JP6157409B2 - 車体側部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、主として自動車等の車両における車体側部構造に関する。
車体側部構造は、車体幅方向の外側部に配置されかつ車体前後方向に延在する側部骨格部材を備えている。側部骨格部材としては、例えばルーフサイドレールが相当する。ルーフサイドレールの従来例を説明する。図9はルーフサイドレールの一部を示す平面図、図10は図9のX−X線矢視断面図である。図10に示すように、ルーフサイドレール112は、閉断面構造を構成するインナパネル126及びアウタパネル128を備えている。アウタパネル128は、車体幅方向内側(図10において左側)に開口する開口凹部130を形成する断面チャンネル状の本体部132及び上下一対のフランジ部134,135を有している。インナパネル126は、アウタパネル128の開口凹部130を閉鎖する本体部137及び上下一対のフランジ部139,140を有している。アウタパネル128の上側のフランジ部134とインナパネル126の上側のフランジ部139との接合により上側の接合部142が形成されている。アウタパネル128の下側のフランジ部135とインナパネル126の下側のフランジ部140との接合により下側の接合部144が形成されている。上側の接合部142は車体幅方向内方(図10において左方)へ向けて水平状に指向されている。なお、従来例のような車体側部構造は、例えば特許文献1に記載されている。
特開2009−286268号公報
従来例において、ルーフサイドレール112を構成する両パネル126,128の所要の強度を確保しながら軽量化を図るため、両パネル126,128を超高張力鋼板(超ハイテン材)により形成することが考えられている。しかし、超高張力鋼板は硬いが脆い材質であるために次の問題が懸念される。側面衝突時において、衝突荷重fがルーフサイドレール112に入力されると、その入力をアウタパネル128の本体部132が受け、ルーフサイドレール112が車体幅方向内方(図9において左方)へ平面視で山形状に折れ曲がるように局部的に変形(曲げ変形)する(図9中、二点鎖線参照)。このとき、上側の接合部142に、車体前後方向(図9において上下方向)に大きな引張り歪が発生し、上側の接合部142に亀裂145が発生する可能性がある。亀裂は、上側の接合部142におけるアウタパネル128の上側のフランジ部134の先端縁(図9において左端縁)から本体部132へ向かって拡大していく。これと同様に、インナパネル126の上側のフランジ部139にも亀裂が発生する。これは、上側の接合部142が車体幅方向内方に向けて指向されていることと、両パネル126,128の母材である超高張力鋼板が伸びに対する許容範囲が狭く、また、上側の接合部142の変形をコントロールできないため、曲げ図心から外側で引張成分が材料の破断許容値を超えることによる。このような理由から、超高張力鋼板は、ルーフサイドレール112等の側部骨格部材には使用しづらいものであった。
亀裂145の発生を抑制する対策としては、例えば、補強用リインフォースを追加したり、両パネル126,128の材料を超高張力鋼板よりも引張強度の小さい高張力鋼板等に変更したりすることが考えられる。このような対策では、ルーフサイドレール112の軽量化に反することになる。また、特許文献1では、アウタパネル128の本体部132の外側壁部(開口凹部130の底側の壁部)に断面Z字状のビードが形成され、側面衝突時にビードが車体上下方向に展開するように変形するが、上側の接合部142の亀裂の発生を抑制することを目的としたものではない。また、亀裂145は、両パネル126,128が超高張力鋼板よりも引張強度の小さい高張力鋼板等であれば発生しない又はほとんど発生しない。
本発明が解決しようとする課題は、側部骨格部材を構成する両パネルを超高張力鋼板により形成しながらも、側面衝突時における車体上下方向外側の接合部の亀裂の発生を抑制することのできる車体側部構造を提供することにある。
第1の発明は、車体幅方向の外側部に配置されかつ車体前後方向に延在する側部骨格部材を備える車体側部構造であって、前記側部骨格部材は、閉断面構造を構成するインナパネル及びアウタパネルを備え、前記アウタパネルは、車体幅方向内側に開口する開口凹部を形成する断面チャンネル状の本体部及び該本体部の上下両端縁に形成された上下一対のフランジ部を有し、前記インナパネルは、前記アウタパネルの開口凹部を閉鎖する本体部及び該本体部の上下両端縁に形成された上下一対のフランジ部を有し、前記アウタパネルの上側のフランジ部と前記インナパネルの上側のフランジ部との接合により上側の接合部が形成され、前記アウタパネルの下側のフランジ部と前記インナパネルの下側のフランジ部との接合により下側の接合部が形成され、前記上側の接合部及び前記下側の接合部のうちの車体上下方向外側の接合部が車体幅方向内方へ向けて指向されている車体側部構造において、前記アウタパネル及び前記インナパネルは、それぞれ超高張力鋼板により形成され、前記アウタパネルの本体部の車体上下方向外側の壁部におけるフランジ部側の部位に、長手方向に延びかつ前記開口凹部の内側へ凹む凹状ビードが形成されている。この構成によると、側面衝突時において、側部骨格部材に衝突荷重が入力されると、その入力をアウタパネルの本体部が受け、側部骨格部材が車体幅方向内方へ平面視で山形状に折れ曲がるように局部的に変形(曲げ変形)する。このとき、凹状ビードを起点として、車体上下方向外側の接合部が車体上下方向外方へ向って回動される。すなわち、車体上下方向外側の接合部が入力の負荷方向を横切る向きに変形すなわちコントロールされることにより、該接合部に発生する引張り歪が緩和されることで亀裂の発生を抑制することができる。よって、側部骨格部材を構成する両パネルを超高張力鋼板により形成しながらも、側面衝突時における車体上下方向外側の接合部の亀裂の発生を抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記アウタパネルの本体部における車体上下方向外側の壁部とフランジ部とは、平板状に連続して形成されている。この構成によると、アウタパネルの本体部における車体上下方向外側の壁部とフランジ部との間における折り曲げ工数を削減することができる。
第3の発明は、第1又は2の発明において、前記側部骨格部材の外側に、該側部骨格部材の長手方向に交差するピラー骨格部材が設けられ、前記凹状ビードは、前記側部骨格部材と前記ピラー骨格部材との交差部分を横切るように形成されている。この構成によると、側部骨格部材のアウタパネルにおいて、側面衝突時にピラー骨格部材からの衝突荷重を受けやすい部位に凹状ビードが形成されているため、側面衝突時の車体上下方向外側の接合部の亀裂の発生を効果的に抑制することできる。
第4の発明は、第1〜3のいずれかの発明において、前記側部骨格部材は、側部骨格部材である。この構成によると、ルーフサイドレールを構成する両パネルを超高張力鋼板により形成しながらも、側面衝突時における上側の接合部の亀裂の発生を抑制することができる。
一実施形態にかかる車体側部構造を示す側面図である。 図1のII−II線矢視断面図である。 図1のIII−III線矢視断面図である。 ルーフサイドレールを示す斜視図である。 ルーフサイドレールの一部を示す平面図である。 図5のVI−VI線矢視断面図である。 側面衝突時のルーフサイドレールの変形形態1を示す断面図である。 側面衝突時のルーフサイドレールの変形形態2を示す断面図である。 従来例にかかるルーフサイドレールの一部を示す平面図である。 図9のX−X線矢視断面図である。
以下、本発明を実施するための一実施形態について図面を用いて説明する。本実施形態は自動車等の車両の左側の車体側部構造について例示する。図1は車体側部構造を示す側面図、図2は図1のII−II線矢視断面図、図3は図1のIII−III線矢視断面図である。図1に示すように、自動車等の車体側部構造10は、ルーフサイドレール12、ロッカ(「サイドシル」とも呼ばれる)14、センタピラー16、フロントピラー18、リヤピラー20等を備えている。
ルーフサイドレール12は、車体幅方向の外側部(左側部)の上部に配置されかつ車体前後方向に延在する長尺状に形成されている。ロッカ14は、車体幅方向の外側部(左側部)の下部に配置されかつ車体前後方向に延在する長尺状に形成されている。センタピラー16は、ルーフサイドレール12とロッカ14との車体前後方向の略中間部の相互間に架設されている。フロントピラー18は、ルーフサイドレール12とロッカ14との車体前後方向の前端部の相互間に架設されている。リヤピラー20は、ルーフサイドレール12とロッカ14との車体前後方向の前端部の相互間に架設されている。
ルーフサイドレール12、ロッカ14、センタピラー16及びフロントピラー18等により前側のドア開口部22が形成されている。また、ルーフサイドレール12、ロッカ14、センタピラー16及びリヤピラー20等により後側のドア開口部24が形成されている。なお、ルーフサイドレール12及びロッカ14は本明細書でいう「側部骨格部材」にそれぞれ相当する。また、センタピラー16、フロントピラー18及びリヤピラー20は本明細書でいう「ピラー骨格部材」にそれぞれ相当する。
車体側部構造10において、本発明にかかる主要構造はルーフサイドレール12に適用されている。図4はルーフサイドレールを示す斜視図、図5はルーフサイドレールの一部を示す平面図、図6は図5のVI−VI線矢視断面図である。図6に示すように、ルーフサイドレール12は、閉断面構造を構成するインナパネル26及びアウタパネル28を備えている。また、ルーフサイドレール12を構成する両パネル26,28の所要の強度を確保しながら軽量化を図るため、両パネル26,28はそれぞれ引張強度が980MPa以上の超高張力鋼板(超ハイテン材)により形成されている。
アウタパネル28は、車体幅方向内側に開口する開口凹部30を形成する断面チャンネル状の本体部32、及び、本体部32の上下両端縁にそれぞれ形成された上下の両フランジ部34,35を有している。本体部32は、開口凹部30の底側の壁部としての外側壁部32aと、開口凹部30の上側の壁部としての上壁部32bと、開口凹部30の下側の壁部としての下壁部32cとを有している。外側壁部32aは、上下の両フランジ部34,35に対して車体幅方向外方に突出されている。外側壁部32aは、上端部から下方に向かって車体幅方向外方斜め下方へ延びている。上壁部32bは、外側壁部32aの上端部から車体幅方向内方へ水平状に突出されている。下壁部32cは、外側壁部32aの下端部から車体幅方向内方斜め下方へ傾斜状に突出されている。上側のフランジ部34は、本体部32の上壁部32bの先端縁(開口側の端縁)から車体幅方向内方へ水平状に突出されている。本体部32における上壁部32bと上側のフランジ部34とは、平板状に連続して形成されている。なお、本体部32の上壁部32bは本明細書でいう「車体上下方向外側の壁部」に相当する。また、上側のフランジ部34は本明細書でいう「車体上下方向外側のフランジ部」に相当する。
インナパネル26は、アウタパネル28の開口凹部30を閉鎖する平板状の本体部37、及び、本体部37の上下両端縁にそれぞれ形成された上下の両フランジ部39,40を有している。両フランジ部39,40は、アウタパネル28の両フランジ部34,35に面接触状に接合可能に形成されている。
アウタパネル28の上側のフランジ部34とインナパネル26の上側のフランジ部39とは重ね合わされた状態でスポット溶接等の溶接手段により接合されている。これにより、上側のフランジ部34,39相互の接合による上側の接合部42が形成されている。上側の接合部42は車体幅方向内方へ向けて水平状に指向されている。なお、上側の接合部42は本明細書でいう「車体上下方向外側の接合部」に相当する。
アウタパネル28の下側のフランジ部35とインナパネル26の下側のフランジ部40とは重ね合わされた状態でスポット溶接等の溶接手段により接合されている(図3参照)。これにより、下側のフランジ部35,40相互の接合による下側の接合部44が形成されている。下側の接合部44は車体幅方向外方斜め下方へ向けて傾斜状に指向されている。図6では、下側のフランジ部35,40の相互間に接合される後出のピラーインナパネル53の上端部54(図2参照)が省略されている。
図2に示すように、ルーフサイドレール12に対するセンタピラー16の連結部分において、アウタパネル28の上側のフランジ部34上には、センタピラー16のピラーアウタパネル46の上端部に形成された上側のフランジ部47、及び、ルーフパネル50の車体幅方向の外端部に形成された外側のフランジ部51が重ね合わされている。上側のフランジ部47及び外側のフランジ部51は、両上側のフランジ部34,39と共にスポット溶接等の溶接手段により接合されている。なお、ピラーアウタパネル46とロッカ14(図1参照)のアウタパネル(不図示)等とは、サイドメンバアウタとして一体に形成されている。ピラーアウタパネル46は、後出のアウタリインフォースメント56を外側から覆っている。
アウタパネル28の下側のフランジ部35とインナパネル26の下側のフランジ部40との間には、センタピラー16のピラーインナパネル53の上端部54が重ね合わされている。上端部54は、両下側のフランジ部35,40と共にスポット溶接等の溶接手段により接合されている。また、アウタパネル28の本体部32の外側壁部32aの外側(図2において右側)には、センタピラー16のアウタリインフォースメント56の上端部57がスポット溶接等の溶接手段により接合されている。なお、アウタリインフォースメント56の下端部は、ロッカ14(図1参照)のアウタリインフォースメント(不図示)に接合されている。
図3に示すように、センタピラー16の連結部分以外のルーフサイドレール12の部位においては、アウタパネル28の上側のフランジ部34上には、ルーフパネル50の車体幅方向の外端部に形成された外側のフランジ部51が重ね合わされている。外側のフランジ部51は、両上側のフランジ部34,39と共にスポット溶接等の溶接手段により接合されている。
アウタパネル28の本体部32の上壁部32bにおける上側のフランジ部34側の部位には、凹状ビード60が折り曲げにより形成されている(図4及び図5参照)。凹状ビード60は、長手方向に延びかつ開口凹部30の内側へ凹む断面半円弧状に形成されている(図6参照)。凹状ビード60は、上壁部32bの前後両端部を除いた残りの部分に長手方向に沿う直線状に形成されている(図4参照)。このため、凹状ビード60は、ルーフサイドレール12とセンタピラー16との交差部分を横切っている(図2参照)。
次に、上記した車体側部構造10における側面衝突時のルーフサイドレール12の変形形態について説明する。図7は側面衝突時のルーフサイドレールの変形形態1を示す断面図、図8は同じく変形形態2を示す断面図である。図5〜図8では、センタピラーの上部付近におけるルーフサイドレール12が示されているが、センタピラー16及びルーフパネル50は省略されている。
いま、変形前状態にあるルーフサイドレール12(図5及び図6参照)に対して、側面衝突によって衝突荷重Fが入力されると、その入力をアウタパネル28の本体部32(詳しくは外側壁部32a)が受ける。なお、センタピラー16に対する側面衝突においては、衝突荷重Fはセンタピラー16のピラーアウタパネル46及びアウタリインフォースメント56を介してルーフサイドレール12に間接的に入力される(図2参照)。また、センタピラー16の連結部分以外のルーフサイドレール12の部位に対する側面衝突においては、衝突荷重Fはルーフサイドレール12に直接入力される(図3参照)。
すると、ルーフサイドレール12が車体幅方向内方(図5において左方)へ平面視で山形状に折れ曲がるように局部的に変形(曲げ変形)する(図5中、二点鎖線参照)。このとき、アウタパネル28の本体部32の上壁部32bの凹状ビード60を起点として上側の接合部42が車体上下方向外方すなわち上方へ向って回動するように次第に折り曲げられていく(図7及び図8参照)。なお、図7及び図8において、二点鎖線12は変形形態の前段階をそれぞれ示している。また、図示しないが、ルーフサイドレール12の変形にともない、センタピラー16の各パネル46,53,56及びルーフパネル50も追従するように変形する。
また、本実施形態では、図8の変形形態において、さらなる衝突荷重Fが入力されるときは、凹状ビード60の底部すなわち折れ曲がりにより角張った底部62がインナパネル26の本体部32に当接する。このため、その当接部を支点として、上側の接合部42がさらに立ち上がる方向(図8中、矢印Y参照)へ回動するように折り曲げられていく。
したがって、上側の接合部42が入力の負荷方向を横切る向きに変形すなわちコントロールされることにより、上側の接合部42に発生する引張り歪が緩和されることで亀裂の発生を抑制することができる。よって、ルーフサイドレール12を構成する両パネル26,28を超高張力鋼板により形成しながらも、側面衝突時における上側の接合部42の亀裂の発生を抑制することができる。
また、アウタパネル28の本体部32における上壁部32bと上側のフランジ部34とは、平板状に連続して形成されている。したがって、アウタパネル28の本体部32における上壁部32bと上側のフランジ部34との間における折り曲げ工数を削減することができる。
また、ルーフサイドレール12の外側に、ルーフサイドレール12の長手方向に交差するセンタピラー16が設けられ、凹状ビード60は、ルーフサイドレール12とセンタピラー16との交差部分を横切るように形成されている。したがって、ルーフサイドレール12のアウタパネル28において、側面衝突時にセンタピラー16からの衝突荷重Fを受けやすい部位に凹状ビード60が形成されているため、側面衝突時の上側の接合部42の亀裂の発生を効果的に抑制することできる。
[他の技術的事項]
本発明は実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本発明は、ロッカ14(サイドシル)を側部骨格部材とする車体側部構造10にも適用することができる。この場合、ロッカ14の断面形状は、例えば、ルーフサイドレール12の断面形状を上下反転した形状とすればよい。この場合、アウタパネルの本体部における下壁部が本明細書でいう「車体上下方向外側の壁部」に相当し、アウタパネルの本体部における下側のフランジ部が本明細書でいう「車体上下方向外側の壁部」に相当し、下側の接合部が本明細書でいう「車体上下方向外側の接合部」に相当する。
また、凹状ビード60は、側部骨格部材(例えばロッカ14)と、ピラー骨格部材(センタピラー12、フロントピラー18、リヤピラー)との交差部分を横切るように形成してもよい。また、凹状ビード60の断面形状は、半円弧状の他、U字状、V字状、矩形状等でもよい。また、アウタパネル28の本体部32における上壁部32bと上側のフランジ部34とは、平板状に連続して形成する他、例えば従来例(図10参照)のように折れ曲がるように形成してもよい。
10…車体側部構造
12…ルーフサイドレール(側部骨格部材)
16…センタピラー
26…インナパネル
28…アウタパネル
30…開口凹部
32…本体部
34…上側のフランジ部
35…下側のフランジ部
37…本体部
39…上側のフランジ部
40…下側のフランジ部
42…上側の接合部
44…下側の接合部
60…凹状ビード

Claims (4)

  1. 車体幅方向の外側部に配置されかつ車体前後方向に延在する側部骨格部材を備える車体側部構造であって、
    前記側部骨格部材は、閉断面構造を構成するインナパネル及びアウタパネルを備え、
    前記アウタパネルは、車体幅方向内側に開口する開口凹部を形成する断面チャンネル状の本体部及び該本体部の上下両端縁に形成された上下一対のフランジ部を有し、
    前記インナパネルは、前記アウタパネルの開口凹部を閉鎖する本体部及び該本体部の上下両端縁に形成された上下一対のフランジ部を有し、
    前記アウタパネルの上側のフランジ部と前記インナパネルの上側のフランジ部との接合により上側の接合部が形成され、
    前記アウタパネルの下側のフランジ部と前記インナパネルの下側のフランジ部との接合により下側の接合部が形成され、
    前記上側の接合部及び前記下側の接合部のうちの車体上下方向外側の接合部が車体幅方向内方へ向けて指向されている
    車体側部構造において、
    前記アウタパネル及び前記インナパネルは、それぞれ超高張力鋼板により形成され、
    前記アウタパネルの本体部の車体上下方向外側の壁部におけるフランジ部側の部位に、長手方向に延びかつ前記開口凹部の内側へ凹む凹状ビードが形成されている
    ことを特徴とする車体側部構造。
  2. 請求項1に記載の車体側部構造において、
    前記アウタパネルの本体部における車体上下方向外側の壁部とフランジ部とは、平板状に連続して形成されている
    ことを特徴とする車体側部構造。
  3. 請求項1又は2に記載の車体側部構造において、
    前記側部骨格部材の外側に、該側部骨格部材の長手方向に交差するピラー骨格部材が設けられ、
    前記凹状ビードは、前記側部骨格部材と前記ピラー骨格部材との交差部分を横切るように形成されている
    ことを特徴とする車体側部構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の車体側部構造であって、
    前記側部骨格部材は、ルーフサイドレールであることを特徴とする車体側部構造。
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