JP2022038332A - 個装吸収性物品、及び個装吸収性物品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】個装吸収性物品の開封時に発生する音を小さくした個装吸収性物品を提供する。【解決手段】吸収性物品と、前記吸収性物品を個装する包装シートとを含む個装吸収性物品であって、前記包装シートが第1方向に2つ折り以上で折り畳まれ、前記第1方向に直交する第2方向の縁部で2枚以上の前記包装シート同士が重ねられ、前記縁部がそれぞれシールされてシール部が形成されており、前記シール部が、前記包装シートの厚み方向に突出した周壁を有する複数の貫通孔を有し、前記周壁を構成する前記包装シート同士が融着されていない、個装吸収性物品。【選択図】図9

Description

本発明は、個装吸収性物品、及び個装吸収性物品の製造方法に関する。
生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッドといった吸収性物品は、一般に、個別に包装された状態で提供されている。このような個別に包装された吸収性物品(個装吸収性物品)の包装形態としては、包装シートを一方向に2つ折り以上に折り畳んで吸収性物品を包み、両縁部をシールしたものが知られている。
例えば、特許文献1には、吸収性物品が包装材とともにそれらの長手方向に折り畳まれ、折り畳まれて重ね合わされた該包装材どうしが個装体の一対の縁部において互いに接合されている吸収性物品の個装体であって、一対の縁部それぞれにおける包装材どうしが、複数の接合部で接合されているものが開示されている。
特許文献1には、接合部をヒートシールにより形成することが記載され、さらに接合部を所定の形状及び配置で形成することにより、開封時の剥離音(開封時に包装材を剥がす際に生じる音)を低減することが記載されている。
特開2007-268015号公報
特許文献1においては、接合部の形状及び配置を工夫することで開封時に発生する音の低減を試みている。しかしながら、接合部はヒートシールによって形成されていて、接合部において包装材(包装シート)同士が融着されている。このような融着による接合は強固であるため、接合を解除又は破壊する際には必然的に大きな音が発生してしまう。よって、開封時の音を低減することには限界がある。
開封時に発生する音は、使用者には大抵好まれない。例えば、開封時の音が大きいと、職場や公衆のトイレにおいて、吸収性物品を使用していることが個室の外にいる人に分かってしまう可能性があり、それを恥ずかしいと感じる使用者も多い。よって、開封時に発生する音はできるだけ小さくすることが望まれる。
上記の点に鑑みて、本発明の一態様は、個装吸収性物品の開封時に発生する音を小さくした個装吸収性物品を提供することを課題とする。
本発明の第一の態様は、吸収性物品と、前記吸収性物品を個装する包装シートとを含む個装吸収性物品であって、前記包装シートが第1方向に2つ折り以上で折り畳まれ、前記第1方向に直交する第2方向の縁部で2枚以上の前記包装シート同士が重ねられ、前記縁部がそれぞれシールされてシール部が形成されており、前記シール部が、前記包装シートの厚み方向に突出した周壁を有する複数の貫通孔を有し、前記周壁を構成する前記包装シート同士が融着されていない。
上記第一の態様によれば、シール部が、包装シートの厚み方向に突出した周壁を有する複数の貫通孔を有し、当該周壁を構成する包装シート同士が融着されていないので、開封時に包装シート同士を剥がす際、融着により形成された接合部で発生し得る大きな音は生じない。そのため、開封時の音が周囲に聞こえることを恥ずかしいと感じて個装吸収性物品をためらいつつ開封していた使用者も、何の懸念なく個装吸収性物品を開封することができる。
さらに、厚み方向に突出した周壁は、特に面方向(個装吸収性物品若しくは包装シートの面に沿った方向)に対して比較的大きな抵抗を示すので、使用前の意図せぬ開封を防止できる。また、この厚み方向に突出した周壁は、厚み方向に対しては比較的小さな抵抗を示すので、開封時に包装シートを剥がすために厚み方向に引っ張る時には、過度に大きな力を要することがなく、開封も容易である。このように、第一の態様によれば、開封時の音を低減できるとともに、シール部が十分なシール性及び開封性も有する。
本発明の第二の態様では、前記周壁の自由縁部が反り返り部を有する。
上記第二の態様によれば、周壁の自由縁部が反り返り部を有することで、厚み方向に対する抵抗を適度に大きくでき、包装シート同士がより剥がれにくい構成とすることができる。そのため、材料の種類、貫通孔のサイズ、周壁の突出高さ等に応じて、反り返り部を設けてシール部のシール性を高めることができる。
本発明の第三の態様では、前記包装シートが三つ折り以上に折り畳まれている。
上記第三の本態様によれば、簡単な構成で吸収性物品を確実に包装することができる。また、本態様によれば、3枚以上の包装シートが重ねられた領域が形成されるが、そのような3枚以上の包装シートが重ねられた領域においても、シール性及び開封性に優れた包装構造を提供できる。
本発明の第四の態様では、前記包装シートが樹脂フィルムからなる。
上記第四の態様によれば、貫通孔の形成の際に包装シートが引き伸ばされやすいので、厚み方向に突出した周縁を容易に形成でき、ひいてはシール部を容易に形成できる。
本発明の第五の態様は、吸収性物品と、前記吸収性物品を個装する包装シートとを含む個装吸収性物品の製造方法であって、包装シートに吸収性物品を配置し、前記包装シートを、第1方向に2つ折り以上で折り畳み、前記第1方向に直交する第2方向の縁部で2枚以上の前記包装シート同士を重ね、前記包装シートの厚み方向に突出した周壁を有する複数の貫通孔を非加熱で形成することによって、前記縁部にそれぞれシール部を形成する。
上記第五の態様によれば、上記第一の態様と同様の効果が得られる個装吸収性物品の製造方法を提供できる。
本発明の第六の態様では、前記複数の貫通孔を、複数のニードルを備えたロールを用いて形成する。
上記第六の態様によれば、上記第五の態様において、貫通孔の形成を容易に行うことができる。
本発明の一形態によれば、個装吸収性物品の開封時に発生する音を小さくした個装吸収性物品を提供できる。
本発明の一形態による個装吸収性物品の平面図である。 図1のI-I線断面図である。 図1の部分IIの拡大図である。 図3のIII-III線断面図であり、貫通孔の拡大断面図である。 貫通孔の別例の拡大断面図である。 開封時に包装シート同士を剥がす際の貫通孔の変化について説明する図である。 本発明の一形態による個装吸収性物品の製造装置の模式図である。 図7に示すロールの突出部の拡大断面図である。 ニードルによる貫通孔の形成について説明するための図である。 ニードルの拡大断面図である。 例1で形成されたシール部の拡大写真である。 例1で形成された貫通孔の拡大写真である。 例2で形成された貫通孔の拡大写真である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳説する。なお、各図面において、特に説明がない限り、同一の又は対応する構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。また、図面は、発明の理解を助けるための模式的なものである。
図1に、本発明の一形態による個装吸収性物品100の平面図を示す。また、図2に、図1のI-I線断面図を示す。図1及び図2に示すように、個装吸収性物品100は、吸収性物品1と、吸収性物品1を個装する包装シート10とを有する。
(吸収性物品)
本形態における吸収性物品1は、ほぼ扁平(長さ及び幅が厚みに比べて大きい形状)であり、平面視で細長形状を有するものであると好ましい。より具体的には、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、軽失禁パッド等であってよい。吸収性物品1の概略的な構成は、不透液性のバックシートと、透液性のトップシートと、これらの両シート間に設けられた吸収体を有する本体(吸収性物品本体)とを備えたものとすることができる。
吸収性物品1のバックシートとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シート等の少なくとも遮水性を有するシート材を用いることができる。また、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布の積層シート等を用いることができる。また、ムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられることがさらに望ましい。
トップシートは、経血、おりもの、尿等の体液を速やかに透過させる透液性のシートである。トップシートとしては、有孔又は無孔の不織布や多孔性プラスチックシート等が好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維、レーヨン、キュプラ等の再生繊維、及びこれらの混紡繊維、並びに綿等の天然繊維を単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。また、融点の異なる合成繊維を組み合わせた複合繊維を用いることもできる。
バックシートとトップシートとの間に介在される吸収体は、体液を吸収して保持できる材料であれば限定されないが、綿状パルプと吸水性ポリマーとを含むことが好ましい。吸水性ポリマーとしては、高吸水ポリマー粒状粉(superabsorbent polymer(SAP))、高吸水ポリマー繊維(superabsorbent fiber(SAF))及びこれらの組合せを用いることができる。パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられる。化学パルプの原料材としては、広葉樹材、針葉樹材等が用いられるが、繊維長が長いこと等から針葉樹材が好適に使用される。また、吸収体には合成繊維を混合してもよい。
吸収性物品1の厚みは、好ましくは1~20mm、より好ましくは2~10mmであってよい。厚みは吸収性物品1の全面にわたって均一でなくともよく、装着時に装着者の体液排出口に対向する部分や、臀部の溝に対向する部分等を膨出させた構造とすることもできる。
(個装吸収性物品の包装構造)
図1及び図2に示すように、個装吸収性物品100は、扁平で平面視細長形状の吸収性物品1を、同じく細長形状の包装シート10とともに折り畳むことによって形成されている。図1及び図2に示す例では、細長形状の包装シート10の長手方向(第1方向)D1と吸収性物品1の長手方向とが揃うように、包装シート10の内面に吸収性物品1を載置し、包装シート10及び吸収性物品1を一緒に第1方向D1に三つ折りすることで、吸収性物品1が包装されている。より具体的には、上記三つ折りは、包装シート10の第1方向D1の一端11を含む第1領域R1を第1折り線FL1にて包装シート10の内面(吸収性物品1が配置された面)へと折り返し、続いて包装シート10の第2方向D2の他端12を含む第2領域R2を第2折り線FL2にて、第1領域R1と同様に包装シート10の内面へと折り返す。この際、第2領域R2は第1領域R1に少なくとも部分的に重ねられ、より具体的には第2領域R2が第2領域R1の外面に重ねられるようにする。これにより、吸収性物品1が包装シート10内に収容された状態となる。なお、本形態では、第1領域R1と第2領域R2との間の領域を第3領域R3とする(図2)。また、第1折り線FL1及び第2折り線FL2はいずれも、第1方向D1と直交する第2方向D2(包装シート10の短手方向若しくは幅方向)に沿って延びる折り線である。このような、包装シート10の長手方向D1の端部の2つの領域を重ね合せる包装方法は簡単であり、且つ吸収性物品を外部環境に晒されない状態で確実に封入し、保護できるので、好ましい。
なお、包装シート10は、二つ折りされていてもよい。その場合、第2方向D2に沿って延びる1つの折り線にて、吸収性物品1とともに折り畳むか、或いは吸収性物品1を折らずに吸収性物品1を包むように折り畳み、その後、第2方向D2の両縁部にシール部を形成することができる。その場合、包装シート10の第1方向D1の端部(折り線側と反対側の端部)にもシール部を形成することが好ましい。
また、包装シート10は、四つ折り以上されていてもよい。これにより、長さが比較的長い吸収性物品を包装することができる。その場合、最初に折り畳まれる第1領域R1の長さを第3領域R3の長さよりも長くしておき、第1領域R1を折り畳む際に、まず第1領域R1を、第1折り線FL1と一端11との間の位置にする第2方向D2に沿って延びる第3折り線にて内面側又は外面側に折り込み、その後、第1折り線FL1にて第1領域R1全体を折り畳み、続いて上述のように第2折り線FL2にて第2領域R2を折り畳み、全体として四つ折りすることができる。さらに、第2領域R2内の折り数によっては、五つ折り以上とすることができる。
第1領域R1及び第2領域R2が順に折り畳まれた後に、第2方向D2の中央に、包装シート10の他端12を跨るように、すなわち第2領域R2から第1領域R1にわたって、封止テープ30を設けることができる。封止テープ30は、第2領域R2の端部(他端12及びその近傍)がその下の第1領域R1から離れ、塵等が個装吸収性物品100の内部に侵入することを防止できる。また、使用者が封止テープ30を持ち上げて引っ張ることにより、個装吸収性物品100の開封を開始することができるので、開封動作がより容易になる。
包装シート10の寸法は、包装する吸収性物品1の大きさや形状によって選択されるが、例えば、包装シート10を広げた状態で、第1方向D1の長さを120~500mm、第2方向D2の長さ(単に幅という場合がある)を75~180mmとすることができる。また、折り畳まれた状態(図1)では、第1方向D1の長さは50~160mmであってよい。
包装シート10の材質は、シール部に適切な貫通孔(後述)を形成できるという観点から、樹脂フィルムであることが好ましい。包装シート10が樹脂フィルムからなることで、包装シート10に印刷を施した際にインクの発色が良く、またパターンをシャープに印刷できるので、デザイン性を向上させることができる。樹脂フィルムを構成する樹脂の具体例としては、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系フィルム、ポリエステル、ポリビニルアルコール等が挙げられる。
(シール部)
上述のように、包装シート10が折り畳まれた後、包装シート10の第2方向D2の両縁部には、図1に示すようなシール部20、20が形成される。シール部20、20によって、個装吸収性物品100の両縁部が閉じられるので、吸収性物品1が外部に露出しないようにすることができ、衛生的に好ましい。また、シール部20、20は開封可能に形成されている。ここで、「開封可能」又は「開封できる」とは、道具を使わなくとも手で開封できるような強さでシールされていることを指す。
本形態において、個装吸収性物品100の縁部とは、平面視で吸収性物品1が存在しない領域を指す。よって、縁部においては、包装シート10同士が、個装吸収性物品100の厚み方向(第1方向D1に直交し且つ第2方向に直交する方向)に互いに接触して重ねられている。個装吸収性物品100を形成した場合、縁部には、包装シート10が2枚以上重ねられることになる。図1及び図2に示す例のように、三つ折りによって個装吸収性物品100を形成した場合には、包装シートが2枚重ねられたゾーンと、包装シートが3枚重ねられたゾーンとが形成され得る。なお、個装吸収性物品100の縁部は、第2方向D2の端縁から10~40mm内方の位置までの領域であると好ましい。
図1に示すように、シール部20、20は、複数の小さな貫通孔25、25、…(後に詳述)からなっているが、目視では、それぞれ第1方向D1に連続した帯状として延在することが確認できる。この帯状のシール部20の幅(第2方向D2の長さ)は、一定であってもよいし、場所によって変化していてもよい。また、シール部20は、第2方向D2の端縁にまで延在せずに、第2方向D2の端縁から所定距離までの領域にはシール部20がなくともよい。さらに、貫通孔25、25、…の配置によって、シール部20、20の内端縁(第2方向D2の端縁)は、図1に示すように直線的になっていてもよいし、波状になるようにしてもよい。
個装吸収性物品100の開封時には、折り畳まれている包装シート10を展開する必要がある。その際、上述の折り畳みと逆の手順で、包装シート10を展開させることができる。すなわち、3つ折りされている個装吸収性物品100の場合(図1及び図2)には、使用者は、第2領域R2を、第1領域R1から、或いは第1領域R1及び第3領域R3から引き剥がし、その後、第1領域R1を第3領域R3から引き剥がす。包装シート10を引き剥がす際には、第2方向D2の両縁部に形成されたシール部20、20を第1方向D1に順次壊していく必要がある。
(貫通孔)
図3に、図2の部分IIの拡大図を示す。また、図4に、図3のIII-III線断面図、すなわち貫通孔の断面図を示す。図2の部分IIは、第3領域R3、第1領域R1、及び第2領域R2がこの順に重ねられた部分であり、貫通孔25は、この重ねられた3枚の包装シートを貫通して形成されている。さらに、図4に示すように、貫通孔25は、3枚の包装シートの一部が単に除去されて形成された孔ではなく、包装シート10の一方の側(個装吸収性物品100の一方の側)に突出した周壁21を有する孔となっている。図3及び図4に示す例では、貫通孔25の周壁21は、第2領域R2が設けられている側から第3領域R3が設けられている側に向かって(図4において上から下へ)形成されているが、第3領域R3が設けられている側から第2領域R2が設けられている側に向かって(図4において下から上へ)形成されていてもよい。
本形態においては、貫通孔25の周壁21では、包装シート同士は融着されていない。従来のように、包装シート同士が融着されて接合部が形成されている従来の形態では、接合部の形成時に包装シートの材料が変性されるため、例えば、包装シート同士が少なくとも部分的に融合して一体化され、包装シート間の界面が少なくとも部分的に又は全く観察されない。しかしながら、本形態においては、包装シート同士は熱により変性されていないため、互いに面で密に接触しているが独立して存在している。このように、包装シート同士が融着されずに形成された貫通孔25を備えていることで、包装シート同士を引き剥がす際に、包装シートが一体化されてなる融着部を壊す必要がない。融着部を壊す際には大きな音が発生しやすいが、本形態によればそのような大きな音は発生しない。そのため、使用者は、職場のトイレや公衆のトイレ等でも、個装吸収性物品100の開封を、発生する音を気にせず、躊躇なく行うことができる。また、本形態によれば、融着により形成された接合部からなるシール部と比較して、シール部を壊すために要する力は小さい。よって、開封動作もスムーズに行うことができる。
さらに、本形態における貫通孔25の周壁21は、包装シート10の厚み方向に突出していて、重ねられた包装シート10は、面方向(個装吸収性物品若しくは包装シートの面に沿った方向)に対して略垂直に(厚み方向に延びるように)曲げられている。よって、貫通孔25の周壁21は、面方向に対して比較的大きな抵抗を示す。別言すると、貫通孔25の周壁21は係止作用を有する係止部として機能し得る。よって、例えば重ねられた包装シートのうちの1枚(1層)が全体として面方向にずらされるような力が掛かった場合であってもずれにくい。そのため、シール部20がシール機能を維持することが可能であり(シール性に優れ)、個装吸収性物品100が使用前の段階で意図せず開封される可能性を低減できる。
一方、貫通孔25の周壁21は厚み方向には比較的小さな抵抗を示す。よって、包装シート同士を厚み方向に分離させる際には、大きな力を要することなく開封を行うことができる(開封性に優れる)。
このように、本形態では、開封時の音を低減できるとともに、シール部としての機能(シール性及び開封性)も十分確保できる。また、本形態におけるシール部は、融着によって形成されず、包装シート10が物理的に変形されたものであるので、包装シート10の表面に剥離処理等の処理がされていても、その処理の種類や程度に関係なく、所望のシール部を形成できる。
貫通孔25の径d1は、包装シートの材質、包装される吸収性物品のサイズ、シール部の幅等に応じて設定すればよいが、0.1~3mmであると好ましい。なお、貫通孔25の径d1は、貫通孔25の厚み方向の中央位置での径とする。
なお、図2の部分IIにおいては、3枚の包装シートが重ねられているが、例えば折り線FL1に近いゾーン及び折り線FL2に近いゾーンにおいては、2枚の包装シートが重ねられている。また、包装シート10の折り畳み方によっては、四つ折り以上とした場合には、個装吸収性物品100の縁部における包装シート10が重ねられる枚数は、4枚以上、5枚以上にもなり得る。いずれの場合でも、貫通孔25は、複数の包装シート全てを貫通して形成される。
図5に、貫通孔25の変形例を示す。図5に示す貫通孔25の構成は、基本的には図4に示す構成と同様であるが、貫通孔25の周壁21の自由縁部が反り返り部22を有する点で、図4に示す貫通孔25とは異なる。反り返り部22は、厚み方向に延びる周壁21の自由端部(先端)が、さらに貫通孔25の中心から離れる方向に湾曲した部分を指す。反り返り部22が形成されている場合には、周壁21が突出している側を第1側、突出している側と反対側を第2側とした場合、第2側に配置されている包装シート10の層が、第1側で露出し得る。図5に示す例では、第3領域R3側から見た場合、貫通孔がなければ第2領域R2は見えないが、貫通孔25及び反り返り部22が形成されていることで、第2領域R2が第3領域R3側でも少なくとも部分的に露出する。なお、反り返り部22において(周壁21の先端において)、重ねられた包装シートは、互いに密着していることもあれば、図5に示すように互いに分離していることもある。
反り返り部22が形成されていることで、重ねられた包装シートは、厚み方向に切った断面でC字形状を有し得る。そのため、面方向に対する抵抗のみならず、厚み方向に対する抵抗も適度に大きくすることができる。別言すると、周壁21の係止作用が高まる。包装シート同士がより剥がれにくい構成とすることができる。よって、図5に示す形態は、例えばシール部20に含まれる貫通孔25の数を減らしたい場合、包装シート同士が面方向に滑りやすい場合等、貫通孔25によるシール性をより向上させたい場合に好ましい。
以下、さらに、開封時に包装シートが剥がされる際の貫通孔25の状態の変化について、図6を参照して説明する。図6には、反り返り部22を有する貫通孔25(図5)を例とする。図6(a)には、図5を再掲する。
本例では、貫通孔25は、上述のように第3領域R3、第1領域R1、及び第2領域R2が順に重ねられた構成となっている。開封時には、図1に示すように最も外側に配置されている第2領域R2を持ち上げて剥がしていく。本形態では、貫通孔25は融着により形成されていないので、重ねられた包装シートの面と面とは比較的容易に離すことができる。よって、第2領域R2は、比較的小さい力で第1領域R1から持ち上げることができる。図6(b)に、第2領域R2が持ち上げられた状態を示す。貫通孔25の周壁21では包装シート同士が融着されていないので、図6(b)に示すように、第2領域R2は、厚み方向に比較的簡単に引っ張り上げることができる。この際、融着部を壊すのではなく、密着していた包装シート同士が離れるだけなので、大きな音が発生することもない。
この後、第1領域R1を第3領域R3から引き剥がす工程を行う場合があるが、その場合も同様に、大きな音が発生することなく包装シート同士を剥がすことができる。
シール部20における複数の貫通孔25、25、…の平面視での配置は、特に限定されない。複数の貫通孔25、25、…は、図3に示すように格子状に配置してもよいし、千鳥状に配置してもよいし、或いはランダムに配置してもよい。また、第2方向D2に配置される貫通孔25、25、…の数も特に限定されないが、シール性を考慮すると3つ以上が好ましい。また、両縁部の強度の維持及び開封性を考慮すると8つ以下であると好ましい。第1方向D1又は第2方向D2に沿った貫通孔25、25同士のピッチ(1つの貫通孔の中央から隣り合う貫通孔の中央までの距離)は、1~6mmであってよい。
また、複数の貫通孔25、25、…は、図3に示すように全て同じ径を有する孔であってもよいし、互いの径が異なっていてもよい。例えば、貫通孔25、25、…の径は、第2方向D2の内側から外側に向かって、徐々に小さくなるようにしてもよい。このように第2方向D2の内側における貫通孔25の径が、第2方向D2の外側における貫通孔25の径より大きくなっていると、シール部のシール性の向上という観点から好ましい。個装吸収性物品100が開封される際には、第2領域R2がまず引き剥がされるが、その際、使用者は第2領域R2の第2方向D2の中央を持って引っ張るため、最初に力がかかる貫通孔25は、第2方向D2の最も内側に貫通孔25である。そのため、第2方向D2の内側の貫通孔25の径を大きくしておくことで、貫通孔25による係止作用が高められる。
また、貫通孔25の平面視形状は、図3等に示す例ではおおよそ円形となっているが、楕円形であってもよいし、三角形、四角形(正方形、長方形、台形等を含む)、四角形以外の多角形であってもよい。この貫通孔25の平面視形状は、後述の製造方法で使用されるロールに設けられているニードルの断面形状を変更することによって調整できる。
(個装吸収性物品の製造方法)
図7に、本形態による個装吸収性物品100の製造装置50の模式図を示す。図7に示すように、個装吸収性物品100は、対向する一対のロール51、52(第1ロール51及び第2ロール)を利用して製造することができる。より具体的には、搬送方向(マシン方向)Dmに搬送される長尺の原包装シート10aの内面に複数の吸収性物品1を互いに離間して配置し、原包装シート10aを吸収性物品1とともに、搬送方向Dmに直交する方向Dv(最終的に得られる個装吸収性物品100の第1方向D1に対応する方向)に折り畳む。この際、原包装シート10aは、2つ折り以上に折り畳むことができる。続いて、個装吸収性物品の未切断の連続体を、第1ロール51及び第2ロール52間に通して、両縁部をシールし、シール部20が形成される。シール部20の形成は、未切断の隣接する2つの個装吸収性物品の縁部に対してほぼ同時に行うことができる。シール部20の形成と同時に、個装吸収性物品を個別化するための切断が行われてもよい。
第1ロール51には周方向にわたって間欠的に、突出部51a、51a、…が設けられ、第2ロール52には周方向にわたって間欠的に、突出部52a、52a、…が設けられていてよい。突出部51a、51a、…と、突出部52a、52a、…とは対向するように構成されている。すなわち、原包装シート10aが突出部51aと突出部52aとに挟まれてロール間を通過するようになっている。
図8に、第1ロール51の突出部51a及び第2ロール52の突出部52aの模式的な拡大図を示す。図8に示すように、第1ロール51の突出部51aの表面には、ニードルN、N、…が突出して設けられていてよい。一方、第1ロール51の突出部51aに対向する第2ロール52の突出部52aは、ニードルNが設けられておらず、例えば凹凸がない形状とすることができる。但し、得ようとするシール部20の構成によっては、図8の例とは異なり、第1ロール51の突出部51a及び第2ロール52の突出部52aの両方に互い違いに複数のニードルが形成されていてもよい。
図9に、第1ロール51の突出部51aに形成されたニードルN、N、…の1つによる貫通孔25の形成を模式的に示す。図9に示すように、第1ロール51の突出部51aに形成されたニードルNが、第2ロール52の突出部52aに対して押し付けられることによって、ニードルNが、重ねられた包装シートを貫通する。この際、包装シートは、その一部が変形して(伸長して)、ニードルNが押し付けられる方向に盛り上がるので、ニードルNを備えた突出部51aの側とは反対側(突出部52aの側)に突出した周壁21を形成することができる。ここで、包装シートがより伸長されやすい材料から構成されている場合には、周壁21を形成しやすく、また反り返り部22も形成しやすい。そのため、包装シート10は、伸長されやすい樹脂フィルムから形成されることが好ましい。
ニードルNが設けられていない側の第2ロール52の突出部52aは、ニードルNを受容できる材料、例えばゴム等の弾性体からなるか、又はそのような材料で被覆されていると好ましい。これにより、図9に示すように、ニードルNの先端が突出部52aの表面に食い込むことができるので、ニードルNが摩耗又は破損しにくい。
本形態では、重ねられた包装シートにニードルNを貫通させる工程は、非加熱で行う。本明細書において、非加熱で行うとは、加熱手段を設けずに行うことを意味し、製品の温度上昇を伴うことを除外するものではない。例えば、非加熱の工程であっても、製造装置内での摩擦熱、電気的要素による熱等の発生によって製造装置の構成要素及び製品の温度が上昇する場合がある。本形態によれば、非加熱での工程によって、包装シート同士が融着することなく、貫通孔25を形成できる。包装シート同士が融着しないことにより、上述のように個装吸収性物品の開封時に発生する音を低減することができる。また、加熱を伴わない工程では煩雑なロールの温度調整も不要であり、また加熱装置も不要であるため、コストも低減できる。
図10に、断面が円形である1つのニードルNの断面図を示す。貫通孔25の形成に用いられるニードルNの形状についても、ニードルNの形状、寸法は、厚み方向に突出した周壁を有する貫通孔を形成できるのであれば、特に限定されない。ニードルは、図10に示すように、本体よりも急激に先細になっている端部Nsを有し、端部Nsの先端(最も先端)が平坦であり面となっていると好ましい。これにより、端部が摩耗してニードルNの状態が変化することを防止できる。
また、ニードルNの径d2は、0.5~2.5mm程度とすることができる。また、ニードルNの径d2は、端部を除いて全体として同じであってもよいが、図10に示すように、径d2が先端に向かうほど小さくなっていると、ニードルNの折れ等を防止できるので好ましい。場所によって径が異なる場合には、ニードルの径d2は、本体よりも急激に先細になっている端部の根元の位置での径とすることができる。また、ニードルNの端部Nsの長さは0.2~4mmであってよい。また、ニードルNの先端の平坦面の径bは、0.1~1mmであると好ましい。また、ニードルNの端部Nsのテーパー角度αは30~60°であると好ましい。
なお、本発明の一形態は、上述の製造方法によって得られる個装吸収性物品、すなわち、包装シートに吸収性物品を配置し、前記包装シートを、第1方向に2つ折り以上で折り畳み、前記第1方向に直交する第2方向の縁部で2枚以上の前記包装シート同士を重ね、前記包装シートの厚み方向に突出した周壁を有する複数の貫通孔を非加熱で形成することによって、前記縁部にそれぞれシール部を形成することによって得られる個装吸収性物品であってもよい。
(例1)
図7~10を参照して説明した個装吸収性物品の製造装置50の第1ロール51及び第2ロール52と同様のロール対、すなわち一方に複数のニードルが設けられた突出部を有するロールと、ニードルのない対向するロールとを用いて、ポリエチレン樹脂フィルムからなる包装シートを3枚重ねてなる積層体に、非加熱で複数の貫通孔からなるシール部を形成した。
図11に、シール部の一部の写真を示す。また、図12に、1つの貫通孔の拡大写真を示す。図12より、得られた貫通孔は包装シートの面から突出しており、少なくとも部分的に反り返り部が形成されていた。
(例2)
ヒートシール装置を用いて、例1で用いたものと同じ3枚重ねの包装シートに複数の融着部からなるシール部を形成した。例2で形成した融着部は、例1で用いたニードルの径と同等の径を有する凸部を備えたヒートシール用ロールと対向ロールとの対を用いて形成した。
図13に、形成された融着部の拡大写真を示す。図13より、融着部は、包装シートの面から突出しているものの、包装シート同士が接合して一体化されていた。また、周壁の端部においては、包装シートを形成している樹脂が変性して変色し、気泡も形成されていた。
また、シール部が形成された例1及び例2のそれぞれにおいて、重ねられた包装シートの1枚を剥がして発生する音を確認した。例1で形成されたシール部から発生する音はわずかであった。これに対し、例2では、包装シートを剥がす際に、包装シーが破れる際に発生する音に近い音が発生し、その音の大きさも例1で発生した音に比べて小さかった。
1 吸収性物品
10 包装シート
10a 原包装シート
11 第1方向の一端
12 第1方向の他端
20 シール部
21 貫通孔の周壁
22 反り返り部
25 貫通孔
30 封止テープ
50 個装吸収性物品の製造装置
51 第1ロール
51a 第1突出部
52 第2ロール
52a 第2突出部
100 個装吸収性物品
D1 第1方向(包装シートの長手方向)
D2 第2方向(包装シートの幅方向)
Dm 搬送方向
FL1 第1折り線
FL2 第2折り線
N ニードル
Ns ニードル端部
R1 第1領域
R2 第2領域
R3 第3領域

Claims (6)

  1. 吸収性物品と、前記吸収性物品を個装する包装シートとを含む個装吸収性物品であって、
    前記包装シートが第1方向に2つ折り以上で折り畳まれ、前記第1方向に直交する第2方向の縁部で2枚以上の前記包装シート同士が重ねられ、前記縁部がそれぞれシールされてシール部が形成されており、
    前記シール部が、前記包装シートの厚み方向に突出した周壁を有する複数の貫通孔を有し、前記周壁を構成する前記包装シート同士が融着されていない、個装吸収性物品。
  2. 前記周壁の自由縁部が反り返り部を有する、請求項1に記載の個装吸収性物品。
  3. 前記包装シートが三つ折り以上に折り畳まれている、請求項1又は2に記載の個装吸収性物品。
  4. 前記包装シートが樹脂フィルムからなる、請求項1から3のいずれか一項に記載の個装吸収性物品。
  5. 吸収性物品と、前記吸収性物品を個装する包装シートとを含む個装吸収性物品の製造方法であって、
    包装シートに吸収性物品を配置し、
    前記包装シートを、第1方向に2つ折り以上で折り畳み、前記第1方向に直交する第2方向の縁部で2枚以上の前記包装シート同士を重ね、
    前記包装シートの厚み方向に突出した周壁を有する複数の貫通孔を非加熱で形成することによって、前記縁部にそれぞれシール部を形成する、個装吸収性物品の製造方法。
  6. 前記複数の貫通孔を、複数のニードルを備えたロールを用いて形成する、請求項5に記載の個装吸収性物品の製造方法。
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