JP2020137938A - 包装吸収性物品、及び包装吸収性物品の製造方法 - Google Patents

包装吸収性物品、及び包装吸収性物品の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】開封時にシール部のシール解除が容易であるとともに、開封前の意図しないシール解除を防止できる包装吸収性物品を提供する。【解決手段】包装シートと、前記包装シートによって包装された吸収性物品とを含む包装吸収性物品であって、前記包装シートは、第1方向の一端を含む第1領域が前記第1方向の他端を含む第2領域の上方に配置されるように折られ、前記第1方向に直交する第2方向の縁部に複数の圧着部を形成することによってシールされ、前記第1領域を前記第1方向の一端から上方に持ち上げるようにして前記シールを剥がすことによって開封することができ、前記複数の圧着部は、上方に出張る凸圧着部を含む。【選択図】図5

Description

本発明は、包装吸収性物品、及び包装吸収性物品の製造方法に関する。
生理用ナプキン、パンティライナー、軽失禁パッドといった吸収性物品は、衛生面から、また持ち運びを便利にするために、包装シートによって包装された状態で提供されることが一般的である。例えば、細長形状の包装シートを、長手方向一端を含む第1領域が長手方向の他端を含む第2領域の外側に配置されるように、吸収性物品とともに折り畳み、包装シートの縁部を接合してシール部を形成することによって包装された吸収性物品(包装吸収性物品)が知られている(例えば、特許文献1)。
特開平9−154880号公報
上述のような包装吸収性物品におけるシール部は、例えば、包装シートの縁部を、所定パターンの凸部が複数形成されたローラと平滑なローラとで挟み、熱及び圧力を加えることによって形成することができる。これにより、シール部は、凸部の形状に対応した複数の圧着部の集合となり得る。
包装吸収性物品を開封する際、使用者は通常、外側に配置された包装シートの第1領域を上方に持ち上げるようにしてシール部を剥がしていく。しかしながら、個々の圧着部は、重ねられた包装シートが熱及び圧力によって延伸変形され接合された部分であることから、圧着部の構成によっては包装シートの剥離に比較的大きな力を要し、開封しにくい場合がある。これに対し、開封のしやすさを考慮して、圧着部形成時の熱や圧力等の条件を弱めた場合、使用者が開封を所望していない時に意図せずシールが解除されてしまうことがある。
上記の点に鑑みて、本発明の一態様は、開封時にシール部のシール解除が容易であるとともに、開封前の意図しないシール解除を防止できる包装吸収性物品を提供することを課題とする。
本発明の第一の態様は、包装シートと、前記包装シートによって包装された吸収性物品とを含む包装吸収性物品であって、前記包装シートは、第1方向の一端を含む第1領域が前記第1方向の他端を含む第2領域の上方に配置されるように折られ、前記第1方向に直交する第2方向の縁部に複数の圧着部を形成することによってシールされ、前記第1領域を前記第1方向の一端から上方に持ち上げるようにして前記シールを剥がすことによって開封することができ、前記複数の圧着部は、上方に出張る凸圧着部を含む。
上記第一の態様によれば、包装吸収性物品の開封時に使用者が包装シートを第1領域の端部側から剥がしていく際、凸圧着部があることで、少なくとも剥がし始めの段階で、上側の包装シート(第1領域)が引っ張られる方向と、下側の包装シート(第2領域)の延在方向とがなす角度を180°により近くすることができ、両包装シートを剥離させやすい。よって、圧着部形成の条件等を弱めることなく、開封時にシール解除しやすいシール部を構成することができる。
本発明の第二の態様では、記複数の圧着部のうち、前記第1領域と前記第2領域との重なり領域において前記第1方向の一端に最も近い圧着部が前記凸圧着部である。
上記第二の態様によれば、包装吸収性物品の開封時に包装シートを第1領域の端部側から剥がしていく際に、第1領域を持ち上げて最初に接合を解消すべき圧着部を凸圧着部とすることができる。開封においては通常、最初の圧着部における包装シートの剥離に比較的大きな力を要することから、本態様により開封の初期動作がより容易となる。
本発明の第三の態様では、前記圧着部は、下方に窪む凹圧着部をさらに含む。
上記第三の本態様によれば、圧着部が凹圧着部を含むことで、シール部における圧着部を減らすことなく、使用者が目にする時間が長い上側に出張る部分を低減できる。これにより、シール部のシール性を低下させることなく、見栄えを良くすることができる。
本発明の第四の態様では、前記第1方向に沿って、前記凸圧着部と前記凹圧着部とが交互に配置され、前記第1方向に沿って切った断面は、接線の傾きが連続的に変化する曲線形状を有する。
上記第四の態様によれば、凸圧着部と凹圧着部とが交互に配置されていることで、シール部において包装シートの盛り上がっている箇所と窪んでいる箇所とが互いに目立たず、見栄えを全体として均一にすることができる。
本発明の第五の態様では、前記第1方向に沿って切った断面で見て、前記凸圧着部の立ち上がり角度が20〜70°である。
上記第五の態様のように凸圧着部の立ち上がり角度を上記所定の値とすることで、凸圧着部における少なくとも剥がれが始まる位置での、上側の包装シート(第1領域)が引っ張られる方向と、下側の包装シート(第2領域)の面とがなす角度を180°に近付けやすくできる。これにより、凸圧着部における包装シートの接合をより容易に解消することができる。
本発明の第六の態様では、前記包装シートは、少なくとも三つ折りされている。
上記第六の態様によれば、第1領域が第2領域の外面の上に配置された、よりコンパクトな包装吸収性物品を得ることができる。
本発明の第七の態様では、前記包装シートは樹脂製フィルムを含む。
上記第七の態様によれば、包装シートの表面が平坦であるため、各圧着部の全面にわたって接合され得るので、比較的弱い圧着条件であっても、接合強度の高い圧着部が得られる。
本発明の第八の態様は、包装シートと、前記包装シートによって包装された吸収性物品とを含む包装吸収性物品の製造方法であって、前記包装シートを、第1方向の一端を含む第1領域が前記第1方向の他端を含む第2領域の上方に配置されるように折り、前記第1方向に直交する第2方向の縁部に複数の圧着部を形成することによってシールすることを含み、前記複数の圧着部は、上方に出張る凸圧着部を含む。
上記第八の態様によれば、第一から第七のいずれかの態様と同様の効果を奏する包装吸収性物品の製造方法を提供できる。
本発明の一形態によれば、開封時にシール部のシール解除が容易であるとともに、開封前の意図しないシール解除を防止できる包装吸収性物品を提供できる。
本発明の一形態による包装吸収性物品の展開状態を包装シートの内面から見た図である。 本発明の一形態による包装吸収性物品の斜視図である。 図2のI−I線断面図である。 図2のII−II線断面図である。 図2のIII部分の拡大平面図、及びその部分拡大断面図である。 凸圧着部における包装シートの剥離について説明する図である。 凹圧着部における包装シートの剥離について説明する図である。 本発明の一形態による包装吸収性物品の上面図である。 圧着部の変形例を示す図である。 圧着部の変形例を示す図である。 シール部の製造例を示す図である。 シール部における圧着部の形成例について説明する図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳説する。なお、各図面において、特に説明がない限り、同一の又は対応する構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。また、図面は、発明の理解を助けるための模式的なものである。
図1に、本発明の一形態による包装吸収性物品100を展開した状態を示す。この図1は、吸収性物品1を包装シート10によって包装する前の、吸収性物品1を包装シート10の内面に載置した状態の図ともいえる。本形態では、生理用ナプキンを例として説明する。また、図2に、包装吸収性物品100の斜視図、すなわち、図1の吸収性物品1を包装シート10とともに折り畳んだ後の状態を示す。さらに、図3に、図2のI−I線断面図を、図4に、図2のII−II線断面図を示す。なお、図4には、シール部における圧着部の図示は省略する。
図1及び図2の例では、包装シート10は長方形の細長形状を有する。本例では、包装シート10の長手方向を第1方向D1、第1方向D1に直交する短手方向を第2方向D2とする。但し、包装シート10の形状は図示のような細長形状に限られず、第1方向D1の長さと第2方向D2との長さとがほぼ等しい形状であってもよい。また、具体的な形状も、包装する吸収性物品の形状に応じて、四角形以外の多角形や、円形、楕円形等とすることができる。
包装シート10の寸法も、包装する吸収性物品1の大きさや形状によるが、例えば、包装シート10を広げた状態(図1)で、第1方向D1の長さを120〜500mm、第2方向D2の長さを75〜180mmとすることができる。また、折り畳まれた状態(図2)では、第1方向D1の長さは50〜160mmであってよい。
包装シート10としては、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系フィルム、ポリエステル、ポリビニルアルコール等の単層又は多層の樹脂フィルムや、不織布、不織布と樹脂フィルムとを積層させたラミネート不織布等を用いることができる。印刷によるデザイン等を重視するのであれば樹脂フィルムが好ましい。また、樹脂フィルムを用いた場合には、シート表面が平坦であるため、比較的弱い圧着条件(熱及び圧力条件)でも全体にわたって均一に融着された圧着部を形成することができる。一方、風合いやソフト感等を重視するのであれば不織布等が好ましい。
包装シート10は、吸収性物品1を内面に載置した後、例えば図2に示されているように、巻き三つ折り(tri−fold)することによって吸収性物品1を包むことができる。巻き三つ折りとは、シート状体を一方向で3つの領域に分割して、その3つの領域のうちの両端の領域を同じ側に折って少なくとも部分的に重ね合せるようにして折る折り方を指す。図1の例では、包装シート10の長手方向D1の一端11を含む第1領域R1を、長手方向D2の他端12を含む第2領域R2の上に配置されるようにして折る。より具体的には、図1において、第2領域R2を折線L1にて矢印Aに示すように谷折りし、その後、第1領域R1を折り線L2にて矢印Bに示すように谷折りする。この際、吸収性物品1も包装シート10とともに折り畳んでもよいし、吸収性物品1を任意の先に折り畳んだ後、上述のように第2領域R2及び第1領域R1をこの順に折り重ねることができる。或いは、吸収性物品1を別の折り方で予め折り畳んで、又は折り畳まずに準備し、包装シート10の第1領域R1と第2領域R2との間の第3領域R3の上に載置し、第1領域R1及び第2領域R2を重ね合せることもできる。
包装シート10は、上述のように吸収性物品1とともに折り畳まれた後、タブテープ15によって、第1領域R1の端部、すなわち長手方向D1の一端11を、第2領域R2に止着することもできる(図2及び図3)。開封時には、使用者はこのタブテープ15を持って引っ張ることで、タブテープ15とともに第1領域R1を持ち上げ、第2領域R2から引き剥がすようにして、包装吸収性物品100を開封することができる。
図2に示すように、包装吸収性物品100では、包装シート10の短手方向D2の両縁部はシールされ、シール部20、20が形成されている。このようなシール部20、20によって、吸収性物品1が外部に露出しないようにすることができるので、衛生的に好ましい。また、シール部20、20は開封可能に形成されている。ここで、「開封可能」又は「開封できる」とは、道具を使わなくとも手で開封できるような強さでシールされていることを指す。
シール部20、20は、包装シート10の短手方向D2の端縁から25mmまでの範囲内に形成されていてよい。また、シール部20、20は、上記範囲内で、5〜25mmの幅(短手方向D2の長さ)で形成することができる。シール部20、20は、例えば、短手方向D2の端縁から20mm以下の距離だけ離れて形成することができる。本例では、シール部20、20は、包装シート10の短手方向D2の端縁から所定の位置にわたって同じ幅で、長手方向D1にわたって連続して形成されている(図2)。なお、シール部20、20の幅は、長手方向D1にわたって一定でなく、変化していてもよい。
図2に示すように、シール部20、20は、複数の圧着部25によって構成されている。この圧着部25は、重ねられた複数の包装シートの片面から又は両面から、圧力及び熱をかけることによって包装シート同士が接合された部分である。圧着部は、包装シートを部分的に加圧及び加熱することで圧力及び熱の影響を与えて形成してもよいし、或いは加圧によって発生した熱を圧力とともに包装シートに影響させることで形成してもよい。圧着部は、ヒートシール、超音波シール等によって形成されるものが好ましいが、別のシール手段によって形成されたものでもよい。
図2及び図4に示すように、包装吸収性物品100の第2方向D2の縁部に形成されたシール部20、20においては、包装シート10が2又は3枚重ねられている。包装シート10を四つ折り以上で折り畳んだ場合には、この包装シート10が4枚以上重ねられた部分が生じることになる。シール部20には、このような重ねられた包装シート10の厚み方向全体にわたって、複数の圧着部25(図5(a)等を参照して後述)が形成されている。
なお、包装シート10による吸収性物品1の包み方は、必ずしも三つ折りによるものでなくてもよい。包装シート10の折り畳み方は、第1方向D1の一端を含む領域が、第1方向D1の他端を含む領域の上に配置されるようにできるのであれば、例えば、四つ折り、又は五つ折り以上としてもよい。その場合には、第1領域R1を重ねる前に、第2領域R2の端部側を予め内部に折り込んでおくことができる。包装シート10を四つ折り以上で折り畳んだ場合、シール部20、20において、図4の例とは異なり、包装シート10が4枚以上重ねられた部分が生じることになる。
図5(a)に、図2の部分IIIの拡大図を示す。図5(a)は、圧着部25、25、…の集合体からなるシール部20を平面視した図である。図5(a)に示す例では、各圧着部25、すなわち、重ねられた複数の包装シート10が圧着により接合されている部分は、円形の平面視形状を有している。しかし、各圧着部25の平面視形状は、図示のものに限られず、楕円形、多角形(三角形、正方形以外の四角形等を含む)、ハート形、滴形、星形、又はこれらの形状の一部若しくはこれらの形状を連結させた形状とすることができる。また、図示の例では、複数の圧着部25、25、…は、所定の間隔をおいて格子状に配置されているが、圧着部25、25、…の配置は特に限定されず、例えば千鳥状に配置することもできる。
図5(b)に、1つの圧着部25の断面図を示す(図5(a)のIV−IV線断面の一部)。圧着部は、熱及び圧力の影響を受け、融着し合って一体化された接合部分である。また、引き延ばされ、他の部分の厚みより小さい厚みを有し得る。このような圧着部は、例えば、圧着部の形状に対応する突出部を表面に有するロールと、当該突出部に対応する窪みを表面に有する対向ロールとの一対のロール間に、シールしたい包装シートの部分を供給することによって形成することができる。圧着部25は、図示のように、周囲の領域と高さ(又は深さ)が異なるまで少なくとも部分的に引き延ばされて形成されているので、平坦な圧着部に比べて剥がしにくくなっている。
図5(b)には、上方へ出張る、すなわち包装吸収性物品の表面側に凸の、圧着部25Aを示している。図5(b)に示す圧着部25Aは、順に重ねられた第3領域R3、第2領域R2、及び第1領域R1がともに、わずかに上方に引き延ばされ、圧着された部分となっている。本明細書において、別途記載がなければ、「上」又は「上側」とは、吸収性物品1が包装シートで包装された状態(図2)の厚み方向で見て、第1領域R1が配置されている側を指し、「上方」とは、第2領域R2又は3領域R3側から第1領域R1側へ向かう方向を指す。また、「下」、「下側」、「下方」は、それぞれ上述の位置及び方向の反対の位置及び方向を指す。
このような圧着部25A(25)においては、例えば、開封動作において1枚の包装シートが上方に引っ張られる際の力を受けて、包装シート同士が剥離し、接合が解除される。以下、開封時の圧着部25の状態の変化について説明する。
図6(a)〜(c)に、開封時の凸圧着部25Aの状態の変化を示す。なお、本図では、説明を簡単にするため、第3領域R3の図示を省略する。図6(a)には、開封前の凸圧着部25Aの、包装シート10の第1領域R1と第2領域R2との接合が維持されている状態を示し、図6(b)及び(c)には、第1領域R1が捲られ、引っ張って剥がされていく経過を示す。
開封時、使用者は通常、一方の手で、包装吸収性物品の第1方向D1の一端、第2領域R2が露出している部分を第3領域R3とともに上下から挟むように持ち、他方の手でタブテープ15を剥がしタブテープ15とともに第1領域R1を引き剥がしていく(図2)。
一般に、積層され接合された2枚のシートを互いに引き剥がす場合、一方のシートと他方のシートとを互いに反対方向に引っ張ると剥がしやすい。より具体的に言えば、一方のシートが引っ張られる方向が、残される他方のシートの面の延在方向に対して、180°に近い方向になっていると、両シートの接合を分離させやすい。ここで、第1領域R1と第2領域R2とが分離しつつある状態の凸圧着部25Aの断面を微視的に見ると(図6(a)及び(b))、両シートが引き剥がされている位置で、包装シートの第1領域R1が引っ張られる方向D3aは、残される第2領域R2の延在方向(点線で表示)に対して180°に近い角度をなすことができる。この時、応力は、引き剥がす方向で見て先端に集中しやすくなる。別言すれば、第1領域R1と第2領域R2との接合が解除される部分は、線状(図6の断面図においては点状)になって、引き剥がす方向で見て先端側から後端側へと移動することができる。
このように、凸圧着部25Aにおいては、特に剥がし始めの段階で、第1領域R1と第2領域R2との接合の解除に要する力は比較的小さくて済む。よって、シール部20が凸圧着部25Aを含むことで、シール部20のシール解除を容易にすることができる。
また、凸圧着部25Aにおいて包装シート同士を剥がすのに要する力を抑えることができるため、剥がす際に生じ得る音も低減することができる。従来、包装吸収性物品の開封時にシール部を剥がす際に比較的大きな音が生じるため、トイレで吸収性物品を交換する際等にトイレの個室の外にも気を遣い、ストレスを感じる使用者もいるが、本形態によれば、そのような使用者のストレスも減らすことができる。
比較として、図7(a)〜(c)に、下方に窪む凹圧着部25Bの開封時の状態の変化を示す。図6(a)〜(c)と同様、図7(a)は、開封前の押圧着部25Bの、包装シート10の第1領域R1と第2領域R2との接合が維持されている状態を示し、図7(b)及び(c)には、第1領域R1が捲られ、引っ張って剥がされている経過を示す。
図示のように、図7(a)及び(b)に示すように、両シートが引き剥がされている位置で、包装シート10の第1領域R1が引っ張られる方向D3bは、残された第2領域R2の延在方向(点線で図示)に対して斜めになっているが、垂直に近い角度をなしている。この時、応力は、先端に集中しにくく、接合面に分散しやすい。すなわち、第1領域R1と第2領域R2との接合が解除される部分は、線状ではなく面状(図7の断面図においては線状)となりやすい。そのため、接合の解除に要する力は比較的大きくなる。よって、凹圧着部25Bにおいては、上述の凸圧着部25Aに比べて、第1領域R1と第2領域R2とを剥がしにくくなっている。
上述のように凹圧着部25Bは比較的剥がしにくくなっているが、包装吸収性物品100の表面側(図2に現れている面側)から見た場合に突出していないことから、見栄えの面では好まれる場合もある。そのため、シール部20、20の見栄えを重視する場合、例えば、シール部20、20に模様や文字が印刷されていてその外観をできるだけ妨げたくない場合には、複数の圧着部25に凹圧着部25Bを含めることで、見栄えを向上させることができる。
なお、見栄えを考慮した場合、凸圧着部25Aのみを設けたシール部において単に凸圧着部25Aの数を減らすことも考えられるが、シール部20、20のシール性が弱まり、使用者が所望しないタイミングで開封されてしまう懸念もある。これに対し、凸圧着部25Aと凹圧着部25Bとを組み合わせてシール性を調整することで、本来の圧着部によるシール性を確保しつつ、見栄えの良いシール部20、20を形成することができる。
シール部20は、上述のように凸圧着部25Aがある位置でシール解除しやすくなるので、複数の圧着部を設ける場合、最初に剥がされる圧着部を凸圧着部とすると、包装吸収性物品の開封しやすさが向上する。すなわち、包装シート10の第1領域R1と第2領域R2とが重なっている重なり領域ROL(図2)において、包装シート10の第1方向D1の一端11に最も近い1つ又は複数の圧着部25を凸圧着部25Aとすると好ましい。これにより、開封の初期動作をスムーズが容易になる。初期動作がスムーズであれば、動作に勢いがつくので、その後の動作も容易に続けることができる。
また、包装吸収性物品100を上面視した場合、開封時に包装シート10の第1領域R1が剥がされる方向は第1方向D1になるが、使用者は、第2方向D2中央に配置されたタブテープ15を持って剥がすため、実際にシール部20、20が剥がされる方向は斜め方向になる(図8に図示)。よって、第2方向D2の最も内側に配置された圧着部25を凸圧着部25Aとすることで、第1領域R1を剥がしやすくなり、初期動作はさらにスムーズに行うことができる。
さらに、シール部20、20内の、第1方向D1に対して斜めの方向に延びる領域Z、Zにおける凸圧着部25Aの割合を増やすことで、好ましくは領域Z、Zにおける圧着部25の全てを凸圧着部25Aとすることで、シール部20、20のシール解除を容易にすることができる。
図9に、本実施形態における圧着部25の変形例を示す。図9は、図6(a)及び図7(a)と同様に圧着部25の断面を示す。図9に示す例では、凸圧着部25Aと凹圧着部25Bとが連続して形成されており、各圧着部25の高さ又は深さは、図6及び図7に示す例に比べて低く又は浅くなっている。
また、図9において凸圧着部25Aで見ると、凸部の始まりが緩やかになっている、すなわち、凸圧着部25Aの立ち上がり角度αが比較的小さくなっている。本例によれば、凸圧着部25Aの剥がし始めの最端の位置において、第1領域R1が引っ張られる方向D3aの、剥がされて残される第2領域R2の延在方向に対する角度を180°に近付けることがより容易になる。よって、例えば、図9に示すような凸圧着部25Aを、重なり領域ROLにおいて、包装シート10の一端11に最も近くに配置した場合には、開封を容易にする効果が特に発揮される。凸圧着部25Aの立ち上がり角度αは、20〜70°とすることが好ましい。
さらに、図10に、本実施形態における圧着部25の別の変形例を示す。図10は、図6(a)及び図7(a)と同様に、圧着部25の断面を示す。図10に示す例では、図9と同様に凸圧着部25Aと凹圧着部25Bとが連続して形成されている。図10に示す例では、さらに、凸圧着部25Aと凹圧着部25Bとを、少なくとも包装シート10の第1方向D1(図2等)に沿って交互に連続させて配置してもよい。これにより、シール部20、20(図2等)において包装シート10が盛り上がっている箇所又は窪んでいる箇所が偏らないため、盛り上がり又は窪みが目立たなくなり、シール部20、20全体としての見栄えを良くすることができる。また、凸圧着部25Aと凹圧着部25Bとは、第2方向D2にも交互に配置することができる。
また、図10に示す例では、凸圧着部25Aと凹圧着部25Bとの移行部分が曲線状に構成されている。別言すれば、包装シート10の表面の接線が連続的に変化するような断面形状を有する。これにより、凸圧着部25Aと凹圧着部25Bとの移行部分において包装シート同士を剥がしやすくなるため、開封動作がよりスムーズにすることができる。
なお、圧着部25には、圧着の条件によって、圧着部分の一部に切れ込みが形成されることもある。また、その切れ込みが連続する環状であると、切れ込みによって囲われた領域が除去され、貫通部(穴)が形成される場合もある。そして、圧着部25が凸圧着部25Aである場合には、囲われ領域の包装シート片が、包装吸収性物品の上方に残されることもある。その場合、特にシール部20、20に模様や文字等が印刷されている場合には、シール部20、20における模様や文字の外観の審美性が損なわれる可能性がある。そのような場合、シール部20、20に部分的に、凸圧着部25Aでない圧着部を含めることで、シール部20の外観、ひいては包装吸収性物品100全体の外観の審美性を高めることができる。ここで、凸圧着部25Aでない圧着部は、凹圧着部25B又は凹凸のない平坦な圧着部となるが、凹圧着部25Bでは、切れ込みが圧着部の下方の先端に生じるので、審美性が損なわれにくい。
図11に、本形態による包装吸収性物品のシール部の形成例を示す。図11は、包装吸収性物品の製造段階のうち、連続した包装シート上に吸収性物品が載置され、巻き三つ折りにされた後の段階で、包装シートの幅方向の縁部にシール部が形成されている工程を示す。図10に示すように、シール部は、凸部を有する一対のロール51、52によって熱及び圧力をかけることで形成することができる。ロール51及びロール52の面には複数のシール形成部51a、51a、…、及び52a、52a、…が形成されている。
さらに、上記各ロール51のシール形成部51a、51a、…、及びロール52のシール形成部52a、52a、…の表面にはそれぞれ、圧着部形成用の凹凸が形成されている。この凹凸は、所望される圧着部の形状に対応するように構成されている。
図12(a)に、ロール51のシール形成部51aの表面及びロール52のシール形成部52aの表面の構成例の部分拡大図を示す。図12(a)に示すように、図面において上側のシール形成部51aには、突出面511と窪み面512とが設けられており、下側のシール形成部52aにも、突出面521と窪み面522とが設けられている。そして、上側の窪み面512及び下側の突出面521は互いに対応する形状になっている。両者の間に2枚以上の包装シートが挟まれ圧着されることで、図12(b)に示すように、重ねられた包装シート10、10(図示の例では、第1領域R1及び第2領域R2)は、熱融着により接合され、且つ包装シートの延在方向から上方又は下方に突出するよう変形し、凸圧着部25A及び凹圧着部25Bを形成することができる。
本形態による包装シート10によって包装される吸収性物品1は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、軽失禁パッド等である。その具体的な構成としては、不透液性の裏面シートと、透液性の表面シートと、これらの両シート間に設けられた吸収体を有する本体(吸収性物品本体)とを備えたものであってよい。吸収性物品1は、包装シート10と同様に、図1における第1方向(包装シート10の長手方向)D1を長手方向、第2方向(包装シート10の短手方向)D2を短手方向とする細長形状を有していてよい。
吸収性物品1の裏面シートとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シート等の少なくとも遮水性を有するシート材を用いることができる。また、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布の積層シート等を用いることができる。また、ムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられることがさらに望ましい。
表面シートは、経血、おりもの、尿等の体液を速やかに透過させる透液性のシートである。表面シートとしては、有孔又は無孔の不織布や多孔性プラスチックシート等が好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維、レーヨン、キュプラ等の再生繊維、及びこれらの混紡繊維、並びに綿等の天然繊維を単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。また、融点の異なる合成繊維を組み合わせた複合繊維を用いることもできる。
裏面シートと表面シートとの間に介在される吸収体は、体液を吸収して保持できる材料であれば限定されないが、綿状パルプと吸水性ポリマーとを含むことが好ましい。吸水性ポリマーとしては、高吸水ポリマー粒状粉(superabsorbent polymer(SAP))、高吸水ポリマー繊維(superabsorbent fiber(SAF))及びこれらの組合せを用いることができる。パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられる。化学パルプの原料材としては、広葉樹材、針葉樹材等が用いられるが、繊維長が長いこと等から針葉樹材が好適に使用される。また、吸収体には合成繊維を混合してもよい。
吸収性物品1の厚みは1〜20mmの範囲内とすることができ、2〜10mmの範囲であると好ましい。この厚みは吸収性物品1の全面にわたって均一でなくともよく、吸収体の厚みを変えることで、長手方向D1の中央部分、また臀部の溝に対応する部分等を膨出させた構造とすることもできる。
本明細書においては、吸収性物品が生理用ナプキンである例に基づき実施形態を説明したが、本形態において包装されている吸収性物品は、個別に包装される吸収性物品、例えば、おりものシート(パンティライナー)、軽失禁用パッド、パッドタイプのおむつ等とすることができる。
1 吸収性物品
10 包装シート
11 長手方向一端
12 長手方向他端
15 タブテープ
20 シール部
25 圧着部
25A 凸圧着部
25B 凹圧着部
51、52 加圧ロール
51a、52a シール形成部
511、521 突出面
512、522 窪み面
100 包装吸収性物品
D1 長手方向
D2 短手方向(幅方向)
D3a、D3b 第1領域R1が引っ張られる方向
L1 第1折り線
L2 第2折り線
R1 第1領域
R2 第2領域
R3 第3領域
OL 重なり領域

Claims (8)

  1. 包装シートと、前記包装シートによって包装された吸収性物品とを含む包装吸収性物品であって、
    前記包装シートは、第1方向の一端を含む第1領域が前記第1方向の他端を含む第2領域の上方に配置されるように折られ、前記第1方向に直交する第2方向の縁部に複数の圧着部を形成することによってシールされ、
    前記第1領域を前記第1方向の一端から上方に持ち上げるようにして前記シールを剥がすことによって開封することができ、
    前記複数の圧着部は、上方に出張る凸圧着部を含む、包装吸収性物品。
  2. 前記複数の圧着部のうち、前記第1領域と前記第2領域との重なり領域において前記第1方向の一端に最も近い圧着部が前記凸圧着部である、請求項1に記載の包装吸収性物品。
  3. 前記圧着部は、下方に窪む凹圧着部をさらに含む、請求項1又は2に記載の包装吸収性物品。
  4. 前記第1方向に沿って、前記凸圧着部と前記凹圧着部とが交互に配置され、
    前記第1方向に沿って切った断面は、接線の傾きが連続的に変化する曲線形状を有する、請求項3に記載の包装吸収性物品。
  5. 前記第1方向に沿って切った断面で見て、前記凸圧着部の立ち上がり角度が20〜70°である、請求項1から4のいずれか一項に記載の包装吸収性物品。
  6. 前記包装シートは、少なくとも三つ折りされている、請求項1から5のいずれか一項に記載の包装吸収性物品。
  7. 前記包装シートは樹脂製フィルムを含む、請求項1から6のいずれか一項に記載の包装吸収性物品。
  8. 包装シートと、前記包装シートによって包装された吸収性物品とを含む包装吸収性物品の製造方法であって、
    前記包装シートを、第1方向の一端を含む第1領域が前記第1方向の他端を含む第2領域の上方に配置されるように折り、
    前記第1方向に直交する第2方向の縁部に複数の圧着部を形成することによってシールすることを含み、
    前記複数の圧着部は、上方に出張る凸圧着部を含む、製造方法。
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