JP5084442B2 - 生理用ナプキン - Google Patents

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Description

本発明は、生理用ナプキン、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
生理用ナプキン等の吸収性物品において、身体への密着性や漏れ防止性を向上させるために、長手方向中央部や該中央部から後方部(臀部)にかけて、吸収体を突出させて中高部を形成することが知られている。
また、生理用ナプキン等の吸収性物品において、吸収体の長手方向に沿った左右両側部それぞれから幅方向外方に延出する一対の後方フラップ(後方ウイング)を設けることも知られている。後方フラップは、吸収体から延出した状態で折り返されることなくショーツ等の下着に装着されて用いられるもので、主として、吸収性物品着用者の臀部を覆って、臀部側からの液漏れ(後漏れ)を防止する役割を担うものである。
例えば、特許文献1には、吸収性本体の肌当接面側における長手方向中央部から後方部にかけて中高部を形成し、且つ該吸収性本体の該後方部における長手方向左右両側に、液体保持性のウイング部用吸収体を具備する左右一対の後方ウイング部を設けることが開示されている。
また、特許文献2には、吸収性物品の前方部及び後方部に、それぞれ別個に前方中高部と後方中高部とを形成し、且つ該前方中高部と該後方中高部との間に、折り曲げ起点として作用する凹部を設けることが開示されている。
特開2000−189459号公報 特開2006−239162号公報
特許文献1に記載の吸収性物品においては、中高部が長手方向中央部から後方部にかけて連続して形成されているため、該中高部が身体形状に沿いにくく、該中高部と身体との間に隙間が生じ、フィット性、液吸収性、後方ウイング部による臀部被覆性等の点で問題があった。
また、特許文献2に記載の吸収性物品においては、前記前方中高部と前記後方中高部との間に折り曲げ起点として作用する凹部が形成されているものの、これら両中高部の高さが実質的に同じで吸収性物品の厚み変化に乏しいため、フィット性の点で充分とは言えず、後漏れの防止に不安が残るものであった。
従って、本発明の目的は、身体に対するフィット性に優れ、漏れが生じ難い吸収性物品を提供することにある。
本発明は、吸収体と該吸収体を被覆する表面シートとを含んで構成される縦長の本体を備え、着用時に着用者の排泄部位に対向配置される排泄領域を含む前方部と、該前方部より背側に配される後方部とを、長手方向に有する吸収性物品であって、着用時に前記排泄領域よりも背側に配される後方領域の本体幅方向中央部における前記本体の前記表面シート側に、該本体の幅方向に延びる後方圧搾溝が形成されており、前記後方圧搾溝を境界として、前記本体の長手方向後端側の厚みが、該本体の長手方向前端側の厚みに比して大きい吸収性物品を提供することにより、前記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品は、身体に対するフィット性に優れ、漏れ、特に後漏れが生じ難い。
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照して説明する。
図1及び図2には、本発明の吸収性物品の第1実施形態としての生理用ナプキンが示されている。
第1実施形態のナプキン1は、吸収体2と、該吸収体2を被覆し、ナプキン1の着用時に着用者の肌に当接する液透過性の表面シート3と、液不透過性又は撥水性の裏面シート4とを含んで構成される縦長の本体5を備えている。ナプキン1は、着用時に着用者の体液の排泄部位に対向配置される排泄領域Pを含む前方部Aと、該前方部Aよりも背側に配される後方部Bとを、長手方向に有している。ナプキン1の長手方向両端のうち、前方部Aに位置するものがナプキン長手方向前端1a、後方部Bに位置するものがナプキン長手方向後端1bである。ナプキン長手方向前端1aは本体5の長手方向前端(本体長手方向前端)5aと一致し、ナプキン長手方向後端1bは本体5の長手方向後端(本体長手方向後端)5bと一致する。前方部Aと後方部Bとの境界は、ナプキン1(本体5)の長手方向の略中央に存する。本体5は、その長手方向の略全長に亘って、前方部Aにおける吸収体2の最大幅と等しい幅を有する略矩形体形状の部材である。
表面シート3は、吸収体2の上面(肌当接面側)の全域を被覆し、裏面シート4は、吸収体2の下面(非肌当接面側)の全域を被覆している。表面シート3及び裏面シート4は、後方部Bにおいて本体5の長手方向左右両側縁それぞれから幅方向外方に延出し、一対の後方フラップ6,6を形成している。また、表面シート3及び裏面シート4は、前方部Aにおける排泄領域Pの位置において本体5の長手方向左右両側縁それぞれから幅方向外方に延出し、一対のウイング部7,7を形成している。ウイング部7は、ナプキン1の装着時に下着のクロッチ部の外面側に折り返されて用いられる。表面シート3及び裏面シート4は、本体5の両側縁及び長手方向両端からの延出部分の端部において、互いにヒートシール等により接合されてシール部を形成している。
裏面シート4の非肌当接面側における吸収体2の下方に位置する所定箇所には、本体粘着部(図示せず)が、ウイング部7の非肌当接面側には、ウイング部粘着部(図示せず)が、それぞれ設けられている。本体粘着部及びウイング部粘着部は、何れもナプキン1を下着に固定するための固定手段であり、ホットメルト粘着剤を所定箇所に塗布することにより設けられている。本体粘着部及びウイング部粘着部は、ナプキン1の使用前においては、フィルム、不織布、紙などからなる剥離シート(図示せず)によって被覆されている。
尚、「肌当接面側」は、ナプキン着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、「非肌当接面側」は、ナプキン着用時に下着側(着用者の肌側とは反対側)に向けられる面である。また、「長手方向」は、ナプキン又は各種部材の長手方向に沿う方向であり、「幅方向」は、長手方向と直交する方向である。
着用時に排泄領域Pよりも背側に配される後方領域の本体幅方向中央部における本体5の表面シート3側には、該本体5の幅方向に延びる、第1の後方圧搾溝81及び第2の後方圧搾溝91が形成されている。これら複数の後方圧搾溝81,91は、本体5の長手方向に所定間隔を置いて並列に配されており、第1の後方圧搾溝81が、第2の後方圧搾溝91よりもナプキン長手方向前端1a寄りに位置している。後方圧搾溝81,91は、何れも表面シート3と吸収体2とが一体的に圧密化されて形成された溝部であり、例えば公知のエンボス装置を用いて本体5を表面シート3側から圧搾することにより形成することができる。
排泄領域Pと前記後方領域との境界は、ナプキン1の長手方向中央(前方部Aと後方部Bとの境界)よりややナプキン長手方向前端1a側に偏倚した位置に存し、通常、ナプキン1の長手方向中央(ナプキン1を長手方向に二分する仮想線)からナプキン長手方向前端1aに向かってナプキン1の長手方向に沿って0〜30mm離間した位置に存する。従って、前記後方領域は、後方部Bのみならず、前方部Aの一部(前方部Aにおける後方部B寄りの部分)を含む場合がある。図1に示す第1実施形態における後方領域は、前方部Aの一部である、前方部Aにおける後述する第2横断溝86よりも後方の領域と、後方部Bの全域とからなる。
第1実施形態においては、図1に示すように、本体5の表面シート3側に、排泄領域Pを包囲する全周圧搾溝8が形成されており、第1の後方圧搾溝81は、該全周圧搾溝8の一部である。即ち、全周圧搾溝8における本体長手方向後端5b寄りの部分が、第1の後方圧搾溝81を兼ねている。第1の後方圧搾溝81は、第2の後方圧搾溝91と同様に、ナプキン長手方向後端1bに向けて凸の円弧状を有している。全周圧搾溝8が形成されていると、全周圧搾溝8に包囲された領域(排泄領域P)が着用者の肌側へ隆起するため、特に排泄領域Pを有する前方部Aの身体形状に対する追従性が高まり、良好なフィット性、液吸収性が得られる。全周圧搾溝8は、表面シート3と吸収体2とが一体的に圧密化されて形成された溝部であり、例えば公知のエンボス装置を用いて本体5を表面シート3側から圧搾することにより形成することができる。
後方圧搾溝81,91が形成されていることで、ナプキン1の長手方向の可撓性が高まり、後方圧搾溝81,91それぞれを折り曲げ起点としてナプキン1が肌当接面側に折れ曲がり易くなるため、ナプキン1全体の身体形状に対する追従性が高まる。また、上述したように全周圧搾溝8に包囲された前方部Aの幅方向中央の領域が隆起すると、後方部Bの長手方向の可撓性が低下するため、これを無理に身体形状に沿わせたときにナプキン幅方向に延びる皴が発生し、漏れ防止性とフィット性の低下を招くという問題があるが、後方圧搾溝81,91が形成されていることで、このような皴の発生が効果的に抑制される。特に、第1実施形態のように第1の後方圧搾溝81が全周圧搾溝8の一部として形成されている場合は、斯かる皴の発生が効果的に抑制される。
第1の後方圧搾溝81の如き、複数の後方圧搾溝のうち最も吸収性物品の長手方向前端寄りに位置する後方圧搾溝は、ナプキン1の長手方向中央(ナプキン1を長手方向に二分する仮想線)を基準として、ナプキン長手方向前端1a側にあっても良く、ナプキン長手方向後端1b側にあっても良い。また、該後方圧搾溝は、該仮想線からナプキン1の長手方向に沿って0〜30mm、特に0〜20mm離間した位置にあることが、上述した後方圧搾溝81,91による効果をより安定的に得られるようにする点で好ましい。
また同様の観点から、第1の後方圧搾溝81と第2の後方圧搾溝91と間の最短距離(隣り合う後方圧搾溝間の最短距離)は、ナプキン1の長手方向の全長の10〜40%が好ましく、20〜30%が更に好ましい。
また同様の観点から、後方圧搾溝81,91それぞれは、該後方圧搾溝の形成部位における本体5の最大幅に対して40〜90%の範囲に亘って形成されていることが好ましく、50〜80%の範囲に亘って形成されていることが更に好ましい。
また、後方圧搾溝81,91それぞれの幅は、好ましくは20〜70mm、更に好ましくは30〜60mmであり、深さは、好ましくは2〜10mm、更に好ましくは3〜8mmである。また、後方圧搾溝81,91それぞれの深さ(D)の、当該圧搾溝の形成されていない部分(但し、当該圧搾溝が形成されている部分と同一の構成部材からなる部分に限る)の厚さT0に対する比(D/T0)は、好ましくは0.5〜0.99、更に好ましくは0.7〜0.95である。
全周圧搾溝8は、図1に示すように、ナプキン1の幅方向を二分する仮想線(図示せず)を挟んで左右対称に形成され、且つナプキン1の幅方向外方に向って凸に湾曲する部分が、括れ部8a,8bを挟んでナプキン長手方向に3つ連なった形状を有しており、これら3つのうちの真ん中に位置する凸に湾曲する部分が、排泄領域Pのナプキン幅方向の外側に位置している。即ち、全周圧搾溝8は対向する二対の括れ部8a,8a及び8b,8bを有している。全周圧搾溝8が斯かる形状を有していることにより、全周圧搾溝8が括れ部のない形状を有している場合に比して、全周圧搾溝8に包囲された領域(排泄領域P)の着用者の肌側への隆起が一層起こり易くなるため、前方部Aの身体形状に対する追従性が一層高まる。
全周圧搾溝8によって閉じられた領域内には、相対向する一対の括れ部8a,8a間に亘って本体5の幅方向に延びる第1横断溝85が形成されていると共に、相対向する一対の括れ部8b,8b間に亘って本体5の幅方向に延びる第2横断溝86が形成されており、排泄領域Pは、これら一対の横断溝85,86間に位置している。横断溝85,86は、何れも前方部Aに形成されており、また、排泄領域Pの後方に位置する第2横断溝86は、上述したように前記後方領域には形成されていない(第2横断溝86は、前記後方圧搾溝ではない)。第1横断溝85は、ナプキン長手方向前端1aに向けて凸の円弧状に形成され、第2横断溝86は、ナプキン長手方向後端1bに向けて凸の円弧状に形成され、また、何れの圧搾溝85,86も、全周圧搾溝8とは繋がっていない。このような横断溝85,86の存在により、全周圧搾溝8に包囲された領域(排泄領域P)の着用者の肌側への隆起によって生じる歪が後方部Bに伝わりにくくなり、第1の後方圧搾溝81の効果をより高め、後方部Bに該歪に起因する皴等の不都合が生じにくくなる。
全周圧搾溝8(後方圧搾溝81を除く部分)、横断溝85,86それぞれの幅、深さ及び前記D/T0は、それぞれ、後方圧搾溝81,91と同様にすることができる。
上述の如き後方圧搾溝を有する本発明の吸収性物品においては、該後方圧搾溝を境界として、前記本体の長手方向後端側の厚みが、該本体の長手方向前端側の厚みに比して大きくなされている。第1実施形態のように後方圧搾溝が複数形成されている場合は、各後方圧搾溝それぞれを境界としてその前後に位置する領域について、このような本体についての厚みの関係が成立する。
即ち、第1実施形態のナプキン1は、第1の後方圧搾溝81を境界として、本体5の長手方向後端5b側の厚みT2(図3参照)が、本体5の長手方向前端5a側の厚みT1(図2参照)に比して大きい(T2>T1)。また、第2の後方圧搾溝91を境界として、本体5の長手方向後端1b側の厚みT3(図4参照)が、本体5の長手方向前端5a側の厚みT2に比して大きい(T3>T2)。ここでいう「厚み」は、後方圧搾溝81(91)を境界としてその前後に位置する本体5の領域(後方圧搾溝81(91)の周縁から10mm以内の領域を除く)それぞれにおける、無荷重下での最大厚み(ハンディ圧縮試験機KES−G5による0.5g/cm2荷重下、任意の複数の測定点における厚みの最大値)を意味する。
このように、第1実施形態のナプキン1は、複数の後方圧搾溝81,91それぞれを境界として、本体長手方向前端5aから本体長手方向後端5bに向かって(ナプキン長手方向前端1aからナプキン長手方向後端1bに向かって)本体5の厚みが大きくなるように設計されている。斯かる構成を有しているナプキン1は、後方圧搾溝81,91という2箇所の折り曲げ起点を有しているため、身体形状に適合し易く、また、上述した厚み変化を有しているため、特に後方部Bの身体形状に対するフィット性が高く臀部の被覆性に優れている。ナプキン1は、このように着用者の股間部及びその周辺にフィットするので、液吸収性が良好で、後漏れ等の液漏れを生じ難い。
第1の後方圧搾溝81を境界として、本体長手方向後端5b側に位置する本体5の領域の厚みT2と、本体長手方向前端5a側に位置する本体5の領域の厚みT1との差(T2−T1)は、上述した効果を確実に奏させるようにする観点から、好ましくは1.5〜5mm、更に好ましくは2〜3mmである。
第2の後方圧搾溝91を境界として、本体長手方向後端5b側に位置する本体5の領域の厚みT3と、本体長手方向前端5a側に位置する本体5の領域の厚みT2との差(T3−T2)についても、T2−T1と同様にすることが好ましい。
厚みT1は、好ましくは1.5〜6mm、更に好ましくは2〜5mmである。厚みT2は、好ましくは3〜10mm、更に好ましくは4〜8mmである。厚みT3は、好ましくは4.5〜12mm、更に好ましくは5〜10mmである。
第1実施形態のナプキン1は、本体5が後方圧搾溝81,91を境界として上述の如き厚み変化を有していることに加えて、更に、後方圧搾溝81,91を境界として、本体5の長手方向後端5b側の曲げ剛性が、本体5の長手方向前端5a側の曲げ剛性に比して大きくなされている。
即ち、第1実施形態のナプキン1は、第1の後方圧搾溝81を境界として、本体5の長手方向後端5b側の曲げ剛性G2が、本体5の長手方向前端5a側の曲げ剛性G1に比して大きい(G2>G1)。また、第2の後方圧搾溝91を境界として、本体5の長手方向後端1b側の曲げ剛性G3が、本体5の長手方向前端5a側の曲げ剛性G2に比して大きい(G3>G2)。ここでいう「曲げ剛性」は、後方圧搾溝81(91)を境界としてその前後に位置する本体5の領域(後方圧搾溝81(91)の周縁から10mm以内の領域を除く)それぞれにおける、下記測定法により測定された曲げ剛性を意味する。
斯かる構成により、ナプキン1は、特に後方部Bの折り曲げ易さが高まり、後方部Bの身体形状に対する追従性が一層高まり、フィット性、液吸収性に好影響を与える。曲げ剛性は、当該部分の厚みや形成材料の影響を受けやすく、一般に、厚みが大きくなるほど、また、形成材料が硬いものであるほど、大きくなる。曲げ剛性は、次のようにして測定される。
(曲げ剛性の測定方法)
曲げ剛性の測定には、JIS L1096(一般織物試験方法、確認2004)剛軟性E法に適合した(株)製作所製:HOM−2ハンドルオメーター試験機を使用する。スリット間を30mmに調整した該試験機の試料台上に、試験片(吸収性物品の本体)を、該試験片の測定部位がスリット間の中心に位置するように且つ該本体(吸収体)の長手方向に沿う方向が、スリット間に沿う方向に直交する方向と一致するようにして、水平に配置する。試験片は試料台に固定しない。試料台の表面から8mm下方の位置(最下位置)まで下降するように調整したブレードを、試験片の上方から一定速度:200mm/minで下降させる。そして、該ブレードで試験片を長さ方向前後に押圧したときの指示計(荷重計)が示す最高値(cN)を読み取る。測定は異なる試験片で3回行い、その平均値を算出して曲げ剛性とした。
尚、試験片については、上述したように試験片に後方圧搾部81、91及びその周辺が含まれないようにし、且つ吸収性物品の幅をそのまま試験片の幅とし、長手方向長さ60mmで調整する。また、吸収性物品の非肌当接面側に上述した本体粘着部等の粘着部がある場合は、タルク等を使用して該粘着部が粘着性を発現しないようにする。また、測定については、スリット端部より15mmずつ離れて長手方向端部があるように試験片を設置し、測定条件は、23℃、50%RH環境下とする。
第1の後方圧搾溝81を境界として、本体長手方向前端5a側に位置する本体5の領域の曲げ剛性G1に対する、長手方向後端5b側に位置する本体5の領域の曲げ剛性G2の比(G2/G1)は、上述した効果を確実に奏させるようにする観点から、好ましくは
1.2〜5、更に好ましくは1.5〜4である。
第2の後方圧搾溝91を境界として、本体長手方向前端5a側に位置する本体5の領域の曲げ剛性G2に対する、本体長手方向後端5b側に位置する本体5の領域の曲げ剛性G3の比(G3/G2)についても、G2/G1と同様にすることが好ましい。
また、曲げ剛性G1は、好ましくは10〜80、更に好ましくは15〜50である。曲げ剛性G3は、好ましくは30〜150、更に好ましくは50〜120である。
第1実施形態のナプキン1における上述の如き厚み変化、曲げ剛性変化は、主として、以下に説明する吸収体2の構成の採用によって実現されている。
第1実施形態の吸収体2は、前方部Aから後方部Bに延び且つ排泄領域Pを形成する縦長の下層吸収体20と、後方部Bにおける該下層吸収体20の肌当接面側に配置された第1後方吸収体21と、該第1後方吸収体21の肌当接面側に配置された第2後方吸収体22とを含んで構成されている。第1後方吸収体21は、第1の後方圧搾溝81よりも背側に配される領域に配されており、第2後方吸収体21は、第2の後方圧搾溝91よりも背側に配される領域に配されている。下層吸収体20は、後方部Bにおいてその長手方向両側縁が幅方向外方に延出し、その延出部20f,20fが表面シート3及び裏面シート4と共に一対の後方フラップ6,6を形成している。
下層吸収体20の肌当接面側と第1後方吸収体21の非肌当接面側との間、第1後方吸収体21の肌当接面側と第2後方吸収体22の非肌当接面側との間は、それぞれ、接着剤等の接合手段により接合されていても良い。
第1後方吸収体21は、縦長の平板状で、第1後方吸収体21における第1の後方圧搾溝81寄りの長手方向前端21aは、平面視において、ナプキン長手方向後端1bに向けて凸の円弧状を有している。
第1後方吸収体21の幅(最大幅)W1は、下層吸収体20の前方部Aにおける最大幅(本体5の幅)W0と略同じ幅を有している。第1後方吸収体21の幅W1と下層吸収体20の前方部Aにおける最大幅W0との比(W1/W0)は、好ましくは0.9〜1.1、更に好ましくは0.95〜1.05である。また、第1後方吸収体21の長手方向の長さ(L1)と下層吸収体20の長手方向の長さ(L0)との比(L1/L0)は、好ましくは0.3〜0.6、更に好ましくは0.35〜0.55である。
第1後方吸収体21の長手方向前端21aと、第1の後方圧搾溝81との位置関係については、下記1)及び2)の何れの形態でも良い。
1)第1後方吸収体21の長手方向前端21aが、第1の後方圧搾溝81よりも本体5の長手方向後端5b寄りに位置する形態(図1参照)。
2)第1後方吸収体21の長手方向前端21aと第1の後方圧搾溝81とが重なっている形態。
前記1)の形態においては、第1後方吸収体21の長手方向前端21aと第1の後方圧搾溝81との間の距離は、好ましくは2〜10mm、更に好ましくは3〜7mmである。
第2後方吸収体22は、縦長の平板状で、第1後方吸収体21よりも幅狭に形成されている。第2後方吸収体22における第2の後方圧搾溝91寄りの長手方向前端22aは、平面視において、ナプキン長手方向後端1bに向けて凸の円弧状を有しており、身体の溝形状に沿い易い形を成している。
第2後方吸収体22の幅(最大幅)W2と下層吸収体20の前方部Aにおける最大幅W0との比(W2/W0)は、好ましくは0.3〜1.1、更に好ましくは0.4〜0.8である。また、第2後方吸収体22の長手方向の長さ(L2)と下層吸収体20の長手方向の長さ(L0)との比(L2/L0)は、好ましくは10〜30、更に好ましくは10〜20である。
第2後方吸収体22の長手方向前端22aと第2の後方圧搾溝91との位置関係については、上述した第1後方吸収体21の長手方向前端21aと第1の後方圧搾溝81との位置関係と同様にすることができる。
第1後方吸収体21、第2後方吸収体22としては、それぞれ、通常、生理用ナプキンにおいて吸収体として用いられるものを特に制限無く用いることができ、例えば、解繊パルプ等の親水性繊維からなる繊維集合体、又は該繊維集合体に高吸収性ポリマーを保持させたもの等を用いることができる。このような繊維集合体は、紙や不織布などからなる台紙によって略全体が被覆されていてもよい。
第1後方吸収体21の坪量は、好ましくは120〜400g/m2、更に好ましくは150〜300g/m2であり、高吸収性ポリマーを有していることが好ましい。
第2後方吸収体22の坪量は、好ましくは120〜400g/m2、更に好ましくは150〜300g/m2であり、高吸収性ポリマーを有していないことが好ましく、パルプ繊維からなるか合成繊維と混合され第1後方吸収体21より低密度であることが好ましい。
斯かる構成を有する第1後方吸収体21及び第2後方吸収体22の存在により、ナプキンの長手方向のフィット性が高くなると共に、ナプキンを身体形状に沿わせる際に該ナプキンを長手方向に大きく曲げる必要がなく、後方圧搾溝81、91の窪みが完全に閉じられることがないため、特に後方部Bにおける漏れ防止性を高めることができる。
下層吸収体20としては、第1後方吸収体21、第2後方吸収体22と同様のものを用いることができる。特に、液保持性の高いシート状材料、あるいは該シート材料を含んでいるものが好ましく、例えば、紙、不織布等によって高吸収性ポリマーを挟み込んだ吸収性シート;シートの製造時における抄紙工程後乾燥までの間に該シートに高吸収性ポリマー粒子を散布することで、厚み方向に高吸収性ポリマー粒子を分散させた吸収性シート等を用いることができる。また、液拡散性の低いシート状材料を用いることもできる。液拡散性の低いシート状材料の具体例としては、パルプを積繊し、バインダーで固定した乾式パルプシート〔商品名「JS−50HB」ハビックス(株)製等〕や、湿式吸収紙にエンボス加工したエンボス吸収紙等が挙げられ、そのうち、コストの点からエンボス吸収紙が特に好ましい。
下層吸収体20の坪量は、好ましくは40〜300g/m2、更に好ましくは80〜250g/m2である。
下層吸収体20の長手方向の長さ(全長)は、好ましくは26〜45cm、更に好ましくは28〜40cmであり、前方部Aにおける最大幅(本体5の幅)は、好ましくは6.5〜8.5cm、更に好ましくは7.5〜8.5cmである。
第1実施形態のナプキン1は、上述したように本体5の後方部Bにおける左右両側縁それぞれから幅方向外方に延出する一対の後方フラップ6,6を備えている。後方フラップ6の本体5の長手方向側縁からの延出(最大)幅は、本体5の幅(下層吸収体20の前方部Aにおける最大幅)の120〜240%とすることが好ましい。
第1実施形態においては、後方フラップ6は、排泄領域Pを形成する吸収体材料、即ち、下層吸収体20と実質的に連続している。ここで、「実質的に連続している」には、(1)第1実施形態の如き、排泄領域Pを形成する吸収体材料と後方フラップとが一体不可分に形成されている形態(吸収体材料の一部が後方フラップを形成している形態)の他、(2)吸収体材料と後方フラップとが分離可能に接合している形態(例えば吸収体材料と後方フラップとの間にミシン目が形成されている形態)、(3)吸収体材料と該吸収体材料とは別体の後方フラップとがシートで包まれることにより一体とされている形態が含まれる。
後方フラップ6が排泄領域Pを形成する吸収体材料と実質的に連続していることにより、排泄領域Pに排泄された液の後方フラップ6への移行がスムーズになり、ナプキン1全体としての液吸収性が一層高まる。特に、前記(1)の形態は、フィット性の向上効果に優れている。
また、下層吸収体20の延出部20f(後方フラップ吸収体20f)は、可撓性がありヒップ被覆性に優れることが好ましいが、(1)の場合には部分的に圧縮する熱エンボス処理等によって吸収体の厚みを抑えてフィット性(被覆性)を良好にしながら可撓性を十分に有する形態とすることができる。このようにして下層吸収体20より薄い後方フラップ吸収体20fを有すると、後方側部方向に流れる液を素早く吸収し端部からのモレを抑えると共に、後方フラップ6での吸収量が多くても下層吸収体20へ液を移動させることができるという副次的効果を有する。
表面シート3、裏面シート4としては、それぞれ当該技術分野において従来用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。表面シート3としては、例えば、不織布や開孔フィルム等の各種液透過性のシート材を用いることができる。裏面シート4は、液不透過性でも液透過性でも良く、例えば、透湿性を有しない樹脂フィルムや、微細孔を有し、透湿性を有する樹脂フィルム、撥水不織布等の不織布、これらと他のシートとのラミネート体等を用いることができる。
第1実施形態のナプキン1は、通常の後方フラップ付きの(夜用の)生理用ナプキンと同様に下着に装着して使用できる。
そして、第1実施形態のナプキン1によれば、後方圧搾溝81,91を境界として本体長手方向前端5aから本体長手方向後端5bに向かって本体5の厚みが大きくなっているため、吸収体2が身体形状に適合しやすく、液吸収性、後方部Bによる臀部被覆性、フィット性(特に後方部Bのフィット性)の点で満足できる結果が得られる。また、着用時に発生するナプキン幅方向に沿った皴の発生が、後方圧搾溝81,91によって抑制される。
次に、本発明の他の実施形態について図面を参照して説明する。後述する他の実施形態については、上述した第1実施形態のナプキン1と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、第1実施形態のナプキン1についての説明が適宜適用される。
図5〜図7には、第2実施形態のナプキン1が示されている。第2実施形態のナプキン1は、吸収体2の構成、特に下層吸収体20及び第1後方吸収体21の形状が第1実施形態と異なる。
即ち、第2実施形態においては、下層吸収体20が、その長手方向の全長に亘って一定の幅を有しており、後方フラップ6を形成していない代わりに、第1後方吸収体21が、後方部Bにおいてその長手方向両側縁が幅方向外方に延出し、その延出部21f,21f(後方フラップ吸収体21f)が表面シート3及び裏面シート4と共に一対の後方フラップ6,6を形成している。また、全周圧搾溝8における二対の括れ部8a,8a及び8b,8bそれぞれにおいて溝が繋がっておらず、全周圧搾溝8が長手方向に3つに分断されている点でも第1実施形態と異なる。このような構成を有する第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果が奏される。
また、第2実施形態においては、第1実施形態と異なり、第2後方吸収体22が平面視において矩形や台形あるいはこれらに準じた形状を有しているが、後方フラップ吸収体21fが第1後方吸収体21に延出する形態で形成され且つ該第1後方吸収体21の直上に第2後方吸収体22が形成されているため、第2後方吸収体22が本体5の長手方向後端5b側でも広く形成されていると、ヒップの被覆効果を高めることができる。
また、第1実施形態に比べて第2実施形態では、第1の後方圧搾溝81の平面視における形状と、第1後方吸収体21における第1の後方圧搾溝81寄りの長手方向前端21aの平面視における形状との類似性が高いため(両者が何れも同程度の曲率を有する円弧状に形成されているため)、部分的に圧搾溝を潰す事がなく、適度な曲げ易さと吸収体への皺発生の抑制をすることができる。
図8〜図10には、第3実施形態のナプキン1が示されている。第3実施形態のナプキン1は、複数ではなく、単一の後方圧搾溝81が形成されている点で第1実施形態と異なる。第3実施形態の後方圧搾溝81は、全周圧搾溝8の一部であり、該全周圧搾溝8における本体長手方向後端5b寄りの部分が、後方圧搾溝81を兼ねている。
また、第3実施形態の吸収体2は、第2実施形態と同様の下層吸収体20及び第1後方吸収体21と、前方部Aにおける下層吸収体20の肌当接面側に配置された前方吸収体23とを含んで構成されている。つまり、前方部A、後方部B共に、2層の吸収体を含んで構成されている。
前方吸収体23は、縦長で且つ下層吸収体20よりも幅狭であり、且つ排泄領域Pを跨ぐように配置されている。前方吸収体23は、全周圧搾溝8によって包囲されており、これにより、表面シート3と下層吸収体20とからなる閉鎖空間に封入されている。前方吸収体23が存在することで、前方部Aが中高構造を有するようになるため、排泄領域Pにおける身体形状に対するフィット性及び液吸収性が高まると共に、上述した全周圧搾溝8の形成に起因する歪が低減され、皴が発生し難くなる。
尚、前方吸収体23が形成されて前方部Aが中高になっていても、第3実施形態のナプキン1は、後方圧搾溝81を境界として、本体5の長手方向後端5b側の厚みT2(図10参照)が、本体5の長手方向前端5a側の厚みT1(図9参照)に比して大きく(T2>T1)、また、後方圧搾溝81を境界として、本体5の長手方向後端5b側の曲げ剛性G2が、本体5の長手方向前端5a側の曲げ剛性G1に比して大きい(G2>G1)。
前方吸収体23としては、第1後方吸収体21と同様のものを用いることができる。
前方吸収体23と下層吸収体20との積層部分の無荷重下における厚みは、好ましくは3〜10mm、更に好ましくは4〜8mmであり、前方吸収体23単独の坪量は、好ましくは40〜300g/m2、更に好ましくは80〜250g/m2である。
また、前方吸収体23の幅(最大幅)W3と下層吸収体20の前方部Aにおける最大幅W0との比(W3/W0)は、好ましくは0.2〜0.5、更に好ましくは0.3〜0.4である。前方吸収体23の長手方向の長さ(L3)と下層吸収体20の長手方向の長さ(L0)との比(L3/L0)は、好ましくは0.1〜0.5、更に好ましくは0.2〜0.4である。
このような構成を有する第3実施形態によっても、第1実施形態と略同様の効果が奏される。但し、第3実施形態は、後方圧搾溝が1つしか形成されていないため、後方圧搾溝が複数形成されている第1及び第2実施形態に比して、厚み変化、剛性変化に乏しい分、フィット性に劣る。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。
例えば、後方圧搾溝81,91は、前記後方領域の本体幅方向中央部における本体5の表面シート3側において、本体5の幅方向に延びるように形成されていれば良く、その平面視における形状は、前記実施形態の如き円弧状に限定されず、直線状、台形状等でも良い。また、後方圧搾溝の数は1本でも複数本でも良く、適宜設定可能である。
また、ウイング部7には吸収体が設けられていても良い。また、ウイング部7自体が無くても良い。
また、前記実施形態では、本発明の吸収性物品の適用例の一つとして生理用ナプキンを挙げたが、例えばパンティライナー、おりものシート、失禁パッド等にも適用できる。
本発明の第1実施形態である生理用ナプキンの肌当接面側(表面シート側)を示す平面図である。 図1のX−X線断面を模式的に示す断面図である。 図1のY−Y線断面を模式的に示す断面図である。 図1のZ−Z線断面を模式的に示す断面図である。 本発明の第2実施形態である生理用ナプキンの肌当接面側(表面シート側)を示す平面図である。 図5のX−X線断面を模式的に示す断面図である。 図5のY−Y線断面を模式的に示す断面図である。 本発明の第3実施形態である生理用ナプキンの肌当接面側(表面シート側)を示す平面図である。 図8のX−X線断面を模式的に示す断面図である。 図8のY−Y線断面を模式的に示す断面図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 吸収体
20 下層吸収体
21 第1後方吸収体
22 第2後方吸収体
23 前方吸収体
3 表面シート
4 裏面シート
5 本体
6 後方フラップ
7 ウイング部
8 全周圧搾溝
81 第1後方圧搾溝
8a 括れ部
85 第1横断溝
86 第2横断溝
91 第2後方圧搾溝
A 前方部
B 後方部
P 排泄領域

Claims (4)

  1. 吸収体と該吸収体を被覆する表面シートとを含んで構成される縦長の本体を備え、着用時に着用者の排泄部位に対向配置される排泄領域を含む前方部と、該前方部より背側に配される後方部とを、長手方向に有する生理用ナプキンであって、
    着用時に前記排泄領域よりも背側に配される後方領域の本体幅方向中央部における前記本体の前記表面シート側に、該本体の幅方向に延びる第1及び第2の後方圧搾溝が形成されており、これら複数の後方圧搾溝は、該本体の長手方向に所定間隔を置いて並列に配され且つ該第1の後方圧搾溝が該第2の後方圧搾溝よりも該本体の長手方向前端寄りに位置しており、
    前記本体の前記表面シート側に、前記排泄領域を包囲する全周圧搾溝が形成されており、該全周圧搾溝における該本体の長手方向後端寄りの部分が、前記第1の後方圧搾溝を兼ねており、
    前記全周圧搾溝は、前記本体の幅方向に相対向する一対の括れ部を該本体の長手方向に二対有しており、これら二対の括れ部それぞれにおいて該全周圧搾溝を構成する溝が繋がっておらず、該全周圧搾溝が該長手方向に3つに分断されており、
    前記全周圧搾溝によって閉じられた領域内には、二対の前記括れ部のうちの一対の括れ部間に亘って前記本体の幅方向に延びる第1横断溝が形成されていると共に、他の一対の括れ部間に亘って該幅方向に延びる第2横断溝が形成されており、該第1横断溝と該第2横断溝との間に前記排泄領域が位置しており、
    前記吸収体は、前記前方部から前記後方部に延び且つ前記排泄領域を形成する縦長の下層吸収体と、該後方部における該下層吸収体の肌当接面側に配置された第1後方吸収体と、該第1後方吸収体の肌当接面側に配置された第2後方吸収体とを含んで構成されており、該第1後方吸収体は、前記第1の後方圧搾溝よりも背側に配されており、該第2後方吸収体は、前記第2の後方圧搾溝よりも背側に配されており、
    前記第1後方吸収体は、前記後方部においてその長手方向両側縁が幅方向外方に延出し、その延出部が、前記本体の該後方部における左右両側縁それぞれから幅方向外方に延出する一対の後方フラップを形成しており、
    前記第1及び第2の後方圧搾溝それぞれを境界として、前記本体の長手方向後端側の厚みが、該本体の長手方向前端側の厚みに比して大きい生理用ナプキン
  2. 前記第1及び第2の後方圧搾溝それぞれを境界として、前記本体の長手方向後端側の曲げ剛性が、該本体の長手方向前端側の曲げ剛性に比して大きい請求項1記載の生理用ナプキン
  3. 前記後方フラップが前記排泄領域を形成する吸収体材料と実質的に連続している請求項1又は2記載の生理用ナプキン
  4. 前記第1の後方圧搾溝と、前記第1後方吸収体における該第1の後方圧搾溝寄りの長手方向前端とは、何れも同程度の曲率を有する円弧状に形成されている請求項1〜3の何れか一項に記載の生理用ナプキン。
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