JP7215951B2 - テープ式使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、テープ式使い捨ておむつに関する。
一般的なテープ式使い捨ておむつ(図7)は、股間部と、股間部の前側に延在する腹側部分Fと、股間部の後側に延在する背側部分Bとを有し、幅方向中央に沿って腹側部分Fから股間部を通り背側部分Bまで吸収体が設けられている。腹側部分F、股間部、および背側部分Bは、吸収体の両側縁より幅方向外側にそれぞれ延出するサイドフラップ部SFをそれぞれ有する。背側部分Bの背側サイドフラップ部SFは、幅方向外側へそれぞれ突出する止着テープ5を有し、身体への装着に際して、止着テープ5を腰の両側から腹側外面に回して腹側外面に止着する構造となっている。
このようなテープ式使い捨ておむつは、乳幼児向けとして用いられる他、介護用途(成人用途)で広く使用されている。
テープ式使い捨ておむつは前後方向の長さが長いため、通常は吸収体の内面を内側にして折り畳んだ状態で包装フィルムに収納されている。詳しくは、前後方向の長さが比較的短い乳幼児用の製品は二つ折りにすることが多く、前後方向の長さが比較的長い成人用の製品は三つ折りにすることが多い。
消費者は、包装フィルムからおむつを取り出し、折り畳まれた状態のおむつを広げて平らな状態に戻した後に、身体に宛がって装着する。
特開2015-024070号公報 特開2018-000439号公報
図8に示すように、消費者が折り畳まれた状態のおむつを広げて平らな状態に戻す際に、折り畳まれていた部分の吸収体に折り皺GPが入っている場合や、折り畳まれていた部分の吸収体同士が厚み方向に重なり合って段差UEが生じている場合がある。
消費者が吸収体に生じた折り皺GPを直さずに装着した場合、折り皺GPの窪みにより、装着者の肌面とおむつの間に空間ができるため、尿漏れなどの原因になるおそれがある。特に、折り皺GPの窪みは吸収体の幅方向に沿って延在していることが多いため、足回り部分からの尿漏れのリスクを高める要因となる。
また、消費者が吸収体に生じた段差UEを直さずに装着した場合、おむつの装着感が悪化するおそれがある。特に製品を三つ折りにしていた場合に、背側の折り畳まれていた部分の吸収体に段差UEが生じていると、座ったときや横になったときに段差UEが臀部に当たり、違和感を覚えやすい。
そこで、本発明の主たる課題は、吸収体の折り皺に起因する尿漏れのリスクを低減することにある。また、折り畳むことによって生じる吸収体の段差によって、装着感が低下することを防止することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<第1の態様の発明>
股間部と、前記股間部の前側に延在する腹側部分と、前記股間部の後側に延在する背側部分と、
幅方向中央に沿って前記腹側部分から前記股間部を通り前記背側部分まで設けられた吸収体と、
前記腹側部分の前記吸収体の両側縁より幅方向外側にそれぞれ延出する腹側サイドフラップ部と、
前記股間部の前記吸収体の両側縁より幅方向外側にそれぞれ延出する股間サイドフラップ部と、
前記背側部分の前記吸収体の両側縁より幅方向外側にそれぞれ延出する背側サイドフラップ部と、
前記腹側サイドフラップ部から前記股間サイドフラップ部を通り前記背側サイドフラップ部まで延在する、前後方向に伸長した状態で配置される細長状弾性伸縮部材と、を有し、
製品状態で、前記腹側部分および前記背側部分の一方が前記吸収体の内面に向かって折り曲げられ、さらに前記腹側部分および前記背側部分の他方が折り曲げられた部分の上に被さるように折り曲げられて、三つ折りにされたテープ式使い捨ておむつにおいて、
前記細長状弾性伸縮部材よりも幅方向中央側の位置であって、かつ、
前記吸収体の幅方向外側端部のうち、前記テープ式使い捨ておむつの折り曲げ部が在る外側屈曲部分、前記外側屈曲部分の前後方向中央側に隣接する中央側隣接部分、および前記外側屈曲部分の前後方向外側に隣接する外側隣接部分の少なくともいずれか一つの位置に、
前記吸収体のその他の部分よりも剛性が高い高剛性部が設けられている、ことを特徴とするテープ式使い捨ておむつ。
(作用効果)
折り畳まれたおむつを広げて平らな状態に戻すとき、細長状弾性伸縮部材が収縮すると、吸収体にも収縮力が伝達され、折り皺が残りやすくなる。また、前記細長状弾性伸縮部材の収縮力によって、吸収体が前後方向に収縮し、吸収体同士が重なり合って段差が生じる。
本発明者は、研究開発の結果、細長状弾性伸縮部材よりも幅方向中央側の位置であって、かつ、吸収体の幅方向外側端部のうち、折り曲げ部が在る外側屈曲部分、外側屈曲部分の前後方向中央側に隣接する中央側隣接部分、および外側屈曲部分の前後方向外側に隣接する外側隣接部分の少なくともいずれか一つの位置に、吸収体のその他の部分よりも剛性が高い高剛性部を設けた。このような位置に設けた高剛性部によって、細長状弾性伸縮部材の収縮力が吸収体に伝達されることを抑止し、折り皺の発生や、折り畳みによる段差の発生を抑えることができたためである。なお、この細長状弾性伸縮部材は、足回りのフィット性を高めて尿などの横漏れを防ぐために設けられたものであり、平面ギャザーということもできる。この平面ギャザーは、立体ギャザーとは異なり、立体ギャザーよりも幅方向外側に位置する。
折り皺の発生や折り畳みによる段差の発生を防ぐ観点からは、おむつの前後方向において、折り曲げ部に近い位置ほど、吸収体の折り曲げ部に対する影響(細長状弾性伸縮部材の収縮力の影響)が大きいため、できるだけ折り曲げ部に近い位置に高剛性部を設けることが好ましい。そのため、外側屈曲部分、中央側隣接部分および外側隣接部分のいずれか1箇所に高剛性部を設けるとするならば、外側屈曲部分に設けることが最も好ましい。もっとも、外側屈曲部分に設けずに、中央側隣接部分または外側隣接部分に設けるようにしても良い。なお、外側屈曲部分、中央側隣接部分および外側隣接部分のいずれか1箇所に設けるよりは、外側屈曲部分、中央側隣接部分および外側隣接部分のうち、任意に選んだ複数の部分や、すべての部分に高剛性部を設ける態様にするほうが良い。高剛性部を設ける範囲が広くなるほど、細長状弾性伸縮部材の収縮力が吸収体に伝達されることを抑止できるからである。
<第2の態様>
前記高剛性部は前後方向に延在してなるものである前記第1の態様のテープ式使い捨ておむつ。
(作用効果)
テープ式使い捨ておむつの前後方向に延在するように高剛性部を設けることが好ましい。吸収体の折り皺や折り畳みによる段差は、テープ式使い捨ておむつの幅方向に沿って生じることが多い。そのため、その折り皺と交差する前後方向に沿って延在するように高剛性部を設けると、吸収体の折り皺や折り畳みによる段差の発生を抑止する効果が高くなる。
吸収体の折り皺や折り畳みによる段差の発生を効果的に抑止するためには、折り曲げ部を跨ぐようにして、高剛性部を前後方向に延在させることが好ましい。
<第3の態様>
前記テープ式使い捨ておむつは、前後方向に伸縮可能な起立弾性伸縮部材とギャザーシートを有する立体ギャザーを有し、
前記立体ギャザーは、前記テープ式使い捨ておむつの幅方向両側部に配置され、
前記テープ式使い捨ておむつの前後方向両端部で、前記ギャザーシートが倒伏状態で前記テープ式使い捨ておむつの内面に固定されており、前記テープ式使い捨ておむつの前後方向中間部で、前記ギャザーシートが前記テープ式使い捨ておむつの内面に固定されておらず、前記固定されていない部分に前記起立弾性伸縮部材が設けられ、前記起立弾性伸縮部材が前後方向に収縮することにより、前記ギャザーシートが前記テープ式使い捨ておむつの使用面に対して起立する構成とされ、
前記高剛性部は、幅方向外側から内側へ向かって突出して細長状に形成されており、
前記高剛性部の幅方向外側の股間側端部が前記中央側隣接部分に位置し、前記高剛性部の幅方向外側のウエスト側端部が前記外側隣接部分に位置する前記第1の態様のテープ式使い捨ておむつ。
(作用効果)
細長状弾性伸縮部材が収縮すると、その収縮力の影響を受けて、高剛性部の幅方向外側の股間側端部が前後方向外側へ移動し、高剛性部の幅方向外側のウエスト側端部が前後方向中央側へ移動する。言い換えれば、高剛性部の幅方向外側に在る両端部が、それぞれ折れ曲がり部へ向かって移動する。その結果、高剛性部の幅方向内側が立ち上がりやすくなり、その影響を受けて、立体ギャザーの立ち上がりが促進される。
以上のとおり本発明によれば、吸収体の折り皺の発生を抑えることができるため、折り皺に起因する尿漏れのリスクを低減することができる。また、折れ曲がり部分において、吸収体に段差が生じにくくなるため、装着感の低下を防止することができる。
テープ式使い捨ておむつの展開状態の内面側を示す平面図である。 図1のX-X断面図である。 図1のW-W断面図である。 テープ式使い捨ておむつの展開状態の外面側を示す平面図である。 図1のY部分の拡大図である。 図5のZ部分の拡大図であり、高剛性部の説明図である。 従来のテープ式使い捨ておむつの装着状態の左側を示す概略図である。 従来のテープ式使い捨ておむつの背側部分の内面を撮影した写真である。 本発明に係るテープ式使い捨ておむつの背側部分の内面を撮影した写真である。 本発明に係るテープ式使い捨ておむつを三つ折りに折り畳む手順の説明図である。 本発明に係るテープ式使い捨ておむつ(三つ折り)の展開手順の説明図である。 本発明に係るテープ式使い捨ておむつを二つ折りに折り畳む手順の説明図である。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しつつ詳説する。
(テープ式使い捨ておむつについて)
図1~図4は、本発明に係るテープ式使い捨ておむつの一例100を示しており、この使い捨ておむつ100は、裏面側に位置するバックシート1と肌に接触する透液性トップシート2との間に、吸収体3が介在されているものである。股間部Cは使用時に身体の股間と対応させる部分を意味し、殆ど多くの製品では前後方向中央部及びその前後近傍の部分である。具体的には、成人向け吸収性物品の場合、製品の前後方向中央を基準として±150mmの範囲である。また、腹側部分(前側部分)Fは股間部Cよりも前側の部分を意味し、背側部分(後側部分)Bは股間部Cよりも後側の部分を意味する。
吸収体3としては、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、あるいは不織布を基本とし、必要に応じて高吸収性ポリマーを混合、固着等してなるものを用いることができる。また、必要に応じて、吸収体3はクレープ紙(図示せず)により包むことができる。また、吸収体3の形状は適宜定めることができるが、図示のような砂時計形状の他、長方形等のように、股間部の前側から後側まで延在する形状が好適である。吸収体4におけるパルプ目付けは100~500g/m2程度、厚みは1~15mm程度であるのが望ましい。また、高吸水性樹脂の目付けは0~300g/m2程度であるのが望ましい。高吸水性樹脂含有率が少な過ぎると、十分な吸収能を与えることができず、多過ぎるとパルプ繊維間の絡み合いが無くなり、ヨレや割れ等が発生し易くなる。
バックシート1は、吸収体3の周囲より外側に延在しており、吸収体3に吸収された排泄物の裏面側への移動を遮断するものである。バックシート1としては、ポリエチレンフィルム等のプラスチックフィルムの他、ムレ防止の点から遮水性を損なわずに透湿性を備えたシートも用いることができる。この遮水・透湿性シートは、例えばポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートを用いることができる。バックシート1の単位面積あたりの重量は10~40g/m2であるのが好ましく、厚みは0.01~0.1mmであるのが好ましい。
バックシート1の裏面は外装シート12で覆われており、この外装シート12の両側部はバックシート1の側縁よりも外側に延在している。外装シート12としては各種の不織布を用いることができるが、スパンボンド不織布が好適である。外装シート12は省略することもでき、その場合、バックシート1が外装シート12と同形状に形成される。
トップシート2は、吸収体3の周囲より外側に延在しており、吸収体3側縁より外側に延在する部分がバックシート1にホットメルト接着剤等により固着されている。トップシート2としては、有孔または無孔の不織布や穴あきプラスチックシートなどが用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができる。透液性トップシート2に用いる不織布の繊維目付けは15~30g/m2であるのが好ましく、厚みは0.05~1mmであるのが好ましい。
図2及び図3にも示されるように、物品内面の両側部(図示形態ではトップシート2の側縁部表面からその側方に延在する外装シート12の表面)には、バリヤーシート4の幅方向外側の部分4xが前後方向全体にわたり貼り付けられている。バリヤーシート4は、各種不織布(スパンボンド不織布が好適である)の他、バックシートに用いられるものと同様のプラスチックフィルム、又はこれらの積層シートを用いることができるが、肌への感触性の点で、撥水処理を施した不織布が好適である。バリヤーシート4の幅方向中央側の部分4cは、前後方向両端部では物品内面(図示形態ではトップシート2表面)にホットメルト接着剤等の手段により固着されているが、これらの間の中間部は非固定の自由部分となっており、この自由部分の先端部(展開状態における幅方向中央側の端部)には、バリヤーシートの起立に寄与する起立弾性伸縮部材4Gが前後方向に沿って伸張状態でホットメルト接着剤等により固定されている。この起立弾性伸縮部材4G(他の起立弾性伸縮部材や細長状弾性伸縮部材30も同様)としては、糸状、紐状、帯状等に形成された、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリスチレン、スチレンブタジエン、シリコン、ポリエステル等、通常使用される素材を用いることができる。この自由部分は、起立弾性伸縮部材4Gの収縮力が作用する結果、図4に示されるように、物品内面(図示形態ではトップシート2表面)に対して起立するバリヤーを構成する。この起立部分の基端4bはバリヤーシート4における幅方向外側の固定部分4xと内側の部分4cとの境に位置する。このように、起立弾性伸縮部材4Gが収縮して生じるバリヤーのことを立体ギャザーともいい、この立体ギャザーを構成するバリヤーシート4をギャザーシートともいう。
使い捨ておむつ100の前後方向両端部では、バックシート1、外装シート12、透液性トップシート2およびバリヤーシート4が吸収体3の前後端よりも前後両側にそれぞれ延在され、吸収体3の存在しないエンドフラップ部EFが形成されている。
一方、使い捨ておむつ100の左右両側部では、バックシート1、外装シート12、透液性トップシート2およびバリヤーシート4が吸収体3の側縁よりも側方にそれぞれ延在され、吸収体3の存在しないサイドフラップ部が形成されており、各サイドフラップ部におけるシート間(図示例ではバックシート1及びトップシート2間)(サイドフラップ部を構成するシートをサイドフラップシートともいう)には、腹側部分Fのウエスト側部分から背側部分Bのウエスト側部分まで、複数本の細長状弾性伸縮部材30が間隔を空けて平行に且つそれぞれ長手方向に伸張した状態で挟持固定されている。
サイドフラップ部のうち腹側部分Fのウエスト側部分及び背側部分Bのウエスト側部分にそれぞれ位置する部分は、それらの間の中間部分よりも側方に延出されており、これらの部分が、おむつの胴回り部分となるウエスト側サイドフラップ部SFをそれぞれ構成する。
背側部分Bの両ウエスト側サイドフラップ部SFは、その側縁の上端部及び下端部近傍からそれぞれ突出する止着テープ5が取り付けられている。腹側部分Fのウエスト側端縁と背側部分Bのウエスト側端縁とが合わさるように、おむつ100の前後方向中央を境に二つ折りした状態では、腹側部分Fのウエスト側サイドフラップ部SFの下縁は背側部分Bの下端部近傍の止着テープ5の下縁より股間側に位置するように、サイドフラップ部SFの寸法・形状及び止着テープ5の位置等が定められている。また、腹側部分Fの胴回り部表面に幅方向に沿ってフロントターゲットテープ6が貼着されており、身体への装着に際しては、おむつ100を身体にあてがった状態で、両側のファスニングテープ5を腰の各側から腹側外面に回してフロントターゲットテープ6に止着する。フロントターゲットテープ6は省略することもでき、その場合には止着テープ5はおむつ外面(図示形態の場合外装シート12)に直に止着される。
図示例の止着テープ5は、ウエスト側サイドフラップ部SFの側端部の裏面にホットメルト接着剤等の手段により固着された基端部、及びウエスト側サイドフラップ部SFの側端から突出する先端側部分を有する主基材シート8Aと、主基材シートの先端部近傍の内面に接着剤等の手段により固着されたフックテープ(メカニカルファスナーの雄材)9と、ウエスト側サイドフラップ部SFの側端部の表面における主基材シート8Aの基端部と重なる部位にホットメルト接着剤等の手段により固着された基端部、及びウエスト側サイドフラップ部SFの側端から突出し、主基材シート8Aの先端側部分におけるフックテープ9よりも基端側の部分に接着剤等の手段により固着された先端側部分を有する副基材シート8Bとを有するものである。止着テープ5は、未使用時にはおむつ内面側に折り返されて仮止めされており、使用時に展開される。主基材シート8A及び副基材シート8Bとしては、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、PET(ポリエチレンテレフタレート)等のオレフィン系樹脂のシートを用いることができ、主基材シート8Aについては強度の観点から厚さが40~300μm、特に60~200μm程度であるのが好ましい。
図5に図1のY部分の拡大図を示す。このY部分には3本の細長状弾性伸縮部材30が存在する。詳しくは、最も幅方向内側に位置する細長状弾性伸縮部材30A、最も幅方向外側に位置する細長状弾性伸縮部材30C、それらの間に位置する細長状弾性伸縮部材30Bからなる。この図5において、前後方向の後側には背側折り曲げ部BLが設けられ、前後方向の前側には腹側折り曲げ部FLが設けられている。そして、細長状弾性伸縮部材30よりも幅方向中央側の位置であって、かつ、吸収体3の幅方向外側端部のうち、テープ式使い捨ておむつの折り曲げ部Lが在る部分を外側屈曲部分50とする。図面上は、説明の便宜のために、折り曲げ部BLを幅方向に延在する1本の直線で表している(詳しくは、他の部材と見分けやすくするために、太い二点鎖線にしている)が、実際は1本の直線になることは稀である。実際上は、幅方向に延在しているものの、多少の蛇行した線になることが多く、複数本の線が生じていることもある。また、背側折り曲げ部BLの前後方向の長さもある程度の長さがあることが多く、具体的には、10~20mm程度の長さを有することが多い。したがって、外側屈曲部分50自体が、平面視で、ある程度の面積を備えたものになる。具体的には、図6(A)に示す外側屈曲部分50の前後方向の長さ50dは、約20~40mmである。そして、10~20mmとすることがより好ましく、10mmとすることが最も好ましい。本発明においては、折り曲げ部Lが、おむつの幅方向に沿って、おむつの前後方向と直交する方向に、延在するものと仮定し、その仮定の下で、外側屈曲部分50や、後述の中央側隣接部分51や外側隣接部分52を定めるものとする。折り曲げ部L(FL、BL)の位置は、図10や図11に示すように、パッケージングのために折り畳まれたおむつ100の、前後方向の端部をいう。
図6(A)に示すように、外側屈曲部分50よりも前後方向中央側には中央側隣接部分51が存在する。この中央側隣接部分51に高剛性部60が設けられる可能性があることを考慮すると、中央側隣接部分51の前後方向の長さ51dは、10~30mmとすることが好ましく、10~15mmとすることがより好ましく、15mmとすることが最も好ましい。外側屈曲部分50や外側隣接部分52に高剛性部60が設けられず、かつ、中央側隣接部分51の全領域に高剛性部60が設けられた場合を仮定したときに、前記長さ51dが10mmよりも短いと、細長状弾性伸縮部材30の収縮力が吸収体30に伝わりやすくなり、折り曲げ部Lの吸収体3に深い折り皺が生じたり、吸収体3に段差が生じたりする可能性がある。他方、前記長さ51dが30mmよりも長いと、高剛性部60が着用者の肌に接触する面積が大きくなるため、着用者が不快に感じるおそれがある。
また、外側屈曲部分50よりも前後方向外側には外側隣接部分52が存在する。この外側隣接部分52にも高剛性部60が設けられる可能性があることを考慮すると、外側隣接部分52の前後方向の長さ52dは、10~30mmとすることが好ましく、10~15mmとすることがより好ましく、15mmとすることが最も好ましい。外側屈曲部分50や中央側隣接部分51に高剛性部60が設けられず、かつ、外側隣接部分52の全領域に高剛性部60が設けられた場合を仮定したときに、前記長さ52dが10mmよりも短いと、細長状弾性伸縮部材30の収縮力が吸収体30に伝わりやすくなり、折り曲げ部Lの吸収体3に深い折り皺が生じたり、吸収体3に段差が生じたりする可能性がある。他方、前記長さ52dが30mmよりも長いと、高剛性部60が着用者の肌に接触する面積が大きくなるため、着用者が不快に感じるおそれがある。
図6(A)は、外側屈曲部分50、中央側隣接部分51および外側隣接部分52に高剛性部60を設けた例を示している。詳しくは、中央側隣接部分51から外側屈曲部分50を通って外側隣接部分52まで、前後方向に沿って延在する高剛性部60が設けられている。この高剛性部60は、幅方向に所定の間隔を空けて3本設けられている。高剛性部60の本数などは特に限定されないが、平面視で、外側屈曲部分50、中央側隣接部分51および外側隣接部分52の各面積を合計した全面積に対して、高剛性部60を設ける面積が大きくなるほど、吸収体3に折れ皺が生じたり、段差が生じたりすることを防ぐことができる。これは、細長状弾性伸縮部材30の収縮力が、高剛性部60で遮断されて、吸収体3の折れ曲がり部Lまで伝わりにくくなるからである。
前述のように、折れ曲がり部Lが幅方向に沿って生じ、おむつを展開状態にしたときに、その折れ曲がり部Lに幅方向に沿った皺が発生することを防止する必要があるため、折れ曲がり部Lと交差するように、高剛性部60を前後方向に延在させることが好ましい。なお、図6(A)では、折れ曲がり部Lと高剛性部60の延在方向の間の角度αを90度にしているが、直角に限られるものではない。具体的には、折れ曲がり部Lと高剛性部60の間の角度αを30~150度の範囲にすることが好ましく、45~135度の角度にすることがより好ましく、90度の角度にすることが最も好ましい。前記角度αが30℃より小さいと、または150度よりも大きいと、折れ曲がり部Lの吸収体3に皺が発生することを抑止したり、段差が生じたりすることを抑止したりしづらくなる。
図6(B)は、高剛性部60を幅方向外側から内側へ向かって突出して細長状に形成した例を示す。具体的には、高剛性部60を曲線状(弧状)に形成し、折り曲げ線Lを基準として、前後方向に対称になるように形成している(この図示例では対称にしているが、非対称にしてもよい)。そして、前記高剛性部60の幅方向外側の股間側端部60aが中央側隣接部分に位置し、高剛性部60の幅方向外側のウエスト側端部60bが外側隣接部分に位置している。
このような高剛性部60を設けた状態で、細長状弾性伸縮部材30が収縮すると、その収縮力の影響を受けて、高剛性部60の幅方向外側の股間側端部60aが前後方向外側へ移動し、高剛性部の幅方向外側のウエスト側端部60bが前後方向中央側へ移動する。詳しくは、図6(B)に矢印で示したように、高剛性部60の幅方向外側に在る両端部60a、60bが、それぞれ折り曲がり部Lへ向かって移動する。その結果、高剛性部60の幅方向内側部分60cが、着用者の肌側へ向かって立ち上がりやすくなり、その影響を受けて、立体ギャザーの立ち上がりも促進される。
図6(B)のように、高剛性部60を曲線状にするのではなく、図6(C)のように、高剛性部60を「くの字」状にしても同様の効果を得ることができる。
なお、図6(B)(C)に示すように、立体ギャザーの立ち上がり効果を得るためには、高剛性部60を立体ギャザーの立ち上がり基端の近傍位置に設けることが好ましい。
前述の各高剛性部60は、たとえばエンボス加工によって形成することができる。そのほか、高剛性部60を形成したい部分の吸収体3の目付量を他の部分よりも多くしても良い。具体的には、高剛性部60の吸収体3の目付量を他の部分の1.5~3倍にすることが好ましく、2~3倍にすることがより好ましい。目付量が1.5倍よりも少ないと、吸収体3に折れ皺が生じたり、段差が生じたりすることを防ぐことが難しくなる。目付量が3倍よりも多いと、高剛性部60が硬くなって、着用者の肌に触れた際に、着用者が不快感を覚えるおそれがある。高剛性部60の吸収体3のパルプ目付量は、600~800g/m2にすることが好ましく、600~700g/m2にすることがより好ましい。他方、高剛性部60以外の吸収体3のパルプ目付量は、250~500g/m2にすることが好ましく、300~400g/m2にすることがより好ましい。
その他の高剛性部60の形成方法としては、高剛性部60を形成したい部分に、他の部材(例えば、不織布やフィルム)を混入したりしてもよい。
平面視における高剛性部60の面積は、3~60cm2にすることが好ましく、8~40cm2にすることがより好ましく、15~30cm2にすることがさらに好ましい。高剛性部60の面積が3cm2よりも狭いと、高剛性部60の作用(細長状弾性伸縮部材30の収縮力が吸収体3へ伝達されることを防ぐ作用)を十分に発揮することができず、吸収体3に深い折り皺GPが生じたり、段差UEが生じたりする可能性がある。他方、高剛性部60の面積が60cm2よりも広いと、硬い高剛性部60が着用者の肌に当たる面積が増えるため、着用者が不快感を覚えやすい。
高剛性部60の前後方向の長さは、20~100mmにすることが好ましく、40~80mmにすることがより好ましく、50~75mmにすることがさらに好ましい。高剛性部60の幅方向の長さは、15~60mmにすることが好ましく、20~50mmにすることがより好ましく、30~40mmにすることがさらに好ましい。高剛性部60の前後方向の長さおよび幅方向の長さは、平面視における高剛性部60の面積が前述の数値範囲内になるように計算して決定する。
なお、前述の平面視における高剛性部60の面積の値は、おむつ100の腹側または背側のいずれか一方であって、かつ、おむつ100の幅方向の左側または右側のいずれか一方に設けられる高剛性部60の面積について述べたものである。したがって、おむつ100の腹側または背側のいずれか一方であって、かつ、おむつ100の幅方向の左側および右側の両方に高剛性部60を設ける場合は、おむつ100の左側に設ける高剛性部60の面積を3~60cm2にすることが好ましく、8~40cm2にすることがより好ましく、15~30cm2にすることがさらに好ましく、おむつ100の右側に設ける高剛性部60の面積を3~60cm2にすることが好ましく、8~40cm2にすることがより好ましく、15~30cm2にすることがさらに好ましい。おむつ100の腹側および背側の両方に高剛性部60を設ける場合も、上記と同様に考えればよい。要するに、おむつ100を4等分する(おむつ100の前後方向を腹側と背側に2等分するとともに、おむつ100の幅方向を左側と右側に2等分する)と仮定し、4等分した各部分のそれぞれの高剛性部60の面積が、前記範囲(好ましくは3~60cm2、より好ましくは8~40cm2、さらに好ましくは15~30cm2。以下同じ)になるようにする。したがって、4等分した部分のうち、例えば、おむつ100の背側であって、かつ幅方向左側の部分に、高剛性部60を二つ設ける場合は、その二つの高剛性部60の面積を合計した面積が前記範囲になるようにするとよい。
なお、平面視における高剛性部60の形状は任意に定めることができる。図6に示す形状のほか、円形、三角形、波線形などにしてもよい。また、高剛性部60の数も任意に定めることができる。図6では、1個設けた場合及び3個設けた場合を例示しているが、2個設けたり、4個以上設けたりしてもよい。
<その他の説明>
以上の説明における不織布としては、部位や目的に応じて公知の不織布を適宜使用することができる。不織布の構成繊維としては、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維(単成分繊維の他、芯鞘等の複合繊維も含む)の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維等、特に限定なく選択することができ、これらを混合して用いることもできる。不織布の柔軟性を高めるために、構成繊維を捲縮繊維とするのは好ましい。また、不織布の構成繊維は、親水性繊維(親水化剤により親水性となった疎水性繊維を含む)であっても、疎水性繊維若しくは撥水性繊維(撥水剤により撥水性となった撥水性繊維を含む)であってもよい。また、不織布は一般に繊維の長さや、シート形成方法、繊維結合方法、積層構造により、短繊維不織布、長繊維不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、スパンレース不織布、サーマルボンド(エアスルー)不織布、ニードルパンチ不織布、ポイントボンド不織布、積層不織布(同一又は類似の不織布層が積層されたSSS不織布等の他、異なる不織布層が積層された、スパンボンド層間にメルトブローン層を挟んだSMS不織布、SMMS不織布等)等に分類されるが、これらのどの不織布も用いることができる。積層不織布は、すべての層を含む一体の不織布として製造され、すべての層にわたる繊維結合加工がなされたものを意味し、別々に製造された複数の不織布をホットメルト接着剤等の接合手段により貼り合わせたものは含まない。
以上の説明では、大人用のテープ式おむつ100を例示して説明した。大人用のテープ式おむつ100は前後方向の長さが長い傾向がある。このおむつをパッケージングして販売する際には、消費者の便宜を図るためにパッケージの大きさを小型化する必要がある。そのため、図10に示すように、一般にはおむつ100を前後方向に約三等分した位置で三つ折り(まず、図10(D)に示すように、まず三等分した一端側部分(図示例では腹側部分)をおむつ100の内面に向かって折り畳み、図10(E)に示すように、次に、その一端側部分の上に他端側端部を被せるように折り畳む折り方。巻き三つ折りともいう)した上でパッケージングされる。図10(F)が三つ折りされた状態のおむつ100である。図10では、最初に腹側部分を折り畳み、その後に背側部分を折り畳んでいるが、最初に背側部分を折り畳み、その後に腹側部分を折り畳んでもよい。
消費者がおむつ100を使用する際には、図10とは逆の手順となり、図11(G)、(H)、(I)の順におむつ100を展開する(なお、おむつ100の展開方向は、折り畳み方向と逆になる。)。
しかし、本発明はこのような三つ折り以外にも用いることができる。具体的には、乳幼児用のテープ式おむつは前後方向の長さが短い傾向があるため、二つ折りにしてパッケージングされる。具体的には、図12に示すように、前後方向の中央部分が折り曲げ部Lとなるようにして、おむつ100の内面が内側となるようにして、二つ折りされる(折り畳み手順は図12(J)、(K)の順であり、展開手順はその反対である)。つまり、股間部Cまたは股間部C近傍に折り曲げ部L(SL)が形成される。この場合は、この折り曲げ部SLと細長状弾性伸縮部材30の外側屈曲部分50、または外側屈曲部分50の隣接部分(腹側隣接部分、背隣接部分)に高剛性部を設けるようにしてもよい。高剛性部の形成方法やその作用効果は、三つ折りの場合と同じであるため、ここでは記載を省略する。
<明細書中の用語の説明>
明細書中の以下の用語は、明細書中に特に記載が無い限り、以下の意味を有するものである。
・「前後方向」とは図中で前後方向と示す方向(縦方向)を意味し、「幅方向」とは図中で幅方向と示す方向(左右方向)を意味し、前後方向と幅方向とは直交するものである。
・「内面」とは部材の、着用した際に着用者の肌に近い方の面を意味し、「裏面」とは部材の、着用した際に着用者の肌から遠い方の面を意味する。
・「目付け」は次のようにして測定されるものである。試料又は試験片を予備乾燥した後、標準状態(試験場所は、温度23±1℃、相対湿度50±2%)の試験室又は装置内に放置し、恒量になった状態にする。予備乾燥は、試料又は試験片を温度100℃の環境で恒量にすることをいう。なお、公定水分率が0.0%の繊維については、予備乾燥を行わなくてもよい。恒量になった状態の試験片から、試料採取用の型板(100mm×100mm)を使用し、100mm×100mmの寸法の試料を切り取る。試料の重量を測定し、100倍して1平米あたりの重さを算出し、目付けとする。
・「厚み」は、自動厚み測定器(KES-G5 ハンディ圧縮計測プログラム)を用い、荷重:0.098N/cm2、及び加圧面積:2cm2の条件下で自動測定する。有孔不織布の厚みは、孔及びその周囲の突出部以外の部分で測定する。
・吸水量は、JIS K7223-1996「高吸水性樹脂の吸水量試験方法」によって測定する。
・吸水速度は、2gの高吸収性ポリマー及び50gの生理食塩水を使用して、JIS K7224‐1996「高吸水性樹脂の吸水速度試験法」を行ったときの「終点までの時間」とする。
・「展開状態」とは、収縮や弛み無く平坦に展開した状態を意味する。
・各部の寸法は、特に記載が無い限り、自然長状態ではなく展開状態における寸法を意味する。
・試験や測定における環境条件についての記載が無い場合、その試験や測定は、標準状態(試験場所は、温度23±1℃、相対湿度50±2%)の試験室又は装置内で行うものとする。
<効果>
図9に示すように、本発明に係るテープ式使い捨ておむつによれば、折り曲げ部Lを中心とする折り畳み部分に折り皺GPや段差UEが生じない(生じたとしてもごく僅かなものである)ため、折り皺GPを要因とする横漏れの発生や、段差UEを要因とする装着感の悪化を防止することができる。
本発明は、テープ式又はパンツ式等の使い捨ておむつの他、生理用ナプキン、パンティライナー、おりものシート、失禁パッド等、広範な用途に適用できるものである。
1…バックシート、2…透液性トップシート、3…吸収体、4…バリヤーシート、5…ファスニングテープ、6…ターゲットテープ、8…基材シート、9…フックテープ、30…細長状弾性伸縮部材、50…外側屈曲部分、51…中央側隣接部分、52…外側隣接部分、60…高剛性部、100…テープ式使い捨ておむつ、L…折り曲げ部、BL…背側折り曲げ部、FL…腹側折り曲げ部、GP…折り皺(溝)、UE…段差

Claims (3)

  1. 股間部と、前記股間部の前側に延在する腹側部分と、前記股間部の後側に延在する背側部分と、
    幅方向中央に沿って前記腹側部分から前記股間部を通り前記背側部分まで設けられた吸収体と、
    前記腹側部分の前記吸収体の両側縁より幅方向外側にそれぞれ延出する腹側サイドフラップ部と、
    前記股間部の前記吸収体の両側縁より幅方向外側にそれぞれ延出する股間サイドフラップ部と、
    前記背側部分の前記吸収体の両側縁より幅方向外側にそれぞれ延出する背側サイドフラップ部と、
    前記腹側サイドフラップ部から前記股間サイドフラップ部を通り前記背側サイドフラップ部まで延在する、前後方向に伸長した状態で配置される細長状弾性伸縮部材と、を有し、
    製品状態で、前記腹側部分および前記背側部分の一方が前記吸収体の内面に向かって折り曲げられ、さらに前記腹側部分および前記背側部分の他方が折り曲げられた部分の上に被さるように折り曲げられて、三つ折りにされたテープ式使い捨ておむつにおいて、
    前記細長状弾性伸縮部材よりも幅方向中央側の位置であって、かつ、
    前記吸収体の幅方向外側端部のうち、前記テープ式使い捨ておむつの折り曲げ部が在る外側屈曲部分、前記外側屈曲部分の前後方向中央側に隣接する中央側隣接部分、および前記外側屈曲部分の前後方向外側に隣接する外側隣接部分の少なくともいずれか一つの位置に、
    前記吸収体のその他の部分よりも剛性が高い高剛性部が設けられている、ことを特徴とするテープ式使い捨ておむつ。
  2. 前記高剛性部は前後方向に延在してなるものである請求項1に記載のテープ式使い捨ておむつ。
  3. 前記テープ式使い捨ておむつは、前後方向に伸縮可能な起立弾性伸縮部材とギャザーシートを有する立体ギャザーを有し、
    前記立体ギャザーは、前記テープ式使い捨ておむつの幅方向両側部に配置され、
    前記テープ式使い捨ておむつの前後方向両端部で、前記ギャザーシートが倒伏状態で前記テープ式使い捨ておむつの内面に固定されており、前記テープ式使い捨ておむつの前後方向中間部で、前記ギャザーシートが前記テープ式使い捨ておむつの内面に固定されておらず、前記固定されていない部分に前記起立弾性伸縮部材が設けられ、前記起立弾性伸縮部材が前後方向に収縮することにより、前記ギャザーシートが前記テープ式使い捨ておむつの使用面に対して起立する構成とされ、
    前記高剛性部は、幅方向外側から内側へ向かって突出して細長状に形成されており、
    前記高剛性部の幅方向外側の股間側端部が前記中央側隣接部分に位置し、前記高剛性部の幅方向外側のウエスト側端部が前記外側隣接部分に位置する請求項1に記載のテープ式使い捨ておむつ。
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