JP2021045321A - 個装吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】中高部が設けられない吸収性物品の肌当接面側に肌側に突出する凸部を形成する際、吸収性物品の肌当接面が衛生的に保持できるようにする。【解決手段】装着時に着用者の体液排出部Hに対応する部位の裏面シート2に、該裏面シート2を内側にして折り返すことで肌当接面側に肌側に突出する凸部20を形成した状態を保持するための凸部形成用粘着剤層21が設けられるとともに、凸部形成用粘着剤層21が剥離シート10によって剥離可能に覆われており、生理用ナプキン1が長手方向に折り畳まれて個装された状態において、個装シート11及び剥離シート10の凸部形成用粘着剤層21を覆う部分を引き裂いて凸部形成用粘着剤層21を露出可能とする易引裂き部22、23が、個装シート11及び剥離シート10にそれぞれ形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、主には生理用ナプキン、おりものシート、失禁パッド、トイレタリー等に使用される吸収性物品が個装シートによって個装された個装吸収性物品であって、詳しくは裏面シートを内側にして折り返すことで、吸収性物品の肌当接面側に、装着時に着用者の体液排出部にフィットする凸部が形成されるようにした個装吸収性物品に関する。
従来より、装着時における吸収性物品の肌当接面と着用者の体液排出部との密着性を高めて、体液排出部から排出された体液を吸収体に素早く吸収し、体液が表面を流れて漏れるのを防止することなどを目的として、体液排出部に対応する領域に、肌側に増厚した吸収体の中高部を形成したものが知られている。
また、吸収体の中高部を設けずに、吸収性物品の装着時に着用者自身が肌側に突出する凸部を形成するようにした吸収性物品も開発されている。例えば、下記特許文献1には、表面材側が部分的に凸となるように、バックシート側を内側に折り返して立体領域を形成するために、バックシート外面には、このバックシートの折り返し部分の対向する面を接着することにより、折り返し状態を維持するための立体形成用接着部を有している吸収性パッドが開示され、下記特許文献2には、排血口部分の幅方向両側縁又はその近傍に、前後方向に沿って延在する第1の易山折線が形成されているとともに、バックシートの外面における第1の易山折線に対応する部分の両側を、相互に接着するための第1の接着部が設けられた生理用ナプキンが開示されている。
特開2004−89270号公報 特開2010−227286号公報
しかしながら、従来の中高部が形成された吸収性物品では、製品の個装状態で中高部の厚み分だけ嵩張り、持ち運びに不便であるとともに、吸収性物品の製造工程で、肌当接面に中高部の周囲に沿って凹溝を形成した場合などにおいて、中高部の厚みによって表面シートが引っ張られて破れが生じやすいなどの問題があった。
また、上記特許文献1、2記載の吸収性物品では、中高部が設けられていないため上記の問題が生じないが、装着時に肌側に突出する凸部を形成する際、肌当接面となる表面シートの表面を手で触らなければならないため、衛生上の問題があった。
そこで本発明の主たる課題は、中高部が設けられない吸収性物品の肌当接面側に肌側に突出する凸部を形成する際、吸収性物品の肌当接面が衛生的に保持できる個装吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決するために第1の態様として、裏面シートの下着当接面にズレ止め粘着剤層が設けられた吸収性物品が、前記ズレ止め粘着剤層を剥離可能に覆う剥離シートと前記剥離シートの吸収性物品配設面と反対側面に固着された個装シートとともに、長手方向に折り畳まれて個装され、
装着時に着用者の体液排出部に対応する部位の前記裏面シートに、該裏面シートを内側にして折り返すことで肌当接面側に肌側に突出する凸部を形成した状態を保持するための凸部形成用粘着剤層が設けられるとともに、前記凸部形成用粘着剤層が前記剥離シートによって剥離可能に覆われており、
前記吸収性物品が長手方向に折り畳まれて個装された状態において、前記個装シート及び剥離シートの前記凸部形成用粘着剤層を覆う部分を引き裂いて前記凸部形成用粘着剤層を露出可能とする易引裂き部が、前記個装シート及び剥離シートにそれぞれ形成されている個装吸収性物品が提供される。
上記第1の態様では、装着時に着用者の体液排出部に対応する部位の前記裏面シートに、該裏面シートを内側にして折り返すことで肌当接面側に肌側に突出する凸部を形成した状態を保持するための凸部形成用粘着剤層が設けられるとともに、この凸部形成用粘着剤層が前記剥離シートによって剥離可能に覆われており、前記吸収性物品が長手方向に折り畳まれて前記個装シートによって個装された状態において、前記個装シート及び剥離シートの前記凸部形成用粘着剤層を覆う部分を引き裂いて前記凸部形成用粘着剤層を露出可能とする易引裂き部が、前記個装シート及び剥離シートにそれぞれ形成されている。このため、個装吸収性物品から吸収性物品を取り出す前に、前記凸部形成用粘着剤層を覆う部分の個装シート及び剥離シートを前記易引裂き部で引き裂いて、凸部形成用粘着剤層を露出させた後、吸収性物品が長手方向に折り畳まれて個装された状態のまま、裏面シートを内側にして折り返して、前記凸部形成用粘着剤層の接着によって肌当接面側に前記凸部を形成する。しかる後、残りの個装シート及び剥離シートを剥がして吸収性物品を取り出す。この取り出した吸収性物品には、既に、前述の通り肌当接面側に前記凸部が形成されており、吸収性物品の肌当接面に一切手を触れることなく前記凸部が形成できるようになる。そして、この凸部が形成された吸収性物品を下着に装着する。このように、中高部が設けられない吸収性物品において、肌当接面側に肌側に突出する凸部を形成する際、肌当接面が衛生的に保持できるようになる。また、本吸収性物品では、予め吸収体の中高部が設けられず、装着時に着用者が折り返して凸部を形成するため、個装吸収性物品では、中高部が嵩張らず、持ち運びにも便利になる。
第2の態様として、前記易引裂き部は、前記個装シートの開封側端縁から前記凸部形成用粘着剤層を含む範囲に延びている個装吸収性物品が提供される。
上記第2の態様では、前記易引裂き部が、前記個装シートの開封側端縁から凸部形成用粘着剤層を含む範囲に延びているため、個装シートの開封側端縁から個装シート及び剥離シートを引き裂いて前記凸部形成用粘着剤層を露出させることができるようになる。
第3の態様として、前記易引裂き部は、前記個装シート及び剥離シートの長手方向中間部から前記凸部形成用粘着剤層を含む範囲に延びている個装吸収性物品が提供される。
上記第3の態様では、前記易引裂き部が、前記個装シート及び剥離シートの長手方向中間部から前記凸部形成用粘着剤層を含む範囲に延びているため、必要最小限の範囲の個装シート及び剥離シートを引き裂いて前記凸部形成用粘着剤層を露出させることができるようになる。
第4の態様として、前記個装シートと剥離シートとは、少なくとも前記個装シートの開封側端縁寄りの部位で固着されている個装吸収性物品が提供される。
上記第4の態様では、前記個装シートと剥離シートとの固着部位を、少なくとも個装シートの開封側端縁寄りの部位としているため、開封側端縁から個装シートを引っ張ることによって、この個装シートに固着された剥離シートも同時に剥離できるようになる。
第5の態様として、前記ズレ止め粘着剤層は、前記凸部形成用粘着剤層の長手方向両側部及び長手方向両端部のいずれか又は両方に設けられている個装吸収性物品が提供される。
上記第5の態様では、ズレ止め粘着剤層の配置形態として、前記凸部形成用粘着剤層が着用者の体液排出部に対応する部位に配置されるため、この周囲にズレ止め粘着剤層を配置している。
第6の態様として、前記凸部形成用粘着剤層は、吸収性物品の長手方向中心線を幅方向両側に跨がって設けられるか、吸収性物品の長手方向中心線から幅方向の一方側のみに設けられている個装吸収性物品が提供される。
上記第6の態様は、前記凸部形成用粘着剤層の塗布パターンである。吸収性物品の長手方向中心線を幅方向両側に跨がって凸部形成用粘着剤層を設けた場合には、凸部形成用粘着剤層の幅方向中央部で折り返すため、凸部形成用粘着剤層同士が接着して接着強度が高くなる。一方、吸収性物品の長手方向中心線から幅方向の一方側のみに凸部形成用粘着剤層を設けた場合には、凸部形成用粘着剤層が裏面シートに接着するため、前記凸部の形成位置を調整する場合などに、付け外しがしやすくなる。
以上詳説のとおり本発明によれば、中高部が設けられない吸収性物品において、肌当接面側に肌側に突出する凸部を形成する際、吸収性物品の肌当接面が衛生的に保持できるようになる。
本発明に係る個装生理用ナプキンNの一部破断展開図である。 図1のII−II線矢視図である。 図1のIII−III線矢視図である。 個装生理用ナプキンNの展開斜視図である。 個装生理用ナプキンNの個装状態を示す、(A)は開封側端縁側の平面図、(B)はその反対側の平面図である。 凸部20が形成された生理用ナプキン1の横断面図である。 変形例に係る個装生理用ナプキンNの生理用ナプキン配設面と反対側面から見た展開図である。 変形例に係る個装生理用ナプキンNの個装状態を示す、(A)は開封側端縁側の平面図、(B)はその反対側の平面図である。 変形例に係る生理用ナプキン1の平面図である。 図9のX−X線矢視図である。 変形例に係る生理用ナプキン1の裏面図である。 変形例に係る生理用ナプキン1の裏面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
〔生理用ナプキン1の基本構造例〕
生理用ナプキン1は、図1〜図3に示されるように、ポリエチレンシートなどからなる不透液性の裏面シート2と、経血やおりものなど(以下、まとめて体液ともいう。)を速やかに透過させる透液性の表面シート3と、これら両シート2,3間に介装された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、肌当接面側の両側部に長手方向のほぼ全長に亘って配設され、長手方向の中間部において肌側に起立する立体ギャザーBS、BSを形成するサイドシート7、7とを備え、かつ前記吸収体4の周囲においては、その上下端縁部では前記裏面シート2と表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール、超音波シール等の接合手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4よりも側方に延出している前記裏面シート2と前記サイドシート7とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール、超音波シール等の接合手段によって接合されることにより、吸収体が介在しないフラップ部が形成されたものである。なお、図示例では、前記吸収体4の形状保持および拡散性向上のために、前記吸収体4をクレープ紙又は不織布などからなる被包シート5で囲繞しているが、この被包シート5は設けなくてもよい。また、図示しないが、前記表面シート3の非肌側に隣接して、前記表面シート3とほぼ同形状の親水性の不織布などからなるセカンドシートを配設してもよい。
以下、さらに前記生理用ナプキン1の構造について詳述すると、
前記裏面シート2は、ポリエチレン等の少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、蒸れ防止の観点から透湿性を有するものを用いるのが望ましい。この遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートが好適に用いられる。前記裏面シート2としては、プラスチックフィルムと不織布とを積層させたポリラミ不織布を用いてもよい。前記吸収体4が介在する本体部分の前記裏面シート2の非肌側面(外面)にはナプキン長手方向に沿って1または複数条のズレ止め粘着剤層9、9が形成され、身体への装着時に生理用ナプキン1を下着に固定するようになっている。
次いで、前記表面シート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高で圧縮復元性が高い点で優れている。前記表面シート3に多数の透孔を形成した場合には、体液が速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。不織布の繊維は、長繊維または短繊維のいずれでもよいが、好ましくはタオル地の風合いを出すため短繊維を使用するのがよい。また、エンボス処理を容易とするために、比較的低融点のポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系繊維のものを用いるのがよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイド−バイ−サイド型繊維、分割型繊維の複合繊維を好適に用いることもできる。
前記裏面シート2と表面シート3との間に介在される吸収体4は、たとえばフラッフ状パルプと吸水性ポリマーとにより構成されている。前記吸水性ポリマーは吸収体を構成するパルプ中に、例えば粒状粉として混入されている。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。本例のように、吸収体4を囲繞するクレープ紙5を設ける場合には、結果的に表面シート3と吸収体4との間にクレープ紙5が介在することになり、吸収性に優れる前記クレープ紙5によって体液を速やかに拡散させるとともに、これら体液の逆戻りを防止するようになる。前記吸収体4は、全面に亘ってほぼ均等の厚みで形成され、増厚した中高部は設けられていない。
また、前記吸収体4には合成繊維を混合しても良い。前記合成繊維は、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロンなどのポリアミド系、及びこれらの共重合体などを使用することができるし、これら2種を混合したものであってもよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイド−バイ−サイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維も用いることができる。前記合成繊維は、体液に対する親和性を有するように、疎水性繊維の場合には親水化剤によって表面処理したものを用いるのが望ましい。
前記表面シート3の幅寸法は、図示例では、図2及び図3の横断面図に示されるように、吸収体4の幅よりも若干長めとされ、吸収体4を覆うだけに止まり、それより外方側は前記表面シート3とは別のサイドシート7、具体的には体液が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの目的に応じて、適宜の撥水処理または親水処理を施した不織布素材を用いて構成されたサイドシート7が配設されている。たとえば、体液が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの機能を重視するならば、シリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いるのが望ましく、体液の吸収性を重視するならば、合成繊維の製造過程で親水基を持つ化合物、例えばポリエチレングリコールの酸化生成物などを共存させて重合させる方法や、塩化第2スズのような金属塩で処理し、表面を部分溶解し多孔性とし金属の水酸化物を沈着させる方法等により合成繊維を膨潤または多孔性とし、毛細管現象を応用して親水性を与えた親水処理不織布を用いるのが望ましい。かかるサイドシート7としては、天然繊維、合成繊維または再生繊維などを素材として、適宜の加工法によって形成されたものを使用することができるが、好ましくは目付け量を抑えて通気性を持たせた不織布を用いるのがよい。
前記サイドシート7は、図2及び図3に示されるように、幅方向中間部より外側部分を所定の内側位置から裏面シート2の外縁までの範囲に亘ってホットメルトなどの接着剤によって接着し、これら前記サイドシート7と裏面シート2との積層シート部分により吸収体4の両側部に吸収体4が介在しないフラップ部が形成されている。図示しないが、このフラップ部によって、ほぼ前記体液排出部対応領域Hに相当する吸収体側部位置に左右一対のウイング状フラップを形成してもよい。このウイング状フラップの外面側にはそれぞれ粘着剤層が備えられ、下着に対する装着時に、前記ウイング状フラップを基端部の折返し線位置にて反対側に折り返し、下着のクロッチ部分に巻き付けて止着することができる。
一方、前記サイドシート7の内方側は、図2及び図3に示されるように、前記サイドシート7をほぼ二重に折り返すとともに、この二重シート内部に、その高さ方向中間部に両端または長手方向の適宜の位置が固定された1または複数の、図示例では2本の糸状弾性伸縮部材8,8が配設され、その収縮力によって前記二重シート部分を表面側に起立させた立体ギャザーBS、BSが形成されている。
図1に示されるように、前記表面シート3と裏面シート2との間に吸収体4が介在された本体部分の裏面シート2の非肌当接面側(外面側)には、下着に対する固定のために適宜の塗布パターンで形成されたズレ止め粘着剤層9,9が塗布されるとともに、前記ズレ止め粘着剤層9、9が、剥離シート10によって剥離可能に覆われている。前記剥離シート10は、両側のズレ止め粘着剤層9、9を一体的に覆い、これらズレ止め粘着剤層9、9より若干大きな大きさを有し、ナプキン長手方向に沿う縦長の長方形状で形成されている。
前記ズレ止め粘着剤層9を形成する粘着剤としては、たとえばスチレン系ポリマー、粘着付与剤、可塑剤のいずれかが主成分であるものが好適に使用される。前記スチレン系ポリマーとしては、スチレン−エチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−ブチレン−スチレンブロック共重合体、スチレン−イソブチレン−スチレン共重合体、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体等が挙げられるが、これらのうち1種のみを使用しても、二種以上のポリマーブレンドであってもよい。この中でも熱安定性が良好であるという点で、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体が好ましい。また、前記粘着付与剤および可塑剤としては、常温で固体のものを好ましく用いることができ、粘着付与剤ではたとえばC5系石油樹脂、C9系石油樹脂、ジシクロペンタジエン系石油樹脂、ロジン系石油樹脂、ポリテルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂等が挙げられ、前記可塑剤では例えば、リン酸トリフレシル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル等のモノマー可塑剤の他、ビニル重合体やポリエステルのようなポリマー可塑剤が挙げられる。
前記剥離シート10としては、ズレ止め粘着剤層9及び後段で詳述する凸部形成用粘着剤層21に対する当接面に対し、例えばシリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、または四フッ化エチレン系樹脂などの離型処理液を塗工するかスプレー塗布し離型処理したプラスチックまたは紙からなるシートを用いることができる。なお、特別に離型処理をしなくても、実質的に粘着力の低下を招かないものであれば、フィルムそのものであっても、不織布そのものであっても良い。
上記生理用ナプキン1は、前記剥離シート10とともに個装シート11によって長手方向に折り畳まれて個装されている。前記個装シート11は、図1に示されるように、長手寸法がナプキン1の全長よりも若干長く形成されるとともに、短手寸法がナプキン1の幅寸法よりも若干長くしてある。素材的には、紙、プラスチックフィルム又は不織布などを使用することができるが、好ましくは薄くかつ柔軟性の高い不織布とするのがよい。
前記個装シート11は、図1、図3及び図4に示されるように、前記剥離シート10の生理用ナプキン配設面と反対側面に、ホットメルト接着剤等を塗布した接合部によって、適宜の部位で強固に固着されている。
〔個装要領〕
上記生理用ナプキン1を個装するには、先ずはじめに、図4に示されるように、個装シート11に固着された剥離シート10の上面に、前記ズレ止め粘着剤層9、9が剥離シート10によって覆われるように生理用ナプキン1を配置する。実際の製造工程では、前記ズレ止め粘着剤層9、9及び後段で詳述する凸部形成用粘着剤層21は、剥離シート10の生理用ナプキン配設面に塗布され、その後生理用ナプキン1を配置したときに粘着剤が生理用ナプキン1の裏面シート2に転写されるようになっている。その後、図1に示されるように、幅方向に沿う折り線X1にて、生理用ナプキン1の後側部分を中央部に折り畳んだならば、幅方向に沿う折り線X2にて、生理用ナプキン1の前側部分をその上面に折り畳む3つ折りとした後、図5に示されるように、個装シート11の開口した両側縁部11a、11aをエンボス圧着、加熱溶着、接着剤等の適宜の封鎖手段の単独又は組み合わせによって封鎖するとともに、個装シート11の長手方向端縁11b(開封側端縁11b)を、好ましくは接着剤により接合した後、幅方向中央部にタグテープ12を接着して封止する。以上によって個装生理用ナプキンNが得られる。
〔凸部〕
本生理用ナプキン1では、図6に示されるように、裏面シート2を内側にして幅方向に折り返すことで、着用者の体液排出部Hに対応する領域の肌当接面側に、長手方向に沿って肌側に突出する凸部20が形成されるようになっている。以下、この凸部20を形成する手段について説明する。
本生理用ナプキン1では、図1、図2及び図4に示されるように、装着時に着用者の体液排出部Hに対応する部位の裏面シート2に、前記凸部20を形成した状態を保持するための凸部形成用粘着剤層21が設けられるとともに、この凸部形成用粘着剤層21が前記剥離シート10によって剥離可能に覆われている。前記凸部形成用粘着剤層21を設けることによって、裏面シート2を内側にして幅方向に折り返したときに前記凸部形成用粘着剤層21が接着することで、肌当接面側に長手方向に沿って肌側に突出する凸部20を形成した状態が保持できるようになる。前記凸部形成用粘着剤層21は、着用者の体液排出部Hに対応する部位であって、生理用ナプキン1の幅方向中央部に、生理用ナプキン1の長手方向に長い長方形状で形成されている。
前記凸部形成用粘着剤層21は、生理用ナプキン1を個装するための隣り合う幅方向折り線X1、X2間に配置され、各折り線X1、X2を長手方向に跨がって配置されていない。図1に示される形態例では、生理用ナプキン1が後側の折り線X1及び前側の折り線X2にて3つ折りに折り畳まれ、凸部形成用粘着剤層21が前記折り線X1、X2で挟まれた生理用ナプキン1の中央部に配置されている。
前記凸部形成用粘着剤層21を形成する粘着剤としては、上述のズレ止め粘着剤層9と同様のものを使用することができ、たとえばスチレン系ポリマー、粘着付与剤、可塑剤のいずれかが主成分であるものが好適に使用される。
前記凸部形成用粘着剤層21は、前記凸部20を形成する際の付け外しが可能なように、前記ズレ止め粘着剤層9よりも接着強度を弱くするのが好ましい。接着強度を弱くするには、接着強度が弱い粘着剤を用いるか、粘着剤の塗工目付を小さくすることにより成すことができる。
また、本生理用ナプキン1では、前記凸部20が生理用ナプキン1の肌当接面に手を触れることなく形成できるようにするため、生理用ナプキン1が長手方向に折り畳まれ前記個装シート11によって個装された状態において、前記個装シート11及び剥離シート10の前記凸部形成用粘着剤層21を覆う部分を容易に引き裂き可能とした易引裂き部が、前記個装シート11及び剥離シート10にそれぞれ形成されている。ここでは、個装シート11に設けられた易引裂き部を個装シート用易引裂き部22、剥離シート10に設けられた易引裂き部を剥離シート用易引裂き部23とする。
前記個装シート用易引裂き部22及び剥離シート用易引裂き部23はそれぞれ、少なくとも前記凸部形成用粘着剤層21の両側部に長手方向に沿って延びており、前記個装シート11及び剥離シート10の前記凸部形成用粘着剤層21を覆う部分が長手方向に沿って引き裂き可能となっている。
このように、本生理用ナプキン1では、着用者の体液排出部Hに対応する部位の裏面シート2に前記凸部形成用粘着剤層21を設け、生理用ナプキン1が長手方向に折り畳まれて個装された状態において、前記個装シート11及び剥離シート10の前記凸部形成用粘着剤層21を覆う部分を引き裂いて前記凸部形成用粘着剤層21を露出可能とする個装シート用易引裂き部22及び剥離シート用易引裂き部23がそれぞれ形成されているため、図5に示される個装生理用ナプキンNから生理用ナプキン1を取り出す前に、前記凸部形成用粘着剤層21を覆う部分の個装シート11及び剥離シート10をそれぞれ前記易引裂き部22、23で引き裂いて、前記凸部形成用粘着剤層21を露出させた後、生理用ナプキン1が長手方向に折り畳まれて個装された状態のまま、裏面シート2を内側にして折り返して、前記凸部形成用粘着剤層21の接着によって肌当接面側に前記凸部20を形成する。しかる後、残りの個装シート11及び剥離シート10を剥がして生理用ナプキン1を取り出す。この生理用ナプキン1を取り出した状態では、既に、前述の通り肌当接面側に凸部20が形成されており、生理用ナプキン1の肌当接面に一切手を触れることなく前記凸部20が形成できるようになっている。そして、この凸部20が形成された生理用ナプキン1を下着に装着する。このように、中高部が設けられない生理用ナプキン1において、肌当接面側に肌側に突出する凸部20を形成する際、肌当接面が衛生的に保持できるようになる。また、本生理用ナプキン1では、吸収体の中高部が設けられず、装着時に着用者が折り返して凸部20を形成するため、個装生理用ナプキンNの状態で中高部が嵩張らず、持ち運びにも便利になる。
前記個装シート用易引裂き部22及び剥離シート用易引裂き部23としては、通常はミシン目が採用されるが、個装シート11及び剥離シート10が簡単に引き裂ける構造となっていればどのようなものでもよい。一例としては、個装シート11及び剥離シート10に対して、厚み方向に切り込み線を入れる方法などを挙げることができる。
前記個装シート用易引裂き部22及び剥離シート用易引裂き部23は、両シートの積層部において、生理用ナプキン1の幅方向に対して厚み方向に重なる位置に配置してもよいが、図1に示されるように、個装シート用易引裂き部22より剥離シート用易引裂き部23の方が幅方向中央側に離隔した位置に配置するのが好ましい。剥離シート用易引裂き部23が幅方向中央側に離隔して配置されることにより、個装シート11の開封側端縁11bを指で摘まんで引き裂いたとき、剥離シート10との重なり部において、個装シート11の引き裂き部より、剥離シート10の引き裂き部の方が内側に位置するため、剥離シート10が易引裂き部23から引き裂きやすくなる。
前記個装シート用易引裂き部22及び剥離シート用易引裂き部23の引裂強度は任意であるが、前記個装シート11の両側縁部11a、11a(図5参照。)を接合する接合部の剥離強度より小さくするのが好ましい。これにより、個装シート11の開封側端縁11bから個装シート11を引っ張ったとき、個装シート11の両側縁部11aが剥離することなく、個装シート用易引裂き部22及び剥離シート用易引裂き部23に沿って個装シート11及び剥離シート10を確実に引き裂くことができるようになる。
前記個装シート用易引裂き部22及び剥離シート用易引裂き部23は、図1〜図5に示される形態例では、前記個装シート11の開封側端縁11bから前記凸部形成用粘着剤層21を含む範囲に延びている。つまり、個装シート用易引裂き部22の前側端部が個装シート11の前側端縁、剥離シート用易引裂き部23の前側端部が剥離シート10の前側端縁に位置するとともに、個装シート用易引裂き部22及び剥離シート用易引裂き部23の後側端部がそれぞれ凸部形成用粘着剤層21より後方の個装シート11及び剥離シート10の中間部であって、後側の折り線X1の線上又はこれより前側に位置している。従って、前記個装シート11及び剥離シート10の前記凸部形成用粘着剤層21を覆う部分を引き裂くには、タグテープ12を取り外し、個装シート11の幅方向中央部を開封側端縁11bから個装生理用ナプキンNの裏側まで連続して引き裂くことにより、個装生理用ナプキンNの裏側に凸部形成用粘着剤層21が露出するようになる。
また、図7及び図8に示されるように、前記個装シート用易引裂き部22及び剥離シート用易引裂き部23は、前記個装シート11及び剥離シート10の長手方向中間部から凸部形成用粘着剤層21を含む範囲に延びるように形成してもよい。つまり、前記易引裂き部22、23が、生理用ナプキン1を個装する際の隣り合う折り線X1、X2間に配置され、これら折り線X1、X2を跨いで長手方向端部側に延在するようには形成されていない。また、左右の個装シート用易引裂き部22、22の前端同士が略半円形の前端接続部22aによって接続されるとともに、左右の剥離シート用易引裂き部23、23の前端同士が略半円形の前端接続部23aによって接続されている。一方、左右の個装シート用易引裂き部22、22の後端同士及び左右の剥離シート用易引裂き部23、23の後端同士はそれぞれ、連続する易引裂き部を設けることにより凸部形成用粘着剤層21を覆う部分の個装シート11及び剥離シート10が切り取れるようにしても良いが、これら後端同士を易引裂き部で接続しないことにより、凸部形成用粘着剤層21を覆う部分が個装シート11及び剥離シート10の本体部分から切り離されずに残るようにした方が、廃棄物処理の容易化などの観点から好ましい。これにより、図8(A)に示されるように、個装シート11の開封側端縁11bが設けられた個装生理用ナプキンNの表側では、易引裂き部22、23が配置されず、(B)に示されるように、裏側のみに配置されるため、表側のタグテープ12によって開封側端縁11bが封止された状態のまま、生理用ナプキン1を折り返して凸部20を形成することができ、凸部20を設ける作業がしやすくなる。また、凸部20を形成した後に、残りの個装シート11及び剥離シート10を取り除く際、タグテープ12を外して開封側端縁11bから開封しやすくなる。更に、個装生理用ナプキンNの表側に易引裂き部22、23が設けられないため、個装生理用ナプキンNの外観が良くなるとともに、個装シート11及び剥離シート10を引き裂く距離が短くなり、作業性が良くなる。
前記個装シート11と剥離シート10とを固着する接合部13は、図1及び図4に示されるように、少なくとも個装シート11の開封側端縁11b寄りの部位に設けるのが好ましい。これにより、開封側端縁11bから個装シート11を引き剥がしたとき、前記接合部13によって個装シート11に固着された剥離シート10が個装シート11とともに簡単に引き剥がれるようになる。図1に示される形態例では、剥離シート10に対して、両側の個装シート用易引裂き部22、22で挟まれた幅方向中央部に接合部13が設けられるとともに、両側の個装シート用易引裂き部22の幅方向外側にそれぞれ、接合部13が設けられている。これによって、開封側端縁11bから易引裂き部22、23に沿って個装シート11及び剥離シート10を引き裂く際、中央部の接合部13によって開封側端縁11bから引き剥がした個装シート11の中央部とともに剥離シート10が引き裂かれるようになるとともに、凸部20を形成した後、残りの個装シート11及び剥離シート10を引き剥がす際、両側の接合部13、13によって開封側端縁11bから引き剥がした個装シートの両側部分とともに剥離シート10が引き剥がれるようになる。なお、前記凸部形成用粘着剤層21の後側の幅方向中央部に接合部13が設けられている。
また、図7に示される形態例では、前記接合部13は、両側の個装シート用易引裂き部22、22が接続される前端接続部22a内に設けられるとともに、剥離シート10の前側端部に設けられている。
前記凸部20を形成する際に生理用ナプキン1を折り返しやすくするため、図9及び図10に示されるように、前記吸収体4の幅方向中央部に長手方向に沿って、前記凸部形成用粘着剤層21が設けられる部位に対応する位置に、圧搾部や低目付部からなる易可撓部14を形成してもよい。この易可撓部14は、図10に示されるように、吸収体4の非肌当接面側に設けるのが好ましい。これにより、易可撓部14で吸収体4を折り返したとき、肌当接面側(凸部20の頂部側)に吸収体4を構成するパルプやポリマーが連続的に配置されるため、体液吸収能が低下することがない。なお、前記低目付部とは、パルプやポリマーの目付を低くした窪み部と、厚み方向に亘ってパルプやポリマーが介在しないスリット部とを含むものである。
前記凸部形成用粘着剤層21は、図1に示されるように、生理用ナプキン1の長手方向中心線CLを幅方向両側に跨がって設けることができる。すなわち、凸部形成用粘着剤層21の幅方向中央部を生理用ナプキン1の長手方向中心線CL上に配置する。この場合には、前記凸部20を形成するため長手方向中心線CLに沿って折り返した際、凸部形成用粘着剤層21同士が接着して接着強度が高くなる。一方、図11に示されるように、生理用ナプキン1の長手方向中心線CLから幅方向の一方側のみに設けてもよい。すなわち、凸部形成用粘着剤層21の幅方向一方側の側縁を生理用ナプキン1の長手方向中心線CL上又はその近傍に配置する。この場合には、凸部形成用粘着剤層21が裏面シート2に接着するため、凸部20の形成位置を調整する場合などに、付け外しがしやすくなるとともに、凸部形成用粘着剤層21の長手方向中心線CL側の端縁に沿って幅方向に折り返すことができ、凸部20が確実に幅方向中央部に形成できるようになる。
前記凸部20が生理用ナプキン1の幅方向中央部に簡単に形成できるように、図12に示されるように、裏面シート2の幅方向中央部に長手方向に沿って生理用ナプキン1の中心線15を印刷してもよい。この中心線15は、図示例のように長手方向の全長に亘って設けてもよいし、凸部形成用粘着剤層21を含む長手方向中央部のみに設けてもよい。
〔他の形態例〕
図1及び図7に示される形態例では、前記ズレ止め粘着剤層9は、凸部形成用粘着剤層21の長手方向両側部のみに設けられているが、凸部形成用粘着剤層21の長手方向両端部のみに設けてもよいし、凸部形成用粘着剤層21の長手方向両側部及び長手方向両端部の両方に設けてもよい。
1…生理用ナプキン、2…裏面シート、3…表面シート、4…吸収体、5…被包シート、7…サイドシート、8…糸状弾性伸縮部材、9…ズレ止め粘着剤層、10…剥離シート、11…個装シート、12…タグテープ、13…接合部、14…易可撓部、15…中心線、20…凸部、21…凸部形成用粘着剤層、22…個装シート用易引裂き部、23…剥離シート用易引裂き部

Claims (6)

  1. 裏面シートの下着当接面にズレ止め粘着剤層が設けられた吸収性物品が、前記ズレ止め粘着剤層を剥離可能に覆う剥離シートと前記剥離シートの吸収性物品配設面と反対側面に固着された個装シートとともに、長手方向に折り畳まれて個装され、
    装着時に着用者の体液排出部に対応する部位の前記裏面シートに、該裏面シートを内側にして折り返すことで肌当接面側に肌側に突出する凸部を形成した状態を保持するための凸部形成用粘着剤層が設けられるとともに、前記凸部形成用粘着剤層が前記剥離シートによって剥離可能に覆われており、
    前記吸収性物品が長手方向に折り畳まれて個装された状態において、前記個装シート及び剥離シートの前記凸部形成用粘着剤層を覆う部分を引き裂いて前記凸部形成用粘着剤層を露出可能とする易引裂き部が、前記個装シート及び剥離シートにそれぞれ形成されていることを特徴とする個装吸収性物品。
  2. 前記易引裂き部は、前記個装シートの開封側端縁から前記凸部形成用粘着剤層を含む範囲に延びている請求項1記載の個装吸収性物品。
  3. 前記易引裂き部は、前記個装シート及び剥離シートの長手方向中間部から前記凸部形成用粘着剤層を含む範囲に延びている請求項1記載の個装吸収性物品。
  4. 前記個装シートと剥離シートとは、少なくとも前記個装シートの開封側端縁寄りの部位で固着されている請求項1〜3いずれかに記載の個装吸収性物品。
  5. 前記ズレ止め粘着剤層は、前記凸部形成用粘着剤層の長手方向両側部及び長手方向両端部のいずれか又は両方に設けられている請求項1〜4いずれかに記載の個装吸収性物品。
  6. 前記凸部形成用粘着剤層は、吸収性物品の長手方向中心線を幅方向両側に跨がって設けられるか、吸収性物品の長手方向中心線から幅方向の一方側のみに設けられている請求項1〜5いずれかに記載の個装吸収性物品。
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