JP6123564B2 - 車両用ドア構造 - Google Patents

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本発明は、車両用のドア構造に関する。
金属製のドアフレームと金属製のドアアウタパネルと樹脂製のドアインナパネルとを含んでサイドドアが構成され、サイドドア内に設けられたドアベルトライン部材の両端部とドアフレームの下端部とが結合された構造は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−44530号公報
車両本体にドアを取り付けた際、ドアフレームが結合された部位を屈曲させて、車両本体に対するドアフレームの建て付けを調整する。しかしながら、上記構造では、ドアフレームが結合された部位を屈曲させると、ドアベルトライン部材を介してドアインナパネルが破損するおそれがある。このように、ドアフレームの建て付け調整時に、樹脂製とされたドアインナパネルの破損を抑制できるドア構造には、改善の余地がある。
そこで、本発明は、ドアフレームの建て付け調整時に、樹脂製とされたドアインナパネルの破損を抑制できる車両用ドア構造を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の車両用ドア構造は、ドアアウタパネルとでドア本体部を構成する樹脂製のドアインナパネルと、前記ドアインナパネルに結合される結合部を有し、前記ドア本体部の上部側に配置される窓枠を構成する金属製のドアフレームと、前記ドアフレームにおける前記結合部側に形成され、該ドアフレームをドア厚さ方向に屈曲可能にする脆弱部と、を備えたことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、ドアフレームにおける結合部側に、ドアフレームをドア厚さ方向に屈曲可能にする脆弱部が形成されている。したがって、ドアフレームの建て付け調整時には、その脆弱部を支点としてドアフレームが屈曲されるので、樹脂製とされたドアインナパネルの破損(割れや亀裂の発生)が抑制される。
また、請求項2に記載の車両用ドア構造は、請求項1に記載の車両用ドア構造であって、前記結合部は、前記ドアフレームと一体成形されていることを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、結合部が、ドアフレームと一体成形されている。したがって、部品点数を増加させることなく、ドアフレームの建て付け調整が可能となる。
また、請求項3に記載の車両用ドア構造は、請求項1に記載の車両用ドア構造であって、前記結合部は、前記ドアフレームに接合された金属製の連結部材に形成されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、結合部が、ドアフレームに接合された金属製の連結部材に形成されている。つまり、脆弱部が、連結部材に形成されている。したがって、脆弱部が、ドアフレームに形成される場合に比べて、容易に形成される。
また、請求項4に記載の車両用ドア構造は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用ドア構造であって、前記脆弱部は、前記結合部に隣接して形成されていることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、脆弱部が、結合部に隣接して形成されている。したがって、ドアフレームの建て付け調整時には、その脆弱部を支点として、ドアフレームが効率よく屈曲される。
以上、説明したように、請求項1に係る発明によれば、ドアフレームの建て付け調整時に、樹脂製とされたドアインナパネルの破損を抑制することができる。
請求項2に係る発明によれば、部品点数を増加させることなく、ドアフレームの建て付け調整をすることができる。
請求項3に係る発明によれば、脆弱部を容易に形成することができる。
請求項4に係る発明によれば、ドアフレームの建て付け調整時に、ドアフレームを効率よく屈曲させることができる。
第1実施形態に係る車両用ドア構造を示す斜視図である。 (A)第1実施形態に係る車両用ドア構造のドアフレーム建て付け調整前の状態を示す図1のX−X線矢視断面図である。(B)第1実施形態に係る車両用ドア構造のドアフレーム建て付け調整後の状態を示す図1のX−X線矢視断面図である。 第1実施形態に係る車両用ドア構造の脆弱部の変形例を示す図2(A)に相当する断面図である。 第1実施形態に係る車両用ドア構造の脆弱部の変形例を示す図2(A)に相当する断面図である。 (A)第2実施形態に係る車両用ドア構造のドアフレーム建て付け調整前の状態を示す図1のX−X線矢視断面図である。(B)第2実施形態に係る車両用ドア構造のドアフレーム建て付け調整後の状態を示す図1のX−X線矢視断面図である。 第2実施形態に係る車両用ドア構造の脆弱部の変形例を示す図5(A)に相当する断面図である。 第2実施形態に係る車両用ドア構造の脆弱部の変形例を示す図5(A)に相当する断面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPをドア上方向、矢印FRをドア前方向、矢印OUTをドア厚さ方向外側とする。また、以下の説明で、特記することなく上下、前後、内外の方向を記載した場合は、ドア上下方向の上下、ドア前後方向の前後、ドア厚さ方向の内外を示すものとする。
<第1実施形態>
まず、第1実施形態について説明する。図1に示されるように、第1実施形態に係る車両用ドア構造10は、ドア厚さ方向外側に設けられた金属製のドアアウタパネル(図示省略)と、ドア厚さ方向内側に設けられ、ドアアウタパネルとで閉断面形状のドア本体部12を構成する繊維強化樹脂製(FRP製)、例えば炭素繊維強化樹脂製(CFRP製)のドアインナパネル16と、を備えている。
また、ドア本体部12の閉断面内には、ドア前後方向に延在するインパクトビーム14が配置されており、その長手方向両端部が、ブラケット18を介してドアインナパネル16に接合されている。そして、ドア本体部12の上部側には、窓枠を構成する金属製のドアフレーム20が配置されている。
ドアフレーム20は、ドア厚さ方向から見て、ドア本体部12の前端上部からドア上方後側へ曲線状に延在する前フレーム22と、ドア本体部12の後端上部からドア上方側へ直線状に延在する後フレーム24と、を有する枠状に形成されている。そして、前フレーム22の下端部及び後フレーム24の下端部が、それぞれドアインナパネル16のドア厚さ方向外側を向く外面に接着剤G(図2参照)によって接合(結合)されている。
つまり、前フレーム22の下端部及び後フレーム24の下端部が、それぞれドアインナパネル16に対して結合される結合部26とされており、ドアインナパネル16の外面に接合される各結合部26の内面が結合面26Aとされている(図2参照)。なお、前フレーム22及び後フレーム24における各結合部26側の構成は略同一であるため、以下においては、主に後フレーム24の結合部26側を例に採って説明する。
図1、図2に示されるように、後フレーム24の結合部26側には、ドアフレーム20をドア厚さ方向内側へ屈曲可能にする脆弱部30が形成されている。この脆弱部30は、ドア前後方向から見た正面視で、後フレーム24の結合部26側が円弧状に屈曲成形されることで構成されており、ドア厚さ方向内側を向く内面には、ドア前後方向に延在する円弧状の凹溝部32が形成され、ドア厚さ方向外側を向く外面には、ドア前後方向に延在する円弧状の突条部34が形成されている。
そして、この脆弱部30(凹溝部32及び突条部34)は、図2(A)に示されるように、ドア厚さ方向から見た側面視で、後フレーム24の結合部26(結合面26A)に隣接した部位に形成されている。詳細には、この脆弱部30は、ドア厚さ方向から見た側面視で、突条部34における下辺縁部34Aが、ドアインナパネル16の上端面16Aと同一高さ位置か、それよりも若干上方位置になるように、後フレーム24の適宜部位に形成されている。
これにより、図示しない車両本体にドア本体部12を取り付けて、車両本体に対してドアフレーム20を建て付け調整するときに、図2(B)に示されるように、結合部26よりも上側の後フレーム24が、後フレーム24に形成された脆弱部30(凹溝部32)を支点として、ドア厚さ方向内側へ屈曲可能になる構成である。
なお、前フレーム22の結合部26側にも、同様の脆弱部30(凹溝部32及び突条部34)が形成されており、ドアフレーム20(結合部26よりも上側の前フレーム22及び後フレーム24)は、前フレーム22及び後フレーム24に形成された各脆弱部30(凹溝部32)を支点として、ドア厚さ方向内側へ屈曲されることにより、建て付け調整されるようになっている。
以上のような構成とされた第1実施形態に係る車両用ドア構造10において、次にその作用について説明する。
車両本体にドア本体部12を取り付けた際、車両本体に対するドアフレーム20の建て付けを調整する。すなわち、ドアフレーム20をドア厚さ方向内側へ押圧して、車両本体に対するドアフレーム20の位置を調整する。ここで、前フレーム22及び後フレーム24の各結合部26側には、脆弱部30としての凹溝部32が形成されている。
したがって、ドアフレーム20(前フレーム22及び後フレーム24)をドア厚さ方向内側へ押圧した(荷重を加えた)ときには、図2(B)に示されるように、各凹溝部32を支点として、各凹溝部32よりも上側の前フレーム22及び後フレーム24がドア厚さ方向内側へ効率よく屈曲(塑性変形)し、その荷重(押圧力に対する反力)が各凹溝部32よりも下側の各結合部26に伝達され難いように吸収される。
よって、凹溝部32よりも下側の各結合部26に対して入力される荷重(押圧力に対する反力)が低減され、各結合部26が接合されたドアインナパネル16に対して入力される荷重(押圧力に対する反力)が低減される。これにより、ドアフレーム20の建て付け調整時におけるドアインナパネル16の破損(割れや亀裂の発生)を抑制又は防止することができる。
なお、第1実施形態に係る車両用ドア構造10では、脆弱部30が、前フレーム22及び後フレーム24の各結合部26側にそれぞれ一体に形成されているため、部品点数を増加させることなく、ドアフレーム20(前フレーム22及び後フレーム24)の建て付け調整が可能となる利点がある。
また、車両の高速走行時には、車内に比べて車外が負圧になるため、ドアフレーム20に対して、ドア厚さ方向外側へ向かう荷重が加えられる。したがって、これに対応するため、図3(A)に示されるように、脆弱部30としての凹溝部32を、前フレーム22及び後フレーム24の各結合部26側における外面に形成するようにしてもよい。
これによれば、ドアフレーム20(凹溝部32よりも上側の前フレーム22及び後フレーム24)は、凹溝部32を支点として、ドア厚さ方向外側へ屈曲(塑性変形)され易くなるので、ドア厚さ方向外側へ向かう荷重が、凹溝部32よりも下側の各結合部26に伝達され難いように吸収される。よって、車両の高速走行時におけるドアインナパネル16の破損(割れや亀裂の発生)も抑制又は防止することができる。
また、ドアフレーム20の建て付け調整時と車両の高速走行時との両方に対応できるように、脆弱部30を構成するようにしてもよい。すなわち、図3(B)に示されるように、前フレーム22及び後フレーム24の各結合部26側における内面及び外面の両方に、脆弱部30としての凹溝部32を連続して形成するように(ドア前後方向から見た正面視で略「S」字状となるように)してもよい。
更に、脆弱部30は、ドア前後方向から見た正面視で円弧状とされた凹溝部32に限定されるものではない。例えば図4に示されるように、結合部26の一部の板厚を薄くして薄板部36とし、その薄板部36を脆弱部30とするようにしてもよい。なお、図示の薄板部36の上下両側には、薄板部36の平面に対して、所定の角度で傾斜するテーパー面38が形成されているが、テーパー面38ではなく、垂直面(図示省略)が形成されていてもよい。
また、この薄板部36は、ドア厚さ方向から見た側面視で、後フレームの結合部26(結合面26A)に隣接した部位に形成されている。詳細には、この薄板部36は、ドア厚さ方向から見た側面視で、薄板部36の下辺縁部36Aから連続して形成されているテーパー面38の下辺縁部38Aが、ドアインナパネル16の上端面16Aと同一高さ位置か、それよりも若干上方位置になるように、後フレーム24の適宜部位に形成されている。
これにより、図示しない車両本体にドア本体部12を取り付けて、車両本体に対してドアフレーム20を建て付け調整するときに、結合部26よりも上側の後フレーム24が、後フレーム24に形成された脆弱部30(薄板部36)を支点として、ドア厚さ方向内側へ屈曲可能になる構成である。
なお、図4(A)に示される脆弱部30としての薄板部36は、ドアフレーム20の建て付け調整時に対応できるようになっており、図4(B)に示される脆弱部30としての薄板部36は、車両の高速走行時に対応できるようになっている。そして、図4(C)に示される脆弱部30としての薄板部36は、ドアフレーム20の建て付け調整時と車両の高速走行時との両方に対応できるようになっている。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について説明する。なお、上記第1実施形態と同等の部位には同じ符号を付して詳細な説明(共通する作用も含む)は適宜省略する。
図5に示されるように、第2実施形態に係る車両用ドア構造10では、ドアフレーム20を構成する前フレーム22及び後フレーム24の各下端部が、ドアインナパネル16に直接接合されているのではなく、前フレーム22及び後フレーム24の各下端部が、前フレーム22及び後フレーム24の一部として把握される金属製の連結部材28を介して、ドアインナパネル16に一体的に連結されている。
なお、前フレーム22とドアインナパネル16とを連結する連結部材28の構成と、後フレーム24とドアインナパネル16とを連結する連結部材28の構成は、略同一であるため、以下においては、主に後フレーム24とドアインナパネル16とを連結する連結部材28を例に採って説明する。
後フレーム24とドアインナパネル16とを連結する連結部材28は、ドア厚さ方向から見た側面視で、後フレーム24と略同じ幅に形成されており、図5(A)に示されるように、ドア前後方向から見た正面視で、後フレーム24と略同じ板厚に形成されている。そして、連結部材28の上端部(一端部)は、後フレーム24の下端部に溶接Wによって接合され、連結部材28の下端部(他端部)は、ドアインナパネル16の外面に接着剤Gによって接合されている。つまり、連結部材28の下端部が結合部26とされている。
また、連結部材28には、ドアフレーム20をドア厚さ方向内側へ屈曲可能にする脆弱部30が形成されている。この脆弱部30は、ドア前後方向から見た正面視で、連結部材28の上下方向略中央部が円弧状に屈曲成形されることで構成されており、連結部材28のドア厚さ方向内側を向く内面には、ドア前後方向に延在する円弧状の凹溝部32が形成され、連結部材28のドア厚さ方向外側を向く外面には、ドア前後方向に延在する円弧状の突条部34が形成されている。
そして、この脆弱部30(凹溝部32及び突条部34)は、図5(A)に示されるように、ドア厚さ方向から見た側面視で、連結部材28のドアインナパネル16に対する結合面28A(結合部26)に隣接した部位に形成されている。詳細には、この脆弱部30は、ドア厚さ方向から見た側面視で、突条部34における下辺縁部34Aが、ドアインナパネル16の上端面16Aと同一高さ位置か、それよりも若干上方位置になるように、連結部材28の適宜部位(上下方向略中央部)に形成されている。
なお、後フレーム24の下端部は、連結部材28の上端部で、かつ連結部材28の脆弱部30を支点とした屈曲(塑性変形)を妨げない適宜部位に接合されている。このような構成とされた第2実施形態に係る車両用ドア構造10でも、上記第1実施形態に係る車両用ドア構造10と同等の作用効果が得られる。
すなわち、ドアフレーム20をドア厚さ方向内側へ押圧して(荷重を加えて)、車両本体に対するドアフレーム20の建て付けを調整したときには、図5(B)に示されるように、各凹溝部32を支点として、各連結部材28の上下方向略中央部がドア厚さ方向内側へ効率よく屈曲(塑性変形)し、その荷重(押圧力に対する反力)が各凹溝部32よりも下側の各連結部材28(各結合部26)に伝達され難いように吸収される。
よって、凹溝部32よりも下側の各連結部材28(各結合部26)に対して入力される荷重(押圧力に対する反力)が低減され、各連結部材28における各結合部26が接合されたドアインナパネル16に対して入力される荷重(押圧力に対する反力)が低減される。これにより、ドアフレーム20の建て付け調整時におけるドアインナパネル16の破損(割れや亀裂の発生)を抑制又は防止することができる。
なお、第2実施形態に係る車両用ドア構造10では、脆弱部30が、ドアフレーム20(前フレーム22及び後フレーム24)に直接形成されているのではなく、前フレーム22及び後フレーム24の各下端部に一体的に接合された各連結部材28に形成されているため、ドアフレーム20(前フレーム22及び後フレーム24)に直接形成する場合に比べて、容易に形成することができる利点がある。
また、この第2実施形態に係る車両用ドア構造10でも、図6(A)に示されるように、脆弱部30としての凹溝部32を、各連結部材28における外面に形成して、車両の高速走行時に対応できるようにしてもよい。そして、ドアフレーム20の建て付け調整時と車両の高速走行時との両方に対応できるように、各連結部材28における内面及び外面の両方に、図6(B)に示されるように、脆弱部30としての凹溝部32を連続して形成するように(ドア前後方向から見た正面視で略「S」字状となるように)してもよい。
更に、脆弱部30は、図7に示されるように、連結部材28の一部の板厚を薄くして薄板部36とし、その薄板部36を脆弱部30とするようにしてもよい。この薄板部36は、ドア厚さ方向から見た側面視で、連結部材28のドアインナパネル16に対する結合面28A(結合部26)に隣接した部位に形成されている。
詳細には、この薄板部36は、ドア厚さ方向から見た側面視で、薄板部36の下辺縁部36Aから連続して形成されているテーパー面38の下辺縁部38Aが、ドアインナパネル16の上端面16Aと同一高さ位置か、それよりも若干上方位置になるように、連結部材28の適宜部位(上下方向略中央部)に形成されている。
なお、図7(A)に示される脆弱部30としての薄板部36は、ドアフレーム20の建て付け調整時に対応できるようになっており、図7(B)に示される脆弱部30としての薄板部36は、車両の高速走行時に対応できるようになっている。そして、図7(C)に示される脆弱部30としての薄板部36は、ドアフレーム20の建て付け調整時と車両の高速走行時との両方に対応できるようになっている。
以上、本実施形態に係る車両用ドア構造10について、図面を基に説明したが、本実施形態に係る車両用ドア構造10は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、脆弱部30は、ドアフレーム20や連結部材28の各結合部26に近接した部位に形成されてもよく、凹溝部32の表裏反対側に突条部34が形成されない構成とされてもよい。また、脆弱部30の形状は、図示の凹溝部32や薄板部36に限定されるものでもない。
10 車両用ドア構造
12 ドア本体部
16 ドアインナパネル
20 ドアフレーム
26 結合部
26A 結合面
28 連結部材
28A 結合面
30 脆弱部

Claims (4)

  1. ドアアウタパネルとでドア本体部を構成する樹脂製のドアインナパネルと、
    前記ドアインナパネルに結合される結合部を有し、前記ドア本体部の上部側に配置される窓枠を構成する金属製のドアフレームと、
    前記ドアフレームにおける前記結合部側に形成され、該ドアフレームをドア厚さ方向に屈曲可能にする脆弱部と、
    を備えた車両用ドア構造。
  2. 前記結合部は、前記ドアフレームと一体成形されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドア構造。
  3. 前記結合部は、前記ドアフレームに接合された金属製の連結部材に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドア構造。
  4. 前記脆弱部は、前記結合部に隣接して形成されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の車両用ドア構造。
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