JP7409782B2 - 受付案内システム、受付案内方法 - Google Patents
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Description
このような来場者に対して、建物内において無人で案内する場合、行先については階数や部屋番号で案内し、経路についてはサインやフロア図面で示している。また、ユーザを案内する他の方法として、携帯電話の画面などに案内情報を表示することで、ユーザの移動を支援する技術がある(特許文献1参照)。
一方で、スマートフォン等の携帯機器を用いて案内する場合、情報の柔軟性があり、任意の場所であっても案内し易いが、画面サイズの制約があり、空間的な方向指示を柔軟に行うことが難しい場合がある。
建物内部には、受付案内装置10、カメラ20、受付端末30、セキュリティゲート40、携帯端末50、エレベータ60、床面70、エスカレータ71、表示装置80がある。また、来場者90aの足下には案内情報91a、来場者90bの足下には案内情報91bが表示されている。
この建物は、例えば、ビル(例えば、オフィスビル)である。この図においては、建物内のフロアの一例として、エントランスホールについて図示されている。
エスカレータ71によって下フロアからエントランスホールに上がると、受付端末30がすぐ前方側に設置されている。その奥には、セキュリティゲート40が設置されており、セキュリティゲート40を通過すると、エレベータ60が設置されている。このエレベータ60を利用することで、建物の上の階または下の階のうちセキュリティの管理がされているエリアに移動することが可能である。
カメラ20は、建物内の天井や壁に設置され、自身が撮像可能な領域を撮像する。カメラ20は、建物内、建物の入口、建物の出口等のいずれかを撮影し、撮像結果を受付案内装置10に出力する。カメラ20は、この図においてエントランスホールに1台のみ図示されているが、建物内の各フロアに複数台設置される。複数台のカメラ20は、それぞれ異なる領域を撮影するが、一部の領域が重複していてもよい。
エレベータ60は、例えば、セキュリティエリア内に設けられる。この場合、セキュリティゲート40を通過できた来場者が利用可能である。また、エレベータ60の行き先階は、入室が許可された部屋があるフロアのみ選択できるように制限されていてもよい。
床面70は、その全体または少なくとも一部の領域が表示面として用いることができる。床面70は、いわゆる携帯端末のようなデバイスを用いずに表示可能であるため、情報を表示できるサイズは、携帯端末の画面サイズの制約を受けない。
表示装置80は、案内情報を床面70の床面または建物内の壁面に表示する。表示装置80は、例えばプロジェクターあるいはLEDモジュール等ディスプレイパネルを用いることができる。この表示装置80は、建物内に複数設けられている。そのため、案内情報を表示することが望ましいエリアであればいずれのエリアであっても、トラッキングされた来場者の位置に応じて案内情報を表示することができる。この実施形態では、表示装置80がプロジェクターである場合について説明するが、1つの建物内に複数の表示装置80が設けられる場合、いずれかの表示装置80としてプロジェクターを用い、その他の表示装置80としてディスプレイパネルを用いてもよい。
表示装置80が床面70に案内情報を表示することで、床面70を表示面としての機能を実現することができる。また、表示にLEDモジュール等ディスプレイパネルを用いた場合は表示装置80と床面70は一体としても良い。
案内情報91aは、来場者90aの足下に表示される。案内情報91aは、表示枠91a-1と矢印91a-2が含まれる図形である。
表示枠91a-1は、来場者90aの足下を取り囲むような図形である。
矢印91a-2は、表示枠91a-1の外周の一部から案内する方向を示す図形である。案内情報91aが表示されることで、この来場者90aに対し、建物内の目的地(訪問先の部屋等)へ進むための経路を案内することができる。ここでは、表示枠91a-1の内周側あるいはその周辺には、矢印以外に、文字列、画像、記号等を表示することもできる。
表示枠91b-1は、来場者90bの足下を取り囲むような図形である。
矢印91b-2は、表示枠91b-1の外周の一部から案内する方向を示す図形である。案内情報91bが表示されることで、この来場者90bに対し、建物内の目的地(訪問先の部屋等)へ進むための経路を案内することができる。ここでは、表示枠91b-1の内周側あるいはその周辺には、矢印以外に、文字列、画像、記号等を表示することもできる。
受付案内装置10は、ネットワークNを介して、カメラ20、受付端末30、セキュリティゲート40、携帯端末50、エレベータ60と通信可能に接続される。
ネットワークNは、接続された機器の間で通信可能な通信網であり、例えば、インターネットやLAN(ローカルエリアネットワーク)、公衆回線網のうちの1つまたは2つ以上の組み合わせを用いることができる。
カメラ20は、撮像結果を受付案内装置10に出力する。
受付端末30は、来場者の操作入力に応じた情報を受付案内装置10に出力する。また、受付端末30には、表示画面が設けられており、受付案内装置10から得られた情報を表示することができる。
携帯端末50は、来場者の操作に応じた情報を受付案内装置10に送信し、受付案内装置10から送信された情報を自携帯端末50の表示画面に表示する。エレベータ60は、来場者によって指定されたフロアまで移動して扉を開く。また、エレベータ60は、受付案内装置10からの指示に応じて、許可されたフロアまで移動して扉を開く機能も有する。すなわち、受付案内装置10は、来場者を識別すると、識別された来場者の予約情報に基づいて訪問先のフロアを特定し、特定されたフロアをエレベータの停止階として指示することで、エレベータ60の扉を、特定されたフロアで開くようにすることができる。
識別情報取得部100は、カメラ20によって撮像された撮像結果である画像をカメラ20から取得すると、取得した画像から来場者の画像を特定し、画像判定技術に基づいて当該来場者を識別する。例えば、識別情報取得部100は、カメラ20によって撮像された結果に含まれる来場者の外見に係わる画像に基づいて当該来場者を識別する識別情報を取得する。識別情報は、来場者を識別できればく、例えば、来場者の外見に係わる画像として、来場者の顔画像、来場者の服装、来場者の姿勢等のうちいずれか1つまたは複数を組み合わせて用いることができる。また、識別情報は、外見に係わる画像の特徴を表す特徴量を用いてもよいし、また、来場者の外見に係わる画像に対応する来場者IDであってもよい。なお、この実施形態では、来場者を識別する際に顔画像を用いる場合を一例として説明するが、顔画像は認証の一部として使用し、受付案内システムが顔画像を保持しない場合であっても、複数の建物内認証方法の組み合わせを用いることで来場者の識別や認証を行うようにしてもよい。
予約管理部101は、携帯端末50または受付端末30から入力される予約情報と来場者の識別情報を、ネットワークNを介して受信し、記憶部104の予約情報記憶部1041に記憶する。
位置認識部102は、来場者の位置を認識する。例えば位置認識部102は、カメラ20から得られる撮像結果に基づいて、来場者の位置を特定する。ここでは、位置を認識するにあたり、カメラ20からの撮像結果を利用する場合を一例として説明するが、来場者の位置を検出することができるセンサ(人感センサ等)が建物内に設けられている場合には、位置認識部102は、そのセンサの検出結果を参照して来場者の位置を特定することもできる。建物内を来場者が移動していたとしても、位置認識部102によって、当該来場者をトラッキングすることができる。
認証部103は、取得した識別情報と認証情報とを用いて、来場者の認証を行う。
案内情報記憶部1042は、来場者の識別情報と、当該来場者を建物内の目的地に応じた経路を案内する案内情報を記憶する。案内情報は、予約管理部101によって生成され、案内情報記憶部1042に記憶される。
まず来場者は、自身が所有する携帯端末50または訪問先の建物の受付フロアに設置された受付端末30を操作し、予約に必要な情報の入力を行う。予約は、携帯端末50と受付端末30とのいずれからであっても行うことができるが、ここでは携帯端末50を利用する場合について説明する。来場者は、自身が所有する携帯端末50から、受付案内装置10にログインする(ステップS101)。ログインには、事前にユーザ登録を行った際に発行されたユーザIDとパスワードを入力することでログインすることができる。また、ログインには、ユーザIDとパスワードの代わりに、生体認証、顔認証、端末を用いた二段階認証などの手法を組み合わせてもよい。
なお、承認が成功しなかった場合、予約管理部101は、承認不成立を表すエラー情報を、予約の要求元の携帯端末50に送信するようにしてもよい。これにより携帯端末50を利用する来場者は、訪問日時等を再調整する。
来場者(ユーザ)が建物に入館すると(ステップS200)、カメラ20は、来場者を撮影し、撮像結果を受付案内装置10に送信する。受付案内装置10の位置認識部102は、撮像結果に基づいて、来場者の位置を特定する(ステップS201)。識別情報取得部100は、カメラ20から得られる撮像結果に基づいて、来場者の顔画像を切り出し、顔画像を認識することで、来場者が誰であるかを識別する。また、識別情報取得部100は、顔画像に対応する来場者IDをユーザ登録された情報から特定する(ステップS202)。
認証部103は、カメラ20からの撮像結果と来場者IDとを用いて、来場者の認証を行う(ステップS203)。例えば、顔画像や来場者IDがユーザ登録されている場合には認証が成功したと判定し、顔画像や来場者IDがユーザ登録されていない場合には認証が失敗したと判定する。
識別情報取得部100は、ユーザ認証が成功していない来場者についての顔画像を切り出し、顔画像の認識をすることで、来場者が誰であるかを識別し、顔画像に対応する来場者IDをユーザ登録された情報から特定する。例えば、ユーザ認証が成功していない来場者について、来館後に新で予約受付がなされた場合には、ステップS203においてユーザ認証が成功し、ステップS204に移行する。
来場者の現在位置が、立ち入り禁止エリアではない場合、表示制御部106は、来場者が退館したか否かを判定し、(ステップS245)ユーザが退館していなければ、ステップS240へ移行し、ユーザが退館した場合には、処理を終了する。
次に、表示制御部106は、立ち入るべきでない箇所から退出したか否かを判定し(ステップS244)、立ち入るべきでない箇所から退出していない場合には、ステップS242に処理を進め、立ち入るべきでない箇所から退出した場合には、ステップS245に移行する。
一方、表示制御部106は、予約管理部101によって、来場者の予約情報がないと判定された場合には、当該来場者の足下に位置に、一般的な行き先を案内する案内情報を表示装置80によって表示させる(ステップS220)。
次に、表示制御部106は、次の目的地(面会場所)や面会終了が、来場者や訪問先相手によって携帯端末50から設定入力されたか否かを判定する(ステップS209)。次の目的地や面会終了が設定されておらず、来場者が面会場所から退室した場合には、表示制御部106は、ユーザの足下に一般的な行き先を案内する案内情報を表示装置80によって表示させる(ステップS220)。この場合、面会の途中で休憩時間のため面会部屋から来場者が一時退室した場合、表示制御部106は、来場者をトイレ、休憩ルーム、非常口等へ案内することができる。
そして予約管理部101は経路生成機能によって、立ち入り禁止エリアから退出するための経路を示す経路情報を再生成し(ステップS232)、表示制御部106は、この再生成された経路情報に従った案内情報を警告情報とともに表示装置80によって表示させる。
次に、表示制御部106は、立ち入るべきでない箇所から退出したか否かを判定し(ステップS233)、立ち入るべきでない箇所から退出していない場合には、ステップS231に処理を進め、立ち入るべきでない箇所から退出した場合には、ステップS205に処理を進める。
また、セキュリティエリアではなく、ショッピングモールなどのオープンスペースでのユースにも適用可能である。その場合、受付案内装置10を、ショッピングモール内のレストランの予約システムや、個人端末上の予定管理アプリ・経路検索アプリと連携させても良い。
また、インタラクティブに行先案内をすることができる。
Claims (7)
- 建物への来場者を撮像する撮像部と、
前記撮像された結果に含まれる前記来場者の外見に係わる画像に基づいて当該来場者を識別する識別情報を取得する識別情報取得部と、
来場者の位置をトラッキングする位置認識部と、
来場者の識別情報と、予約された内容に応じて定まる、当該来場者を前記建物内の目的地に応じた経路を案内する案内情報を記憶する案内情報記憶部と、
前記トラッキングされた来場者の位置に応じた前記建物の床面に、前記位置をトラッキングされた来場者の識別情報に対応する案内情報を表示する表示制御部と
を有する受付案内システム。 - 前記来場者の識別情報と、前記建物内の目的地である所定の領域を訪問する予約があることを表す予約情報とを記憶する予約情報記憶部を有し、
表示制御部は、前記来場者の識別情報に対応する予約情報が予約ありである場合には、前記案内情報と予約されていなくても立ち入りが許容されるエリアを含む設備情報を表示する
請求項1記載の受付案内システム。 - 前記表示制御部は、前記建物の床面である前記来場者の足下の位置に、来場者の識別情報に応じた案内情報を表示する
請求項2記載の受付案内システム。 - 前記来場者の識別情報に対応する予約情報がある来場者については、当該来場者の位置に連動して前記所定の領域までの経路上にあるエレベータを開くとともに、目的フロアを、面会場所があるフロアに設定するセキュリティ制御部を有する
請求項2または請求項3記載の受付案内システム。 - 前記セキュリティ制御部は、前記トラッキングされた来場者の位置が前記案内情報に対応した位置であるか否かを判定し、
前記表示制御部は、前記トラッキングされた来場者の位置が前記案内情報に対応した位置ではない場合に、前記来場者の位置に応じた前記建物の床面に警告を表示する
請求項4記載の受付案内システム。 - 前記セキュリティ制御部は、前記トラッキングされた来場者の位置が前記案内情報に対応した位置であるか否かを判定し、前記トラッキングされた来場者の位置が前記案内情報に対応した位置ではない場合に、前記建物の管理者の端末装置に通報情報を送信する
請求項4または請求項5に記載の受付案内システム。 - 撮像部が、建物への来場者を撮像し、
識別情報取得部が、前記撮像された結果に含まれる前記来場者の外見に係わる画像に基づいて当該来場者を識別する識別情報を取得し、
位置認識部が、来場者の位置をトラッキングし、
表示制御部が、来場者の識別情報と、予約された内容に応じて定まる、当該来場者を前記建物内の目的地に応じた経路を案内する案内情報を記憶する案内情報記憶部に記憶された情報に基づいて、前記トラッキングされた来場者の位置に応じた前記建物の床面に、前記位置をトラッキングされた来場者の識別情報に対応する案内情報を表示する
受付案内方法。
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