JP7364515B2 - 包装構造体、及び包装吸収性物品 - Google Patents
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Description
図1に、一形態による吸収性物品用の包装構造体5の平面図を示す。また、図2に、図1のI-I線断面図を示し、図3に、包装構造体5を展開した状態の図を示す。図1~図3に示すように、本形態による包装構造体5は、吸収性物品1を包むための包装シート10と、吸収性物品1を包装シート10で包んだ後に包装シート10の端を止着するための粘着テープ20とを有する。
本形態の包装構造体によって包装される吸収性物品1は、扁平状の物品であってよく、具体的には、生理用ナプキン、パンティライナー(おりものシート)、軽失禁用パッド等であってよい。
図3に示すように、包装シート10は全体として、長手方向、及び長手方向に直交する短手方向を有する細長の平面視形状を有していてよい。本明細書においては、包装シート10を広げた状態での長手方向を第1方向D1、短手方向を第2方向D2とする。図3に示す形態では、包装シート10の平面視形状は全体として略長方形であるが、他の形状、例えば略長楕円形状等を有していてもよい。
本形態における包装シート10には、少なくともその外面全体にわたって、粘着テープ20の粘着剤層と包装シート10表面との間の結合力(凝集力)を低減させる結合力低減処理が施されている。本明細書において、包装シート10の外面とは、吸収性物品が包装された状態での露出面(主として外部に露出する面)を構成する包装シート10の面を指す。なお、外面と反対側の面、すなわち、吸収性物品を包装した状態で、吸収性物品に対向する面を内面とする。本形態における結合力低減処理は、粘着テープの粘着剤層との結合力を低減させる処理であれば特に限定されないが、シリコーン系樹脂、パラフィン系樹脂、フッ素樹脂等を含む液体の剥離剤(離型剤)を塗布する処理であると好ましい。結合力低減処理は、スプレー、ロールコーター等の公知の塗布プロセスによって行うことができる。また、上記剥離剤成分を含むシートを、包装シート10に被着させてもよい。
包装構造体5と、包装構造体5によって包装された吸収性物品1とを有する包装吸収性物品100を得る場合、図3に示すように、包装シート10の内面IFに吸収性物品1を重ねた後、包装シート10を吸収性物品1とともに折り畳む。より具体的には、包装シート10の第1方向D1の一端11を含む第1領域R1を第1折り線L1にて、第1方向D1の他端12を含む第2領域R2を第2折り線L2にて、内面IF側(吸収性物品1が配置されている側)に折り返す。その際、第1領域R1が第2領域R2の外面OFに重なるように配置する。これにより、図1及び図2に示すような巻き三つ折り状態となる。なお、第2領域R2を第2折り線L2にて折る前に、第2折り線L2と第1方向D1の他端12との間の第3折り線にて第2領域R2を予め折り返しておくことで、比較的長い吸収性物品もコンパクトに折り畳み、包装することができる。
さらに、図1及び図2に示すように、包装構造体5は粘着テープ20を備えている。粘着テープ20は、上述のように吸収性物品1及び包装シート10が上述のように折り畳まれ、縁部折返し部Reが形成された後、シール部15、15が形成される前又は後に、包装シート10の露出面に貼着される。粘着テープ20は、包装シート10の第2方向D2の中央付近に配置されることが好ましい。
包装構造体5の元来の機能は、吸収性物品1を包装し衛生的に保管することであるが、包装構造体は、吸収性物品の交換時に使用済みの吸収性物品を廃棄するためにも使用され得る。その際、使用者の多くは、丸めた使用済み吸収性物品を包装シートで巻くようにして包んだ後、包装シートの端部に設けられている粘着テープを再使用して包装シートの端部を止め、巻いた状態を保持するようにしている。
さらに、図10に、包装構造体5の変形例を示す。本例による包装構造体5は、裏面シート側にズレ止め部9を備えた吸収性物品1を包装するためのものである。ズレ止め部9は、吸収性物品1の装着時に下着からズレないようにする機能を有するものであり、粘着剤層又は非粘着剤層からなっていてよい。このようなズレ止め部9を有する吸収性物品1を包装する場合には、ズレ止め部9を保護するためにズレ止め部9を覆う、ズレ止め部9から剥離可能な剥離シートが設けられていると好ましい。そして、剥離シートは包装シート10に接着剤等により固定されていることが好ましい。
図12に、粘着テープ20の変形例を示す。図12(a)に示す粘着テープ20は、縁部折返し部Reと、縁部折返し部Reに第1方向D1に隣接する第2領域R2の外面にわたって貼着されているが、第1領域R1の外面には貼着されていない。粘着テープ20は、第1剥離部21A及び固定部22を有しているが、第2剥離部21B(図1)を有さない。
1a 使用済み吸収性物品
5 包装構造体
9 ズレ止め部
10 包装シート
15 シール部
20 粘着テープ
21、21A、21B 剥離部
22 固定部
25A、25B 把持部
30 剥離シート
100 包装吸収性物品
CL 粘着テープの中心線
D1 第1方向
D2 第2方向
IF 包装シートの内面
L1 第1折り線
L2 第2折り線
Le 縁部折返し線
OF 包装シートの外面
R1 第1領域
R2 第2領域
R3 第3領域
Re 縁部折返し部
Claims (7)
- 吸収性物品を包装する包装シートと、粘着テープとを備えた包装構造体であって、
前記包装シートが、前記粘着テープとの結合力を低減した結合力低減処理が全体にわたって施された外面と、前記外面と反対側の内面とを有し、
前記吸収性物品が包装された状態で、
前記包装シートの第1方向の一端を含む第1領域、及び前記第1方向の他端を含む第2領域がそれぞれ、前記内面側に、前記第1領域が前記第2領域に重なるように折り畳まれ、
前記第1領域の縁部が、前記外面側に折り返されて縁部折返し部が形成され、
前記粘着テープが、前記縁部折返し部と、前記縁部折返し部に前記第1方向で隣接する前記第1領域の外面及び前記第2領域の外面の少なくとも一方とに貼着されており、
前記内面には、少なくとも前記縁部折返し部において前記結合力低減処理が施されていない、包装構造体。 - 前記包装シートが繊維含有シートであり、
前記結合力低減処理が、前記包装シートからの繊維の脱離を防止する処理である、請求項1に記載の包装構造体。 - 前記内面の全体にわたって、前記結合力低減処理が施されていない、請求項1又は2に記載の包装構造体。
- 前記吸収性物品が包装された状態で、前記粘着テープが、前記第1領域の外面、前記縁部折返し部、及び前記第2領域の外面にわたって貼着されている、請求項1から3のいずれか一項に記載の包装構造体。
- 前記粘着テープの前記第1方向の両縁部に、前記包装シートに粘着不能な把持部が設けられている、請求項4に記載の包装構造体。
- 前記吸収性物品が、前記包装シートに対向する側にズレ止め部を有し、
前記ズレ止め部を覆い且つ前記包装シートに固定された剥離シートが配置されており、
前記剥離シートが、前記粘着テープの前記第1方向に延びる中心線の両側に離間して配置された2以上の剥離シートを含む、請求項4又は5に記載の包装構造体。 - 請求項1から6のいずれか一項に記載の包装構造体と、
前記包装構造体によって包装された吸収性物品とを備えた、包装吸収性物品。
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