JP2022105799A - 個装吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】より簡単に開封でき且つ吸収性物品をより簡単に装着できる個装吸収性物品を提供する。【解決手段】細長形状の包装シートと、前記包装シートによって個装された吸収性物品とを含む個装吸収性物品であって、前記包装シートが、当該包装シートの短手方向に沿った1以上の折り線にて折り畳まれ、前記短手方向の両縁部がシールされており、前記折り線の少なくとも1つに沿って開封誘導線が形成されている。【選択図】図9

Description

本発明は、個装吸収性物品に関する。
生理用ナプキン、パンティライナー、失禁パッドといった吸収性物品は、一般に、個別に包装された状態で提供されている。このような個別に包装された吸収性物品(個装吸収性物品)の包装形態としては、包装シートを長手方向に2つ折り以上に折り畳むことによって吸収性物品が包まれ、さらに両縁部がシールされているものが知られている。そして、多くの形態では、包装シートは長手方向に巻三つ折り(内三つ折り)され、最も外側に重ねられた領域が包装シートの他の領域に止着されている。
上記のような個装吸収性物品を使用する場合には、まず個装を開封して展開した上、吸収性物品を取り出して下着に装着する必要がある。そして従来、個装の開封動作をより容易にするための様々な工夫が検討されている。例えば、包装シートの最も外側の領域を剥がす動作をより容易にするためにタブテープを設けたり、包装構造の表面の包装シート端部に凸部を設けたりすることが検討されている(例えば、特許文献1、2)。
特開2000-79963号公報 特開平9-58759号公報
しかしながら、従来の個装吸収性物品を開封して下着に装着するまでの動作を考えると、巻三つ折りで折り返されている長手方向の2つの端部領域を順に展開し、吸収性物品を包装シートから取り出した上、下着の肌側に配置する必要がある。すなわち、吸収性物品を下着に装着するまでに2つ以上のステップが必要である。そのため、このような開封から装着までの動作を煩雑に感じる使用者も多い。よって、より簡単に開封でき且つ吸収性物品をより簡単に装着できる個装吸収性物品が求められている。
上記の点に鑑みて、本発明の一態様は、より簡単に開封でき且つ吸収性物品をより簡単に装着できる個装吸収性物品を提供することを課題とする。
本発明の第一の態様は、細長形状の包装シートと、前記包装シートによって個装された吸収性物品とを含む個装吸収性物品であって、前記包装シートが、当該包装シートの短手方向に沿った1以上の折り線にて長手方向に折り畳まれ、前記短手方向の両縁部がシールされており、前記折り線の少なくとも1つに沿って開封誘導線が形成されている。
上記第一の態様によれば、個装吸収性物品を開封する際にまず、折り線の少なくとも1つに沿った開封誘導線に沿って、包装シートを長手方向に分断することができる。本態様では、開封誘導線が折り線に沿って形成されており、開封誘導線は折り線付近に延在しているので、使用者は、開封開始位置を探しやすい。そして、使用者は、包装シートを開封誘導線にて分断させた後、分断によって現れた包装シートの端(分断された2つの部分の対向端)をそれぞれの手で持ち、互いに反対方向へ引っ張ることによって、包装シートを吸収性物品から一息に剥がすこと(分離させること)ができる。
また、開封誘導線で包装シートを分断し、分断された2つの部分をそれぞれの手で持って包装シートを剥がした場合に、吸収性物品の非肌面(肌側に対向させ面と反対側の面)がある程度露出したら、包装シートの2つの部分がまだ吸収性物品から剥がされていない状態で、吸収性物品の露出部分を下着の内面(肌に対向させる面、若しくは下着の肌面)に配置し、吸収性物品を下着に対して位置合せをした後で、分断された包装シートを取り去ることができる。これにより、吸収性物品を下着に装着する際に吸収性物品を挟んで持つことなく、吸収性物品を下着に装着できる。すなわち、少なくとも吸収性物品の非肌面に触れることなく吸収性物品を装着することが可能となり、吸収性物品の非肌面にズレ止め用粘着部が形成されている場合には、吸収性物品に触れずに装着することも可能となる。
本発明の第二の態様では、前記包装シートの外面に、前記開封誘導線に重なるように前記長手方向に沿ってタブテープが貼着されている。
上記第二の態様によれば、開封時に、タブテープのタブ部を持ってタブテープを剥がすことで、開封誘導線での破断が容易になる。また、タブテープがあることで、開封開始位置が目立ち、使用者がより迅速に開封開始位置を見つけることができるようになる。
本発明の第三の態様では、前記開封誘導線が、前記短手方向の一方の縁部から他方の縁部まで延在している。
上記第三の態様によれば、開封誘導線によって、包装シートをより確実に長手方向に分断できる。
本発明の第四の態様では、前記開封誘導線が、前記長手方向の一方の端部に向かって凸状に形成されている。
上記第四の態様によれば、開封誘導線の凸状の頂部を破断すれば、その後は吸収性物品から分離する方向に引っ張るだけで、開封誘導線に沿って容易に包装シートを分断できる。
本発明の第五の態様では、前記吸収性物品の非肌面にズレ止め用粘着部が設けられ、前記吸収性物品が、当該吸収性物品の前記非肌面が前記包装シートの内面に対向するよう配置されており、前記内面が剥離処理されており、前記ズレ止め用粘着部が、前記開封誘導線に重ならないように配置されている。
上記第五の態様によれば、吸収性物品の非肌面に形成されたズレ止め用粘着部があるので、吸収性物品の取出し動作においてズレ止め用粘着部がある程度現れた時点で、現れた粘着部を下着に貼り付けるようにして吸収性物品を配置することができる。よって、使用者は、吸収性物品の少なくとも非肌面に触れることなく、又は吸収性物品に触れることなく、吸収性物品を下着に装着させることができる。
また、包装されている状態で、ズレ止め用粘着部が開封誘導線に重ならないように配置されているので、開封時に開封誘導線を破断させること、また包装シートの、開封誘導線の付近の部分を吸収性物品から分離させることが容易になる。
本発明の第六の態様では、前記包装シートが、前記長手方向の一端を含む第1端部領域と、前記一端と反対側の他端を含む第2端部領域と、前記第1端部領域と前記第2端部領域との間の中央領域とを有し、前記包装シートが前記吸収性物品とともに、前記第1端部領域が前記包装シートの内面側に折り返され、前記第2端部領域が前記内面側に折り返された後、前記中央領域内の中央折り線にて折り畳まれており、前記第1端部領域と前記第2端部領域とが分離可能に接合されている。
上記第六の態様によれば、包装シートが吸収性物品とともに3つ以上の折り線で、包装シートの長手方向の両端が個装吸収性物品の内部に位置するように、折り畳まれている。そのため、コンパクトな個装吸収性物品が得られる。
本発明の第七の態様では、前記包装シートが、前記長手方向の一端を含む第1端部領域と、前記一端と反対側の他端を含む第2端部領域と、前記第1端部領域と前記第2端部領域との間の中央領域とを有し、前記1以上の折り線が、前記第1端部領域内の第1折り線と、前記第1端部領域と前記中央領域との境界線である第2折り線と、前記第2端部領域内の第3折り線と、前記第2端部領域と前記中央領域との境界線である第4折り線と、前記中央領域内の第5折り線とを含み、前記包装シートが前記吸収性物品とともに、前記第1折り線、及び続いて前記第2折り線にて前記包装シートの内面側に折り返され、前記第3折り線、及び続いて第4折り線にて前記内面側に折り返された後、前記第5折り線にて折り畳まれており、前記第1端部領域と前記第2端部領域とが分離可能に接合されている。
上記第七の態様によれば、上記第六の態様と同様に、さらにコンパクトな個装吸収性物品が得られる。本態様は、長手方向の長さの長い吸収性物品の場合に、特に好ましい。
本発明の一形態によれば、より簡単に開封でき且つ吸収性物品をより簡単に装着できる個装吸収性物品を提供できる。
本発明の一形態における包装シートの平面図である。 本発明の一形態における個装吸収性物品を得るために吸収性物品を包装シートで包む手順の一工程を示す図である。 本発明の一形態における個装吸収性物品を得るために吸収性物品を包装シートで包む際の一工程を示す図である。 本発明の一形態における個装吸収性物品を得るために吸収性物品を包装シートで包む際の一工程を示す図である。 本発明の一形態による個装吸収性物品を得るために吸収性物品を包装シートで包む手順の一工程を示す図である。 図2のI-I線断面図である。 図3のII-II線断面図である。 図4III-III線断面図である。 図5のIV-IV線断面図である。 本発明の一形態による個装吸収性物品の開封から吸収性物品の装着までの手順の一工程を示す図である。 本発明の一形態による個装吸収性物品の開封から吸収性物品の装着までの手順の一工程を示す図である。 本発明の一形態による個装吸収性物品の開封から吸収性物品の装着までの手順の一工程を示す図である。 本発明の一形態による個装吸収性物品が開封され、吸収性物品を装着する工程を示す図である。 個装吸収性物品の変形例を、図2に対応する図で示す。 個装吸収性物品の変形例を、図5に対応する図で示す。 個装吸収性物品の変形例を、図9に対応する図で示す。 開封誘導線の変形例を示す。 開封誘導線の別の変形例を示す。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を詳説する。なお、各図面において、特に説明がない限り、同一の又は対応する構成については同一の符号を付して説明を省略する場合がある。また、図面は、発明の理解を助けるための模式的なものである。
本発明の一形態は、細長形状の包装シートと、包装シートによって個装された吸収性物品とを含む個装吸収性物品である。
(吸収性物品)
本形態において包装される吸収性物品は、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、軽失禁パッド等であってよく、平面視で細長形状を有し、ほぼ扁平(長さ及び幅が厚みに比べて大きい形状)であってよい。また、吸収性物品の厚みは、好ましくは1~20mm、より好ましくは1.5~15mmであってよい。厚みは吸収性物品の全体にわたって均一でなくともよく、装着時に装着者の体液排出口に対向する部分や、臀部の溝に対向する部分等を膨出させた構造とすることもできる。本明細書に添付図面においては、吸収性物品は符号1を付して示す。
吸収性物品の概略的な構成は、不透液性のバックシートと、透液性のトップシートと、これらの両シート間に設けられた吸収体を有する本体(吸収性物品本体)とを備えたものであってよい。
吸収性物品のバックシートとしては、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂シート等の少なくとも遮水性を有するシート材を用いることができる。また、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布や、防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布の積層シート等を用いることができる。また、ムレ防止の観点から透湿性を有するものが用いられることがさらに好ましい。
トップシートは、経血、おりもの、尿等の体液を速やかに透過させる透液性のシートである。トップシートとしては、有孔又は無孔の不織布や多孔性プラスチックシート等が好適に用いられる。不織布を構成する素材繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のオレフィン、ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維、レーヨン、キュプラ等の再生繊維、及びこれらの混紡繊維、並びに綿等の天然繊維を単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。また、融点の異なる合成繊維を組み合わせた複合繊維を用いることもできる。
バックシートとトップシートとの間に介在される吸収体は、体液を吸収して保持できる材料であれば限定されないが、綿状パルプと吸水性ポリマーとを含むことが好ましい。吸水性ポリマーとしては、高吸水ポリマー粒状粉(superabsorbent polymer(SAP))、高吸水ポリマー繊維(superabsorbent fiber(SAF))及びこれらの組合せを用いることができる。パルプとしては、木材から得られる化学パルプ、溶解パルプ等のセルロース繊維、レーヨン、アセテート等の人工セルロース繊維からなるものが挙げられる。化学パルプの原料材としては、広葉樹材、針葉樹材等が用いられるが、繊維長が長いこと等から針葉樹材が好適に使用される。
(包装シート)
図1に、本形態における包装シート10を、吸収性物品1を載置する前の広げた状態で包装シート10の内面15から見た平面図を示す。図1に示すように、包装シート10は、全体として、細長の平面視形状を有していてよい。包装シート10は、例えば図示のように平面視で略長方形であってよいし、また略長楕円形状、又はその他の形状を有していてもよい。包装シート10の寸法は、包装する吸収性物品の大きさや形状によるが、例えば、包装シート10を広げた状態で、長手方向D1での長さ(最大長さ)が100~450mm程度、短手方向D2での長さ(最大長さ)が70~250mm程度のものであってよい。
包装シート10を構成する材料は、特に限定されないが、樹脂製フィルム、不織布、紙等であってよい。
包装シート10に樹脂製フィルを用いた場合、用いられる樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン、ポリエステル、ポリビニルアルコール等を挙げることができる。樹脂製フィルムとしては、延伸加工されたものが好ましい。また、樹脂製フィルムは、非通気性フィルムであってもよいし、通気性フィルムであってもよい。樹脂製フィルムを用いた場合、印刷の輪郭が明瞭になり、着色剤の発色も良好になるので、包装シートのデザイン性を向上させることができる。
包装シート10に紙を用いた場合、廃棄の際の環境負担が少なく、独特の風合い、例えば天然素材の優しい印象の見た目及び手触りを付与できるという点で好ましい。なお、本明細書において、紙とは、植物繊維その他の繊維を膠着剤で膠着させて平坦にしたものを指すことができる。特に、植物繊維(パルプ)を主原料としたもの、例えば含有繊維のうち植物繊維が50%以上であるもの、好ましくは80%以上であるものを指すことができる。紙に含まれるパルプの種類としては、木材パルプ、非木材パルプ、古紙パルプが含まれていてよく、これらは、機械パルプ、化学パルプのいずれであってもよい。紙には、添加剤が添加されていてもよいし、紙を未加工で又は加工して用いてもよい。
包装シート10に不織布を用いた場合、風合いやソフト感等を向上させることができ、好ましい。用いられる不織布としては、メルトブロー不織布、スパンボンド不織布等が好ましく、これらの不織布の層を組み合わせ複数積層させたものを用いることもできる。また、不織布を構成する繊維の原料は、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン、ポリエステル、ナイロン等のポリアミド等であってよい。
包装シート10としては、1枚の包装シート10が、上述の材料からなる単層のシートであってもよいし、1枚の包装シート10が、異なる材料からなる複数の層を積層させてなる積層シートであってもよい。よって、例えば、上述の紙製のシートに、樹脂製フィルムを積層させて構成したものであってもよい。
図1に示すように、本形態の包装シート10には、その長手方向D1の中央付近に開封誘導線20が形成されている。個装吸収性物品の開封時に開封を開始するために、この開封誘導線20にて包装シート10を破断させることができる(後に詳述)。開封誘導線20は、包装シート10が脆弱化された線状の部分であり、使用者が通常の力で開封誘導線20の両側を引っ張ることで包装シート10を2つの破断できるように構成されている。開封誘導線20は、例えばミシン目であってよいし、包装シート10の表面を線状に引掻く等して脆弱化させた線状の部分、ヒートシール手段等によって熱変性させて剛性を変化させた線状の部分であってもよい。ミシン目の場合、包装シート10が切れている部分(カット部)と切れていない部分(タイ部)とを交互に配置することによって形成される。カット部は、包装シート10を厚み方向に完全に貫通していなくてもよい。
また、開封誘導線20は短手方向D2に延在していれば、包装シート10の幅(短手方向D2の長さ)の全体にわたって形成されていなくてもよい。しかし、開封誘導線20は、短手方向D2の一方の縁部から他方の縁部まで延在している方が、包装シート10をより確実に破断できるので好ましい。なお、開封誘導線20は、個装吸収性物品においては、短手方向D2の端縁まで延在していなくともよいが、短手方向D2の両縁部に形成されるシール部40、40(後述)に達していると、包装シート10がシール部40、40の手前で破れて、包装シート10の片が部分的に吸収性物品1に残ってしまうことを防止できるので好ましい。
(個装吸収性物品の包装構造)
図2~図5を参照して、本形態による個装吸収性物品の包装構造を説明する。図2~図5には、5つの折り線で折り畳まれる個装吸収性物品の包装構造を示す。包装シート10によって吸収性物品を包装するには、図1に示す包装シート10の内面15の側に吸収性物品1を載置し、その際、吸収性物品1の非肌面(装着中に肌に対向させる面と反対側の面)が包装シート10の内面15に対向するようにする。図1では、例としてウィングW、Wを有する吸収性物品1を示す。図面においては、吸収性物品1は外輪郭のみで示し、吸収性物品1の構造の詳細は省略する。
ウィングW、W付きの吸収性物品1を用いる場合、吸収性物品1を包装シート10に載置する前又は後にウィングW、Wを短手方向D2に折返す。ウィングW、Wの非肌面(ウィングを広げた状態での非肌面)には通常、ズレ止め用粘着部が形成されているが、本明細書では説明を省略する。
図2に、ウィングW、Wが折り畳まれた後の状態の吸収性物品1が、包装シート10の内面15に載置されている状態の平面図を示す。図2に示す状態から、包装シート10が吸収性物品1と共に長手方向D1に折り畳み、個装吸収性物品を得ることができる。すなわち、短手方向D2に沿って延びる1以上の折り線で折り畳むことができる。折り畳みの際、包装シート10の長手方向D1の一端11を含む第1端部領域E1、及び一端11と反対側の他端12を含む第2端部領域E2が、個装吸収性物品の内部に収容されるようにする。なお、包装シート10の第1端部領域E1と第2端部領域E2との間の領域を中間領域Mとする。
より具体的には、包装シート10の長手方向D1の一端11に最も近い、第1端部領域E1内の折り線L1にて、長手方向D1外側の領域を包装シート10の内面15側に折り返す。また、包装シート10の長手方向D1の他端12に最も近い、第2端部領域E2内の折り線L3にて、長手方向D1外側の領域を包装シート10の内面15側に折り返す。
図3に、第1折り線L1及び第2折り線L3にて包装シート10を折り返した後の状態を示す。第1折り線L1及び第2折り線L3での折返しにより、第1端部領域E1が折り返され、また第2端部領域E2も折り返されて、包装シート10の外面16が露出している。そして、図3に示す状態からさらに、第2折り線L2にて第1端部領域E1を、第4折り線L4にて第2端部領域E2を折り返す。第2折り線L2は、第1端部領域E1と中央領域Mとの境界線であり、第4折り線L4は、第2端部領域E2と中央領域Mとの境界線である。
図4に、第2折り線L2及び第4折り線L4にて包装シート10を折り返した後の状態を示す。図4に示す状態で、第1端部領域E1は、第1折り線L1及び第2折り線L2で2回、包装シート10の内面15側に折り返され、第2端部領域E2は、第3折り線L3及び第4折り線L4で2回、包装シート10の内面15側に折り返されている。図4に示す例では、第1端部領域E1と第2端部領域E2とが接しておらず、中央領域Mに載置されている吸収性物品1が露出している。続いて、包装シート10を吸収性物品1と共に、中央領域Mにおける吸収性物品1が露出している範囲内に位置する、短手方向D2に沿って延びる第5折り線L5にて折り畳むことができる。
なお、図4に示す状態で、第1端部領域E1と第2端部領域E2とが接するように折り返されていてもよい。すなわち、図4に示す状態で、吸収性物品1がほぼ露出していない状態とすることもできる。その場合、第5折り線L5の位置は、第1端部領域E1と第2端部領域E2とが接する位置であると好ましい。
図5に、第5折り線L5にて包装シート10が折り畳まれた後の状態、すなわち個装吸収性物品100を示す。図5は、矢印で示すように、図4において上側の部分を下側の部分の方へ折り返した状態である。図5には、包装シート10に予め形成しておいた開封誘導線20が示されている。図5の例では、開封誘導線20は第5折り線L5に沿って形成されている。また、図5に示すように、開封誘導線20は、第5折り線L5付近に形成されている。このように個装吸収性物品100の折り線に沿って開封誘導線20が形成されていると、使用者は折り線又はその付近を指でなぞることで、容易に開封誘導線20を探すことができる。なお、開封誘導線20は、折り線上に全体が又は部分的に形成されていてもよいし、折り線から離間して形成されていてもよいし、折り線を跨って形成されていてもよい。
図5の例では、開封誘導線20は、第5折り線L5に向かって凸状に形成されている。開封誘導線20は、少なくとも一部が折り線(第5折り線L5)に接していると好ましいが、特に開封誘導線20の凸状の頂部21が、折り線に接しているとより好ましい。さらに、開封誘導線20の凸状の頂部21では、開封誘導線20の他の部分よりも破断しやすいように構成することもできる。例えば、開封誘導線20がミシン目である場合には、頂部21のミシン目をカット部とし、その長さを他のカット部よりも長くしてもよい。
第5折り線L5での折り畳みの後、包装シート10の短手方向D2の両縁部をシールして、シール部40、40が形成されていてよい。シール部40、40を形成するための手段は特に限定されず、ヒートシール、超音波シール、接着剤等であってよい。シール部40、40が形成されることで、折り線にて折り畳まれた状態を維持できる。また、シール部40、40は剥離可能である。すなわち、使用者が包装シート10同士を剥がした場合に、通常の力でシール部40、40による結合が解除され得る。
このように、本形態による個装吸収性物品は、従来よく知られている三つ折りの個装吸収性物品(2つの折り線で長手方向に折り畳まれた形態)に比べてコンパクトであり、持ち運びに便利である。例えば、本形態による個装吸収性物品の、包装シート10の長手方向D1の長さは40~80mmとなっていてよい。
なお、開封誘導線20がミシン目である場合、図5に示すように、ミシン目のカット部が、シール部40の短手方向D2内側の端縁と重なるように形成されていることが好ましい。これにより、開封誘導線20の凸状の頂部21から包装シート10を破断する際、破断のための力がシール部40に伝達し易くなり、開封誘導線20での破断に続いてシール部40、40を容易に剥がすことができる。
個装吸収性物品の包装構造についての理解をより深めるために、図2~図5の断面図である図6~図9も示す。より詳細には、図6は図2のI-I線断面図であり、図7は図3のII-II線断面図であり、図8は図4のIII-III線断面図であり、図9は図5のIV-IV線断面図である。
図6~図9に示すように、吸収性物品1が包装シート10に載置された後、第1端部領域E1及び第2端部領域E2がそれぞれ2回、長手方向D1に折り畳まれている。すなわち第1端部領域E1が第1折り線L1及び第2折り線L2で、第2端部領域E2が第3折り線L3及び第4折り線L4にて巻かれるように折り畳まれている(図6~図8)。さらに、図8に示す状態から、第1端部領域E1と第2端部領域E2とが対向するように第5折り線L5で折り畳まれ図9に示す状態となるが、この際、第1端部領域E1と第2端部領域E2とが剥離可能(分離可能)に接合部45で接合されることが好ましい。上述のように、折り畳みが終わった後に包装シート10の短手方向D2の両縁部がシールされ、シール部40、40が形成されることで、第1端部領域E1と第2端部領域E2とが分離しないようになっていて、個装吸収性物品の形態が維持される。しかしながら、接合部45を設けておくことで、第1端部領域E1と第2端部領域E2とが、より分離しにくくなる。接合部45形成される平面視での位置は、図4に、接合部形成予定部分45'、45'として示す。
(ズレ止め用粘着部)
吸収性物品1には、非肌面(裏面若しくはバックシート側の面)にズレ止め用粘着部9が形成されていてよい。ズレ止め用粘着部9があることで、吸収性物品1を下着に配置した時に、吸収性物品1を下着により確実に位置固定させることができる。
ズレ止め用粘着部9は、粘着剤を所定位置に塗布するか、粘着剤の層を有するテープを貼着することによって形成できる。用いられる粘着剤は公知のものであってよく、例えばホットメルトタイプの粘着剤を用いることができる。その主成分としては、スチレン系ポリマー、粘着付与剤、及び可塑剤、並びにこれらの組合せが挙げられる。
図2に、本形態における吸収性物品1のズレ止め用粘着部9の平面視での位置を示す。図2に示すように、ズレ止め用粘着部9、9、…は複数箇所に設けられていると好ましい。本形態では、ズレ止め用粘着部9、9、…は、長手方向D1に離間して設けられていて、包装シート10の折り線に重ならないように設けられていることが好ましい。吸収性物品1を折り線にて折り曲げる際、吸収性物品1の非肌面は伸長することになるが、ズレ止め用粘着部9が折り線の位置にないことで、吸収性物品1の非肌面の伸長をズレ止め用粘着部9が妨げることを防止できる。よって、吸収性物品1の折り曲げが容易になる。特に、本形態による個装吸収性物品は折り線の数が多いので、ズレ止め用粘着部9が1以上の折り線に重ならないよう、好ましくは全ての折り線に重ならないように形成されていてよい。
また、ズレ止め用粘着部9、9、…の断面視での位置は、図6~図9から明らかである。図6~図9に示すように、ズレ止め用粘着部9、9、…は、互いに離間しており、第1~第5折り線L1~L5のいずれにも重なっていない。
さらに、図2、及び図6~図9に示すように、ズレ止め用粘着部9は、開封誘導線20に重なっていないことが好ましい。例えば、吸収性物品1を包装シート10に載置する際に、ズレ止め用粘着部9と開封誘導線20とが重ならないように、吸収性物品1と包装シート10との位置関係を調整することが好ましい。ズレ止め用粘着部9は、開封誘導線20から長手方向D1に2mm以上、好ましくは5mm以上離れていてよい。すなわち、ズレ止め用粘着部9と開封誘導線20との最も近い距離が長手方向D2で2mm以上、好ましくは5mm以上であってよい。
ズレ止め用粘着部9が開封誘導線20から離れていることで、個装吸収性物品を開封する動作(後に詳述)において、開封誘導線20にて包装シート10を最初に破断する時に、包装シート10を吸収性物品1から容易に分離させることができる。
(個装吸収性物品の開封及び吸収性物品の装着)
図9~図13に、個装吸収性物品100の開封手順を示す。図9は、上述の通り図5のIV-IV線断面図であり、図10~図13は、開封中の個装吸収性物品100の図9に対応する断面図である。
個装吸収性物品100は、まず開封誘導線20(図9)で包装シート10を破断させる。その後、図10に示すように、包装シート10は2つの部分10a、10aに分断される。そして、分断された包装シート10の2つの部分10a、10aの端(開封誘導線20での破断によって現れた端)をそれぞれ左右の手で摘まんで、互いに反対方向(図10の矢印で図示)に引っ張ることで、吸収性物品1から包装シート10の部分10a、10aが剥がれるとともに、短手方向D2の両縁部のシール部40、40(図5)も解除される。
さらに、使用者が包装シート10の部分10a、10aをそれぞれ引っ張ると、図11に示すように、第1端部領域E1と第2端部領域E2との接合部45が解除され、徐々に長手方向D1に開いていく。そして、さらに引っ張ると、図12に示すように、第1折り線L1及び第3折り線L3による折返し、及び第2折り線L2及び第4折り線L4による折返しがそれぞれ展開される。さらに包装シート10の部分10a、10aを引っ張ることで、少なくとも一方の部分10aが吸収性物品1から分離し、又は図13に示すように部分10a、10aの両部分が吸収性物品1から分離する。
図9~図13の動作は、使用者が一息に、持ち換えすることなく行うことができる(ワンタッチ開封できる)。よって、本形態によれば、個装吸収性物品100の開封と、吸収性物品1の取出し(吸収性物品1からの包装シート10の分離)とを1つの動作で行うことができるので、個装吸収性物品の開封及び吸収性物品の取出しが容易になる。
また、包装シート10(部分10a、10a)を剥がしていく途中の段階である程度吸収性物品1が露出したら、図12に示すように、吸収性物品1を下着S等に配置できる。この際、ズレ止め用粘着部9、9、…を有する製品は、ズレ止め用粘着部9によって吸収性物品1を部分的に下着Sに固定できる。そして、吸収性物品1を下着Sに固定した後に包装シート10を取り去ることができる。言い換えると、ズレ止め用粘着部9の一部が露出した状態で、吸収性物品1を下着Sに装着できるので吸収性物品1の位置決めが容易になる。そして、使用者は、吸収性物品1を挟んで持つ必要もなくなり、吸収性物品1に触れることなく吸収性物品1を下着に装着することも可能となる。よって、本形態によれば、より簡単に、より衛生的に吸収性物品1の装着を行うことができる。
図示の例では、個装吸収性物品100は第1折り線L1~第5折り線L5にて、内側に(吸収性物品1の肌面の側に)折り畳まれていたので、包装シート10が剥がされた後の吸収性物品1(図13)は、肌面の側に丸まっている。この丸みは、装着者の身体の前後方向の丸みと同じ方向であるので、本形態による個装吸収性物品から取り出された吸収性物品1は、身体へのフィット性が高い。
なお、以上説明した形態では、包装シート10内面15の、少なくともズレ止め用粘着部9に対向する領域が剥離処理されていてよい。また、包装シート10の内面15の全面が剥離処理されていると、包装シート10の製造工程での煩雑さを低減できるので、好ましい。剥離処理は、粘着部9の粘着剤と包装シート10の内面15との間の結合力を低減させる処理であれば特に限定されないが、シリコーン系樹脂、パラフィン系樹脂、フッ素樹脂等を含む液体の剥離剤(離型剤)を塗布する処理であると好ましい。
また、包装シート10に剥離処理が施されていない場合には、吸収性物品1と包装シート10との間に剥離シートを挟み、剥離シートの剥離面が吸収性物品1に対向し、剥離シートの剥離面と反対側の面が包装シート10に対向するように配置することもできる。但し、その場合には、剥離シートは、包装シート10に形成されている開封誘導線20に沿って包装シート10と共に分断可能に形成しておく。或いは、予め分割された剥離シートを、開封誘導線20に重ならないように配置し、開封誘導線20での開封時に、包装シート10の分断を妨げないようにすることが好ましい。
以上においては、包装シート10を吸収性物品1と共に短手方向D2に沿った5つの折り線L1~L5にて折り畳む形態について説明したが、折り線の数は1以上であればよい。例えば、包装シート10及び吸収性物品1を1つの折り線で折り畳む、すなわち2つ折りにすることができる。また、3つの折り線で折り畳むこともできる。3つの折り線で折り畳む場合、第1端部領域E1及び第2端部領域E2を長手方向D1に互いに重ならないように折返し、さらに第1端部領域E1と第2端部領域E2とが対向するように短手方向D2中央の折り線にて折り畳むことができる。
(変形例)
図14~図16に、本形態による包装シート10及び個装吸収性物品100の変形例を示す。本変形例では、タブテープ30が用いられている点で、図1~図9に示した例と異なる。図14は図2に対応する図であり、図15は図5に対応する図であり、図16は図9に対応する図である。
図14~16に示すように、タブテープ30は、包装シート10に形成された開封誘導線20に重なるように貼着されている。タブテープ30としては、従来の個装吸収性物品において包装シートの止着に用いられる通常の粘着テープを利用することができる。タブテープ30は、一方の側の端部に使用者が摘まむことが可能なタブ部31を有する。タブ部31は、例えば粘着テープの一方の端部を折返して粘着性の部分が露出しないようにした部分であってよい。タブ部31以外の部分はテープ本体32であり、包装シート10に剥離可能に貼着されている。
開封時には、使用者は、まずタブテープ30のタブ部31を持ってタブテープ30を引っ張ることができる。これにより、タブテープ30のテープ本体32は包装シート10から剥がれるが、開封誘導線20の位置で包装シート10が分断される。そのため、開封誘導線20を越えた包装シート10の部分は、タブテープの本体32とともに持ち上がるので、包装シート10の分断が容易になる。また、タブテープ30が設けられていることで開封誘導線20の位置が目立ち、使用者は開封位置を素早く見つけることができる。
(開封誘導線の変形例)
図17に、開封誘導線20の変形例を示す。開封誘導線20は、必ずしも凸状でなくともよく、図17(a)に示すように直線状に形成されていてもよい。直線状の開封誘導線20は形成が容易である。
また、開封誘導線20は曲線状(図5)でなくともよく、図17(b)に示すように、直線部分から構成されていてもよい。但し、その場合でも、開封誘導線20が、折り線に向かう凸状になっていて、凸部の頂部21が折り線に重なるか、或いはほぼ重なっていることが好ましい。
さらに、図17(c)に示すように、開封誘導線20の凸状の頂部21付近の包装シート10の剛性が高められていて、高剛性部18が形成されていてもよい。高剛性部18は、エンボス加工を施したり、別体のシート片を貼着したりすることによって形成できる。高剛性部18があることによって、開封誘導線20の頂部21で包装シート10を破断させた後、包装シート10の部分の一方を把持しやすくなり、包装シート10を吸収性物品1から分離させる動作が容易になる。
また、開封誘導線20は、複数の開封誘導線を含むものであってよい。図18に、広げられた状態の包装シート10の平面図の一部を示す。図18は、包装シート10の中央領域Mの第5折り線L5付近の部分図である。図18に示すように、開封誘導線20は、同じ形状の開封誘導線20A、20Bから構成されていてもよい。個装吸収性物品の実際の製造時には、折り線は目標の位置から多少ずれる場合もある。そのような場合、開封誘導線が折り線から離れてしまい、使用者が開封誘導線を見つけにくくなる。また、折り線から離れた開封誘導線は破談させにくく、開封に手間取ってしまうこともある。これに対し、開封誘導線が複数形成されていると、折り線が多少ずれても折り線に近い方の開封誘導線から開封を開始することができるので、好ましい。なお、図18の例では、複数の開封誘導線20A、20Bは同様の形状をしているが、複数の開封誘導線の形状は互いに異なっていてもよい。
1 吸収性物品
9 ズレ止め用粘着部
10 包装シート
11 包装シートの長手方向の一端
12 包装シートの長手方向の他端
15 包装シートの内面
16 包装シートの外面
20 開封誘導線
21 開封誘導線の凸状の頂部
30 タブテープ
31 タブ部
32 テープ本体
40 シール部
45 接合部
45' 接合部形成予定部分
100 個装吸収性物品
D1 第1方向(包装シートの長手方向)
D2 第2方向(包装シートの短手方向)
L1 第1折り線
L2 第2折り線
L3 第3折り線
L4 第4折り線
L5 第5折り線
E1 第1端部領域
E2 第2端部領域
M 中央領域
W ウィング

Claims (7)

  1. 細長形状の包装シートと、前記包装シートによって個装された吸収性物品とを含む個装吸収性物品であって、
    前記包装シートが、当該包装シートの短手方向に沿った1以上の折り線にて長手方向に折り畳まれ、前記短手方向の両縁部がシールされており、
    前記折り線の少なくとも1つに沿って開封誘導線が形成されている、個装吸収性物品。
  2. 前記包装シートの外面に、前記開封誘導線に重なるように前記長手方向に沿ってタブテープが貼着されている、請求項1に記載の個装吸収性物品。
  3. 前記開封誘導線が、前記短手方向の一方の縁部から他方の縁部まで延在している、請求項1又は2に記載の個装吸収性物品。
  4. 前記開封誘導線が、前記長手方向の一方の端部に向かって凸状に形成されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の個装吸収性物品。
  5. 前記吸収性物品の非肌面にズレ止め用粘着部が設けられ、前記吸収性物品が、当該吸収性物品の前記非肌面が前記包装シートの内面に対向するよう配置されており、前記内面が剥離処理されており、
    前記ズレ止め用粘着部が、前記開封誘導線に重ならないように配置されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の個装吸収性物品。
  6. 前記包装シートが、前記長手方向の一端を含む第1端部領域と、前記一端と反対側の他端を含む第2端部領域と、前記第1端部領域と前記第2端部領域との間の中央領域とを有し、
    前記包装シートが前記吸収性物品とともに、前記第1端部領域が前記包装シートの内面側に折り返され、前記第2端部領域が前記内面側に折り返された後、前記中央領域内の中央折り線にて折り畳まれており、
    前記第1端部領域と前記第2端部領域とが分離可能に接合されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の個装吸収性物品。
  7. 前記包装シートが、前記長手方向の一端を含む第1端部領域と、前記一端と反対側の他端を含む第2端部領域と、前記第1端部領域と前記第2端部領域との間の中央領域とを有し、
    前記1以上の折り線が、前記第1端部領域内の第1折り線と、前記第1端部領域と前記中央領域との境界線である第2折り線と、前記第2端部領域内の第3折り線と、前記第2端部領域と前記中央領域との境界線である第4折り線と、前記中央領域内の第5折り線とを含み、
    前記包装シートが前記吸収性物品とともに、前記第1折り線、及び続いて前記第2折り線にて前記包装シートの内面側に折り返され、前記第3折り線、及び続いて第4折り線にて前記内面側に折り返された後、前記第5折り線にて折り畳まれており、
    前記第1端部領域と前記第2端部領域とが分離可能に接合されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の個装吸収性物品。
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