域21の接合強度を中間領域22の接合強度よりも大きくすることで、シール部20の剥がれ始めとなり得る位置での接合を強化できる。これにより、シール部20全体の接合強度を大きくしなくとも、使用開始前の意図せぬ開封を防止できる。すなわち、封止性を向上できる。また、中間領域22における接合強度は、内側領域21における接合強度よりも小さいため、使用開始の際に使用者が意図して個装吸収性物品100を開封する際には、内側領域21のシールさえ剥がせば、内側領域21に横方向D2に続く中間領域22のシールは剥がしやすく、開封動作はスムーズである。すなわち、開封容易性を確保できる。このようにして、本形態では、封止性及び開封容易性の両方を備えたシール部を得ることができる。
さらに、本形態では、外側領域23における接合強度を中間領域22における接合強度より大きくしているので、個装吸収性物品100の横方向D2端縁からの意図せぬ開封も防止できる。シール部20が、互いに離隔した複数の接合部30、30、…から構成されている場合、包装シート10の横方向D2の端縁には、接合されていない部分もある。このような接合されていない部分(非接合部)から、意図せず包装シート10が剥がれることがあるので、本形態によればそのような横方向D2端縁からの剥がれを防止できる。よって、シール部20全体の封止性向上を図ることができる。
シール部20内での領域による接合強度の調整の仕方は、特に限定されないが、各領域内で、接合部30、30、…を縦方向D1に通る直線(仮想線)を引いた場合に、当該直線(仮想線)上での、シール部20の縦方向D1長さに対する接合部30、30、…の縦方向D1長さの合計の割合(本明細書では、縦方向接合部存在率とも呼ぶ)によって調整することができる。
ここで、上記の縦方向接合部存在率と接合強度との関係について簡単に説明する。シール部20の形成は、例えば製造ラインにおいて、製品の搬送方向(個装吸収性物品100の横方向D2)に直交する直交方向(個装吸収性物品100の縦方向D1)に軸が沿うように配置されたロール対を用いて行うことができる。ロール対は、接合部30、30、…のパターンに対応する凹凸パターンが表面に形成されたロールと、対向ロールとからなっていてよい。よって、接合部30、30、…の縦方向D1長さの合計の割合が大きい位置ではロール圧が分散し、線圧(シール部形成時に縦方向の単位長さ当たりに掛かる力)は小さくなり、接合部30、30、…、ひいてはシール部20の接合強度が小さくなる傾向がある。一方、縦方向長さの合計の割合が小さい位置では線圧が大きくなり、接合部30、30、…、ひいてはシール部20の接合強度が大きくなる傾向がある。
接合強度を縦方向接合部存在率によって調整するということは、接合強度を、接合部30、30,…の二次元の構成(サイズ、ピッチ等)によって調整することを意味する。よって、シール部20形成のための装置の複雑な変更を伴うことなく、例えばロール圧を横方向D2によって変更したり、ロール表面の凹凸パターンの高さを変更したりすることなく、シール部20内の領域ごとに接合強度を変化させることができる。
本形態では、内側領域21における縦方向接合部存在率が、中間領域22における縦方向接合部存在率より小さくなっていることで、内側領域21の接合強度を大きくしている。図4の例で言えば、内側領域21における、内側接合部31、31、…を縦方向D1に通る直線Y1上でのシール部20の縦方向D1長さに対する内側接合部31、31、…の縦方向D1長さの合計の割合が、中間領域22における、中間接合部32、32、…を縦方向D1に通る直線Y2上でのシール部20の縦方向D1長さに対する中間接合部32、32、…の縦方向D1長さの合計の割合よりも小さい。
さらに、本形態では、外側領域23における縦方向接合部存在率が、中間領域22における縦方向接合部存在率より小さくなっていることで、外側領域23の接合強度を大きくしている。図4の例で言えば、外側領域23における、外側接合部33、33、…を縦方向D1に通る直線Y3上でのシール部20の縦方向D1長さに対する外側接合部33、33、…の縦方向D1長さの合計の割合が、中間領域22における、中間接合部32、32、…を縦方向D1に通る直線Y2上でのシール部20の縦方向D1長さに対する中間接合部32、32、…の縦方向D1長さの合計の割合よりも小さい。
なお、内側領域21は縦方向接合部存在率5~50%を有し、中間領域22は縦方向接合部存在率30~70%を有し、外側領域23は縦方向接合部存在率5~50%を有することが好ましい。
図4に示すように、内側領域21に含まれる内側接合部31、31、…同士の縦方向D1の間隔は、中間領域22に含まれる中間接合部32、32、…の縦方向D1の間隔よりも大きい。これにより、内側領域21における接合強度の向上をさらに図ることができる。別の言い方をすると、内側領域21における接合強度の向上は、内側接合部31、31、…同士の縦方向D1の間隔を大きくすることによって図られている。
また、内側領域21の内側接合部31、31、…を縦方向D1に密にした場合、包装シート10の材質によっては、開封時に包装シート10を引っ張った際に、内側接合部31、31、…の内端に沿って包装シート10が破断ししまうことがあり得る。これに対し、上述のように、内側領域21に含まれる内側接合部31、31、…同士の縦方向D1の間隔を大きくすることで、そのような包装シート10の破断も防止できる。
内側接合部31、31、…同士の縦方向D1の間隔d1(図4)は、好ましくは0.75~3.0mm、より好ましくは1.0~2.0mmであってよい。また、中間接合部32、32、…同士の縦方向D1の間隔d2(図4)は、好ましくは0.2~1.5mm、より好ましくは0.5~1.0mmであってよい。
図4に示すように、シール部20全体で見て、接合部30、30、…の1個当たり面積は、内側から外側に向かって段階的に又は漸次、小さくなっていてよい。図4に示す例では、内側接合部31、中間接合部32、及び外側接合部33の1個当たり面積は、この順で徐々に小さくなっている。これにより、横方向D2外側に向かうほど、縁部の剛性を小さくすることができる。個装吸収性物品100の縁部は、横方向D2外側に向かうほど使用者の手に触れやすいので、横方向D2外側に近い部分の剛性を低下させることで、使用者が個装吸収性物品100を持った時の違和感を抑え、柔らかい感触を与えることができる。
外側領域23における外側接合部33、33、…の1個当たり面積は、中間領域22における中間接合部32、32、…の1個当たり面積よりも小さいと好ましい。これにより、外側領域23における接合強度の向上をさらに図ることができる。或いは、外側領域23における接合強度の向上は、外側接合部33、33、…の1個当たり面積を小さくすることによって図られている。
また、外側接合部33、33、…の1個当たり面積を小さくすることで、外側領域23の剛性を低くすることができる。外側領域23は、シール部20の中でも横方向D2の端に位置し、手に触れ易い領域である。よって、外側領域23の剛性を低下させることで、個装吸収性物品100を使用者が持った時に手で触れ易い外側領域23に対する違和感を抑え、柔らかい触感を与えることができる。さらに、外部からの力が掛かりやすい外側領域23の剛性を低くすることで、外側領域23が外力に対しても柔軟に変形でき、使用者が手で持った際、又は個装吸収性物品100をパッケージに詰める際に、接合されていた包装シート10が剥がれることも防止できる。
さらに、図4に示すように、内側領域21における内側接合部31、31、…の1個当たり面積は、中間領域22における中間接合部32、32、…の1個当たり面積よりも大きいと好ましい。内側接合部31の1個当たり面積が大きいと、シール部20が設けられている範囲が視認されやすくなり、個装吸収性物品の封止が確実に行われているという安心感を使用者に与えることができる。さらに、内側接合部31の1個当たり面積が大きい、特に横方向D2の最も内側に配置された内側接合部31の面積が大きいことで、開封時にシール部20の包装シート10を剥がす際、横方向D2で最も初期に接合解除される接合部の面積が大きくなる。そのため、包装シート10を剥離するための剥離抵抗の小刻みな変動の抑制を促進でき、開封動作がスムーズになる。
シール部20内における最大の接合部30の1個当たり面積は、1辺0.75~2.0mmの正方形相当の面積であってよい。図4に示す例では、面積最大の接合部30は、内側領域21における内側接合部31である。シール部20内における最小の接合部30の1個当たり面積は、1辺0.25~0.75mmの正方形相当の面積であってよい。図4に示す例では、面積最大の接合部30は、外側領域23における内側接合部33である。
なお、図4に示す例では、内側領域21、中間領域22、及び外側領域23のそれぞれにおいて、縦方向D1に並ぶ接合部30、30、…の列が2列含まれているが、接合部の列の数は1つの領域当たり2列に限られず、1列であってもよいし、3列以上であってもよい。また、接合部30、30、…は縦方向D1又は横方向D2に列をなしてなくともよく、ランダムに点在して配置されていてもよい。
接合部30、30、…1個の平面視形状は、図4に示すような正方形に限らず、正方形以外の四角形であっても、四角形以外の多角形であってもよいし、円形、楕円形、ハート形、星形、滴形等であってもよい。
<第2実施形態>
図5に、本発明の第2実施形態による個装吸収性物品200を示す。個装吸収性物品200の基本的な構成は、第1実施形態による個装吸収性物品100と同様であるが、個装吸収性物品200においては、シール部の構成が異なっている点で、個装吸収性物品100と異なっている。
個装吸収性物品200においても、包装シート10が縦方向D1に折り畳まれた後に、横方向D2の両縁部にシール部220、220が形成されているが、図1に示すように、シール部220の内輪郭は、直線状ではなく、波形状となっている。図6には、個装吸収性物品200おけるシール部220の一部を含む部分IIIの拡大図を示す。
図6に示すように、シール部220も、平面視で互いに離隔した複数の接合部30、30、…を含んでいてよい。本形態における接合部30、30、…は、平面視で円形となっている。
個装吸収性物品200の内輪郭ELは、最も横方向D2内側に位置する接合部30、30、…(最も横方向D2内側に位置する内側接合部31、31、…)の、横方向D2の内縁を結んで得られる輪郭であってもよい。内輪郭ELは、凸部28と凹部29とが縦方向D1に連続する形状であってよい。ここで、内輪郭ELの凸部28の頂点と凹部29の底点との横方向D2の距離hは、0.75~3mmであってよい。
シール部220も、横方向D2の内側から外側に向かって、内側領域221、中間領域222、及び外側領域223を有していてよい。そして、内側領域221は、内側接合部31、31、…を含み、中間領域222は、中間接合部32、32、…を含み、外側領域223は、外側接合部33、33、…を含んでいてよい。本形態においても、内側領域221における接合強度は、中間領域222における接合強度より大きく、外側領域223における接合強度は、中間領域222における接合強度より大きくなっており、第1実施形態において説明した効果と同様の効果が得られる。
本形態では、シール部220の内輪郭ELが波形状となっていることにより、内側領域221の縦方向接合部存在率、すなわち接合部30、30、…を縦方向D1に通る直線を引いた場合に当該直線上でのシール部220の縦方向D1長さに対する接合部30、30、…の縦方向D1長さの合計の割合が小さくなっている。これにより、内側領域21を形成する際の線圧を大きくでき、内側領域21における接合強度を大きくできる。より具体的には、内輪郭ELの凸部28の付近の領域における接合部30、30、…(内側接合部31、31、…)は高い圧力で圧着でき、接合強度を大きくできる。別の言い方をすると、図6に示す例では、内側領域21においては、接合強度の大きい部分が、縦方向D1に間欠的に表れるように、内側接合部31、31、…が配置されている。
また、本形態においても、外側領域223における縦方向接合部存在率は、中間領域222における縦方向接合部存在率より小さくなっている。より具体的には、外側領域223における、外側接合部33、33、…を縦方向D1に通る直線上でのシール部220の縦方向D1長さに対する外側接合部33、33、…の縦方向D1長さの合計の割合が、中間領域222における、中間接合部32、32、…を縦方向D1に通る直線上でのシール部220の縦方向D1長さに対する中間接合部32、32、…の縦方向D1長さの合計の割合よりも小さくなっていてよい。そして、本形態においても、上記の外側領域223における縦方向接合部存在率を小さくすることは、外側領域223における外側接合部33、33、…の1個当たり面積を、中間領域222における中間接合部32、32、…の1個当たり面積よりも小さくすることによって得られている。
なお、シール部220の内輪郭が波形状になっていることで、シール部220のデザイン性が向上し、個装吸収性物品200の審美性も高まる。
図7に、第2実施形態による個装吸収性物品200のシール部220の変形例を示す。図7に示す例においても、シール部220の内輪郭ELは波形状とも言えるが、図7に示す内輪郭ELの凸部28の頂点の位置に配置されている接合部30は1つであり、凹部29の底点の位置に配置されている接合部30は1つである。図7に示す内輪郭ELはジグザグ形状といえる。このように、シール部220の内輪郭ELは、凹凸を有する形状であれば、曲線となっても直線となっても、或いはその両方を含んでいてもよい。これにより、内側領域221における縦方向接合部存在率を低めることができ、内側領域221における接合強度を高めることができる。
以上、本発明を実施形態に基づき説明したが、本発明はこれらの実施形態によって限定されるものではない。上記実施形態は、特許請求の範囲に記載された範囲内において、様々な変更、修正、置換、付加、削除、及び組合せ等が可能であり、それらも本発明の技術的範囲に属する。また、上述した構成要素は任意に組合せが可能である。
1 吸収性物品
3 トップシート
4 吸収体
7 サイドシート
10 包装シート
11 縦方向の一端
12 縦方向の他端
20、220 シール部
21、221 内側領域
22、222 中間領域
23、223 外側領域
28 シール部の内輪郭の凸部
29 シール部の内輪郭の凹部
30 接合部
31 内側接合部
32 中間接合部
33 外側接合部
50 止着テープ
100、200 個装吸収性物品
D1 包装シートの縦方向
D2 包装シートの横方向
EL シール部の内輪郭
F1 第1折り線
F2 第2折り線
R1 第1領域
R2 第2領域
R3 第3領域

Claims (6)

  1. 包装シートと、前記包装シートにより個装された吸収性物品とを含む個装吸収性物品であって、
    前記包装シートが、縦方向と前記縦方向に直交する横方向とを有し、
    前記包装シートが前記縦方向に折り畳まれ、前記横方向の縁部がそれぞれシールされてシール部が形成されており、前記シール部が、互いに離隔した複数の接合部を含み、
    前記シール部が、内側領域、中間領域、及び外側領域を前記横方向の内側から外側へ向かってこの順で有し、
    前記内側領域における接合強度が、前記中間領域における接合強度より大きく、
    前記外側領域における接合強度が、前記中間領域における接合強度より大きい、個装吸収性物品。
  2. 前記内側領域における、前記接合部を前記縦方向に通る直線上での前記シール部の前記縦方向長さに対する前記接合部の縦方向長さの合計の割合が、前記中間領域における、前記接合部を前記縦方向に通る直線上での前記シール部の前記縦方向長さに対する前記接合部の縦方向長さの合計の割合よりも小さく、
    前記外側領域における、前記接合部を前記縦方向に通る直線上での前記シール部の前記縦方向長さに対する前記接合部の縦方向長さの合計の割合が、前記中間領域における、前記接合部を前記縦方向に通る直線上での前記シール部の前記縦方向長さに対する前記接合部の縦方向長さの合計の割合よりも小さい、請求項1に記載の個装吸収性物品。
  3. 前記内側領域における前記接合部同士の前記縦方向の間隔が、前記中間領域における前記接合部同士の前記縦方向の間隔よりも大きい、請求項1又は2に記載の個装吸収性物品。
  4. 前記接合部の1個当たり面積が、前記横方向で内側から外側に向かって小さくなっている、請求項1又は2に記載の個装吸収性物品。
  5. 前記シール部の内輪郭が波形状である、請求項1又は2に記載の個装吸収性物品。
  6. 前記包装シートが紙を含む、請求項1又は2に記載の個装吸収性物品。
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