JP2023030348A - 個装吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】個装吸収性物品の開封縁を封止するパウチテープを無くし、プラスチックの使用削減に資するとともに、視覚で認知できない状況下において、手の触覚で吸収性物品の仕様情報が認知できるようにする。【解決手段】個装生理用ナプキンNの開封縁14の近傍に位置する包装シート10の内面に、複数の係合ピン21…からなる係合部20を形成するとともに、少なくとも前記係合部20が係合する前記包装シート10の外面が前記係合部20と係合可能な部材で形成されている。前記係合ピン21が生理用ナプキン1の仕様情報を示す文字、図形、記号のいずれか又は2以上の組み合わせに沿って配列されている。【選択図】図1

Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等の吸収性物品を包装シートにより個別包装した個装吸収性物品に係り、詳細には個装吸収性物品の開封縁を封止するパウチテープを無くし、包装シートの内面に複数の係合ピンからなる係合部が設けられた個装吸収性物品に関する。
近年、生物の生息環境の保護、原料となる原油の使用量削減、焼却の際に排出される温室効果ガスの削減などの観点から、使い捨てプラスチックの使用削減が急務となっている。
一方、吸収性物品を包装シートにより個別包装した個装吸収性物品について様々な改良が重ねられ、例えば、下記特許文献1~3に示されるように、数多くの提案が成されている。
下記特許文献1には、吸収性物品及び包装シートが折り畳まれた状態において、外側に配置された第1端縁部の表面にリードテープの基端側が固定されており、前記第1端縁部よりも外側に突出した前記リードテープの自由端側が、包装シートの表面に剥離可能に貼付されており、前記包装シートは、前記リードテープの自由端側が貼付された領域の少なくとも一部において、前記所定の密度よりも密度が高く、前記所定の厚さよりも厚さが薄くなっているものが開示されている。
下記特許文献2には、吸収性物品の周辺において包装材同士が重なり合う部分を一部シールすることにより吸収性物品を内包して封止するものであり、前記シールする部分が前記吸収性物品の情報を示す表示部であるものが開示されている。
また、下記特許文献3には、個装吸収性物品の開封縁の近傍に位置する包装シートの内面に長手方向に所定の間隔を有し幅方向に延在する複数の係合ピンからなる係合部を形成し、前記包装シートを係合部と係合可能な部材で形成したものが開示されている。
特開2018-149025号公報 特開2007-167416号公報 特開2018-51079号公報
本発明では、上記特許文献1、2に開示されるような個装吸収性物品の開封縁を封止するパウチテープを無くすことにより、プラスチックの使用削減を図っている。
パウチテープを無くすと、使用済みの吸収性物品を包装シートで包んだときに巻き終わりの端部が止まらないなどの課題があったが、上記特許文献3に開示されるように、包装シートの内面に複数の係合ピンからなる係合部を形成することによって、パウチテープを使用することなく係合部を包装シートに係合させることができるようになり、このような課題が解決できる。
ところが、災害時など電気が遮断された夜間などの照明がない状況下で吸収性物品を使用する場合、或いは視覚障害者など目視で仕様を把握できない人が吸収性物品を使用する場合などにおいて、包装シートによって個別包装された吸収性物品の長さやウイングの有無などの仕様情報を把握する手段がなかった。
上記特許文献2では、包装材が吸収性物品を包んで重なり合う箇所を加圧シールする部分において、内包する吸収性物品の仕様情報を告知する技術が提案されているが、このような包装材をシールする部分は、個装吸収性物品の開封時に引き剥がすため、強固な圧搾部を形成することができず、はっきりとした凹凸が形成されないとともに、シール部の幅が狭く、仕様情報を告知する文字などが小さなサイズでしか表示できない欠点があった。このため、このようなシール部に吸収性物品の情報を示す表示部を施しても、視覚によって認知することは可能であるが、視覚で判断できず、触覚でしか認知できない状況下では、手で触って凹凸の状態を判断しにくい。
そこで本発明の主たる課題は、個装吸収性物品の開封縁を封止するパウチテープを無くし、プラスチックの使用削減に資するとともに、視覚で認知できない状況下において、手の触覚で吸収性物品の仕様情報が認知できるようにした個装吸収性物品を提供することにある。
上記課題を解決するために第1の態様として、吸収性物品とこの吸収性物品を個別包装する包装シートとからなり、前記包装シートが前記吸収性物品とともに長手方向に折り畳まれた個装吸収性物品であって、
前記個装吸収性物品の開封縁の近傍に位置する前記包装シートの内面に、複数の係合ピンからなる係合部が形成されるとともに、前記係合部が係合する前記包装シートの外面が前記係合部と係合可能な部材で形成されており、
前記係合ピンが前記吸収性物品の仕様情報を示す文字、図形、記号のいずれか又は2以上の組み合わせに沿って配列されていることを特徴とする個装吸収性物品が提供される。
上記第1の態様では、前記個装吸収性物品の開封縁の近傍に位置する前記包装シートの内面に、複数の係合ピンからなる係合部が形成されるとともに、前記係合部が係合する前記包装シートの外面が不織布などの前記係合部と係合可能な部材で形成されているため、前記係合部によって、個装吸収性物品の開封縁の止着が可能になるとともに、使用済み吸収性物品を廃棄する際における巻き終わりの端部の止着が可能となり、従来開封縁を止着していたパウチテープが必要なくなり、プラスチックの使用量が削減できる。
また、前記係合ピンが前記吸収性物品の仕様情報を示す文字、図形、記号のいずれか又は2以上の組み合わせに沿って配列されているため、照明がない暗い場所で使用する場合や、視覚障害者が使用する場合など、視覚で認知できない状況下において、係合ピンを形成することによって硬化した部分を指先でなぞることによって、内包された吸収性物品の仕様情報が読み取れるようになる。
第2の態様として、前記係合ピンが形成された部位の前記包装シートの外面が凹部又は凸部となっている請求項1記載の個装吸収性物品が提供される。
上記第2の態様では、前記係合ピンが形成された部位の前記包装シートの外面が凹部又は凸部となっているため、包装シートの外面を手で触れたときに係合ピンの形成部位がより明確に識別でき、吸収性物品の仕様情報がより簡単に認知できるようになる。
第3の態様として、前記係合部以外の前記包装シートの外面に、前記係合ピンが容易に係合できるようにした係合容易化処理が施されている請求項1、2いずれかに記載の個装吸収性物品が提供される。
上記第3の態様では、前記包装シートの外面に前記係合ピンが容易に係合できるように、前記包装シートの外面に起毛処理やプリーツ加工等の係合容易化処理を施している。
第4の態様として、前記開封縁の近傍に位置する前記包装シートが折り曲げられた折込み部が形成され、前記係合部が前記折込み部に設けられている請求項1~3いずれかに記載の個装吸収性物品が提供される。
上記第4の態様では、前記係合部に係合ピンを形成しやすくするため、前記開封縁の近傍に位置する前記包装シートを折り曲げて折込み部を形成し、この折込み部に前記係合部を形成している。
第5の態様として、前記係合部を含む領域の前記包装シートに、該包装シートの剛性を高める高剛性化処理が施されている請求項1~4いずれかに記載の個装吸収性物品が提供される。
上記第5の態様では、前記係合部に係合ピンを形成しやすくするため、前記係合部を含む領域の前記包装シートに、該包装シートの剛性を高める高剛性化処理を施している。前記高剛性化処理としては、セルロースナノファイバーを塗布することなどが挙げられる。
以上詳説のとおり本発明によれば、個装吸収性物品の開封縁を封止するパウチテープを無くし、プラスチックの使用削減が図れるとともに、視覚で認知できない状況下においても、手の触覚で吸収性物品の仕様情報が認知できるようになる。
本発明に係る個装生理用ナプキンNの斜視図である。 展開状態における個装生理用ナプキンNの分解斜視図である。 展開状態における個装生理用ナプキンNの一部破断平面図である。 図3のIV-IV線矢視図である。 個装要領を示す平面図である。 図5のVI-VI線矢視図である。 係合部を形成する形成方法の説明図である。 係合ピンの断面図である。 係合容易化処理を施す領域を示す、包装シート10の外面側の平面図である。 (A)は折込み部22を形成した個装生理用ナプキンNの平面図、(B)はその要部断面図である。 高剛性化処理を施す領域を示す、個装生理用ナプキンNの平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳述する。
本発明に係る個装吸収性物品は、生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッド等の吸収性物品を包装シートにより個別包装したものである。前記吸収性物品の一実施形態例として、生理用ナプキンを例に挙げて説明する。
〔個装生理用ナプキンNの基本構造〕
本発明に係る個装生理用ナプキンNは、図1に示されるように、生理用ナプキン1と、この生理用ナプキン1を個別包装している包装シート10とからなるものである。
前記生理用ナプキン1は、図2~図4に示されるように、ポリエチレンシートなどからなる不透液性の裏面シート2と、経血やおりものなど(以下、まとめて体液ともいう。)を速やかに透過させる透液性の表面シート3と、これら両シート2,3間に介装された綿状パルプまたは合成パルプなどからなる吸収体4と、肌当接面側の両側部に長手方向に沿ってほぼ全長に亘って設けられたサイド不織布7とを備え、かつ前記吸収体4の周囲においては、その前後端縁部では前記裏面シート2と表面シート3との外縁部がホットメルトなどの接着剤やヒートシール、超音波シール等の接合手段によって接合され、またその両側縁部では吸収体4よりも側方に延出している前記裏面シート2と前記サイド不織布7とがホットメルトなどの接着剤やヒートシール、超音波シール等の接合手段によって接合されることにより、吸収体が介在しないフラップ部が形成されたものである。なお、図示例では、前記吸収体4の形状保持および拡散性向上のために、前記吸収体4をクレープ紙又は不織布などからなる被包シート5で囲繞しているが、この被包シート5は設けなくてもよい。また、図示しないが、前記表面シート3の非肌側に隣接して、前記表面シート3とほぼ同形状の親水性の不織布などからなるセカンドシートを配設してもよい。
以下、さらに前記生理用ナプキン1の構造について詳述すると、
前記裏面シート2は、ポリエチレン等の少なくとも遮水性を有するシート材が用いられるが、蒸れ防止の観点から透湿性を有するものを用いるのが望ましい。この遮水・透湿性シート材としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を溶融混練してシートを成形した後、一軸または二軸方向に延伸することにより得られる微多孔性シートが好適に用いられる。前記裏面シート2としては、プラスチックフィルムと不織布とを積層させたポリラミ不織布を用いてもよい。
次いで、前記表面シート3は、有孔または無孔の不織布や多孔性プラスチックシートなどが好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維とすることができ、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法等の適宜の加工法によって得られた不織布を用いることができる。これらの加工法の内、スパンレース法は柔軟性、ドレープ性に富む点で優れ、サーマルボンド法は嵩高で圧縮復元性が高い点で優れている。前記表面シート3に多数の透孔を形成した場合には、体液が速やかに吸収されるようになり、ドライタッチ性に優れたものとなる。不織布の繊維は、長繊維または短繊維のいずれでもよいが、好ましくはタオル地の風合いを出すため短繊維を使用するのがよい。また、エンボス処理を容易とするために、比較的低融点のポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系繊維のものを用いるのがよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイド-バイ-サイド型繊維、分割型繊維の複合繊維を好適に用いることもできる。
前記裏面シート2と表面シート3との間に介在される吸収体4は、たとえば綿状パルプと吸水性ポリマーとにより構成されている。前記吸水性ポリマーは吸収体を構成するパルプ中に、例えば粒状粉として混入されている。前記パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維や、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられ、広葉樹パルプよりは繊維長の長い針葉樹パルプの方が機能および価格の面で好適に使用される。吸収体4を囲繞する被包シート5を設ける場合には、結果的に表面シート3と吸収体4との間に被包シート5が介在することになり、吸収性に優れる前記被包シート5によって体液を速やかに拡散させるとともに、これら体液の逆戻りを防止するようになる。
また、前記吸収体4には合成繊維を混合しても良い。前記合成繊維は、例えばポリエチレン又はポリプロピレン等のポリオレフィン系、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系、ナイロンなどのポリアミド系、及びこれらの共重合体などを使用することができるし、これら2種を混合したものであってもよい。また、融点の高い繊維を芯とし融点の低い繊維を鞘とした芯鞘型繊維やサイド-バイ-サイド型繊維、分割型繊維などの複合繊維も用いることができる。前記合成繊維は、体液に対する親和性を有するように、疎水性繊維の場合には親水化剤によって表面処理したものを用いるのが望ましい。
前記表面シート3の幅寸法は、図示例では、図4の横断面図に示されるように、吸収体4の幅よりも若干長めとされ、吸収体4を覆うだけに止まり、それより外方側は前記表面シート3とは別のサイド不織布7、具体的には経血やおりもの等が浸透するのを防止する、あるいは肌触り感を高めるなどの目的に応じて、適宜の撥水処理または親水処理を施した不織布素材を用いて構成されたサイド不織布7が配設されている。かかるサイド不織布7としては、天然繊維、合成繊維または再生繊維などを素材として、適宜の加工法によって形成されたものを使用することができるが、好ましくはゴワ付き感を無くすとともに、ムレを防止するために、坪量を抑えて通気性を持たせた不織布を用いるのがよい。具体的には、坪量を13~25g/mとして作製された不織布を用いるのが望ましく、かつ体液の透過を確実に防止するためにシリコン系、パラフィン系、アルキルクロミッククロリド系撥水剤などをコーティングした撥水処理不織布が好適に使用される。
前記サイド不織布7は、図4に示されるように、幅方向中間部より外側部分を所定の内側位置から裏面シート2の外縁までの範囲に亘ってホットメルトなどの接着剤によって接着し、これら前記サイド不織布7と裏面シート2との積層シート部分により吸収体4の両側部に吸収体4が介在しないフラップ部が形成されている。このフラップ部は、ほぼ着用者の体液排出部H(図3参照。)に相当する吸収体側部位置に左右一対のウイング状フラップW、Wを形成する。
図2~図4に示されるように、前記表面シート3と裏面シート2との間に吸収体4が介在された本体部分の非肌当接面(裏面シート2の外面)には、下着に対する固定のために適宜の塗布パターンによって複数条の、図示例では3条の本体粘着剤層8、8…が形成されている。また、前記ウイング状フラップW、Wの下着当接面(裏面シート2の外面)にはそれぞれウイング粘着剤層9が備えられ、下着に対する装着時に、前記ウイング状フラップW、Wを基端部位置にて外面側(裏面シート2側)に折り返し、下着のクロッチ部分に巻き付けて止着するようになっている。
前記粘着剤層8、9を形成する粘着剤としては、たとえばスチレン系ポリマー、粘着付与剤、可塑剤のいずれかが主成分であるものが好適に使用される。前記スチレン系ポリマーとしては、スチレン-エチレン-ブチレン-スチレンブロック共重合体、スチレン-ブチレン-スチレンブロック共重合体、スチレン-イソブチレン-スチレン共重合体等が挙げられるが、これらのうち1種のみを使用しても、二種以上のポリマーブレンドであってもよい。この中でも熱安定性が良好であるという点で、スチレン-エチレン-ブチレン-スチレンブロック共重合体が好ましい。また、前記粘着付与剤および可塑剤としては、常温で固体のものを好ましく用いることができ、粘着付与剤ではたとえばC5系石油樹脂、C9系石油樹脂、ジシクロペンタジエン系石油樹脂、ロジン系石油樹脂、ポリテルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂等が挙げられ、前記可塑剤では例えば、リン酸トリクレジル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジオクチル等のモノマー可塑剤の他、ビニル重合体やポリエステルのようなポリマー可塑剤が挙げられる。
本個装生理用ナプキンNでは、図2~図4に示されるように、前記本体粘着剤層8、8…が一体的に本体剥離シート11によって剥離可能に覆われており、前記ウイング粘着剤層9、9が、これらを一体的に覆うウイング剥離シート12によって剥離可能に覆われている。前記本体剥離シート11及びウイング剥離シート12は、その外面に積層される包装シート10に剥離不能に固着されており、個装生理用ナプキンNから生理用ナプキン1を取り出した際、本体剥離シート11が本体粘着剤層8…から剥離するとともに、ウイング剥離シート12がウイング粘着剤層9…から剥離して包装シート10に残置されるようになっている。
〔包装シート〕
前記包装シート10は、図5に示されるように、長方形状を成すシート状部材が用いられる。寸法的には、生理用ナプキン1の長手方向に対して、少なくとも生理用ナプキン1の前側の端縁が生理用ナプキン1の前端より前側に延在する大きさで形成され、生理用ナプキン1の幅方向に対して、生理用ナプキン1の左右のフラップ部を表面シート3側に折り畳んだ幅寸法(図5参照。)よりも若干長く形成されている。
包装シート10における生理用ナプキン1の本体粘着剤層8…に対向する部位の内面には、これら本体粘着剤層8…を一体的に覆う生理用ナプキン1の長手方向に長い略長方形状の本体剥離シート11が配置され、包装シート10における生理用ナプキン1のウイング粘着剤層9…に対向する部位の内面には、これらウイング粘着剤層9…を一体的に覆う生理用ナプキン1の幅方向に長い略長方形状のウイング剥離シート12が配置されている。前記本体剥離シート11及びウイング剥離シート12は、これらの重なり部に設けられた接着部を介して固定されている。前記本体剥離シート11及びウイング剥離シート12は、これらの外面に積層される包装シート10に剥離不能に固着されており、個装生理用ナプキンNから生理用ナプキン1を取り出した際、本体剥離シート11が本体粘着剤層8…から剥離するとともに、ウイング剥離シート12がウイング粘着剤層9…から剥離して包装シート10に残置されるようになっている。
前記剥離シート11、12としては、ズレ止め粘着剤層8、9に対する当接面に対し、例えばシリコーン系樹脂、フッ素系樹脂、または四フッ化エチレン系樹脂などの離型処理液を塗工するかスプレー塗布し離型処理した、紙またはプラスチックシートを用いることができる。なお、特別に離型処理をしなくても、実質的に粘着力の低下を招かないものであれば、フィルムそのものであっても、不織布そのものであってもよい。
前記包装シート10の素材としては、外面が後段で詳述する係合ピン21と係合可能な素材であればよく、例えば、不織布単体や、樹脂製フィルムの少なくとも外面に被係合部材(不織布)を積層した積層シートで構成される。包装シート10を構成する不織布は、熱可塑性繊維の単独で使用するのが好ましく、熱可塑性繊維と綿繊維を混合して使用することもできる。
前記包装シート10の厚みは0.01~0.5mm、好適には0.05~0.3mm、繊維目付は10~45g/m、好適には15~25g/mとする。
包装シート10を構成する熱可塑性繊維としては、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等、もしくはその複合繊維、共重合体、ブレンド体を使用することができる。使用される繊維の繊維長は、長繊維、短繊維、あるいはこれらを混合したもののうち、いずれを使用してもよい。繊度は、1.5~20dtexが好ましい。
前記包装シート10によって生理用ナプキン1を個装するには、公知の方法を制限なく採用することができる。例えば、図3及び図4に示されるように、本体剥離シート11及びウイング剥離シート12が固定された包装シート10に、本体剥離シート11によって本体粘着剤層8…を覆い、ウイング剥離シート12によってウイング粘着剤層9…を覆うように生理用ナプキン1を配置した後、図5及び図6に示されるように、左右のフラップ部をウイング剥離シート12とともに表面シート3側に折り畳む方式を挙げることができる。また、これ以外の個装方法としては、図示しないが、包装シート10における本体粘着剤層8…に対応する部位に本体剥離シート11を固定するとともに、包装シート10の後側端部にウイング剥離シート12を固定しておき、前記本体剥離シート11によって本体粘着剤層8…が覆われるように包装シート10に生理用ナプキン1を配置した後、左右のウイング状フラップWを表面シート3側に折り畳むとともに、幅方向に沿う折り線X1にて生理用ナプキン1の後側部を包装シート10とともに長手方向に折り畳むことにより、包装シート10の後側端部に設けられた前記ウイング剥離シート12によってウイング粘着剤層9、9が覆われる方式を用いてもよい。なお、実際の製造工程では、本体粘着剤層8…が本体剥離シート11の生理用ナプキン配設面に塗布されるとともに、ウイング粘着剤層9、9がウイング剥離シート12の生理用ナプキン配設面に塗布され、その後、これら剥離シート11、12に生理用ナプキン1を配置することにより、粘着剤が生理用ナプキン1の所定の面に転写されるようになっている。
次いで、図5に示されるように、ウイング状フラップWより後側の後側部を、幅方向に沿う折り線X1にて、包装シート10とともにウイング状フラップWを有する中間部に長手方向に折り畳んだ後、ウイング状フラップWより前側の前側部を、幅方向に沿う折り線X2にて、包装シート10とともに長手方向に折り畳み、先に折り畳んだ後側部の包装シート10の外面に積層する3つ折りとする。なお、後側部を複数の折り線で複数に折り畳んで4つ折り以上とすることもできる。
その後、図1に示されるように、包装シート10の開口した一対の両側縁部に、エンボス圧着、加熱溶着、接着剤等の適宜の封鎖手段の単独又は組み合わせによって側縁シール部13、13を形成する。以上によって生理用ナプキン1が包装シート10によって個別包装された個装生理用ナプキンNが得られる。
〔係合部〕
本発明に係る個装生理用ナプキンNでは、個装生理用ナプキンNの開封縁14の近傍に位置する包装シート10の内面に、複数の係合ピン21、21…からなる係合部20が形成されている。
前記係合部20は、図3及び図5に示されるように、生理用ナプキン1の前側端縁より外側に延在した包装シート10の内面に形成されており、前記折り線X1、X2にて長手方向に折り畳んだ状態で、図1に示されるように、先に折り畳んだ後側部の包装シート10の外面に係合されるようになっている。また、使用済み生理用ナプキンを、新たに開封した個装生理用ナプキンNから取り外した包装シート10で巻いて廃棄する際、巻き終わりの端部で、前記係合部20が包装シート10の外面に係合されるようになっている。なお、包装シート10の前側端縁は、生理用ナプキン1と包装シート10を折り線X1、X2にて折り畳んで、包装シート10で生理用ナプキン1を個装した状態で開封縁14として形成される。これにより、粘着テープ(パウチテープ)等を使用することなく、係合部20によって包装シート10の前側端縁である開封縁14や使用済み生理用ナプキンの巻き終わりの端部を包装シート10の外面に係合することができ、パウチテープを無くし、プラスチックの使用量を削減することができる。なお、前記係合部20は、開封縁14の近傍の位置に形成され、本明細書では、近傍とは、開封縁14から長手方向に0~10mm離間した部位を言う。
包装シート10の内面とは、個装生理用ナプキンNを形成する際に生理用ナプキン1が配置される側の面であり、包装シート10の外面とは、これと反対側の面である。
個装生理用ナプキンNを形成する包装シート10の内面に、前記係合部20を形成する方法について説明すると、前記係合部20は、図7に示される超音波加工装置30によって形成される。
図7に示されるように、前記超音波加工装置30は、包装シート10の下側に配置され、包装シート10に超音波振動を伝動する超音波振動装置31と、超音波振動装置31の上側に配置された外周面に係合ピン21の溝が刻印されたアンビルローラ32とから構成されている。包装シート10の内面をアンビルローラ32の外周面に当接させながら一定の速度でMD方向に移送する。これにより、包装シート10の内面に、図8(A)に図示する鋸形状や、図8(B)に図示するT形状の係合ピン21を形成することができる。
そして、本発明に係る個装生理用ナプキンNでは、前記係合ピン21…が生理用ナプキン1の仕様情報を示す文字、図形、記号のいずれか又は2以上の組み合わせに沿って配列されている。
前記係合ピン21は前記超音波加工装置30によって包装シート10の一部を溶融固化させて形成したものであるため、周辺の包装シート10に比べて硬化しており、この硬化した部分を指先でなぞることによって係合ピン21が配列された文字、図形、記号を読み取ることができる。このため、災害などによる停電で照明がない暗い場所で使用する場合や、視覚障害者が使用する場合など、視覚で認知できない状況下においても、内包された生理用ナプキン1の仕様情報が認知できるようになる。
前記仕様情報としては、内装された吸収性物品が生理用ナプキンの場合、全長や厚み、ウイング状フラップWの有無、昼用・夜用などを挙げることができ、内装された吸収性物品が失禁パッドの場合は、全長や厚み、吸水量などを挙げることができる。図1に示される形態例では、「23」が生理用ナプキン1の全長が23cmであることを示し、「W」がウイング状フラップ付きであることを示している。前記仕様情報が文字の場合、図1に示されるように、包装シート10の外面側から触れたときに読み取れる向きで配置されている。
前記係合ピン21の配置は、前記仕様情報が文字の場合、文字の線に沿って1列又は複数列で配置されており、前記仕様情報が図形や記号の場合、図形や記号の輪郭線に沿って1列又は複数列で配置されている。前記係合ピン21は、前記仕様情報を示す文字、図形、記号に沿って配列されるだけで、それ以外には設けられていない。
隣り合う係合ピン21、21の配置間隔としては、係合ピン21、21同士が重ならず、指先で触れたときに隣接する少なくとも2つの係合ピンが同時に指先に当たる程度の離隔幅を有しているのが好ましく、具体的には、隣り合う係合ピン21、21間の離隔幅が0.5~5mmであるのが好ましい。
前記係合部20は、図5に示されるように、包装シート10に生理用ナプキン1を配置した後、折り線X1、X2にて長手方向に折り畳む前の長手方向に展開した状態で、生理用ナプキン1と重ならない領域の包装シート10に設けられている。好ましくは、生理用ナプキン1より外側に延在する包装シート10のうち、生理用ナプキン1の前側端縁より前側に延在する部分の幅方向中央部に設けるのがよい。
前記係合部20を設ける好ましい範囲は、ナプキン長手方向に対して20~50mm、ナプキン幅方向に対して30~70mmである。
前記係合ピン21が形成された部位の包装シート10の外面は、周辺の包装シート10の外面とほぼ同等の高さとした平坦に形成してもよいが、係合ピン21が形成された部位を周辺の包装シート10の外面より窪ませた凹部又は突出させた凸部を形成した方が、指先で触れたときに係合ピン21の位置がより明確に認識できるので好ましい。より好ましくは、凸部を形成した方が指先で感知しやすいのでよい。
前記個装生理用ナプキンNの変形例として、図9に示されるように、係合部20以外の包装シート10の外面に、前記係合ピン21が容易に係合できるようにした係合容易化処理領域24を設けてもよい。前記係合容易化処理は、起毛処理やプリーツ加工など、包装シート10の比表面積を大きくする加工処理を施すことにより、係合ピン21を包装シート10の外面に係合しやすくすることである。前記起毛処理を施すには、起毛ロールとアンビルロールとを対向配置した起毛設備を用い、これらロール間に不織布ウエブ(包装シートウエブ)を通過させることにより行うことができる。前記起毛ロールの表面には、多数のピン又は針を設けるか、又は粒子を固着させた砂地処理等の起毛手段を施してあり、ウエブ(包装シート10)のライン速度よりも早い速度で回転させた状態で包装シート10と接触させることにより包装シート10の不織布を起毛させる。なお、ピン又は針によって起毛させる場合には、先端部に鉤等の引っ掛かりの無いものを使用するのが良い。また、前記プリーツ加工は、包装シート10に折り目や襞を付ける加工のことであり、このプリーツ加工の他に、アコーデオン状の折りたたみ加工、クレープ紙状加工、コルゲート状の折りたたみ加工などを施してもよい。
前記係合容易化処理領域24を設けることによって、新しく開封した個装生理用ナプキンNから取り外した包装シート10を用いて、使用済み生理用ナプキンを包んで長手方向に丸めて廃棄する際、前記係合ピン21を前記係合容易化処理領域24が設けられた包装シート10の外面にしっかりと係合させることができ、巻き終わりの端部をしっかりと止めることができるようになる。
前記個装生理用ナプキンNの変形例として、図10に示されるように、前記開封縁14の近傍に位置する包装シート10が折り曲げられた折込み部22を形成し、前記係合部20が折込み部22に設けられるようにしてもよい。前記折込み部22は、包装シート10の前側端部を内側に向けて折り返すことにより形成した複数の積層シート部である。図10に示される例では、1回折り返して二重シート部を形成したものであるが、複数回折り返して三重以上のシート部を形成してもよい。また、前記折込み部22は、図示例のように包装シート10の全幅に亘って設けてもよいが、係合部20が設けられる幅方向中央部のみに形成した方が資材の使用量を抑えることができるので好ましい。前記折込み部22を形成することにより、係合部20の加工範囲の剛性が高まり、前記係合ピン21の加工がしやすくなる。
係合部20の加工範囲の剛性を高め、係合ピン21の加工をしやすくするという観点では、図11に示されるように、係合部20を含む領域の包装シート10に、該包装シート10の剛性を高めることができる薬液を塗布した高剛性化処理領域23を設けてもよい。前記高剛性化処理としては、包装シート10の剛性を高めるため、セルロースナノファイバーからなる薬液を包装シート10に塗布する方法が挙げられる。
前記セルロースナノファイバーとは、パルプ繊維を解繊して得られる微細なセルロース繊維をいい、一般的に平均繊維幅がナノサイズ(1nm以上、1000nm以下)のセルロース微細繊維を含むセルロース繊維をいうが、平均繊維幅(メジアン径)が100nm以下ものもが好ましい。また、セルロース繊維はβ-グルコースが主にβ?1,4グリコシド結合で無数に鎖状に結合したものである。β-グルコースは、?H基、?OH基等を有する。
セルロースナノファイバーの塗布は、セルロースナノファイバーを溶媒に溶かし、セルロースナノファイバー分散液の状態とし、このセルロースナノファイバー分散液を包装シート10に塗布し、乾燥させることにより包装シート10上に付着形成する等、公知の方法により製造することができる。なお、このように液状のセルロースナノファイバーを塗布する製造方法により、不織布のような繊維シートに塗布すると、シート内に一部浸透するものの、セルロースナノファイバーは表面に集中するため、シート上にセルロースナノファイバー層を付着形成することができる。セルロースナノファイバーを分散させる溶媒は特に限定されないが、水、エタノール等の低級アルコールのほか、アセトン等の揮発性有機溶剤を用いることができる。セルロースナノファイバー分散液の塗布は、対象面に対する噴霧のほか、凸版方式等による転写方式を用いることもできる。
前記高剛性化処理領域23は、前記係合部20を含む幅方向の中央部のみに設け、その両側には設けないようにしてもよいし、前記係合部20を含む所定の長手区間において全幅に亘って設けてもよい。
1…生理用ナプキン、2…裏面シート、3…表面シート、4…吸収体、5…被包シート、7…サイド不織布、8…本体粘着剤層、9…ウイング粘着剤層、10…包装シート、11…本体剥離シート、12…ウイング剥離シート、13…側縁シール部、14…開封縁、20…係合部、21…係合ピン、22…折込み部、23…高剛性化処理領域、24…係合容易化処理領域、N…個装生理用ナプキン、W…ウイング状フラップ

Claims (5)

  1. 吸収性物品とこの吸収性物品を個別包装する包装シートとからなり、前記包装シートが前記吸収性物品とともに長手方向に折り畳まれた個装吸収性物品であって、
    前記個装吸収性物品の開封縁の近傍に位置する前記包装シートの内面に、複数の係合ピンからなる係合部が形成されるとともに、前記係合部が係合する前記包装シートの外面が前記係合部と係合可能な部材で形成されており、
    前記係合ピンが前記吸収性物品の仕様情報を示す文字、図形、記号のいずれか又は2以上の組み合わせに沿って配列されていることを特徴とする個装吸収性物品。
  2. 前記係合ピンが形成された部位の前記包装シートの外面が凹部又は凸部となっている請求項1記載の個装吸収性物品。
  3. 前記係合部以外の前記包装シートの外面に、前記係合ピンが容易に係合できるようにした係合容易化処理が施されている請求項1、2いずれかに記載の個装吸収性物品。
  4. 前記開封縁の近傍に位置する前記包装シートが折り曲げられた折込み部が形成され、前記係合部が前記折込み部に設けられている請求項1~3いずれかに記載の個装吸収性物品。
  5. 前記係合部を含む領域の前記包装シートに、該包装シートの剛性を高める高剛性化処理が施されている請求項1~4いずれかに記載の個装吸収性物品。
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