JP6200251B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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本発明は、尿とりパッド、使い捨ておむつ、軽失禁パッド及びライナーなどの吸収性物品に関する。
従来から、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとの間に吸収層を設け、トップシート側を着用者の肌側に配置した吸収性物品が広く用いられている。しかしながら、吸収層の吸収量が不足すると、尿が外部に漏れる等の問題がある。
そこで、表面と裏面の両方の面から尿等を吸収可能な吸収性物品が種々開発されている。例えば、吸収層の両面に不織布を配置した吸収性物品が開発されている(特許文献1参照)。又、非通液性シートの両面にそれぞれ吸収体(吸収層)を配置した吸収性物品が開発されている(特許文献2参照)。
実開平2-130627号公報 特開2009-178235号公報
しかしながら、特許文献1記載の技術の場合、吸収層が1層であるため、尿等の排泄物を十分に吸収することが難しい。又、特許文献2記載の技術の場合も、各吸収層が非通液性シートで隔離されているので、各面でそれぞれ1層の吸収層しか吸収に関与せず、同様に吸収量が十分とはいえない。
従って本発明は、両面から尿等を吸収可能であり、かつ吸収層を3層構造として吸収性能(吸収速度、液戻り量)を増大させた吸収性物品の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の吸収性物品は、吸収層と、前記吸収層の上面を覆う液透過性の上側シートと、前記吸収層の下面を覆う液透過性の下側シートとを有する吸収性物品であって、前記吸収層は、それぞれフラッフパルプと高吸収性樹脂とを含む上層、中央層、及び下層をこの順に積層してなり、前記上層が前記上側シートに面しており、前記中央層に含まれる前記高吸収性樹脂の量が、前記上層及び前記下層に含まれるそれぞれの前記高吸収性樹脂の量よりも多く、前記中央層の面積が、前記上層及び前記下層のそれぞれの面積よりも大きい。
これにより、中央層の吸収量が最も高いため、尿等の排泄物は上層や下層から中央層へ向かって吸収され、吸収性能(吸収速度、液戻り量)が向上する。なお、仮に中央層、上層及び下層の高吸収性樹脂の量を同一とした場合、総吸収量は変わらないが、吸収性能(吸収速度、液戻り量)は向上しない。
又、上記課題を解決するため、本発明の吸収性物品は、吸収層と、前記吸収層の上面を覆う液透過性の上側シートと、前記吸収層の下面を覆う液透過性の下側シートとを有する吸収性物品であって、前記吸収層は、それぞれフラッフパルプと高吸収性樹脂とを含む上層、中央層、及び下層をこの順に積層してなり、前記上層が前記上側シートに面しており、
前記中央層に含まれる前記高吸収性樹脂の量が、前記上層及び前記下層に含まれるそれぞれの前記高吸収性樹脂の量よりも多く、前記中央層の面積が、前記上層及び前記下層の面積よりも小さく、かつ前記中央層を挟む前記上層及び前記下層が、前記中央層の積層位置近傍で前記中央層よりも面方向にはみ出す。
前記中央層に含まれる前記高吸収性樹脂の量が、前記上層及び前記下層にそれぞれ含まれる前記高吸収性樹脂の量の150質量%以上であることが好ましい。
前記中央層において、{(前記高吸収性樹脂の質量)/(前記フラッフパルプの質量+前記高吸収性樹脂の質量)}×100で表されるSAP比率が30〜70%であることが好ましい


この発明によれば、両面から尿等を吸収可能であり、かつ吸収層を3層構造として吸収性能(吸収速度、液戻り量)を増大させた吸収性物品が得られる。
本発明の実施形態に係る吸収性物品の上面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 吸収層の変形例を示す断面図である。
以下に本発明の実施形態について説明する。図1は本発明の実施形態に係る吸収性物品200の上面図、図2は図1のA−A線に沿う断面図である。
図1、図2に示すように、吸収性物品200は略矩形のシート状をなし、吸収層210と、吸収層210の上面及び下面をそれぞれ覆う液透過性の上側シート202A、下側シート202Bを有する。吸収層210は矩形状をなし、上側シート202A、下側シート202Bの対向する四隅は全周にわたってホットメルト接着剤等により固定されている。
そして、図2に示すように、吸収層210は、上層210a、中央層210b、及び下層210cをこの順に積層してなり、上層210aが上側シート202Aに面している。
上層210a、中央層210b、及び下層210cは、いずれもフラッフパルプと高吸収性樹脂(高吸水性ポリマー;SAP)とを含む。
SAPとしては、破砕タイプと、パールタイプ(逆相懸濁重合法により得られるもの)のどちらでも選択できる。
フラッフパルプとしては、針葉樹クラフトパルプ、広葉樹クラフトパルプ等の木材パルプが主に使用できる。また、コットンリンターなどの非木材パルプや熱融着性の合成繊維などを適宜フラッフパルプと混合することもできる。
高吸水性樹脂(SAP)は網目状の分子構造を有し、自重の数百倍の水を吸収してゲル状に膨潤し、その水を保持する機能を有するポリマーである。SAPには、合成ポリマー系と天然物由来系とがあり、合成ポリマー系としては、ポリアクリル酸系、ポリスルホン酸系、アクリルアミド系、ポリビニルアルコール系等が利用でき、天然物由来系としては、デンプン系、セルロース系等が利用できるが、特に限定されずにこれらを適宜用いることができる。
中央層210bに含まれる高吸収性樹脂の量が、上層210a及び下層210cに含まれるそれぞれの高吸収性樹脂の量よりも多くなっている。これにより、中央層210bの吸収量が最も高いため、尿等の排泄物は上層210aや下層210cから中央層210bへ向かって吸収され、吸収性能(吸収速度、液戻り量)が向上する。なお、仮に中央層210b、上層210a及び下層210cの高吸収性樹脂の量を同一とし、各層210a〜210cの高吸収性樹脂の合計量を、本発明の実施形態に係る吸収性物品と同一とした場合、総吸収量は変わらないが、吸収性能(吸収速度、液戻り量)は向上しない。
中央層210bに含まれる高吸収性樹脂の量が、上層210a及び下層210cに含まれるそれぞれの高吸収性樹脂の量の150質量%以上であることが好ましい。上記値が150質量%未満であると、上述した吸収性能(吸収速度、液戻り量)を向上させる効果が少ない。なお、上記値の上限は特に制限されないが、例えば1000質量%である。
中央層210bにおいて、{(高吸収性樹脂の質量)/(フラッフパルプの質量+高吸収性樹脂の質量)}×100で表されるSAP比率が30〜70%であることが好ましい。SAP比率が30%未満であると吸収量を大きくする効果が少なく、70%を超えるとSAPのゲルブロッキングにより尿等の排泄物の拡散を妨げることがある。
液体の拡散を促進させるために、上層210a及び下層210c表面に熱エンボスを施すことが望ましい。
ところで、上述のように中央層210bに含まれる高吸収性樹脂の量を、上層210a及び下層210cに含まれるそれぞれの高吸収性樹脂の量よりも多くする方法としては、(1)中央層210bの厚みを厚くする、(2)中央層210bの面積を大きくする、の2種類が挙げられるが、(1)の場合、吸収層210全体の厚みが厚くなるという問題がある。
そこで、本実施形態においては、中央層210bの面積を、上層210a及び下層210cのそれぞれの面積よりも大きくすると好ましい。このようにすると、吸収層210全体の厚みが厚くならないとともに、各層を積層したときに中央層210bが上層210a及び下層210cから面方向にはみ出し、面方向に吸収層210の周縁部より中央部が厚く盛り上がるので装着時の身体にフィットしやすい立体形状となる。又、この立体形状を、通常の平板状の上層210a、中央層210b、及び下層210cを積層して形成することができるので、特殊な立体金型等の製造装置を用いて吸収層210を製造する必要がなく、コストや生産性の点でも好ましい。
なお、本実施形態においては、図2に示す短手方向の断面、及び図示しない長手方向の断面のいずれから見ても、中央層210bが上層210a及び下層210cからはみ出しているが、必ずしも中央層210bの外縁が上層210a及び下層210cからはみ出していなくてもよく、各層210a〜210cを同一形状とし、その外縁を揃えてもよい。又、中央層210bのすべての外縁が上層210a及び下層210cからはみ出していなくてもよく、例えば、長手方向の断面から見たとき、各層210a〜210cの外縁を揃えてもよい。
但し、中央層210bの外縁の少なくとも一部が上層210a及び下層210cからはみ出していると、面方向に吸収層210の周縁部より中央部が厚く盛り上がるので装着時の身体にフィットしやすい。特に、中央層210bの外縁のすべてが上層210a及び下層210cからはみ出しているとよい。
上側シート202A、下側シート202Bは、液透過性の親水性不織布であればよく、使用者の肌に接するため、感触が柔らかで、皮膚に刺激を与えない繊維材料から形成されている。上側シート202A、下側シート202Bの坪量は15g/m以上が好ましい。上側シート202A、下側シート202Bの坪量が15g/m未満であると、液戻り量が多くなり、着用者に不快感を与え、さらにはかぶれの原因になる。上側シート202A、下側シート202Bは、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステルなどの合成繊維による、エアースルー不織布、ポイントボンド不織布、スパンボンド不織布、スパンレース不織布などが使用できる。特に液戻り量の少ないエアースルー不織布が好適である。
そして、上側シート202A、下側シート202Bの間に吸収層210を挟持した後、上側シート202A、下側シート202を全周にわたってホットメルト接着剤を用いて固定することで、吸収性物品200を製造することができる。接着剤としては、融点が100〜180℃程度の、スチレンーブタジエン−スチレン系共重合体、スチレンーイソプレン−スチレン系共重合体などの合成ゴム系;又はエチレン−酢酸ビニル共重合体などのオレフィン系のホットメルト接着剤を使用できる。ホットメルト接着剤の塗布方法には、ノズルから溶融状態の接着剤を糸状に非接触で塗布するカーテンコート法やスパイラル法、接触式で塗布するスロット法などがあり、公知のあらゆる方法が利用できる。
図3は、吸収層の変形例を示す断面図である。図3に示すように、吸収層310は、上層310a、中央層310b、及び下層310cをこの順に積層してなり、上層310aが上側シート202Aに面しているのは図2と同様である。
一方、中央層310bの面積が、上層310a及び下層310cのそれぞれの面積よりも小さい。このようにすると、各層を積層したときに中央層210bを挟む上層210a及び下層210cが、中央層210bの積層位置近傍で中央層210bよりも面方向にはみ出し、面方向に吸収層210の周縁部より中央部が厚く盛り上がるので装着時の身体にフィットしやすい立体形状となる。
なお、図3に示す短手方向の断面、及び図示しない長手方向の断面のいずれから見ても、中央層310bが上層310a及び下層310cよりも短いが、必ずしも中央層210bの外縁のすべてが上層210a及び下層210cより短い必要はない。例えば、長手方向の断面から見たとき、各層310a〜310cの外縁を揃えてもよい。
中央層、上層及び下層を矩形状とし、さらに図2に示すように、中央層210bの面積が上層210a及び下層210cのそれぞれの面積よりも大きい場合、中央層210bの長手方向及び短手方向の長さを、上層210a及び下層210cのそれぞれの長さに対して20〜80%とすることが好ましく、30〜60%とすることがより好ましい。
上記長さに設定すると、各層を積層したときに面方向に吸収層の周縁部より中央部が厚く盛り上がり易い。
同様に、中央層、上層及び下層を矩形状とし、さらに図3に示すように、中央層210bの面積が上層210a及び下層210cのそれぞれの面積よりも小さい場合、上層210a及び下層210cの長手方向及び短手方向の長さを、中央層210bのそれぞれの長さに対して20〜80%とすることが好ましく、30〜60%とすることがより好ましい。
本発明は上記した実施形態に限定されず、本発明の思想と範囲に含まれる様々な変形及び均等物に及ぶことはいうまでもない。
例えば、吸収層にエンボス加工する場合、エンボスパターンとしては、連続した複数の線状、またはその組み合わせとし、具体的には直線や曲線、格子状、網目状等任意の形状とすることができる。
<吸収性物品の製造>
実施例1〜3として、図1〜図3に示す吸収性物品200を製造した。なお、実施例1は吸収層の中央層、上層及び下層を同一寸法とし、各層が面方向にはみ出さないように積層した。実施例2は吸収層の中央層を、上層及び下層より大きくし、図2に示すように中央層が面方向にはみ出すように積層した。実施例3は吸収層の中央層を、上層及び下層より小さくし、図3に示すように、中央層の積層位置近傍で上層及び下層が中央層よりもはみ出すように積層した。
上側シート202A、下側シート202Bは、20g/m2のエアースルー不織布とした。
吸収性物品200の長手方向の最大長さ480mm、短手方向の長さ190mmとした。又、その他の寸法等の特性を表1に示す値とした。
比較例1の吸収性物品は、吸収層を1層とし、そのフラッフパルプの質量とSAPの質量が実施例1〜3の吸収層(3層の合計)の値と同一となるようにした。
比較例2の吸収性物品は、同一寸法の2層の吸収層を積層し、そのフラッフパルプの質量とSAPの質量が実施例1〜3の吸収層(3層の合計)の値と同一となるようにした。
比較例3の吸収性物品は、同一寸法の3層の吸収層を積層し、そのフラッフパルプの質量とSAPの質量が実施例1〜3の吸収層(3層の合計)の値と同一となるようにした。
得られた吸収性物品及びその各構成部分につき、以下の評価を行った。
坪量:JIS P8124に基づいて測定した。
厚さ:シックネスゲージ(尾崎製作所製のダイヤルシックネスゲージ「PEACOCK」)を用いて測定した。測定条件は、測定荷重250gf、測定子直径30mmで、測定子と測定台の間に試料を置き、測定子を1秒間に1mm 以下の速度で下ろしたときのゲージを読み取った。
なお、表1の「中央部の厚さ」は、中央層が積層されている部分の厚さであり、「周縁部の厚さ」は、図3の場合は中央層が積層されていない部分であって上層及び下層が存在する部分であり、図2の場合は中央層のみが積層され上層及び下層が存在しない部分の厚さである。
なお、坪量、厚さの測定は、JIS-P8111に規定する温湿度条件下(23±1℃、50±2%RH)で平衡状態に保持後に行った。
吸収性物品の吸収速度:重さ755.6gで中央に内径19mmの穴が開いている底面積16.8cmの円筒状の測定冶具を、吸収性物品200の中央の上に置き、測定冶具上部の穴から生理食塩水40mlを注入した。生理食塩水が吸水性物品200に接触した時から治具中央穴の縁に生理食塩水が完全に吸い込まれるまでの時間を計測した(1回目)。そして、3分経過後に再度40mlの生理食塩水を注入し、同様に吸収するまでの時間を計測し(2回目)、さらに3分経過後に再度40mlの生理食塩水を注入し、同様に吸収するまでの時間を計測した(3回目)。なお、上記した1回目、2回目、3回目の各吸収速度の測定は、いずれもN=3サンプルについて行ったものの平均値とした。又、1回目〜3回目の各吸収速度の合計値も算出した。吸収速度が短いほど吸収性能に優れる。
液戻り量:吸収性物品の中央に生理食塩水(それぞれ300ml、450ml)を注入し、10分経過後に、予め重量を測定したろ紙(ADVANTEC社製No.2ろ紙、直径55mm)を注入部の中心に置き、ろ紙の上に687gの錘を載せた(圧力;35g/cm)。錘を載せてから1分経過後に、ろ紙の重量を測り、試験前後のろ紙の重量差(g)を液戻り量とした。液戻り量は、N=3サンプルについて行ったものの平均値とした。液戻り量が少ないほど吸収性能に優れる。
フィット性官能評価
20名のモニターにより、吸収性物品200を実際に穿いてフィット性を評価した。そして、比較例1のフィット性を「普通」とし、各実施例及び比較例のフィット性を以下の基準で相対評価した。そして、モニター20名の平均点を評価点に採用した。
比較例1よりも良い:3点
普通(同等):1点
比較例1よりも悪い:0点
得られた結果を表1に示す。
Figure 0006200251
表1から明らかなように、吸収層を3層構造とし、かつ中央層に含まれるSAPの量を上層及び下層に含まれるそれぞれのSAPの量より多くした各実施例の場合、単に吸収層を1層、2層又は3層としたが中央層のSAPの量を他の層と同一とした比較例1〜3に比べ、吸収速度が高く、さらに液戻り量が少なく、吸収性能に優れたものとなった。
又、各実施例において、面方向に吸収層の周縁部より中央部が厚く盛り上がった実施例2,3の場合、実施例1よりも中央部分の厚さが増している為、実施例1よりも吸収速度と液戻り量が優れていた。
200 吸収性物品
202A 上側シート
202B 下側シート
210、310 吸収層
210a、310a 上層
210b、310b 中央層
210c、310c 下層

Claims (4)

  1. 吸収層と、前記吸収層の上面を覆う液透過性の上側シートと、前記吸収層の下面を覆う液透過性の下側シートとを有する吸収性物品であって、
    前記吸収層は、それぞれフラッフパルプと高吸収性樹脂とを含む上層、中央層、及び下層をこの順に積層してなり、前記上層が前記上側シートに面しており、
    前記中央層に含まれる前記高吸収性樹脂の量が、前記上層及び前記下層に含まれるそれぞれの前記高吸収性樹脂の量よりも多く、
    前記中央層の面積が、前記上層及び前記下層のそれぞれの面積よりも大きい吸収性物品。
  2. 吸収層と、前記吸収層の上面を覆う液透過性の上側シートと、前記吸収層の下面を覆う液透過性の下側シートとを有する吸収性物品であって、
    前記吸収層は、それぞれフラッフパルプと高吸収性樹脂とを含む上層、中央層、及び下層をこの順に積層してなり、前記上層が前記上側シートに面しており、
    前記中央層に含まれる前記高吸収性樹脂の量が、前記上層及び前記下層に含まれるそれぞれの前記高吸収性樹脂の量よりも多く、
    前記中央層の面積が、前記上層及び前記下層の面積よりも小さく、
    かつ前記中央層を挟む前記上層及び前記下層が、前記中央層の積層位置近傍で前記中央層よりも面方向にはみ出す吸収性物品。
  3. 前記中央層に含まれる前記高吸収性樹脂の量が、前記上層及び前記下層にそれぞれ含まれる前記高吸収性樹脂の量の150質量%以上である請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記中央層において、{(前記高吸収性樹脂の質量)/(前記フラッフパルプの質量+前記高吸収性樹脂の質量)}×100で表されるSAP比率が30〜70%である請求項3に記載の吸収性物品。
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