JP2006192261A - 吸収性物品の包装構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フラップを備えた吸収性物品の包装構造において、フラップおよびその周辺部位に大きな折り皺が入ることなく折畳むことができる吸収性物品の包装構造を提供すること。
【解決手段】肌当接面及び非肌当接面を有し両面間に吸収層を具備する吸収性本体5と、該吸収性本体5の長手方向の左右両側縁部から外方に延出するフラップ6とを有する吸収性物品1が、折り畳まれて個装されている吸収性物品の包装構造10であり、吸収性物品1は、フラップ6を肌当接面側に折り畳まれて個装されており、フラップの折り畳み軸LF及び/又はその近辺に凹凸加工62が施されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー、おりものシート、失禁パッド、おむつ等のフラップを有する吸収性物品の包装構造に関する。
従来、フラップを有する吸収性物品が知られている。
例えば、特許文献1には、着用者の衛生ナプキンの取り扱い性および清浄性を高めるために、長さ方向側縁部から外方に延びる二つのフラップを、液体透過性のトップシート上に折畳み、更に、トップシートに向いた関係に維持するために剥離ストリップでフラップの2つの接着剤パッチ間を橋渡しすることが開示されている。
特許文献2には、サイド不織布のみでウイングを形成させるために液不透過性裏面シートとサイド不織布とを長手方向に沿う線状のヒートシールによって固着し、ウイング部の粘着剤の定着性を高めるために付け根を除くウイング部に面状のヒートエンボス処理を施した吸収性物品が開示されている。
特許文献3には、フラップ部の肌側表面には液止め用のエンボス凹部を有し、裏面には凹凸を有さないようして、粘着剤とフラップ部の裏面の接触面積を大きくしショーツにフラップ部の粘着剤が移ることを防止した吸収性物品が開示されている。
特許文献4には、本体部から漏れた体液の拡散を防止するために、本体部の外面に重なる方向に折り返されないフラップ部の肌面側表面に液止凹部を形成した吸収性物品が開示されている。
特表平5−506799号公報 特開2002−272786号公報 特開2003−284741号公報 特開2003−290277号公報
しかし、特許文献1記載の衛生ナプキンにおいては、使用する際にフラップを広げた時にフラップの折畳み軸周辺に皺が残り肌触りが悪くなったり、うまくフィットしないために漏れにつながる問題がある。
また、特許文献2、3、4記載の吸収性物品においては、いずれも液止めやフラップ部の粘着剤との定着性などを改善したものであり、使用する際とは反対側に折り畳むフラップ部に対して皺が入りにくくするために工夫したものは見られない。
従って、本発明の目的は、フラップを備えた吸収性物品の包装構造において、フラップおよびその周辺部位に大きな折り皺が入ることなく折畳むことができる吸収性物品の包装構造を提供することにある。
本発明は、肌当接面及び非肌当接面を有し両面間に吸収層を具備する吸収性本体と、該吸収性本体の長手方向の左右両側縁部から外方に延出するフラップとを有する吸収性物品が、折り畳まれて個装されている吸収性物品の包装構造であって、前記吸収性物品は、前記フラップを肌当接面側に折り畳まれて個装されており、フラップの折り畳み軸及び/又はその近辺に凹凸加工が施されている吸収性物品の包装構造を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品の包装構造によれば、個装を解いた際にフラップおよびその周辺部位などに大きな折り皺が生じにくく、吸収性物品の肌触りの低下が少ない。更に、吸収性物品の身体へのフィット性が良好であり、体液の漏れが生じ難い。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照して説明する。
本発明の第1の実施形態としての生理用ナプキン1の包装構造は、図1に示すように、生理用ナプキン1を包装材11により個別に包装してなる。
本実施形態における生理用ナプキン1(以下、ナプキン1ともいう)は、図1〜3に示すように、肌当接面を構成する表面シート2、非肌当接面を構成する裏面シート3及びこれら両面を構成する両シート間に介在された吸収層4を具備する吸収性本体5を有し、吸収性本体5は実質的に縦長の形状を有している。表面シート2は液透過性であり、裏面シート3は液不透過性である。表面シート2は、吸収体4の上面の全域を被覆しており、吸収体4の側縁から若干延出しているが、裏面シート3とは接触していない。裏面シート3は、吸収体4の下面の全域を被覆し、吸収体4の側縁から外方に延出している。
生理用ナプキン1は、吸収性本体5の長手方向の左右両側縁部から外方に延出するフラップ6,7を有している。
フラップ6は、図3に示すように、表面シート2の左右両側に一部を重ねた状態で接合された撥水性のサイドシート8と、吸収性本体5の長手方向両側縁部から外方に延出した裏面シート3とからなる。フラップ7も、吸収性本体5の長手方向両側縁部から幅方向外方に延出した裏面シート3及びサイドシート8からなる。
生理用ナプキン1は、長手方向に、前方部A、排泄部に対向配置される排泄部対向部B及び後方部Bを有しており、排泄部対向部Bの両側部に位置する部分のフラップ(中央フラップともいう)6は、下着の外側に折り返して固定するのに用いられるだけの幅方向の長さを有する。
吸収性本体5の非肌当接面及びフラップ6,7の非肌当接面には、下着に固定するための、ズレ止め材61(本体のずれ止め材は図示略)が設けられている。
生理用ナプキン1は、包装構造10から取り出された後、吸収性本体5の非肌当接面をズレ止め材で下着の内側に固定し、フラップ6を下着の外側に折り返してズレ止め材61で接合して固定する。
生理用ナプキン1は、図3及び図4に示すように、吸収性本体5の両側縁部の付近のフラップの付け根部に、凹凸加工62が施されている。本実施形態における凹凸加工62は、複数個の凹部63を、フラップ6の折り畳み軸LFと略平行となるように列状に形成してある。
本実施形態の包装構造10は、下記のようにして得られる
先ず、図5に示すように、ナプキン1を、包装シート11上に載置する。フラップ6,7は、吸収性本体5の両側縁に沿って吸収性本体5の表面シート2側(肌当接面側)に折り曲げておく。このとき、フラップ6の折り畳み軸LFは、凹凸加工62のある領域またはその近辺に位置するように折り畳む。次いで、生理用ナプキン1及び包装シート11を一体的に、肌当接面を内側にして、長手方向と直交する方向に3箇所L1〜L3で折り畳む。そして、このように折り畳まれた状態の生理用ナプキン1の両側縁から幅方向外方に延出する包装シート11の両側部11aを、図1に示すように、エンボス加工等の公知方法により封止すると共に、タブテープ13を所定箇所に止着することにより、ナプキン1の包装構造10が得られる。フラップ用ズレ止め材(粘着材)61(本体のずれ止め材は図示略)は、図5中に二点鎖線で示す剥離シート12で被覆されている。剥離シート12は、包装シート11とは別体として製造され、該包装シート11に接合部14で接合されている。
本実施形態の包装構造におけるナプキン1は、生理用ナプキンの両側で対をなすフラップを、前後に2組(フラップ6,6及びフラップ7,7)有したものである。いずれのフラップ6,7も、吸収性本体5との境界線領域で該吸収性本体5の肌当接面側に折り畳まれている。
本実施形態の包装構造10においては、ナプキン1の後方部Cに設けられたフラップ7(以下、後部フラップともいう)は、図5に示すように、吸収性本体5の肌当接面側に折り畳まれ更に吸収性本体の長手方向と直交する方向に折り畳まれており、図4(b)に示すように、それぞれの折り畳み軸LF,L3およびLF,L2が交差している。このような場合には折り畳み軸の交差した領域において強い折り皺を生じやすい。このような部位には、図4(b)に示すように、それぞれの折り畳み軸の方向成分を含んだ凹凸形状パターン51を配置すると皺を分散しやすく大きな折り皺を残し難いため好ましい。図14に、折り畳み軸が交差する場合の他の好ましい凹凸形状の例を示した。図14に示す各凹凸形状パターン51a〜51dも、交差する折り畳み軸LF,L2(L3)それぞれの方向成分を含んだ凹凸形状パターンである。
尚、図5(c)は、本実施形態の包装構造を横方向から透視したところを示す図である。
本実施形態においては、フラップ6と吸収性本体5との境界領域にあたる折り畳み軸LFおいてフラップ6が折り畳まれ、さらにフラップ6の前部/後部において吸収性本体5が、長手方向と直交する方向に折り畳まれており、フラップ部6周辺に折畳み部位が数多く存在している。吸収性物品の持ち運びなど考慮すると折り畳みの回数を多くしてなるべく小さくする事が望まれるものの、折り畳み軸を増やすことは特に吸収性物品が排泄部位と間近に接するフラップ周りの皺を誘発してしまうことになる。
本実施形態においては、フラップ部周囲に生ずる皺を分散させ大きな皺に成長させないようにフラップの折り畳み軸LFから吸収体4側に凹凸形状62(63)を付与することで、フラップ部を折り畳んでも大きな皺癖を生じ難く、使用する際に吸収性物品を再度広げても大きな皺癖が少なく、フラップの折り畳み軸近傍から発生する折り皺が排泄部位当接部に皺を伝播させることなく身体へのフィット性の低減による体液の横モレを抑えさらには肌触り感を良好な維持することができる。
次に、本発明の他の実施形態について、図6を参照して説明する。
図6に示す包装構造における生理用ナプキン1Aは、排泄部対向部の両側にフラップ6を有し、後方部の両側にはフラップ7を有していない。また、包装シート11として、剥離処理を施した包装シート11の内面端点にフラップ固定用粘着材に対する剥離シート12の裏面を固定したものを用いている。生理用ナプキン1Aにおける一組のフラップ6,6は、ナプキン1Aの肌当接面側の両側縁部それぞれに沿って略全長に亘って設けられた左右一対のサイドシートの延出により形成されており、各フラップ6は、ナプキンの両側部サイドシートに施された凹凸形状62(63)を挟み込むようにナプキンの肌当接面側に折り畳まれている。
図6に示す包装構造は、ナプキン1Aのフラップ6が折り畳まれた後にナプキンの後部側の折畳み軸L6で、ナプキンの後部側をナプキンの肌当接面側中央部に折り畳み、次いでナプキンの前部側の折り畳み軸L7で同様にナプキンの前部側をナプキンの肌当接面側中央部に折り畳み、第1実施形態と同様に、次いでタブテープ13で包装シート11の外面を接着固定してなる。
ナプキン1Aにおいても、フラップ6周辺には、フラップ6と吸収性本体5との境界領域にあたる折り畳み軸おいて折り畳まれ、さらにフラップの前部/後部に吸収性本体の長手方向と直交する方向に折り畳むために、フラップ部周辺に折畳み部位が数多く存在することとなる。これは、吸収性物品の持ち運びなど考慮すると折り畳みの回数を多くしてなるべく小さくする事が望まれるものの、折り畳み軸を増やすことは特に吸収性物品が排泄部位と間近に接するフラップ周りの皺を誘発してしまうことになる。
そこでフラップ部周囲に生ずる皺を分散させ大きな皺に成長させないようにフラップの折り畳み軸から吸収体側に凹凸形状を付与することで、フラップ部を折り畳んでも大きな皺癖を生じ難く、使用する際に吸収性物品を再度広げても大きな皺癖が少なく、フラップの折り畳み軸近傍から発生する折り皺が排泄部位当接部に皺を伝播させることなく身体へのフィット性の低減による体液の横モレを抑えさらには肌触り感を良好な維持することができる。
本発明の更に他の実施形態について説明する。
本発明の更に他の実施形態である生理用ナプキン1B,1Cのそれぞれには、図7(a),(b)に示すように、吸収性本体5の長手方向の両側縁部に凹凸加工52,53が施されている。生理用ナプキン1B,1Cは、表面シート2が吸収性本体5の両側縁部より外側に延出し、同様に延出された裏面シート3とともにフラップ6を形成している。両実施形態である包装構造において、フラップ6は吸収性本体5の肌当接面側に折り畳まれ、包装シートと一体に、吸収性本体の長手方向と直交する方向に対して折り畳まれるが、フラップの折り畳み軸LF及び/又はその近辺と、吸収性本体5の折り畳み軸L1,L2及び/又はその近辺に、形成されたフラップの凹凸加工62および吸収性本体の凹凸加工52,53が位置するように折り畳んで包装構造を形成する。ナプキン1Bのフラップ6の折り畳み軸LFに沿って形成された凹凸加工62は、ナプキン1の長手方向に、複数の円弧状の凹部を形成してあり、各凹部の長手方向端部同士を重複させてある。ナプキン1Cの凹凸加工62は、湾曲の向きが異なる2種の円弧状凹部が端部同士で連続した形状である。
一般に、吸収性本体においては厚みが大きいために折り畳み内部で皺を生じやすいが、本実施形態の包装構造では、折り畳み軸に沿って、またはその近辺に凹凸形状を付与することで大きな折り皺の発生を抑えることが可能となる。また、吸収性物品のサイドにおいて材料構成が多くなっている、材料同士の接合があるなどの理由で剛性が高くなっている、サイド袋綴じのために発生する皺の逃げ場がないなどの場合、皺がきつくあるいは硬く形成させる。このような際に前記折り畳み軸近傍において、吸収性物品の少なくとも両側部に凹凸形状を付与することにより、本発明の吸収性物品の包装構造を用いると皺の分散を行うために大きな折り皺を残し難く、使用者が包装を開いての着用しても脚まわりなどに十分なフィットを得ることが可能である。
図8に、本発明の更に別の実施形態を示す。
図8に示す実施形態における生理用ナプキン1Dは、第1実施形態におけるナプキン1に比べて前フラップ6が、吸収性本体5の長手方向に大きい。更に、後部フラップ7が形成されていて、この後部フラップは下着の外側には折り返さず、下着内に広げて用いる。フラップ6,7は、ナプキン1と同様にサイドシートと裏面シートから構成されている。フラップ6には、吸収性本体の両側縁部の外側に沿って凹凸加工62が施されている。
本実施形態である包装構造において、フラップ6および後部フラップ7は、それぞれ吸収性本体5の肌当接面側に折り畳まれると共に、それぞれ包装シート11と一体に、吸収性本体の長手方向と直交する方向に対して折り畳まれる。本実施形態のナプキン1Dにおいては、図9に示すように、フラップ6の折り畳み軸LF及び/又はその近辺に凹凸加工62が施されていると共に、吸収性本体5の折り畳み軸L1及び/又はその近辺にも凹凸加工52が施されている。凹凸加工52が施されている箇所は、折り畳み軸LF、L1の交差する領域でもある。凹凸加工54は、デザインの向上の観点から設けられている。本実施形態について、特に説明しない点は、第1又は第2実施形態と同様である。
本実施形態におけるナプキン1Dは、フラップ6を吸収性本体5との境界領域において長手方向の軸で折畳み、さらに該フラップ6は吸収性本体5の長手方向と直交する方向に折り畳まれるために、折畳み線が互いに重なり合って折り畳み線の交差部においては強い皺グセが形成されることとなる。このような場合においてもフラップの折畳み部およびその周囲に凹凸形状を施すことにより皺を分散して大きな皺を生じさせないために、吸収性物品を再び開いて使用する際に皺グセを生じ難く、使用する際に吸収性物品をひろげても皺グセが少なく身体へのフィット性の低減による体液の横モレを抑えさらには肌触り感を良好な維持することができる。
図2のナプキン1におけるフラップ6は、吸収性本体の折り畳み軸L1と折り畳み軸L2との間に位置しているが防漏性を高めるためなどにフラップを吸収性本体の長手方向に対して大きくすると、フラップの折り畳み軸と吸収性本体の長手方向と直交する方向の折り畳み軸とが交差するようになる。このような比較的大きなフラップを有する吸収性物品に対しても本発明の包装構造は特に有効である。
図10及び図11に、本発明の更に別の実施形態における生理用ナプキンを示す。
図10及び図11に示す生理用ナプキン1Eは、フラップ6を表面シート2や裏面シート3とは別材を用いて、吸収性本体5に接合して形成してある。生理用ナプキンの吸収性本体の両側部の肌当接面には、更にサイドシート8が配置されており、サイドシート8および裏面シート3は、吸収性本体5の縁部を超えており、フラップ材は、裏面シート3とは接着剤によって固定され、サイドシート8とはヒートシールで固定されている。このヒートシールが凹凸62を形成する。
フラップ材とサイドシートとの接合部は、接着剤、ヒートシール、超音波エンボスなどで固定することができる。またフラップ材とサイド裏面シートの固定方法においても同様な方法を用いることができる。
フラップ材としては、不織布、あるいは不織布とフィルムとの複合シートを用いることができる。不織布としてはポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミドなどの樹脂からなる1〜3dtexの繊維を用いて、繊維同士を融着させるサーマルボンド、接着剤で繊維同士を接着させるケミカルボンド、繊維同士を絡合させるニードルパンチ、ウォーターニドリングなどでシート化されたものを用いることができる。あるいは前記樹脂からなる連続繊維をシート化するスパンボンド、前記樹脂を溶融吹出させてシート化するメルトブロー、さらにはこれらの組み合わせた複合シートを用いることができる。これらの繊維としてサイドバイサイドや偏芯構造の芯鞘繊維からなる潜在捲縮繊維を用いることにより伸縮性を付与しても良い。また、連続繊維からなるスパンドンド不織布を流れ方向に延伸することにより得られる幅方向に伸長性を有する不織布を用いるとフィット性を向上させることができる。さらに前記スパンボンド不織布あるいは幅方向に伸長性を有するスパンレース不織布と熱可塑性エラストマーとのラミネート複合シートを用いることによってもフィット性を向上させることができる。熱可塑性のエラストマーとしてはスチレン系、オレフィン系、ウレタン系、エステル系のものの中から適宜選択してもちいることができる。フラップ材としての坪量は30〜100g/m2が好ましい。
このような形態は、フラップ材料および表面シートあるいは吸収性本体の側部に接合されたサイドシート、および吸収性本体の裏面シートなどが重なりフラップ部周辺には折畳みに対して多くの材料を含むために材料それぞれの引っ張り物性、剛性の違いなどから皺が生じやすくなる。このようなときにおいてもフラップ部の折り畳み軸部周囲に凹凸形状を施すことにより折り皺を分散して小さくし、大きな皺を生じ難くして上記効果が得られるものである。
また、吸収性本体の肌当接シートの厚さが大きいものを用いる際にも、フラップ部を肌当接面側に折畳むと、だぶつきを生じやすいために皺が成長しやすい。特に肌触りを考慮して吸収性本体の肌当接シートに嵩高なシートを用い、防漏性を高める目的で吸収性本体側部にあまり厚さの大きくないサイドシートを接合して用いる場合には、材料同士の厚みの違いから折り皺が生じやすい傾向がある。吸収性本体の表面シートの厚さがそれに接合したサイドシートの厚さの2倍以上、さらには5倍以上、10倍以上厚さが異なる際に本発明の肌当接面側の両側部に凹凸形状を施した後、前記フラップを、前記凹凸形状に挟まれた位置で吸収性本体の肌当接面の上に折り畳み、次いで吸収性本体の長手方向と直交する方向に折り畳む吸収性物品の包装構造とすることで上記問題を解決することが可能である。
更に、本発明の吸収性物品の包装構造における凹凸加工について、好ましい実施形態である生理用ナプキンにおいて図面を参照しながら説明する。
本実施形態の生理用ナプキン1Fは、図12及び図13に示すように、吸収層D及び防漏層Eを備えた吸収性本体5と、該吸収性本体5の肌当接面側の両側縁部それぞれに沿って略全長に亘って設けられた左右一対のサイドシート8を有する生理用ナプキンであって、フラップ周辺の折り畳み皺を分散させるために、前記サイドシート8に、フラップ折り畳み軸に沿って、平面視が折り軸方向成分の方が折り軸垂直方向成分より大なる線状パターンを含んで構成される、基本的に厚さ方向に凹凸に形成された凹凸加工が、該サイドシート8の長手方向フラップ部の全長に亘って設けられている。
図12に示すように、吸収性本体5の肌当接面側の両側縁部それぞれには、左右一対のサイドシート8,8が、該両側縁部に沿って略全長に亘って設けられている。また、吸収性本体5の排泄部対向部の位置における両側縁部それぞれには、一対のフラップ6が設けられている。フラップ6は、図13(a)に示すように、裏面シート3おける外方部分及びサイドシート8における外方部分8Cから形成されている。
裏面シート3とサイドシート8とは、図12及び図13に示すように、吸収性本体5の両側縁及びフラップ6の周縁において接合されてサイドシール部Fを形成している。また、表面シート2と裏面シート3とは、図12に示すように、それぞれ吸収体4の前後端から延出し、その延出部分において接合されてエンドシール部Gを形成している。
裏面シート3とサイドシート8とは、図13に示すように、吸収性本体5における両側縁近傍の領域及びフラップ6の領域において接着剤(図示せず)によっても接合されている。また、サイドシート8は、幅方向内方において吸収体4の上方の位置まで配され、そこで幅方向外方に向けて且つ表面シート2に当接するように折り返され、裏面シート3に当接している。ここで、サイドシート8における折り返された部分8Aと8Bとの間、サイドシート8と裏面シート3との当接部分及びサイドシート8と表面シート2との当接部分についても接着剤により接合されている。サイドシート8における折り返された部分8Aと8Bとは、折り畳み軸方向成分の方が折り軸垂直方向成分より大なる線状パターンを形成している凹凸加工、折り畳んだ領域の折り畳み軸方向に沿った集合パターンを形成している凹凸加工、若しくは折り畳んだ領域に配置される平面視形状が折り畳み軸方向を挟み込む2つ以上のパターンから構成される集合パターンを形成している凹凸加工によるシール、又はこれらの組み合わせのシールによって接合されている。
サイドシート8には、図12に示すように、凹凸加工により形成された複数の凹部62,62,65,65,66,66の形状(パターン)が集まって集合パターンが形成されている。凹凸加工により形成される凹凸加工パターンは、必ずしも1個のパターンのみでなくてもよく、本実施形態においては、複数個の凹凸加工パターンを配して集合パターンとなっている。
「折り畳み軸方向成分の方が折り軸垂直方向成分より大なる線状パターン」とは、全体として折り畳み軸に沿った形態を有していればよく、必ずしも、平面視において、線状パターンの微視的要素の方向(微視的に見たときに各部分が延びている方向)が、折り畳み軸の方向と同一でなくてよい。
例えば、図12に示す2本の凹部62は、それぞれ、総ての部分が折畳み軸LFに沿っているとは言えないが、各凹部62を、全体として見れば、折畳み軸LFに沿って延びている。
線状パターンは、直線である必要はなく、非直線であっても良い。また、例えば、複数の曲線状のパターンが結合してなる線状パターンであっても良く、その場合、「折り畳み軸方向成分の方が折り軸垂直方向成分より大」とは、複数の曲線状のパターンが結合してなる線状パターンの軌道が占有する領域(線状パターンが内部に収まる長方形状の領域)において、折り畳み軸方向の長さとそれに垂直な方向の長さの比をとった際に、折り畳み軸方向の長さが長いことを意味している。
「折り畳んだ領域の折り畳み軸方向に沿った集合パターンを形成している凹凸加工」について、「折り畳み軸方向に沿った集合パターン」とは折り畳み軸の近傍に配置させる複数の凹凸形状が連なって全体として折り畳み軸に沿って集合パターンを構成していること意味している。例えば、図9に示す例においては、複数の凹部63,63・・それぞれがなすパターンが、折畳み軸LFに沿って複数個配列していることで、折り畳み軸LF方向に沿った集合パターン62が形成されている。折り畳み軸方向に沿った集合パターンは、必ずしも平面視形状が同じである1種類のパターンのみからなるものでなくてもよく、平面視形状が相互に異なる複数種類の凹凸加工パターンを配して集合パターンとすることができる。
折り畳み軸方向に沿った集合パターンは、例えば平面視で角のない形状の個々のパターンが多く集まって集合パターンを形成させることができる。角のない形状としては中抜きの円形状、楕円、ハート、リーフなの凹凸加工を折り軸方向に沿って配置することで印象性と折り皺分散効果とを得ることができる。
「折り畳んだ領域に配置される平面視形状が折り畳み軸方向を挟み込む2つ以上のパターンから構成される集合パターンを形成している凹凸加工」について説明する。「平面視形状が折り畳み軸方向を挟み込む」とは、2つ以上の独立した凹凸加工部が折り畳み軸と平行な仮想線に対してそれを挟み込む位置関係で配置されていることを意味している。例えば、図14(a)〜14(d)に示す凹凸加工51a〜51dにおいて、該凹凸加工により形成された集合パターンは、折り畳み軸LFと折り畳み軸L2(L3)との交点を中心に、該交点の周囲に配された4個又は8個の単独パターンからなる。
このような配置を与えることにより、折り畳み軸と基本的に平行な方向に発生する皺を抱え込んで微細にすることができる。より好ましくは、前記挟み込む位置関係で配置するパターンは、それぞれ向かい合った個所に平行な部位がなく構成されることが好ましい。このように配置することにより、大きな一つ波を形成させることを防止し小さな皺に分散させやすい。このパターンはある程度の大きさ、特に折り畳み軸方向に対する長さが要求されるため、中抜きのパターンなど凹部面積が小さいことが好ましい。このパターンは特に折り畳みが交差するところに対して配置しやすく、例えば、2本の折り畳み軸に対して挟み込むようなパターンのものを組合せることによりそれぞれの折り皺を分散させることができる。
上述した凹凸加工に加え、折畳まれるフラップ側(吸収性物品の幅方向における折り畳み軸より外側)に凹凸加工を延出させ(以下延出された凹凸加工と呼ぶ)、フラップの折畳みによりフラップ自体に発生する皺を緩和することもできる。ここでいう、凹凸加工の延出は、折り畳み軸付近に施す凹凸加工に加えて、吸収性物品の幅方向における折り畳み軸付近より外側にも同様の凹凸加工を施すことを意味する。例えば、図14(a)〜図14(d)の凹凸加工51a〜51dの中のハート形、しずく形、正方形状のパターンを、フラップ上に任意に配置することができる。図14(a)中のハート様の単独パターンを折畳み軸LFより外側のフラップに適度に配置することができる。
延出された凹凸加工は、凹凸加工が集まった集合パターン領域から延びて形成されていることが、皺の発生を防止する観点から好ましい。例えば、上述した前記挟み込む位置関係で配置するパターンから同様のパターンが延出されていたり、キルティング模様のように連続的に凹凸加工が配されることが好ましい。この場合に形成されるキルティング模様の線は、吸収性物品の長手方向から角度を持って(折り畳み軸に対して30度以下)に配されていることがより好ましい。延出された凹凸加工は、フラップ先端部まで配されていても良いが、個装形態時にフラップが折畳まれる折り曲げ領域まであればよい。
表面シートとしては特に制限はなく、本実施形態においては親水性不織布が用いられている。裏面シートとしては特に制限はなく、本実施形態においては防漏性のフィルムシートが用いられている。吸収体としては公知のものが用いられている。サイドシートとしては、疎水性不織布、防漏性のフィルムシート等が好ましく用いられ、本実施形態においては疎水性不織布が用いられている。
包装シートとしてはポリエチレンなどの樹脂フィルムに剥離処理を行って用いてもよいし、剥離処理したシートとして剥離紙などを別途用いて、包装シートに接合してもよい。包装シート基材としてはスパンボンドなどの不織布あるいは不織布にポリエチレンなどをラミネートしたシートなどをもちいることができ、これらのシートの内側にはシリコンなどにより剥離処理など行ってもよい。また、フラップ用の剥離シートとしては、紙あるいは樹脂フィルム、不織布、不織布と樹脂フィルムのラミネートなどを用いることができ、包装シートと同様な剥離処理を施したものを用いることができる。
特に包装シートとして不織布を用いた際には製造設備の中で吸収性物品を折り畳んで包装した後にロールなどで圧縮されると包装内の空気が抜けやすく圧縮力が大きく加わるために折り畳みの皺が強く形成させやすい。そのため不織布など通気度の大きな包装材料を用いる場合、あるいは通気性が低い包装材においてもシールする際に通気するのに十分な孔が形成させている場合など個装された吸収性物品を圧縮して容易に内部の空気を抜くことができるものは特に本発明の包装構造が有効である。
凹凸加工の形成方法には特に制限はなく、本実施形態においては加熱されたエンボスロールにより形成されている。この際のエンボスロールの温度は90〜150℃が好ましく、さらには110〜130℃で加工されると凹凸加工の付型性および凹凸加工を施した周囲の柔軟性の観点から好ましい。90℃未満では凹凸加工の付型が弱く折り皺の分散効果が低く、150℃を超えると凹凸加工を施した周囲が硬くなり肌触りの低下があり好ましくない。
上記実施形態においては、サイドシート8の素材として長尺素材を用いている。この長尺素材は、その幅が完成状態の生理用ナプキン1におけるサイドシート8の幅と同じになっており、凹凸加工の集まった集合パターンが予め形成されている。
この長尺部材を吸収性本体5の両側縁部にそれぞれ接着剤を用いて接合し、前後端部を所定形状に整形し、エンドシール部Gを形成することにより、吸収性本体5の両側縁部に集合パターンが施されたサイドシート8が設けられた生理用ナプキン1Fが容易に得られる。
上記の生理用ナプキン1Fにおいては、フラップを肌当接面に折畳んだ際に生ずる皺を分散させるためにサイドシート8に、凹凸加工パターンの集まった集合パターンがサイドシート8のフラップ長手方向全長に亘って設けられている。不織布からなるサイドシート8上に折畳まれるフラップ6により生ずる皺、不織布のたるみに伴う不織布の浮きあがり、皺の伝搬が集合パターンで止められるためサイドシート8自体に大きな皺ができ難く、折り癖が少なく折畳まれるため再びフラップ6を開いて使用する際に大きな皺グセを生じ難く、皺によるモレの誘発がなくしかも肌触りが低下し難い。
「折り畳み軸方向成分の方が折り軸垂直方向成分より大なる線状パターン」が両端部に向かって徐々に細くなっている形状を有していると、両端部の細い部分で折れ曲がるため太い部分が隆起し難いため折りグセがつき難い。そのためフラップ部を肌当接側に折り畳んでも隆起部が座屈が生じ難いために癖がつきにくく再び開いて使用するときに皺グセを生じさせない。
本発明の吸収性物品は、前記実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更が可能である。
本発明の吸収性物品は、生理用ナプキン以外に、パンティライナー、おりものシート、失禁パッドにも適用することができる。
凹凸加工スパターンは、サイドシートのフラップ長手方向全長に亘る1個の線状パターンから形成することができる。また凹凸加工パターンは、変曲点が1個の線状パターンが複数個配置させて形成することもできる。
以上、吸収性物品の肌当接部側の両側部に施す凹凸加工の例を示した。前記凹凸加工はフラップ部の折り畳み長さに対して十分な領域に施すことが好ましいが、折畳まれるフラップの長さ以上の領域にわたって付与することがより好ましい。また、凹凸加工の幅方向の位置は少なくともフラップ可撓軸より内側にエンボスの一部あるいは全てが存在することが好ましい。フラップ可撓軸により内側にエンボスを施した領域を配置することにより、フラップを吸収性物品の肌当接側に折畳んだ際にフラップにより押されて生ずるシート材料の襞を吸収性物品の肌当接部に浸入させないようにすることができる。したがって、吸収性物品の肌当接部側のシート材がだぶついて生ずる折り皺を低減することができるものである。以上の観点から、本発の吸収性物品の包装構造を用いる際には、吸収性物品の排泄部領域の外郭からフラップの折畳み線位置であるフラップの可撓軸の間に、フラップを吸収性物品の肌当接面に折畳んだ際に生ずるフラップの折り皺を分散し吸収性物品の排泄部に伝播させないように凹凸加工を配置することがこのましい。特に、前記凹凸加工が前記吸収層に含まれる吸収体の両側縁部領域、すなわち防漏性シート、吸収体、表面シート、サイドシートなど多くの部材が重なる領域およびその少し外側で急激に構成材料が少なくなるところにわたって配置されることで、構成材料が多く皺が発生しやすいところまた構成材料が急激に少なくなりその境界領域で皺が発生しやすい部位に対して、凹凸加工による浮きあがりを防止し、さらに、大きな皺が発生しないように凹凸加工と凹凸加工との間で皺を分散したり、排泄部位に向かって横方向に皺が伝播するのを防ぐことができる。
吸収性本体の厚さが増す場合には、上記のごとく吸収性本体とフラップ部との境界領域において皺が発生しやすくなる。そのため吸収性本体が3.5mm以上有る場合には本発明が有効である。また吸収性本体の厚さとフラップの厚さが大きく異なる場合には、上記のごとく吸収性本体とフラップ部との境界領域において皺が発生しやすくなる。吸収性本体とフラップとの厚さの差としては3.0mm以上、さらには3.5mm以上、特には5.0mm以上の厚み差がある場合には本発明が有効である。吸収性物品のフラップ部の周囲を不用意に硬化させないためには、吸収体までエンボスを施さずに吸収体上部の表面シ−トのみあるいは表面シートとサイドシート、さらにはサイドシートのみに凹凸加工を施すことが好ましい。
吸収性物品の肌当接面に用いるサイドシートあるいは防漏壁の材料に酸化チタンなどの顔料が少ないと剛性が低くなるために表面シートと接合した際に曲がりやすくそのまま折畳まれると皺になりやすい。サイドシートまたは/および防漏壁部位に本発明の凹凸加工を施すと大きな皺になりにくく良好である。特に酸化チタンの含有量が表面シートとサイドシートまたは/および防漏壁において3倍以上、更には5倍以上異なると剛性の違いが顕著であるため凹凸加工の効果によって大きな皺を生じにくくさせる効果が大きい。特にサイドシートまたは/および防漏壁において酸化チタンの含有率が1wt%以下更には0.8wt%以下の材料を用いる場合には凹凸加工の効果によって大きな皺を生じにくくさせる効果が大きい。
図1は、本発明の吸収性物品の包装構造の一実施形態を示す斜視図である。 図2は、図1の包装構造に係る生理用ナプキンを表面シート側(肌当接面側)から視た状態を示す平面図である。 図3は、図2のII−II断面図である。 図4(a)は、図2の生理用ナプキンにおける排泄部対向部のフラップの折り畳み軸及びその近傍の凹凸加工を示す図であり、図4(b)は、図2の生理用ナプキンにおける後方部のフラップの折り畳み軸及びその近傍の凹凸加工を示す図である。 図5(a)及び(b)は、図1の包装構造における生理用ナプキンの折り畳み方を示す図である。図5(c)は、図1の包装構造を側方から透視して示す透視図である。 本発明の他の実施形態を示す図で、図6(a)は吸収性物品の折り畳み方を示す展開図であり、図6(b)は、図6(a)に示す折り畳み方の断面図である。 図7(a)及び図7(b)は、それぞれ、本発明の更に他の実施形態における生理用ナプキンのフラップ近傍を示す図であり、図7(c)は、図7(a)のIII−III断面図及び図7(b)のIV−IV断面図である。 本発明の更に他の実施形態を示す図で、図8(a)及び図8(b)は吸収性物品の折り畳み方を示す展開図であり、図8(c)は、図8(a)及び図8(b)に示す折り畳み方の断面図である。 図9は、図8の実施形態に係る生理用ナプキンのフラップ(中央フラップ)の折り畳み軸及びその近傍の凹凸加工等を示す平面図である。 図10は、本発明の更に他の実施形態に係る生理用ナプキンを表面シート側(肌当接面側)から視た状態を示す平面図である。 図11は、図10のV−V断面図である。 図12は、本発明の更に他の実施形態に係る生理用ナプキンを表面シート側(肌当接面側)から視た状態を示す平面図である。 図13(a)は、図12のIIA−IIA断面図、図13(b)は図12のIIB−IIB断面図である。 図14(a)〜(d)は、それぞれ、折り畳み軸の交差部付近に設けた凹凸加工の好ましいパターンの例を示す図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 吸収性本体
6 フラップ
7 後部フラップ
8 サイドシート
LF フラップの折り畳み軸
F サイドシール部
G エンドシール部

Claims (8)

  1. 肌当接面及び非肌当接面を有し両面間に吸収層を具備する吸収性本体と、該吸収性本体の長手方向の左右両側縁部から外方に延出するフラップとを有する吸収性物品が、折り畳まれて個装されている吸収性物品の包装構造であって、
    前記吸収性物品は、前記フラップを肌当接面側に折り畳まれて個装されており、フラップの折り畳み軸及び/又はその近辺に凹凸加工が施されている吸収性物品の包装構造。
  2. 前記吸収性物品は、その左右両側縁部における、吸収性本体の長手方向に直交する吸収性本体の折り畳み軸及び/又はその近辺に、第2の凹凸加工が施されている請求項1記載の吸収性物品の包装構造。
  3. 前記吸収性物品の左右両側縁部において、吸収性本体の長手方向に直交する吸収性本体の折り畳み軸とフラップの折り畳み軸とが交差している請求項1記載の吸収性物品の包装構造。
  4. 前記フラップが前記吸収性本体と別材で形成されている請求項1乃至3の何れか記載の吸収性物品の包装構造。
  5. 前記凹凸加工は、折り畳み軸方向成分の方が折り軸垂直方向成分より大なる線状パターンを形成していることを特徴とする請求項1記載の吸収性物品の包装構造。
  6. 前記凹凸加工は、折り畳み軸方向に沿った集合パターンを形成していることを特徴とする請求項1乃至4の何れか記載の吸収性物品の包装構造。
  7. 前記凹凸加工は、折り畳み軸を挟み込む2つ以上のパターンから構成される集合パターンを形成している請求項1乃至4の何れか記載の吸収性物品の包装構造。
  8. 前記凹凸加工がエンボスロールを用いて加工された請求項1乃至7の何れか記載の吸収性物品の包装構造。

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