JP7088357B1 - 顔認証システム - Google Patents

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【課題】ビルの入居者を訪問する来訪者についてもビルでの顔認証及び顔認証結果に基づいてエレベータの利用を可能とする。【解決手段】顔認証システムの登録受付部(300)は、来訪者識別情報を生成し、かつ来訪者識別情報に紐付けて行先階を来訪者データベースに登録し、来訪者識別情報を格納する所定媒体を生成する。来訪者識別情報取得部(400)は、所定媒体から来訪者識別情報を取得する。顔認証システムは、所定媒体を提示中の来訪者を撮像して来訪者の顔データを生成し、生成された顔データを来訪者識別情報に紐付けて来訪者データベースに登録する。また、所定装置(30、20)を利用しようとする来訪者を撮像して来訪者の顔データを生成し、生成された顔データに対して所定一致率以上の一致率を有する顔データが来訪者データベースに登録されていると判断された場合、当該顔データに紐付けられた行先階のデータをエレベータシステムに送信する。【選択図】図2

Description

本発明は、顔認証システムに関する。
特許文献1は、ビル内のセキュリティ対策などのためにセキュリティゲートのカードリーダで利用者のICカードから利用者情報を取得することを開示している。
特開2016-056017号公報
近年、顔認証式のセキュリティゲートが普及してきているが、一時的にビルの入居者を訪問する来訪者については如何に顔認証を行うべきかという課題がある。
本発明は、ビルの入居者を訪問する来訪者についてもビルでの顔認証を可能とし、かつ顔認証結果に基づいて来訪者の行先階をエレベータシステムへ自動で登録することができる顔認証システムを提供する。
本発明の一の態様のエレベータの顔認証システムは、
ビル入居者を訪問する来訪者の行先階についてビル管理者またはビル入居者による入力を受け付けて、来訪者を識別するための来訪者識別情報を生成し、かつ来訪者識別情報に紐付けて行先階を来訪者データベースに登録するとともに、来訪者識別情報を格納する所定媒体を生成する登録受付部と、
来訪者により提示された所定媒体から来訪者識別情報を取得する来訪者識別情報取得部と、
所定媒体を提示中の来訪者を撮像する第1撮像部と、
第1撮像部で撮像された撮像画像に基づいて来訪者の顔データを生成する第1顔データ生成部と、
第1顔データ生成部で生成された顔データを、来訪者データベースの来訪者識別情報に紐付けて登録する顔データ登録部と、
エレベータ乗場またはその近傍に配置されたエレベータ利用のための所定装置を利用しようとする来訪者を撮像する第2撮像部と、
第2撮像部で撮像された撮像画像に基づいて来訪者の顔データを生成する第2顔データ生成部と、
第2顔データ生成部で生成された顔データに対して所定一致率以上の一致率を有する顔データが来訪者データベースに登録されているか否かを判断する顔認証部と、
来訪者データベースに登録されていると顔認証部により判断された場合に、来訪者データベースで所定一致率以上の一致率を有する顔データに紐付けられた行先階データをエレベータシステムに送信する行先階データ送信部と、を備える。
本発明の一の態様のエレベータの顔認証システムは、
ビル入居者を訪問する来訪者の行先階についてビル管理者またはビル入居者による入力を受け付けて、来訪者を識別するための来訪者識別情報を生成し、かつ来訪者識別情報に紐付けて行先階を来訪者データベースに登録する登録受付部と、
来訪者による入力操作に基づいて来訪者識別情報を取得する来訪者識別情報取得部と、
入力操作中の来訪者を撮像する第1撮像部と、
第1撮像部で撮像された撮像画像に基づいて来訪者の顔データを生成する第1顔データ生成部と、
第1顔データ生成部で生成された顔データを、来訪者データベースの来訪者識別情報に紐付けて登録する顔データ登録部と、
エレベータ乗場またはその近傍に配置されたエレベータ利用のための所定装置を利用しようとする来訪者を撮像する第2撮像部と、
第2撮像部で撮像された撮像画像に基づいて来訪者の顔データを生成する第2顔データ生成部と、
第2顔データ生成部で生成された顔データに対して所定一致率以上の一致率を有する顔データが来訪者データベースに登録されているか否かを判断する顔認証部と、
来訪者データベースに登録されていると顔認証部により判断された場合に、来訪者データベースで所定一致率以上の一致率を有する顔データに紐付けられた行先階のデータをエレベータシステムに送信する行先階データ送信部と、を備える。
本発明によれば、ビルの入居者を訪問する来訪者についてもビルでの顔認証を可能とし、かつ顔認証結果に基づいて来訪者の行先階をエレベータシステムへ自動で登録することができる。
実施の形態1における顔認証システムが適用されるエレベータシステムを備えたビルの特定階における機器配置を示した概略平面図である。 エレベータシステムの構成を示したブロック図である。 行先階登録装置の電気的構成を示したブロック図である。 行先階登録装置の外観を模式的に示した正面図である。 セキュリティゲートの電気的構成を示したブロック図である。 セキュリティゲートの外観を示した斜視図である。 セキュリティサーバの電気的構成を示したブロック図である。 セキュリティサーバの記憶部に格納されている登録装置データベースの構成を示した図である。 セキュリティサーバの記憶部に格納されている通常利用者データベースの構成を示した図である。 セキュリティサーバの記憶部に格納されている来訪者データベースの構成を示した図である。 来訪者管理票発行装置の電気的構成を示したブロック図である。 顔認証用データ登録装置の電気的構成を示したブロック図である。 顔認証用データ登録装置の外観を示した図である。 セキュリティサーバの動作を説明したフローチャートである。 群管理制御装置の動作を説明したフローチャートである。 群管理制御装置による出発階、行先階の設定処理を説明したフローチャートである。 ゲート表示器の動作を説明したフローチャートである。 ゲート表示器における表示例を示した図である。 行先階登録装置の動作を説明したフローチャートである。 行先階登録装置の行先階の登録処理を説明したフローチャートである。 行先階登録装置における表示例を示した図である。 来訪者管理票発行装置の動作を説明したフローチャートである。 来訪者管理票発行装置における表示例を示した図である。 顔認証用データ登録装置の動作を説明したフローチャートである。 顔認証用データ登録装置における表示例を示した図である。 セキュリティサーバの顔認証用データの登録処理を説明したフローチャートである。 実施の形態3における来訪者管理票発行装置の動作を説明したフローチャートである。 実施の形態3における来訪者管理票発行装置における表示例を示した図である。 実施の形態3における顔認証用データ登録装置の動作を説明したフローチャートである。 実施の形態3における顔認証用データ登録装置における表示例を示した図である。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
1.構成
1-1.エレベータ等の配置
図1は、実施の形態1における顔認証システムが適用されるエレベータシステムを備えたビル(建物)の特定階における機器配置を示した概略平面図である。特定階とは、例えば当該ビルの外部につながるロビー階であり、ビルの利用者は特定階を経由して他の階に移動することとなる。
図1では、エレベータシステムが、1号機~6号機の6台(複数台の一例)のエレベータ60A~60Fを備えている例を示す。エレベータの利用者は、エレベータ乗場からエレベータ60A~60Fに乗車する。以下では、エレベータ60A~60Fを区別せずに「エレベータ60」という場合がある。
特定階において、エントランスからエレベータ乗場への利用者の移動経路上には、複数台のセキュリティゲート20が配置されている。利用者は、エントランス側からいずれかのセキュリティゲート20を通過してエレベータ乗場に進入する。エレベータ乗場は、特定領域に設けられている。特定領域とは、エントランス側からセキュリティゲート20を通過しないと入れないビル内の領域である。特定領域は、エレベータ乗場や、各エレベータ60のかご内のスペースや、エレベータ60を利用して移動可能な各階床のスペースを含む。
セキュリティゲート20のエントランス側の床面には、顔認証エリアAdを示す表示がなされている。
各階床のエレベータ乗場またはその近傍には、行先階登録装置30が配置されている。なお、特定階以外の階床にもセキュリティゲートが配置されてもよい。
特定階に設けられた来訪者受付には、来訪者管理票発行装置300が配置されている。また、特定階のセキュリティゲート20の近傍には、顔認証用データ登録装置400が配置されている。
1-2.システム構成
1-2-1.概要
図2は、エレベータシステムのシステム構成を示したブロック図である。
エレベータシステムは、複数台のエレベータ60A~60Fと、これらのエレベータ60A~60Fの運行を統合的に制御する群管理制御装置10と、各エレベータに対応させて設けられたエレベータ制御装置40A~40Fと、各階に配置される行先階登録装置30とを備える。群管理制御装置10には、ビルのセキュリティを管理し、かつセキュリティゲート20の制御を行うセキュリティサーバ100が接続されている。
エレベータシステムは、かごへの乗車前に利用者に行先階を予め登録させる行先階登録方式を採用している。行先階の登録は、例えば、セキュリティゲート20での顔認証、行先階登録装置30での手動登録などにより行うことができる。群管理制御装置10は、乗車前に登録された行先階に関する呼び(行先階呼び)を、複数台のエレベータ60のうちのいずれかの号機に割り当てて、割り当てた号機を示す情報を、利用されたセキュリティゲート20のゲート表示器70や行先階登録装置30に表示させ、これにより、割り当てた号機に利用者を乗車させる。
なお、特定階の行先階登録装置30は、セキュリティゲート20を通過して特定領域に進入した利用者が、ゲート表示器70に表示されたエレベータ60に乗り遅れたときや、デフォルト行先階以外の階床に移動するときに、エレベータ60を利用することを可能とするために設けられている。
各エレベータ60(60A~60F)は、かご、巻上機(モータ)、釣合おもり等を有する。
1-2-2.群管理制御装置
群管理制御装置10は、エレベータ60A~60Fの運行を統合的に制御する。また、群管理制御装置10は、セキュリティサーバ100及び行先階登録装置30との間で通信を行いながら、各号機に対する新規の呼びの割当制御を行う。各装置は、情報伝送可能なネットワークを介して接続されている。ネットワークは、例えばEthernet(登録商標)等のLAN(Local Area Network)により構成され、各装置間での各種の情報の送受信は、TCP/IP等の各種のプロトコルにしたがって行われる。ネットワークに接続されている前述の各装置は、TCP/IP等の各種のプロトコルにしたがった通信による信号伝送(情報伝送)が可能である。なお、エレベータシステムを構成する各装置間は、他の信号形式のネットワークや、専用の信号網を介して接続されてもよい。
群管理制御装置10は、コンピュータを利用して構成され、制御部11と、記憶部12と、入出力インタフェース13と、を備える。
記憶部12は、例えばRAM、ROM、HDD、SSD等を利用して構成され、プログラム、及び種々のデータを格納している。プログラムは、本実施の形態の群管理制御装置10の各種機能を実現するためのプログラムを含む。
制御部11は、例えばCPU、MPU等を利用して構成される。制御部11は、記憶部12から読み出した上記プログラムに基づいて種々のデータ等を利用して演算処理を行うことにより、群管理制御装置10における後述する各種の機能を実現する。
入出力インタフェース13は、例えばLANアダプタ等を利用して構成される。入出力インタフェース13は、群管理制御装置10が、セキュリティサーバ100、セキュリティゲート20のゲート表示器70、行先階登録装置30、及びエレベータ制御装置40との間で各種信号を送受信するためのインタフェースである。入出力インタフェース13は、制御部11から出力される信号を所定の形式の信号に変換してセキュリティサーバ100、セキュリティゲート20のゲート表示器70、行先階登録装置30、エレベータ制御装置40に出力する。また、入出力インタフェース13は、セキュリティサーバ100、セキュリティゲート20のゲート表示器70、行先階登録装置30、エレベータ制御装置40A~40Fから入力された信号を所定の形式の信号に変換して制御部11に出力する。
1-2-3.エレベータ制御装置
エレベータ制御装置40A~40Fは、エレベータ60A~60Fに対応させて設けられている。エレベータ制御装置40A~40Fは、群管理制御装置10からの制御信号にしたがって、対応するエレベータ60A~60Fの巻上機(モータ)等の動作を制御することにより、エレベータ60A~60Fのかごの上昇、下降、停止等を制御する。また、エレベータ制御装置40A~40Fは、対応するエレベータ60A~60Fのかごの位置、走行方向、ドアの開閉、荷重等のかご状態を検知して、検知したかご状態を示す情報等を群管理制御装置10に出力する。なお、以下では、エレベータ制御装置40A~40Fを区別せずに「エレベータ制御装置40」という場合がある。
エレベータ制御装置40は、群管理制御装置10などと同様に、制御部、記憶部、入出力インタフェースなどを備えたコンピュータを利用して構成される。
1-2-4.行先階登録装置
図3は、行先階登録装置30の電気的構成を示したブロック図である。
行先階登録装置30は、利用者による行先階の登録(指定)を受け付ける装置である。行先階登録装置30は、制御部31と、記憶部32と、入出力インタフェース33と、表示部34と、操作部35とを備える。
記憶部32は、例えばRAM、ROM、HDD、SSD等を利用して構成され、プログラム、及び種々のデータを格納している。プログラムは、本実施の形態の行先階登録装置30の各種機能を実現するためのプログラムを含む。
制御部31は、例えばCPU、MPU等を利用して構成される。制御部31は、記憶部32から読み出した上記プログラムに基づいて種々のデータ等を利用して演算処理を行うことにより、行先階登録装置30における後述する各種の機能を実現する。
入出力インタフェース33は、例えばLANアダプタ等を利用して構成される。入出力インタフェース33は、行先階登録装置30が群管理制御装置10との間で各種信号を送受信するためのインタフェースである。入出力インタフェース33は、制御部31から出力された信号を所定の形式の信号に変換して群管理制御装置10に出力する。また、入出力インタフェース33は、群管理制御装置10から入力された信号を所定の形式の信号に変換して制御部31に出力する。
表示部34は、制御部31から出力される表示信号に基づく画像等の表示を行う。
操作部35は、行先階登録装置30に対するユーザ操作を受け付けるインタフェースである。操作部35は、操作内容に応じた信号を制御部31に出力する。
表示部34及び操作部35は、例えば液晶ディスプレイパネルや有機ELディスプレイパネルを利用したタッチパネル式表示装置により一体的に構成される。なお、表示部34と操作部35とは、表示部34に表示されているボタン等のオブジェクトと同等の指定を行うことが可能であれば、異なる部品を利用して別々に構成されてもよい。
図4は、行先階登録装置30の外観を模式的に示した正面図である。
行先階登録装置30の上方には、顔認証用カメラ36が配置されており、行先階の登録の際、利用者に顔認証を行わせるように構成されている。
顔認証用カメラ36は、その前方の所定画角領域の被写体を所定フレームレート、所定解像度で撮像するとともに、撮像された画像(撮像画像)の画像データを生成し、生成した画像データをセキュリティサーバ100に出力する。顔認証用カメラ36は、撮像部の一例である。所定画角領域は、利用者が行先階登録装置30の前にいる際に、利用者の顔を撮像可能な画角に設定されている。所定解像度は、顔認証の際の顔検出及び顔照合を適切に行うことができる解像度であればどのような解像度でもよいが、例えばHD、FHD、4Kなどの解像度とすることができる。フレームレートは、どのようなレートでもよいが、例えば15fpsや30fpsとすることができる。
図4では、行先階登録装置30の表示部34に、デフォルト画面としての案内画面が表示されている場合を示している。この案内画面では、「顔認証行先階登録装置です」というメッセージが表示されている例を示す。
1-2-5.セキュリティゲート
セキュリティゲート20は、ビル内部の特定領域への利用者の進入を制御する装置である。具体的に、セキュリティゲート20は、ビル内部の特定領域への正規の利用者の進入を許可する一方、非正規の利用者の進入については規制する装置である。正規の利用者とは、通常利用者データベース(以下「通常利用者DB」という)または来訪者データベース(以下「来訪者DB」という)に登録されている利用者であり、非正規の利用者とは、通常利用者DB及び来訪者DBのいずれにも登録されていない利用者である。
図5は、実施形態1におけるセキュリティゲート20の電気的構成を示すブロック図である。図6は、セキュリティゲート20の外観を示した斜視図である。なお、図6は、図1の3台のセキュリティゲート20のうち最も左のセキュリティゲート20の斜視図である。
図6に示すように、セキュリティゲート20の筐体であるゲート本体20aには、第1センサ26と、第2センサ27と、ゲートフラッパ28と、ゲート表示器70とが備えられている。また、ゲート本体20aの出口20e側には、顔認証用カメラ25が設けられている。顔認証用カメラ25は、ゲート本体20aに取り付けられてもよいし、独立して設けられてもよい。
顔認証用カメラ25は、その前方の所定画角領域の被写体を所定フレームレート、所定解像度で撮像するとともに、撮像された画像(撮像画像)の画像データを生成し、セキュリティサーバ100に出力する。顔認証用カメラ25は、撮像部の一例である。所定画角領域は、利用者が顔認証エリアAd(図1参照)にいる際に、利用者の顔を撮像可能な画角に設定されている。所定解像度は、顔認証の際の顔検出及び顔照合を適切に行うことができる解像度であればどのような解像度でもよいが、例えばHD、FHD、4Kなどの解像度とすることができる。フレームレートは、どのようなレートでもよいが、例えば15fpsや30fpsとすることができる。
第1センサ26は、例えば光電センサにより構成され、セキュリティゲート20の通路PAの入口20i側を通過する利用者を検知する。第1センサ26は、利用者を検知すると、制御部21を介して検知信号をセキュリティサーバ100に出力する。
第2センサ27は、例えば光電センサにより構成され、セキュリティゲート20の通路PAの出口20e側を通過する利用者を検知する。第2センサ27は、利用者を検知すると、制御部21を介して検知信号をセキュリティサーバ100に出力する。
ゲートフラッパ28は、開閉自在の扉である。
ゲート表示器70は、群管理制御装置10から出力される種々の信号(指令)に応じた画面を表示する。ゲート表示器70は、液晶ディスプレイパネルあるいは有機ELディスプレイパネルなどの表示部や当該表示部の表示制御を行うコンピュータなどを備える。
また、ゲート本体20aの内部には、図5に示すように、制御部21、記憶部22、入出力インタフェース23などが収容されている。
記憶部22は、例えばRAM、ROM、HDD、SSD等を利用して構成され、プログラム、及び種々のデータを格納している。プログラムは、本実施形態におけるセキュリティゲート20の各種機能を実現するためのプログラムを含む。
入出力インタフェース23は、例えばLANアダプタ等を利用して構成される。入出力インタフェース23は、セキュリティゲート20が、セキュリティサーバ100との間で各種信号を送受信するためのインタフェースである。入出力インタフェース23は、制御部21から出力された信号を所定の形式の信号に変換してセキュリティサーバ100に出力する。また、入出力インタフェース23は、セキュリティサーバ100から入力された信号を所定の形式の信号に変換して制御部21に出力する。
制御部21は、例えばCPU、MPU等を利用して構成される。制御部21は、記憶部22に格納されたプログラムに基づいて種々のデータ等を利用して演算処理を行うことにより、セキュリティゲート20における後述する各種の機能を実現する。
制御部21は、第1センサ26及び第2センサ27からの検知信号、及びセキュリティサーバ100からの開放信号や閉鎖信号に基づいて、ゲートフラッパ28を開閉する。また、制御部21は、第1センサ26から検知信号を受信し、その後、第2センサ27から検知信号を受信した場合、利用者通過信号をセキュリティサーバ100に送信する。
1-2-6.セキュリティサーバ
図7は、セキュリティサーバ100の電気的構成を示すブロック図である。セキュリティサーバ100は、コンピュータを利用して構成され、制御部101と、記憶部102と、入出力インタフェース103と、を備える。
記憶部102は、例えばRAM、ROM、HDD、SSD等を利用して構成され、プログラム、及び種々のデータを格納している。プログラムは、本実施の形態のセキュリティサーバ100の後述する各種機能を実現するためのプログラムを含む。記憶部102は、データとして、通常利用者DBと来訪者DBとを格納している。通常利用者DB及び来訪者DBの構成については後述する。
また、記憶部102は、データとして、登録装置データベース(以下「登録装置DB」という)を格納している。登録装置DBの構成については後述する。
制御部101は、例えばCPU、MPU等を利用して構成される。制御部101は、記憶部102から読み出したプログラムに基づいて種々のデータ等を利用して演算処理を行うことにより、セキュリティサーバ100における後述する各種の機能を実現する。
入出力インタフェース103は、例えばLANアダプタ等を利用して構成される。入出力インタフェース103は、セキュリティサーバ100が、顔認証用カメラ25、群管理制御装置10、セキュリティゲート20、来訪者管理票発行装置300、及び顔認証用データ登録装置400との間で各種信号を送受信するためのインタフェースである。入出力インタフェース103は、制御部101から出力された信号を所定の形式の信号に変換して顔認証用カメラ25、顔認証用カメラ36、群管理制御装置10、セキュリティゲート20、来訪者管理票発行装置300、及び顔認証用データ登録装置400に出力する。また、入出力インタフェース103は、顔認証用カメラ25、顔認証用カメラ36、群管理制御装置10、セキュリティゲート20、来訪者管理票発行装置300、及び顔認証用データ登録装置400から入力された信号を所定の形式の信号に変換して制御部101に出力する。
図8は、セキュリティサーバ100の記憶部102に格納されている登録装置DBの構成を示す図である。
登録装置DBは、登録装置IDに紐付けて、登録装置の設置階と、登録装置の設置されているロケーションの情報とを格納している。ここでの登録装置とは、利用者の行先階の登録に利用される行先階登録装置30及びセキュリティゲート20の総称である。
「設置階」は、登録装置IDに対応する登録装置が設置されている階を示す情報である。設置階は、登録装置を利用した利用者の出発階として利用される。後述する「呼び情報信号」においては、「設置階」を「出発階」というものとする。
「ロケーション」は、登録装置IDに対応する登録装置が設置階内で設置されている位置を示す情報である。ロケーションは、設置階毎に、例えば「1」,「2」,「3」…などの通し番号により示される。
図8に示す例では、登録装置ID“0001”に紐付けて、設置階、及びロケーションとして、“1”、及び“1”が登録されている。登録装置ID“0002”に紐付けて、設置階、及びロケーションとして、“1”、及び“2”が登録されている。残りの登録装置IDについても同様に、登録装置IDに紐付けて、設置階及びロケーションの情報が登録されている。
図9は、セキュリティサーバ100の記憶部102に格納されている通常利用者DBの構成を示す図である。
通常利用者DBは、通常利用者IDに紐付けて、顔データと、デフォルト行先階と、許可階とを記録している。これらの情報の通常利用者DBへの登録は例えばビル管理者により行われる。
「通常利用者ID」は、利用者を一意に識別するために設定された識別情報(利用者識別情報)である。
「顔データ」は、「通常利用者ID」で特定される利用者の顔の特徴を示す顔特徴点データである。顔特徴点データは、例えば、目、眉、鼻、口などの位置、形状や、顔の輪郭などの特徴を示すデータである。顔特徴点データは、当該利用者の通常利用者DBへの登録時に提供された利用者の顔画像または登録時に撮像された利用者の顔画像に基づいて生成される。
「デフォルト行先階」は、「通常利用者ID」で特定される利用者のデフォルト行先階を示す情報である。デフォルト行先階としては、例えば、当該利用者が入居している階床の数値が設定される。
「許可階」は、「通常利用者ID」で特定される利用者の利用が許可されている階床を示す情報である。許可階としては、例えば、ビル内の共用階などが設定される。
図9に示す例では、通常利用者ID“10001”に紐付けて、顔データ、デフォルト行先階、及び許可階として、“顔データ1”、“10”、及び“9,10,11”が登録されている。通常利用者ID“10002”に紐付けて、顔データ、デフォルト行先階、及び許可階として、“顔データ2”、“8”、及び“7,8”が登録されている。通常利用者ID“10003”に紐付けて、顔データ、デフォルト行先階、及び許可階として、“顔データ3”、“13”、及び“12,13”が登録されている。通常利用者ID“10004”に紐付けて、顔データ、デフォルト行先階、及び許可階として、“顔データ4”、“9”、及び“9,10,11”が登録されている。残りの通常利用者IDについても同様に、通常利用者IDに紐付けて、顔データ、デフォルト行先階、及び許可階の情報が登録されている。
図10は、セキュリティサーバ100の記憶部102に格納されている来訪者DBの構成を示す図である。
来訪者DBは、来訪者IDに紐付けて、顔データと、デフォルト行先階と、許可階と、訪問先IDとを記録している。これらの情報の来訪者DBへの登録は例えばビル受付を含むビル管理者により行われる。
「来訪者ID」は、来訪者を一意に識別するために設定された識別情報(来訪者識別情報)である。
「顔データ」は、「来訪者ID」で特定される来訪者の顔の特徴を示す顔特徴点データである。顔特徴点データは、例えば、目、眉、鼻、口などの位置、形状や、顔の輪郭などの特徴を示すデータである。顔特徴点データは、当該利用者の通常利用者DBへの登録時に提供された利用者の顔画像または登録時に撮像された利用者の顔画像に基づいて生成される。
「デフォルト行先階」は、「来訪者ID」で特定される来訪者のデフォルト行先階を示す情報である。デフォルト行先階としては、例えば、訪問先の通常利用者が入居している階床の数値が設定される。
「許可階」は、「来訪者ID」で特定される来訪者の利用が許可されている階床を示す情報である。許可階としては、例えば、訪問先の通常利用者に対する許可階と同じ階床が設定される。
「訪問先ID」は、「来訪者ID」で特定される来訪者の訪問先のID(識別情報)を示す情報である。訪問先IDは、個人に対して設定されてもよいし、組織に対して設定されてもよい。
図10に示す例では、来訪者ID“20001”に紐付けて、顔データ、デフォルト行先階、許可階、及び訪問先IDとして、“顔データ101”、“10”、“9,10,11”、及び“10001”が登録されている。このデータは、来訪者ID“20001”の来訪者が、通常利用者ID“10001”の通常利用者を訪問する来訪者についての例であり、デフォルト行先階及び許可階が、通常利用者ID“10001”のデフォルト行先階及び許可階と同じになっている。また、来訪者ID“20002”に紐付けて、顔データ、デフォルト行先階、許可階、及び訪問先IDとして、“顔データ102”、“13”、 “12,13” 、及び“10003”が登録されている。このデータは、来訪者ID“20002”の来訪者が、通常利用者ID“10003”の通常利用者を訪問する来訪者についての例であり、デフォルト行先階及び許可階が、通常利用者ID“10003”のデフォルト行先階及び許可階と同じになっている。
1-2-7.来訪者管理票発行装置
図11は、来訪者管理票発行装置300の電気的構成を示すブロック図である。
来訪者管理票発行装置300は、来訪者データを格納したQRコード(登録商標)を生成して、来訪者管理票を印刷する装置である。来訪者管理票発行装置300は、制御部311と、記憶部312と、入出力インタフェース313と、表示部314と、操作部315と、印刷部316とを備える。
記憶部312は、例えばRAM、ROM、HDD、SSD等を利用して構成され、プログラム、及び種々のデータを格納している。プログラムは、本実施の形態の来訪者管理票発行装置300の各種機能を実現するためのプログラムを含む。
制御部311は、例えばCPU、MPU等を利用して構成される。制御部311は、記憶部312から読み出した上記プログラムに基づいて種々のデータ等を利用して演算処理を行うことにより、来訪者管理票発行装置300における後述する各種の機能を実現する。
入出力インタフェース313は、例えばLANアダプタ等を利用して構成される。入出力インタフェース313は、来訪者管理票発行装置300がセキュリティサーバ100との間で各種信号を送受信するためのインタフェースである。入出力インタフェース313は、制御部311から出力された信号を所定の形式の信号に変換してセキュリティサーバ100に出力する。また、入出力インタフェース313は、セキュリティサーバ100から入力された信号を所定の形式の信号に変換して制御部311に出力する。
表示部314は、制御部311から出力される表示信号に基づく画像等の表示を行う。
操作部315は、来訪者管理票発行装置300に対するユーザ操作を受け付けるインタフェースである。操作部315は、操作内容に応じた信号を制御部31に出力する。操作部315は、キーボード、マウス、タッチパネルなど、どのようなもので構成されてもよい。
印刷部316は、制御部311によって生成されたQRコードを紙などに印刷する。
1-2-8.顔認証用データ登録装置
図12は、顔認証用データ登録装置400の電気的構成を示すブロック図である。図13は、顔認証用データ登録装置の外観を示した図である。
顔認証用データ登録装置400は、来訪者により提示されたQRコードから来訪者ID及び行先階データを取得するとともに、来訪者を撮像して顔データを生成し、これらのデータをセキュリティサーバ100に送信して、セキュリティサーバ100の来訪者DBに登録させる。
顔認証用データ登録装置400は、制御部411と、記憶部412と、入出力インタフェース413と、表示部414と、顔登録用カメラ415と、QRコードリーダ416とを備える。
記憶部412は、例えばRAM、ROM、HDD、SSD等を利用して構成され、プログラム、及び種々のデータを格納している。プログラムは、本実施の形態の顔認証用データ登録装置400の各種機能を実現するためのプログラムを含む。
制御部411は、例えばCPU、MPU等を利用して構成される。制御部411は、記憶部412から読み出した上記プログラムに基づいて種々のデータ等を利用して演算処理を行うことにより、顔認証用データ登録装置400における後述する各種の機能を実現する。
入出力インタフェース413は、例えばLANアダプタ等を利用して構成される。入出力インタフェース413は、顔認証用データ登録装置400がセキュリティサーバ100との間で各種信号を送受信するためのインタフェースである。入出力インタフェース413は、制御部411から出力された信号を所定の形式の信号に変換してセキュリティサーバ100に出力する。また、入出力インタフェース413は、セキュリティサーバ100から入力された信号を所定の形式の信号に変換して制御部411に出力する。
表示部414は、制御部411から出力される表示信号に基づく画像等の表示を行う。
顔登録用カメラ415は、その前方の所定画角領域の被写体を所定フレームレート、所定解像度で撮像するとともに、撮像された画像(撮像画像)の画像データを生成し、制御部411に出力する。顔登録用カメラ415は、第2撮像部の一例である。所定画角領域は、利用者が顔認証用データ登録装置400を利用している際に、利用者の顔を撮像可能な画角に設定されている。所定解像度は、顔認証の際の顔検出及び顔照合を適切に行うことができる解像度であればどのような解像度でもよいが、例えばHD、FHD、4Kなどの解像度とすることができる。フレームレートは、どのようなレートでもよいが、例えば15fpsや30fpsとすることができる。
QRコードリーダ416は、光学式リーダ(スキャナやカメラ)と、データ解析部とを備える。光学式リーダは、利用者により所定距離よりも近い位置にかざされたQRコードを光学的に読み取る。データ解析部は、光学式リーダで読み取られたQRコードを解析(デコード(復号))して、格納されている種々のデータを取得する。
2.動作
2-1.ビル受付及び来訪者管理票発行装置の処理
来訪者の訪問を受ける入居者(入居先の担当者)は、予め、ビル受付に来訪者の来訪予定日時、入居者の階床、入居者の利用可能な階床、入居者IDを連絡しておく。ビル受付は、これらの情報を来訪者リストなどにより管理しておく。来訪者リストは、電子的に管理されてもよいし、紙リストで管理されてもよい。
来訪者は、ビルに到着すると、ビル受付で訪問先を告げる。ビル受付は、来訪者から告げられた訪問先に基づいて、来訪者リストから入居者の階床、入居者の利用可能な階床、入居者IDを読み出す。
ビル受付は、来訪者管理票発行装置300を利用して、QRコードが印字された来訪者管理票を印刷する。具体的に、ビル受付は、来訪者管理票発行装置300で、図23(a)のデータ入力画面を開き、入居者の階床をデフォルト行先階として入力し、入居者の利用可能な階床を許可階として入力し、入居者IDを訪問先IDとして入力する。入力後、ビル受付は、QRコード/生成ボタンを操作する。デフォルト行先階、許可階、訪問先IDの全てが適切に入力されている場合、来訪者管理票発行装置300は、来訪者IDを生成するとともに、来訪者ID、デフォルト行先階及び許可階のデータを含む来訪者データをセキュリティサーバ100に送信する。また、来訪者ID、デフォルト行先階及び許可階のデータを格納するQRコードを生成し、来訪者管理票として印刷する。また、図23(c)の完了画面を表示する。これに対し、デフォルト行先階、許可階、訪問先IDの全てが適切には入力されていない場合、顔認証用データ登録装置400は、図23(b)の再入力案内画面を表示して、ビル受付にこれらのデータの適切な入力を促す。ビル受付は、印刷された来訪者管理票を来訪者に手渡して、顔認証用データ登録装置400で顔認証用の写真を撮影することを依頼する。
2-2.顔認証用データ登録装置の処理
来訪者管理票を手渡された来訪者は、顔認証用データ登録装置400を利用して、顔データをセキュリティサーバ100に登録するための処理を行う。具体的に、顔認証用データ登録装置400で図25(a)のデフォルト画面が表示されている状態のときに、来訪者は、ビル受付から手渡された来訪者管理票のQRコードをQRコードリーダ416にかざす。顔認証用データ登録装置400は、来訪者管理票からQRコードを読み取ると、QRコードから来訪者ID、デフォルト行先階及び許可階のデータを取得する。また、顔認証用データ登録装置400は、図25(b)の顔データ取得案内画面を表示して、来訪者に顔データの取得を促す。顔データの取得が完了すると、顔認証用データ登録装置400は、来訪者ID、デフォルト行先階、許可階のデータ及び顔データをセキュリティサーバ100に送信する。セキュリティサーバ100から登録完了信号を受信すると、顔認証用データ登録装置400は、図25(c)の顔データ取得完了案内画面及び図25(d)のゲート通過案内を表示して、来訪者にセキュリティゲート20を通過することを促す。これに対し、セキュリティサーバ100からエラー信号を受信すると、顔認証用データ登録装置400は、図25(e)のエラー画面を表示して、来訪者にデータの異常があることを報知する。
2-3.セキュリティゲートを通過しようとする利用者に対する処理
2-3-1.顔認証処理
セキュリティゲート20を通過しようとする利用者に対する顔認証について説明する。ここでの利用者とは、通常利用者と来訪者とのいずれでもよい。セキュリティサーバ100は、セキュリティゲート20に設けられた顔認証用カメラ25から出力される画像データが示す撮像画像に基づいて、セキュリティゲート20を通過しようとする利用者に対する顔認証処理を行う。具体的には、利用者がエントランスから特定領域のエレベータ乗場に移動するためにセキュリティゲート20を通過しようとすると、セキュリティゲート20のエントランス側の顔認証エリアAd(図1参照)で顔検出処理が行われ、顔が検出された場合にはさらに顔特徴点検出処理が行われる。
セキュリティサーバ100は、撮像画像から顔特徴点を検出すると、検出した顔特徴点のデータ(顔データ)と、通常利用者DB及び来訪者DBに登録されている各顔データ(顔特徴点データ)とを順次比較(照合)して一致率を求める。そして、検出した顔の顔データ(顔特徴点データ)に対して所定一致率以上の一致率を有する顔データ(顔特徴点データ)が通常利用者DBまたは来訪者DBに登録されているかを判断する。所定一致率以上の一致率を有する顔データが通常利用者DBまたは来訪者DBに登録されている場合、セキュリティサーバ100は、セキュリティゲート20を通過しようとする利用者(顔検出された利用者)が、登録されている顔データに対応する通常利用者または来訪者であると判断し、顔認証が成功したと判断する。この場合、セキュリティサーバ100は、当該セキュリティゲート20にゲート開放信号を送信する。これにより、通常利用者DBまたは来訪者DBに登録されている利用者は、セキュリティゲート20を通過することができる。
これに対し、所定一致率以上の一致率を有する顔データ(顔特徴点データ)が通常利用者DB及び来訪者DBのいずれにも登録されていない場合、セキュリティサーバ100は、セキュリティゲート20を通過しようとする通常利用者または来訪者が、通常利用者DB及び来訪者DBのいずれにも登録されていない利用者であると判断する。この場合、セキュリティサーバ100は、当該セキュリティゲート20にゲート閉鎖信号を送信する。セキュリティゲート20の制御部21は、ゲートフラッパ28を閉状態とさせる。これにより、通常利用者DB及び来訪者DBのいずれにも登録されていない利用者は、セキュリティゲート20を通過することができない。つまり、通常利用者DB及び来訪者DBのいずれにも登録されていない利用者がセキュリティゲート20を通過するのを阻止することができる。
なお、セキュリティゲート20の制御部21は、セキュリティサーバ100からゲート開放信号及びゲート閉鎖信号のいずれも受信していない状況で、つまり顔認証処理が完了していない状況で、第1センサ26により利用者が検知された場合、ゲートフラッパ28を閉状態とさせてもよい。これにより、顔認証処理が完了していない利用者がセキュリティゲート20を通過するのを阻止することができる。
このように、通常利用者DBまたは来訪者DBに登録されている利用者は特定領域に進入することができるが、そうでない利用者は特定領域に進入することができない。よって、ビル内のセキュリティが確保される。
2-3-2.エレベータ割当処理
セキュリティサーバ100は、顔認証処理において、セキュリティゲート20に設けられた顔認証用カメラ25の撮像画像から顔を検出した場合、当該セキュリティゲート20の登録装置IDに基づいて、当該セキュリティゲート20の設置階、ロケーションの情報を、登録装置DBから読み出す。
セキュリティサーバ100は、顔認証処理において、当該利用者が通常利用者DB及び来訪者DBのいずれにも登録されていない利用者であると判断した場合、つまり顔認証が不成功であった場合、登録装置DBから読み出した設置階(出発階)、ロケーションの情報などを含む認証NG信号を生成し、当該認証NG信号を群管理制御装置10に送信する。群管理制御装置10は、セキュリティサーバ100から認証NG信号を受信すると、認証NG信号が示す出発階及びロケーションのセキュリティゲート20のゲート表示器70に、認証NG案内指令を送信する。ゲート表示器70は、群管理制御装置10から認証NG案内指令を受信すると、認証NG案内画面を表示する。これにより、利用者に、顔認証が不成功であったことを認識させることができる。
セキュリティサーバ100は、セキュリティゲート20を通過しようとする利用者に対する顔認証処理において、当該利用者が通常利用者DBまたは来訪者DBに登録されている利用者であると判断した場合、つまり顔認証が成功した場合、セキュリティサーバ100は、通常利用者DB及び来訪者DBのうち登録されているDBから利用者に紐付けられているデフォルト行先階の情報を読み出す。そして、セキュリティサーバ100は、通常利用者DBから読み出したデフォルト行先階の情報と、登録装置DBから読み出した設置階(出発階)、ロケーションの情報などを含む呼び情報信号を生成し、当該呼び情報信号を群管理制御装置10に送信する。なお、呼び情報信号における「出発階」は、前述したように登録装置の「設置階」と等しい。
群管理制御装置10は、セキュリティサーバ100から呼び情報信号を受信すると、呼び情報信号が示す出発階、行先階をいずれかのエレベータに割り当てて、割り当てたエレベータ(割当号機)の情報を含む割当結果案内指令を、呼び情報信号が示す出発階及びロケーションのゲート表示器70に送信する。ゲート表示器70は、群管理制御装置10から割当結果案内指令を受信すると、割当結果案内画面を表示する。これにより、利用者は、自己に割り当てられたエレベータ(割当号機)を知ることができる。
2-4.行先階登録装置を利用しようとする利用者に対する処理
2-4-1.顔認証処理
行先階登録装置30を利用しようとする利用者に対する顔認証について説明する。ここでの利用者とは、通常利用者と、来訪者とのいずれでもよい。セキュリティサーバ100は、行先階登録装置30を利用しようとする利用者に対して、顔認証用カメラ36から出力される画像データが示す撮像画像に基づいて、利用者に対する顔認証処理を行う。この顔認証処理としては、セキュリティゲート20に併設されている顔認証用カメラ25から出力される画像データが示す撮像画像に対するものと同様の処理が行われる。
2-4-2.エレベータ割当処理
セキュリティサーバ100は、顔認証処理において、行先階登録装置30に併設された顔認証用カメラ36の撮像画像から顔を検出した場合、当該行先階登録装置30の登録装置IDに基づいて、当該行先階登録装置30の設置階、ロケーションの情報を、登録装置DBから読み出す。
セキュリティサーバ100は、顔認証処理において、当該利用者が通常利用者DB及び来訪者DBのいずれにも登録されていない利用者であると判断した場合、つまり顔認証が不成功であった場合、登録装置DBから読み出した設置階(出発階)、ロケーションの情報などを含む認証NG信号を生成し、当該認証NG信号を群管理制御装置10に送信する。群管理制御装置10は、セキュリティサーバ100から認証NG信号を受信すると、認証NG信号が示す出発階及びロケーションの行先階登録装置30に認証NG案内指令を送信する。行先階登録装置30は、群管理制御装置10から認証NG案内指令を受信すると、認証NG案内画面を表示する。これにより、利用者に、顔認証が不成功であったことを認識させることができる。
セキュリティサーバ100は、行先階登録装置30を利用しようとする利用者に対する顔認証処理において、当該利用者が通常利用者DBまたは来訪者DBに登録されている利用者であると判断した場合、つまり顔認証が成功した場合、通常利用者DB及び来訪者DBのうち登録されているDBから利用者に紐付けられている許可階の情報を読み出す。そして、セキュリティサーバ100は、通常利用者DBまたは来訪者DBから読み出した許可階の情報と、登録装置DBから読み出した設置階(出発階)、ロケーションの情報などを含む呼び情報信号を生成し、当該呼び情報信号を群管理制御装置10に送信する。なお、呼び情報信号における「出発階」は、前述したように登録装置の「設置階」と等しい。
群管理制御装置10は、セキュリティサーバ100から呼び情報信号を受信すると、呼び情報信号に基づいて、許可階の情報を含む操作画面表示指令を生成し、生成した操作画面表示指令を呼び情報信号が示す出発階及びロケーションの行先階登録装置30に送信する。行先階登録装置30は、操作画面表示指令を受信すると、許可階の情報が示す許可階の行先階ボタンを表示部34に表示し、利用者による行先階の指定操作を受け付ける。行先階の指定操作があると、行先階登録装置30は、指定された行先階にいずれかの号機を割り当てることを要求する割当依頼信号を群管理制御装置10に送信する。群管理制御装置10は、割当依頼信号を受信すると、割当依頼信号が示す出発階、行先階をいずれかのエレベータに割り当てて、割り当てたエレベータ(割当号機)の情報を含む割当結果案内指令を、呼び情報信号が示す出発階及びロケーションの行先階登録装置30(割当依頼信号の送信元の行先階登録装置30)に送信する。行先階登録装置30は、群管理制御装置10から割当結果案内指令を受信すると、表示部34に、割当号機を表示した割当結果案内画面を表示する。
2-3.エレベータシステムの具体的動作
エレベータシステムの具体的動作について、フローチャートを参照してより詳しく説明する。
図14は、セキュリティサーバ100の動作(セキュリティゲート用)を説明したフローチャートである。本フローチャートの処理は、セキュリティゲート20毎に並行して実行される。
セキュリティサーバ100の制御部101は、処理対象のセキュリティゲート20に対応する顔認証用カメラ25から出力される画像データが示す撮像画像に顔が含まれているか否かを判断する(S11)。このステップの処理は、所定フレームレートで出力される撮像画像の各々に対して実行してもよいし、例えば数フレーム毎に1フレームだけというように間欠的に実行してもよい。
撮像画像に顔が含まれていない場合(S11でNO)、つまり顔が検出されない場合、セキュリティサーバ100の制御部101は、ステップS11の判断を再度実行する。
撮像画像に顔が含まれている場合(S11でYES)、つまり顔が検出された場合、セキュリティサーバ100の制御部101は、処理対象のセキュリティゲート20の登録装置IDに基づいて、利用者が通過しようとするセキュリティゲート20の設置階及びロケーションを特定する(S12)。これは、利用者の出発階及びロケーションを特定することでもある。
セキュリティサーバ100の制御部101は、上述した顔認証処理を行うことにより、検出した顔の顔データ(顔特徴点データ)に対して所定一致率以上の一致率を有する顔データ(顔特徴点データ)が通常利用者DBまたは来訪者DBに登録されているかを判断する(S13)。
検出した顔の顔データに対して所定一致率以上の一致率を有する顔データが通常利用者DB及び来訪者DBのいずれにも登録されていない場合(S13でNO)、セキュリティサーバ100の制御部101は、処理対象のセキュリティゲート20にゲート閉鎖信号を送信する(S15)。ゲート閉鎖信号は、顔認証が不成功であったことを示す信号である。これに伴い、セキュリティゲート20の制御部21は、ゲートフラッパ28を閉状態で維持するように制御する。これにより、顔データが通常利用者DB及び来訪者DBのいずれにも登録されていない利用者は、セキュリティゲート20の通過が阻止される。
セキュリティサーバ100の制御部101は、認証NG信号を群管理制御装置10に送信する(S16)。認証NG信号は、顔認証が不成功であったことを示す信号である。
検出した顔の顔データに対して所定一致率以上の一致率を有する顔データが通常利用者DBまたは来訪者DBに登録されている場合(S13でYES)、セキュリティサーバ100の制御部101は、セキュリティゲート20にゲート開放信号を送信する(S14)。ゲート開放信号は、顔認証が成功であったことを示す信号である。これに伴い、セキュリティゲート20の制御部21は、ゲートフラッパ28を開状態に制御する。
セキュリティサーバ100の制御部101は、所定一致率以上の顔データに紐付けられたデフォルト行先階及び許可階を通常利用者DBまたは来訪者DBから取得する(S17)。
セキュリティサーバ100の制御部101は、出発階、デフォルト行先階、許可階、ロケーションの情報を含む呼び情報信号を生成して群管理制御装置10に送信する(S18)。
なお、セキュリティサーバ100の動作(行先階登録装置30用)については、顔認証用カメラ36から出力される画像データが示す撮像画像に基づいて、セキュリティゲート20用の図14のフローチャートと概ね同じ動作が行われる。具体的には、ステップS14、S15の処理については省略される点が異なる。
図15は、群管理制御装置10の動作を説明したフローチャートである。本フローチャートの処理は、群管理制御装置10がセキュリティサーバ100から呼び関連信号を受信したときに実行される。呼び関連信号には、前述した認証NG信号、呼び情報信号などの信号が含まれる。また、呼び関連信号が受信される都度、図15のフローチャートの処理が個別に新たに起動されて実行される。
群管理制御装置10は、セキュリティサーバ100から呼び情報信号を受信すると、受信した信号が認証NG信号か否かを判断する(S21)。
受信した信号が認証NG信号である場合(S21でYES)、群管理制御装置10は、認証NG信号が示す出発階及びロケーションのゲート表示器70または行先階登録装置30に、認証NG案内指令を送信する(S22)。
受信した信号が認証NG信号でない場合(S21でNO)、群管理制御装置10は、受信した信号が呼び情報信号か否かを判断する(S23)。
受信した信号が呼び情報信号である場合(S23でYES)、群管理制御装置10は、呼び情報信号等に基づいて割当処理を実行する(S24)。この処理について、図16を利用して説明する。
受信した信号が呼び情報信号でない場合(S23でNO)、群管理制御装置10は、図15のフローチャートの処理を終了する。
図16は、群管理制御装置10による出発階、行先階の設定処理を説明したフローチャートである。
群管理制御装置10は、呼び情報信号が示す出発階及びロケーションがセキュリティゲート20のものであるか否かを判断する(S201)。
呼び情報信号が示す出発階及びロケーションがセキュリティゲート20のものである場合(S201でYES)、群管理制御装置10は、呼び情報信号が示す出発階及びデフォルト行先階を利用者の出発階及び行先階として設定する(S202)。
群管理制御装置10は、設定された出発階、行先階を、複数台のエレベータのうちのいずれかに割り当てる(S207)。
群管理制御装置10は、呼び情報信号が示す出発階及びロケーションのゲート表示器70または行先階登録装置30に、割当結果案内指令を送信して(S208)、図16のフローチャートに基づく割当処理を終了する。これにより、図15のフローチャートのステップS24の処理も終了する。
ステップS201において、呼び情報信号が示す出発階及びロケーションがセキュリティゲート20のものでない場合(S201でNO)、つまり行先階登録装置30のものである場合、群管理制御装置10は、呼び情報信号が示す出発階及びロケーションの行先階登録装置30に操作画面表示指令を送信する(S203)。操作画面表示指令は、呼び情報信号が示す許可階の情報を含む。
群管理制御装置10は、行先階登録装置30から割当依頼信号を受信したか否かを判断する(S204)。
行先階登録装置30から割当依頼信号を受信した場合(S204でYES)、群管理制御装置10は、呼び情報信号が示す出発階及び割当依頼信号が示す行先階を、利用者の出発階及び行先階として設定し(S206)、ステップS207以後の処理を実行する。
行先階登録装置30から割当依頼信号を受信していない場合(S204でNO)、群管理制御装置10は、操作画面表示指令を送信してから所定時間が経過したか否かを判断する(S205)。
操作画面表示指令を送信してから所定時間が経過していない場合(S205でNO)、群管理制御装置10は、ステップS204の判断を再度実行する。
操作画面表示指令を送信してから所定時間が経過した場合(S205でYES)、群管理制御装置10は、図16のフローチャートに基づく割当処理を終了する。これにより、図15のフローチャートのステップS24の処理も終了する。
図17は、ゲート表示器70の動作を説明したフローチャートである。図18は、ゲート表示器70における表示例を示した図である。図17のフローチャートに基づく処理は、ゲート表示器70毎に実行される。
ゲート表示器70は、デフォルト画面を表示する(S31)。図18(a)は、デフォルト画面の一例を示す図である。図18(a)のデフォルトでは、「顔認証ゲートです」という案内を表示させた例を示す。
ゲート表示器70は、群管理制御装置10から認証NG案内指令を受信したか否かを判断する(S32)。
群管理制御装置10から認証NG案内指令を受信した場合(S32でYES)、ゲート表示器70は、認証NG案内画面を所定時間表示する(S33)。所定時間は、認証NG案内画面などの案内画面を利用者に適切に視認させるための時間であり、例えば5秒である。図18(b)は、認証NG案内画面の一例を示す図である。図18(b)の認証NG案内画面では、「顔認証NGです」という案内を表示させた例を示す。
群管理制御装置10から認証NG案内指令を受信していない場合(S32でNO)、ゲート表示器70は、群管理制御装置10から割当結果案内指令を受信したか否かを判断する(S34)。ゲート表示器70は、群管理制御装置10から割当結果案内指令を受信していない場合(S34でNO)、ステップS31以後の処理を実行する。
群管理制御装置10から割当結果案内指令を受信した場合(S34でYES)、ゲート表示器70は、割当結果案内画面を所定時間表示する(S35)。所定時間は、上述の通りである。図18(c)は、割当結果案内画面の一例を示す図である。図18(c)の割当結果案内画面では、「4F 1号機」という案内を表示させた例を示す。
図19は、行先階登録装置30の動作を説明したフローチャートである。図20は、行先階登録装置30の行先階登録処理を説明したフローチャートである。図21は、行先階登録装置30における表示例を示した図である。図19のフローチャートに基づく処理は、行先階登録装置30毎に実行される。
行先階登録装置30は、デフォルト画面を表示部34に表示する(S41)。図21(a)は、デフォルト画面の一例を示す図である。図21(a)のデフォルトでは、「顔認証行先階登録装置です」という案内を表示させた例を示す。
行先階登録装置30は、群管理制御装置10から認証NG案内指令を受信したか否かを判断する(S42)。
群管理制御装置10から認証NG案内指令を受信した場合(S42でYES)、行先階登録装置30は、認証NG案内画面を表示部34に所定時間表示(S43)後、ステップS41の処理に戻る。所定時間は、ゲート表示器70の場合同様、認証NG案内画面などの案内画面を利用者に適切に視認させるための時間であり、例えば5秒である。図21(b)は、認証NG案内画面の一例を示す図である。図21(b)の認証NG案内画面では、「顔認証NGです」という案内を表示させた例を示す。
群管理制御装置10から認証NG案内指令を受信していない場合(S42でNO)、行先階登録装置30は、群管理制御装置10から操作画面表示指令を受信したか否かを判断する(S44)。
群管理制御装置10から操作画面表示指令を受信していない場合(S44でNO)、行先階登録装置30は、ステップS41の処理に戻る。
群管理制御装置10から操作画面表示指令を受信した場合(S44でYES)、行先階登録装置30は、群管理制御装置10に対する行先階の登録処理を行う(S45)。この処理について、図20のフローチャートを利用して説明する。
まず、行先階登録装置30は、登録操作画面を表示部34に表示する(S211)。図21(d)は、登録操作画面の一例を示す図である。図21(d)の登録操作画面では、「行先階を登録してください」という案内とともに、9階、10階、11階の行先階ボタンが表示されている例を示す。ここでの9階、10階、11階とは、通常利用者DBで通常利用者に紐付けられて登録されている許可階であり、一例として、通常利用者DBで利用者ID“10004”に紐付けられている許可階が表示された場合を示す。なお、許可階とは、通常利用者の利用が許可されている階床であり、顔認証が成功した利用者に応じて異なる階床となる。
行先階登録装置30は、行先階登録装置30でいずれかの行先階ボタンが押されたか否かを判断する(S212)。
行先階登録装置30でいずれかの行先階ボタンが押された場合(S212でYES)、行先階登録装置30は、呼び情報信号が示す出発階及び行先階ボタンで指定された行先階を利用者の出発階及び行先階として設定する(S214)。
行先階登録装置30は、群管理制御装置10に割当依頼信号を送信し(S215)、図19のフローチャートによる処理に戻り、ステップS46を実行する。ステップS46以後の処理については後述する。
ステップS212において、行先階登録装置30でいずれの行先階ボタンも押されていない場合(S212でNO)、行先階登録装置30は、登録操作画面を表示してから所定表示時間が経過したか否かを判断する(S213)。所定表示時間は、利用者が行先階登録装置30の利用をやめて立ち去ったことを判断するための時間であり、例えば10秒である。
登録操作画面を表示してから所定表示時間が経過していない場合(S213でNO)、行先階登録装置30は、ステップS212の判断を再度実行する。
登録操作画面を表示してから所定表示時間が経過した場合(S213でYES)、行先階登録装置30は、図20のフローチャートによる行先階登録処理を終了して、図19のフローチャートによる処理に戻り、ステップS46を実行する。
図19のフローチャートのステップS46において、行先階登録装置30は、群管理制御装置10から割当結果案内指令を受信したか否かを判断する(S46)。
群管理制御装置10から割当結果案内指令を受信していない場合(S46でNO)、行先階登録装置30は、ステップS41からの処理を再度実行する。
群管理制御装置10から割当結果案内指令を受信した場合(S46でYES)、行先階登録装置30は、割当結果案内画面を所定時間表示する(S47)。所定時間は、上述の通りである。図21(c)は、割当結果案内画面の一例を示す図である。図21(c)の割当結果案内画面では、「9F 1号機」という案内を表示させた例を示す。
図22は、来訪者管理票発行装置300の動作を説明したフローチャートである。図23は、来訪者管理票発行装置300における表示例を示した図である。
来訪者管理票発行装置300の制御部311は、表示部314にデータ入力画面を表示させる(S51)。図23(a)はデータ入力画面の一例を示す図である。図23(a)のデータ入力画面には、デフォルト行先階の入力欄と、許可階の入力欄と、訪問先IDの入力欄と、QRコード生成/印刷ボタンとが表示される。各入力欄では、数字や文字を直接入力可能な形式としてもよいし、各入力欄をクリックすることにより階床リストや訪問先IDのプルダウンリストが表示され、その中から対象の項目を選択可能な形式としてもよい。
来訪者管理票発行装置300の制御部311は、QRコード生成/印刷操作があったか否かを判断する(S52)。
QRコード生成/印刷操作がない場合(S52でNO)、ステップS51の処理を再度実行する。
QRコード生成/印刷操作があった場合(S52でYES)、来訪者管理票発行装置300の制御部311は、デフォルト行先階、許可階、訪問先IDの全てが入力されたか否かを判断する(S53)。
デフォルト行先階、許可階、訪問先IDのうちの少なくとも1つが入力されていない場合(S53でNO)、来訪者管理票発行装置300の制御部311は、表示部314に再入力案内画面を表示(S54)後、ステップS51の処理を再度実行する。図23(b)は再入力案内画面の一例を示す図である。図23(b)の再入力案内画面では、「デフォルト行先階、許可階、訪問先IDの全てを入力してください」というメッセージを表示させた例を示す。
デフォルト行先階、許可階、訪問先IDの全てが入力された場合(S53でYES)、来訪者管理票発行装置300の制御部311は、来訪者IDを生成する(S55)。
来訪者管理票発行装置300の制御部311は、来訪者ID、デフォルト行先階及び許可階の情報を含む来訪者データをセキュリティサーバ100に送信する(S56)。
来訪者管理票発行装置300の制御部311は、来訪者ID、デフォルト行先階及び許可階のデータを格納するQRコードを生成及び印刷する(S57)。なお、QRコードには、来訪者IDのみを格納するだけでも、以後の処理を実行可能であるため、来訪者IDのみを格納するだけでもよい。
来訪者管理票発行装置300の制御部311は、表示部314に完了案内画面を表示させる(S58)。図23(c)は完了案内画面の一例を示す図である。図23(c)の完了案内画面では、「QRコードを生成し、印刷しました」というメッセージと、生成されたQRコードXを表示させた例を示す。
図24は、顔認証用データ登録装置400の動作を説明したフローチャートである。図25は、顔認証用データ登録装置400における表示例を示した図である。
顔認証用データ登録装置400の制御部411は、表示部にデフォルト画面を表示させる(S61)。図25(a)は、デフォルト画面の一例を示す図である。図25(a)のデフォルト画面では、「QRコードリーダにQRコードをかざしてください」という案内を表示させた例を示す。
顔認証用データ登録装置400の制御部411は、QRコードリーダ416でQRコードが読み取られたか否かを判断する(S62)。
QRコードリーダ416でQRコードが読み取られていない場合(S62でNO)、顔認証用データ登録装置400の制御部411は、ステップS61の処理に戻る。
QRコードリーダ416でQRコードが読み取られた場合(S62でYES)、顔認証用データ登録装置400の制御部411は、QRコードから来訪者ID、デフォルト行先階及び許可階のデータを取得する(S63)。
顔認証用データ登録装置400の制御部411は、表示部に顔データ取得案内画面を表示させる。図25(b)は、顔データ取得案内画面の一例を示す図である。図25(b)の顔データ取得案内画面では、「来訪者ID、行先階の読み取りが完了しました。次に顔データを読み取ります」という案内を表示させた例を示す。
顔認証用データ登録装置400の制御部411は、顔登録用カメラ415で来訪者の顔を撮像し、撮像画像に基づいて、顔データ(特徴点データ)を生成する(S65)。
顔認証用データ登録装置400の制御部411は、来訪者ID、デフォルト行先階、許可階及び顔データを含む登録依頼信号をセキュリティサーバ100に送信する(S66)。なお、このステップ66が実行される時点では、来訪者DBにおいて当該来訪者IDに紐付けて、既にデフォルト行先階及び許可階が登録されているので、登録依頼信号には、来訪者IDと顔データが含まれるだけでもよい。
顔認証用データ登録装置400の制御部411は、セキュリティサーバ100から登録完了信号を受信したか否かを判断する(S67)。
セキュリティサーバ100から登録完了信号を受信した場合(S67でYES)、顔認証用データ登録装置400の制御部411は、表示部に顔データ取得完了画面を所定時間表示させる(S68)。所定時間は、顔データ取得完了画面の内容を訪問者に十分認識させることが可能な程度の時間であり、例えば2秒である。図25(c)は、顔データ取得完了画面の一例を示す図である。図25(c)の顔データ取得完了画面では、「顔データ取得完了」というメッセージとともに、顔登録用カメラ415で撮像中の来訪者の映像を表示させた例を示す。
顔認証用データ登録装置400の制御部411は、表示部にゲート通過案内画面を表示させ(S69)、ステップS61の処理に戻る。所定時間は、ゲート通過案内画面の内容を訪問者に十分認識させることが可能な程度の時間であり、例えば2秒である。図25(d)は、顔データ取得完了画面の一例を示す図である。図25(d)の顔データ取得完了画面では、「セキュリティゲートを通過してください」というメッセージを表示させた例を示す。
ステップS67において、セキュリティサーバ100から登録完了信号を受信していない場合(S67でNO)、顔認証用データ登録装置400の制御部411は、セキュリティサーバ100からエラー信号を受信したか否かを判断する(S70)。
セキュリティサーバ100からエラー信号を受信していない場合(S70でNO)、顔認証用データ登録装置400の制御部411は、ステップS67の処理に戻る。
セキュリティサーバ100からエラー信号を受信した場合(S70でYES)、顔認証用データ登録装置400の制御部411は、表示部にエラー画面を所定時間表示させ(S71)、ステップS61の処理に戻る。所定時間は、エラー画面の内容を訪問者に十分認識させることが可能な程度の時間であり、例えば2秒である。図25(e)は、エラー画面の一例を示す図である。
図26は、セキュリティサーバ100の顔認証用データの登録処理を説明したフローチャートである。
セキュリティサーバ100の制御部101は、来訪者管理票発行装置300から来訪者データを受信したか否かを判断する(S81)。
来訪者管理票発行装置300から来訪者データを受信した場合(S81でYES)、セキュリティサーバ100の制御部101は、来訪者DBに、来訪者ID、デフォルト行先階、許可階のデータ及び訪問先IDを登録する(S82)。
来訪者管理票発行装置300から来訪者データを受信していない場合(S81でNO)、セキュリティサーバ100の制御部101は、顔認証用データ登録装置400から登録依頼信号を受信したか否かを判断する(S83)。
顔認証用データ登録装置400から登録依頼信号を受信していない場合(S83でNO)、セキュリティサーバ100の制御部101は、ステップS81の処理に戻る。
顔認証用データ登録装置400から登録依頼信号を受信した場合(S83でYES)、セキュリティサーバ100の制御部101は、登録依頼信号に含まれる来訪者IDが来訪者DBに登録されているか否かを判断する(S84)。
登録依頼信号に含まれる来訪者IDが来訪者DBに登録されている場合(S84でYES)、セキュリティサーバ100の制御部101は、来訪者DBに、受信した登録依頼信号に含まれる来訪者IDに紐付けて顔データを登録する(S85)。
セキュリティサーバ100の制御部101は、顔認証用データ登録装置400に登録完了信号を送信する(S86)。
セキュリティサーバ100の制御部101は、来訪者IDに紐付けられた訪問先IDに基づいて、入居者データベースから訪問先のメールアドレスを取得する(S87)。入居者データベースは、セキュリティサーバ100の記憶部102に記憶されている。入居者データベースでは、訪問先IDとして利用される入居者IDに紐付けてメールアドレスを記録している。
セキュリティサーバ100の制御部101は、来訪者が到着したことを伝えるメッセージを、訪問先のメールアドレス宛に送信し(S88)、ステップS81の処理に戻る。
ステップS84において、登録依頼信号に含まれる来訪者IDが来訪者DBに登録されていない場合(S84でNO)、セキュリティサーバ100の制御部101は、顔認証用データ登録装置400にエラー信号を送信し(S89)、ステップS81の処理に戻る。
3.本実施の形態の作用
本実施の形態の顔管理システムによれば、ビルの入居者を訪問する来訪者についてもビルの顔認証式のセキュリティゲート20を通過させることができ、かつ来訪者がセキュリティゲート20を通過した際に来訪者の行先階をエレベータシステムへ自動で登録することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、来訪者管理票発行装置300が、ビルの受付に配置される形態を例示した。しかし、実施の形態1における来訪者管理票発行装置300は、ビル入居者のもとに配置されてもよい。この場合、ビル入居者が有する一般的なコンピュータに、実施の形態1における来訪者管理票発行装置300の機能を実現させるプログラム及びデータをインストールすることにより、実施の形態1における来訪者管理票発行装置300と同等の機能を実現することができる。生成されたQRコードのデータは、実施の形態1同様に紙などに印刷された上で来訪者に郵送や現地で提供されてもよいし、QRコードの画像データを添付して来訪者の携帯端末などのeメールアドレスあてにeメールで送信されてもよい。携帯端末にeメールでQRコードの画像データを受領した来訪者は、携帯端末の表示部にQRコードを表示させ、表示されたQRコードを顔認証用データ登録装置400のQRコードリーダ416にかざすことで、顔認証用データの登録を行うことができる。本実施の形態によれば、来訪者がビルの受付でQRコードを発行してもらう手続きが必要なくなる。
(実施の形態3)
実施の形態1では、顔認証用データ登録装置400のQRコードリーダ416でQRコードを読み取らせることにより、来訪者の顔を撮影し、顔データを生成する処理を行うように構成した。本実施の形態では、顔認証用データ登録装置400で来訪者IDを入力することにより、来訪者の顔を撮影し、顔データを生成する。なお、本実施の形態では、顔認証用データ登録装置400は、図12のQRコードリーダ416に代えて、来訪者による来訪者IDの入力操作を受け付ける操作部417を備える。
図27は、実施の形態3における来訪者管理票発行装置300の動作を説明したフローチャートである。図28は、実施の形態3における来訪者管理票発行装置300における表示例を示した図である。
図27のフローチャートでは、実施の形態1の図22のフローチャートのステップS52、S57に代えて、ステップS352、S357が設けられている。
来訪者管理票発行装置300の制御部311は、表示部にデータ入力画面を表示させる(S51)。図28(a)はデータ入力画面の一例を示す図である。図28(a)のデータ入力画面には、デフォルト行先階の入力欄と、許可階の入力欄と、訪問先IDの入力欄と、来訪者ID生成/印刷ボタンとが表示される。
来訪者管理票発行装置300の制御部311は、来訪者ID生成/印刷操作があったか否かを判断する(S352)。
来訪者ID生成/印刷操作がない場合(S352でNO)、ステップS51の処理を再度実行する。
来訪者ID生成/印刷操作があった場合(S352でYES)、来訪者管理票発行装置300の制御部311は、ステップS53の処理を実施の形態1同様に実行する。
ステップS357において、来訪者管理票発行装置300の制御部311は、来訪者IDを印刷部316に印刷させる(S357)。
来訪者管理票発行装置300の制御部311は、表示部314に完了案内画面を表示させる(S58)。図28(b)は完了案内画面の一例を示す図である。図28(b)の完了案内画面では、「来訪者IDを生成し、印刷しました。来訪者ID:20001」というメッセージを表示させた例を示す。
図29は、実施の形態3における顔認証用データ登録装置400の動作を説明したフローチャートである。図30は、実施の形態3における顔認証用データ登録装置400における表示例を示した図である。
図29のフローチャートでは、実施の形態1の図24のフローチャートのステップS61、S62、S63に代えて、ステップS361、S362が設けられている。また、図24のフローチャートのステップS66に代えて、ステップS366が設けられている。
ステップS361において、顔認証用データ登録装置400の制御部411は、表示部に来訪者ID入力画面を表示させる(S361)。図30(a)は、来訪者ID入力画面の一例を示す図である。図30(a)の来訪者ID入力画面では、「来訪者IDを入力してください」というメッセージと、来訪者IDの入力枠とを表示させた例を示す。
ステップS362において、顔認証用データ登録装置400の制御部411は、来訪者IDが入力されたか否かを判断する(S362)。
来訪者IDが入力されていない場合(S362でNO)、顔認証用データ登録装置400の制御部411は、ステップS362の処理を再度実行する。
来訪者IDが入力された場合(S362でYES)、顔認証用データ登録装置400の制御部411は、表示部に顔データ取得案内画面を表示させる(S64)。図30(b)は、顔データ取得案内画面の一例を示す図である。図30(b)の顔データ取得案内画面では、「来訪者IDの入力が完了しました。次に顔データを読み取ります」というメッセージを表示させた例を示す。
ステップS366において、顔認証用データ登録装置400の制御部411は、ステップS361で入力された来訪者ID及び顔データを含む登録依頼信号をセキュリティサーバ100に送信し(S366)、ステップS67以後の処理を実施の形態1同様に実行する。
なお、本実施の形態では、来訪者管理票発行装置300において来訪者IDのみを発行するようにしたが、来訪者IDとともにパスワードを発行するようにしてもよい。この場合、上記の説明における「来訪者ID」を「来訪者ID及びパスワード」と読み替えればよい。このように構成することにより、来訪者管理におけるセキュリティを向上させることができる。
(実施の形態4)
実施の形態3では、来訪者管理票発行装置300が、ビルの受付に配置される形態を例示した。しかし、来訪者管理票発行装置300は、訪問先などに配置されてもよい。この場合、ビル入居者が有する一般的なコンピュータに、実施の形態3における来訪者管理票発行装置300の機能を実現させるプログラム及びデータをインストールすることにより、実施の形態3における来訪者管理票発行装置300と同等の機能を実現することができる。生成された利用者IDのデータは、実施の形態3同様に紙などに印刷された上で来訪者に郵送や現地で提供されてもよいし、利用者IDを来訪者の携帯端末などのeメールアドレスあてにeメールで送信されてもよい。携帯端末にeメールで利用者IDを受領した来訪者は、携帯端末の表示部に利用者IDを表示させ、表示された利用者IDを参照しながら顔認証用データ登録装置400の操作部417で入力することで、顔認証用データの登録を行うことができる。本実施の形態によれば、来訪者がビルの受付で利用者IDを発行してもらう手続きが必要なくなる。
(実施の形態5)
実施の形態1~4では、図26のステップS88において、セキュリティサーバ100の制御部101は、来訪者が到着したことを伝えるメッセージを、訪問先のメールアドレス宛に送信する。本実施の形態では、上記ステップS88においてさらに、来訪者の顔写真データを添付して、来訪者が到着したことを伝えるメッセージを訪問先のメールアドレス宛に送信する。この場合、セキュリティサーバ100の来訪者DBにおいて、来訪者IDに紐付けて、さらに顔写真データの項目を設けておく。顔認証用データ登録装置400の制御部411は、顔登録用カメラ415で撮像された撮像画像に基づいて来訪者の顔写真データを生成し、生成した顔写真データを、セキュリティサーバ100の来訪者DBの来訪者IDに紐付けて登録させる。セキュリティサーバ100の制御部101は、顔データが来訪者データベースに登録されたときに、訪問先IDに予め紐付けられた連絡先に、訪問先IDに予め紐付けられた顔写真データを添付して、来訪者が到着したことを伝えるメッセージを送信する。本実施の形態によれば、訪問先の入居者が来訪者の顔を事前に確認することができる。これにより、例えば、初対面の場合でも、訪問先の入居者が顔データを参照することで来訪者を認識することができる。
(その他の実施の形態)
前記実施の形態では、セキュリティサーバ100が、顔認証用カメラ25または顔認証用カメラ36から出力される画像データが示す撮像画像に対して顔検出処理、及び顔特徴点検出処理を行う例を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、顔認証用カメラ25のコントローラまたは顔認証用カメラ36のコントローラが撮像画像に対して顔検出処理及び顔特徴点検出処理を行ってもよい。この場合、顔認証用カメラ25または顔認証用カメラ36は、撮像画像の画像データに代えて顔特徴点データ(顔データ)をセキュリティサーバ100に出力する。また、セキュリティサーバ100は、受信した顔データ(顔特徴点データ)に基づいて、顔認証処理を行う。
前記実施の形態では、本発明における顔データとして顔特徴点データを例示したが、顔データはこれに限定されない。顔データは、撮像画像から検出された顔の画像データであってもよい。
前記各実施の形態では、本発明におけるセキュリティゲートとして、ゲートフラッパ28を備えたセキュリティゲート20を例示したが、セキュリティゲートはこれに限定されない。本発明において、セキュリティゲートは、ゲートフラッパを備えていなくてもよい。この場合、前記実施の形態で説明したゲートフラッパの開閉に関連する制御は省略すればよい。
前記各実施の形態では、本発明をセキュリティゲート20と行先階登録装置30との両方に適用した場合を例示した。しかし、本発明は、セキュリティゲート20と行先階登録装置30とのいずれか一方にのみ適用されてもよい。
前記各実施の形態では、セキュリティゲート20と行先階登録装置30との両方が設けられている場合を例示した。しかし、本発明は、行先階登録装置30のみが設けられている場合にも適用できる。この場合、前記各実施の形態で説明したセキュリティゲート20に関連する制御については省略すればよい。
前記実施の形態では、本発明における所定媒体としてQRコードを例示したが、所定媒体はこれに限定されない。所定媒体は、公知の種々の二次元バーコードや、一般的な一次元バーコードや、カラーバーコードなど、光学的に読み取り可能な他の光学可読コードであってもよい。
前記各実施の形態では、各装置の制御部は、CPU、MPU等を利用して構成され、記憶部から読み出したプログラムに基づいて種々のデータ等を利用して演算処理を行うことにより、各種の機能を実現する。つまり、各制御部は、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。しかし、各制御部は、例えば、ハードウェア(電子回路)のみ、FPGA、ASIC等を利用して構成されてもよい。
前記各実施の形態では、ネットワークはEthernetであり、各装置の入出力インタフェースはLANアダプタ等を利用して構成されている。しかし、これは一例であり、ネットワークは、例えばIEEE規格に準拠した無線LANで構成され、入出力インタフェースは無線LANアダプタ等で構成されてもよい。
前記実施の形態では、図24のステップS65で来訪者の顔を撮影して、顔データを生成後、顔データとともに、来訪者ID、デフォルト行先階、許可階のデータをセキュリティサーバ100に送信するが(S66)、ステップS63で来訪者ID、デフォルト行先階及び許可階のデータが取得された直後に、来訪者ID、デフォルト行先階、許可階のデータをセキュリティサーバ100に送信し、セキュリティサーバ100により、受信した来訪者IDが来訪者DBに登録されているか否かの判断を行ってもよい。来訪者IDが来訪者DBに登録されている場合、セキュリティサーバ100は、顔を撮影することを指示する信号を顔認証用データ登録装置400に送信する。本信号を受信した顔認証用データ登録装置400は、ステップS64以後の処理を実行する。なお、ステップS67でNOの場合、ステップS67を再度実行する。これに対し、受信した来訪者IDが来訪者DBに登録されていない場合、セキュリティサーバ100は、エラー信号を顔認証用データ登録装置400に送信する。エラー信号を受信した顔認証用データ登録装置400は、ステップS71の処理を実行する。
前記各実施の形態におけるセキュリティサーバ100、群管理制御装置10、エレベータ制御装置40は、エレベータ60が配置されるビルに設置されることは必須ではない。例えば、これらの装置のうち任意の装置について、その装置の有する機能をクラウドサーバにより実行してもよい。この場合、エレベータ60が配置されるビルに設置されるセキュリティゲート20、行先階登録装置30、ゲート表示器70、来訪者管理票発行装置300、顔認証用データ登録装置400などの装置と、クラウドサーバとの間の各種信号や情報の授受は、適宜な通信方式を用いた通信により行えばよい。
前記各実施の形態において、本発明の複数の態様を説明した。しかし、本発明の具体的態様は、上述した実施の形態に限られず、これらを組み合わせたものとすることもできる。
(実施の形態についてのまとめ及び効果等)
(1)実施の形態の顔認証システムは、
ビル入居者を訪問する来訪者の行先階についてビル管理者(例えばビル受付)またはビル入居者による入力を受け付けて、来訪者を識別するための来訪者識別情報(例えば来訪者ID)を生成し、かつ来訪者識別情報に紐付けて行先階(例えばデフォルト行先階及び許可階)を来訪者データベースに登録するとともに、来訪者識別情報を格納する所定媒体(例えばQRコード)を生成する登録受付部(例えば来訪者管理票発行装置300)と、
来訪者により提示された所定媒体から来訪者識別情報を取得する来訪者識別情報取得部(例えばQRコードリーダ416)と、
所定媒体を提示中の来訪者を撮像する第1撮像部(例えば顔認証用カメラ25または顔認証用カメラ36)と、
第1撮像部で撮像された撮像画像に基づいて来訪者の顔データ(例えば顔特徴点データ)を生成する第1顔データ生成部(例えばセキュリティサーバ100の制御部101)と、
第1顔データ生成部で生成された顔データを、来訪者データベースの来訪者識別情報に紐付けて登録する顔データ登録部(例えばセキュリティサーバ100の制御部101)と、
エレベータ乗場またはその近傍に配置されたエレベータ利用のための所定装置(例えば行先階登録装置30またはセキュリティゲート20)を利用しようとする来訪者を撮像する第2撮像部(例えば顔登録用カメラ415)と、
第2撮像部で撮像された撮像画像に基づいて来訪者の顔データ(例えば顔特徴点データ)を生成する第2顔データ生成部(例えば顔認証用データ登録装置400の制御部411)と、
第2顔データ生成部で生成された顔データに対して所定一致率以上の一致率を有する顔データが来訪者データベースに登録されているか否かを判断する顔認証部(例えばセキュリティサーバ100の制御部101)と、
来訪者データベースに登録されていると顔認証部により判断された場合に、来訪者データベースで所定一致率以上の一致率を有する顔データに紐付けられた行先階のデータをエレベータシステムに送信する行先階データ送信部(例えばセキュリティサーバ100の制御部101)と、を備える。
この構成により、ビルの入居者を訪問する来訪者についてもビルでの顔認証を可能とし、かつ顔認証結果に基づいて来訪者の行先階をエレベータシステムへ自動で登録することができる。
(2)実施の形態の顔認証システムにおいて、
所定媒体は、来訪者識別情報を格納する光学可読コード(例えばQRコード)である。
この構成により、光学可読コード(例えばQRコード)を利用して上記の効果を得ることができる。
(3)実施の形態の顔認証システムは、
ビル入居者を訪問する来訪者の行先階についてビル管理者(例えばビル受付)またはビル入居者による入力を受け付けて、来訪者を識別するための来訪者識別情報(例えば来訪者ID)を生成し、かつ来訪者識別情報に紐付けて行先階(例えばデフォルト行先階及び許可階)を来訪者データベースに登録する登録受付部(例えば来訪者管理票発行装置300)と、
来訪者による入力操作に基づいて来訪者識別情報を取得する来訪者識別情報取得部(操作部417)と、
入力操作中の来訪者を撮像する第1撮像部(例えば顔認証用カメラ25または顔認証用カメラ36)と、
第1撮像部で撮像された撮像画像に基づいて来訪者の顔データ(例えば顔特徴点データ)を生成する第1顔データ生成部(例えばセキュリティサーバ100の制御部101)と、
第1顔データ生成部で生成された顔データを、来訪者データベースの来訪者識別情報に紐付けて登録する顔データ登録部(例えばセキュリティサーバ100の制御部101)と、
エレベータ乗場またはその近傍に配置されたエレベータ利用のための所定装置(例えば行先階登録装置30またはセキュリティゲート20)を利用しようとする来訪者を撮像する第2撮像部(例えば顔登録用カメラ415)と、
第2撮像部で撮像された撮像画像に基づいて来訪者の顔データ(例えば顔特徴点データ)を生成する第2顔データ生成部(例えば顔認証用データ登録装置400の制御部411)と、
第2顔データ生成部で生成された顔データに対して所定一致率以上の一致率を有する顔データが来訪者データベースに登録されているか否かを判断する顔認証部(例えばセキュリティサーバ100の制御部101)と、
来訪者データベースに登録されていると顔認証部により判断された場合に、来訪者データベースで所定一致率以上の一致率を有する顔データに紐付けられた行先階データをエレベータシステムに送信する行先階データ送信部(例えばセキュリティサーバ100の制御部101)と、を備える。
この構成により、ビルの入居者を訪問する来訪者についてもビルでの顔認証を可能とし、かつ顔認証結果に基づいて来訪者の行先階をエレベータシステムへ自動で登録することができる。
(4)実施の形態の顔認証システムにおいて、
顔データ登録部(例えばセキュリティサーバ100の制御部101)は、第1顔データ生成部(例えばセキュリティサーバ100の制御部101)で生成された顔データ(例えば顔特徴点データ)を来訪者データベースの来訪者識別情報(例えば来訪者ID)に紐付けて登録したときから所定時間が経過したときに、これらのデータを来訪者データベースから消去する。
この構成により、来訪者についてのデータが増えすぎることを抑制できる。
(5)実施の形態の顔認証システムにおいて、
メッセージを送信するメッセージ送信部(例えばセキュリティサーバ100の制御部101)をさらに備え、
登録受付部(例えば来訪者管理票発行装置300)は、来訪者識別情報(例えば来訪者ID)に紐付けて、訪問先の入居者を特定するための訪問先識別情報(例えば訪問先ID)を来訪者データベースにさらに登録し、
メッセージ送信部は、顔データ(例えば顔特徴点データ)が来訪者データベースに登録されたときに、訪問先識別情報に予め紐付けられた連絡先に、来訪者が到着したことを伝えるメッセージを送信する。
この構成により、訪問先の入居者に対して、来訪者が到着したことを伝えるメッセージを送信することができる。
(6)実施の形態の顔認証システムにおいて、
第1撮像部で撮像された撮像画像に基づいて来訪者の顔写真データを生成する顔写真データ生成部と、
顔写真データ生成部で生成された顔写真データを、来訪者データベースの来訪者識別情報に紐付けて登録する顔写真データ登録部と、をさらに備え、
メッセージ送信部は、顔データが来訪者データベースに登録されたときに、訪問先識別情報に予め紐付けられた連絡先に、訪問先識別情報に予め紐付けられた顔写真データを添付して、前記来訪者が到着したことを伝えるメッセージを送信する。
この構成により、訪問先の入居者に対して、来訪者が到着したことを伝えるメッセージを送信することができる。さらに、メッセージに顔写真データが添付されることで、訪問先の入居者が来訪者の顔を事前に確認することができる。例えば、初対面の場合でも、訪問先の入居者が顔データを参照することで来訪者を認識することができる。
(7)実施の形態の顔認証システムにおいて、
登録受付部(例えば来訪者管理票発行装置300)は、ビルの受付に配置される。
この構成により、来訪者は、ビルの受付で来訪者識別情報(例えば来訪者ID)を生成してもらうことができる。また、実施の形態1では、ビルの受付から、所定媒体(例えばQRコード)を受け取ることができる。
(8)実施の形態の顔認証システムにおいて、
登録受付部(例えば来訪者管理票発行装置300)は、ビル入居者のもとに配置される。
この構成により、来訪者は、ビル入居者により来訪者識別情報(例えば来訪者ID)を予め生成してもらうことができる。
(9)実施の形態の顔認証システムにおいて、
所定装置は、エレベータ乗場またはその近傍に配置された行先階登録装置(30)である。
(10)実施の形態の顔認証システムにおいて、
所定装置は、エレベータ乗場の近傍に配置されたセキュリティゲート(20)である。
10 群管理制御装置
11 制御部
12 記憶部
13 入出力インタフェース
20 セキュリティゲート
20a ゲート本体
20i 入口
20e 出口
25 顔認証用カメラ
26 第1センサ
27 第2センサ
28 ゲートフラッパ
30 行先階登録装置
31 制御部
32 記憶部
33 入出力インタフェース
34 表示部
35 操作部
36 顔認証用カメラ
40、40A~40F エレベータ制御装置
60、60A~60F エレベータ
70 ゲート表示器
100 セキュリティサーバ
101 制御部
102 記憶部
103 入出力インタフェース
300 来訪者管理票発行装置
311 制御部
312 記憶部
313 入出力インタフェース
314 表示部
315 操作部
316 印刷部
400 顔認証用データ登録装置
411 制御部
412 記憶部
413 入出力インタフェース
414 表示部
415 顔登録用カメラ
416 QRコードリーダ

Claims (10)

  1. ビル入居者を訪問する来訪者の行先階についてビル管理者または前記ビル入居者による入力を受け付けて、前記来訪者を識別するための来訪者識別情報を生成し、かつ前記来訪者識別情報に紐付けて前記行先階を来訪者データベースに登録するとともに、前記来訪者識別情報を格納する所定媒体を生成する登録受付部と、
    前記来訪者により提示された前記所定媒体から前記来訪者識別情報を取得する来訪者識別情報取得部と、
    前記所定媒体を提示中の前記来訪者を撮像する第1撮像部と、
    前記第1撮像部で撮像された撮像画像に基づいて前記来訪者の顔データを生成する第1顔データ生成部と、
    前記第1顔データ生成部で生成された顔データを、前記来訪者データベースの前記来訪者識別情報に紐付けて登録する顔データ登録部と、
    エレベータ乗場またはその近傍に配置されたエレベータ利用のための所定装置を利用しようとする来訪者を撮像する第2撮像部と、
    前記第2撮像部で撮像された撮像画像に基づいて前記来訪者の顔データを生成する第2顔データ生成部と、
    前記第2顔データ生成部で生成された顔データに対して所定一致率以上の一致率を有する顔データが前記来訪者データベースに登録されているか否かを判断する顔認証部と、
    前記来訪者データベースに登録されていると前記顔認証部により判断された場合に、前記来訪者データベースで前記所定一致率以上の一致率を有する顔データに紐付けられた行先階のデータをエレベータシステムに送信する行先階データ送信部と、を備える、
    顔認証システム。
  2. 前記所定媒体は、前記来訪者識別情報を格納する光学可読コードである、
    請求項1に記載の顔認証システム。
  3. ビル入居者を訪問する来訪者の行先階についてビル管理者または前記ビル入居者による入力を受け付けて、前記来訪者を識別するための来訪者識別情報を生成し、かつ前記来訪者識別情報に紐付けて前記行先階を来訪者データベースに登録する登録受付部と、
    前記来訪者による入力操作に基づいて前記来訪者識別情報を取得する来訪者識別情報取得部と、
    前記入力操作中の前記来訪者を撮像する第1撮像部と、
    前記第1撮像部で撮像された撮像画像に基づいて前記来訪者の顔データを生成する第1顔データ生成部と、
    前記第1顔データ生成部で生成された顔データを、前記来訪者データベースの前記来訪者識別情報に紐付けて登録する顔データ登録部と、
    エレベータ乗場またはその近傍に配置されたエレベータ利用のための所定装置を利用しようとする来訪者を撮像する第2撮像部と、
    前記第2撮像部で撮像された撮像画像に基づいて前記来訪者の顔データを生成する第2顔データ生成部と、
    前記第2顔データ生成部で生成された顔データに対して所定一致率以上の一致率を有する顔データが前記来訪者データベースに登録されているか否かを判断する顔認証部と、
    前記来訪者データベースに登録されていると前記顔認証部により判断された場合に、前記来訪者データベースで前記所定一致率以上の一致率を有する顔データに紐付けられた行先階データをエレベータシステムに送信する行先階データ送信部と、を備える、
    顔認証システム。
  4. 前記顔データ登録部は、前記第1顔データ生成部で生成された顔データを前記来訪者データベースの前記来訪者識別情報に紐付けて登録したときから所定時間が経過したときに、これらのデータを前記来訪者データベースから消去する、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の顔認証システム。
  5. メッセージを送信するメッセージ送信部をさらに備え、
    前記登録受付部は、前記来訪者識別情報に紐付けて、訪問先の入居者を特定するための訪問先識別情報を来訪者データベースにさらに登録し、
    前記メッセージ送信部は、前記顔データが前記来訪者データベースに登録されたときに、前記訪問先識別情報に予め紐付けられた連絡先に、前記来訪者が到着したことを伝えるメッセージを送信する、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の顔認証システム。
  6. 前記第1撮像部で撮像された撮像画像に基づいて前記来訪者の顔写真データを生成する顔写真データ生成部と、
    前記顔写真データ生成部で生成された顔写真データを、前記来訪者データベースの前記来訪者識別情報に紐付けて登録する顔写真データ登録部と、をさらに備え、
    前記メッセージ送信部は、前記顔データが前記来訪者データベースに登録されたときに、前記訪問先識別情報に予め紐付けられた連絡先に、前記訪問先識別情報に紐付けられた顔写真データを添付して、前記来訪者が到着したことを伝えるメッセージを送信する、
    請求項5に記載の顔認証システム。
  7. 前記登録受付部は、ビルの受付に配置される、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の顔認証システム。
  8. 前記登録受付部は、前記ビル入居者のもとに配置される、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の顔認証システム。
  9. 前記所定装置は、エレベータ乗場またはその近傍に配置された行先階登録装置である、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の顔認証システム。
  10. 前記所定装置は、エレベータ乗場の近傍に配置されたセキュリティゲートである、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の顔認証システム。
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