JP4124314B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、経血やおりものなどを吸収するための生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、生理用ナプキン、パンティライナー、おりものシート、失禁パッドなどの吸収性物品としては、例えば図9に示されるように、ポリエチレンシートまたはポリエチレンラミネート不織布などからなる不透液性裏面シート50と、不織布または透孔性プラスチックシートなどからなる透液性表面シート51との間に綿状パルプなどからなる吸収体52を介在させたものが知られている。
【0003】
この種の吸収性物品においては、種々の目的に応じて表面側にエンボス(プレスによる立体溝)が付与されている。図9に示される吸収性物品の例では、左右両側にほぼ長手方向に沿って形成される左右一対の側部エンボス55,55は、排血相当部位を山状に盛り上げるとともに、経血の拡散を防止するためのものであり、排血相当部位を挟んで前後位置に形成された弧状エンボス56,56は、前後方向への経血の拡散を防止するためのものであり、後部側に形成された曲線エンボス57は、エンボスで囲まれた内側領域を隆起させ臀部の窪みにフィットさせ、経血の後ろ漏れを防止するためのものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述のように、エンボスを付与することにより、身体への密着性を向上させ、横漏れや前後漏れを防止する試みが種々行われているものの、これらはいずれもエンボスで区画された領域を隆起させ、局部的に身体との密着を図るものが殆どである。
【0005】
他方、この種の吸収性物品は、三次元的形状を成す身体へ身に付けるものであるにも拘わらず、この観点から吸収性物品を身体に密着(フィット)し易い形状に成形する試みを行うものは数少ない。
【0006】
そこで本発明の主たる課題は、吸収性物品の前端部領域および/または後端部領域をショーツ(身体)のカーブ形状に沿った三次元的形状に折り曲げ、着用感の向上を図るとともに、隙間を無くして前後漏れを防止することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための本発明は、透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸収体が介在された吸収性物品において、
前記吸収性物品の表面側であってかつ前端部領域および/または後端部領域に、前記吸収性物品の長手方向中心線を跨いで両側にそれぞれ、前記長手方向中心線とは反対側に曲率中心を有する曲線であって、吸収性物品の端縁側に行くに従って漸次、前記長手方向中心線に接近する線状エンボスを形成したことを特徴とするものである。
【0008】
この場合において、前記線状エンボスは、吸収体の前後端縁および側縁から離間した位置を終始端点としていることが望ましい。また、前記線状エンボスの曲率半径が60mm±20mmであり、かつ前記長手方向中心線の両側に夫々形成した線状エンボス同士が最も近接する位置での幅方向距離が0〜20mmであることが望ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
【0010】
図1は本発明の第1形態例に係る生理用ナプキン1Aの展開図、図2は図1のII−II線矢視図、図3は図1のIII−III線矢視図である。
【0011】
前記生理用ナプキン1Aは、ポリエチレンシート、ポリプロピレンシートなどからなる不透液性裏面シート2と、経血やおりものなどを速やかに透過させる透液性表面シート3と、これら両シート2,3間に介在された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、この吸収体4の形状保持および拡散性向上のために前記吸収体4を囲繞するクレープ紙5と、表面両側部にそれぞれ長手方向に沿って形成されたサイド不織布6,6とから構成され、前記吸収体4の周囲において、その上下端縁部では、前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4よりも側方に延出している前記不透液性裏面シート2と前記サイド不織布6とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合されている。
【0012】
以下、さらに前記生理用ナプキン1Aの構造について詳述すると、
前記不透液性裏面シート2は、ポリエチレンシートなどの少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、この他にポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、さらには防水フィルムを介在して実質的に不透液性を確保した上で不織布シート(この場合には防水フィルムと不織布とで不透液性裏面シートを構成する。)などを用いることができる。近年はムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートが好適に用いられる。
【0013】
次いで、前記透液性表面シート3としては、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。図示の例では、前記透液性表面シート3は、表面側の多孔性プラスチックシート3Aと、裏面側に親水性不織布3Bとによる2層構成となっている。
【0014】
前記透液性表面シート3として、上記2層構成のシートを用いた場合には、経血やおりもの等(以下、まとめて体液という。)が速やかに吸収されるようになるとともに、肌と接触する表面はドライタッチ性に優れたものとなる。なお、この場合には本例のように、吸収体4を囲繞するクレープ紙5を設け、結果的に透液性表面シート3と吸収体4との間にクレープ紙5が介在するようにすれば、吸収性に優れる前記クレープ紙5によって体液を速やかに拡散させるとともに、これら経血等の逆戻りを防止するようになる。
【0015】
一方、前記透液性表面シート3の上面には、排血対応部位Hを跨ぐ両側部にそれぞれ、後方側まで延在するとともに、略長手方向に沿うサイドエンボス7A,7Bが形成されているとともに、前記排血対応部位Hの前後部にそれぞれ弧状エンボス8A,8Bが形成されている。これらサイドエンボス7A、7Bおよび弧状エンボス8A、8Bは、主として区画された排血対応部位Hを含む領域を隆起させるとともに、経血の拡散を防止するためのエンボスである。
【0016】
一方、本吸収性物品1Aでは、上面の前端部領域に、前記吸収性物品1Aの長手方向中心線Lを跨いで両側にそれぞれ、吸収性物品の前側端縁に行くに従って漸次、長手方向中心線Lに接近する線状エンボス10A、10Bを形成しているとともに、後端部領域にも同様に、前記吸収性物品1Aの長手方向中心線Lを跨いで両側にそれぞれ、後端縁側に行くに従って漸次、長手方向中心線Lに接近する線状エンボス11A,11Bを形成している。これら線状エンボス10A、10B(11A、11B)(以下、成形用エンボスという。)は、前記サイドエンボス7A、7Bおよび弧状エンボス8A、8Bとは目的が異なり、装着した際、ショーツ側からの押圧力を受けることによって、ショーツのカーブ形状に追従して、前記成形用エンボス10A、10B(11A、11B)から端部側領域(図4のハッチング領域F、F)が夫々身体面側に折り曲がるようにするためのものである。
【0017】
代表的に前端部側について前記成形用エンボス10A、10Bによる作用を説明すると、装着時にショーツ側からの僅かな押圧力を受けることによって、前記成形用エンボス10A、10Bから端部側領域F、Fがそれぞれ身体側に折れ曲がり、ナプキン1Aの前端部は図5に示されるように、平面視でショーツ形状に沿うように曲線状に湾曲した形状となるため、身体との密着度が高まり前後漏れを防止するようになる。また同時に、着用感の向上が図れるようになる。なお、本例では生理用ナプキン1Aの前端部領域および後端部領域の両方に成形用エンボス10A、10B(11A、11B)を設けるようにしたが、前端部領域および後端部領域の一方側にのみ設けるようにしてもよい。
【0018】
前記成形用エンボス10A、10B(11A、11B)は、主としてショーツ形状に沿ってナプキンの三次元的成形を行うためのものであるが、当然に経血等の拡散防止機能も兼ねるため、成形用エンボス10A、10B(11A、11B)は、吸収体4の前後端縁および側縁から離間した位置を終始端点とするのが望ましい。
【0019】
また、前記成形用エンボス10A、10B(11A、11B)から端部側領域(図4のハッチング領域F、F)を折曲げ易くするために、成形用エンボス10A、10B(11A、11B)は、該成形用エンボスよりも外方側に曲率中心を有し、その曲率半径Rが60mm±20mmであることが望ましい。曲率半径Rが40mm未満の場合には曲率半径が小さ過ぎて折れ曲がり部分(図4のハッチング領域F、F)にシワが寄り円滑に折り曲げることが困難となり、曲率半径Rが80mmを超える場合には、身体に対する密着度が得られ難くなる。
【0020】
さらに、前記左右対で形成した成形用エンボス10A、10B(11A、11B)同士が最も近接する位置での幅方向距離(近位点間距離)Dは0〜20mmの範囲であることが望ましい。近位点間距離が0未満、すなわち成形用エンボスが交差する場合にはショーツ形状に沿うような曲線状の湾曲が得られないとともに、近位点間距離Dが20mmを超える場合には、前記湾曲形状が身体の湾曲形状と整合しないようになり好ましくない。
【0021】
他方、前記不透液性裏面シート2と透液性表面シート3との間に介在される吸収体4は、たとえばフラッフ状パルプと吸水ポリマーとにより構成されている。前記吸水性ポリマーは吸収体を構成するパルプ中に例えば粒状粉として混入されている。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用できる。前記吸収体4は、前記成形用エンボス10A、10B(11A、11B)によって効果的に吸収体4を折曲げできるようにするには極力薄い方が好ましい。具体的には吸収体4の厚みは0.5〜2.5mm程度であるのが好ましい。
【0022】
一方、本生理用ナプキン1Aにおいては、前記不透液性裏面シート2は吸収性物品の両側部において吸収体4の側縁を若干越えた位置をシート端2a、2aとしており、一方、前記透液性表面シート3の幅寸法は、図2の横断面図にも示されるように、吸収体4の幅よりも若干大きめとされ、吸収体4を越えた位置で前記不透液性裏面シート2に接着され、表面がわ両側部にはそれぞれ、長手方向に沿って、かつ吸収性物品のほぼ全長に亘ってサイド不織布6,6が設けられている。
【0023】
このサイド不織布6は、本来、前記吸収体4に吸収された体液が側縁部まで達した後、表面側に滲み出すのを防止するために設けられるものであるが、本生理用ナプキン1Aでは特に、前記サイド不織布6の一部を側方に延在させることにより、略排血対応部位Hの側方に夫々前記ウイング状フラップW、Wを形成するとともに、後側寄り位置に第2ウイング状フラップWB、WBを形成するようにしている。この際、前記不透液性裏面シート2は、ウイング状フラップWの折返し線RLを越えて外側に延在しないようにするとともに、不透液性裏面シート2のシート端2a、2aをウイング状フラップWの折返し線RLの近傍位置とするのが望ましい。このように、ウイング状フラップWの折返し線RL近傍に不透液性裏面シート2のシート端2aを位置させることにより、両者のコシの差、すなわち折返し線RLよりも外側部分が不織布より構成され、一方、内側部分が不織布およびプラスチックフィルムより構成されることによる剛性の差により前記ウイング状フラップWおよび第2ウイング状フラップWが折り曲げ易くなる。
【0024】
前記サイド不織布6としては、経血やおりもの等が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの目的に応じて、シリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布を用いて構成されている。かかるサイド不織布6としては、天然繊維、合成繊維または再生繊維などを素材として、適宜の加工法によって形成されたものを使用することができるが、好ましくは目付け量を抑えて通気性を持たせた不織布を用いるのがよい。しかし、通気性を優先し過ぎると生理用ナプキン固定用フラップとしての強度を確保し得なくなるため、具体的には目付け量を25〜50g/m2とするとともに、引裂強度:0.2kg/30mm以上、好ましくは0.25kg/30mm以上、引張強度:2.0kgf/30mm以上、好ましくは2.5kgf/30mm以上、剛度(JIS L 1096)〔JIS 45°カンチレバー法〕:65mm以上、好ましくは70mm以上の条件を満たすように作製された不織布を用いるのが望ましい。前記引裂強度は、サンプルを60mm×70mmにカットし、そのサンプルの中央に30mmの切込みを入れ、ストログラフ試験機を使用し、クロスヘッドスピード:300mm/min、チャック間距離:40mmの測定条件で試験を行った場合の引裂強度値であり、前記引張強度は、サンプルを30mm×170mmにカットし、ストログラフ試験機を使用し、クロスヘッドスピード:500mm/min、チャック間距離:150mmの測定条件で試験を行った場合の引張強度値である。
【0025】
ところで、前記不透液性裏面シート2の非使用面側(外面)にはショーツに対する固定のために適宜の塗布パターンによって粘着層が形成されるとともに、前記ウイング状フラップWおよび第2ウイング状フラップWの外面側にも適宜の塗布パターンによって粘着層が形成され(図示せず)、未使用製品状態ではこれらの粘着層を覆う剥離紙(図示せず)が設けられる。この場合、前記ウイング状フラップW、第2ウイング状フラップWが不織布であると、塗布された粘着剤が不織布に浸透し所定の粘着力を発揮し得ない事態が生じる。そこで、図6に示されるように、前記ウイング状フラップWおよび第2ウイング状フラップWに対して面状のヒートエンボス処理(クロスハッチング領域)を施し、一部をフィルム化し、このフィルム化領域12に粘着剤を塗布するようにするのが望ましい。
【0026】
また、使用に当たっては、前記剥離紙を剥がした上で、図7に示されるように、ウイング状フラップWの付け根の折返し線RLにて反対側、すなわちショーツ30の股間部を巻き込むように折返し、ショーツ30のクロッチ部分に止着するが、前記ウイング状フラップWが不織布であると、前記剥離紙を剥離させた際に、ウイング状フラップWを構成する不織布が層間剥離を起こすことが懸念されるが、前記フィルム化処理によって不織布の層間剥離も同時に防止されるようになる。
【0027】
さらに、生理用ナプキン1Aの装着時において、前記ウイング状フラップWを引っ張ってショーツの股間部に止着させる際、この引張力が前記ウイング状フラップWからサイド不織布6に伝達され、サイド不織布6と不透液性裏面シート2との剥離が生じることがある。これを防止するために、前記吸収体側縁よりも外方位置において、不透液性裏面シート2とサイド不織布6とを長手方向に沿う線状のヒートシール9によって固着するようにしてある。この線状ヒートシール9は、概ねナプキン製品長さの1/5以上の長さ範囲に亘って形成するのが望ましい。
【0028】
他方、前記サイド不織布6の内方側は、図2に示されるように、吸収体4の側縁よりも内側に所定幅S1だけ重なりをもって配設され、その内方がわ側縁の数mm幅分S2は透液性表面シート3に接着せずに、前記ウイング状フラップWを反対側に折り返した際、内側斜め上方に向かってある程度の起立を示すようになっている。その結果、粘性が高く透液性表面シート3の表面を流れる場合があっても、前記ある程度起立を示す内方がわ側縁部(前記S2部分)が経血等を阻止する障堰となって横漏れを防止するようになるとともに、サイド不織布6の撥水性により前記吸収体4に吸収された経血やおりもの等を吸収体4の側部よりも外部に透過させず、かつ滲み出しを防止するようになっている。
【0029】
ところで、前記サイド不織布6の内方がわ側縁部を起立させ、立体ギャザーBSを形成することも可能である。具体的には図8に示されるように、サイド不織布6の内方側において、透液性表面シート3に接着されない所定幅の自由縁部を形成するとともに、その先端部分を二重に折り返し、この折返し内部に1または複数本の弾性伸縮部材、図示例では2本の弾性伸縮部材13,13を配設し、製品状態で表面側に起立する立体ギャザーBを形成するようにしてもよい。この立体ギャザーBの形成によって、より確実に経血等の横漏れが防止できるようになる。この立体ギャザーBは、前後端部での経血漏れを確実に無くすために、好ましくは前記前部側成形用エンボス10A、10Bの形成領域を含み、かつ後部側成形用エンボス11A、11Bの形成領域を含む範囲に亘って形成するのが望ましい。そして、弾性伸縮部材13のテンションは、100〜300%、好ましくは150%程度とするのがよい。
【0030】
【発明の効果】
以上詳説のとおり本発明によれば、吸収性物品の前端部領域および/または後端部領域をショーツ(身体)のカーブ形状に沿った三次元的形状に折り曲げ、着用感の向上を図るとともに、隙間を無くして前後漏れを防止することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る生理用ナプキン1Aの展開図である。
【図2】 図1のII−II線矢視図である。
【図3】 図1のIII−III線矢視図である。
【図4】 前端部側成形用エンボス10A、10Bの機能説明図である。
【図5】 前端部側成形用エンボス10A、10Bによるナプキン前端部の成形状態図である。
【図6】 ウイング状フラップWへのフィルム化処理要領を示す要部拡大図である。
【図7】 本生理用ナプキン1Aの装着状態図を示す斜視図である。
【図8】 本発明に係る生理用ナプキンの他例を示す展開図である。
【図9】 従来の生理用ナプキンの展開図である。
【符号の説明】
1A…生理用ナプキン、2…不透液性裏面シート、3…透液性表面シート、3A…多孔性プラスチックシート、3B…親水性不織布、4…吸収体、5…クレープ紙、6…サイド不織布、7A・7B…サイドエンボス、8A・8B…弧状エンボス、9…線状ヒートシール、10A・10B…前端部側成形用エンボス、11A・11B…後端部側成形用エンボス、12…フィルム化領域、13…弾性伸縮部材、RL…折返し線、W…ウイング状フラップ、W…第2ウイング状フラップ、B…立体ギャザー

Claims (4)

  1. 透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸収体が介在された吸収性物品において、
    前記吸収性物品の表面側であってかつ前端部領域および/または後端部領域に、前記吸収性物品の長手方向中心線を跨いで両側にそれぞれ、前記長手方向中心線側とは反対側に曲率中心を有する曲線であって、吸収性物品の端縁側に行くに従って漸次、前記長手方向中心線に接近する線状エンボスを形成したことを特徴とする吸収性物品。
  2. 前記線状エンボスは、吸収体の前後端縁および側縁から離間した位置を終始端点としている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記線状エンボスの曲率半径が60mm±20mmである請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品。
  4. 前記長手方向中心線の両側に夫々形成した線状エンボス同士が最も近接する位置での幅方向距離が0〜20mmである請求項1〜3いずれかに記載の吸収性物品。
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