JP7327543B1 - 顔認証行先階登録装置、エレベータシステム - Google Patents

顔認証行先階登録装置、エレベータシステム Download PDF

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Abstract

【課題】顔認証を利用したエレベータシステムに関連して利用者の利便性をより向上させること。【解決手段】顔認証行先階登録装置(30)は、利用者の顔を撮像可能なように設けられた撮像部(36)と、利用者が発する音声を取得可能なように設けられた音声取得部(37)と、報知を行う報知部(34)と、制御部(31)と、を備え、制御部(31)は、撮像部(36)で撮像された利用者の顔に基づく顔認証が成功した場合において、報知部(34)に、音声取得部(37)での行先階の音声登録を促す情報を報知させる。【選択図】図7

Description

本発明は、顔認証行先階登録装置、及びそれを備えたエレベータシステムに関する。
特許文献1は、セキュリティゲートのカードリーダにより、利用者のセキュリティカードからID番号などの利用者情報を取得し、取得した利用者情報と記憶部などに記憶されている利用者情報とを比較することにより利用者の認証を行うエレベータシステムを開示している。
特開2016-056017号公報
近年、顔認証式のセキュリティゲート等が普及してきているが、顔認証を利用したエレベータシステムに関連して利用者の利便性を向上させること等が求められる。
本発明は、顔認証を利用したエレベータシステムに関連して利用者の利便性をより向上させることを目的とする。
本発明の顔認証行先階登録装置は、
エレベータへの乗車前に利用者により用いられる顔認証行先階登録装置であって、
利用者の顔を撮像可能なように設けられた撮像部と、
前記利用者が発する音声を取得可能なように設けられた音声取得部と、
報知を行う報知部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記撮像部で撮像された利用者の顔に基づく顔認証が成功した場合において、前記報知部に、前記音声取得部での行先階の音声登録を促す情報を報知させる。
本発明のエレベータシステムは、
少なくとも1台のエレベータと、
前記顔認証行先階登録装置と、
前記顔認証行先階登録装置から送信される割当要求信号に基づいてエレベータの割当を行う割当装置と、を備える。
本発明によれば、顔認証を利用したエレベータシステムに関連して利用者の利便性をより向上させることができる。
実施の形態1におけるエレベータシステムが適用されるビルの各階における機器配置を示した概略平面図 実施の形態1におけるエレベータシステムの構成を示したブロック図 実施の形態1における顔認証行先階登録装置の電気的構成を示したブロック図。 実施の形態1における顔認証行先階登録装置の外観を模式的に示した正面図 実施の形態1における顔認証DBに格納されているデータを示す図 実施の形態1における顔認証行先階登録装置の動作を説明したフローチャート 実施の形態1における顔認証行先階登録装置の表示の遷移例を示す図 実施の形態1における群管理制御装置の動作を説明したフローチャート 実施の形態1の変形例における顔認証行先階登録装置の割当結果表示画面を示す図 実施の形態1の変形例における顔認証行先階登録装置の割当結果表示画面を示す図 実施の形態1の変形例における顔認証行先階登録装置の表示の遷移例を示す図 実施の形態2における顔認証行先階登録装置の表示の遷移例を示す図
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
1.構成
1-1.エレベータ等の配置
図1は、実施の形態1におけるエレベータシステムが適用されるビル(建物)の各階における機器配置を示した概略平面図である。
図1では、エレベータシステムが、1号機~6号機の6台(複数台の一例)のエレベータ60A~60Fを備えている例を示す。エレベータの利用者は、エレベータ乗場からエレベータ60A~60Fに乗車する。以下では、エレベータ60A~60Fを区別せずに「エレベータ60」という場合がある。
各階のエレベータ乗場またはその近傍には、顔認証行先階登録装置30が配置されている。
1-2.システム構成
1-2-1.概要
図2は、エレベータシステムのシステム構成を示したブロック図である。
エレベータシステムは、複数台のエレベータ60A~60Fと、これらのエレベータ60A~60Fの運行を統合的に制御する群管理制御装置10と、各エレベータに対応させて設けられたエレベータ制御装置40A~40Fと、各階に配置される顔認証行先階登録装置30とを備える。
エレベータシステムは、かごへの乗車前に利用者に行先階を予め登録させる行先階登録方式を採用している。行先階の登録は、顔認証行先階登録装置30での顔認証により行うことができる。群管理制御装置10は、乗車前に登録された行先階についての呼び(行先階呼び)を、複数台のエレベータ60のうちのいずれかの号機に割り当てて、割り当てた号機を示す情報を、利用された顔認証行先階登録装置30に表示させ、これにより、割り当てた号機に利用者を乗車させる。
各エレベータ60(60A~60F)は、かご、巻上機(モータ)、釣合おもり等を有する。
1-2-2.群管理制御装置
群管理制御装置10は、エレベータ60A~60Fの運行を統合的に制御する。また、群管理制御装置10は、顔認証行先階登録装置30との間で通信を行いながら、各号機に対する新規の呼びの割当制御を行う。群管理制御装置10は、エレベータ60の割当てを行う割当装置の一例である。各装置は、情報伝送可能なネットワークを介して接続されている。ネットワークは、例えばEthernet(登録商標)等のLAN(Local Area Network)により構成され、各装置間での各種の情報の送受信は、TCP/IP等の各種のプロトコルにしたがって行われる。ネットワークに接続されている前述の各装置は、TCP/IP等の各種のプロトコルにしたがった通信による信号伝送(情報伝送)が可能である。なお、エレベータシステムを構成する各装置間は、他の信号形式のネットワークや、専用の信号網を介して接続されてもよい。
群管理制御装置10は、コンピュータを利用して構成され、制御部11と、記憶部12と、入出力インタフェース13と、を備える。
記憶部12は、例えばRAM、ROM、HDD、SSD等を利用して構成され、プログラム、及び種々のデータを格納している。プログラムは、本実施の形態の群管理制御装置10の各種機能を実現するためのプログラムを含む。
実施の形態1の記憶部12には、顔認証データベース(以下「顔認証DB」という。)が記憶されている。顔認証DBは、利用者の顔認証(個人認証)を行うための顔画像等の各種データを含む。顔認証DBに含まれる具体的なデータについては後述する。
制御部11は、例えばCPU、MPU等を利用して構成される。制御部11は、記憶部12から読み出した上記プログラムに基づいて種々のデータ等を利用して演算処理を行うことにより、群管理制御装置10における後述する各種の機能を実現する。
実施の形態1の制御部11は、顔認証部15と、音声解析部16と、を備える。顔認証部15は、顔認証行先階登録装置30の顔認証用カメラ36(図3、図4)で撮像した利用者の顔画像と、顔認証DBに記憶された顔画像データとを比較して、利用者の個人認証を行う。音声解析部16は、顔認証部15での個人認証が成功した後、顔認証行先階登録装置30のマイク37で取得した利用者の音声を解析する。音声データの解析によって、行先階を示す情報(数字)が抽出される。顔認証部15と音声解析部16はそれぞれ、処理回路等で構成してもよい。
入出力インタフェース13は、例えばLANアダプタ等を利用して構成される。入出力インタフェース13は、群管理制御装置10が、顔認証行先階登録装置30、及びエレベータ制御装置40との間で各種信号を送受信するためのインタフェースである。入出力インタフェース13は、制御部11から出力される信号を所定の形式の信号に変換して顔認証行先階登録装置30、エレベータ制御装置40に出力する。また、入出力インタフェース13は、顔認証行先階登録装置30、エレベータ制御装置40A~40Fから入力された信号を所定の形式の信号に変換して制御部11に出力する。
1-2-3.エレベータ制御装置
エレベータ制御装置40A~40Fは、エレベータ60A~60Fに対応させて設けられている。エレベータ制御装置40A~40Fは、群管理制御装置10からの制御信号にしたがって、対応するエレベータ60A~60Fの巻上機(モータ)等の動作を制御することにより、エレベータ60A~60Fのかごの上昇、下降、停止等を制御する。また、エレベータ制御装置40A~40Fは、対応するエレベータ60A~60Fのかごの位置、走行方向、ドアの開閉、荷重等のかご状態を検知して、検知したかご状態を示す情報等を群管理制御装置10に出力する。なお、以下では、エレベータ制御装置40A~40Fを区別せずに「エレベータ制御装置40」という場合がある。
エレベータ制御装置40は、群管理制御装置10などと同様に、制御部、記憶部、入出力インタフェースなどを備えたコンピュータを利用して構成される。
1-2-4.顔認証行先階登録装置
図3は、顔認証行先階登録装置30の電気的構成を示したブロック図である。
顔認証行先階登録装置30は、顔認証を行って、利用者による行先階の登録(指定)を受け付ける装置である。顔認証行先階登録装置30は、制御部31と、記憶部32と、入出力インタフェース33と、表示部34と、操作部35と、顔認証用カメラ36と、マイク37とを備える。
記憶部32は、例えばRAM、ROM、HDD、SSD等を利用して構成され、プログラム、及び種々のデータを格納している。プログラムは、本実施の形態の顔認証行先階登録装置30の各種機能を実現するためのプログラムを含む。
制御部31は、例えばCPU、MPU等を利用して構成される。制御部31は、記憶部32から読み出した上記プログラムに基づいて種々のデータ等を利用して演算処理を行うことにより、顔認証行先階登録装置30における後述する各種の機能を実現する。
入出力インタフェース33は、例えばLANアダプタ等を利用して構成される。入出力インタフェース33は、顔認証行先階登録装置30が群管理制御装置10との間で各種信号を送受信するためのインタフェースである。入出力インタフェース33は、制御部31から出力された信号を所定の形式の信号に変換して群管理制御装置10に出力する。また、入出力インタフェース33は、群管理制御装置10から入力された信号を所定の形式の信号に変換して制御部31に出力する。
表示部34は、制御部31から出力される表示信号に基づく画像等の表示を行う。
表示部34及び操作部35は、例えば液晶ディスプレイパネルや有機ELディスプレイパネルを利用したタッチパネル式表示装置により一体的に構成される。なお、表示部34と操作部35とは、異なる部品を利用して別々に構成されてもよい。
図4は、顔認証行先階登録装置30の外観を模式的に示した正面図である。
顔認証行先階登録装置30の前面に、顔認証用カメラ36、表示部34、及びマイク37が配置されている。
顔認証用カメラ36は、その前方の所定画角領域の被写体を所定フレームレート、所定解像度で撮像するとともに、撮像された画像(撮像画像)の画像データを生成し、生成した画像データを制御部31に出力する。顔認証用カメラ36は、撮像部の一例である。所定画角領域は、利用者が顔認証行先階登録装置30の前にいる際に、利用者の顔を撮像可能な画角に設定されている。所定解像度は、顔認証の際の顔検出及び顔照合を適切に行うことができる解像度であればどのような解像度でもよいが、例えばHD、FHD、4Kなどの解像度とすることができる。フレームレートは、どのようなレートでもよいが、例えば15fpsや30fpsとすることができる。
マイク37は、利用者が発する音声を取得するための音声取得部の一例である。マイク37を有する顔認証行先階登録装置30は、人が発する音声を他の種類の音声(例えば雑音)と区別して認識する音声認識機能を有する。
図4では、顔認証行先階登録装置30の表示部34に、デフォルト画面が表示されている場合を例示している。このデフォルト画面では、「登録装置に近づいてください」というメッセージが表示されている例を示す。図4の例では、画面の上半分に、「登録装置に近づいてください」というメッセージを表示し、画面の下半分に、顔認証用カメラ36で撮像中の利用者の顔のライブ映像を表示している。
図5は、実施の形態1における群管理制御装置10の記憶部12に格納されている顔認証DBを説明した図である。顔認証DBは、利用者の顔画像に紐づけて、デフォルト行先階と、許可階と、属性とを記録している。
「利用者顔画像」は、ビルの利用者の顔の特徴を示す顔特徴点データである。顔特徴点データは、例えば、目、鼻、口などの位置や形状の特徴を示すデータであり、利用者を識別するための利用者識別情報として利用される。顔特徴点データは、当該利用者のビル利用登録時に提供される、または撮像された利用者の顔画像に基づいて生成される。
「デフォルト行先階」は、「利用者顔画像」で特定される利用者に関してデフォルトで予め設定された一の行先階である。デフォルト行先階としては、例えば、当該利用者が入居している階床の数値が設定される。
「許可階」は、「利用者顔画像」で特定される利用者の利用が許可されている階床を示す情報である。許可階としては、例えば、利用者の勤務先が入居している階や、ビル内の共用階などが設定される。なお、1階(ロビー階)等の共用階が、顔認証DBの「許可階」には含まれず省略されている場合であってもよい。この場合、全ての利用者に関して当該共用階が「許可階」に含まれているものとみなされる。また、「許可階」には値が設定されない場合があってもよい。この場合、デフォルト行先階のみが許可階に設定されているとみなしてもよい(すなわち、共用階を除いて許可階の数は1つ)。
「属性」は、「利用者顔画像」で特定される利用者の属性を示す情報である。「属性」としては、“通常利用者”や“車椅子利用者”等が登録される。“通常利用者”は、「通常利用者」に分類される利用者であることを示す。“車椅子利用者”は、車椅子で移動する「車椅子利用者」に分類される利用者であることを示す。その他の利用者属性(例えば「訪問者」、「身障者」)が登録可能であってもよい。
図5に示す例では、利用者顔画像“顔画像1”の利用者には、デフォルト行先階、許可階、及び属性として、“6”、“5、6、7”、及び“通常利用者”が登録されている。利用者顔画像“顔画像2”の利用者には、デフォルト行先階、許可階、及び属性として、“12”、“12”、及び“車椅子利用者”が登録されている。図示を省略しているが、残りの利用者についても同様に、デフォルト行先階、許可階、及び属性の情報が登録されている。
2.動作
2-1.顔認証行先階登録装置の動作の概要
2-1-1.顔認証処理
顔認証行先階登録装置30は、顔認証用カメラ36の画角内に利用者の顔が含まれることに応じて、利用者の顔を含む撮像画像のデータを取得する。顔認証行先階登録装置30は、利用者の顔を含む撮像画像を群管理制御装置10に送信する。
群管理制御装置10の顔認証部15は、受信した撮像画像に基づいて、顔認証行先階登録装置30を利用しようとする利用者に対する顔認証処理を行う。具体的には、顔認証部15は、撮像画像から顔特徴点を検出すると、撮像画像から検出された顔の顔特徴点データと、顔認証DBに記憶された顔特徴点データとを比較(照合)し、これら2つの顔特徴点データが同一人物についての顔特徴点データであるか否かを判断する。具体的には、撮像画像から検出された顔の顔特徴点データと、顔認証DBに記憶された顔特徴点データとを比較(照合)して一致率を求め、求めた一致率が所定一致率以上であるか否かを判断する。そして、求めた一致率が所定一致率以上である場合、顔認証部15は、これら2つの顔特徴点データが同一人物についての顔特徴点データであると判断する。つまり、顔認証が成功したと判断する(顔認証OK)。これに対し、求めた一致率が所定一致率以上でない場合、顔認証部15は、これら2つの顔特徴点データが同一人物についての顔特徴点データではないと判断する。つまり、顔認証が不成功であったと判断する(顔認証NG)。なお、所定一致率は、他人の場合には到達しない程度に高い一致率とすることが好ましい。これにより、適切に顔認証を行うことができる。なお、顔検出処理、顔特徴点検出処理、照合処理(認証処理)は、各種の公知の方法を用いて行うことができる。
2-1-2.音声解析処理
顔認証が成功であった場合に、顔認証が成功した利用者の顔画像に紐づけられた許可階が複数ある場合、顔認証行先階登録装置30は、表示部34に、複数の許可階とともに行先階の音声登録を促すメッセージを表示する。利用者が行先階を発声(例えば「7F」と発生)すると、顔認証行先階登録装置30のマイク37が音声を取得する。顔認証行先階登録装置30は、マイク37が取得した音声を群管理制御装置10に送信する。
群管理制御装置10の音声解析部16は、受信した音声データを解析する。具体的には、音声解析部16は、音声データに対して所定の音声解析処理を実行することで、(1)音声に数字が含まれるか否か、(2)音声に数字が含まれる場合に当該数字が利用者の許可階に対応するか否かを判断する。音声解析処理は、各種の公知の方法を用いて行うことができる。群管理制御装置10は、音声に含まれる数字が利用者の許可階に対応する場合に、行先階に関する認証が成功したと判断する(行先階認証OK)。これに対し、音声に数字が含まれない場合、あるいは、音声に含まれる数字が利用者の許可階に対応しない場合、群管理制御装置10は、行先階認証が失敗したと判断する(行先階認証NG)。
2-1-3.エレベータ割当処理
群管理制御装置10は、顔認証が成功した利用者の顔画像に紐づけられた許可階が1つである場合、あるいは、顔認証が成功した利用者の顔画像に紐づけられた許可階が複数であり、且つ特定の許可階に関する行先階認証が成功した場合に、当該許可階を行先階としていずれかのエレベータ60に割り当てて、割当号機を決定する。群管理制御装置10は、割当号機と行先階の情報を含む割当結果信号を、対応する顔認証行先階登録装置30に送信する。顔認証行先階登録装置30は、群管理制御装置10から割当結果信号を受信すると、割当結果表示画面を表示する。これにより、利用者は、自己に割り当てられたエレベータ60(割当号機)を知ることができる。
2-2.エレベータシステムの具体的動作
エレベータシステムの具体的動作について、フローチャートを参照してより詳しく説明する。
図6は、実施の形態1における顔認証行先階登録装置30の動作を説明したフローチャートである。図7は、図6の動作に伴って顔認証行先階登録装置30の表示部34に表示される画面の遷移例を示す図である。
顔認証行先階登録装置30は、デフォルト画面を表示部34に表示する(S11)。
図7の(a)は、ステップS11で表示されるデフォルト画面の一例を示す。デフォルト画面は例えば、「登録装置に近づいてください」というメッセージとともに、顔認証用カメラ36で撮像中の利用者の顔のライブ映像を表示する。
顔認証行先階登録装置30は、撮像画像に顔が含まれるかを判断する(S12)。具体的には、顔認証行先階登録装置30が顔認証用カメラ36で撮像した撮像画像に所定の画像解析処理を実行することで、当該撮像画像に人の顔が含まれるか否かを判断する。
撮像画像に顔が含まれない場合(S12でNO)、顔認証行先階登録装置30は、ステップS12の処理を再度実行する。
撮像画像に顔が含まれる場合(S12でYES)、顔認証行先階登録装置30は、群管理制御装置10に、顔画像と出発階を送信する(S13)。具体的には、顔認証行先階登録装置30は、顔認証用カメラ36で撮像した利用者の顔を含む顔画像データと、顔認証行先階登録装置30の記憶部32に記憶された出発階(顔認証行先階登録装置30の設置階)とを含む信号(割当依頼信号)を、群管理制御装置10に送信する。
顔認証行先階登録装置30は、顔認証NG信号を受信したか否かを判断する(S14)。具体的には、顔画像と出発階の送信先である群管理制御装置10において顔認証NGと判断されることに応じて、群管理制御装置10から顔認証行先階登録装置30へ、顔認証NG信号が送信される。
顔認証NG信号を受信した場合(S14でYES)、顔認証行先階登録装置30は、エレベータ利用不可であることを示す「顔認証NG画面」を表示部34に所定時間表示し(S15)、ステップS11の処理に戻る。所定時間は例えば3秒である。
図7の(b)は、ステップS15で表示される顔認証NG画面の一例を示す。顔認証NG画面は例えば、「お客様はエレベータをご利用できません」というメッセージを表示する。エレベータ利用不可であることや顔認証が失敗したことを示すものであれば、顔認証NG画面は任意の内容を表示してもよく、音声で報知してもよい。
顔認証NG信号を受信しない場合(S14でNO)、顔認証行先階登録装置30は、行先階と割当号機を受信したか否かを判断する(S16)。具体的には、顔画像の送信先である群管理制御装置10において顔認証OKと判断され、且つ、利用者画像に紐づけられた許可階が1つのみである場合、当該許可階を行先階とするエレベータ60の割当てが行われる。割当結果としての、行先階と割当号機を含む割当結果信号が、群管理制御装置10から顔認証行先階登録装置30へ送信される。
行先階と割当号機を受信した場合(S16でYES)、顔認証行先階登録装置30は、受信した行先階と割当号機を示す「割当結果表示画面」を表示部34に所定時間表示し(S17)、ステップS11の処理に戻る。
図7の(c)は、ステップS17で表示される割当結果表示画面の一例を示す。割当結果表示画面は例えば、行先階である「12F」と、割当号機である「A」という文字を含む。本例では、利用者画像に紐づけられた許可階が12Fのみである場合を例示する。図7の(c)に示す割当結果表示画面は、(a)のデフォルト画面から移行する。
行先階と割当号機を受信しない場合(S16でNO)、顔認証行先階登録装置30は、許可階を受信したか否かを判断する(S18)。具体的には、顔画像の送信先である群管理制御装置10において顔認証OKと判断され、且つ、利用者画像に紐づけられた許可階が複数ある場合、群管理制御装置10から顔認証行先階登録装置30へ、複数の許可階を含む信号が送信される。
許可階を受信しない場合(S18でNO)、顔認証行先階登録装置30は、ステップS14の処理を再度実行する。これより、顔認証NG信号を受信するか(S14でYES)、行先階と割当号機を受信するか(S16でYES)、許可階を受信するまで(S18でYES)、ステップS14、S16、S18の判断処理を繰り返し実行する。
許可階を受信した場合(S18でYES)、顔認証行先階登録装置30は、複数の許可階と、行先階の音声登録を促すメッセージとを含む「行先階設定画面」を表示する(S19)。
図7の(d)は、ステップS19で表示される行先階設定画面の一例を示す。行先階設定画面は例えば、「下記の中から行きたい階を発声してください」というメッセージとともに、複数の許可階としての「5」、「6」、「7」という数字を枠付きで表示する。本例では、利用者画像に紐づけられた許可階が5F、6F、7Fである場合を例示する。これにより、自らの発声によって「5F」、「6F」、「7F」のいずれかを行先階に設定できるということをユーザが認識することができる。なお、顔認証DBでは許可階として含まれてない共用階をあわせて表示してもよい。例えば、共用階である1階(ロビー階)以外の階を出発階とする場合に、行先階候補として1階を自動で表示するようにしてもよい。
顔認証行先階登録装置30は、利用者の音声を取得したか否かを判断する(S20)。行先階設定画面が表示された後、利用者がマイク37に向かって発声することに応じて、利用者の音声を取得する。マイク37が取得する音声が人の音声であると認識されると、利用者の音声を取得したと判断される(S20でYES)。
利用者の音声を取得しない場合(S20でNO)、顔認証行先階登録装置30は、行先階と割当号機を受信したか否かを判断する(S21)。行先階設定画面が表示されてから所定時間以上経過しても音声を取得せずにタイムアップになると、群管理制御装置10においてデフォルト行先階を行先階とするエレベータ60の割当てが行われる。割当結果としての、行先階(デフォルト行先階)と割当号機を含む割当結果信号が、群管理制御装置10から顔認証行先階登録装置30へ送信される。
行先階と割当号機を受信した場合(S21でYES)、顔認証行先階登録装置30は、受信した行先階と割当号機を示す「割当結果表示画面」を表示部34に所定時間表示し(S22)、ステップS11の処理に戻る。
図7の(e)は、ステップS22で表示される割当結果表示画面の一例を示す。割当結果表示画面は例えば、行先階である「6F」と、割当号機である「C」という文字を含む。本例では、利用者画像に紐づけられたデフォルト行先階が6Fである場合を例示する。図7の(e)に示す割当結果表示画面は、図7の(d)に示す行先階設定画面から移行する。
行先階と割当号機を受信しない場合(S21でNO)、顔認証行先階登録装置30は、ステップS20を再度実行する。これにより、利用者の音声を取得するか(S20でYES)、行先階と割当号機を受信するまで(S21でYES)、ステップS20、S21の判断処理を繰り返し実行する。
利用者の音声を取得した場合(S20でYES)、顔認証行先階登録装置30は、取得した利用者の音声データを群管理制御装置10に送信する(S23)。
顔認証行先階登録装置30は、行先階と割当結果を受信したか否かを判断する(S24)。具体的には、音声データの送信先である群管理制御装置10において、音声データに行先階を示す数字が含まれているか否か、および当該数字が利用者の許可階に対応するか否かが判断され、当該数字が利用者の許可階に対応する場合に、数字に対応する許可階を行先階とするエレベータ60の割当てが行われる。割当結果としての、行先階(音声データに含まれる数字の許可階)と割当号機を含む割当結果信号が、群管理制御装置10から顔認証行先階登録装置30へ送信される。
行先階と割当結果を受信しない場合(S24でNO)、顔認証行先階登録装置30は、行先階認証NG信号を受信したか否かを判断する(S25)。音声データの送信先である群管理制御装置10において、音声データに行先階を示す数字が含まれていない、あるいは数字が含まれていても利用者の許可階に対応しないと判断された場合に、行先階認証がNGと判断され、行先階認証NG信号が、群管理制御装置10から顔認証行先階登録装置30へ送信される。
行先階認証NG信号を受信した場合(S25でYES)、顔認証行先階登録装置30は、行先階が利用不可であることを示す「行先階認証NG画面」を表示する(S26)。
図7の(f)は、ステップS26で表示される行先階認証NG画面の一例を示す。行先階認証NG画面は例えば、「お客様は8Fをご利用できません」というメッセージを表示する。本例では、許可階が5F、6F、7Fであるのに対して音声データに含まれる数字が8Fである場合を例示する。なお、音声データに含まれる数字が、エレベータ60を設置したビルに存在しない階床に対応する場合は、「○○階は存在しません」等のメッセージを表示してもよい。行先階認証NG画面は、音声データに基づいて特定した階床が行先階として利用可能でないことを示すものであれば任意の内容を表示してもよく、音声で報知してもよい。
行先階認証NG信号を受信しない場合(S25でNO)、顔認証行先階登録装置30は、ステップS24を再度実行する。これにより、行先階と割当号機を受信するか(S24でYES)、行先階認証NG信号を受信するまで(S25でYES)、ステップS24、S25の判断処理を繰り返し実行する。
行先階と割当号機を受信した場合(S24でYES)、顔認証行先階登録装置30は、受信した行先階と割当号機を示す「割当結果表示画面」を表示部34に所定時間表示し(S27)、ステップS11の処理に戻る。
図7の(g)は、ステップS27で表示される割当結果表示画面の一例を示す。割当結果表示画面は例えば、行先階である「7F」と、割当号機である「B」という文字を含む。本例では、許可階が5F、6F、7Fであるのに対して音声データに含まれる数字が7Fである場合を例示する。図7の(g)に示す割当結果表示画面は、(d)の行先階設定画面から移行する。
上記フローによれば、(1)利用者の顔画像に基づいて顔認証を行い(S13~S16)、(2)顔認証が成功し、且つ許可階が複数である場合に、利用者の音声登録に基づいて行先階認証を行う(S19~S25)。これにより、利用者が顔認証行先階登録装置30に触れることなく、タッチレスでの行先階登録が実現可能となる。新型コロナウイルス等の感染症に対する有効な対策になり得るとともに、顔認証を利用したエレベータシステムに関連して利用者の利便性を向上させることができる。
図8は、実施の形態1における群管理制御装置10の動作を説明したフローチャートである。
群管理制御装置10は、顔画像と出発階を受信する(S31)。図6を用いて説明したように、顔認証行先階登録装置30による顔画像と出発階の送信に応じて(S13)、群管理制御装置10が顔画像と出発階を受信する(S31でYES)。顔画像と出発階を受信しない場合(S31でNO)、群管理制御装置10は、ステップS31を再度実行する。
顔画像と出発階を受信した場合(S31でYES)、群管理制御装置10は、顔認証DBに顔画像が登録されているか否かを判断する(S32)。具体的には、群管理制御装置10の顔認証部15が、顔認証行先階登録装置30から送信された顔画像に基づいて、図5に示す顔認証DBの「利用者顔画像」を検索して、同一人物の顔画像があるか否かを判断する。同一人物であるか否かは、前述した顔特徴点データに関わる「一致率」に基づいて決定してもよい。
顔認証DBに顔画像が登録されていないと判断した場合(S32でNO)、群管理制御装置10は、顔認証行先階登録装置30に顔認証NG信号を送信する(S33)。顔認証NG信号の受信に応じて(S14でYES)、顔認証行先階登録装置30は、図7の(b)に示す顔認証NG画面を表示する(S15)。
顔認証DBに顔画像が登録されていると判断した場合(S32でYES)、群管理制御装置10は、図5の顔認証DBを参照して、当該顔画像に紐づけられた許可階を取得する(S34)。図5に示す例では、利用者顔画像が「顔画像1」の場合、紐づけられた許可階は5F、6F、7Fであり、利用者顔画像が「顔画像2」の場合、紐づけられた許可階は12Fである。
群管理制御装置10は、許可階の数が1つか否かを判断する(S35)。例えば、取得した許可階が5F、6F、7Fの場合、許可階の数は1つでないと判断され(S35でNO)、許可階が12Fのみの場合、許可階の数は1つであると判断される(S35でYES)。なお、顔認証DBに含まれる許可階の数が1つであっても、顔認証DBに含まれない共用階がある場合に、当該共用階を含めて、許可階の数が複数、すなわち、許可階の数は1つでないと判断してもよい。また、共用階を含めて許可階の数が常に複数である場合には、ステップS35の判断を省略して、許可階の数が1つである場合の処理を実行せず、許可階の数が複数である場合の処理を実行してもよい。
許可階の数が1つである場合(S35でYES)、群管理制御装置10は、当該許可階を行先階として割当号機を決定し(S36)、決定した割当号機と行先階を含む割当結果信号を、顔認証行先階登録装置30に送信し(S37)、ステップS31の処理に戻る。割当号機と行先階の受信に応じて(S16でYES)、顔認証行先階登録装置30は、図7の(c)に示す割当結果表示画面を表示する(S17)。
割当号機の決定は、例えば、輸送性能に関連する指標である割当評価値に基づいて行う。群管理制御装置10の制御部11は、各号機毎に割当評価値を求め、求めた割当評価値のうち最適割当てを示す割当評価値を有する号機に行先階呼びを割り当て、当該号機を割当号機に決定する。割当評価値に基づく割当方法は公知の方法を利用することができる。例えば、全号機及び全呼びについての待ち時間の総和やサービス完了時間の総和が最も少なくなる割当方法を利用することができる。
許可階の数が1つでない場合(S35でNO)、群管理制御装置10は、顔認証行先階登録装置30に、ステップS34で取得した複数の許可階を送信する(S38)。許可階の受信に応じて(S18でYES)、顔認証行先階登録装置30は、図7の(d)に示す行先階設定画面を表示する(S19)。行先階設定画面の表示によって、利用者に対して行先階の音声登録が促される。
群管理制御装置10は、音声データを受信したか否かを判断する(S39)。具体的には、行先階設定画面を表示した顔認証行先階登録装置30において利用者の音声が取得されることに応じて(S20でYES)、音声データが群管理制御装置10に送信される(S23)。
音声データを受信しない場合(S39でNO)、群管理制御装置10は、タイムアップか否かを判断する(S40)。タイムアップは例えば10秒である。タイムアップでないと判断される場合(S40でNO)、群管理制御装置10は、ステップS39を再度実行する。これにより、音声データを受信するか(S39でYES)、タイムアップになるまで(S40でYES)、ステップS39、S40の判断処理を繰り返し実行する。
タイムアップと判断された場合(S40でYES)、群管理制御装置10は、デフォルト行先階を行先階として割当号機を決定し(S41)、決定した行先階と割当号機を含む割当結果信号を顔認証行先階登録装置30に送信し(S42)、ステップS31の処理に戻る。割当号機と行先階の受信に応じて(S21でYES)、顔認証行先階登録装置30は、図7の(e)に示す割当結果表示画面を表示する(S22)。
顔認証行先階登録装置30の表示部34に行先階設定画面を表示しても、音声が正常に取得・認識されない等、所定時間内(例えば10秒以内)に音声登録がされない場合が想定される。このような場合に、タイムアップになるとデフォルト行先階を行先階とするエレベータ60の割当てを自動的に行うことで、行先階登録にかかる時間が過剰に長くなることを抑制することができる。これにより、行先階登録動作を簡素化するとともに、エレベータ60の運行効率を向上させることができる。
タイムアップとなる前(S40でNO)に、音声データを受信した場合(S39でYES)、群管理制御装置10は、受信した音声データを解析する(S43)。具体的には、群管理制御装置10の音声解析部16が、音声データに対して所定の音声解析処理を実行することで、音声データの内容を解析する。特に、音声データ内に含まれる数字の抽出を試みる。数字の抽出方法としては例えば、「7F」という直接的に階床を示す言葉、あるいは、単なる「7」という間接的に階床を示す数字等に基づいて、抽出してもよい。
群管理制御装置10は、音声データに数字が含まれ、且つ、当該数字が許可階に対応するか否かを判断する(S44)。具体的には、群管理制御装置10はまず、音声データに数字が含まれるか否かを判断する。音声データに数字が含まれると判断した場合、群管理制御装置10はさらに、当該数字がステップS34で取得した複数の許可階のいずれかに対応するか否かを判断する。例えば、ステップS34で取得した許可階が「5」、「6」、「7」である場合に、音声データに含まれる数字が、5、6、7のいずれかである場合、音声データに含まれる数字が許可階に対応すると判断し(S44でYES)、5、6、7以外の数字(例えば、8)である場合、音声データに含まれる数字が許可階に対応しないと判断する(S44でNO)。
音声データに数字が含まれない場合、あるいは、音声データに含まれる数字が許可階に対応しない場合(S44でNO)、群管理制御装置10は、顔認証行先階登録装置30に行先階認証NG信号を送信し(S45)、ステップS31の処理に戻る。行先階認証NG信号の受信に応じて(S25でYES)、顔認証行先階登録装置30は、図7の(f)に示す行先階認証NG画面を表示する(S26)。これにより、行先階の音声登録が正常に受け付けられなかったことをユーザに知らせることができる。
音声データに数字が含まれ、且つ、当該数字が許可階に対応する場合(S44でYES)、群管理制御装置10は、当該数字に対応する許可階を行先階として、割当号機を決定し(S46)、決定した行先階および割当号機を含む割当結果信号を顔認証行先階登録装置30に送信し(S47)、ステップS31の処理に戻る。行先階および割当号機の受信に応じて(S24でYES)、顔認証行先階登録装置30は、図7の(g)に示す割当結果表示画面を表示する(S27)。これにより、行先階の音声登録が正常に受け付けられたことを利用者に知らせることができる。
上記フローによれば、顔認証行先階登録装置30および群管理制御装置10を含むエレベータシステムにおいてタッチレスでの行先階登録を実現できるとともに、利用者顔画像に紐づけられた許可階が複数ある場合でも、音声登録によっていずれかの許可階を行先階に設定することができる。利用者顔画像に紐づけられた許可階が1つである場合は音声登録を省略することで、行先階登録動作を効率化することができる。また、行先階設定画面の表示後にタイムアップとなったときは、デフォルト行先階を行先階とするエレベータ60の割当てを自動で行うことで、行先階登録動作をさらに効率化させて、エレベータ60の運行効率を向上させることができる。
(実施の形態1の作用・効果)
(1)実施の形態1の顔認証行先階登録装置(30)は、
エレベータ(60)への乗車前に利用者により用いられる顔認証行先階登録装置であって、
利用者の顔を撮像可能なように設けられた撮像部(例えば顔認証用カメラ36)と、
利用者が発する音声を取得可能なように設けられた音声取得部(例えばマイク37)と、
報知を行う報知部(例えば表示部34)と、
制御部(例えば制御部31)と、を備え、
制御部は、
撮像部で撮像された利用者の顔に基づく顔認証が成功した場合において、報知部に、音声取得部での行先階の音声登録を促す情報(例えば図7(d)の行先階設定画面)を報知させる。
この構成により、顔認証と音声登録の組合せによってタッチレスでの行先階登録が実現可能となる。これにより、顔認証を利用したエレベータシステムに関連して利用者の利便性を向上させることができるとともに、新型コロナウイルス等の感染症に対して有効な対策となり得る。
(2)実施の形態1の顔認証行先階登録装置30において、
制御部は、
顔認証が成功した場合において、利用者の利用が許可される許可階が複数であるときは、報知部に、音声登録を促す情報を報知させ、許可階が1つであるときは、当該情報に代えて、当該許可階を行先階とするエレベータの割当結果を示す情報(例えば図7(c)の割当結果表示画面)を報知させる。
この構成により、必要な場合のみ利用者の音声登録を促すことができ、行先階登録動作を効率化するとともに、利便性を向上させることができる。
(3)実施の形態1の顔認証行先階登録装置30において、
制御部は、
音声登録を促す情報を報知させた後、音声取得部が利用者の音声を取得した場合に、報知部に、取得した音声から特定される階床を行先階とするエレベータの割当結果を示す情報(例えば図7(g)の割当結果表示画面)を報知させる。
この構成により、タッチレスでの行先階登録が実現可能となる。
(4)実施の形態1の顔認証行先階登録装置30において、
制御部は、
音声取得部が取得した音声に含まれる数字が、利用者の利用が許可される許可階に対応する場合に、報知部に、数字に対応する許可階を行先階とするエレベータの割当結果(例えば図7(g)の割当結果表示画面)を示す情報を報知させ、数字が許可階に対応しない場合に、報知部に、当該情報に代えて、エラー情報(例えば図7(f)の行先階認証NG画面)を報知させる。
この構成により、行先階の誤登録を防止することができる。
(5)実施の形態1の顔認証行先階登録装置30において、
制御部は、
音声登録を促す情報を報知させた後、所定時間内に、音声取得部が利用者の音声を取得しない場合に、デフォルト行先階を行先階とするエレベータの割当結果を示す情報(例えば図7(e)の割当結果表示画面)を報知させる。
この構成により、行先階登録に過剰な時間がかかることを抑制し、行先階登録動作を簡素化するとともに、エレベータ60の運行効率を向上させることができる。
(6)実施の形態1のエレベータシステムは、
少なくとも1台のエレベータと、
顔認証行先階登録装置(例えば顔認証行先階登録装置30)と、
顔認証行先階登録装置から送信される割当要求信号に基づいてエレベータの割当を行う割当装置(例えば群管理制御装置10)と、を備える。
この構成により、エレベータシステムにおいて、上記の各種効果が得られる。
(実施の形態1の変形例)
実施の形態1では、タイムアップ時の割当結果表示画面として、図7の(e)に示す画面を例示したが、表示内容はこれに限らない。例えば、図9の変形例に示すように、行先階と割当号機の表示に加えて、「行先階を検知できませんでした デフォルト行先階に向かいます」というメッセージを表示してもよい。これにより、デフォルト行先階が設定されたことをユーザが認識しやすくすることができる。デフォルト行先階が設定されたことを示すメッセージであれば、任意のメッセージを表示してもよい。
また実施の形態1では、行先階認証OK時の割当結果表示画面として、図7の(g)に示す画面を例示したが、表示内容はこれに限らない。例えば、図10の変形例に示すように、行先階と割当号機の表示に加えて、「「7F」を認識しました 7Fに向かいます」というメッセージを表示してもよい。これにより、音声登録が正常に受け付けられたことをユーザが認識しやすくすることができる。音声登録が正常に受け付けられたことを示すメッセージであれば、任意のメッセージを表示してもよい。
また実施の形態1では、図7の(d)に示す行先階設定画面を表示してからタイムアップとなったときに、デフォルト行先階を目的階とするエレベータ60の割当を自動的に行う場合を例示したが、このような場合に限らない。例えば、タイムアップとなった場合はエレベータ60の割当を行わず、(a)のデフォルト画面に戻るようにしてもよい。
また実施の形態1では、図5に示すように、顔認証DBにおいてデフォルト行先階が設定されている場合を例示したが、このような場合に限らない。例えば、デフォルト行先階が設定されておらず、許可階のみが設定されている場合であってもよい。この場合、デフォルト行先階を行先階とするエレベータ60の割当てを自動的に行うこと(S41)に替えて、(a)のデフォルト画面に戻るようにしてもよい。
また実施の形態1では、図7の(f)に示す行先階認証NG画面を表示すると、図7の(a)に示すデフォルト画面に戻る場合を例示したが(図6のステップS26の後にステップS11に戻る)、このような場合に限らない。例えば、図11の変形例に示すように、(f)に示す行先階認証NG画面を表示すると、(d)に示す行先階設定画面に戻るようにしてもよい。これにより、ユーザが行先階を間違えて発声した場合や顔認証行先階登録装置30が誤った行先階を認識した場合に、音声登録を即座にやり直すことができ、行先階登録動作を効率化することができる。なお、(f)の行先階認証NG画面から(d)の行先階設定画面に戻る回数や時間に閾値を設け、当該閾値を超える場合は、(e)の割当結果表示画面を表示する、あるいは(a)のデフォルト画面に戻るようにしてもよい。
(実施の形態2)
実施の形態2では、行先階の音声登録を促す行先階設定画面を表示する前に、デフォルト行先階を希望するか否かを確認する「行先階確認画面」を表示する。
図12は、実施の形態2の顔認証行先階登録装置30の表示部34における表示画面の遷移例を示す図である。
図12の(a)に示すデフォルト画面を表示した状態から、顔認証OKと判断され、且つ顔画像に紐づけられた許可階が複数ある場合は、(h)に示すように、顔認証行先階登録装置30の表示部34に、「行先階確認画面」を表示する。図12に示す行先階確認画面は、「行先階は6階ですか?」というメッセージを表示する。本例では、デフォルト行先階が6Fである場合を例示する。これにより、デフォルト行先階を目的階に設定するか否かを利用者の音声で決定することができる。
利用者が「はい」と発声した場合、タイムアップとなった場合と同様に、デフォルト行先階を目的階とするエレベータ60の割当てが行われ、(e)に示す割当結果表示画面が表示される。(e)に示す割当結果表示画面では、デフォルト行先階である6Fが行先階に設定されている。
利用者が「いいえ」と発声した場合、(d)に示すように、行先階の音声登録を促す行先階設定画面を表示する。行先階設定画面を表示した後の処理は、実施の形態1と同様であるが、(d)の行先階設定画面において、複数の許可階としての「5」、「6」、「7」という数字を枠付きで表示してもよいし、行先階が6階ではないことから、「6」を除く「5」、「7」という数字だけを枠付きで表示してもよいし、図12の(d)に示すように行先階から除外された「6」だけをグレーアウトで表示してもよい。
これにより、デフォルト行先階を目的階とする場合は行先階の音声登録を省略して、「はい」等の簡易な発声で済ませつつ、デフォルト行先階とは異なる階床を目的階とする場合は行先階の音声登録を促すことで、音声登録にかかる手間を削減することができる。特に、デフォルト行先階の利用割合が多い利用者に対して、利便性を大きく向上させることができる。
(実施の形態2の作用効果)
(7)実施の形態2の顔認証行先階登録装置30において、
制御部は、
顔認証が成功した場合において、報知部に、デフォルト行先階を行先階とするか否かを問い合わせる情報(例えば図12(h)の行先階確認画面)を報知させ、
デフォルト行先階を行先階としない場合、報知部に、音声取得部での行先階の音声登録を促す情報(例えば図12(d)の行先階設定画面)を報知させ、デフォルト行先階を行先階とする場合、当該情報に代えて、デフォルト行先階を行先階とするエレベータの割当結果を示す情報(例えば図12(e)の割当結果表示画面)を報知させる。
この構成により、デフォルト行先階を目的階とする場合は、行先階の音声登録を省略して、その他の音声登録(例えば「はい」、「いいえ」)で代用することが可能となり、音声登録にかかる手間を削減し、利用者の利便性を向上させることができる。
(他の実施の形態)
前記各実施の形態では、本発明における報知部として、顔認証行先階登録装置30の表示部34を例示したが、報知部はこれに限定されない。本発明において、報知部は、エレベータ利用に関する報知を行うことができる限り、音声で報知を行う音声発生装置であってもよい。
前記各実施の形態では、本発明における顔データとして顔特徴点データを例示したが、顔データは、その他の形式のデータであってもよい。例えばbmp形式やgif形式などの顔写真データであってもよい。この場合、所定情報媒体として、これらの形式のデータを格納できる媒体を用いればよい。
前記各実施の形態では、各装置の制御部は、CPU、MPU等を利用して構成され、記憶部から読み出したプログラムに基づいて種々のデータ等を利用して演算処理を行うことにより、各種の機能を実現する。つまり、各制御部は、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現される。しかし、各制御部は、例えば、ハードウェア(電子回路)のみ、FPGA、ASIC等を利用して構成されてもよい。
前記各実施の形態では、ネットワークはEthernetであり、各装置の入出力インタフェースはLANアダプタ等を利用して構成されている。しかし、これは一例であり、ネットワークは、例えばIEEE規格に準拠した無線LANで構成され、入出力インタフェースは無線LANアダプタ等で構成されてもよい。
前記各実施の形態における群管理制御装置10、エレベータ制御装置40は、エレベータ60が配置されるビルに設置されることは必須ではない。例えば、これらの装置のうち任意の装置について、その装置の有する機能をクラウドサーバにより実行してもよい。この場合、エレベータ60が配置されるビルに設置される顔認証行先階登録装置30などの装置と、クラウドサーバとの間の各種信号や情報の授受は、適宜な通信方式を用いた通信により行えばよい。
前記各実施の形態において、本発明の複数の態様を説明した。しかし、本発明の具体的態様は、上述した実施の形態に限られず、これらの実施の形態を組み合わせたものとすることもできる。
10 群管理制御装置
11 制御部
12 記憶部
13 入出力インタフェース
15 顔認証部
16 音声解析部
30 顔認証行先階登録装置
31 制御部
32 記憶部
33 入出力インタフェース
34 表示部
35 操作部
36 顔認証用カメラ
37 マイク
40、40A~40F エレベータ制御装置
60、60A~60F エレベータ

Claims (6)

  1. エレベータへの乗車前に利用者により用いられる顔認証行先階登録装置であって、
    利用者の顔を撮像可能なように設けられた撮像部と、
    前記利用者が発する音声を取得可能なように設けられた音声取得部と、
    報知を行う報知部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記撮像部で撮像された利用者の顔に基づく顔認証が成功した場合において、前記利用者の利用が許可される許可階が複数であるときは、前記報知部に、前記音声取得部での行先階の音声登録を促す情報を報知させ、前記許可階が1つであるときは、当該情報に代えて、当該許可階を行先階とするエレベータの割当結果を示す情報を報知させる、顔認証行先階登録装置。
  2. エレベータへの乗車前に利用者により用いられる顔認証行先階登録装置であって、
    利用者の顔を撮像可能なように設けられた撮像部と、
    前記利用者が発する音声を取得可能なように設けられた音声取得部と、
    報知を行う報知部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記撮像部で撮像された利用者の顔に基づく顔認証が成功した場合において、前記報知部に、前記利用者の利用が許可される許可階の情報と、前記音声取得部での行先階の音声登録を促す情報を報知させ、
    前記音声登録を促す情報を報知させた後、前記音声取得部が前記利用者の音声を取得した場合に、前記報知部に、取得した前記音声から特定され前記許可階に対応する階床を行先階とするエレベータの割当結果を示す情報を報知させる、顔認証行先階登録装置。
  3. エレベータへの乗車前に利用者により用いられる顔認証行先階登録装置であって、
    利用者の顔を撮像可能なように設けられた撮像部と、
    前記利用者が発する音声を取得可能なように設けられた音声取得部と、
    報知を行う報知部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記撮像部で撮像された利用者の顔に基づく顔認証が成功した場合において、前記報知部に、前記音声取得部での行先階の音声登録を促す情報を報知させ、
    前記音声登録を促す情報を報知させた後、前記音声取得部が前記利用者の音声を取得した場合に
    前記音声取得部が取得した前記音声に含まれる数字が、前記利用者の利用が許可される許可階に対応する場合に、前記報知部に、前記数字に対応する前記許可階を行先階とするエレベータの割当結果を示す情報を報知させ、前記数字が前記許可階に対応しない場合に、前記報知部に、当該情報に代えて、エラー情報を報知させる、顔認証行先階登録装置。
  4. エレベータへの乗車前に利用者により用いられる顔認証行先階登録装置であって、
    利用者の顔を撮像可能なように設けられた撮像部と、
    前記利用者が発する音声を取得可能なように設けられた音声取得部と、
    報知を行う報知部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記撮像部で撮像された利用者の顔に基づく顔認証が成功した場合において、前記報知部に、前記音声取得部での行先階の音声登録を促す情報を報知させ、
    前記音声登録を促す情報を報知させた後、前記音声取得部が前記利用者の音声を取得した場合に、前記報知部に、取得した前記音声から特定される階床を行先階とするエレベータの割当結果を示す情報を報知させ
    前記音声登録を促す情報を報知させた後、所定時間内に、前記音声取得部が前記利用者の音声を取得しない場合に、デフォルト行先階を行先階とするエレベータの割当結果を示す情報を報知させる、顔認証行先階登録装置。
  5. エレベータへの乗車前に利用者により用いられる顔認証行先階登録装置であって、
    利用者の顔を撮像可能なように設けられた撮像部と、
    前記利用者が発する音声を取得可能なように設けられた音声取得部と、
    報知を行う報知部と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記撮像部で撮像された利用者の顔に基づく顔認証が成功した場合において、前記報知部に、デフォルト行先階を行先階とするか否かを問い合わせる情報を報知させ、
    前記デフォルト行先階を行先階としない場合、前記報知部に、前記音声取得部での行先階の音声登録を促す情報を報知させ、前記デフォルト行先階を行先階とする場合、当該情報に代えて、前記デフォルト行先階を行先階とするエレベータの割当結果を示す情報を報知させる、顔認証行先階登録装置。
  6. 少なくとも1台のエレベータと、
    請求項1から5のいずれか1つに記載の顔認証行先階登録装置と、
    前記顔認証行先階登録装置から送信される割当要求信号に基づいてエレベータの割当を行う割当装置と、を備える、
    エレベータシステム。
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