JP3812812B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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【発明の属する技術分野】
本発明は、経血やおりものなどを吸収するための生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等の吸収性物品に係り、詳しくは後部がわ両側部にヒップホールド用フラップを有する吸収性物品において、前記ヒップホールド部分に後漏れに対する安心感を与えるようにした吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、パンティライナー、生理用ナプキン、失禁パッドなどの吸収性物品として、ポリエチレンシートまたはポリエチレンシートラミネート不織布などの不透液性バックシートと、不織布または透液性プラスチックシートなどの透液性トップシートとの間に綿状パルプ等からなる吸収体を介在したものが知られている。
【0003】
近年は、前記吸収性物品においても、体液の量や装着時間帯に応じた製品が各種提案されている。たとえば、夜用生理用ナプキンでは、下着に対する固定をより完全に図るとともに、後漏れを確実に防止するために、ナプキンの長手方向中間両側部に設けたウイング状フラップの他に、ヒップ側を完全にホールドするために、後部がわ両側部にも側部に延在するフラップ(以下、ヒップホールド用フラップという。)を設けたものが存在する。
【0004】
具体的には、上記吸収性物品(生理用ナプキン)は、図5および図6に示されるように、ポリエチレンシートなどからなる不透液性バックシート52と、経血やおりものなどを速やかに透過させる透液性トップシート53と、これら両シート52,53間に介装された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体54と、表面がわ両側部に設けられた左右一対の立体ギャザーBS、BSとから主に構成され、前記吸収体54の周囲においては、その上下端縁部では前記不透液性バックシート52と透液性トップシート53との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体54よりも側方に延出している前記不透液性バックシート52と、前記立体ギャザーBSを形成しているサイド不織布55とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、これら不透液性バックシート52とサイド不織布55とによる積層シート部分によって側方に突出するウイング状フラップW、Wが形成されているとともに、これよりも後側部分にヒップホールド用フラップHF、HFが形成された構造となっている。
【0005】
前記ウイング状フラップW、Wおよびヒップホールド用フラップHF、HFの外面側には粘着剤層56…,57…が設けられ、前記生理用ナプキン50を下着に装着するには、生理用ナプキン50を局所にあてがい、側方に突出する前記ウイング状フラップW、Wを下着より外に出し、フラップ基端の折返し線RL、RLにて折返し、下着のクロッチ部分を巻き込むようにしながら下着の股間部外面に貼着するようにする(図7参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来、前記ヒップホールド用フラップHF、HFは、前述のように、サイド不織布55と不透液性バックシート52とを貼り合わせた二層シートにより構成され、基本的に経血等の吸収機能は有しない構造となっていたため、仮に吸収体54から漏れたり、透液性トップシート53を伝わって滲出する体液等があった場合の漏れ防止効果が十分ではなかった。
【0007】
そこで、特開2000-189459号公報では、前記ヒップホールド用フラップHF、HF部分にウイング用吸収体を設けるようにした吸収性物品が提案されている。
【0008】
確かに、前記ウイング用吸収体を設けるようにすれば、該ヒップホールド用フラップHF、HF部分における吸収能力が飛躍的に増大するけれども、ウイング用吸収体の存在が透液性トップシートによって完全に視覚的に遮られている場合には、装着者がその存在を確認できず、不安感を覚えることがある。
【0009】
そこで本発明の主たる課題は、吸収性物品の後部がわ両側部にヒップホールド用フラップを有する吸収性物品において、前記ヒップホールド用フラップ部分に、少なくとも視覚的に後漏れに対する安心感を与えるようにした吸収性物品を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するための請求項1に係る本発明として、透液性トップシートと、不透液性バックシートとの間に吸収体が介在され、かつ後部がわ両側部にそれぞれヒップホールド用フラップを有する吸収性物品において、
前記ヒップホールド用フラップ領域は、肌当接面側から見て、白色度(JIS P 8123)の異なる少なくとも2以上の色領域に区画され、かつ吸収体に隣接する色領域の白色度が他の色領域よりも高くなっているとともに、前記ヒップホールド用フラップ領域における白色度差は、着色またはエンボス付与によって付与してあることを特徴とする吸収性物品が提供される。
【0011】
請求項2に係る本発明として、前記吸収体に隣接する色領域の白色度は、隣接する他の色領域の白色度との比較で3以上の白色度差を有する請求項1記載の吸収性物品が提供される。
【0012】
請求項3に係る本発明として、前記吸収体に隣接する色領域の白色度は、60以上である請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
【0013】
請求項4に係る本発明として、前記吸収体に隣接する色領域の外縁と、吸収性物品の外形線との離間幅が3mm以上である請求項1〜3いずれかに記載の吸収性物品が提供される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
【0015】
〔基本構成〕
図1は本発明に係る生理用ナプキン1の展開図であり、図2は図1のII−II線矢視図、図3は図1のIII−III線矢視図である。
【0016】
前記生理用ナプキン1は、ポリエチレンシートなどからなる不透液性バックシート2と、経血やおりものなどを速やかに透過させる透液性トップシート3と、これら両シート2,3間に介装された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、この吸収体4の形状保持および拡散性向上のために前記吸収体4を囲繞するクレープ紙5と、前記吸収体4の略側縁部を起立基端とし、かつ少なくとも排血口対応部から前後方向に所定の区間内において表面側に突出して設けられた左右一対の立体ギャザーBS、BSとから主に構成され、かつ前記吸収体4の周囲においては、その上下端縁部では前記不透液性バックシート2と透液性トップシート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4よりも側方に延出している前記不透液性バックシート2と、前記立体ギャザーBSを形成しているサイド不織布7とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール等の接着手段によって接合され、これら不透液性バックシート2とサイド不織布7とによる積層シート部分によって側方に突出するウイング状フラップW、Wが形成されているとともに、これよりも後側に位置する部分にヒップホールド用フラップHF,HFが形成されている。
【0017】
以下、さらに前記生理用ナプキン1の構造について詳述すると、
前記不透液性バックシート2は、ポリエチレン等の少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、近年はムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられる傾向にある。この遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートが好適に用いられる。前記不透液性バックシート2の非使用面側(外面)には1または複数条の粘着剤層(図示せず)が形成され、身体への装着時に生理用ナプキン1を下着に固定するようになっている。
【0018】
次いで、前記透液性トップシート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高でソフトである点で優れている。前記透液性トップシート3に多数の透孔を形成した場合には、経血やおりもの等(以下、まとめて体液という。)が速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。
【0019】
前記吸収体4としては、体液を吸収・保持し得るものであれば良く、通常はフラッフ状パルプ中に吸水性ポリマー粉末を混入したものが吸収機能および価格の点から好適に使用される。前記吸収体4は形状保持等のためにクレープ紙5によって囲繞するのが望ましい。透液性トップシート3面には、吸収体の保持、表面側にきっちりと膨出させる、および吸収した体液を封じ込める等のために複数のエンボス6a〜6dが付与されている。
【0020】
一方、前記透液性トップシート3の幅寸法は、図示例では、図2および図3の横断面図に示されるように、吸収体4の幅よりも若干長めとされ、吸収体4を覆うだけに止まり、前記立体ギャザーBSは前記透液性トップシート3とは別のサイド不織布7、具体的には経血やおりもの等が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの目的に応じて、適宜の撥水処理または親水処理を施した不織布素材を用いて構成されている。かかるサイド不織布7としては、天然繊維、合成繊維または再生繊維などを素材として、適宜の加工法によって形成されたものを使用することができるが、好ましくはゴワ付き感を無くすとともに、ムレを防止するために、坪量を抑えて通気性を持たせた不織布を用いるのがよい。具体的には、坪量を18〜30g/m2として作製された不織布を用いるのが望ましく、かつ体液の透過を確実に防止するためにシリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布が好適に使用される。
【0021】
前記サイド不織布7は、図2および図3に示されるように、幅方向中間部より外側部分を吸収体4の内側位置から吸収体側縁を若干越えて不透液性バックシート2の外縁までの範囲に亘ってホットメルトなどの接着剤によって接着し、これら前記サイド不織布7と不透液性バックシート2との積層シート部分により、ほぼ体液排出口に相当する吸収体側部位置に左右一対のウイングフラップW、Wを形成するとともに、これより後部側位置にヒップホールド用フラップHF、HFを形成している。上記ウイング状フラップW、Wの外面側にはそれぞれ粘着剤層10…を備え、図7に示されるように、ショーツ30に対する装着時に、前記ウイング状フラップW、Wを反対側に折返し、ショーツのクロッチ部分に巻き付けて止着するようになっている。
【0022】
一方、前記サイド不織布7の内側部分はほぼ二重に折り返されるとともに、この二重シート内部には、その高さ方向中間部に両端または長手方向の適宜の位置が固定された糸状弾性伸縮部材8が配設されるとともに、前記糸状弾性伸縮部材8の上側部位に複数本の、図示例では2本の糸状弾性伸縮部材9,9が両端または長手方向の適宜の位置が固定された状態で配設されている。この二重シート部分は前後端部では図3に示されるように、断面Z状に折り畳んで積層された状態で吸収体4側に接着されることによって、前記糸状弾性伸縮部材8配設部位を屈曲点として、断面く字状に内側に開口を向けたポケットを形成しながら表面側に起立する立体ギャザーBS、BSが形成されている。
【0023】
〔ヒップホールド用フラップHF〕
本発明では、前記ヒップホールド用フラップHF部において、後漏れに対する安心感を与えるように、あたかも吸収要素の存在を視覚的に訴えるような構成が採られている。
【0024】
具体的には、前記ヒップホールド用フラップHF領域は、肌当接面側から見て、白色度(JIS P 8123)の異なる少なくとも2以上の色領域A,Bに区画され、かつ吸収体4に隣接する色領域Aの白色度が他の色領域(B)よりも高くなっている。
【0025】
前記白色度(JIS P 8123)は、ハンター白色度試験器により測定するもので、スペクトルの青−スミレ色の部分の光で照射したときの試料の標準酸化マグネシウム板に対する比反射度で示される。前記ヒップホールド用フラップHF領域が、少なくとも吸収体4に隣接する色領域部分、すなわち吸収体4から漏れたり、透液性トップシート3を伝わって滲出する体液等があった場合に、あたかもこの体液等の吸収を期待させ得る所定の白色度を有する領域(A)と、この領域に隣接するとともに、相対的に白色度の低い領域(B)とに区画されている。
【0026】
この場合、前記吸収体4に隣接する色領域Aの白色度は、隣接する他の色領域Bの白色度との比較で3以上の白色度差、好ましくは10以上の白色度差を有することが望ましい。この程度の白色度差を有しないと、その部分に体液等の吸収を期待させるものの存在を明確に確認できない。
【0027】
また、前記吸収体4に隣接する色領域Aの白色度は、60以上であることが望ましい。吸収体4に隣接する色領域Aの白色度が60以上である場合には、色領域Aに存在するものが吸収要素であるとの認識傾向が高くなる。なお、前記色領域A部分は、吸収体等が存在し実際に吸収効果を発揮する場合と、吸収要素が存在せず実際には吸収効果を有しない場合とを含むものである。すなわち、前記色領域Aに吸収体、クレープ紙等の吸収機能を有する部材を配設するのが最も望ましいが、吸収機能を有せず単に着色のみであっても、装着者は後部漏れに対する安心感を持つことができる。
【0028】
先ず、前記色領域Aに所定の白色度を与える第1の方法としては、不透液性バックシート2の製造に当たり、前記色領域A、Bに白色度の異なる着色を施して形成するようにしてもよいし、図3に示されるように、不透液性バックシート2の表面側(吸収体4配設側)であって、かつ前記色領域Aを含む領域に、製造インラインにてインクジェット等による着色を施したり、あるいはエンボス加工により白色を表出する方法等を挙げることができる。前記エンボス加工は、細かいドット状エンボスを高密度で与え、プラスチックシートからなる不透液性バックシート2に局部的な塑性領域(極限的な伸びによって白色化)を細かく点在させることにより白色度を上げるようにする。この第1の方法は、言わば色領域Aの部分に擬似的に吸収要素の存在を誤認させるものであるけれども、少なくとも着用者はその存在の誤認によって着用時に安心感を持つことができる。
【0029】
次いで、第2の方法としては、図4に示されるように、実際に前記色領域Aの白色度を上げるために、不透液性バックシート2の表面側に別素材11を配設する方法を挙げることができる。前記別素材11としては、たとえば好ましくは白色度60以上の不織布、クレープ紙、パルプ、上質紙、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム等を使用することができる。これらの別素材11の内、好ましくは実際に吸収効果を有する親水処理した不織布や、クレープ紙、パルプ等を用いるのが望ましい。
【0030】
他方、前記色領域Aの形成範囲に係り、前記白色度の高い色領域Aが製品の外縁まで近接すると、漏れを連想させてしまうため、前記吸収体4に隣接する色領域Aの外縁と、生理用ナプキン1の外形線との離間幅Dは3mm以上であることが望ましい。
【0031】
ところで、前記ヒップホールド用フラップHFの形成態様は任意である。たとえば、本例のように、不透液性バックシート2とサイド不織布7とにより形成するのが一般的であるが、立体ギャザーBSを有しない場合には、透液性トップシート3を製品外縁まで延在し、不透液性バックシート2との貼り合わせによって形成してもよい。また、不透液性バックシート2のみを延長して形成しても良いし、或いはサイド不織布7または透液性トップシート3のみを延在して形成しても良い。さらには、別のシート片を取り付けて形成するようにしてもよい。
【0032】
【実施例】
図8に示されるように、不透液性バックシート2に見立てたシートA、別素材11に見立てたシートBおよび透液性トップシート3に見立てたシートCとを同図に示されるように積層し、シートA〜Cの積層部分をA面(色領域A)、シートA、Cの積層部分をB面(色領域B)とし、前記A面の白色度とB面の白色度との白色度差による官能評価を行った。なお、白色度の計測はJIS P 8123に準じたハンター式白色度計(日本電色工業製)により行い、官能評価はヒップホールド部分の安心感について女性モニター20名による評価をとった。評価は、◎:非常に安心感がある、○:安心感がある、△:やや安心感がある、×:分からない、または安心感があるとは言えない、の4段階評価とした。その結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
表1から白色度差が、概ね3以上の場合に安心感を得ることができ、6以上、好ましくは15以上の場合に非常に高い安心感を官能的に得ることが判明した。
【0035】
【発明の効果】
以上詳説のとおり本発明によれば、吸収性物品の後部がわ両側部にヒップホールド用フラップを有する吸収性物品において、前記ヒップホールド用フラップ部分に少なくとも視覚的に、後漏れに対する安心感を与えることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る生理用ナプキン1の展開図である。
【図2】 その横断面図(図1のII−II線矢視図)である。
【図3】 ヒップホールド用フラップHFに所定の白色度を与える方法例を示す図(図1のIII−III線矢視図)である。
【図4】 ヒップホールド用フラップHFに所定の白色度を与える他の方法例を示す図(図1のIII−III線矢視図)である。
【図5】 従来の生理用ナプキンの展開図である。
【図6】 その横断面図(図5のVI−VI線矢視図)である。
【図7】 ナプキンの装着状態を示す斜視図である。
【図8】 実施例における供試体作製要領を示す図である。
【符号の説明】
1…生理用ナプキン、2…不透液性バックシート、3…透液性トップシート、4…吸収体、5…クレープ紙、7…サイド不織布、BS…立体ギャザー、W…ウイング状フラップ、HF…ヒップホールド用フラップ
Claims (4)
- 透液性トップシートと、不透液性バックシートとの間に吸収体が介在され、かつ後部がわ両側部にそれぞれヒップホールド用フラップを有する吸収性物品において、
前記ヒップホールド用フラップ領域は、肌当接面側から見て、白色度(JIS P 8123)の異なる少なくとも2以上の色領域に区画され、かつ吸収体に隣接する色領域の白色度が他の色領域よりも高くなっているとともに、前記ヒップホールド用フラップ領域における白色度差は、着色またはエンボス付与によって付与してあることを特徴とする吸収性物品。 - 前記吸収体に隣接する色領域の白色度は、隣接する他の色領域の白色度との比較で3以上の白色度差を有する請求項1記載の吸収性物品。
- 前記吸収体に隣接する色領域の白色度は、60以上である請求項1、2いずれかに記載の吸収性物品。
- 前記吸収体に隣接する色領域の外縁と、吸収性物品の外形線との離間幅が3mm以上である請求項1〜3いずれかに記載の吸収性物品。
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