JP4128164B2 - 吸収性物品の個装体 - Google Patents

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本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等の吸収性物品の個装体に関する。
生理用ナプキンやパンティライナー等は、携帯のし易さや、衛生的な状態に保つことを目的として、通常、肌側に向けられる面が内側になるようにして、長手方向又は幅方向に2箇所以上で折り曲げられて個装体とされた状態で販売等されている。
生理用ナプキン等の吸収性物品に関する技術として、特許文献1には、吸収性物品の長手方向側方より応力を加えた際に、該吸収性物品を肌当接面側に屈曲させる第1可撓軸と、該吸収性物品を非肌当接面側に屈曲させる第2可撓軸とを設けた吸収性物品が記載されており、同文献1には、第2可撓軸が、非肌当接面側から溝加工して形成された立体溝である実施形態が記載されている。
また、失禁パッド等の吸収性物品として、特許文献2には、液透過性のトップシートと、バックシートと、これら両シート間に設けられた吸収コアとを有する積層体で構成され、該積層体の幅方向中央領域の剛軟度が、該中央領域の両側に位置し且つ吸収性コアが存在している領域の剛軟度よりも高い吸収性物品が記載されており、同文献2には、積層された2層の吸収コアにおける、上層の吸収コアに縦方向に延びる溝を形成すると共に、下層の吸収コアにおける、上層の溝と同じ位置に溝を形成することが記載されている。
特開平10−99372号公報 特開2000−225238号公報
上述したように、個装体中の生理用ナプキン等は、折り畳んだ状態とされているため、生理用ナプキン等を取り出して使用する際に、折りグセが強く残っている場合が多く、それにより、ショーツにうまく取り付けられずに、何度も付け直すことを余儀なくされることがある。また、個装する際に、材料が何層にも重ねられているところで折り曲げられるため、特に深い折りの場合に硬さが生じ、体との間に隙間を作りやすく、フィット性の低下や漏れを生じることがある。
特許文献1には、上述の通り、吸収性物品の非肌当接面側の面に立体溝を形成することが記載されているが、製品中央部のフィット性を向上させ、モレにくさを向上させることを目的とし、製品長手方向の中央部、あるいは、排泄部にエンボスが形成されているため、個装時の折りによる圧縮部分のフィット性を高めることができない。
また、特許文献2記載の吸収性物品においては、溝等の硬軟度強化手段により幅方向中央領域に硬さを付与することにより、吸収性物品のヨレやたくれを防止することが記載されているが、前記硬軟度強化手段により、着用時に違和感が生じる可能性があり、また、中央領域を硬くするため、個装時の折りによる圧縮部分をより硬くしてしまい、装着のしやすさを向上することができない。
従って、本発明の目的は、取り出した吸収性物品が、比較的フラットな状態となり、ショーツ等の衣類への取り付けが容易であり、また、着用中に違和感を生じにくく、漏れ防止効果も高い吸収性物品の個装体を提供することにある。
本発明は、表面層、裏面層及びこれら両層間に介在された吸収層を具備する吸収性物品が、折り畳まれて個装されている吸収性物品の個装体であって、前記吸収層は、折り畳みによって外側に位置する面に、線状に形成された凹部を有し、該凹部は、折り畳みによって形成された折り畳み線と略直角に交差している、吸収性物品の個装体を提供することにより、上記の目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品の個装体は、取り出した吸収性物品が、比較的フラットな状態となり、ショーツ等の衣類への取り付けが容易であり、また、着用中に違和感を生じにくく、漏れ防止効果も高いものである。
以下、本発明をその好ましい実施形態に基いて説明する。
図1〜図5に示すように、本実施形態の吸収性物品の個装体は、生理用ナプキン1の個装体10である。
本実施形態の個装体10における生理用ナプキン1(以下、単にナプキン1ともいう)は、図2及び図4に示すように、表面層としての液透過性の表面シート2、裏面層としての液不透過性の裏面シート3及びこれら両層間に介在された吸収層としての液保持性の吸収体4を具備し、実質的に縦長に形成されている。
ナプキン1は、長手方向の一端部から他端部に向かって順に、着用時に着用者の腹側寄りに配される前方部A、着用者の液排液部に対向配置される排泄部対向部B及び着用者の背中寄りに配される後方部Cを有している。
表面シート2としては、不織布や開孔フィルム等の液透過性のものが用いられる。裏面シート3としては、樹脂フィルム、微細孔を有する樹脂フィルム、撥水不織布等の防漏性のものが用いられる。吸収体4としては、パルプや親水性繊維を用いた繊維集合体、不織布、紙、またこれらに高吸収性ポリマーを配合した液保持性のものが用いられる。
吸収体4並びにその両面(肌対向面及び非肌対向面)を被覆する表面シート2及び裏面シート3は、図4に示すように積層されて、ナプキン1の幅方向中央部に、ナプキン1の長手方向に亘って延びる本体部分1Aを形成している。
裏面シート3は、吸収体4の長手方向の両側縁よりも幅方向外方に延出し、その延出部分には、撥水性不織布からなるサイドシート5が積層接着されている。この裏面シート3の延出部分及びサイドシート5の該延出部分に積層された部分により、本体部分1Aの左右両側それぞれにサイドフラップ1S,1Sが形成されている。
サイドフラップ1Sは、排泄部対向部B及び後方部Cにおいて、ナプキン1の幅方向に大きく膨らんでおり、排泄部対向部Bの両側部に一対のウイング部6,6が形成され、後方部Cの両側部に一対の後部フラップ部7,7が形成されている。ナプキン1は、その長手方向において、ウイング部6と後部フラップ部7との境界部付近が細幅に括れている。
図5に示すように、ウイング部6の裏面シート3側の面には、粘着剤が塗布されてウイング部粘着層61が形成されており、後部フラップ部7の裏面シート3側の面には、粘着剤が塗布されて後部フラップ部粘着層71が形成されている。
ナプキン1を使用する際には、ウイング部6を折り曲げ、ウイング部粘着層61を、ショーツ等の衣類の外面(非肌対向面)あるいはショーツ内面に設けられたナプキン装着部の外面等に固定する。また、後部フラップ部7は、着用時にショーツ等の衣類の内面(肌対向面)上に、後部フラップ部粘着層71を介して粘着固定する。
ナプキン1における表面シート1は、吸収体4と略同一の幅を有しており、サイドシート6は、ナプキン1の幅方向中央側の内側縁61から所定幅離間した部位(例えば0.5〜20mm離間した部位)において、表面シート2と接合されている。表裏面シート2,3は、ナプキンの前後端部において互いに接合され、サイドシート6は、ナプキンの周縁部において、直接又は表面シート2を介在させた形で裏面シート3と接合されている。これらの接合には、ヒートシール、超音波シール、高周波シール、接着剤による接着等の各種公知の手段を単独または組合せて用いることができる。
また、表面シート2、裏面シート3及び吸収体4の形成材料としては、それぞれ、生理用ナプキン等の吸収性物品に従来用いられている各種公知の材料を用いることができる。
例えば、表面シート2としては、エアスルー不織布、ヒートエンボス不織布、スパンボンド不織布の繊維表面を親水化処理したものを、そのままあるいは所定部分を開孔処理したシートを好ましく用いることができ、開孔フィルムも好ましく用いることができる。裏面シート3としては、ポリオレフィン、特に各種密度のポリエチレンをシート化したものが好ましく用いられ、通気性付与のため、無機物を配合して通気用の微細孔処理したポリエチレン製シートや、SMSのような微細な繊維構造部分を有したシートを単独もしくは複合して用いることができる。また、吸収体4としては、パルプ繊維等の親水性繊維の集合体又はそれに吸水性ポリマーを保持させてなる吸収性コアを、ティッシュへーパーや不織布等からなる通液性の高い被覆シートで被覆してなるもの等を用いることができる。凹部8は、被覆シート上から加圧して形成されたものであっても、被覆シートのない吸収性コアを加圧して形成されたものであっても良い。
本実施形態の個装体10におけるナプキン1は、図2(b)及び図5に示すように、縦長矩形状の包装材11と共に長手方向に3回折り曲げられて折り畳まれている。折り畳み線L1〜L3は、ナプキン1を長手方向に折り畳むことによって生じる線であり、ナプキン1の幅方向と略平行に延びている。折り畳み線L1〜L3は、ナプキン1を長手方向に折り畳む際の折り曲げ点でもある。
本ナプキン1においては、何れの折り畳み線L1〜L3においても、ナプキン1は、表面シート2側に折り曲げられている。
ナプキン1における吸収体(吸収層)4は、その両面のうち、折り畳み線L1〜L3で折り曲げられ折り畳まれたときに外面側となる裏面シート側の面(外側に位置する面)に、図2(b)に示すように、一列に並んだ一群の小凹部81,81・・からなる凹部8を有している。凹部8は、長手方向に延びるように間欠的に配置された一群の小凹部によって形成されているおり、本実施形態においてては小凹部81の周囲は浅く凹んでいる。
本発明における凹部は、連続線状のものであっても、非連続な小凹部が並んで形成されたものであっても良く、連続線状の凹部では、凹部の深みが複数(例えば、深い凹部と浅い凹部の組合せ)であっても良い。また、凹部は、図7に示すように複数の小凹部81が集まって形成された線でもよい。
凹部8は、吸収体4の幅を3等分して、該吸収体を、その幅方向に中央部分及びその両側の側部部分に区分したときの左右の側部部分に形成されていることが、吸収性物品の可撓軸としての効果により、製品のヨレ防止の点でより好ましい。
また、各凹部8は、各折り畳み線L1〜L3と略直角に交差している。各折り畳み線との交差角度は、折り畳み線L1〜L3の折グセを回復しやすくする観点から、直角に交差する場合を90度としたときに70〜110度であることが好ましく、80〜100度であることがより好ましい。
ナプキン1における各凹部8は、吸収体4のみに形成されていることが好ましく、吸収体4を成型する(パルプ繊維の堆積等)際に形成するなどの手段で前記線形状を付与することができるが、折グセの回復のしやすさ、形成の容易さの点から、より好ましくは、吸収体4の裏面シート3側の面に、裏面シート3を被覆しない状態下に加圧形成したものである。裏面シート3で被覆した状態下の吸収体4に、エンボス加工を施した場合には、裏面シート3が、吸収体4内に陥入すると共に、製品の構成部材が密着することにより、使用時に体に沿って湾曲しにくくなり、ナプキン1が硬くなって、使用時に違和感を発生する恐れがある。また、加工時に裏面シートに傷を生じたり、穴があいたりすることで、裏面シートからのモレを発生しやすくする可能性もある。しかしながら、上記不都合が生じなければ、裏面シートとともに形成しても良い。
吸収体4に凹部8を形成するためのエンボス加工は、例えば、以下のようにして行うことができる。即ち、表面シート2と吸収体4とが積層された積層体を、圧搾凹部形成用の多数の凸部を周面に備えたエンボスロール及び該エンボスロールに対向配置されたバックアップロールを備えたエンボス装置の両ロール間に、吸収体4側をエンボスロール側にして挿通し、吸収体4の、後に裏面シート3に被覆される面に凹部8を形成する。この際、エンボスロールには、加圧のみなされているが(エンボスロールの温度は30〜50℃程度)、凹部の形状を安定化させるため、エンボスロールの表面温度を90〜150℃程度かけても良い。サイドシート6は、吸収体4と積層する前の表面シート2及び吸収体4と積層した後の表面シート2の何れに接合しても良い。吸収体4と積層した後の接合は、エンボス加工の前後何れであっても良い。
ナプキン1においては、図2(b)に示すように、凹部8と折り畳み線L1〜L3それぞれとの交差部分において、凹部8を構成する小凹部としての圧搾凹部81(エンボス加工によって形成されたものを、以下「圧搾凹部」と表現する)と該各折り畳み線L1〜L3とが重なっている。折り畳み線とは、折り畳みにより形成された製品の折れ曲がっている領域全てについてのことであり、この領域に少なくとも凹部8が1ヶ所以上存在していることが好ましく、更にこの領域の頂点部分に凹部8とが重なっていると、個装から製品をよりフラットな状態で取り出すことができるため、装着しやすく、折りくせによって生じる体との隙間を低減でき、フィットしてモレにくくなるのでより好ましい。
図3には、凹部8の一部が拡大して示されている。図3及び図4に示すように、ナプキン1における圧搾凹部81においては、吸収体4の裏面シート3側の面が表面シート2から離れて窪んでいる。また、圧搾凹部81における吸収体4の厚みTaが、凹部8が形成されていない他の部分における吸収体Tbの厚みより小さくなっている。他方、吸収体4の表面シート2側の面は、ほぼ平坦である。但し、圧搾凹部81を有する部分に対応する表面シート2側の面は凸に隆起、或いは多少窪んでいても良い。折り畳み線L1〜L3の折グセをより回復しやすくする観点から、表面シート側からは突出している事が好ましいが、吸収性物品の違和感(肌さわり等)を低減する観点からは、表面シート側は平坦もしくは多少窪んで形成されている事が好ましい。なお、図4における、(a)は、図3におけるI−I断面、(b)は、図3におけるII−II断面、(c)は、図3におけるIII−III断面、を各々示している。
圧搾凹部81における吸収体4の厚みTaは、凹部8が形成されていない他の部分(凹部8から1cm以上離れた部分、及び凹部8と構成が同じ部分にて測定)における吸収体4の厚みTbの5〜70%であることが好ましく、より好ましくは10〜50%、更に好ましくは20〜40%である。圧搾凹部の厚みが厚いと、折グセを回復する効果が弱く、圧搾凹部の厚みが薄いと、吸収体の分断効果が高くなり、液が滞留して液戻りや表面のウエット感が高くなる。特に薄型タイプの吸収体の場合顕著である。
また、凹部8は、図3にあるように深い厚みTa部分と浅い厚みTb部分を交互に有するように配置されていることが、折グセを回復し、長手方向へ吸収性物品が曲がって、装着者の身体にフィットする観点から好ましい。この場合、前記厚みTaは0.1〜2.0mm、特に0.2〜1.0mmであることがより製品をフラットな状態で取り出りだせる点から好ましく、前記厚みTbは、0.3〜3mm、特に0.3〜1.5mmであることが硬さを生じることなく、凹部の効果を発現させ、フィットして使用感を向上させるの点から好ましい。
このエンボス部の領域は、上記のような効果を発現させるために個装の折曲げ線に略直行するように、少なくとも前後に5mm以上ずつ存在していることが必要である。更に、エンボス部は、折り曲げ線の前後の領域だけでなく、吸収体の全面に存在することで、製品全体をフラットな状態で取り出すことが可能となり、装着しやすく、折りぐせによって生じる体との隙間を低減でき、フィットしてモレにくくなる。特に厚みが3mm以下の薄いナプキンについては、より効果的である。
凹部8は、圧搾凹部81同士間の間隔P(図3参照)が10mm以下であることが好ましく、より好ましくは2〜5mmである。10mm以下とすることにより、個装から製品をよりフラットな状態で取り出すことができるため、装着しやすく、折りくせによって生じる体との隙間を低減でき、フィットしてモレにくくなる。尚、間隔Pの下限値は、 エンボス部分に硬さを生じることなく、使用時に違和感を生じないため の観点から2mm程度である。
また、凹部8は、個々の圧搾凹部81の大きさが25mm2以下であることが好ましく、より好ましくは10mm2以下である。25mm2以下とすることにより、製品全体に硬さを生じことなく、使用時に違和感を生じない。尚、間隔の下限値は、個装から製品をよりフラットな状態で取り出すことができるため、装着しやすく、折りくせによって生じる体との隙間を低減でき、フィットしてモレにくさ の観点から 0.3 mm2程度である。圧搾凹部81の大きさは、圧搾凹部81の圧搾凹部からなる凹部8底部における面積を測定する。
本発明における生理用ナプキン(吸収性物品)は、その厚みが0.5〜3.5mm、特に1.0〜2.0mmであることが、エンボス処理を施した際にエンボス部分に硬さが生じない観点から好ましい。厚みの下限値は、主として製品全体のヨレにくさの観点からの下限値である。
ナプキン1(吸収性物品)の厚みは、以下のようにして測定することができる。
<厚み測定方法>
製品を平らな場所にシワや折れ曲がりがないように静置し、製品の吸収体が配されている領域の上面に、5cN/cm2の荷重をかけ、その状態下での厚みを測定する。ナプキン装着時の装着圧は、身体の部位、個人差、状態(座っている・動いている)等により異なるが、股間部中央域(排泄ポイント付近)では、ショーツ等の衣類を着用する以外に外圧がない状態において、無加重〜5cN/cm2の荷重となるため、この荷重(5cN/cm2)での測定を行なった。本発明における厚みの測定には、PEACOCK DIAL UPRIGHT GAUGES R5−C(OZAKI MFG.CO.LTD.製)を用いた。このとき、厚み計先端部と製品の間の測定部分にプレート(厚さ5mm程度のアクリル板)を配置して、荷重が5cN/cm2となるようにプレートの大きさを調整する。プレートの形状は、円形もしくは正方形とした。
ナプキン1においては、各凹部8における圧搾凹部81と圧搾凹部81との間に、図4(b)(c)に示すように、それらの圧搾凹部よりも深さの浅い溝82が形成されている。この溝82は、この部分がエンボス処理時に直接加圧されて生じたものではなく、圧縮凹部81を短い間隔で形成したことにより生じたものである。圧搾凹部間にこのような溝82を有するため、個装の折部分に直接エンボス部分が存在していなくても、個装から製品をよりフラットな状態で取り出すことができる。尚、圧搾凹部81同士間の溝82の深さTcは、凹部が形成されていない他の部分(凹部から1cm以上離れた部分にて測定)における吸収体4の厚みTbの5〜50%であることが好ましい。
本実施形態のナプキン1の個装体10は、例えば以下のようにして得られる。
先ず、図5(a)に示すように、縦長矩形状の包装材11上に、ナプキン1を載置する。図5(a)に示す状態においては、ウイング部6及び後部フラップ部7が、本体部分1Aの両側縁に沿って本体部分1Aの表面シート2側に折り返されている。ウイング部6及び後部フラップ部7を折り返す工程は、ナプキン1を包装材11上に載置する前又は後に行うことができる。
また、ウイング部粘着層61及び後部フラップ部粘着層71上に剥離シート12を配置し、各粘着層を、剥離シート12に剥離可能に粘着させる。これにより、各粘着層は、ナプキンの使用時まで保護される。尚、図5には、剥離シート12を便宜上透視可能な状態として二点鎖線で示してある。
そして、ナプキン1を、後方部Cの後端部寄りの位置において、幅方向に延びる折り畳み線L3に沿って長手方向に折り曲げる。この1回目の折り曲げによって、ナプキン1の後端部近傍の図中符号Dで示す部分が、後方部Cにおける、その部分よりも前方部寄りの部分上に積層される。
次いで、図5(b)に示すように、ナプキン1を、排泄部対向部Bと後方部Cとの境界部付近において、幅方向に延びる折り畳み線(第2折り畳み線)L2に沿って長手方向に折り曲げる。この2回目の折り曲げにより、図中符号Fで示す部分は、符号Dで示す部分が積層された状態で折り返されており、図中符号Eで示す部分上に積層される。そして、更に、ナプキン1を、その前方部Aと排泄部対向部Bとの境界部付近において、幅方向に延びる折り畳み線(第1折り畳み線)L1に沿って長手方向に折り曲げる。この3回目の折り曲げにより、図中符号Gで示す部分が折り返されて、図中符号Eで示す部分上に積層された図中符号Fで示す部分上に積層される。
このようにして、ナプキン1は、その長手方向に3回折り曲げられて、コンパクトな形態に折り畳まれる。
そして、このように折り畳まれた状態の生理用ナプキン1の両側縁から幅方向外方に延出する包装材11の両側部12を、図1に示すように、エンボス加工等の公知方法により封止すると共に、タブテープ13を所定箇所に止着することにより、ナプキン1の個装体10が得られる。
尚、ナプキン1の本体部分1Aの裏面シート3側の面には、縦長矩形状に粘着剤が塗布されて、ナプキン1をショーツ等の衣類に固定するための本体部分粘着部(図示せず)が形成されている。本体部分1Aは、本体部分粘着部を介して、包装材11の剥離処理が施された内面に剥離可能に固定されている。尚、包装材11の剥離処理は、ナプキン載置面の全域に施されていても良いし、本体部分粘着部に対応する一部にのみ施されていても良い。
本実施形態のナプキン1の個装体10によれば、ナプキン1の吸収体4における折り曲げ部の外側に位置する面に上記構成の凹部8が形成されているため、個装体を開封してナプキン1を取り出したときに、ナプキン1が比較的フラットな状態になると共に、折り畳み線L1〜L3上に位置する部分の表面シート2側面に折りグセによる深い折り溝が形成されにくい。そのため、ナプキン1をショーツ等に容易に固定することができ、また、着用者の肌との間に隙間が生じにくく、肌に対するフィット性や漏れ防止に優れている。
また、凹部が一列に並んだ多数の圧搾凹部からなるため、ナプキン1が硬くなりにくいため、フィットしやすく、違和感のない快適な装着感が得られ、また、漏れ防止効果が一層向上する。
また、本実施形態のナプキン1によれば、前方部Aと排泄部対向部Bとの境界部付近に第1の折り畳み線L1、及び排泄部対向部Bと後方部Cとの境界部付近に第2の折り畳み線L2を有し、そのそれぞれに対して上記構成の凹部8を有するため、最も排泄液がよく吸収されると思われる部分で製品をよりフラットな状態でとりだすことができ、体との隙間も生じにくく、フィットしてモレにくい。また、比較的フラットな状態で取り出すことができるため、製品本体をショーツに貼りつけやすく、ウイングつきの製品形態においては、ウイングを巻き込みやすい。
また、各折り畳み線L1〜L3においてナプキン1が表面シート2側に折り曲げられており、各凹部8が、吸収体4の裏面シート3側の面に形成されているため、吸収面を内側にしておりたたまれた個装形態における折りくせによって生じる体との隙間を低減させ、また、ショーツへも製品を貼りつける操作を容易にすることが可能となる 。
また、ナプキン1においては、凹部8が2本形成されているため、 より効果的に製品をフラットな状態で取り出すことができ、また、製品全体が硬くならず体にフィットし、違和感を生じにくい。
しかも、ナプキン1における各凹部8は、吸収体4を、その幅を3等分して中央部分及びその両側の側部部分に区分したときの左右の側部部分に形成されている場合には、 装着時の製品幅方向のヨレを防止することが可能となる。また、ウイングつきの製品の場合には、ウイング基底部に近い部分をフラットな状態に保つことができるので、製品をショーツへ固定する操作性が向上する。
本実施形態の個装体10のナプキン以外の形成材料としては、生理用ナプキン等の個装体に従来用いられているものを特に制限なく用いることができる。例えば、包装材11としては、一部又は全域に剥離処理が施された樹脂フィルムや不織布、紙、これらの積層体等を用いることができ、剥離シート12としては、一部又は全域に剥離処理が施された樹脂フィルムや不織布、紙、これらの積層体等を用いることができる。
本発明の吸収性物品の個装体は、上記の実施形態に制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変形可能である。
例えば、各折り畳み線におけるナプキンの折り曲げ方向は、上記ナプキン1とは逆方向の裏面シート側への折り曲げであっても良い。その場合、吸収体4の表面シート2側の面に、上述した構成の凹部8を設ける。尚、その場合、該エンボス8は、吸収体4の表面シート2側の面に表面シート2を被覆しない状態で施すことが好ましい。一部の折り畳み線における折り曲げ方向を、上記ナプキン1とは逆方向にしても良い。
また、上記実施形態のナプキン1のように、ナプキン1が折り曲げられている折り畳み線が複数本ある場合、少なくとも一本の折り畳み線について、上述したような構成の凹部8が存在していれば良い。但し、2本以上の折り畳み線について、上述したような凹部8が存在していることが好ましく、特に排泄部対向部の長手方向中央部を挟んでその前後に位置する2本の折り畳み線L1,L2について、上述したような凹部8が存在していることが好ましい。
また、凹部8は、直線状のものに限られず、曲線状のものであっても良い。例えば図6(a)(b)に示すように円弧状に湾曲したものであっても良く、更にはサインカーブ状をなすようなものであっても良い。また、複数本の凹部8を設ける場合、凹部8を、例えば、図6(c)(d)に示すように、排泄部対向部やそれ以外の部位で交差させても良い。
また、凹部8は、吸収体の略全長にわたって形成されている以外に、図8に示すように、折り畳みにより形成された製品の折れ曲がっている領域のみに形成されていても良い。
また、凹部8は、吸収層に厚み差を設けて形成することもできる。例えば、吸収層を製造する際に、吸収層の一部における構成材料の量を減らして当該部分の厚みを減少させ、当該部分を凹部とすることもできる。
また、圧搾凹部の平面視形状は、略矩形状のものの他、円形、楕円形、長円形、三角形、星形、三日月形等、任意の形状とすることができる。
また、上記実施形態では、ナプキン1を、その長手方向に3回折り曲げて折り畳んでいるが、吸収性物品は、例えば2回(三つ折り)又は4回以上折り曲げられていても良い。また、吸収性物品は、長手方向に代えて幅方向に2回以上折り畳まれていても良い。また、吸収性物品は、ウイング部及び/又は後部フラップ部を有しないものであっても良い。
本発明の吸収性物品は、生理用ナプキンの他、パンティライナー(おりものシート)、失禁パッド等が挙げられる。
図1は、吸収性物品の個装体の一実施形態としての生理用ナプキンの個装体を示す概略斜視図である。 図2は、図1の個装体における生理用ナプキンを示す図で、図2(a)は表面シート側の面を示す図、図2(b)は裏面シート側の面を裏面シートを一部破断して示す図である。 図3は、図2(b)に示す凹部の一部を拡大して示す模式平面図である。 図4は、図2の生理用ナプキンの厚み方向の断面図であり、図4(a)は、図3のI−I線に沿う断面、図4(b)は、II−II線に沿う断面、図4(c)は、図3のIII−IIIに沿う断面を示す図である。 図5は、図1の個装体の製造工程を示す概略図であり、図5(a)は包装材上に生理用ナプキンを載置した状態、図5(b)は包装材と共に生理用ナプキンを長手方向に折り畳む状態を示す図である。 図6(a)〜(d)は、本発明の他の実施形態における生理用ナプキンを示す図である。 図7は、本発明の更に他の実施形態における凹部の一部を拡大して示す模式平面図である。 図8は、本発明の更に他の実施形態における生理用ナプキンを示す図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート(表面層)
3 裏面シート(裏面層)
4 吸収体(吸収層)
5 サイドシート
6 ウイング部
7 後部フラップ部
8 凹部
81 圧搾凹部(小凹部)
L1〜L3 折り畳み線
A 前方部
B 排泄部対向部
C 後方部

Claims (5)

  1. 表面層、裏面層及びこれら両層間に介在された吸収層を具備する吸収性物品が、折り畳まれて個装されている吸収性物品の個装体であって、
    吸収性物品は、長手方向に離間した複数の箇所で長手方向に折り曲げられて折り畳まれており、
    前記吸収層は、吸収性物品が長手方向に折り曲げられている複数の折り曲げ部それぞれにおける、折り畳みによって外側に位置する面に、線状に形成された凹部を有しており、該凹部は、折り畳みによって形成された折り畳み線と略直角に交差し、その交差角度が70〜110度であり、且つ折り畳みにより形成された吸収性物品の折れ曲がっている領域のみに形成されており、
    前記凹部は、前記吸収層の幅を3等分して、該吸収層をその幅方向に中央部分及びその両側の側部部分に区分したときの左右の側部部分それぞれに形成されており、
    前記凹部は、一列に並んだ一群の小凹部からなり、
    前記凹部は、前記吸収層を、該凹部が形成される面を前記表面層及び前記裏面層の何れもが被覆していない状態下に加圧して形成されており、
    吸収性物品の厚みが0.5〜3.5mmであり、
    前記吸収層は、前記小凹部における厚みTaが、前記凹部が形成されていない他の部分における該吸収層の厚みTbの10〜50%である、吸収性物品の個装体。
  2. 吸収性物品が長手方向に折り曲げられている前記複数の折り曲げ部において、該吸収性物品が前記表面層側に折り曲げられており、前記各凹部が、前記吸収層の前記裏面層側の面に形成されている請求項記載の吸収性物品の個装体。
  3. 前記吸収性物品は、長手方向の両側に、使用時にショーツ等の着衣に粘着固定されるウイング部を有しており、
    着用時に着用者の腹側寄りに配される前方部、左右両側に前記ウイング部を有する排泄部対向部及び着用者の背中寄りに配される後方部を有しており、前記折畳み線として、前記前方部と前記排泄部対向部との境界部付近に第1の折り畳み線、及び前記排泄部対向部と前記後方部との境界部付近に第2の折り畳み線を有している請求項1又は2記載の吸収性物品の個装体。
  4. 前記凹部における、前記小凹部同士間の間隔が10mm以下である請求項1〜3の何れか記載の吸収性物品の個装体。
  5. 前記小凹部の大きさが25mm2以下である請求項1〜4の何れかに記載の吸収性物品の個装体。
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