JP7392921B2 - 車両構造 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばバックドアなどのアウタパネル及びインナパネルからなる閉断面状の開閉部材を備えた車両構造に関するものである。
一般に、車両のバックドアは、アウタパネル及びインナパネルの外縁部を結合した構造とされ、そのインナパネルに形成したロック取付け座に補強部材が配設されると共に、両パネル間に挿入したワックスノズルにより、両パネルの結合部にワックス(シーラー)が塗布されている(例えば特許文献1)。
特開2010-143536号公報(請求項1、段落0014、0018、図4)
ところで、車両のバックドアには、そのアウタパネルにキャラクタラインが形成され、このキャラクタラインが、アウタパネルの振動や変形を誘発するおそれのある剛性断点を構成することがある。
これに対し、インナパネルに設定したロック部材の取付部位を補強する補強部材を利用することにより、専用の補強部材を用いることなく、アウタパネルのキャラクタラインの周辺を補強することが考えられる。
ただ、ロック部材の取付部位からキャラクタラインの周辺まで補強部材を延設することにより、その延設部位がインナパネルとアウタパネルとの間に跨ることになり、両パネル間でのシーラー塗布の邪魔になったり、その塗布装置を損傷させたりするおそれがある。
本発明は、キャラクタライン周辺を効果的に補強しつつ、インナパネル及びアウタパネル間で容易にシーラー塗布することのできる車両構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両構造は、アウタパネル及びインナパネルからなる閉断面状の開閉部材を備え、そのインナパネルに、開閉部材をロックするロック部材を取り付けると共に、このロック部材を取り付ける部位を補強する補強部材を設けたものであり、アウタパネルに一方向に延びる剛性断点を形成し、補強部材に先端部を剛性断点又はその近傍に接合して補強する脚部を突設し、この脚部の側縁部にロック部材の取付部位に対向するインナパネルの作業用開口に向かって突出するフランジを形成したものである。
以上のとおり、本発明によると、バックドアなどの開閉部材を構成するアウタパネル及びインナパネルのうち、アウタパネルに、キャラクタラインなどの剛性断点を形成すると共に、インナパネルに、ロック部材の取付部位を補強する補強部材を設け、その補強部材から突出する脚部を剛性断点又はその近傍に接合するようにしている。
これにより、インナパネルからアウタパネルまで掛け渡すように延設した補強部材の脚部で、キャラクタラインなどの剛性断点及びその周辺を補強することができ、専用の補強部材を用いることなく、車両走行時に、剛性断点に起因するアウタパネルの振動が生じたり、開閉部材を開閉する際に、剛性断点に起因するアウタパネルの変形が生じたりするのを防止することができる。
また、脚部の側縁部にフランジを形成して作業用開口に向けて突出させるので、シーラー塗布装置を作業用開口からアウタパネル及びインナパネル間に挿入してシーラー塗布する際、そのシーラー塗布装置が両パネル間に掛け渡した脚部の側縁部のエッジに接触して損傷するのを防止することができ、さらに、シーラー塗布装置を脚部に接触させてシーラー塗布部までガイドすることができる。しかも、脚部にフランジを形成することにより、両パネル間に掛け渡した脚部の剛性を高めることができ、剛性断点及びその周辺を確実に補強することができる。
本発明に係る車両構造に装備されるバックドアの要部斜視図 バックドアのインナパネルの要部を示す図で、(a)はインナパネルの外面側から見た斜視図、(b)はインナパネルの内面側から見た斜視図 補強部材を示す図で、(a)はインナパネル側から見た斜視図、(b)はアウタパネル側から見た斜視図、(c)はA-A断面図 シーラー塗布する様子を示す斜視図 (a)は図4のB-B断面図、(b)は図4のC-C断面図
以下、本発明に係る車両構造を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
図1~図3に示すように、本発明に係る車両構造は、アウタパネル1及びインナパネル2の外縁部を結合して閉断面状に構成し、その結合部3にシーラー4を塗布したバックドア5を備えたものであり、そのアウタパネル1に、例えば水平方向に連続するキャラクタライン6を形成し、インナパネル2に、補強部材7を介在させつつロック部材8を取り付けると共に、補強部材7から突出する脚部9をキャラクタライン6の近傍に接合してアウタパネル1を補強し、さらに、脚部9の側縁部にフランジ10、11を形成したものである。
アウタパネル1は、バックドア5の外面を構成する金属製の板部材であり、このアウタパネル1にライン状の凹凸を形成することにより、バックドア5の外面にキャラクタライン6が構成される。キャラクタライン6は、車両のデザインを向上させる一方、アウタパネル1の振動や変形を誘発するおそれのある剛性断点を構成する。
インナパネル2は、バックドア5の内面側を構成する金属製の板部材であり、その外縁部を外面側に突出させてアウタパネル1との結合部3を形成することにより、両パネル1、2間に空間を形成しつつバックドア5が構成される。インナパネル2の外縁部には、外面側に突出することによって段部12が形成され、段部12の下部の車幅方向中央が補強部材7で補強されて、バックドア5を閉状態に維持するためのロック部材8が両パネル1、2間の空間内に取り付けられる。
インナパネル2には、両パネル1、2間の空間内で作業するための作業用開口13がロック部材8の取付部位に対向するように形成され、この作業用開口13を通じて、インナパネル2の内面側からロック部材8を取り付けたり、結合部3にシーラー4を塗布したりするようになっている。
補強部材7は、例えば、段部12及びその両側のコーナー部に沿う形状の金属板とされて、その中央にロック部材8を下方に貫通させる貫通穴14が形成され、幅方向両側から一対の脚部9が両パネル1、2間に架け渡されるように突出している。
脚部9は、その先端をマスチックなどによる接着層15を介して、アウタパネル1の内面のうちのキャラクタライン6の近傍に接着され、キャラクタライン6によって誘発されるアウタパネル1の振動や変形を防止する。このように、ロック部材8の取付部位を補強する補強部材7により、専用の補強部材を用いることなく、アウタパネル1のキャラクタライン6の周辺が補強される。
一対の脚部9の側縁部に形成されるフランジ10、11のうち、内側縁部のフランジ10は、斜め上方に突出するよう形成されて、インナパネル2の作業用開口13に向かって突出し、外側縁部のフランジ11は、斜め下方に突出するよう形成されて、アウタパネル1に向かって突出している。フランジ10、11によって脚部9の剛性が高められ、アウタパネル1がより効果的に補強される。
図4及び図5に示すように、インナパネル2の内面側から作業用開口13にシーラー塗布装置16を挿入して、結合部3にシーラー4を塗布するには、適宜、脚部9の内側縁部のフランジ10によってシーラー塗布装置16を結合部3までガイドするようにする。
脚部9の内側縁部のフランジ10をインナパネル2の作業用開口13に向けて突出させているので、両パネル1、2間に架け渡された脚部9で、シーラー塗布装置16をガイドする際に、あるいは結合部3にシーラー4を塗布する際に不意に、脚部9の側縁部のエッジがシーラー塗布装置16に接触するのを阻止することができ、シーラー塗布装置16の破損を防止することができる。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、適宜変更を加えることができる。例えば、補強部材7には、一対の脚部9を形成するだけでなく、1つの脚部9を形成してもよく、3つ以上の脚部9を形成してもよい。また、脚部9とアウタパネル1との接合は、マスチックなどによる接着に限らず、スポット溶接など、どのような手段を用いてもよい。また、補強部材7は、金属板に限らず、樹脂部材など、どのようなものであってもよい。また、キャラクタライン6は、水平方向に連続するものに限らず、縦、横、斜めのいずれの方向に連続するものであってもよい。
横でも縦でも斜めでもよい。また、補強部材7を及びロック部材8は、車両の開閉部材に取り付ければよく、バックドア5の代わりに、サイドドアやフロントボンネットなどに取り付けることもできる。
1 アウタパネル
2 インナパネル
3 結合部
4 シーラー
5 バックドア
6 キャラクタライン
7 補強部材
8 ロック部材
9 脚部
10 フランジ(内側縁部)
11 フランジ(外側縁部)
12 段部
13 作業用開口
14 貫通穴
15 接着層
16 シーラー塗布装置

Claims (1)

  1. アウタパネル及びインナパネルからなる閉断面状の開閉部材を備え、前記インナパネルに、開閉部材をロックするロック部材が取り付けられると共に、該ロック部材を取り付ける部位を補強する補強部材が設けられた車両構造において、
    前記アウタパネルに、一方向に延びる剛性断点が形成され、
    前記補強部材に、先端部を剛性断点又はその近傍に接合されて補強する脚部が突設され、該脚部の側縁部に、ロック部材の取付部位に対向するインナパネルの作業用開口に向かって突出するフランジが形成されたことを特徴とする車両構造。
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