JP6253456B2 - 車両用部材の補強構造 - Google Patents

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Description

本発明は、断面コ字状の本体部の両端に外向きのフランジ部が一体形成されて断面ハット形状を成す補強部材を、車両を構成するパネル部材の裏面に両フランジ部が対向するように配置して接着剤により接着する車両用部材の補強構造に関する。
従来、図3に示すように、車両用ドア50は、アウタパネル51とインナーパネル52とが重ねられ、補強用部材である断面ハット形状を有する横長のリインフォースメント53が、マスチックシーラーなどの接着剤によりアウタパネル51の裏面に接合されて構成され、ヒンジにより開閉自在に車体に組付けられる。
このとき、接着剤をアウタパネル51の裏面に点状に複数塗布してリインフォースメント53の複数個所をこれら点状に塗布した接着剤により接合するほか、例えば特許文献1に記載のように、リインフォースメント53のほぼ全長にわたりアウタパネル51の裏面に線状に接着剤を塗布して、リインフォースメント53のほぼ全長をアウタパネル51に接合することなどが行われる。
特開2008−100545号公報(段落0013,0022および図1、図2参照)
しかし、従来の車両用ドア50に使用されるリインフォースメント53は断面ハット形状を有するが、ドア内の内蔵部品や組付け工程等における工具や治具をドア内部に挿入する際の干渉を回避するために、例えば図4に示すように、リインフォースメント53は一部においてハット形状の高さが低い箇所55が形成されたり、工具や治具の挿入孔56が形成されたり、ハット形状の幅の小さい箇所57が形成され、リインフォースメント53の剛性低下の原因となる箇所が、異なる位置に複数形成されることになるため、リインフォースメント53の剛性が低下するという問題がある。このような剛性不足を補うには、リインフォースメント53の厚みやサイズを大きくする等の対策が必要になるが、コストの上昇を招くという新たな問題が生じるおそれがある。
ところで、上記したようにリインフォースメント53に接着剤を線状に塗布すると、点状に塗布する場合よりも接着強度は増大するが、接着剤の塗布の始端と終端にその他の部分によりも量の多い塊のような接着剤のいわゆるダマが生じ、アウタパネル51にリインフォースメント53を接合したときに、接着剤の両端のダマが押し潰されることによって上下に盛り上がり、盛り上がった接着剤とアウタパネル51およびリインフォースメント53とにより周囲が囲まれた凹部に雨水等が溜まって錆の原因になり易い。
そうすると、防錆の観点からは点状に接着剤を塗布するのが好ましく、このとき図4に示すように、アウタパネル51に向かって突出した形状に屈曲した屈曲部59をリインフォースメント53に形成し、この屈曲部59のフランジ部分に接着剤を点状に塗布することが考えられるが、ハット形状の高さが低い箇所55、幅の小さい箇所57や挿入孔56の形成位置とは異なる位置に屈曲部59を形成する必要があるため、リインフォースメント53の加工金型が複雑になる。
本発明は、補強部材の厚みやサイズの増大を伴うことなく、容易に補強部材の剛性の低下を防止できるようにすることを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の車両用部材の補強構造は、断面コ字状の本体部の両端に外向きのフランジ部が一体形成されて断面ハット形状を成す補強部材を、車両を構成するパネル部材の裏面に前記両フランジ部が対向するように配置して接着剤により接着する車両用部材の補強構造において、前記補強部材の前記本体部の少なくとも一部に、前記パネル部材の裏面に向かって突出した形状に屈曲した屈曲部を形成し、前記屈曲部における前記両フランジ部と前記パネル部材の裏面との間に、前記接着剤が塗布されることを特徴としている(請求項1)。
請求項1に係る発明によれば、補強部材の断面コ字状の本体部の少なくとも一部に、パネル部材の裏面に向かって突出した形状に屈曲した屈曲部が形成され、屈曲部における両フランジ部とパネル部材の裏面との間に接着剤が塗布されるため、屈曲部の位置で接着剤が塗布されることから、従来のように補強部材にハット形状の高さの低い箇所や幅の小さい箇所と違う位置に接着剤を塗布するための屈曲部を形成するなど、剛性低下の原因となる箇所を複数形成する場合のように補強部材の剛性の低下を招くことがなく、剛性向上のために補強部材の厚みやサイズを大きくする必要もなく、補強部材の加工金型も簡単な構造で済み、容易に補強部材の剛性の低下を防止することができる。
本発明に係る車両用部材の補強構造の一実施形態の一部の斜視図である。 図1のA−A線における断面図である。 一般の車両用ドアの側面図である。 図3の一部の斜視図である。
本発明を車両用ドアに適用した一実施形態について、図1および図2を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明では図3も参照する。
図3に示すように、インナーパネル52に重ねられて車両用ドア50を構成するアウタパネル51(本発明における「パネル部材」に相当)の裏面(車内側の面)には、補強部材である断面ハット形状を有する横長のリインフォースメントが接合される点は従来構造と同じであるが、本実施形態におけるリインフォースメントの構造が従来と異なる。
詳細には、図1に示すように、リインフォースメント1は、断面コ字状の本体部1aの両端に外向きのフランジ部1bが一体形成されて断面ハット形状を成して形成され、この本体部1aの一部(1カ所)に、アウタパネル51の裏面に向かって突出する形状に屈曲した屈曲部1cが形成され、屈曲部1cにおける両フランジ部1b,1bとアウタパネル51の裏面との間に、マスチックシーラー等の接着剤2が点状に塗布され、リインフォースメント1がアウタパネル51の裏面に接合されるようになっている。
このとき、屈曲部1cは本体部1aの一部をアウタパネル51の裏面に向かって突出するように屈曲して段差状に形成されたものであり、屈曲部1cではフランジ部1b,1bも同様に屈曲されて段差状に形成されているため、図2に示すように、本体部1aにおけるフランジ部1bの高さH1と、屈曲部1cにおけるフランジ部1bから車内方向への高さH2とは等しくなっており、屈曲部1cにおけるリインフォースメント1の剛性の低下防止が図られている。
また、屈曲部1cを1カ所に歯科形成できない場合であっても、屈曲部1cのフランジ部1bの車両前後方向における長さを大きくすれば、屈曲部1cのフランジ部1bに塗布する接着剤2の量を多くすることができ、接着強度を上げることができる。
したがって、上記した実施形態によれば、リインフォースメント1の本体部1aの少なくとも一部に、アウタパネル51の裏面に向かって突出する形状に屈曲した屈曲部1cが形成され、屈曲部1cにおける両フランジ部1b,1bとアウタパネル51の裏面との間に接着剤2が塗布されるため、屈曲部1cの位置で接着剤2が塗布されることから、リインフォースメント1の剛性低下の原因となる箇所は最低1カ所で従来のように複数箇所に形成されないことから、従来に比べてリインフォースメント1の剛性の低下を招くことを防止でき、剛性向上のためにリインフォースメント1の厚みやサイズを大きくする必要もなく、リインフォースメント1の加工金型も簡単な構造で済み、容易に補強部材の剛性の低下を防止することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。
例えば、屈曲部1cは少なくとも1カ所に形成すればよいが、リインフォースメント1の接合強度の向上を考えると、屈曲部1cを2カ所以上に形成するのが望ましい。
また、上記した実施形態では、車両用ドアを構成するアウタパネル51とリインフォースメント1との接合に適用した例を示したが、本発明の適用範囲はドアに限定されるものではない。
また、上記した実施形態では、接着剤2としてマスチックシーラーを例示したが、接着剤はこれに限るものではないのは勿論である。
1 …リインフォースメント(補強部材)
1a …本体部
1b …フランジ部
1c …屈曲部
2 …接着剤
51 …アウタパネル(パネル部材)

Claims (1)

  1. 断面コ字状の本体部の両端に外向きのフランジ部が一体形成されて断面ハット形状を成す補強部材を、車両を構成するパネル部材の裏面に前記両フランジ部が対向するように配置して接着剤により接着する車両用部材の補強構造において、
    前記補強部材の前記本体部の少なくとも一部に、前記パネル部材の裏面に向かって突出した形状に屈曲した屈曲部を形成し、
    前記屈曲部における前記両フランジ部と前記パネル部材の裏面との間に、前記接着剤が塗布されることを特徴とする車両用部材の補強構造。
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